JP2000139030A - 車両用充電装置 - Google Patents

車両用充電装置

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JP2000139030A
JP2000139030A JP10311701A JP31170198A JP2000139030A JP 2000139030 A JP2000139030 A JP 2000139030A JP 10311701 A JP10311701 A JP 10311701A JP 31170198 A JP31170198 A JP 31170198A JP 2000139030 A JP2000139030 A JP 2000139030A
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cart
battery
power supply
charging
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Yasumasa Akazawa
廉正 赤澤
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】車利用側においてはバッテリに接続された受電
部を設ける一方、路面側の車両停止位置には給電部を設
け、この給電部の受電部に対する相対移動より給電部と
受電部とを電気接続して、バッテリを充電すべく構成す
ることによって、車両の停止位置において随時バッテリ
を充電することができ、バッテリの完全放電を阻止し
て、その長寿命化を図ることができ、また小型軽量のバ
ッテリであっても充分に車両を走行させることができる
車両用充電装置の提供を目的とする。 【解決手段】車載バッテリ8に対して充電を行なう車両
用充電装置であって、車両側Aにはバッテリ8に接続さ
れた受電部12を設ける一方、路面6側の車両停止位置
には給電部24を設け、上記給電部24の受電部12に
対する相対移動により給電部24と受電部12とを電気
接続してバッテリ8を充電することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフ用カー
ト、オートガイドビークル(いわゆるAGV)、電動フ
ォークリフト、電動車椅子に搭載された車載バッテリに
対して充電を行なうような車両用充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のバッテリが完全放電(い
わゆるバッテリ上がり)すると車両の走行が不能となる
ため、車両の所定走行距離を確保するために充分な容量
のバッテリを車両に搭載する必要があり、バッテリ重量
が大となる問題点があった。
【0003】またバッテリに対して充電と完全放電とが
頻繁に繰返されると、バッテリが劣化して充電不能とな
り、このような場合にはバッテリ交換が要求され、バッ
テリ交換の完了時まで車両の走行ができない問題点があ
った。
【0004】このような問題点はゴルフ用カートにおい
て特に顕著であった。
【0005】図18は18ホールズのゴルフコースの一
例を示し、1番ホールh1から9番ホールh9までのア
ウトコースと、10番ホールh10から18番ホールh
18までのインコースとを有し、各ホールh1〜h18
にはティーグラウンドtおよびグリーンgが設けられて
いる。
【0006】なお、各ホールh3、h8、h12、h1
6はショートホール、各ホールh1、h2、h4、h
6、h7、h10、h13、h14、h15、h18は
ミドルホール、各ホールh5、h9、h11、h17は
ロングホールであり、図18においてCHはクラブハウ
スである。
【0007】上述の各ホールh1〜h18の側部、並び
に前位のホールのグリーンg近傍と後位のホールのティ
ーグラウンドt近傍との間にはゴルフ用カートが走行す
るカート道が形成されている。
【0008】プレーの進行にともなってゴルフ用カート
を走行させるが、このカートに搭載されたバッテリがコ
ースの途中で完全放電すると、バッテリ交換を余儀なく
され、バッテリ交換の完了時までカートの走行およびプ
レーの継続が不能となるばかりでなく、後続のプレーヤ
のプレーも遅延して、プレーロスが発生する問題点があ
った。
【0009】また上述のゴルフ用カートに搭載されるバ
ッテリは少なくとも合計9ホール分の走行距離を確保し
得るバッテリ容量が必要で、バッテリはその形状、重量
ともに大となる問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、車両側においてはバッテリに接続された受
電部を設ける一方、路面側の車両停止位置には給電部を
設け、この給電部の受電部に対する相対移動により給電
部と受電部とを電気接続して、バッテリを充電すべく構
成することによって、車両の一定時間停止位置において
随時バッテリを充電することができ、バッテリの完全放
電を阻止して、その長寿命化を図ることができ、また小
型軽量のバッテリであっても充分に車両を走行させるこ
とができる車両用充電装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の給電部を路面
凹部に格納し、この凹部の上端を開閉可能に覆うカバー
部材を設けることにより、給電部をゴミ等の異物および
雨水その他から保護し、漏電や短絡(いわゆるショー
ト)を防止することができる車両用充電装置の提供を目
的とする。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の給電部および
受電部の少なくとも一方を車両走行方向に延びるブラシ
電極で構成することにより、充分な通電接触面積を確保
することができるのは勿論、バッテリ受電時間の短縮を
図ることができる車両用充電装置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の車両をゴルフ
用カートに設定し、車両停止位置を少なくともティーグ
ラウンド近傍またはグリーン近傍のカート道に設定する
ことにより、ゴルフ用カートに搭載されたバッテリに対
してカートの一定時間停止位置において随時充電するこ
とができ、小型軽量のバッテリであっても充分にカート
を走行させることができ、プレーロスもなくなる車両用
充電装置の提供を目的とする。
【0014】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2,3または4記載の発明の目的と併せて、車
両停止位置においてバッテリの充電残量を険出し、この
残量が所定値以下の時に充電を実行すべく構成すること
により、必要時にのみ充電処理を実行することができる
車両用充電装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車載バッテリに対して充電を行なう車両用充
電装置であって、車両側にはバッテリに接続された受電
部を設ける一方、路面側の車両停止位置には給電部を設
け、上記給電部の受電部に対する相対移動により給電部
と受電部とを電気接続してバッテリを充電する車両用充
電装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記給電部は路面凹
部に格納され、上記凹部の上端を開閉可能に覆うカバー
部材が設けられた車両用充電装置であること特徴とす
る。
【0017】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記給電部および受
電部の少なくとも一方が車両走行方向に延びるブラシ電
極で構成された車両用充電装置であることを特徴とす
る。
【0018】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記車両をゴルフ用
カートに設定すると共に、上記車両停止位置は少なくと
もティーグラウンド近傍またはグリーン近傍のカート道
に設定された車両用充電装置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2,3または4記載の発明の構成と併せて、上
記車両停止位置においてバッテリの充電残量を検出する
検出手段を設け、充電残量が所定値以下の時に充電を実
行する車両用充電装置であることを特徴とする。
【0020】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、車両が停止位置で停止すると、給電部と受電
部との相対移動により、路面側の給電部が車両側の受電
部に電気接続され、車載バッテリに対して充電が行なわ
れる。
【0021】このように車両の停止位置において随時バ
ッテリを充電することができるので、バッテリの完全放
電を阻止して、その長寿命化を達成することができ、ま
た小型軽量のバッテリであっても充分に車両を走行させ
ることができる効果がある。
【0022】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の給電部
が格納された路面凹部の上端をカバー部材で開閉可能に
覆っているので、カバー部材の開放時には給電部の露呈
を可能とし、カバー部材の閉塞時には給電部をゴミ等の
異物および雨水その他から保護して、漏電や短絡を確実
