JP2000138153A - マスクブランクス移載装置 - Google Patents

マスクブランクス移載装置

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JP2000138153A
JP2000138153A JP31006198A JP31006198A JP2000138153A JP 2000138153 A JP2000138153 A JP 2000138153A JP 31006198 A JP31006198 A JP 31006198A JP 31006198 A JP31006198 A JP 31006198A JP 2000138153 A JP2000138153 A JP 2000138153A
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Japan
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mask
storage container
carrier
opening
lower plate
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JP31006198A
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Hidesuke Yoshitake
秀介 吉武
Teruaki Yamamoto
照亮 山本
Ryoichi Hirano
亮一 平野
Toru Tojo
徹 東条
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/70741Handling masks outside exposure position, e.g. reticle libraries

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を介すことなくマスクブランクスを移載
することを可能とし、人手を介す場合においても操作性
良く移し替えることが可能なマスク収納容器の開閉装置
を提供すること。 【解決手段】 密閉して内部の雰囲気を維持することが
可能で、感光材が塗布された少なくとも一枚以上のマス
クブランクスが収納された第一および第二ののマスクブ
ランクス収納容器を備えている。前記第一および第二の
マスクブランクス収納容器を置くことが可能な第一およ
び第二のテーブルと、周辺環境の雰囲気が入り込まない
ようにして第一のマスクブランクス収納容器から、前記
それぞれのテーブルを介して第二のマスクブランクス収
納容器へ、任意のマスクブランクスを受渡しすることが
可能な搬送手段とを具備している。前記搬送手段にはマ
スクブランクスの反転機構を具備し、前記第一のマスク
ブランクス収納容器から前記第二のマスクブランクス収
納容器の間でマスクブランクスを搬送する際には、感光
材が塗布された面を上に向ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体リソグラフ
ィ技術に使用される所望の半導体装置の回路パターンが
描かれる前の感光剤が塗布された石英基板を異物等を付
着させないように収納しておくためのマスク収納容器の
開閉装置と、マスクブランクスを複数のマスク収納容器
間で受け渡す際に感光材が塗布された面が上となるよう
にして受け渡すためのマスクブランクス移載装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、電子ビー
ム描画装置等で石英基板上に各種パターンが形成された
マスクパターンを、光でウエハ上に転写するリソグラフ
ィ技術が利用されている。電子ビーム描画装置等でマス
クを描画する前、感光剤が塗布されたマスクブランクス
上のビーム露光部に電子ビームの影となる異物等がある
と、そこが未露光部となってパターン欠陥を発生させる
ことになる。
【0003】なお、異物として考えられるものとして
は、空気中を浮遊する埃や塵等に加え、人間がマスクを
取り扱う際に剥がれ落ちる皮膚等の有機物や装置の摺動
部等から発生する金属粉があげられる。
【0004】これらのパターン欠陥は描画後に、現像・
エッチングを行ってパターンニングしてから、欠陥検査
装置で欠陥の場所や欠陥の数等を知ることができる。欠
陥検査装置の情報を元に、パターン欠陥部が少ない場合
には修正装置を使ってパターンを修正することも考えら
れるが、多い場合には修正にかかる時間や再度欠陥検査
をする時間がかかるため、不良品マスクとして再度マス
クを製作する場合もある。
【0005】従って、効果的に歩留まり向上のため、マ
スクとなる種々のサイズの基板上に感光剤を塗布した後
電子ビームで描画されるまでの間に、ダスト等のゴミが
露光部に付着しないようにするための技術や方法が要求
されてきた。
【0006】近年、ウエハ上0.15μm以下のパター
ンが必要とされている1GDRAM相当の半導体装置に
おいては、ウエハにマスクパターンを転写する際に4分
の1に縮小されるため、必要となるマスクのパターンサ
イズは0.6μm以下となることが予想されている。そ
のため、クラス10(0.3μmのダスト10個/
)では不十分であり、クラス1(0.1μmのダス
ト10個/m)からクラス0.1(0.1μmのダス
ト1個/m)程度の環境が必要になる。
