JP2000138700A - 表示装置,制御装置および制御システム - Google Patents

表示装置,制御装置および制御システム

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JP2000138700A
JP2000138700A JP10312330A JP31233098A JP2000138700A JP 2000138700 A JP2000138700 A JP 2000138700A JP 10312330 A JP10312330 A JP 10312330A JP 31233098 A JP31233098 A JP 31233098A JP 2000138700 A JP2000138700 A JP 2000138700A
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display device
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JP10312330A
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Atsushi Shimizu
敦 清水
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課第】 表示装置と制御器との間を無線通信で双方向
に信号を送受信させて、表示装置の携帯性を高めるとと
もに、制御システムの信頼性を高めた表示装置,制御装
置,およびこれらの表示装置,制御装置を有するように
する。 【解決手段】 表示装置2は、制御装置1に対して無線
通信で所定の入力を行っている際に、少なくとも一方の
無線通信が途絶したとき、制御装置2の無線通信ユニッ
ト12に対する入力を停止する。また、表示装置2は、
制御装置1に対して入力を制限する固体識別情報を有し
ている。制御装置1は、表示装置2と無線通信で信号を
送受信している際に、少なくとも一方の無線通信が途絶
したとき、外部機器の制御を一時停止する。また制御装
置1は、表示装置2から受信した入力が、実行しべき入
力であるが否かを判定する識別情報を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置と表示装
置との間で互いに無線通信で双方向に信号を送受信する
表示装置,制御装置,および制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】制御システムにおいて表示装置は欠かせ
ないものになってきている。この表示装置は、操作盤の
内部に設置される、例えばプログラマブルロジックコン
トローラ,パーソナルコンピュータ等の制御装置(ホス
ト)と有線(ケーブル)で接続され、制御機器のシステ
ムの表面に固定されている。
【0003】この表示装置は、装置内のメモリ(テーブ
ル)に書き込まれている設定値の確認や変更、更に制御
プログラムの確認や変更等を、その用途目的としてい
る。
【0004】近年、ハンディタイプの表示装置も市販さ
れて活用されるようになってきている。このハンディタ
イプの表示装置は、ケ−ブルでつながれたものである
が、それまでの固定タイプのものとは異なり、作業者が
これを手に持ち、制御機器の近くで設定値を確認しなが
ら、プログラムの修正・デバッグを行って制御機器の調
整を行う等に使用されている。
【0005】このハンディタイプの表示装置は、作業者
がこれを手に持ち、制御機器の近くで設定値を確認しな
がら制御機器の調整を行うことができるため、ユーザか
ら重宝がられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のハンディタイプの表示装置は、これまでの固定
された表示装置に比べハンディタイプであるため自由度
があるが、使用されているケーブルが、FA分野での入
力機器に対する信頼性の重視の要請により、かなり丈夫
にできており、制御システムで使用するに際し、ケーブ
ルが邪魔になって携帯性が悪いという問題点があった。
【0007】そこで、従来のハンディタイプの表示装置
の携帯性の悪さを解消するためには、ケーブルを使用し
ない無線入力するタイプのものであればよいが、無線入
力に対する信頼性の懸念から実用化されないという問題
点があった。
【0008】つまり、緊急時に非常停止するスイッチ
(SW)の存在が重要であるFA分野において、ハンデ
ィタイプの表示装置と制御装置との間を無線化すると、
通信環境の変動により、いざというときには非常停止S
Wが効かない場合が往々にして発生し、危なくて制御装
置と制御装置間を無線化することができなかった。
【0009】本発明は上述した問題点に鑑み、表示装置
と制御器との間を無線通信で双方向に信号を送受信させ
て、表示装置の携帯性を高めるとともに、制御システム
の信頼性を高めた表示装置,制御装置,およびこれらの
表示装置,制御装置を有する制御システムを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、制御装置に対して無線通
信が双方向に可能な通信部をもち、この通信部からプロ
グラミング制御による命令信号を送信する表示装置であ
って、前記通信部が無線通信を行っている際に、通信ト
ラブルが発生したとき、プログラミング制御を操作する
ための入力を禁止する入力禁止手段を具備するようにす
る。
【0011】この請求項1の発明では、表示装置から制
御装置に対して無線通信で入力している際に通信トラブ
ルが発生したとき、入力禁止手段が入力を禁止すること
により、誤った入力が制御装置に入力されないため、制
御システムの安全性を確保することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、さらに、前記制御装置に対して行う制御内
容ごとの制御可否の権限にかかわる個体識別情報を通信
信号に含ませるようする。
【0013】この請求項2記載の発明では、制御装置に
対して行う制御内容ごとの制御可否の権限にかかわる個
体識別情報を有するので、所望する制御装置のみ入力を
送受信することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、プログラマブル表
示装置に対して無線通信が双方向に可能な通信部をもつ
とともに、外部に接続とりはずし可能な被制御機器を制
御する制御装置であって、前記プログラマブル表示装置