に防止することができる効果がある。
【0023】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の給電部
および受電部の少なくとも一方を車両走行方向に延びる
ブラシ電極で構成したので、充分な通電接触面積を確保
することができる。しかもブラシ電極の長さに相当して
バッテリ充電時間の短縮を図ることができる効果があ
る。
【0024】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の車両を
ゴルフ用カートに設定し、車両停止位置を少なくともテ
ィーグラウンド近傍またはグリーン近傍のカート道に設
定したので、ゴルフ用カートに搭載されたバッテリに対
してカートの一定時間停止位置において随時充電を行な
うことができる。
【0025】この結果、小型軽量のバッテリであっても
充分にカートを走行させることができ、プレー進行中に
バッテリ完全放電に起因する中断がなく、プレーロスも
なくなる効果がある。
【0026】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3または4記載の発明の効果と併せ
て、上述の検出手段は車両停止位置においてバッテリの
充電残量を検出し、この充電残量が所定値以下の時に充
電を実行するので、必要時にのみ充電処理を実行するこ
とができて、無駄な給電、充電操作をなくすことができ
る効果がある。
【0027】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用充電装置を示し、図1においてバ
ッテリ搭載車両の一例としてのキャディカートAは、車
体1に前車輪2、後車輪3、ゴルフバックやカバン類等
の物品を載置する載置枠4、ハンドル5を有し、キャデ
ィによるマニュアル操作またはリモートコントローラ操
作にて路面としてのカート道6を走行、停止すべく構成
している。
【0028】図2、図3に示すように上述のキャディカ
ートA(以下単にカートと略記する)にはバッテリトレー
7を介してバッテリ8が搭載(但し、図示の便宜上、こ
のバッテリ8をアンダボディ9上に搭載した状態で示し
ている)され、このバッテリ8を電源としてモータ(図示
せず)を介して後車輪3を駆動すべく構成している。
【0029】上述のカートAのアンダボディ9には開口
部9aを形成する一方、アンダボディ9にブラケット1
0およびホルダ11を介して受電部としての受電ロッド
12を取付けて、この受電ロッド12を上述の開口部9
aに臨設させている。また上述の開口部9aを開閉する
リッド13(開閉部材)を設け、このリッド13をロータ
リソレノイド14(開閉手段)で開閉駆動すべく構成して
いる。
【0030】ここで、上述の受電ロッド12は絶縁部材
に対してプラス側受電端子とマイナス側受電端子とを内
設し、プラス側受電端子はブースタケーブル15を介し
てバッテリ8の正極に接続され、マイナス側受電端子は
ブースタケーブル16を介してバッテリ8の負極に接続
されている。
【0031】またアンダボディ9における受電ロッド1
2よりも進行方向(矢印a参照)前側には、カート道6に
埋設されたマグネット17からの磁界bを検出する磁気
センサ18を取付けて、磁気検出時にカートAを自動停
止すべく構成している。
【0032】このカートA側には、CPU、ROM、R
AM信号の送受信部を含む制御手段が設けられ、同様に
カート道6側に埋設されたチャージ基地19にもCP
U、RO、RAM信号の送受信部を含む制御手段が設け
られている。
【0033】上述のカート道6の内部にはケーシング2
0を介して凹部21が形成され、この凹部21上端の開
口部を開閉可能に覆うリッド22(開閉部材)を設け、こ
のリッド22をロータリソレノイド23(開閉手段)で開
閉駆動すべく構成している。しかも、上述の凹部21内
にはカートAの停止時における受電ロッド12と対向す
るように、給電部としての給電ロッド24が突没可能に
格納されている。
【0034】この給電ロッド24は絶縁部材に対してプ
ラス側給電端子とマイナス側給電端子とを内設し、給電
ロッド24の外面にはその長手方向に沿ってラック25
を取付けている。
【0035】上述のラック25はブレーキ付きのモータ
26で駆動されるピニオン27に噛合され、ラック&ピ
ニオン機構による給電ロッド24の昇降手段が構成され
ているまた上述の給電ロッド24はガイド手段28でそ
の昇降が案内されると共に、給電ロッド24の上端側に
は両ロッド12,24の電気接続を近接検出する近接セ
ンサ29が取付けられている。なお、図2、図3におい
て30はシール部材24a,24bは給電線であり、給
電線24a,24bの一部はフレキシブルタイプに構成
される。
【0036】さらに上述のケーシング20内には車両停
止位置においてバッテリ8の充電残量を検出する検出手
段としての検出部Jを設け、バッテリ8の充電残量が所
定値以下の時に充電を実行すべく構成している。
【0037】すなわち、カートAのCPUで1バッテリ
8の充電量を検出し、カートAがチャージ基地19上に
達した時、カートA側と基地19側とでバッテリ8の現
行の充電量データを送受信することで、この検出部Jが
充電残量を受信検知する。なお、必要に応じてカートA
側および基地19側には送受信用のアンテナが設けられ
る。
【0038】上述のチャージ基地19は各要素17、2
0〜29から構成され、このチャージ基地19は図18
で示したゴルフコースのカートAの一定時間停止位置つ
まりティーグラウンドt近傍、グリーンg近傍(図18
の黒丸参照)、または両者t,g間の中間位置近傍(図
18の白丸参照)のカート道6に必要設置数が選定され
て設置される。
【0039】具体的には各ホールh1〜h9からなるア
ウトコースにおいて一基または複数、各ホールh10〜
h18からなるインコースにおいて一基または複数が設
置されるが、上り勾配の坂になったカート道6の手前側
に設置してもよい。
【0040】このように構成した車両用充電装置の作用
を、以下に詳述する。カート道6を走行するカートAの
磁気センサ18がマグネット17からの磁界bを検出す
ると、カートAは自動停止する。
【0041】カートAの自動停止後、上述の検出部Jが
バッテリ8の充電残量をデータの送受信により検出し、
この残量が所定値以下の時にのみ以下に述べる操作が実
行される。
【0042】すなわち、カートAの自動停止を受けてC
PUはロータリソレノイド14を駆動し、リッド13を
図3に示す如く開放する。このリッド13の開放と同時
または所定タイムラグを存してカートA側の送受信部か
らチャージ基地19側の送受信部に信号が伝達され、ロ
ータリソレノイド23を介してリッド22が開放され
る。
【0043】次にモータ26が駆動され、ピニオン27
の回転によりラック25を介して給電ロッド24が上昇
し、近接センサ29で両ロッド12,24の電気接続が
検出されると、モータ26の回転を停止すると共に、制
動が実行される。
【0044】上述の両ロッド12,24の接続後、チャ
ージ基地19の充電回路(図示せず)が駆動され、給電線
24a,24b、給電ロッド24、受電ロッド12、ブ
ースタケーブル15,16を介して車載バッテリ8に対
する充電が実行される。充電完了後または所定充電時間
の経過後に給電ロッド24は基位置に下降し、その後、
各リッド13,22は閉成される。
【0045】このように図1〜図3で示した実施例によ
れば、車両(カートA参照)が停止位置で停止すると給電
ロッド24と受電ロッド12との自動的な相対移動によ
り、路面(カート道6参照)の給電ロッド24が車両(カ
ートA参照)の受電ロッド12に電気接続され、車載バ
ッテリ8に対して充電が行われる。
【0046】このように車両(カートA参照)の一定時間
停止位置において随時バッテリ8を充電することができ
るので、バッテリ8の完全放電を阻止して、その長寿命
化を達成することができ、また小型軽量のバッテリ8で
あっても充分に車両(カートA参照)を走行させることが
できる効果がある。
【0047】さらに上述の給電ロッド24が格納された
路面凹部21の上端をカバー部材(リッド22参照)で開
閉可能に覆っているので、カバー部材(リッド22参照)
の開放時には給電ロッド24の露呈および上昇動作を可
能とし、カバー部材(リッド22参照)の閉塞時には給電
ロッド24および他の駆動部をゴミ等の異物や雨水その
他からの保護して、漏電や短絡を確実に防止することが
出来る効果がある。なお、上述の各リッド13,22を
観音開き構造にしてもよいことは勿論である。
【0048】加えて、上述の車両をゴルフ用のカートA
に設定し、車両停止位置を少なくともティーグランド近
傍またはグリーン近傍(図18の黒丸参照)のカート道
6に設定したので、カートAに搭載されたバッテリ8に
対してカートAの一定時間停止位置において随時充電を
行なうことができる。この結果、小型軽量のバッテリ8
であっても充分にカートAを走行させることができ、バ
ッテリ完全放電に起因するブレーロスもなくなる効果が
ある。
【0049】また上述の検出手段(検出部J参照)は車
両停止位置においてバッテリ8の充電残量を検出し、こ
の充電残量が所定値以下の時に充電を実行するので、必
