JP2000140892A - 畜産動物の排泄物処理装置 - Google Patents

畜産動物の排泄物処理装置

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JP2000140892A
JP2000140892A JP2280099A JP2280099A JP2000140892A JP 2000140892 A JP2000140892 A JP 2000140892A JP 2280099 A JP2280099 A JP 2280099A JP 2280099 A JP2280099 A JP 2280099A JP 2000140892 A JP2000140892 A JP 2000140892A
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shaped
tube
liquid manure
liquid
chimney
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Haruji Ajita
春次 味田
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NISSO PLANT KENSETSU KK
SHINTO ECO TECHNO KK
ZEORA CHEMICAL KK
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NISSO PLANT KENSETSU KK
SHINTO ECO TECHNO KK
ZEORA CHEMICAL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曝気により液体糞尿が処理槽内を循環すると
共に、泡が発生する位置にて消泡でき、しかも、処理槽
内の不溶性固形物を簡単に取り出すことができる畜産動
物の排泄物の処理装置を提供する。 【解決手段】 畜産動物の液体糞尿2を発酵処理する筒
状竪型処理槽1からなる畜産動物の排泄物処理装置であ
って、処理槽1内の下部3近傍には曝気ポンプ6が配設
され、処理槽1内の中央部には煙突状筒管11が鉛直に立
設され、泡ガイド筒管13が煙突状筒管11を囲んで液面下
方位置まで延出して設けられ、泡ガイド筒管13の上端開
口部13a には消泡装置16が連結されて該消泡装置16はプ
ロペラ14を備えた消泡機23とリング状回廊26とからな
り、リング状回廊26の一方側には洗浄液流入口27が設け
られていると共に他方側には排出溝28が設けられて泡ガ
イド筒管13の上端開口部13a に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畜産動物の液体糞
尿を曝気して光合成細菌により発酵処理する処理槽から
なる畜産動物の排泄物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、従来の処理槽は鉄筋コンク
リートにより矩形に形成されて処理槽内に配設された曝
気ポンプで液体糞尿を曝気し、液面全体に発生した泡を
吸引して消泡している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の畜
産動物の排泄物処理装置では、処理槽が矩形であるため
ムラなく曝気することができないという問題点があっ
た。また、発生した泡が液面全体に広がるため泡を完全
に消泡することができないという問題点があった。さら
に、処理槽の底に溜まった砂利等の不溶性固形物を取り
除くためには処理槽を空にして作業者が中に入って作業
しなければならならず、メンテナンスに多大な労力を費
やすという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、曝気により液体糞尿が
処理槽内を循環すると共に、泡が発生する位置にて消泡
でき、しかも、処理槽内の不溶性固形物を簡単に取り出