との間で無線通信で信号を送信または受信している際
に、通信トラブルが発生したとき、前記被制御機器の制
御を一時停止する制御を行う一時停止手段を具備するこ
とを特徴とする制御装置。
【0015】この請求項3記載の発明では、プログラマ
ブル表示装置との間で無線通信で信号を送信または受信
している際に、通信トラブルが発生したとき、前記被制
御機器の制御を一時停止する制御を行う一時停止するこ
とにより、仮に、表示装置からの誤った入力を受信して
も、この誤って受信した入力による被制御機器に対する
制御を停止することができるため、制御システムの安全
性を確保することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記通信部から受信した入力が、実行命令
の権限デ−タを含んでいるか否かを判定する判定手段を
有するようにする。
【0017】この請求項4記載の発明では、制御装置に
おいて、判定手段により、表示装置から受信した入力
が、実行すべき入力であるか否かを判定することによ
り、制御装置は、実行すべきでない表示装置から受信し
た入力の実行を無視し、実行すべき入力のみを実行する
ため、誤った入力の受信を防止することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、外部に接続すると
りはずし可能な被制御機器と、プログラマブル表示装置
とを備え、両装置との間で無線で双方向に信号を通信す
る制御システムにおいて、前記表示装置が、前記制御装
置に対して無線通信を行っている際に、通信トラブルが
発生したとき、前記制御装置に対する制御の操作のため
の入力を禁止する入力禁止手段を具備し、前記制御装置
が、前記表示装置に対して無線通信を行っている際に、
通信トラブルが発生したとき、前記被制御機器の制御を
一時停止する制御一時停止手段を具備するようにする。
【0019】この請求項5記載の発明では、表示装置か
ら制御装置に対して無線通信で入力している際に通信ト
ラブルが発生したとき、入力禁止手段が入力を禁止する
ことにより、誤った入力が制御装置に入力されないた
め、制御システムの安全性を確保することができる。
【0020】また、表示装置と無線通信との間で無線通
信で双方向に信号を通信している際に、通信トラブルが
発生したとき、制御一時停止手段が被制御機器の制御を
一時停止することにより、仮に、表示装置からの誤った
入力を受信しても、この誤って受信した入力による被制
御機器に対する制御の停止することができるため、制御
システムの安全性を確保することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示装置,制
御装置,およびこれらの表示装置,制御装置を有する制
御システムの実施形態を図面に基づき説明する。
【0022】<第1実施形態>図1は本発明に係る制御
システムの第1実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【0023】この実施形態の制御システムは、図1に示
すように、CPUユニット11,無線通信ユニット1
2,および#1〜#nのI/Oユニット13を有する制
御装置1がケーブル(同軸ケーブル)6を介してI/O
バス5に接続されており、また、ハンディタイプの無線
表示装置2(以下、単に表示装置という)が制御装置1
の無線通信ユニット12と無線通信で双方向に通信する
ように構成されている。
【0024】しかも、この実施形態の制御システムは、
制御装置1がケーブル8を介して他のネットワーク7に
接続されており、この他のネットワーク7には制御シス
テムを管理する管理装置3が接続されて構成されてい
る。
【0025】ここで、本発明の特徴部分となる制御装置
1を構成するCPUユニット11,無線通信ユニット1
2,および表示装置2の構成について説明する。
【0026】(1)制御装置を構成するCPUユニット
11の構成について
【0027】図2はCPUユニット11の構成を示すブ
ロック図である。
【0028】CPUユニット11は、自己を制御すると
ともに、無線通信ユニット12およびI/Oユニット1
3を制御する制御(CPU)ユニット111と、I/O
バス5に対して通信制御を行うI/Oバス通信ユニット
112と、他のネットワーク7に対して通信制御を行う
他のネットワーク通信ユニット113とから構成されて
いる。
【0029】制御(CPU)ユニット111は、コネク
タ1111と、システムバス(CPUバス)インタフェ
ース回路1112と、システムROM1113と、演算
装置1114と、ユーザメモリ(UM)1115と、I
/Oメモリ(IOM)1116と、ワークRAM111
7とから構成されている。
【0030】コネクタ1111はCPUバス41と信号
を送受信するコネクタであり、I/Oバスインタフェー
ス回路1112はCPUバス41との信号をインタフェ
ースするものである。
【0031】システムROM1113はシステムプログ
ラムを記憶するものであり、演算装置1114は制御
(CPU)ユニット111全体の制御を行うようになっ
ており、ユーザメモリ(UM)1115は被制御機器を
所定動作で稼働させるユーザプログラムを記憶するもの
である。
【0032】I/Oメモリ(IOM)1116は、被制
御機器からのI/O情報を記憶するものであり、ワーク
RAM1117は、演算装置1114が所定の制御処理
を行うに際して必要となるワークエリアを確保するメモ
リである。
【0033】I/Oバス通信ユニット112は、コネク
タ1121と、システムバスインタフェース回路112
2と、共有メモリ(バッファ)1123と、演算装置1
124と、システムROM1125と、I/Oバスイン
タフェース回路1126と、コネクタ1127とから構
成されている。
【0034】コネクタ1121はCPUバス41と信号
を送受信する受け口であり、システムバスインタフェー
ス回路1122はCPUバス41との信号をインターフ
ェースするものである。
【0035】共有メモリ(バッファ)1123は演算装
置1124が形成した送信信号を表示装置2に送信する
まで一時格納するものであり、システムROM1125
はシステムプログラムを記憶するものである。
【0036】I/Oバスインターフェース回路1126
はI/Oバス5との信号をインターフェースするもので
あリ、コネクタ1127はI/Oバス5と信号を送受信
する受け口である。
【0037】他のネットワーク通信ユニット113は、
コネクタ1131と、システムバスインタフェース回路