要時にのみ充電処理を実行することができて、無駄な給
電、充電操作をなくすことができる効果がある。
【0050】なお、チャージ基地19の全ての設置箇所
において斯る残量検出を実行する態様と、残量検出を一
切実行しない態様とを選定することができるのは勿論で
ある。
【0051】なお、上述の各アクチュエータ(ロータリ
ソレノイド14,23、モータ26参照)は空気圧、油
圧等の流体源で駆動される流体アクチュエータに代替さ
せることもできるが、実施例で示した如く、これら各要
素14,23,26を直流電源(電気エネルギ)で駆動
するアクチュエータに設定すると、直流電源(電気エネ
ルギ)という一種類のみの駆動源にてこれら各要素1
4,23,26を駆動することができる。さらには交流
電源を直流に変換して用いてもよいことは云うまでもな
い。
【0052】図4〜図9は車両用充電装置の他の実施例
を示し、先の実施例の給電ロッド24、受電ロッド12
に代えてカートAの走行方向に延びる給電側ブラシ電極
31,32、同方向に延びる受電側ブラシ電極33,3
4(図9参照)により給電部と受電部35とを構成したも
のである。
【0053】カートA側においては開口部9a近傍のア
ンダボディ9に図4、図5に示す如くガイドロッド3
6,37とスクリュ38とを立設し、車体側に固定され
たモータ39の回転軸をスクリュ38に連結して、スラ
イダ40,41,42およびブラケット43を介して受
電部35を昇降すべく構成している。
【0054】上述の受電部35は図9に示すように絶縁
スペーサ44の両側面に受電側ブラシ電極33,34を
一体的に固定したもので、絶縁スペーサ44が上述のブ
ラケット43に固定されている。また、上述の受電側ブ
ラシ電極33,34は絶縁被覆されたフレキシブルケー
ブルを介してバッテリ8の正極と負極とに接続されてい
る。
【0055】さらにアンダボディ9の下面にはブラケッ
ト45を介して磁気センサ18が取付けられている。こ
の構成により磁気センサ18がマグネットに近接配置さ
れるので、検出精度向上を図ることができる。
【0056】一方、チャージ基地19側においては上下
のスプロケット46,46間にチェーン47を張架し、
上側のスプロケット46を駆動するモータ48を備えた
昇降手段49を2組設け、これら昇降手段49を前後方
向に離間配置すると共に、チェーン47,47の対向部
にはアタッチメント50,50を取付けている。
【0057】また前後のアタッチメント50,50間に
はカートAの進行方向に延びる補強部材51,51のを
張架すると共に、各アタッチメント50,50の上端相
互間には絶縁部材52を介して前述の給電側ブラシ電極
31,32を取付けている。
【0058】ここで、上述の給電側ブラシ電極31,3
2は絶縁被覆されたフレキシブルケーブルを介して給電
線に接続されている。また図9に示すように一対の給電
側ブラシ電極31,32は受電側ブラシ電極33,34
の外面に摺接すべく構成され、絶縁スペーサ44の先端
部(図示左端)と給電側ブラシ電極31,32の基端部
(図示右端)とには、それぞれテーパ状の侵入ガイド部4
4a,31a,32aが形成されている。
【0059】また、この実施例ではチャージ基地19の
手前側にもマグネット53を埋設し、このマグネット5
3放した後に、給電部、受電部35を突出動からの磁界
Cを磁気センサ18で検出した時各リッド13,22を
開すべく構成している。さらに、この実施例において
も、カートA側およびチャージ基地19側の双方にCP
U、ROM、RAM、送受信部を含む制御手段が設けら
れていることは図2、図3の実施例と同様である。な
お、図4〜図9において先の実施例と同一の部分には同
一符号を付している。
【0060】このように構成した車両用充電装置の作用
を以下に詳述する。図4に示すようにカート道6を走行
するカートAの磁気センサ18がマグネット53からの
磁界Cを検出すると、カートA側およびチャージ基地1
9側の各ロータリソレノイド14,34が駆動され、各
リッド13,22が図6に仮想線で、図8に実線で示す
ように開放される。
【0061】次にカートAの走行を維持した状態または
カートAを減速した状態下において、カートA側にあっ
てはモータ39が駆動され、ブラケット43を介して受
電部35が定位置まで下降される。チャージ基地19側
にあっては昇降手段49が駆動され、一対のアタッチメ
ント50,50を介して給電側ブラシ電極31,32が
定位置まで上昇され、この上昇完了時には充電回路(図
示せず)が駆動される。
【0062】したがって、カートAが走行または減速走
行しながら受電部35の受電側ブラシ電極33,34が
一対の給電側ブラシ電極31,32に摺接を開始した時
点からバッテリ8に対する充電がスタートする。
【0063】次に図7、図8に示す如く、カートAの磁
気センサ18がマグネット17からの磁界bを検出する
と、カートAは自動停止する。この図7、図8に示すカ
ートAの停止位置においては受給双方の両ブラシ電極3
1,32,33,34が最大面積にて接触することにな
り、斯る状態下において車載バッテリ8に対する充電が
継続される。
【0064】充電完了後または所定充電時間の経過後
に、受電部35および給電側ブラシ電極31,32は元
位置に没入制御され、その後、各リッド13,22が閉
成される。なお、このような充電は検出部Jの検出に基
づいてバッテリ8の充電残量が少ない時にのみ実行して
もよい。
【0065】このように図4〜図9に示す実施例によれ
ば、上述の給電部および受電部35の少なくとも一方
(但し、この実施例では双方)を車両走行方向(矢印a
方向参照)に延びるブラシ電極31,32,33,34
で構成したので、充分な通電接触面積を確保することが
できる。しかもブラシ電極31〜34のカートA進行方
向の長さに相当してバッテリ充電時間の短縮を図ること
ができる効果がある。
【0066】また給電部、受電部35をブラシ電極31
〜34で構成すると、カートAの前後方向および上下方
向の位置決め精度がラフであっても、バッテリ8に対し
て確実に充電を行なうことができる効果がある。
【0067】なお、その他の点については先の実施例と
ほぼ同様の作用、効果を奏する。図10〜図13は車両
用充電装置のさらに他の実施例を示すが、前図と同一の
部分には同一記号を付して、その詳しい説明を省略して
いる。
【0068】図10においてカートA側にあってはアン
ダボディ9の一部を下方へ突出してフラット状の突出部
9bを設け、この突出部9bに開口部9aを形成すると
共に、突出部9bの上面には開口部9aを開閉するスラ
イダ54を設けている。
【0069】このスライダ54にはラック55を取付
け、モータ56の回転軸に嵌合したピニオン57を上述
のラック55に噛合させて、モータ56駆動によりスラ
イダ54を車両前後方向に摺動させて、開口部9aを開
閉すべく構成している。
【0070】また上述の開口部9aよりも車両前方側に
おいて、アンダボディ9にはブラケット58を介してソ
レノイド59を固定し、このソレノイド59のプランジ
ャにはフック60を連結し、このフック60をカート道
6方向へ延設している。
【0071】一方、チャージ基地19側にあっては、そ
の凹部21内にラック61、ピニオン62、ガイド手段
63から成る昇降手段64を設け、上述のラック61の
上端部には絶縁部材52を介してブラシ電極構造の給電
部65を取付けている。
【0072】さらに上述の凹部21の上端を開閉可能に
覆うスライド構造のリッド66を設け、このリッド66
をケーシング20のガイド面20aに沿って開閉すべく
構成している。
【0073】このリッド66の上面には突片67が設け
られ、下面にはスプリングリテーナ68が設けられてい
る。上述のリッド66は路面に沿ってカートAの進行方
向(矢印a参照)に開放されるもので、ケーシング20の
所定部にはリッド66の格納と、スプリング配設部とを
兼ねる格納部20bが一体または一体的に形成されてい
る。
【0074】而して上述の格納部20bの縦壁とスプリ
ングリテーナ68との間には、リッド66を復動させる
リターンスプリング69が張架されている。つまり、こ
の実施例ではフック60の下方への突出時(図10の仮
想線参照)にカートAの走行力を有効利用して、チャー
ジ基地19側のリッド66を開放すべく構成したもので
ある。
【0075】なお、この実施例においても、カートA側
およびチャージ基地19側の双方にCPU、ROM、R
AM送受信部を含む制御手段が設けられていることは先
の実施例と同様である。
【0076】このように構成した車両用充電装置の作用
を、以下に詳述する。図10に示すようにカート道6を
走行するカートAの磁気センサ18がマグネット53か
らの磁界dを検出すると、CPUはソレノイド59を介
してフック60を図10の実線位置から同図の仮想線位
置へ突出させる。なお、この時点でカートAの走行を減
速制御してもよい。
【0077】このカートAの走行によりフック60がリ
ッド66の突片67に当接するので、カートAの走行力
にてリッド66はスプリング力に抗して図11に示す如
く開放される。次に図11に示すようにカートAの磁気
センサ18がマグネット17からの磁界bを検出する
と、カートAは自動停止する。
【0078】カートAの自動停止信号を受けてCPUは