【0007】これを実現させるために、局所クリーン化
技術がある。従来のクリーンルーム全体のクリーン度を
向上するという思想ではなく、対象となる最小限の空間
だけをクリーンに保つという考えで、電力や消耗品など
のランニングコストを考えても非常に有利である。
【0008】この局所クリーン化技術をもとに、特許出
願番号「PH10−073887」に示されるような基
板処理装置において電子ビーム描画装置等で半導体装置
の回路パターンを描画する前の基板を収納しておくため
のマスク収納容器と、このマスク収納容器から人手を介
することなくマスクを電子ビーム描画装置へ受け渡すた
めのシステムが提案されてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】基板メーカから供給さ
れるマスクブランクスには、所定のサイズ・精度になる
よう磨かれた石英基板上に、遮光体となるクロムなどを
蒸着した後に感光剤となるレジストが塗布される。さら
に、複数枚のマスクブランクスを一つの運搬用のケース
に梱包してから出荷される。この時、マスクサイズに応
じて梱包される運搬用ケースの大きさが異なる上、基板
メーカによっても運搬用ケースの外形や大きさが異なっ
ている。
【0010】これまで上述のように、電子ビーム描画装
置等で半導体装置の回路パターンを描画する前の基板を
収納しておくためのマスク収納容器と、このマスク収納
容器から人手を介することなくマスクを電子ビーム描画
装置へ受け渡すためのシステムが提案されてきた。とこ
ろが、上記システムを効果的に運用して定常的にマスク
を生産するためには、マスク収納容器内のマスクブラン
クスに異物を付着させないようにして移載する必要があ
る。
【0011】これに対して定常的な生産ではなく、特別
な種類の基板や感光材を使用したりするため、また従来
のように人手による斜光検査が必要となったときに、マ
スク収納容器に納められたマスクブランクスを、直接作
業者が取り扱う要求もある。
【0012】この運搬用ケースに収められたマスクブラ
ンクスをマスク収納容器内のマスクキャリアへと移し替
える際に、マスク収納容器を開閉するため、(1)収納
容器カバーと、マスクキャリアが載った下板部とを結合
・分離するための会合機構を備えた手動のマスク容器開
閉装置を使って、分離された後カバーを取り去るか、
(2)収納容器の固定装置を備えるテーブル部と、固定
されたカバーとマスクキャリアが載った下板部とを結合
・分離するための会合機構と、固定されたカバーに対し
てマスクキャリアが載った下板部を昇降させるための昇
降機構を備えた半自動のマスク容器開閉装置を使用する
方法が考えられる。
【0013】ところが、(1)手動のマスク容器開閉装
置を使用する場合には、会合装置を駆動する際に収納容
器を揺すったり、カバーを取り去る際にキャリア内に収
納されたマスク基板とカバーとが過度に接触したりする
ことにより、発塵する恐れがある。(2)半自動のマス
ク容器開閉装置では、30cm程度の高さのあるマスク
収納容器からキャリアを取り出すために、マスクキャリ
アが載った下板部を30cm程度昇降させる必要があ
る。また、マスク収納容器の重量は最大で5kg以上と
なり、マスクキャリアと収納されたマスクの重量も最大
で、4kg程度となる。従って、マスク収納容器を載せ
るテーブル部を操作性を鑑みて設定しても、マスクキャ
リアを受け渡しする高さは30cm下になるため操作性
が悪くなることが予想される。即ち、マスク収納容器を
載せるテーブル部の高さを一般成人が立ったまま状態で
物を置くのに容易な1.2m程度と設定すると、マスク
キャリアを受け渡しする高さは90cm程度となり、腰
をかがめて作業することになるため操作性が良いとはい
えない。また、逆にマスクキャリアを受け渡しする高さ
を1.2m程度と設定すると、マスク収納容器を載せる
テーブルの高さが1.5m程度なり、5kg以上の物を
操作するのに適切な高さは言えない。
【0014】上記の点に鑑み本発明では、感光剤が塗布
された石英基板を基板製造メーカから送られる時に使用
される基板運搬用ケースから、局所クリーン化技術を導
入に伴い、電子ビーム描画装置においても使用されるマ
スク収納容器へマスクを受け渡しする際に、人手を介す
ことなくマスクブランクスを移載することを可能とした
マスクブランクス移載装置と、人手を介す場合において
も操作性良く移し替えることが可能なマスク収納容器の
開閉装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明では、複数枚のマスクブランクスが収納された
第一のマスクブランクス収納容器と、同様に複数枚のマ
スクブランクスを収容可能な第二のマスクブランクス収
納容器と、前記第一のマスクブランクス収納容器を置く
ことが可能な第一のテーブルと、前記第二の収納容器を
置くことが可能な第二のテーブルと、周辺環境の雰囲気
が入り込まないようにして第一のマスクブランクス収納
容器から、前記それぞれのテーブルを介して第二のマス
クブランクス収納容器へ、任意のマスクブランクスを受
渡しすることが可能な搬送手段と、少なくとも前記マス
クブランクスの搬送経路を清浄な雰囲気に維持すること
が可能な局所空間を具備したマスクブランクス移載装置
において、前記搬送手段にマスクブランクスの表裏反転
機構を備えた。
【0016】なお、第一及び第二のマスクブランクス収