すことができる新規技術手段を提供することを技術的課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。
【0006】即ち、本発明に係る畜産動物の排泄物処理
装置は、畜産動物の液体糞尿2を曝気して光合成細菌に
より発酵処理するホッパー状下部3を有する筒状竪型処
理槽1からなる畜産動物の排泄物処理装置であって、前
記処理槽1内の下部3近傍には噴射口4aを中央部まで伸
ばして位置付けられているL字形上向き噴射器4と処理
槽1の底3a近傍まで伸ばして位置付けられている液体糞
尿吸込口5とを設けた曝気ポンプ6が配設されており、
曝気ポンプ6には外気を取り入れる吸気管7が接続され
ており、処理槽1内の中央部には噴射器4の噴射口4aを
下端部11a にて外包している煙突状筒管11が鉛直に立設
されており、煙突状筒管11の上端部11bは処理槽1に満
たされる液体糞尿2の液面から突き出す位置に位置付け
られていると共に上端部11b には間隙を有して泡を発生
させる陣笠状覆い12が取り付けられており、処理槽1の
上部9中央は開口しており、該開口部9aには泡を上方へ
導く泡ガイド筒管13が当該開口部から煙突状筒管11を囲
んで液面下方位置まで延出して設けられており、泡ガイ
ド筒管13の上端開口部13a にはプロペラ14の打撃により
泡を叩き潰してスラリー状処理物15にする消泡装置16が
連結されており、当該消泡装置16はプロペラ14を備えた
消泡機23と上端開口部13a 側に設けられた円形内壁24及
び消泡機23側に設けられた外壁25により形成されてプロ
ペラ14を囲んでいるリング状回廊26とからなり、リング
状回廊26の一方側にはリング状回廊26内に溜まるスラリ
ー状処理物15を洗い流す洗浄液流入口27が設けられてい
ると共に他方側には排出溝28が設けられており、当該消
泡装置16が排出溝28側に向かって傾斜させて泡ガイド筒
管13の上端開口部13a に取り付けられているものであ
る。
【0007】また、本発明に係る畜産動物の排泄物処理
装置は、畜産動物の液体糞尿2を曝気して光合成細菌に
より発酵処理するホッパー状下部3を有する筒状竪型処
理槽1からなる畜産動物の排泄物処理装置であって、前
記処理槽1内の下部3近傍には噴射口4aを中央部まで伸
ばして位置付けられているL字形上向き噴射器4と処理
槽1の底3a近傍まで伸ばして位置付けられている液体糞
尿吸込口5とを設けた曝気ポンプ6が配設されており、
曝気ポンプ6には外気を取り入れる吸気管7が接続され
ており、処理槽1内の中央部には煙突状筒管11が鉛直に
立設されて該煙突状筒管11の下端部11a 下方には前記噴
射器4の噴射口4aが上向きに臨んでおり、煙突状筒管11
の上端部11b は処理槽1に満たされる液体糞尿2の液面
から突き出す位置に位置付けられていると共に上端部11
b には間隙を有して泡を発生させる陣笠状覆い12が取り
付けられており、処理槽1の上部9中央は開口してお
り、該開口部9aには泡を上方へ導く泡ガイド筒管13が当
該開口部から煙突状筒管11を囲んで液面下方位置まで延
出して設けられており、泡ガイド筒管13の上端開口部13
a にはプロペラ14の打撃により泡を叩き潰してスラリー
状処理物15にする消泡装置16が連結されており、当該消
泡装置16はプロペラ14を備えた消泡機23と上端開口部13
a 側に設けられた円形内壁24及び消泡機23側に設けられ
た外壁25により形成されてプロペラ14を囲んでいるリン
グ状回廊26とからなり、リング状回廊26の一方側にはリ
ング状回廊26内に溜まるスラリー状処理物15を洗い流す
洗浄液流入口27が設けられていると共に他方側には排出
溝28が設けられており、当該消泡装置16が排出溝28側に
向かって傾斜させて泡ガイド筒管13の上端開口部13a に
取り付けられているものである。
【0008】また、本発明は、前記畜産動物の排泄物処
理装置において、煙突状筒管11及び泡ガイド筒管13に
は、液体糞尿2が通過できる穴が複数形成されているも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0010】実施の形態1.