モータ56を駆動し、図12に示すようにラック55&
ピニオン57機構を介してスライダ54を車両後方へ摺
動させて、開口部9aを開放する。
【0079】次にカートA側のモータ39とチャージ基
地19側のピニオン62とが同時駆動され、図13に示
すようにブラケット43を介して受電部35が下降する
と共に、昇降手段64を介して給電部65が上昇し、こ
れら両者35,65が電気接続される。
【0080】上述の受電部35と給電部65との電気接
続が検出されると、チャージ基地19の充電回路(図示
せず)が駆動され、車載バッテリ8に対する充電が実行
される。充電完了後または所定充電時間の経過後に充電
部35、給電部65は共に没入格納され、その後、スラ
イダ54で開口部9aを閉塞すると共に、フック60を
元位置に上昇させる。
【0081】このフック60がリッド66の突片67か
ら外れると、リッド66はリターンスプリング69の付
勢力によりガイド面20aに沿って元位置に復帰し、凹
部21の上端開口を閉塞する。なお上述の一連の充電処
理操作は検出部Jの検出に基づいてバッテリ8の充電残
量が少ない時にのみ実行してもよい。
【0082】このように図10〜図13で示した実施例
によれば、車両(カートA参照)が停止位置で停止すると
給電部65と受電部35との相対移動により、路面(カ
ート道6参照)の給電部65が車両(カートA参照)の受
電部35に電気接続され、車載バッテリ8に対して充電
が行われる。
【0083】このように車両(カートA参照)の一定時間
停止位置において随時バッテリ8を充電することができ
るので、バッテリ8の完全放電を阻止して、その長寿命
化を達成することができ、また小型軽量バッテリ8であ
っても充分に車両(カートA参照)を走行させることがで
きる効果がある。
【0084】さらに上述の給電部65が格納された路面
凹部21の上端をカバー部材(スライド構造のリッド6
6参照)で開閉可能に覆っているので、カバー部材(リッ
ド66参照)の開放時には給電部65の露呈および上昇
を可能とし、カバー部材(リッド66参照)の閉塞時には
給電部65および内部構造物をゴミ等の異物や雨水その
他からの保護して、漏電や短絡を確実に防止することが
出来る効果がある。
【0085】加えて、上述の給電部65および受電部3
5の少なくとも一方(但し、この実施例では双方)をブラ
シ電極で構成したので、充分な通電接触面積を確保する
ことができる効果がある。
【0086】また、上述の車両をゴルフ用のカートAに
設定し、車両停止位置を少なくともティーグランド近
傍、またはグリーン近傍(図18の黒丸参照)のカート
道6に設定したので、カートAに搭載されたバッテリ8
に対してカートAの一定時間停止位置において随時充電
を行なうことができる。この結果、小型軽量のバッテリ
8であっても充分にカートAを走行させることができ、
バッテリ完全放電に起因するプレーロスもなくなる効果
がある。
【0087】以上の各実施例においてはバッテリ搭載車
両としてカートA(キャディカート)を例示したが、これ
は複数のゴルファ(乗員)が搭乗可能なタイプのカートB
(図14参照)であってもよい。
【0088】図14に示すカートBは車体70に前車輪
71、後車輪72、ゴルフバック等の載置枠73、フロ
ントシート74、リヤシート75、ステアリングホイー
ル76、ルーフ77等を有して、路面としてのカート道
6を走行、停止すべく構成しもので、電動モータにより
走行するカートBであっても、または内燃機関により走
行するカートBであってもよい。
【0089】また上述のバッテリ搭載車両としては図1
5に示すオート・ガイド・ビーグルいわゆるAGVであ
ってもよい。このAGVは路面としての工場内の床面7
8に走行コースに沿ってガイドテープ(磁気テープ等)を
設け、ガイドセンサ79がガイドテープを検出して駆動
輪80を操舵する。上述のガイドテープの近傍にはテデ
ータを記憶した番地板が設けられ、AGV本体81側の
番地センサ82で番地板内のデータを読取り、AGVを
直進、右折、左折、加速、減速または停止制御するもの
である。なお、83は従動輪である。
【0090】上述のバッテリ搭載車両としては図16に
示す電動フォークリフトCであってもよい。このフォー
クリフトCは車体84に前車輪85、後車輪86、シー
ト87、ステアリンクホイール88、フォーク89、フ
ォークガイド90等を有して、路面91を走行、停止す
べく構成したものである。
【0091】さらに、上述のバッテリ搭載車両としては
図17に示す電動車椅子Dであってもよい。この電動車
椅子Dは車体92に前車輪93、後車輪94、シート9
5、操舵用のハンドル96等を有して、路面97を走
行、停止すべく構成したものである。図14〜図17に
示す車両に対して上記実施例の充電装置を適用しても、
先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏する。
【0092】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の車両は、実施例のゴルフ用のカー
トA,B、AGV、電動フォーリフトC、電動車椅子D
に対応し、以下同様に、受電部は、受電ロッド12、受
電部35に対応し、給電部は、給電ロッド24、給電側
ブラシ電極31,32、給電部65に対応し、路面は、
カート道6、床面78、路面91,97に対応し、カバ
ー部材は、リッド22,66に対応し、ブラシ電極は、
給電側ブラシ電極31,32、受電側ブラシ電極33,
34に対応し、検出手段は、検出部Jに対応するも、こ
の発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもので
はない。
【0093】例えば、この発明の車両用充電装置は野球
場や遊園地で用いられる電動カートに適用してもよいこ
とは云うまでもない。またマグネット17,53と磁気
センサ18との組合せに代えて車両側に発光要素、路面
側に受光要素を設けるようなセンサ構成であってもよ
く、超音波センサ等の他のセンサを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用充電装置を備えたカートの側
面図。
【図2】 車両用充電装置を示す断面図。
【図3】 充電時の説明図。
【図4】 車両用充電装置の他の実施例を示す断面図。
【図5】 図4のF−F線矢視断面図。
【図6】 受給電部の突出状態を示す断面図。
【図7】 充電時の説明図。
【図8】 図7のG−G線矢視断面図。
【図9】 図7のH−H線に沿う要部の拡大断面図。
【図10】 車両用充電装置のさらに他の実施例を示す
断面図。
【図11】 路面側のリッド開放時の説明図。
【図12】 車両側の開口部オープン時の説明図。
【図13】 充電時の説明図。
【図14】 ゴルフ用カートの側面図。
【図15】 AGVの側面図。
【図16】 フォークリフトの側面図。
【図17】 電動車椅子の側面図。
【図18】 ゴルフコースの一例を示す平面図。
【符号の説明】
6…カート道(路面) 8…バッテリ 12…充電ロッド(受電部) 21…凹部(路面凹部) 22…リッド(カバー部材) 24…給電ロッド(給電部) 31〜34…ブラシ電極 35…受電部 65…給電部 78…床面(路面) 91,97…路面 A,B…カート(車両) C…電動フォークリフト D…電動車椅子 AGV…オートガイドビークル J…検出部(検出手段)
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月4日(1999.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両用充電装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフ用カー
ト、オートガイドビークル(いわゆるAGV)、電動フ
ォークリフト、電動車椅子に搭載された車載バッテリに
対して充電を行なうような車両用充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のバッテリが完全放電(い
わゆるバッテリ上がり)すると車両の走行が不能となる
ため、車両の所定走行距離を確保するために充分な容量
のバッテリを車両に搭載する必要があり、バッテリ重量
が大となる問題点があった。
【0003】またバッテリに対して充電と完全放電とが
頻繁に繰返されると、バッテリが劣化して充電不能とな
り、このような場合にはバッテリ交換が要求され、バッ
テリ交換の完了時まで車両の走行ができない問題点があ
った。
【0004】このような問題点はゴルフ用カートにおい
て特に顕著であった。
【0005】図18は18ホールズのゴルフコースの一
例を示し、1番ホールh1から9番ホールh9までのア
ウトコースと、10番ホールh10から18番ホールh
18までのインコースとを有し、各ホールh1〜h18
にはティーグラウンドtおよびグリーンgが設けられて
いる。
【0006】なお、各ホールh3、h8、h12、h1
6はショートホール、各ホールh1、h2、h4、h
6、h7、h10、h13、h14、h15、h18は
ミドルホール、各ホールh5、h9、h11、h17は
ロングホールであり、図18においてCHはクラブハウ
