JP2000138886A

JP2000138886A - 番組録画再生装置および番組録画再生方法

Info

Publication number: JP2000138886A
Application number: JP10310050A
Authority: JP
Inventors: Hidenobu Hane; 秀宜羽根
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1998-10-30
Filing date: 1998-10-30
Publication date: 2000-05-16
Anticipated expiration: 2018-10-30
Also published as: JP3267249B2

Abstract

(57)【要約】【課題】ランダムアクセス可能な記憶媒体を備えた番組
録画再生装置において、再生し視聴したい番組の選択操
作性を向上し効率的に番組を選ぶことができるととも
に、ランダムアクセス記憶媒体の特長を活かした利用形
態を提供する。【解決手段】録画番組の一覧を表示して再生し視聴した
い番組を選ぶ視聴番組選択画面161では、各録画番組に
ついて既に再生し視聴した時間領域を矩形で表示する棒
グラフである再生履歴グラフ171と、その録画済み番組
の直前の再生がどこで終了したかを示す再生終了線172
と、この再生終了線で示される箇所の小映像であるサム
ネイル映像170が表示される。また、視聴番組選択画面
の番組一覧における２行目のように毎週の特定曜日など
に繰り返し録画された複数の番組を一つの番組として表
示し、選択カーソル173によって再生可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はランダムアクセス可
能な記憶媒体を備えた放送番組の映像または音声等を記
録（本明細書においては、記録媒体に映像や音声などを
記録することを“録画”と表記する。）できる番組録画
再生装置および方法に関する。特に、ランダムアクセス
記憶媒体の特徴を活かした番組予約と再生が可能であ
り、録画された番組を効率よく選択して再生できる番組
録画再生装置および方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＭＰＥＧ２などのデジタル映像音
声圧縮技術の発展やハードディスクドライブに代表され
るランダムアクセス可能な記憶媒体の性能向上により、
地上波や衛星放送などのテレビジョン放送番組の数時間
から数十時間のデジタル圧縮映像を大容量の記憶媒体に
録画蓄積し再生することのできる番組録画再生装置が実
用化されつつあり、一般にホームサーバとも呼ばれてい
る。

【０００３】一方、ＶＨＳ方式などに代表される磁気テ
ープ媒体を用いたテレビジョン放送番組録画再生装置
（ビデオテープレコーダ:ＶＴＲ）が広く普及してい
る。これらの装置は最大9時間程度の録画記録が可能で
あり、将来放送される番組の日時をあらかじめ指定する
ことで録画予約を行うことができる。ＶＴＲの操作は基
本的には利用者がテープを装置に挿入し、手動操作で再
生希望番組を頭出しして再生を行うことである。より容
易で効率的な操作として、番組映像のほかにどのような
番組がどのような順序で録画されているかといった録画
予約の情報をビデオテープの所要の領域に記憶しておく
ことで、後で再生する際にその領域の情報に基づいてテ
ープの録画内容を表示することができ、利用者が所望の
録画番組を探し出すことを容易にしているビデオテープ
レコーダが市販されており、一般にこれらの機能のこと
を、ナビゲーション機能やライブラリ機能と呼んでい
る。

【０００４】これらの機能では、まず利用者に現在のテ
ープに録画されている各番組の録画開始時刻やチャンネ
ル、録画時間（長さ）などの録画情報を提示して利用者
に再生を希望する番組を選択させ、選択した番組が録画
されている領域の先頭までテープを頭出しし再生を行
う。したがって利用者はテープの頭出しや再生操作を手
動で行うのでなく、番組録画情報というより具体的で理
解しやすい情報に基づき番組を選択し再生することがで
きる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなナビゲーション機能やライブラリ機能では、ランダ
ムアクセスが可能な大容量記憶媒体を備えたホームサー
バに適用するには次の理由により不十分である。

【０００６】第一に、ホームサーバはＶＴＲに比べて長
時間の録画が可能であり、それだけ多くの番組が録画さ
れるが、そのような多数の番組から希望の番組を選択し
再生するには機能が少ないという問題がある。ＶＴＲで
は1本のテープの録画時間が最大9時間程度なので、平均
的には1本のテープに録画されている番組数は数番組、
多くても１０番組程度であると考えられる。このため、
ナビゲーション機能などが再生希望番組選択時に提示す
るチャンネル番号や録画時刻程度の情報で番組内容を推
測することは容易と考えられる。しかし、ホームサーバ
は最大数十時間程度の録画が可能であり、このため、録
画可能番組数も１０番組以上になってしまうことが予想
される。よって、これだけの番組数を選択するには従来
の録画情報だけでは不十分である。

【０００７】第二に、シーケンシャルアクセス記憶媒体
であるテープと異なり、ホームサーバはランダムアクセ
ス可能な記憶媒体を利用しているが、このランダムアク
セスの特性を引き出す操作体系が備わっていないという
問題がある。ランダムアクセス記憶媒体を用いた録画再
生の特徴として、録画映像音声データを物理的に連続し
た領域に記録しなくてよいので、テープのように録画番
組の区切りに制限されることなく分割された空き領域に
連続的に録画が可能であり、また録画時刻順に関係なく
番組の順序を自由に入れ替えて再生することが非常に容
易である。したがって、例えば特定の時間帯に繰り返し
放送される番組（毎週の特定曜日、特定時間帯に放送さ
れる連続ドラマなど）を数回分録画しておき、再生希望
番組を選択する際に検索を容易にするためにそれらをま
とめて一つの番組として提示することや、あらかじめ決
められた時間帯に放送されるニュースや天気予報の最新
放送分のみを自動的に更新して録画することで、いつで
も最新のニュースや天気予報を再生できるといった、こ
れまでのＶＴＲでは実現が困難であった利用形態がホー
ムサーバでは可能となる。しかしながら、従来の方法に
はこれらの利用形態を実現する操作体系が備わっていな
い。