【0011】図1は本発明に係る畜産動物の排泄物処理
装置の縦断面側面図、図2は図1に示す消泡装置を図示
した縦断面側面図、図3は図2に示す消泡装置のA−
A’線断面図であり、これらの図において、1は畜産動
物から排泄された糞尿や該糞尿が付着した藁及びおが屑
等の敷料等から固形分を分離して得た液体糞尿2を曝気
すると共に、光合成細菌により発酵処理する円筒形竪型
処理槽(以下、単に「処理槽」という。)であり、処理
槽1の下部3はホッパー状に形成されている。
【0012】処理槽1内の下部3近傍には、噴射口4aを
中央部まで伸ばして位置付けされているL字形上向き噴
射器4と処理槽1の底3a近傍まで伸ばして位置付けされ
ている液体糞尿吸込口5とを設けた曝気ポンプ6が配設
され、曝気ポンプ6には外気を取り入れる吸気管7が接
続され、吸気管7の吸気口8は処理槽1の上部9から突
出して設けられている。そして、曝気ポンプ6の噴射器
4には他端を処理槽1の近傍に設置された曝気ブロア
(図示せず。)に接続した曝気用エア管10が連結されて
いる。
【0013】処理槽1内の中央部には、噴射器4の噴射
口4aを下端部11a にて外包している煙突状エアーリフト
管(煙突状筒管)11が鉛直に立設され、エアーリフト管
11の上端部11b は処理槽1に満たされる液体糞尿2の液
面から突き出す位置に位置付けられており、該上端部11
b には隙間を有して泡を発生させる陣笠状覆い12が取り
付けられている。また、処理槽1の上部9中央は開口し
ており、該開口部9aには泡を上方へ導く円筒状センター
ウエル(泡ガイド筒管)13が当該開口部9aからエアーリ
フト管11を囲んで液面下方位置まで延出して設けられて
いる。また、センターウエル13の上端開口部13a は截頭
円錐状に形成されており、当該開口部13a には、プロペ
ラ14の打撃により泡を叩き潰してスラリー状処理物15に
する消泡装置16が連結されている。
【0014】処理槽1の上部9には、光合成細菌体を処
理槽1に投入するための投入口17が設けられていると共
に、液体糞尿2を処理槽1に送り込む流入管18が処理槽
1内に貫通させて連結されている。
【0015】処理槽1の下部3近傍には、他端を液体糞
尿2を一次溜めておく分離液貯留槽(図示せず。)に接
続したオーバーフロー管19と処理槽1で生成された発酵
処理液20である上澄み液を取り出す流出管21とがそれぞ
れ当該処理槽1を貫通して連結され、処理槽1内で上方
に伸び、オーバーフロー管19においては先端のフロー口
19a を前記エアーリフト管11の上端部11b に届かない高
さに位置付けられ、流出管21においては先端の流出口21
a を前記フロー口19a が位置付けられた高さに対して2
/3の高さに位置付けられている。さらに、処理槽1の
底3aには、処理槽1に溜まった砂や砂利等の沈殿物を取
り出す取出口22が設けられている。
【0016】消泡装置16は、図2及び図3に示すよう
に、プロペラ14を備えた消泡機23とセンターウエル13の
上端開口部13a 側に設けられた円形内壁24及び消泡機23
側に設けられた円形外壁25により形成されてプロペラ14
を囲んでいるリング状回廊26とからなり、前記円形内壁
23はプロペラ14を外周しており、前記円形外壁25は円形
内壁24を遠巻きに外周している。そして、リング状回廊
26の一方側にはリング状回廊26内に溜まるスラリー状処
理物15を洗い流す洗浄液流入口27が設けられ、他方側に
は排出溝28が形成されている。そして、消泡装置16は排
出溝28側に向かって傾斜させてセンターウエル13の上端
開口部13a に取り付けられている。
【0017】なお、29は排出溝28の排出口、30は排出口
29に連結された、スラリー状処理物15を送り出す排水シ
ュート管、31はセンターウエル13内を洗浄するための洗
浄口である。
【0018】次に、液体糞尿2の流れについて説明す
る。
【0019】先ず、糞尿や該糞尿が付着した藁及びおが