1132と、共有メモリ(バッファ)1133と、演算
装置1134と、システムROM1135と、I/Oバ
スインタフェース回路1136と、コネクタ1137と
から構成されている。
【0038】コネクタ1131はCPUバス41と信号
を送受信する受け口であり、システムバスインタフェー
ス回路1132はCPUバス41との信号をインターフ
ェースするものである。
【0039】共有メモリ(バッファ)1133は演算装
置1134が形成した送信信号を表示装置2に送信する
まで一時格納するものであり、システムROM1135
はシステムプログラムを記憶するものである。
【0040】I/Oバスインターフェース回路1136
は他のネットワーク7との信号をインターフェースする
ものであリ、コネクタ1137は他のネットワーク7と
信号を送受信する受け口である。
【0041】(2)制御装置1の無線通信ユニット12
の構成について
【0042】図3は制御装置の無線通信ユニットの構成
を示すブロック図である。
【0043】無線通信ユニット12は、図2に示すよう
に、コネクタ121と、I/Oバスインタフェース回路
122と、共有メモリ(バッファ)123と、演算装置
124と、固体識別SW(スイッチ)125と、SWイ
ンターフェース回路126と、システムROM127
と、無線通信インターフェース回路128と、信号増幅
回路129と、発信部130aと、受信部130bとか
ら構成されている。
【0044】コネクタ121はI/Oバス5と信号を送
受信する受け口であり、I/Oバスインタフェース回路
122はI/Oバス5との信号をインタフェースするよ
うになっている。
【0045】共有メモリ(バッファ)123は演算装置
124が形成した送信信号を表示装置2に送信するまで
一時格納するものであり、演算装置124は送信信号を
形成するとともに受信信号の誤りをチェックし、加えて
無線通信ユニット12全体の制御を行うようになってい
る。
【0046】個体識別SW125は、表示装置2から受
信した入力が、実行すべき入力であるか否かを判定する
個体識別SW情報を有するものである。
【0047】ここで、この個体識別SW125で指定さ
れた個体識別SW情報について、図4を参照して説明す
る。
【0048】個体識別SW情報は、例えば権限ランク
と,無線通信が可能な制御装置を指定する番号とからな
り、権限ランクにはAランク,Bランク,およびCラン
クを有している。
【0049】因みに、権限ランクがAランクはプログラ
ムの変更が可能であり、メンテナンスが自由に行えるこ
とを示しており、権限ランクがBランクはSWの入力を
可能として数値変更を自由に行えることを示しており、
権限ランクがCランクはSWの入力を不可として数値変
更を自由に行えないことを示している。
【0050】なお、権限ランクがAランクはBランクお
よびCランクを含み、また、権限ランクがBランクはC
ランクを含む。
【0051】すなわち、権限ランクがAランクは、上述
したAランクの内容を行える上に、BランクおよびCラ
ンクの内容を行えることを示している。また、権限ラン
クがBランクは、上述したBランクの内容を行える上
に、さらに、Cランクの内容をを行えることを示してい
る。
【0052】SWインターフェース回路126は、個体
識別SWをインターフェースする回路である。
【0053】システムROM127は演算装置124が
実行する通信制御プログラムを格納するものであり、無
線通信インターフェース回路128は表示装置2との信
号をインターフェースするようになっており、信号増幅
回路129は表示装置2から受信した信号を増幅すると
ともに、表示装置2に対して送信する信号を増幅するよ
うになっている。
【0054】発信部130aは信号増幅回路129で増
幅された信号を表示装置に送信するようになっており、
受信部130bは表示装置2からの信号を受信するよう
になっている。
【0055】(3)無線表示器の構成について
【0056】図5は表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0057】表示装置2は、受信部21と、発信部22
と、信号増幅回路23と、無線通信インターフェース2
4と、演算装置25と、非常停止SW(スイッチ)26
と、固体識別SW(スイッチ)27と、SWインターフ
ェース回路28と、システムROM29と、画像データ
メモリ30と、ワークRAM31と、漢字ROM32
と、ブザー33と、ランプ34と、表示素子ドライバ回
路35と、タッチSWインタフェース回路36と、タッ
チSW37と、表示素子38と、バックライト39と、
バックライト点灯回路40とから構成されている。
【0058】受信部21は制御装置1の無線通信ユニッ
ト12から送信されてきた信号を受信するようになって
おり、発信部22は制御装置1の無線通信ユニット12
に対して送信する信号を送信するようになっている。
【0059】信号増幅回路23は、受信部21で受信し
た無線通信ユニット12からの信号を増幅するととも
に、発信部22で無線通信ユニット12に送信する信号
を増幅するようになっている。
【0060】無線通信インターフェース24は、無線通
信ユニット12から受信した信号,および無線通信ユニ
ット12に対して送信する信号をCPUバス41にイン
タフェースするようになっている。
【0061】演算装置25は、送信信号を形成するとと
もに受信信号の誤りをチェックし、加えて表示装置2全
体の制御を行うようになっている。
【0062】非常停止SW26は、表示装置の操作者が
(操作者の意思で)制御システムを非常停止するスイッ
チである。
【0063】固体識別SW27は、制御装置1に対して
入力を制限する個体識別情報を有するものである。この
個体識別SW27で指定された個体識別SW情報は、制
御装置1の無線通信ユニット12中に有する固体識別S
W(スイッチ)27が有する個体識別SW情報と同様で
あるので、その詳細説明を省略する。
【0064】SWインターフェース回路28は、個体識
別SW27をインターフェースする回路である。
【0065】システムROM29は演算装置25が実行
する通信制御プログラムを格納するものであり、画像デ
ータメモリ30はこの表示装置が表示する表示画像を格
納するものである。
【0066】ワークRAM31は無線通信する際に必要
となるワークエリアを確保するメモリであり、漢字RO
M32は表示画面に表示される漢字を格納するものであ
る。
【0067】ブザー33は、制御システムに従事する作