【０００８】本発明は、従来技術の上述の問題を鑑みて
なされたものであり、視聴したい番組の選択操作性を向
上し効率的に番組を選ぶことができるとともに、ランダ
ムアクセス記憶媒体の特長を活かした番組録画再生装置
と番組録画再生方法を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の番組録画
再生装置は、番組の映像音声をランダムアクセス可能な
記憶媒体に録画し再生する番組録画再生装置において、
録画番組の録画日時などの録画情報を記憶し管理する録
画番組情報管理手段と、録画番組のどの部分が既に再生
されたかという再生履歴を管理する再生履歴管理手段
と、録画番組情報管理手段の情報に基づいて録画番組一
覧を表示しその中から利用者に再生し視聴したい番組を
選択させる視聴番組選択手段とを備えることとした。そ
してこの視聴番組選択手段は、録画番組一覧において再
生履歴管理手段の情報に基づいて既に再生した部分と直
前に再生を終了した個所を視覚的に表現したグラフを表
示することにした。さらに、各録画番組のある時間にお
ける小画面画像（サムネイル）も番組一覧中に表示する
ことにした。

【００１０】このような構成により、利用者は再生履歴
を示すグラフから録画された番組中からどの番組を既に
どれだけ見たかということを直感的に判断することがで
き、また、サムネイルで表示される画像が、最後に再生
を終了した箇所であれば、さらに、多数の番組から再生
し視聴したい番組を選び出すことが容易になる。

【００１１】本発明の第２の番組録画再生装置は、番組
の映像音声をランダムアクセス可能な記憶媒体に録画し
再生する番組録画再生装置において、録画番組の録画日
時などの録画情報を記憶し管理する録画番組情報管理手
段と、録画番組情報管理手段の情報に基づいて録画番組
一覧を表示しその中から利用者に再生し視聴したい番組
を選択させる視聴番組選択手段とを備えることとした。
そしてこの録画番組情報管理手段は、毎週の特定曜日の
特定時間帯などに繰り返し録画される番組に関して、最
新の録画分から利用者が指定した録画保存回数だけ残
し、それより古い録画分を自動的に消去することにし
た。さらに、視聴番組選択手段は繰り返し録画された複
数の番組を一つのまとまった番組として表示して選択
し、再生できるようにした。

【００１２】このような構成により、利用者は毎週の特
定曜日に放送されるニュースやドラマなどの連続番組に
ついて、常に最新の番組だけを保存することや複数回に
分かれた番組を一つの番組として容易に選択することが
可能となり、従来のテープのようなシーケンシャル記憶
媒体では実現が困難であったランダムアクセス記憶媒体
を活かしたより使い勝手のよい操作体系を得ることがで
きる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。

【００１４】図1は本発明の実施の形態における番組録
画再生装置を実現するハードウェア構成の一例を示して
いる。図1において、アンテナで受信された衛星放送や
地上波放送およびケーブル経由で受信されたＣＡＴＶ放
送などのアナログ放送波はチューナ101に供給されシス
テムコントローラ106によって制御されたチャンネルに
選局される。選局されたチャンネルのアナログ映像音声
信号は、番組録画再生装置がチューナ動作の時はセレク
タ108を通してそのまま出力され、録画動作の時はデジ
タルエンコーダ102に供給される。録画動作時は、シス
テムコントローラ106の制御によりアナログ映像音声信
号がデジタルエンコーダ102によってＭＰＥＧ２等のデ
ジタル映像音声情報に変換され、変換されたデジタル映
像音声情報がデータストレージ103に供給され蓄積され
る。なおデータストレージ103は磁気ディスク装置や光
ディスク装置、光磁気ディスク装置を用いて構成される
のが一般的であるが、将来的に大容量の半導体記憶装置
が実現できれば、半導体記憶装置を用いてもかまわな
い。

【００１５】さらに、番組録画再生装置が再生動作を行
うときには、システムコントローラ106の制御により、
データストレージ103から再生番組のデジタル映像音声
情報がデジタルデコーダ104に供給され、ＮＴＳＣ等の
アナログ映像信号と音声信号に複合され、スイッチ108
を介して出力される。映像信号に関してはＯＳＤ（オン
スクリーンディスプレイ）105によって、録画再生操作
時等にシステムコントローラ106が出力する対話画面や
情報画面が重畳される。これにより、チューナ101やデ
ジタルデコーダ104から出力された番組の映像に、録画
予約や視聴番組選択の操作画面を重ね合わせて表示する
ことができる。

【００１６】システムコントローラ106はソフトウェア
処理機能の中核をなすマイクロコンピュータ、プログラ
ムやデータを保持するランダムアクセスメモリやリード
オンリメモリ、周辺装置をコントロールするためのＩ／
Ｏコントローラ、録画時刻管理等のために現在時刻を維
持するリアルタイムクロック等で構成されており、前述
のように番組録画再生装置の各ハードウェアの制御を行
って番組の録画再生動作や、利用者の録画予約や視聴番
組選択などの処理を実現する。操作部107は装置のフロ
ントパネルに配置されたボタンやリモートコントローラ
を含み、利用者の操作を入力しシステムコントローラ10
6に伝えるものである。

【００１７】なお、これまでに説明した録画再生装置の
ハードウェア構成例はアナログ放送波を対象にした例で
あったが、ＭＰＥＧ２などのデジタル映像音声情報を用
いたデジタル放送波を対象にしてもよい。

【００１８】次に、本実施の形態における番組録画再生
装置の操作部107の一例であるリモートコントローラの
ボタン配置例を図２に示し、本実施の形態における番組
録画再生装置のボタン操作に対する動作概略を説明す
る。なお、図２は本実施の形態における番組録画再生装
置を操作するために必要なボタン配置部分のみを示して
いる。