屑等の敷料等から固形分を分離する固液分離機(図示せ
ず。)で分離された液体糞尿2は流入管18を通って処理
槽1に注ぎ込まれる。オーバーフロー管19のフロー口19
a を越えて液体糞尿2が注ぎ込まれると、溢れた液体糞
尿2はフロー口19a からオーバーフロー管19を通って液
体糞尿2を一次溜めておく分離液貯留槽に送り込まれ
る。このとき流出管21は閉じられている。液体糞尿2が
フロー口19a まで満たされた後、流入管18は閉じられ、
投入口17から凍結光合成細菌体が投入される。
【0020】続いて、曝気ポンプ6が駆動され、処理槽
1内の液体糞尿2が吸込口5から吸い上げられ、夏場に
おいては吸気口8から取り入れられた外気と混合されて
噴射器4からエアーリフト管11内に噴射される。また、
冬場においては吸気口8は閉じられ、処理槽1の近傍に
設置された曝気ブロア(図示せず。)から圧縮熱風がエ
ア管10を通って噴射器4に送られ、液体糞尿2は熱風と
混ざり合って温められた状態でエアーリフト管11内に噴
射される。曝気ポンプ6の曝気により空気と共に攪拌さ
れた液体糞尿2は好気発酵されながら気泡混合状態でエ
アーリフト管11内を上昇し、エアーリフト管11の上端部
11b から吹き上げられて泡発生用の陣笠状覆い12に衝突
してさらに発泡する。
【0021】覆い12に衝突して発生した泡は消泡機23の
プロペラ14の回転により吸引され、截頭円錐状に形成さ
れて狭くなった上端開口部13a で加速されて消泡装置16
の回廊26に送り込まれる際に、プロペラ14により叩き潰
され、さらに、外壁25と内壁24とに衝突して叩きつけら
れてスラリー状処理物15となり回廊26に溜まる。回廊26
に溜まったスラリー状処理物15は流入口27より送り込ま
れた洗浄液と共に傾斜した回廊26を通って排出溝28へ流
れ出して排水シュート管30へ流れ落ちる。
【0022】一方、好気発酵されながら気泡混合状態で
エアーリフト管11内を上昇した大半の液体糞尿2はセン
ターウエル13内を下降し、吸込口5へ吸い込まれる液体
糞尿2の流れによってできた液流に乗って処理槽1の下
部3へ下降し、再び、吸込口5から吸い上げられてエア
ーリフト管11内に噴射される。
【0023】所望時間繰り返された後、流出管21が開け
られ、フロー口19a の水位から流出口21a までの水位に
ある上澄み液である発酵処理液21が流出管21を通って排
出される。
【0024】流出口21a の位置の水位となった処理槽1
には流入管18から再び液体糞尿2が補充されて発酵処理
が繰り返される。
【0025】本発明においては、処理槽1をホッパー状
下部3を有する円筒形竪型に形成し、処理槽1内の中央
部に、曝気エアーを上昇させるエアーリフト管11と該エ
アーリフト管11を囲んで液面下まで延びたセンターウエ
ル13とを設けたので、センターウエル13内に泡を発生さ
せることができるから、泡が処理槽1の液面全体に広が
ることがなく、効率よく消泡することができ、液体糞尿
2を吸引する吸込口5をホッパー状下部3に位置付けて
処理槽1の中央部では上向きに液流を起こしていると共
に、吸込口5へ吸い込まれる液体糞尿2により下向きの
液流を起こしているから、処理槽1内の液体糞尿2が淀
むことなくホッパー状下部3に集まり、均一な発酵処理
を行うことができる。
【0026】また、発生した泡はプロペラ14により叩き
潰されると共に、回廊26の内壁24と外壁25に衝突するこ
とでも潰されるので、泡の残らないスラリー処理物15と
なり、さらに、消泡装置16は排出溝28側に向かって傾斜
させてセンターウエル13の上端開口部13a に設けられて
いるので、スラリー状処理物15が泡により回廊26に付着
することなく洗浄液で洗い流されて排出される。
【0027】さらに、液体糞尿2内の不溶性固形物はホ
ッパー状下部3に集中して溜まるので、取出口22から容
易に取り出すことができる。
【0028】なお、処理槽1はステンレス製とすればよ
い。
【0029】実施の形態2.