業者に対する警告、例えば制御装置1との無線通信回線
のトラブルが発生したときの警告や、I/Oバス5に接
続された制御装置1を介して作業者に作業指示を出す際
に、その呼出し音として使用されるものである。
【0068】ランプ34は、制御システムに従事する作
業者に対する警告、例えば制御装置1との無線通信回線
が不通である警告を、ランプ光で知らせるようになって
いる。
【0069】表示素子ドライバ回路35は表示素子37
に所定の表示画面を表示させるドライバであり、タッチ
SWインタフェース回路36はタッチSW(スイッチ)
37をインタフェースする回路である。
【0070】タッチSW37は、表示素子37に有して
おり、所定のメニューの表示画面を表示させたり、特定
の指示を設定するためのスイッチである。
【0071】表示素子38は、例えば液晶表示素子から
なり、表示素子ドライバ回路35の制御に基づき、所定
の表示画面を表示するようになっている。
【0072】バックライト39は、表示素子38で表示
された表示画面を照らす、例えば冷陰極管(CFL)で
あり、バックライト点灯回路40は表示素子38に表示
される表示画面の輝度に見合った電圧をバックライト3
9に印加するようになっている。
【0073】続いて、表示装置2の演算装置25の動作
を、通信制御の動作と個体識別SWの認識動作に分けて
説明する。
【0074】(1)表示装置2に有する演算装置25の
通信制御について
【0075】図6〜図8は表示装置に有する演算装置の
通信制御についたの動作を示すフローチャートである。
【0076】演算装置25は、電源が立ち上がると、無
線入力開始のSW(スイッチ)が押下されたか否かを判
断する(ステップ110)。
【0077】演算装置25は、無線入力開始のSWが押
下されていないと判断した場合には(ステップ110;
N)、このSWが押されるまで待機しつつ、他の処理処
理を実行する(ステップ115)一方、他の無線入力開
始のSWが押されたと判断した場合には(ステップ11
0;Y)、マスタとしての制御装置1の無線通信ユニッ
ト12に対して無線入力を開始する旨を通知する(ステ
ップ120)。
【0078】その後、演算装置25は、制御装置1から
入力可能である旨の返信があったか否かを判断し(ステ
ップ130)、制御装置1から入力可能である旨の返信
が未だないと判断した場合には(ステップ130;
N)、制御装置1の無線通信ユニット12に対して無線
入力を開始する旨の通知を行ったのち、一定時間経過し
たか否かを判断する(ステップ140)。
【0079】演算装置25は、制御装置1の無線通信ユ
ニット12に対して無線入力を開始する旨の通知を行っ
たのち、未だ一定時間経過していないと判断した場合に
は(ステップ140;N)、他の処理を実行したのち
(ステップ145)、ステップ130に処理を移行して
上述したと同様な処理を続行する一方、すでに一定時間
経過したと判断した場合には(ステップ140;Y)、
制御装置1に対する双方向の無線通信が不通であること
を表示する(ステップ150)。
【0080】なお、表示画面でなくてもランプで無線通
信が不通であることを示してもよい。
【0081】次に、演算装置25は、「再トライします
か」という表示を表示画面に表示させるタッチスイッチ
が押下されたか否かを判断し(ステップ160)、この
タッチスイッチが押下されたと判断した場合には(ステ
ップ160;Y)、ステップ120に処理を移行して上
述したと同様な処理を続行する一方、タッチスイッチが
押下されていないと判断した場合には(ステップ16
0;N)、他の処理を実行したのち(ステップ16
5)、ステップ110に処理を移行して上述したと同様
な処理を続行する。
【0082】ステップ130において、演算装置25
は、制御装置1から入力可能である旨の通知があったと
判断した場合には(ステップ130;Y)、制御装置1
に対して双方向で無線通信されていることを確認するた
めの信号を常時発信する(ステップ170)。
【0083】続いて、演算装置25は、制御装置1の無
線通信ユニット12に対して無線入力が可能である旨を
表示して操作者に通知し、入力を待ち(ステップ18
0)、その後、制御装置1に対する「入力された値(も
しくは命令)」が有るか否かを判断する(ステップ19
0)。
【0084】なお、上記無線入力が可能である旨の表示
を表示画面でなくランプ等で示してもよい。
【0085】演算装置25は、制御装置1に対する「入
力された値(もしくは命令)」が無いと判断した場合に
は(ステップ190;N)、制御装置1に対して常時発
信している確認信号に対する返信があるか否かを判断す
る(ステップ200)。
【0086】演算装置25は、常時発信している確認信
号に対する返信があると判断した場合には(ステップ2
00;Y)、他の処理を実行したのち(ステップ20
5)、ステップ190に処理を移行して上述したと同様
な処理を行う一方、常時発信している確認信号に対する
返信がないと判断した場合には(ステップ200;
N)、キーロック,中断等することで制御装置1に対す
る入力を一時停止するとともに、その旨を表示する(ス
テップ220)。
【0087】なお、上記無線入力が可能である旨の表示
を表示画面でなくランプ等で示してもよい。
【0088】その後、演算装置25は、双方通信で無線
通信が行われていることを確認するための信号を制御装
置1に対して送信する(ステップ230)。
【0089】続いて、演算装置25は、双方通信で無線
通信が行われていることを確認するための信号を制御装
置1に対して送信したときから一定時間経過したか否か
を判断し(ステップ240)、一定時間経過していない
と判断した場合には(ステップ240;N)、他の処理
を実行したのち(ステップ245)、ステップ200に
処理を移行して上述したと同様な処理を続行する。
【0090】一方、演算装置25は、一定時間経過した
と判断した場合には(ステップ240;Y)、「(無
線)入力を終了しますか」と表示させる例えばタッチス
イッチが押下されたか否かを判断する(ステップ25
0)。
【0091】演算装置25は、「(無線)入力を終了し
ますか」と表示させる例えばタッチスイッチが押下され
ていないと判断した場合には(ステップ250;N
O)、ステップ200に処理を移行して上述したと同様
な処理を続行する一方、前記タッチスイッチが押下され
たと判断した場合には(ステップ250;YES)、処
理を終了する。
【0092】ステップ190において、演算装置25
は、制御装置1に対する「入力された値(もしくは命