【００１９】本実施の形態における番組録画再生装置は
大別して4つの動作モードから成り立っており、それぞ
れ「チューナ操作モード」、「録画予約モード」、「視
聴番組選択モード」、「再生モード」と呼んでいる。チ
ューナ操作モードはチューナ101で選局されたチャンネ
ルの映像音声をそのまま出力するモードであり、基本的
に図2のチューナボタン122を押下することでこのモード
に移行する。録画予約モードは録画したい番組の放送チ
ャンネルや開始時刻、終了時刻などを入力するモードで
あり、基本的に予約ボタン121を押下することでこのモ
ードに移行する。視聴番組選択モードは録画された番組
一覧を表示しその中から再生し視聴したい番組を選択す
るためのモードであり、基本的に視聴ボタン123を押下
することでこのモードに移行する。再生モードは録画さ
れた番組を再生するモードであり、視聴番組選択モード
で視聴したい番組を選択された後や、チューナ操作モー
ドや録画予約モードにおいて再生ボタン129が押下され
た時にこのモードに移行する。再生モードでは巻き戻し
再生ボタン132や早送り再生ボタン132、ポーズボタン13
3を押下することで特殊再生を操作することができる。
停止ボタン130は再生モードにおいて番組再生を停止さ
せるためのボタンであり、押下するとチューナ操作モー
ドに移行する。上ボタン124、下ボタン125、左ボタン12
6、右ボタン127および決定ボタン128は録画予約モード
及び視聴番組選択モードにおいて予約情報の入力や視聴
希望番組の選択などの操作に用いられる。以上の動作概
要を表形式にまとめて図３に示す。

【００２０】次に本発明の第１の実施の形態における番
組録画再生装置の録画予約モードにおける画面構成につ
いて図４を用いて詳細に説明する。録画予約画面141に
は既に録画予約が入力されているがまだ録画が完了して
いないエントリおよび新規録画予約用エントリが録画予
約日時の早いものから順に一覧として表示される。録画
予約画面141の一覧が表示される部分は縦方向に、録画
予約番組のチャンネルが入力され表示されるチャンネル
番号選択領域142、録画予約番組の日にちおよび曜日が
入力され表示される録画日選択領域143、録画予約番組
の録画開始時刻が入力され表示される録画開始時刻選択
領域144、録画予約番組の録画終了時刻が入力され表示
される録画終了時刻選択領域145、録画予約番組のジャ
ンルが入力され表示されるジャンル選択領域146から構
成されている。一覧の各行に各エントリが対応してお
り、それぞれの領域に対応する録画情報が表示される。
なお録画日選択領域143は「１１（水）」などの日にち
指定に加え、「毎週月」「毎週火」「毎週水」「毎週
木」「毎週金」「毎週土」「月から金」などの繰り返し
録画指定も可能とする。

【００２１】例えば図４の録画予約画面141の一覧に着
目すると、第一行目はチャンネル番号が8で録画予約日
が録画予約操作を行った月の１１日（水）、録画開始時
刻が18時ちょうど、録画終了時刻が20時ちょうど、番組
のジャンルが「ドラマ」と指定されて録画予約されてい
ることを示している。なお、録画予約は予約指定の操作
を行う日から最大１ヶ月先までの予約が可能であれば十
分であるので、録画日選択領域143では年および月に関
する表示および入力は行われないが、内部的な録画情報
としてはシステムコントローラ106内のリアルタイムク
ロックから得られた年月の情報も管理する。ジャンル表
示部146には、番組のジャンルを端的でグラフィカルに
表すアイコンとそれに対応するジャンル名とが表示され
る。ジャンル選択領域146に表示されるジャンルの一例
は図５に示されており、「ニュース」「天気」「映画」
など番組内容を一般的な分類で分けるものに加え「お気
に入り」のように個人の好みを表すものを含んでもよ
い。

【００２２】さらに録画予約画面141では現在入力対象
となっているエントリ行について色や濃淡を変化させる
ことで入力対象であることを示す予約カーソル147と、
予約カーソルのあるエントリに対して現在入力対象にな
っている領域を矩形の枠で示す入力フォーカス148も表
示されている。録画予約モードは内部的にカーソル移動
モードとフォーカス移動モードに分かれており、カーソ
ル移動モードは予約カーソル147を上下に移動して入力
対象のエントリを変更させるためのモードであり予約カ
ーソル147が表示され入力フォーカス148は表示されず、
フォーカス移動モードは予約カーソル147のあるエント
リについて入力フォーカス148を左右に移動し入力対象
領域を選択し領域値の入力操作を行うためのモードであ
り予約カーソル147および入力フォーカス148が表示され
る。図４では、第３行目に予約カーソル147が存在する
ことで入力対象エントリ行であることを示しており、入
力フォーカス148が録画終了時刻選択領域145の「分」表
示の箇所に存在することで現在録画終了時刻の入力を受
け付けていることを示している。

【００２３】次に録画予約画面141における操作処理手
順について図6に示すフローチャートを参照しながら詳
細に説明する。図３の表で示したように、予約ボタン12
1の押下によって他のモードから録画予約モードに移行
すると、図６のフローチャート「録画予約」にしたがっ
て動作処理が行われる。まずステップS101では録画予約
情報に基づき既存の録画予約番組の情報を録画予約画面
141に一覧として録画予約日時の早い順に表示する。次
にステップS102において一覧の最後のエントリに新規予
約エントリを追加して表示する。この新規予約エントリ
は各領域の初期値を「−」で示すことで各領域が未入力
であることを示す。ステップS103で予約カーソル147を
新規予約エントリの行に設定し、ステップ104で変数mod
ifyModeをfalseにして録画予約モードの内部モードがカ
ーソル移動モードであるように設定する。さらにステッ
プS105で予約カーソル147を設定にしたがい表示する
が、初期状態では新規予約エントリの行に表示されるこ
とになる。次にステップS106で変数modifyModeを調べtr
ueであるならカーソル移動モードを処理するステップS1
07へ、falseであるならフォーカス移動モードを処理す
るステップS119へ処理を進める。

【００２４】カーソル移動モードの処理では、ステップ
S107においてリモートコントローラからのボタン入力を
待ち、入力が行われるとステップS108に進む。ステップ
S108では入力ボタンが上ボタン124もしくは下ボタン125
であればS109に進みそうでなければS110に進む。ステッ
プS109では入力ボタンが上ボタン124でありかつ現在の
予約カーソル行より上に予約エントリがあればその予約
エントリに予約カーソル147を設定し、入力ボタンが下
ボタン125でありかつ現在の予約カーソル行より下に予
約エントリがあればその予約エントリに予約カーソル14
7を設定し、S105に戻る。ステップS110では入力ボタン
が決定ボタン128であればステップS111にそうでなけれ
ばステップS113に進む。ステップS111では予約カーソル
がある行の予約エントリのチャンネル番号選択領域142
に入力フォーカスを設定し、ステップS112において変数
modifyModeをtrueに設定してフォーカス移動モードに遷
移しステップS105に戻る。一方ステップS113で入力ボタ
ンがチューナボタン122の場合にはチューナ画面へ進
み、そうでなければステップS115で入力ボタンが視聴ボ
タン123の場合には視聴番組選択画面へ進み、そうでな
ければステップS117でボタンが再生ボタン129の場合に
は再生画面へ進む。