スである。
【0007】上述の各ホールh1〜h18の側部、並び
に前位のホールのグリーンg近傍と後位のホールのティ
ーグラウンドt近傍との間にはゴルフ用カートが走行す
るカート道が形成されている。
【0008】プレーの進行にともなってゴルフ用カート
を走行させるが、このカートに搭載されたバッテリがコ
ースの途中で完全放電すると、バッテリ交換を余儀なく
され、バッテリ交換の完了時までカートの走行およびプ
レーの継続が不能となるばかりでなく、後続のプレーヤ
のプレーも遅延して、プレーロスが発生する問題点があ
った。
【0009】また上述のゴルフ用カートに搭載されるバ
ッテリは少なくとも合計9ホール分の走行距離を確保し
得るバッテリ容量が必要で、バッテリはその形状、重量
ともに大となる問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、車両側においてはバッテリに接続された受
電部を設ける一方、路面側の車両停止位置には給電部を
設け、この給電部受電部との相対移動により給電部と
受電部とを電気接続して、バッテリを充電すべく構成す
ることによって、車両の一定時間停止位置において随時
バッテリを充電することができ、バッテリの完全放電を
阻止して、その長寿命化を図ることができ、また小型軽
量のバッテリであっても充分に車両を走行させることが
できる車両用充電装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、給電部が受電部に対
して可動すべく構成することにより、バッテリを充電す
ることができる車両用充電装置の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、受電部が給電部に対
して可動すべく構成することにより、バッテリを充電す
ることができる車両用充電装置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の給電部を路面
凹部に格納し、この凹部の上端を開閉可能に覆うカバー
部材を設けることにより、給電部をゴミ等の異物および
雨水その他から保護し、漏電や短絡(いわゆるショー
ト)を防止することができる車両用充電装置の提供を目
的とする。
【0014】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、車両が停止位置に接
近または到達した時、まずカバー部材が開放され、その
後、路面凹部に格納された給電部と車両側の受電部とが
接続されるように構成することで、円滑なバッテリ充電
を行なうことができる車両用充電装置の提供を目的とす
る。
【0015】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の給電部および
受電部の少なくとも一方をブラシ電極で構成することに
より、充分な通電接触面積を確保することができる車
用充電装置の提供を目的とする。
【0016】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項6記載の発明の目的と併せて、上記ブラシ電極を車
両走行方向に延設することにより、バッテリ受電時間の
短縮を図ることができる車両用充電装置の提供を目的と
する.
【0017】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の車両をゴルフ
用カートに設定し、車両停止位置を少なくともティーグ
ラウンド近傍またはグリーン近傍のカート道に設定する
ことにより、ゴルフ用カートに搭載されたバッテリに対
してカートの一定時間停止位置において随時充電するこ
とができ、小型軽量のバッテリであっても充分にカート
を走行させることができ、プレーロスもなくなる車両用
充電装置の提供を目的とする。
【0018】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1,2,3,4,5,6,7または記載の発明の
目的と併せて、車両停止位置においてバッテリの充電残
量を険出し、この残量が所定値以下の時に充電を実行す
べく構成することにより、必要時にのみ充電処理を実行
することができる車両用充電装置の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車載バッテリに対して充電を行なう車両用充
電装置であって、車両側にはバッテリに接続された受電
部を設ける一方、路面側の車両停止位置には給電部を設
け、上記給電部受電部との相対移動により給電部と受
電部とを電気接続してバッテリを充電する車両用充電装
置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記供給部が受電部
に対して可動する車両用充電装置であることを特徴とす
る。
【0021】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記受電部が給電部
に対して可動する車両用充電装置であることを特徴とす
る。
【0022】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記給電部は路面凹
部に格納され、上記凹部の上端を開閉可能に覆うカバー
部材が設けられた車両用充電装置であること特徴とす
る。
【0023】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記車両が停止位置
に接近または到達した時、カバー部材が開放され、路面
凹部に格納された給電部と車両側の受電部とが接続され
る車両用充電装置であることを特徴とする。
【0024】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記給電部および受
電部の少なくとも一方がブラシ電極で構成された車両用
充電装置であることを特徴とする。
【0025】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項6記載の発明の構成と併せて、上記ブラシ電極が車
両走行方向に延設された車両用充電装置であることを特
徴とする。
【0026】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記車両をゴルフ用
カートに設定すると共に、上記車両停止位置は少なくと
もティーグラウンド近傍またはグリーン近傍のカート道
に設定された車両用充電装置であることを特徴とする。
【0027】この発明の請求項記載の発明は、上記請
求項1,2,3,4,5,6,7または記載の発明の
構成と併せて、上記車両停止位置においてバッテリの充
電残量を検出する検出手段を設け、充電残量が所定値以
下の時に充電を実行する車両用充電装置であることを特
徴とする。
【0028】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、車両が停止位置で停止すると、給電部と受電
部との相対移動により、路面側の給電部が車両側の受電
部に電気接続され、車載バッテリに対して充電が行なわ
れる。
【0029】このように車両の停止位置において随時バ
ッテリを充電することができるので、バッテリの完全放
電を阻止して、その長寿命化を達成することができ、ま
た小型軽量のバッテリであっても充分に車両を走行させ
ることができる効果がある。
【0030】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、給電部が受電
部に対して可動するので、バッテリ充電を行なうことが
できる。
【0031】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、受電部が給電
部に対して可動するので、バッテリ充電を行なうことが
できる。
【0032】この発明の請求項記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の給電部
が格納された路面凹部の上端をカバー部材で開閉可能に
覆っているので、カバー部材の開放時には給電部の露呈
を可能とし、カバー部材の閉塞時には給電部をゴミ等の
異物および雨水その他から保護して、漏電や短絡を確実
に防止することができる効果がある。
【0033】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、車両が停止位
置に接近または到達した時、まずカバー部材が開放さ
れ、その後、路面凹部に格納された給電部と車両側の受
電部とが接続されるので、円滑なバッテリ充電を行なう
ことができる効果がある。
【0034】この発明の請求項記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の給電部
および受電部の少なくとも一方をブラシ電極で構成した
ので、充分な通電接触面積を確保することができる効
がある。
【0035】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項6記載の発明の効果と併せて、上記ブラシ電
極を車両走行方向に延設したので、このブラシ電極の長
さに相当してバッテリ充電時間の短縮を図ることができ
る効果がある.