令)」が有ると判断した場合には(ステップ190;
Y)、制御装置1に対して「入力された値(もしくは命
令)」を送信する(ステップ260)。
【0093】次に、演算装置25が、制御装置1から
「入力完了」した旨の通知が有ったか否かを判断し(ス
テップ270)、「入力完了」した旨の通知が無いと判
断した場合には(ステップ270;N)、さらに、「入
力された値(もしくは命令)」を制御装置1に送信した
ときから一定時間経過したか否かを判断する(ステップ
280)。
【0094】演算装置25が、「入力された値(もしく
は命令)」を制御装置1に送信したときから一定時間経
過していないと判断した場合には(ステップ280;
N)、他の処理を実行したのち(ステップ285)、ス
テップ270に処理を移行して上述したと同様な処理を
続行する一方、一定時間経過したと判断した場合には
(ステップ280;Y)、制御装置1に対して入力がで
きなかったことを表示する(ステップ290)。
【0095】続いて、演算装置25は、「再入力します
か」を表示させるタッチパネルが押下されたか否かを判
断し(ステップ300)、「再入力しますか」を表示さ
せるタッチパネルが押下されていないと判断した場合に
は(ステップ300;NO)、ステップ190に処理を
移行して上述したと同様な処理を続行する。
【0096】一方、演算装置25は、「再入力します
か」を表示させるタッチスイッチが押下されたと判断し
た場合には(ステップ300;YES)、「入力された
値」を制御装置1に対して再送信し(ステップ31
0)、ステップ270に処理を移行して上述したと同様
な処理を続行する。
【0097】ステップ270において、演算装置25
は、制御装置1から「入力完了」した旨の通知が有った
と判断した場合には(ステップ270;Y)、制御装置
1に対する入力が完了したことを表示する(ステップ3
20)。
【0098】その後、演算装置25は、無線入力終了を
指示するタッチスイッチが押下されたか否かを判断し
(ステップ330)、このタッチスイッチが未だ押下さ
れていないと判断した場合には(ステップ330;
N)、ステップ190に処理を移行して上述したと同様
な処理続行する一方、このタッチスイッチが押下された
と判断した場合には(ステップ330;Y)、処理を終
了する。
【0099】(2)表示装置の演算装置の個体識別SW
の認識処理について
【0100】図9は表示装置の演算装置の個体識別SW
の認識処理を示すフローチャートである。
【0101】表示装置2の演算装置25は、無線通信の
開始を指示するタッチキーが押下されたか否かを判断し
(ステップ410)、このタッチキーが押下されていな
いと判断した場合には(ステップ410;N)、このタ
ッチキーが押下されるまで待機する一方、タッチキーが
押下されたと判断した場合には(ステップ410;
Y)、固体識別SWの値をチェックする(ステップ42
0)。
【0102】演算装置25は、個体識別SWの値をチェ
ックすると、チェックした個体識別SWに対応するメニ
ュー画面を表示させる(ステップ430)。
【0103】その後、演算装置25は、メニュー画面に
表示された通信可能な制御装置1に対して無線入力を開
始する旨を通知して(ステップ440)、処理を終了す
る。
【0104】続いて、制御装置1を構成する無線通信ユ
ニット12に有する演算装置124の動作を、通信制御
の動作と個体識別SWの認識する動作に分けて説明す
る。
【0105】1)制御装置1を構成する無線通信ユニッ
ト12に有する演算装置124の通信制御について
【0106】図10は制御装置を構成する演算装置の通
信制御についての動作を示すフローチャートである。
【0107】制御装置1の演算装置124は、「無線入
力を開始する旨の通知」が表示装置2から受信したか否
かを判断し(ステップ510)、「無線入力を開始する
旨の通知」が表示装置2から未だ受信していないと判断
した場合には(ステップ510;N)、この旨の通知を
受信するまで他の処理を実行して待機する(ステップ5
15)。
【0108】一方、演算装置124は、「無線入力を開
始する旨の通知」が表示装置2から受信したと判断した
場合には(ステップ510;Y)、双方向で無線通信が
行われていることを確認するための信号を表示装置2に
対して常時発信するとともに、「入力可能」である旨を
表示装置2に通知する(ステップ520)。
【0109】その後、演算装置124は、表示装置2か
ら「入力」を受信したか否かを判断し(ステップ53
0)、表示装置2から「入力」を受信したと判断した場
合には(ステップ530;Y)、この受信した「入力」
が非常停止を示す入力であるか否かを判断する(ステッ
プ540)。
【0110】演算装置124は、表示装置2から受信し
た「入力」が非常停止を示す入力であると判断した場合
には(ステップ540;Y)、制御装置1がI/Oユニ
ット13を介して制御する外部機器を一時停止するとと
もに(ステップ550)、表示装置2に対して「非常停
止状態」である旨を通知し(ステップ560)、その他
の処理を実行したのち(ステップ565)、ステップ5
30に処理を移行して上述したと同様な処理を続行す
る。
【0111】ステップ540において、演算装置124
は、表示装置2から「入力」が「非常停止」でないと判
断した場合には(ステップ530;N)、表示装置2か
ら受信した「入力」の内容を実行するとともに(ステッ
プ570)、表示装置2に対して「入力」を受信した旨
を通知し(ステップ580)、ステップ530に処理を
移行して上述したと同様な処理を続行する。
【0112】ステップ530において、演算装置124
は、表示装置2から「入力」を受信していないと判断し
た場合には(ステップ530;N)、表示装置2に対し
て常時発信している「確認信号」に対する返信があるか
否かを判断する(ステップ590)。
【0113】演算装置124は、表示装置2に対して常
時発信している「確認信号」に対する返信がないと判断
した場合には(ステップ590;N)、他の処理を実行
したのち(ステップ595)、ステップ530に処理を
移行して上述したと同様な処理を続行する一方、「確認
信号」に対する返信があったと判断した場合には(ステ
ップ590;Y),CPUユニット11に対してその旨
を出力し、CPUユニット11によりI/Oユニット1
3に接続されている被制御機器を一時停止させる(ステ
ップ600)。
【0114】その後、演算装置124が、被制御機器が
一時停止したときから一定時間経過したか否かを判断し