【００２５】フォーカス移動モードの処理では、ステッ
プS119において現在の入力フォーカスのある領域に入力
フォーカスを表す矩形を表示する。次にステップS120に
おいてリモートコントローラのボタン入力を待ち、ステ
ップS121において入力ボタンが左ボタン126もしくは右
ボタン127であればステップS122に、そうでなければス
テップS123に進む。ステップS122ではボタンの左右にあ
わせて入力フォーカス148を左右に移動させ、ステップS
105に戻る。なおステップS122において現在の入力フォ
ーカス148のある領域が左端もしは右端の場合はその領
域より左もしくは右に移動させない。また開始時刻及び
終了時刻の領域については「時」部分と「分」部分がそ
れぞれ入力フォーカス対象とする。例えば図４では第３
行目の予約エントリの入力フォーカス148は予約終了時
間の「分」部分にあることを示している。次にステップ
S123において入力ボタンが上ボタン124もしくは下ボタ
ン125であればステップ124に進み、そうでなければステ
ップS125に進む。ステップS124では入力フォーカス148
のある領域の値をボタンの上下にあわせて変更すし、ス
テップS105に戻る。

【００２６】ステップS124での値の変更は次の通りであ
る。入力フォーカス148がチャンネル番号選択領域142に
ある場合はボタンの上下にあわせてチャンネル番号を1
ステップ増減させる。入力フォーカス148が録画日選択
領域143にある場合はボタンの上下にあわせて日にちの
場合は増減を「毎週月」などの場合は次の候補への変更
を行う。例えば現在の録画日選択領域の内容が「３１
（月）」である場合に上ボタン124が押下されると、
「毎週日」に変化しさらに上ボタン124が押下されると
「毎週月」と変化する。引き続き上ボタンが押下される
と「毎週火」「毎週水」「毎週木」「毎週金」「毎週
土」「月から金」「１（火）」と続く。入力フォーカス
148が録画開始時刻選択領域144および録画終了時刻選択
領域145それぞれの「時」部分、「分」部分にある場合
はボタンの上下にあわせて「時」および「分」の値を増
減させる。入力フォーカス148がジャンル選択領域146に
ある場合はボタンの上下にあわせて現在のジャンルから
予め決められた別のジャンルへ変化する。

【００２７】ステップS125では入力ボタンが決定ボタン
128であればステップS126に進み、そうでなければステ
ップS127に進む。ステップS126では予約カーソル147の
あるエントリが新規エントリであり未入力領域を含む場
合はステップS127に進み、そうでなければステップS128
に進む。図４において予約カーソル147がある行は録画
終了時刻選択領域145及びジャンル選択領域146に未入力
領域を含む新規エントリの例である。ステップS127では
予約カーソル147のあるエントリが未入力項目を含む新
規エントリであるためカーソル移動モードに移行できな
い旨を表示してステップS105に戻る。ステップS128では
予約カーソル147のあるエントリの内容を録画予約情報
に反映し、ステップS129で変数modifyModeをfalseに設
定してカーソル移動モードに遷移し、ステップS105に戻
る。

【００２８】以上のように録画予約画面で入力された録
画予約番組の情報に基づき、システムコントローラ106
は各録画予約番組の指定された録画開始日時に指定され
たチャンネルの映像音声をデータストレージ103に蓄積
する。

【００２９】次に本発明の第１の実施の形態における番
組録画再生装置の視聴番組選択モードにおける画面構成
について図７を用いて詳細に説明する。視聴番組選択画
面161にはジャンル表示部162で選択されているジャンル
に対応する録画済み番組の録画情報などが録画日時の早
いもの順に一覧として表示される。ジャンル表示部162
はリモートコントローラからの操作により図５に示した
ジャンルのうちの一つに加え「すべて」という要素も選
ぶことができる。録画済み番組の一覧が表示される部分
は縦方向に、番組の特定箇所の小映像であるサムネイル
映像170が表示されるサムネイル表示領域163と、録画チ
ャンネルの番号を表示するチャンネル表示領域164と、
録画した月日を表示する録画月日表示領域165と、録画
した曜日を表示する録画曜日表示領域166と、録画開始
時刻を表示する録画開始刻表示領域167と、録画終了時
刻を表示する録画終了時刻表示領域168と、録画番組の
視聴再生履歴を表示する再生履歴表示領域169から構成
されている。一覧の各行にジャンル表示部162で選択さ
れているジャンルに対応する録画済み番組の録画情報が
前述したそれぞれの領域に表示される。さらに視聴番組
選択画面161では現在選択対象となっている番組につい
て色や濃淡を変化させることで選択対象であることを示
す選択カーソル173が表示される。選択カーソル173は番
組のある行に加えジャンル表示部162にも移動すること
ができ、その場合は現在のジャンルを変更することがで
きる。

【００３０】図７で表示されている一覧では、ジャンル
は「映画」でありこのジャンルに対応する録画済み番組
が２つ表示されている。また、ジャンルが「すべて」の
場合は図８に示すように録画済み番組のすべてが表示さ
れ、この場合には各録画済み番組についてサムネイル映
像170の左上すみにその番組のジャンルを示すアイコン
（図５に記載）が表示される。また第２行目に選択カー
ソル173があり、この番組が現在選択されていることを
示す。

【００３１】再生履歴表示領域169には、各行に対応す
る録画済み番組の録画時間（長さ）を全体長とし番組の
録画時間に応じた目盛りがふられ、既に再生し視聴した
時間領域を矩形で表示する棒グラフである再生履歴グラ
フ171と、その録画済み番組の直前の再生がどこで終了
したかを再生履歴グラフ171上に示す再生終了線172が表
示される。図７では、一覧の第1行目の録画済み番組で
はまだ再生が行われていないので再生履歴グラフには矩
形が表示されておらず、再生終了線は録画開始時刻に対
応する箇所に表示されている。同様に２行目については
４５分ほど再生し視聴されたことを示す矩形が再生履歴
グラフに表示されており、再生終了線は先頭から４５分
ほど経過した箇所に表示されている。