【0036】この発明の請求項記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の車両を
ゴルフ用カートに設定し、車両停止位置を少なくともテ
ィーグラウンド近傍またはグリーン近傍のカート道に設
定したので、ゴルフ用カートに搭載されたバッテリに対
してカートの一定時間停止位置において随時充電を行な
うことができる。
【0037】この結果、小型軽量のバッテリであっても
充分にカートを走行させることができ、プレー進行中に
バッテリ完全放電に起因する中断がなく、プレーロスも
なくなる効果がある。
【0038】この発明の請求項記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3,4,5,6,7または記載の
発明の効果と併せて、上述の検出手段は車両停止位置に
おいてバッテリの充電残量を検出し、この充電残量が所
定値以下の時に充電を実行するので、必要時にのみ充電
処理を実行することができて、無駄な給電、充電操作を
なくすことができる効果がある。
【0039】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用充電装置を示し、図1においてバ
ッテリ搭載車両の一例としてのキャディカートAは、車
体1に前車輪2、後車輪3、ゴルフバックやカバン類等
の物品を載置する載置枠4、ハンドル5を有し、キャデ
ィによるマニュアル操作またはリモートコントローラ操
作にて路面としてのカート道6を走行、停止すべく構成
している。
【0040】図2、図3に示すように上述のキャディカ
ートA(以下単にカートと略記する)にはバッテリトレー
7を介してバッテリ8が搭載(但し、図示の便宜上、こ
のバッテリ8をアンダボディ9上に搭載した状態で示し
ている)され、このバッテリ8を電源としてモータ(図示
せず)を介して後車輪3を駆動すべく構成している。
【0041】上述のカートAのアンダボディ9には開口
部9aを形成する一方、アンダボディ9にブラケット1
0およびホルダ11を介して受電部としての受電ロッド
12を取付けて、この受電ロッド12を上述の開口部9
aに臨設させている。また上述の開口部9aを開閉する
リッド13(開閉部材)を設け、このリッド13をロータ
リソレノイド14(開閉手段)で開閉駆動すべく構成して
いる。
【0042】ここで、上述の受電ロッド12は絶縁部材
に対してプラス側受電端子とマイナス側受電端子とを内
設し、プラス側受電端子はブースタケーブル15を介し
てバッテリ8の正極に接続され、マイナス側受電端子は
ブースタケーブル16を介してバッテリ8の負極に接続
されている。
【0043】またアンダボディ9における受電ロッド1
2よりも進行方向(矢印a参照)前側には、カート道6に
埋設されたマグネット17からの磁界bを検出する磁気
センサ18を取付けて、磁気検出時にカートAを自動停
止すべく構成している。
【0044】このカートA側には、CPU、ROM、R
AM信号の送受信部を含む制御手段が設けられ、同様に
カート道6側に埋設されたチャージ基地19にもCP
U、RO、RAM信号の送受信部を含む制御手段が設
けられている。
【0045】上述のカート道6の内部にはケーシング2
0を介して凹部21が形成され、この凹部21上端の開
口部を開閉可能に覆うリッド22(開閉部材)を設け、こ
のリッド22をロータリソレノイド23(開閉手段)で開
閉駆動すべく構成している。しかも、上述の凹部21内
にはカートAの停止時における受電ロッド12と対向す
るように、給電部としての給電ロッド24が突没可能に
格納されている。
【0046】この給電ロッド24は絶縁部材に対してプ
ラス側給電端子とマイナス側給電端子とを内設し、給電
ロッド24の外面にはその長手方向に沿ってラック25
を取付けている。
【0047】上述のラック25はブレーキ付きのモータ
26で駆動されるピニオン27に噛合され、ラック&ピ
ニオン機構による給電ロッド24の昇降手段が構成され
ているまた上述の給電ロッド24はガイド手段28でそ
の昇降が案内されると共に、給電ロッド24の上端側に
は両ロッド12,24の電気接続を近接検出する近接セ
ンサ29が取付けられている。なお、図2、図3におい
て30はシール部材24a,24bは給電線であり、給
電線24a,24bの一部はフレキシブルタイプに構成
される。
【0048】さらに上述のケーシング20内には車両停
止位置においてバッテリ8の充電残量を検出する検出手
段としての検出部Jを設け、バッテリ8の充電残量が所
定値以下の時に充電を実行すべく構成している。
【0049】すなわち、カートAのCPUで1バッテリ
8の充電量を検出し、カートAがチャージ基地19上に
達した時、カートA側と基地19側とでバッテリ8の現
行の充電量データを送受信することで、この検出部Jが
充電残量を受信検知する。なお、必要に応じてカートA
側および基地19側には送受信用のアンテナが設けられ
る。
【0050】上述のチャージ基地19は各要素17、2
0〜29から構成され、このチャージ基地19は図18
で示したゴルフコースのカートAの一定時間停止位置つ
まりティーグラウンドt近傍、グリーンg近傍(図18
の黒丸参照)、または両者t,g間の中間位置近傍(図
18の白丸参照)のカート道6に必要設置数が選定され
て設置される。
【0051】具体的には各ホールh1〜h9からなるア
ウトコースにおいて一基または複数、各ホールh10〜
h18からなるインコースにおいて一基または複数が設
置されるが、上り勾配の坂になったカート道6の手前側
に設置してもよい。
【0052】このように構成した車両用充電装置の作用
を、以下に詳述する。カート道6を走行するカートAの
磁気センサ18がマグネット17からの磁界bを検出す
ると、カートAは自動停止する。
【0053】カートAの自動停止後、上述の検出部Jが
バッテリ8の充電残量をデータの送受信により検出し、
この残量が所定値以下の時にのみ以下に述べる操作が実
行される。
【0054】すなわち、カートAの自動停止を受けてC
PUはロータリソレノイド14を駆動し、リッド13を
図3に示す如く開放する。このリッド13の開放と同時
または所定タイムラグを存してカートA側の送受信部か
らチャージ基地19側の送受信部に信号が伝達され、ロ
ータリソレノイド23を介してリッド22が開放され
る。
【0055】次にモータ26が駆動され、ピニオン27
の回転によりラック25を介して給電ロッド24が上昇
し、近接センサ29で両ロッド12,24の電気接続が
検出されると、モータ26の回転を停止すると共に、制
動が実行される。
【0056】上述の両ロッド12,24の接続後、チャ
ージ基地19の充電回路(図示せず)が駆動され、給電線
24a,24b、給電ロッド24、受電ロッド12、ブ
ースタケーブル15,16を介して車載バッテリ8に対
する充電が実行される。充電完了後または所定充電時間
の経過後に給電ロッド24は位置に下降し、その後、
各リッド13,22は閉成される。
【0057】このように図1〜図3で示した実施例によ
れば、車両(カートA参照)が停止位置で停止すると給電
ロッド24と受電ロッド12との自動的な相対移動によ
り、路面(カート道6参照)の給電ロッド24が車両(カ
ートA参照)の受電ロッド12に電気接続され、車載バ
ッテリ8に対して充電が行われる。
【0058】このように車両(カートA参照)の一定時間
停止位置において随時バッテリ8を充電することができ
るので、バッテリ8の完全放電を阻止して、その長寿命
化を達成することができ、また小型軽量のバッテリ8で
あっても充分に車両(カートA参照)を走行させることが
できる効果がある。
【0059】さらに上述の給電ロッド24が格納された
路面凹部21の上端をカバー部材(リッド22参照)で開
閉可能に覆っているので、カバー部材(リッド22参照)
の開放時には給電ロッド24の露呈および上昇動作を可
能とし、カバー部材(リッド22参照)の閉塞時には給電
ロッド24および他の駆動部をゴミ等の異物や雨水その
他からの保護して、漏電や短絡を確実に防止することが
出来る効果がある。なお、上述の各リッド13,22を
観音開き構造にしてもよいことは勿論である。
【0060】また車両が停止位置に到達した時、カバー
部材(リッド22参照)が先に開放され、その後、路面凹
部21に格納された給電ロッド24と車両側の受電ロッ
ド12とが接続されるので、円滑なバッテリ充電を行な
うことができる。ここで、上記実施例においては受電ロ
ッド12を固定し、給電ロッド24を上下動すべく構成
したが、両ロッド12,24が相対移動すればよいの
で、逆の構成と成してもよい。
【0061】加えて、上述の車両をゴルフ用のカートA
に設定し、車両停止位置を少なくともティーグランド近
傍またはグリーン近傍(図18の黒丸参照)のカート道
6に設定したので、カートAに搭載されたバッテリ8に
対してカートAの一定時間停止位置において随時充電を
行なうことができる。この結果、小型軽量のバッテリ8
であっても充分にカートAを走行させることができ、バ
ッテリ完全放電に起因するブレーロスもなくなる効果が
ある。