(ステップ610)、その結果、未だ一定時間経過して
いないと判断した場合には(ステップ610;N)、他
の処理を実行したのち(ステップ615)、ステップ5
90に処理を移行して上述したと同様な処理を続行す
る。
【0115】一方、演算装置124が、被制御機器を一
時停止したときから一定時間経過したと判断した場合に
は(ステップ610;Y)、表示装置2からの入力を無
効にし(ステップ620)、他の処理を実行したのち
(ステップ625)、ステップ510に処理を移行して
上述したと同様な処理を続行する。
【0116】2)制御装置1を構成する無線通信ユニッ
ト12に有する固体識別SWの認識処理について
【0117】図11は制御装置を構成する固体識別SW
の認識処理を示すフローチャートである。
【0118】制御装置1を構成する無線通信ユニットの
演算装置124は、無線通信を開始する旨の通知を表示
装置2から受信したか否かを判断し(ステップ71
0)、無線通信を開始した旨の通知が未だ受信していな
いと判断した場合には(ステップ710;N)、他の処
理を実行したのち(ステップ715)、無線通信を開始
する旨の通知を受信するまで待機する。
【0119】一方、演算装置124が、無線通信を開始
する旨の通知の受信が有ったと判断した場合には(ステ
ップ710;N)、制御装置1に有する固体識別SW1
25の値をチェック(読み出す)(ステップ720)。
【0120】その後、演算装置124が、表示装置2か
ら固体識別SWの値を有する固体識別SW情報を受信す
ると(ステップ730)、自己が有する固体識別SW1
25の値が、受信した固体識別SW情報に有する表示装
置2の固体識別SWの値に含まれているか(受信した固
体識別SW情報に有する表示装置2の固体識別SWが一
つの場合には一致)、すなわち、表示装置2とアクセス
できる権限が与えられているか否かを判断する(ステッ
プ740)。
【0121】演算装置124は、自己が有する固体識別
SW125の値が、受信した固体識別SW情報に有する
表示装置2の固体識別SWの値に含まれていず、従っ
て、表示装置2とアクセスできる権限が与えられていな
いと判断した場合には(ステップ740;N)、表示装
置2からの入力を無視し(ステップ770)、他の処理
を実行したのち(ステップ775)、ステップ710に
処理を移行して上述したと同様な処理を続行する。
【0122】一方、演算装置124は、自己が有する固
体識別SW125の値が、受信した固体識別SW情報に
有する表示装置2の固体識別SWの値に含まれており、
従って、表示装置2とアクセスできる権限が与えられて
いると判断した場合には(ステップ740;Y)、無線
通信が双方向となっていることを確認するための信号を
表示装置2に対して常時発信するとともに、「入力」が
可能である旨を表示装置2に通知する(ステップ75
0)。
【0123】演算装置124は、「入力」が可能である
旨を表示装置2に通知すると、表示装置2の固体識別S
Wの値に対するメッセージがあるか否かを判断する(ス
テップ780)。
【0124】演算装置124は、その結果、表示装置2
の固体識別SWの値に対するメッセージでないと判断し
た場合には(ステップ780;N)、他の処理を実行し
て(ステップ795)処理を終了する一方、表示装置2
の固体識別SWの値に対するメッセージであると判断し
た場合には(ステップ780;Y)、該当するメッセー
ジを表示装置2に送信し(ステップ790)、処理を終
了する。
【0125】この実施形態の制御システムでは、表示装
置2が制御装置1との間で互いに無線通信で双方向に信
号を通信するため、これまでの固定された表示装置に比
べ自由度があり、携帯性を向上することができる。
【0126】また、この実施形態の制御システムでは、
表示装置2から制御装置1に対して無線通信で入力して
いる際に少なくとも一方の無線通信(信号)が途絶した
とき、演算装置25が非常停止SW123を用いて入力
を禁止するようにしたことにより、誤った入力が制御装
置に入力されないため、制御システムの安全性を確保す
ることができる。
【0127】さらに、この実施形態の制御システムで
は、表示装置2と無線通信で信号を送受信している際
に、少なくとも一方の無線通信(信号)が途絶したと
き、制御装置1がセンサ,アクチュエータ等の被制御機
器の制御を一時停止させるようにしたことにより、仮
に、表示装置2からの誤った入力を受信しても、この誤
った受信した入力による外部機器に対する制御を停止す
ることができるため、制御システムの安全性を確立する
ことができる。
【0128】ここで、制御装置1と表示装置2間の通信
トラブルとしては、図12に示すように、例えば制御
装置1と表示装置2との間に、障害物9が入り込んで、
制御装置1と表示装置2間の無線通信が途絶した場合
や、図13に示すように、表示装置2が制御装置1の
無線通信の受信範囲を越えて移動した結果、制御装置1
と表示装置2間の無線通信が途絶した場合である。
【0129】さらに、この実施形態の制御システムで
は、表示装置2が制御装置1に対して入力を制限する固
体識別情報を固体識別SW27に有することにより、表
示装置2に所望する制御装置1に対してのみ入力を送信
することができるとともに、制御装置1が表示装置2か
ら受信した入力が、実行すべき入力であるか否かを判定
する固体識別情報を固体識別SW125に有することに
り、制御装置1が実行すべきでない入力を表示装置2か
ら受信したときには、この入力の実行を無視して誤った
入力の受信を防止することができる。
【0130】例えば、図14に示すように、#1の制御
装置1の固体識別SW123が有する固体識別情報がC
1であり、#2の制御装置1の固体識別SW123が有
する固体識別情報がC2であり、かつ、表示装置2の固
体識別SW25が有する固体識別情報画C1である場合
には、この制御機器システムにおいて、表示装置2から
無線通信で操作可能な制御装置1は、表示装置2と同じ
固体識別情報を有する#1の制御装置1である。
【0131】また、図15に示すように、#1の制御装
置1の固体識別SW123が有する固体識別情報がC1
であり、#2の制御装置1の固体識別SW123が有す
る固体識別情報がC2であり、かつ、表示装置2の固体
識別SW25が有する固体識別情報が(B1,B2)で
ある場合には、この制御システムにおいて、#1の制御
装置1および#2の制御装置1がともに、表示装置2か
ら操作可能である。
【0132】その理由は、表示装置2の固体識別SW2