【００３２】サムネイル表示領域163にはそれぞれの録
画済み番組について再生終了線172で示される箇所の小
画面画像が表示されるが、本実施の形態では後述する選
択カーソル173のある行についてのみ動画映像が再生さ
れ、それ以外の行については静止画映像が表示されるも
のとする。これによりデジタルエンコーダ104が同時に
一つの映像しか再生できなくても効果的にサムネイル表
示領域163を利用できる。

【００３３】ただし、本発明におけるサムネイルの表示
手法は、この例に限るものではなく、視聴履歴バーにお
ける再生終了線はユーザの操作にしたがって左右に移動
可能であり、その移動に応じた再生時間位置の画像をサ
ムネイル画像として選択し表示するように構成しても良
いし、予め適当な時間間隔を決めておき、この時間間隔
における再生時間位置の静止画像をサムネイル画像とし
て次々に表示させるように構成しても良い。この様に構
成することによって、番組の全体がどの様なものである
かを把握し易くなるという効果が期待できる。

【００３４】また、サムネイルの表示手法として、ジャ
ンル毎にあらかじめ決められた時間位置の画像をサムネ
イル画像として選択し表示するように構成することも考
えられる。さらに、サムネイルの表示手法として、番組
再生中にリモートコントローラの特定ボタン（例えば
“マーク”ボタン)が押された時間位置の静止画像や動
画像をサムネイル画像として選択し表示するように構成
しても良く、さらに、連続番組の場合はその中のどれか
一つの番組分についてマークした位置を他の番組分につ
いても適用する様に構成してもよい。この様に構成する
ことによって、例えばドラマ番組で「第何話」の字幕が
出る部分を表示するサムネイル画像として選択すれば、
蓄積している番組の選択がさらに容易になるという効果
が期待できる。また、本発明におけるサムネイルの表示
手法は上記した例に限るものではなく、様々な形態が考
えられる。

【００３５】次に、視聴番組選択画面161における操作
処理手順について図９に示すフローチャートを参照しな
がら詳細に説明する。図３の表で示したように、視聴ボ
タン123の押下によって他のモードから視聴番組選択モ
ードに移行すると、図９のフローチャート「視聴選択」
にしたがって動作処理が行われる。まずステップS201で
は視聴番組選択画面161の現在のジャンルを表す変数Cur
Genreを参照し、ジャンル表示部162にそのジャンル名を
表示し、そのジャンルに属する録画済み番組の一覧を録
画日時の早いもの順に表示する。次にステップS202では
選択カーソル173のある番組を示す変数CurProgramを参
照し、その番組の行に選択カーソル173を表示する。な
お、変数CurProgramは一覧中の番組に加えあらかじめ決
められた特別な値を持つことでジャンル表示部162を参
照することもでき、この場合はジャンル表示部162に選
択カーソル173を表示する。ステップS203では変数CurPr
ogramが番組を参照する場合にその番組についてのみそ
の番組の再生終了線172に対応する箇所のサムネイル映
像を動画像で再生し、その他の番組のサムネイル映像は
静止画で表示する。

【００３６】次にステップS204ではリモートコントロー
ラでのボタン入力を待ち、ステップS205では入力ボタン
が上ボタン124または下ボタン125であればステップS206
に進み、そうでなければステップS207に進む。ステップ
S206ではボタンの上下にあわせて選択カーソル173が現
在選択している番組の上または下の番組を参照するよう
に変数CurProgramの値を変更しステップS202に戻る。な
お、変数CurProgramが最も上部の番組を選択している状
態で上ボタン124が押下された場合には、選択カーソル1
73がジャンル表示部162に表示されるように変数CurProg
ramの値をあらかじめ決められた特別な値に変更する。
また、変数CurProgramが最も下部の番組を選択している
状態で下ボタン124が押下された場合には、変数CurProg
ramの値を変更しない。同様に、選択カーソル173がジャ
ンル表示部162にある場合、上ボタン124では変数CurPro
gramの値を変更せず、下ボタン125では選択カーソル173
が番組一覧の最も上部の番組を指すように変数CurProgr
amの値を変更する。例えば、図７では選択カーソル173
が第２行目の番組にあるが、上ボタン124の押下により
第１行目の番組に選択カーソル173は移動し、さらに上
ボタン124を押下するとジャンル表示部162に移動する。
また、図７の状態で下ボタン125を押下しても選択カー
ソル173は移動しない。

【００３７】ステップS207では入力ボタンが左ボタン12
6または右ボタン127であればステップS208に進み、そう
でなければステップS211に進む。ステップS208では変数
CurProgramの値があらかじめ決められた特別な値である
かどうか、つまり選択カーソル173がジャンル表示部162
を指しているかどうか判定し、指していればステップS2
09にそうでなければステップS201に進む。ステップS209
では入力ボタンの左右に合わせて変数CurGenreの値を変
更して一覧の現在のジャンルを変更し、ステップS210で
はその新しいジャンルに属する番組を検索し得られた番
組を録画日時の早いもの順に並べ替えその先頭の番組を
参照するように変数CurProgramの値を変更し、ステップ
S201に戻る。

【００３８】ステップS211では入力ボタンが決定ボタン
128または再生ボタン129であればステップS212に進み、
そうでなければステップS215に進む。ステップS212では
変数CurProgramが指す番組、つまり選択カーソル173が
指す番組について、直前に再生を終了した個所から再生
を再開するか、それとも番組の先頭から再生するかどう
かを問い合わせる画面を表示し利用者に選択させる。ス
テップS213では変数CurProgramの値を変数PlayProgram
に、ステップS212で得られた再生開始位置を変数PlayPo
sitionにそれぞれ代入し、再生モードに移行する。な
お、選択された番組の再生履歴を参照して一度も再生し
たことがない場合は、ステップS212において問い合わせ
を行わず番組の先頭から再生する。例えば図7の状態で
決定ボタン128が押下されると、選択カーソル173のある
第２行目の番組について先頭から４５分程度経過した個
所（直前の再生を終了した個所）から再生を再開するか
番組の先頭から再生するかを問い合わせ、利用者の選択
した個所から再生が行われる。