【0062】また上述の検出手段(検出部J参照)は車
両停止位置においてバッテリ8の充電残量を検出し、こ
の充電残量が所定値以下の時に充電を実行するので、必
要時にのみ充電処理を実行することができて、無駄な給
電、充電操作をなくすことができる効果がある。
【0063】なお、チャージ基地19の全ての設置箇所
において斯る残量検出を実行する態様と、残量検出を一
切実行しない態様とを選定することができるのは勿論で
ある。
【0064】なお、上述の各アクチュエータ(ロータリ
ソレノイド14,23、モータ26参照)は空気圧、油
圧等の流体源で駆動される流体アクチュエータに代替さ
せることもできるが、実施例で示した如く、これら各要
素14,23,26を直流電源(電気エネルギ)で駆動
するアクチュエータに設定すると、直流電源(電気エネ
ルギ)という一種類のみの駆動源にてこれら各要素1
4,23,26を駆動することができる。さらには交流
電源を直流に変換して用いてもよいことは云うまでもな
い。
【0065】図4〜図9は車両用充電装置の他の実施例
を示し、先の実施例の給電ロッド24、受電ロッド12
に代えてカートAの走行方向に延びる給電側ブラシ電極
31,32、同方向に延びる受電側ブラシ電極33,3
4(図9参照)により給電部と受電部35とを構成したも
のである。
【0066】カートA側においては開口部9a近傍のア
ンダボディ9に図4、図5に示す如くガイドロッド3
6,37とスクリュ38とを立設し、車体側に固定され
たモータ39の回転軸をスクリュ38に連結して、スラ
イダ40,41,42およびブラケット43を介して受
電部35を昇降すべく構成している。
【0067】上述の受電部35は図9に示すように絶縁
スペーサ44の両側面に受電側ブラシ電極33,34を
一体的に固定したもので、絶縁スペーサ44が上述のブ
ラケット43に固定されている。また、上述の受電側ブ
ラシ電極33,34は絶縁被覆されたフレキシブルケー
ブルを介してバッテリ8の正極と負極とに接続されてい
る。
【0068】さらにアンダボディ9の下面にはブラケッ
ト45を介して磁気センサ18が取付けられている。こ
の構成により磁気センサ18がマグネットに近接配置さ
れるので、検出精度向上を図ることができる。
【0069】一方、チャージ基地19側においては上下
のスプロケット46,46間にチェーン47を張架し、
上側のスプロケット46を駆動するモータ48を備えた
昇降手段49を2組設け、これら昇降手段49を前後方
向に離間配置すると共に、チェーン47,47の対向部
にはアタッチメント50,50を取付けている。
【0070】また前後のアタッチメント50,50間に
はカートAの進行方向に延びる補強部材51,51のを
張架すると共に、各アタッチメント50,50の上端相
互間には絶縁部材52を介して前述の給電側ブラシ電極
31,32を取付けている。
【0071】ここで、上述の給電側ブラシ電極31,3
2は絶縁被覆されたフレキシブルケーブルを介して給電
線に接続されている。また図9に示すように一対の給電
側ブラシ電極31,32は受電側ブラシ電極33,34
の外面に摺接すべく構成され、絶縁スペーサ44の先端
部(図示左端)と給電側ブラシ電極31,32の基端部
(図示右端)とには、それぞれテーパ状の侵入ガイド部4
4a,31a,32aが形成されている。
【0072】また、この実施例ではチャージ基地19の
手前側にもマグネット53を埋設し、このマグネット5
3からの磁界を磁気センサ18で検出した後に、各リ
ッド13,22を開放すべく構成している。さらに、こ
の実施例においても、カートA側およびチャージ基地1
9側の双方にCPU、ROM、RAM、送受信部を含む
制御手段が設けられていることは図2、図3の実施例と
同様である。なお、図4〜図9において先の実施例と同
一の部分には同一符号を付している。
【0073】このように構成した車両用充電装置の作用
を以下に詳述する。図4に示すようにカート道6を走行
するカートAの磁気センサ18がマグネット53からの
磁界を検出すると、つまり車両が停止位置に接近する
と、カートA側およびチャージ基地19側の各ロータリ
ソレノイド14,23が駆動され、まずリッド13,2
2が図6に仮想線で、図8に実線で示すように開放され
る。
【0074】次にカートAの走行を維持した状態または
カートAを減速した状態下において、カートA側にあっ
てはモータ39が駆動され、ブラケット43を介して受
電部35が定位置まで下降される。チャージ基地19側
にあっては昇降手段49が駆動され、一対のアタッチメ
ント50,50を介して給電側ブラシ電極31,32が
定位置まで上昇され、この上昇完了時には充電回路(図
示せず)が駆動される。
【0075】したがって、カートAが走行または減速走
行しながら受電部35の受電側ブラシ電極33,34が
一対の給電側ブラシ電極31,32に摺接を開始した時
点からバッテリ8に対する充電がスタートする。
【0076】次に図7、図8に示す如く、カートAの磁
気センサ18がマグネット17からの磁界bを検出する
と、カートAは自動停止する。この図7、図8に示すカ
ートAの停止位置においては受給双方の両ブラシ電極3
1,32,33,34が最大面積にて接触することにな
り、斯る状態下において車載バッテリ8に対する充電が
継続される。
【0077】充電完了後または所定充電時間の経過後
に、受電部35および給電側ブラシ電極31,32は元
位置に没入制御され、その後、各リッド13,22が閉
成される。なお、このような充電は検出部Jの検出に基
づいてバッテリ8の充電残量が少ない時にのみ実行して
もよい。
【0078】このように図4〜図9に示す実施例によれ
ば、上述の給電部および受電部35の少なくとも一方
(但し、この実施例では双方)をブラシ電極31,3
2,33,34で構成したので、充分な通電接触面積を
確保することができる。しかも、ブラシ電極を車両走行
方向(矢印a方向参照)に延設したので、ブラシ電極31
〜34のカートA進行方向の長さに相当してバッテリ充
電時間の短縮を図ることができる効果がある。
【0079】また給電部、受電部35をブラシ電極31
〜34で構成すると、カートAの前後方向および上下方
向の位置決め精度がラフであっても、バッテリ8に対し
て確実に充電を行なうことができる効果がある。
【0080】なお、その他の点については先の実施例と
ほぼ同様の作用、効果を奏する。図10〜図13は車両
用充電装置のさらに他の実施例を示すが、前図と同一の
部分には同一記号を付して、その詳しい説明を省略して
いる。
【0081】図10においてカートA側にあってはアン
ダボディ9の一部を下方へ突出してフラット状の突出部
9bを設け、この突出部9bに開口部9aを形成すると
共に、突出部9bの上面には開口部9aを開閉するスラ
イダ54を設けている。
【0082】このスライダ54にはラック55を取付
け、モータ56の回転軸に嵌合したピニオン57を上述
のラック55に噛合させて、モータ56駆動によりスラ
イダ54を車両前後方向に摺動させて、開口部9aを開
閉すべく構成している。
【0083】また上述の開口部9aよりも車両前方側に
おいて、アンダボディ9にはブラケット58を介してソ
レノイド59を固定し、このソレノイド59のプランジ
ャにはフック60を連結し、このフック60をカート道
6方向へ延設している。
【0084】一方、チャージ基地19側にあっては、そ
の凹部21内にラック61、ピニオン62、ガイド手段
63から成る昇降手段64を設け、上述のラック61の
上端部には絶縁部材52を介してブラシ電極構造の給電
部65を取付けている。
【0085】さらに上述の凹部21の上端を開閉可能に
覆うスライド構造のリッド66を設け、このリッド66
をケーシング20のガイド面20aに沿って開閉すべく
構成している。
【0086】このリッド66の上面には突片67が設け
られ、下面にはスプリングリテーナ68が設けられてい
る。上述のリッド66は路面に沿ってカートAの進行方
向(矢印a参照)に開放されるもので、ケーシング20の
所定部にはリッド66の格納と、スプリング配設部とを
兼ねる格納部20bが一体または一体的に形成されてい
る。
【0087】而して上述の格納部20bの縦壁とスプリ
ングリテーナ68との間には、リッド66を復動させる
リターンスプリング69が張架されている。つまり、こ
の実施例ではフック60の下方への突出時(図10の仮
想線参照)にカートAの走行力を有効利用して、チャー
ジ基地19側のリッド66を開放すべく構成したもので
ある。
【0088】なお、この実施例においても、カートA側
およびチャージ基地19側の双方にCPU、ROM、R
AM送受信部を含む制御手段が設けられていることは先
の実施例と同様である。
【0089】このように構成した車両用充電装置の作用
を、以下に詳述する。図10に示すようにカート道6を
走行するカートAの磁気センサ18がマグネット53か
らの磁界dを検出すると、CPUはソレノイド59を介
してフック60を図10の実線位置から同図の仮想線位
置へ突出させる。なお、この時点でカートAの走行を減
速制御してもよい。
【0090】このカートAの走行によりフック60がリ