5が有する固体識別情報が(B1,B2)を有している
ので、表示装置2が操作可能な制御装置1は、(B1,
C1,B2,C2)であるからである。
【0133】さらに、この実施形態の制御システムで
は、制御装置1が他のネットワークに接続する管理装置
3からメッセージを受けると、表示装置2に対して操作
可能な制御装置1を介して、管理装置3からのメッセー
ジを表示装置2に無線通信で送信するので、従事してい
る作業者が所持している表示装置2に対して、管理情
報、例えば生産個数の変更、移動箇所を指示することが
でき、制御システムの変更を容易に行うことができる。
【0134】<第2実施形態>図16は本発明に係る制
御システムの第2実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【0135】この実施形態の制御システムは、図16に
示すように、#1,#2,および#3の集合ユニット型
の制御装置1がケーブル6を介してI/Oバス5に接続
されており、また、ハンディタイプの表示装置2が制御
装置1の無線通信ユニット12と無線通信で双方向通信
するように構成されている。
【0136】しかも、この実施形態の制御システムは、
#1,#2,および#3の制御装置1がケーブル(同軸
ケーブル)8を介して制御システムを管理する管理装置
3が接続されている他のネットワーク7に接続されて構
成されている。
【0137】この実施形態の制御システムを構成する制
御装置1は、第1実施形態の制御システムを構成する制
御装置1がCPUユニット11、無線通信ユニット1
2,および複数のI/Oユニット13がI/Oバス5を
介して互いに接続するという独立分散設置型のものと異
なり、図17に示すように、CPUユニット11,無線
通信ユニット12,複数のI/Oユニット13,ケーブ
ル6を介してI/Oバス5に接続するI/Oバス通信ユ
ニット112,および他のネットワーク用バス通信ユニ
ット113が一つのラックに設置されている集合型のも
のである。
【0138】しかも、この実施形態の制御システムを構
成する制御装置1は、表示装置2と双方向で無線通信を
行うものは、第1実施形態と同様、無線通信ユニット1
2で行われているが、この無線通信ユニット12がI/
Oバス5には接続されていない構成になっている。
【0139】また、この実施形態の制御システムを構成
する制御装置1は、他の制御装置1に対する情報の送受
信や、その他のネットワーク7に接続する管理装置3に
対するメッセージ・レスポンスの送受信を他のネットワ
ーク用バス通信ユニット113が行うように構成されて
いる。
【0140】この実施形態の制御システムを構成する制
御装置1は、図18,19に示すように、制御(CP
U)ユニット11,無線通信ユニット12,I/Oユニ
ット13(図示せず),I/Oバス通信ユニット11
2,および他のネットワーク用バス通信ユニット113
とがCPUバス41に接続されている。
【0141】CPUユニット11、すなわち制御(CP
U)ユニット111は、第1実施形態の制御システムを
構成する制御装置のものと同様な機能を有するのでその
詳細説明を省略する。
【0142】また、I/Oバス通信ユニット112およ
び他のネットワーク用バス通信ユニット113について
も、第1実施形態の制御システムを構成する制御装置の
ものと同様な機能を有するのでその詳細説明を省略す
る。
【0143】(2)無線通信ユニット12の構成につい
【0144】無線通信ユニット12は、図18に示すよ
うに、コネクタ121と、共有メモリ(バッファ)12
3と、演算装置124と、固体識別SW(スイッチ)1
25と、SW(スイッチ)インターフェース回路126
と、システムROM127と、無線通信インターフェー
ス回路128と、信号増幅器129と、発信部130a
と,受信部130bと、システムバス(CPUバス)I
/Oバスインターフェース回路131とから構成されて
いる。
【0145】これらのものは、第1実施形態の制御シス
テムを構成する制御装置のものと同様な機能を有するの
でその詳細説明を省略する。
【0146】この実施形態の制御システムでは、制御装
置1が無線通信ユニット12を介して表示装置2と双方
向で無線通信を行う点に関しては、第1実施形態の制御
システムの制御装置2と同一であるので、第1実施形態
の制御システムが有する作用、効果と同様な作用、効果
を有することはいうまでもない。
【0147】
【発明の効果】以上請求項1記載の発明によれば、表示
装置が制御装置との間で互いに無線通信で双方向に信号
を通信するため、これまでの固定された表示装置に比べ
自由度があり、携帯性を向上することができる。
【0148】また、請求項1記載のの発明によれば、表
示装置から制御装置に対して無線通信で入力している際
に少なくとも一方の無線通信が途絶したとき、演算装置
が入力手段からの入力を禁止することにより、誤った入
力が制御装置に入力されないため、制御システムの安全
性を確保することができる。
【0149】この請求項2記載の発明では、制御装置に
対して行う制御内容ごとの制御可否の権限にかかわる個
体識別情報を有するので、所望する制御装置のみ入力を
送受信することができる。
【0150】この請求項3記載の発明では、プログラマ
ブル表示装置との間で無線通信で信号を送信または受信
している際に、通信トラブルが発生したとき、前記被制
御機器の制御を一時停止する制御を行う一時停止するこ
とにより、仮に、表示装置からの不確実な入力を受信し
ても、この誤って受信した入力による被制御機器に対す
る制御を停止することができるため、制御システムの安
全性を確保することができる。
【0151】この請求項4記載の発明では、制御装置に
おいて、判定手段により、表示装置から受信した入力
が、実行すべき入力であるか否かを判定することによ
り、制御装置は、実行すべきでない表示装置から受信し
た入力の実行を無視し、実行すべき入力のみを実行する
ため、誤った入力の受信を防止することができる。
【0152】この請求項5記載の発明では、表示装置か
ら制御装置に対して無線通信で入力している際に通信ト
ラブルが発生したとき、入力禁止手段が入力を禁止する
ことにより、誤った入力が制御装置に入力されないた
め、制御システムの安全性を確保することができる。
【0153】また、表示装置と無線通信との間で無線通
信で双方向に信号を通信している際に、通信トラブルが
発生したとき、制御一時停止手段が被制御機器の制御を
一時停止することにより、仮に、表示装置からの誤った