【００３９】ステップS215では入力ボタンが予約ボタン
121であれば予約画面モードに遷移し、ステップS217で
は入力ボタンがチューナボタン122であればチューナ操
作モードに遷移する。

【００４０】次に、本発明の実施の形態における番組録
画再生装置の再生モードにおける動作処理について図１
０のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。図
３の表で示したように、決定ボタン128もしくは再生ボ
タン129の押下によって他のモードから再生モードに遷
移すると、図１０のフローチャート「番組再生」にした
がって動作処理が行われる。まずステップS301では変数
PlayProgramが示す録画番組について変数PlayPosition
で示される時間位置から通常再生を開始する。次にステ
ップS302に進みリモートコントローラのボタン入力を待
つ。ボタン入力があるとステップS303に進み、入力ボタ
ンが停止ボタン130か予約ボタン121かチューナボタン12
2か視聴ボタン123のいずれかであった場合はステップS3
04に進み、そうでなければステップS307に進む。ステッ
プS304では現在の録画番組再生を停止し、再生中であっ
た録画番組を参照するように変数PlayProgramを変更
し、今回の再生モードにおける再生状態と再生停止位置
をその録画番組の再生履歴に反映させ、ステップS305で
その再生停止位置を変数PlayPositionに設定し、図３の
表に示したように入力ボタンに合わせてチューナ操作モ
ードか録画予約モードか視聴番組選択モードへ遷移す
る。このように、ステップS304で停止したときの番組と
再生位置を変数PlayProgramとPlayPositionに保持する
ことで、チューナ操作モードや録画予約モードから再生
ボタン129を押下して再生モードに遷移した際に直前に
再生を停止した番組の続きを再生し視聴することができ
る。

【００４１】ステップS307では入力ボタンが巻き戻しボ
タン131か早送りボタン132かポーズボタン133のいずれ
かの特殊再生ボタンであればステップS308に、そうでな
ければステップS309に進む。ステップS308では入力ボタ
ンに対応した特殊再生を実行しステップS302に戻る。ス
テップS309では入力ボタンが再生ボタン129であればス
テップS310を実行し、そうでなければステップS302に戻
る。ステップS310では、現在の特殊再生が行われていれ
ば通常再生に戻しステップS302に戻る。

【００４２】またステップS304において再生履歴を反映
する際には、特殊再生を行った部分も通常再生と同様に
再生したものとして捉えることで、視聴番組選択画面16
1の再生履歴グラフの表示が複雑になることを防ぐ。具
体的には図１４に示すように、例えば１０分間通常再生
を行い、続けて５分早送り再生をして３分巻き戻し再生
をして停止した場合、再生済み領域は再生開始点から１
５分間となり再生終了点は再生開始点から１２分の位置
になる。

【００４３】なお再生モードで再生中の録画番組が最後
まで再生された場合には図１０の別のフローチャート
「番組終了」が呼び出される。まずステップS321で最後
まで再生した録画番組の次の番組を選択する。より具体
的には、視聴番組選択モードにおける変数CurGenreとCu
rProgramを参照し、視聴番組選択モードのCurGenreで示
されるジャンルでの番組一覧にCurProgramで示される録
画番組の次の番組（視聴番組選択画面での操作において
下ボタン125で選択される番組）があれば、それを次に
再生する番組として選択してステップS322に進み、無け
れば次に再生する番組が無いものとして再生モードを終
了しチューナ操作モードに遷移する。ステップS322では
次に再生する番組とその先頭位置をそれぞれ変数PlayPr
ogramとPlayPositionに設定し、ステップS301に戻って
再生を継続する。

【００４４】以上の第１の実施の形態では、視聴番組選
択画面162において再生履歴を視覚的に表す再生履歴グ
ラフ171と、その映像をサムネイル映像170として表示す
ることで効率的な番組選択が可能となる。

【００４５】次に、本発明の第２の実施の形態における
録画予約モードの画面構成を、図１１を参照しながら詳
細に説明する。本実施の形態における録画予約画面141
は第１の実施の形態の録画予約画面に対して、録画保存
回数を入力し保存するための録画保存回数選択領域149
が追加されている点が異なる。

【００４６】録画保存回数選択領域149では、録画予約
の録画日選択領域143において「毎週月」や「月から
金」などのように毎週の特定曜日などの特定時間帯にく
り返し録画を行うように予約する際に、その録画番組の
最新録画分から何回分を保存し、それより古い録画分を
自動的に消去するように設定するために設けられる。具
体的には図１１において予約カーソル147のある予約エ
ントリでは録画日時が「毎週金」の21:00から22:00であ
り、保存回数が３回となっている。この場合、例えば１
２月６日(金)、同月１３日(金)、同月２０日(金)の３回
分が録画されており、次回録画分である１２月２７日
(金)の録画の際には１２月６日(金)の録画分を自動的に
消去し２７日(金)の放送を録画することになる。

【００４７】次に、図１２を参照しながら本発明の第２
の実施の形態における視聴番組選択モードの画面構成を
詳細に説明する。本実施の形態における視聴番組選択画
面161は第１の実施の形態の視聴番組選択画面に対し
て、毎週の特定曜日などの特定時間帯にくり返し録画が
行われた録画番組を一覧に表示する際に、それら個別の
番組として分けて表示するのでなく、一つの番組として
まとめて表示する点が異なる。

【００４８】具体的には図１２において選択カーソル17
3のある録画番組は、図１１における録画予約画面141の
予約カーソルのある予約エントリの録画内容の一例であ
る。この録画番組は毎週金曜日の21:00から22:00まで３
回分が録画されており、それぞれの録画日が１２月６
日、同月１３日、同月２０日である。そして選択カーソ
ル173はその番組の１２月６日録画分を選択しているこ
とを示している。