【0030】本実施の形態は、前記実施の形態1の変形
例であり、図4は本発明に係る畜産動物の排泄物処理装
置の煙突状筒管及び泡ガイド筒管を図示した縦断面側面
図である。
【0031】本図において、図1〜図3と同一符号は同
一又は相当部分を示し、32は流出口21a の位置の深さま
でのエアーリフト管(煙突状筒管)11の筒周囲全体に千
鳥状に形成された、液体糞尿2が通過できる長穴、33は
流出口21a の位置の深さまでのセンターウェル(泡ガイ
ド筒管)13の筒周囲全体に千鳥状に形成された、液体糞
尿2が通過できる長穴であり、エアーリフト管11の下端
部11a はラッパ状に広がっており、当該下端部11a 下方
には噴射器4の噴射口4aが上向きに間隔を設けて臨んで
いる。
【0032】本実施の形態では、エアーリフト管11に長
穴32を設け、センターウェル13に長穴33を設けたので、
曝気ポンプ6の曝気によりエアーリフト管11内の液体糞
尿2の液面が下がってもセンターウェル13内の液体糞尿
2が長穴32を通ってエアーリフト管11内に補充され、セ
ンターウェル13内へは長穴33を通って液体糞尿2が補充
されるから、液体糞尿2がさらに効率よく好気発酵され
る。
【0033】また、噴射器4の噴射口4aはエアーリフト
管11の下端部11a から離して該下端部11a に位置付けら
れているので、下端部11a からも効率よくエアーリフト
管11内へ液体糞尿2が送り込まれる。
【0034】なお、エアーリフト管11及びセンターウェ
ル13に設ける穴は、液体糞尿2が通過できる形状であれ
ばよいから、丸穴であってもよい。また、前記穴はラン
ダムに形成してもよい。さらに、エアーリフト管11及び
センターウェル13の形状は円筒状であっても、多角形の
筒状であってもよい。多角形の筒状とする場合は、泡や
液体糞尿が通る通路をより広くするために、円筒に近い
多角形とするのが好ましい。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、液
体糞尿を均一に発酵処理することができると共に、発生
した泡を効率よく消泡することができ、また、スラリー
状処理物が排泄物処理装置に溜まることなく排出され、
さらに、処理槽内の不溶性固形物は簡単に取り出すこと
ができるから、メンテナンスが容易な畜産動物の排泄物
処理装置を提供することができる。
【0036】従って、本発明の産業上利用性は非常に高
いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る畜産動物の排泄物処理装置の縦断
面側面図である。
【図2】図1に示す消泡装置を図示した縦断面側面図で
ある。
【図3】図2に示す消泡装置のA−A’線断面図であ
る。
【図4】本発明に係る畜産動物の排泄物処理装置の煙突
状筒管及び泡ガイド筒管を図示した縦断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒形竪型処理槽 2 液体糞尿 3 ホッパー状下部 4 噴射器 5 吸込口 6 曝気ポンプ 7 吸気管 11 煙突状エアーリフト管 12 陣笠状覆い 13 円筒状センターウエル 14 プロペラ 15 スラリー状処理物 16 消泡装置 23 消泡機 24 円形内壁 25 円形外壁 26 リング状回廊 27 洗浄液流入口 28 排出溝 32,33 長穴
フロントページの続き (72)発明者 味田 春次 福島県岩瀬郡岩瀬村大字畑田字みどりが丘 2番地 Fターム(参考) 2B101 AA01 CB03 4D011 AA06 AD03 BA02 BA03 4D059 AA01 BA06 BA08 BA22 BA25 BA48 BA56 BJ12 BK05 BK30 CB12 CB13 CB30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜産動物の液体糞尿2を曝気して光合成
    細菌により発酵処理するホッパー状下部3を有する筒状
    竪型処理槽1からなる畜産動物の排泄物処理装置であっ
    て、前記処理槽1内の下部3近傍には噴射口4aを中央部
    まで伸ばして位置付けられているL字形上向き噴射器4