入力を受信しても、この誤って受信した入力による被制
御機器に対する制御の停止することができるため、制御
システムの安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御システムの第1実施形態の構
成を示すブロック図。
【図2】図1中の制御装置を構成するCPUユニットの
構成を示すブロック図。
【図3】図1中の制御装置の無線通信ユニットの構成を
示すブロック図。
【図4】固体識別SWで指定された固体識別SW情報に
ついて説明図。
【図5】図1中の表示装置の構成を示すブロック図。
【図6】図1中の表示装置を構成する演算装置の通信制
御についての動作を示すフローチャート。
【図7】図1中の表示装置を構成する演算装置の通信制
御についての動作を示すフローチャート。
【図8】図1中の表示装置を構成する演算装置の通信制
御についての動作を示すフローチャート。
【図9】図1中の表示装置を構成する演算装置の固体識
別SWの認識処理を示すフローチャート。
【図10】図1中の制御装置を構成する無線通信ユニッ
トの演算装置の通信制御についての動作を示すフローチ
ャート。
【図11】図1中の制御装置を構成する固体識別SWの
認識を示すフローチャート。
【図12】表示装置と制御装置間で通信トラブルが発生
する場合の一態様を示す図。
【図13】表示装置と制御装置間で通信トラブルが発生
する場合の一態様を示す図。
【図14】固体識別SWが有する固体識別情報に基づ
き、表示装置と制御装置とが無線通信を実行する一態様
を示す図。
【図15】固体識別SWが有する固体識別情報に基づ
き、表示装置と制御装置とが無線通信を実行する一態様
を示す図。
【図16】本発明に係る制御システムの第2実施形態の
構成を示すブロック図。
【図17】図16中の制御装置の構成を示すブロック
図。
【図18】図17中の制御(CPU)ユニットおよび無
線通信ユニットの構成を示すブロック図。
【図19】図17中のI/Oバス通信ユニットおよび他
のネットワーク通信ユニットの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 制御装置 11 CPUユニット 111 制御(CPU)ユニット 1111 コネクタ 1112 システムバスインタ−フェース回路 1113 システムROM 1114 演算装置 1115 ユーザメモリ(UM) 1116 I/Oメモリ(IOM) 1117 ワークRAM 112 I/Oバス通信ユニット 1121 コネクタ 1122 システムバスインタ−フェース回路 1123 システムROM 1124 演算装置 1125 ユーザメモリ(UM) 1126 他のネットワーク用バスインターフェース回
路 1127 コネクタ 113 他の通信ネットワーク通信ユニット 1131 コネクタ 1132 システムバスインタ−フェース回路 1133 システムROM 1134 演算装置 1135 ユーザメモリ(UM) 1136 他のネットワーク用バスインターフェース回
路 1137 コネクタ 41 内部バス 12 無線通信ユニット 121 コネクタ 122 共有メモリ(バッファ) 123 I/Oインターフェース回路 124 演算回路 125 固体識別SW 126 SWインターフェース回路 127 システムROM 128 無線通信インターフェース回路 129 信号増幅回路 130a 発信部 130b 受信部 131 システムインターフェース回路 13 I/Oユニット 2 表示装置 21 受信部 22 送信部 23 信号増幅回路 24 無線通信インターフェース回路 25 演算装置 26 非常停止SW 27 固体識別SW 28 SWインターフェース回路 29 システムROM 30 画像データメモリ 31 ワークROM 32 漢字ROM 33 ブザー 34 ランプ 35 液晶表示ドライバ回路 36 タッチSWインターフェース回路 37 タッチSW 38 表示素子 39 バックライト 40 バックライト点灯回路 3 管理装置 5 I/Oバス 6 ケーブル 7 他のネットワーク 8 ケーブル 9 障害物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置に対して無線通信が双方向に可
    能な通信部をもち、この通信部からプログラミング制御
    による命令信号を送信する表示装置であって、 前記通信部が無線通信を行っている際に、通信トラブル
    が発生したとき、プログラミング制御を操作するための
    入力を禁止する入力禁止手段を具備することを特徴とす
    る表示装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記制御装置に対して行う制御
    内容ごとの制御可否の権限にかかわる個体識別情報を通
    信信号に含ませたことを特徴とする請求項1記載の表示
    装置。
  3. 【請求項3】 プログラマブル表示装置に対して無線通
    信が双方向に可能な通信部をもつとともに、外部に接続
    とりはずし可能な被制御機器を制御する制御装置であっ
    て、 前記プログラマブル表示装置との間で無線通信で信号を
    送信または受信している際に、通信トラブルが発生した
    とき、前記被制御機器の制御を一時停止する制御を行う
    一時停止手段を具備することを特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 前記通信部から受信した入力が、実行命
    令の権限デ−タを含んでいるか否かを判定する判定手段
    を有することを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 外部に接続するとりはずし可能な被制御
    機器と、プログラマブル表示装置とを備え、両装置との
    間で無線で双方向に信号を通信する制御システムにおい
    て、 前記表示装置は、 前記制御装置に対して無線通信を行っている際に、通信
    トラブルが発生したとき、前記制御装置に対する制御の
    操作のための入力を禁止する入力禁止手段を具備し、 前記制御装置は、 前記表示装置に対して無線通信を行っている際に、通信
    トラブルが発生したとき、前記被制御機器の制御を一時
    停止する制御一時停止手段を具備することを特徴とする
    制御システム。
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