【００４９】くり返し録画番組に対する選択カーソル17
3の動作モードには全体選択モードと個別選択モードの
２種類があり図１３を用いて詳細に説明する。全体選択
モードは繰り返し録画された複数番組を一つの番組とし
て選択するモードであり、選択カーソル173は図１３
（ａ）に示す形状をなす。個別選択モードは繰り返し録
画された復す番組のうちの一つを選択するモードであ
り、図１３（ｂ）（ｃ）に示す形状をなす。図１３
（ｂ）では１２月６日の録画分を個別選択しており、図
１３（ｃ）では１２月１３日の録画分を個別選択してい
る。

【００５０】全体選択モードと個別選択モード間の移行
操作は、図１３に示すように右ボタン127の押下により
全体選択モードから個別選択モードへ、左ボタン126の
押下により個別選択モードから全体選択モードへ、また
個別選択モードにおいて上ボタン124、下ボタン125の押
下により個別選択される番組を変更する。

【００５１】再生履歴グラフ171および再生終了線172に
関しては、再生済みを表す矩形は各番組ごとに保持し、
再生終了線172は各番組のうち最後に再生を終了した時
点を表すことにする。具体的には図１２において選択カ
ーソル173のある番組は、まず１２月２０日の録画分を
１時間ほど再生し、次にすべての録画分を一括番組とし
て最初から再生し１２月１３日録画分の４５分ほどまで
再生した状態にある。つまり１２月６日録画分はすべて
再生し、１２月１３日録画分は４５分ほど再生し、１２
月２０日録画分は１時間ほど再生しており、再生終了線
は最後に再生を停止した１２月１３日録画分の４５分ほ
ど経過したあたりを指している。

【００５２】また選択カーソル173の番組を再生する際
には、全体選択モードでは各録画分を一つの番組と見た
てて再生し、個別選択モードでは各録画分について第1
の実施例と同様の方法で再生を行う。具体的には図１３
（ａ）のような選択カーソルにおいて再生を行うと、再
生終了線172のある部分から再生するか全体として先頭
である１２月６日録画分の先頭から再生するかを利用者
に問い合わせる。また図１３（ｂ）の場合には、再生終
了線172が無いので自動的に先頭から再生が行われる。

【００５３】以上の第２の実施の形態では、繰り返し録
画された番組について、録画予約において録画保存回数
を指定して自動的な更新をともなう録画が可能となり、
また視聴番組選択では一つの番組として捉えることで検
索が容易で使い勝手のよい操作体系を得ることができ
る。

【００５４】

【発明の効果】本発明の第１の実施の形態では、視聴番
組選択画面において選択されたジャンルに属する録画番
組の一覧を表示する際に録画日時やチャンネル番号に加
え、各番組をどこまで既に再生し視聴したかということ
と、その番組のサムネイルを表示させるので、多数の録
画番組から視聴したい番組を容易に選ぶことができる。
また、そのサムネイルが、直前に再生を終了した時点の
映像であれば、その番組の内容や再生を終了したシーン
を容易に知ることができるので、さらに番組を選択する
ことが容易となる。

【００５５】本発明の第２の実施の形態では、録画予約
画面においてくり返し録画される番組に関しては録画保
存回数を指定して古い録画分を自動的に消去し最新の指
定回数分のみ録画保存することができ、また視聴選択画
面ではそのような繰り返し録画される番組を一つの番組
として表示し選択することで番組の選択がより容易にな
る。このように従来のテープのようなシーケンシャル記
憶媒体では実現が困難であったランダムアクセス記憶媒
体を活かしたより使い勝手のよい操作体系を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態としての番組録画再生装置
のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

【図２】本実施の形態におけるリモートコントローラの
ボタン配置例の一部を示す平面図である。

【図３】本実施の形態における動作モードのボタン操作
に対する状態遷移を示す表である。

【図４】本発明の第１の実施の形態としての番組録画再
生装置の録画予約画面の表示例を示す説明図である。

【図５】録画予約画面などで用いられるジャンルの一例
を表す説明図である。

【図６】本発明の第１の実施の形態としての番組録画再
生装置の録画予約モードの処理手順を示すフローチャー
トである。

【図７】本発明の第１の実施の形態としての番組録画再
生装置の視聴番組選択画面の表示例を示す説明図であ
る。

【図８】本発明の第１の実施の形態としての番組録画再
生装置の視聴番組選択画面の別の表示例を示す説明図で
ある。

【図９】本発明の第１の実施の形態としての番組録画再
生装置の視聴番組選択モードの処理手順を示すフローチ
ャートである。

【図１０】本発明の実施の形態としての番組録画再生装
置の再生モードの処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１１】本発明の第２の実施の形態としての番組録画
再生装置の録画予約画面の表示例を示す説明図である。