    と処理槽1の底3a近傍まで伸ばして位置付けられている
    液体糞尿吸込口5とを設けた曝気ポンプ6が配設されて
    おり、曝気ポンプ6には外気を取り入れる吸気管7が接
    続されており、処理槽1内の中央部には噴射器4の噴射
    口4aを下端部11a にて外包している煙突状筒管11が鉛直
    に立設されており、煙突状筒管11の上端部11b は処理槽
    1に満たされる液体糞尿2の液面から突き出す位置に位
    置付けられていると共に上端部11b には間隙を有して泡
    を発生させる陣笠状覆い12が取り付けられており、処理
    槽1の上部9中央は開口しており、該開口部9aには泡を
    上方へ導く泡ガイド筒管13が当該開口部から煙突状筒管
    11を囲んで液面下方位置まで延出して設けられており、
    泡ガイド筒管13の上端開口部13a にはプロペラ14の打撃
    により泡を叩き潰してスラリー状処理物15にする消泡装
    置16が連結されており、当該消泡装置16はプロペラ14を
    備えた消泡機23と上端開口部13a 側に設けられた円形内
    壁24及び消泡機23側に設けられた外壁25により形成され
    てプロペラ14を囲んでいるリング状回廊26とからなり、
    リング状回廊26の一方側にはリング状回廊26内に溜まる
    スラリー状処理物15を洗い流す洗浄液流入口27が設けら
    れていると共に他方側には排出溝28が設けられており、
    当該消泡装置16が排出溝28側に向かって傾斜させて泡ガ
    イド筒管13の上端開口部13a に取り付けられていること
    を特徴とする畜産動物の排泄物処理装置。
  2. 【請求項2】 畜産動物の液体糞尿2を曝気して光合成
    細菌により発酵処理するホッパー状下部3を有する筒状
    竪型処理槽1からなる畜産動物の排泄物処理装置であっ
    て、前記処理槽1内の下部3近傍には噴射口4aを中央部
    まで伸ばして位置付けられているL字形上向き噴射器4
    と処理槽1の底3a近傍まで伸ばして位置付けられている
    液体糞尿吸込口5とを設けた曝気ポンプ6が配設されて
    おり、曝気ポンプ6には外気を取り入れる吸気管7が接
    続されており、処理槽1内の中央部には煙突状筒管11が
    鉛直に立設されて該煙突状筒管11の下端部11a 下方には
    前記噴射器4の噴射口4aが上向きに臨んでおり、煙突状
    筒管11の上端部11b は処理槽1に満たされる液体糞尿2
    の液面から突き出す位置に位置付けられていると共に上
    端部11b には間隙を有して泡を発生させる陣笠状覆い12
    が取り付けられており、処理槽1の上部9中央は開口し
    ており、該開口部9aには泡を上方へ導く泡ガイド筒管13
    が当該開口部から煙突状筒管11を囲んで液面下方位置ま
    で延出して設けられており、泡ガイド筒管13の上端開口
    部13a にはプロペラ14の打撃により泡を叩き潰してスラ
    リー状処理物15にする消泡装置16が連結されており、当
    該消泡装置16はプロペラ14を備えた消泡機23と上端開口
    部13a 側に設けられた円形内壁24及び消泡機23側に設け
    られた外壁25により形成されてプロペラ14を囲んでいる
    リング状回廊26とからなり、リング状回廊26の一方側に
    はリング状回廊26内に溜まるスラリー状処理物15を洗い
    流す洗浄液流入口27が設けられていると共に他方側には
    排出溝28が設けられており、当該消泡装置16が排出溝28
    側に向かって傾斜させて泡ガイド筒管13の上端開口部13
    a に取り付けられていることを特徴とする畜産動物の排
    泄物処理装置。
  3. 【請求項3】 煙突状筒管11及び泡ガイド筒管13には、
    液体糞尿2が通過できる穴が複数形成されている請求項
    2記載の畜産動物の排泄物処理装置。
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