ッド66の突片67に当接するので、カートAの走行力
にてリッド66はスプリング力に抗して図11に示す如
く開放される。次に図11に示すようにカートAの磁気
センサ18がマグネット17からの磁界bを検出する
と、カートAは自動停止する。
【0091】カートAの自動停止信号を受けてCPUは
モータ56を駆動し、図12に示すようにラック55&
ピニオン57機構を介してスライダ54を車両後方へ摺
動させて、開口部9aを開放する。
【0092】次にカートA側のモータ39とチャージ基
地19側のピニオン62とが同時駆動され、図13に示
すようにブラケット43を介して受電部35が下降する
と共に、昇降手段64を介して給電部65が上昇し、こ
れら両者35,65が電気接続される。
【0093】上述の受電部35と給電部65との電気接
続が検出されると、チャージ基地19の充電回路(図示
せず)が駆動され、車載バッテリ8に対する充電が実行
される。充電完了後または所定充電時間の経過後に
部35、給電部65は共に没入格納され、その後、スラ
イダ54で開口部9aを閉塞すると共に、フック60を
元位置に上昇させる。
【0094】このフック60がリッド66の突片67か
ら外れると、リッド66はリターンスプリング69の付
勢力によりガイド面20aに沿って元位置に復帰し、凹
部21の上端開口を閉塞する。なお上述の一連の充電処
理操作は検出部Jの検出に基づいてバッテリ8の充電残
量が少ない時にのみ実行してもよい。
【0095】このように図10〜図13で示した実施例
によれば、車両(カートA参照)が停止位置で停止すると
給電部65と受電部35との相対移動により、路面(カ
ート道6参照)の給電部65が車両(カートA参照)の受
電部35に電気接続され、車載バッテリ8に対して充電
が行われる。
【0096】このように車両(カートA参照)の一定時間
停止位置において随時バッテリ8を充電することができ
るので、バッテリ8の完全放電を阻止して、その長寿命
化を達成することができ、また小型軽量バッテリ8であ
っても充分に車両(カートA参照)を走行させることがで
きる効果がある。
【0097】さらに上述の給電部65が格納された路面
凹部21の上端をカバー部材(スライド構造のリッド6
6参照)で開閉可能に覆っているので、カバー部材(リッ
ド66参照)の開放時には給電部65の露呈および上昇
を可能とし、カバー部材(リッド66参照)の閉塞時には
給電部65および内部構造物をゴミ等の異物や雨水その
他からの保護して、漏電や短絡を確実に防止することが
出来る効果がある。
【0098】加えて、上述の給電部65および受電部3
5の少なくとも一方(但し、この実施例では双方)をブラ
シ電極で構成したので、充分な通電接触面積を確保する
ことができる効果がある。
【0099】また、上述の車両をゴルフ用のカートAに
設定し、車両停止位置を少なくともティーグランド近
傍、またはグリーン近傍(図18の黒丸参照)のカート
道6に設定したので、カートAに搭載されたバッテリ8
に対してカートAの一定時間停止位置において随時充電
を行なうことができる。この結果、小型軽量のバッテリ
8であっても充分にカートAを走行させることができ、
バッテリ完全放電に起因するプレーロスもなくなる効果
がある。
【0100】以上の各実施例においてはバッテリ搭載車
両としてカートA(キャディカート)を例示したが、これ
は複数のゴルファ(乗員)が搭乗可能なタイプのカートB
(図14参照)であってもよい。
【0101】図14に示すカートBは車体70に前車輪
71、後車輪72、ゴルフバック等の載置枠73、フロ
ントシート74、リヤシート75、ステアリングホイー
ル76、ルーフ77等を有して、路面としてのカート道
6を走行、停止すべく構成しもので、電動モータにより
走行するカートBであっても、または内燃機関により走
行するカートBであってもよい。
【0102】また上述のバッテリ搭載車両としては図1
5に示すオート・ガイド・ビーグルいわゆるAGVであ
ってもよい。このAGVは路面としての工場内の床面7
8に走行コースに沿ってガイドテープ(磁気テープ等)を
設け、ガイドセンサ79がガイドテープを検出して駆動
輪80を操舵する。上述のガイドテープの近傍にはデ
タを記憶した番地板が設けられ、AGV本体81側の番
地センサ82で番地板内のデータを読取り、AGVを直
進、右折、左折、加速、減速または停止制御するもので
ある。なお、83は従動輪である。
【0103】上述のバッテリ搭載車両としては図16に
示す電動フォークリフトCであってもよい。このフォー
クリフトCは車体84に前車輪85、後車輪86、シー
ト87、ステアリンクホイール88、フォーク89、フ
ォークガイド90等を有して、路面91を走行、停止す
べく構成したものである。
【0104】さらに、上述のバッテリ搭載車両としては
図17に示す電動車椅子Dであってもよい。この電動車
椅子Dは車体92に前車輪93、後車輪94、シート9
5、操舵用のハンドル96等を有して、路面97を走
行、停止すべく構成したものである。図14〜図17に
示す車両に対して上記実施例の充電装置を適用しても、
先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏する。
【0105】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の車両は、実施例のゴルフ用のカー
トA,B、AGV、電動フォーリフトC、電動車椅子D
に対応し、以下同様に、受電部は、受電ロッド12、受
電部35に対応し、給電部は、給電ロッド24、給電側
ブラシ電極31,32、給電部65に対応し、路面は、
カート道6、床面78、路面91,97に対応し、カバ
ー部材は、リッド22,66に対応し、ブラシ電極は、
給電側ブラシ電極31,32、受電側ブラシ電極33,
34に対応し、検出手段は、検出部Jに対応するも、こ
の発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもので
はない。
【0106】例えば、この発明の車両用充電装置は野球
場や遊園地で用いられる電動カートに適用してもよいこ
とは云うまでもない。またマグネット17,53と磁気
センサ18との組合せに代えて車両側に発光要素、路面
側に受光要素を設けるようなセンサ構成であってもよ
く、超音波センサ等の他のセンサを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用充電装置を備えたカートの側
面図。
【図2】 車両用充電装置を示す断面図。
【図3】 充電時の説明図。
【図4】 車両用充電装置の他の実施例を示す断面図。
【図5】 図4のF−F線矢視断面図。
【図6】 受給電部の突出状態を示す断面図。
【図7】 充電時の説明図。
【図8】 図7のG−G線矢視断面図。
【図9】 図7のH−H線に沿う要部の拡大断面図。
【図10】 車両用充電装置のさらに他の実施例を示す
断面図。
【図11】 路面側のリッド開放時の説明図。
【図12】 車両側の開口部オープン時の説明図。
【図13】 充電時の説明図。
【図14】 ゴルフ用カートの側面図。
【図15】 AGVの側面図。
【図16】 フォークリフトの側面図。
【図17】 電動車椅子の側面図。
【図18】 ゴルフコースの一例を示す平面図。
【符号の説明】 6…カート道(路面) 8…バッテリ 12…充電ロッド(受電部) 21…凹部(路面凹部) 22…リッド(カバー部材) 24…給電ロッド(給電部) 31〜34…ブラシ電極 35…受電部 65…給電部 78…床面(路面) 91,97…路面 A,B…カート(車両) C…電動フォークリフト D…電動車椅子 AGV…オートガイドビークル J…検出部(検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載バッテリに対して充電を行なう車両用
    充電装置であって、車両側にはバッテリに接続された受
    電部を設ける一方、路面側の車両停止位置には給電部を
    設け、上記給電部の受電部に対する相対移動により給電
    部と受電部とを電気接続してバッテリを充電する車両用
    充電装置。
  2. 【請求項2】上記給電部は路面凹部に格納され、上記凹
    部の上端を開閉可能に覆うカバー部材が設けられた請求
    項1記載の車両用充電装置。
  3. 【請求項3】上記給電部および受電部の少なくとも一方
    が車両走行方向に延びるブラシ電極で構成された請求項
    1記載の車両用充電装置。
  4. 【請求項4】上記車両をゴルフ用カートに設定すると共
    に、上記車両停止位置は少なくともティーグラウンド近
    傍またはグリーン近傍のカート道に設定された請求項1
    記載の車両用充電装置。
  5. 【請求項5】上記車両停止位置においてバッテリの充電
    残量を検出する検出手段を設け、充電残量が所定値以下
    の時に充電を実行する請求項1,2,3または4記載の
    車両用充電装置。
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