【図１２】本発明の第２の実施の形態としての番組録画
再生装置の視聴番組選択画面の表示例を示す説明図であ
る。

【図１３】本発明の第２の実施の形態としての番組録画
再生装置の視聴番組選択画面における選択カーソルの表
示例を示す説明図である。

【図１４】特殊再生を含む再生時の再生履歴の算出方法
の一例を示す概念図である。

【符号の説明】

101 チューナ 102 デジタルエンコーダ 103 データストレージ 104デジタルデコーダ 105 ＯＳＤ 106 システムコントローラ 107 操作部 108 セレクタ 120 リモートコントローラ(一部) 121 予約ボタン 122 チューナボタン 123 視聴ボタン 124 上ボタン 125 下ボタン 126 左ボタン 127 右ボタン 128 決定ボタン 129 再生ボタン 130 停止ボタン 131 巻き戻しボタン 132 早送りボタン 133 ポーズボタン 141 録画予約画面 142 チャンネル番号選択領域 143 録画日選択領域 144 録画開始時刻選択領域 145 録画終了時刻選択領域 146 ジャンル選択領域 147 予約カーソル 148 入力フォーカス 149 録画保存回数選択領域 161 視聴番組選択画面 162 ジャンル表示部 163 サムネイル表示領域 164 チャンネル表示領域 165 録画月日表示領域 166 録画曜日表示領域 167 録画開始時刻表示領域 168 録画終了時刻表示領域 169 再生履歴表示領域 170 サムネイル映像 171 再生履歴グラフ 172 再生終了線 173 選択カーソル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】番組の映像音声をランダムアクセス可能な
記憶媒体に録画し、再生可能な番組録画再生装置におい
て、録画した各番組の一覧を表示し、この一覧から再生した
い番組を選択可能であって、前記録画した各番組の再生履歴を保持し、前記一覧に前
記再生履歴を表すグラフも併せて表示することを特徴と
する番組録画再生装置。
【請求項２】請求項１記載の番組録画再生装置であっ
て、前記一覧に、前記各番組のある時間における映像の小画
面画像を併せて表示することを特徴とする番組録画再生
装置。
【請求項３】請求項２記載の番組録画再生装置であっ
て、前記小画面画像として表示する映像が、保持されている
前記再生履歴を用いて、各番組の再生の終了時点の映像
であることを特徴とする番組録画再生装置。
【請求項４】請求項２記載の番組録画再生装置であっ
て、前記小画面画像として表示する映像が、予め定めた時間
間隔における番組の静止画像を表示することを特徴とす
る番組録画再生装置。
【請求項５】請求項２記載の番組録画再生装置であっ
て、前記グラフが示す再生履歴の対応箇所がユーザによって
変更操作可能であり、この操作に対応する再生履歴箇所
の映像を前記小画面画像として表示することを特徴とす
る番組録画再生装置。
【請求項６】請求項１〜５のいずれか一項に記載の番組
録画再生装置であって、番組を録画予約する際に、利用者にその番組に係わるジ
ャンルを選択させ、この選択されたジャンルを番組と併
せて記憶しておき、前記一覧で表示する際に、記憶されたジャンル毎に一覧
表示することを特徴とする番組録画再生装置。
【請求項７】番組の映像音声をランダムアクセス可能な
記憶媒体に録画し、再生可能な番組録画再生装置におい
て、録画された各番組に関する録画情報を管理する録画番組
情報管理手段と、録画された各番組について再生された時間領域に関する
情報を管理する再生履歴管理手段と、前記録画番組情報管理手段で管理される録画情報を用い
て録画された番組の一覧を表示し、利用者が前記一覧か
ら再生を希望する番組を選択できる視聴番組選択手段と
を備え、前記再生選択手段は、録画された各番組に関して前記再
生履歴管理手段で管理されている再生履歴情報から既に
再生した領域を視覚的に表現したグラフを前記一覧に表
示することを特徴とする番組録画再生装置。
【請求項８】前記視聴番組選択手段は、録画された各番
組について、前記番組のある時間における映像の小画面
画像を前記一覧に併せて表示することを特徴とする請求
項７に記載の番組録画再生装置。
【請求項９】前記小画面画像が、前記再生履歴手段で
管理されている再生履歴情報に基づき直前に再生を中断
した箇所の映像であることを特徴とする請求項８に記載
の番組録画再生装置。
【請求項１０】前記グラフは、番組の録画時間を全体長
とし既に再生した領域が矩形として表現される棒グラフ
であって、直前に再生を終了した箇所が前記棒グラフに
おいて対応する位置に線状に示されることを特徴とする
請求項１〜９のいずれか一項に記載の番組録画再生装
置。
【請求項１１】番組の映像音声をランダムアクセス可能
な記憶媒体に録画し、再生可能な番組録画再生方法にお
いて、録画された各番組に関する録画情報を管理し、録画さ
れた各番組について再生された時間領域に関する再生履
歴情報を管理し、前記録画情報を用いて記憶された番
組の一覧を表示する際に、表示されている各番組につい
て前記再生履歴情報から既に再生した領域を視覚的に表
現したグラフを前記一覧に表示することを特徴とする番
組録画再生方法。
【請求項１２】前記一覧で表示されている各番組につい
て、前記番組のある時間における映像の小画面画像を前
記一覧に併せて表示することを特徴とする請求項１１に
記載の番組録画再生方法。
【請求項１３】前記小画面画像が、前記再生履歴情報に
基づき直前に再生を中断した箇所の映像であることを特
徴とする請求項１２に記載の番組録画再生方法。
【請求項１４】番組の映像音声をランダムアクセス可能
な記憶媒体に録画し、再生可能な番組録画再生装置にお
いて、録画された各番組に関する録画情報を管理する録画番組
情報管理手段を備え、前記録画番組情報は、連続番組の分割録画された各番組
について録画時刻が最新の番組から利用者が指定した回
数分だけ保存し、前記回数分を越える古い録画番組を自
動的に消去することを特徴とする番組録画再生装置。
【請求項１５】番組の映像音声をランダムアクセス可能
な記憶媒体に録画し、再生可能な番組録画再生装置にお
いて、録画された各番組に関する録画情報を管理する録画番組
情報管理手段と、前記録画番組情報管理手段で管理さ
れる録画情報を用いて記憶された番組の一覧を表示し、
前記一覧から利用者に再生を希望する番組を選択させる
視聴番組選択手段とを備え、前記視聴番組選択手段は、録画された番組の中で連続番
組の分割記憶された各番組を前記一覧において一つの番
組として集約して表示し、前記利用者が該一覧を選択す
ると当該番組を再生することを特徴とする番組録画再生
装置。
【請求項１６】連続番組の指定および前記連続番組の録
画保存回数を利用者が録画予約時に指定可能であること
を特徴とする請求項１４または１５に記載の番組録画再
生装置。
【請求項１７】番組の映像音声をランダムアクセス可能
な記憶媒体に録画し、再生する番組録画再生方法におい
て、録画された各番組に関する録画情報を管理し、前記録画情報に基づき連続番組の分割録画された各番組
について録画時刻が最新の番組から利用者が指定した回
数分だけ録画保存し、前記回数分を越える古い録画番組
を自動的に消去することを特徴とする番組録画再生方
法。
【請求項１８】番組の映像音声をランダムアクセス可能
な記憶媒体に録画し、再生する番組録画再生方法におい
て、録画された各番組に関する録画情報を管理し、
前記録画情報を用いて録画された番組の一覧を表示する
際に、録画された番組の中で連続番組の分割録画された
各番組を前記一覧において一つの番組として集約して表
示し、前記利用者が該一覧を選択すると当該番組を再生
することを特徴とする番組録画再生方法。