納容器の少なくとも一方を置くためのテーブルを複数設
け、任意のテーブル間でマスクブランクスを搬送可能に
構成しても良く、また前記搬送手段を、複数のサイズの
マスクブランクスに対応可能に構成してもよい。
【0017】また複数のマスクを収納することが可能な
マスクキャリアを載せた下板部とカバーとを結合・分離
するための会合機構を備えたマスク収納容器を載せるた
めのテーブル部と、マスク収納容器の会合機構を結合・
分離するためのマスク収納容器開閉機構と、分離された
下板部と下板部に載ったマスクキャリアとを昇降させる
ための昇降装置とを備えたマスク収納容器開閉装置にお
いて、マスク収納容器が載ったマスク収納容器開閉装置
全体を昇降させることが可能となるような昇降機構を備
えた。
【0018】また、マスク収納容器からマスクまたはマ
スクキャリアを受け渡す場合には、所望の高さに設定さ
れたマスク収納容器開閉装置のテーブル部に、マスク収
納容器を置いて固定した後、マスク収納容器開閉機構を
操作して収納容器のカバーと下板部とに分離してから、
マスクキャリアとキャリアが載せられた下板部とを下降
させて所定の位置で停止させてから、マスク収納容器開
閉装置全体を昇降機構によって所望の高さまであげるよ
うにした。
【0019】さらに、マスク収納容器、収納されたマス
クキャリア及びマスクキャリアに搭載されたマスクのい
ずれかを取り出すための扉を備えたマスク収納容器の開
閉装置において、これらマスク収納容器、収納されたマ
スクキャリア及びマスクキャリアに搭載されたマスクの
いずれかを受け渡しする際には、前記筐体内の駆動機構
部がロックするようにした。
【0020】上記のごとく本発明のマスクブランクス移
載装置によれば、第一のマスクブランクス収納容器から
第二のマスクブランクス収納容器へマスクブランクスを
搬送する際に、マスクブランクスの向きに合わせて反転
機構を操作して、感光材が塗布されたマスクブランクス
の感光面が上になるように作用する。また本発明のマス
ク収納容器の開閉装置によれば、マスク収納容器を開け
る際に第一の昇降機構により下げられたマスクキャリア
を第二の昇降機構によって上げることが可能となり、作
業性に適した高さにおいて、マスク収納容器とマスクキ
ャリアを取り扱えるように作用する。さらに、マスク収
納容器の開閉装置の昇降装置等が動作していても、マス
ク収納容器またはマスクキャリアを取り扱うために筐体
に設けられた扉を開くと、駆動中の動作が中断するよう
に作用する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態を示す
マスクブランクス移載装置の概要構成図である。図1の
気密な搬送室100を形成する容器1内において、搬送
室100の上壁には、第1及び第2開口2、3と第1フ
ァンフィルタユニット4が設けられている。このファン
フィルタユニット(FFU)は、図示していないHEP
AフィルタやULPAフィルタ等からなるフィルタと、
図示していない外部の空気を強制的に取り込むためのフ
ァンとから構成されていて、容器1内に清浄な空気を取
り込みかつ内部を陽圧に保っている。第1及び第2開口
2、3は、搬送室100内に設けられた第1及び第2エ
レベータ5、6の第1及び第2テーブル7、8により内
側から気密に閉じることができるようになっており、搬
送室100内は第1ファンフィルタユニット4を通して
供給される清浄な空気などの気体により清浄環境下に置
かれるようになっている。第1テーブル7の上面には、
図示していない駆動源により該上面に沿って180°回
転する表裏反転機構としての回転台9が取り付けられて
いる。
【0022】第1開口2の上方には、供給室10が容器
1により搬送室100と一体的に接続配置されている。
供給室10の側壁には、複数枚のマスクブランクス11
を抜き差し自在に収納して製造メーカから供給される第
1ケース12を出し入れするための投入口13が設けら
れている。投入口13は、扉14により気密に閉じられ
るようになっている。供給室10は、その上壁に設けた
第2ファンフィルタユニット15により搬送室100と
は別に清浄環境下に置かれるようになっている。
【0023】回転台9は、その上に種々のサイズのマス
クブランクス11に対応した異なるサイズの第1ケース
12を設置可能に構成されている。第2開口3は、その
周囲上面に第2ケースとしてのマスク収納容器16のカ
バー17を気密に取り付けるように構成され、第2テー
ブル8は、マスク収納容器16の底板18を着脱可能に
取り付けるようになっている。底板18には複数枚のマ
スクブランクス11を抜き差し自在に収納する種々のサ
イズのマスクブランクスに対応したキャリア19が取り
付けられている。なお、マスク収納容器16の構成、上
記第2開口3の周囲上面へのカバー17の着脱機構及び
第2テーブル8への底板18の着脱機構は、例えば19
92年のSEMIスタンダード E19.4−92(p
p.289−292)「200mm標準メーカニカルイ
ンターフェース(SMIF)」に示されている公知のも
のと同様であるため、図示省略して詳述を避ける。
【0024】図1の搬送室100内の上方よりの位置に
は、第1及び第2エレベータ5、6の間を渡るガイドレ
ール20が水平に設置されている。ガイドレール20に
は、軸21を中心として矢印Aで示すように90°など
の所定角度回転されるチャック22が、矢印Bで示すよ
うに水平移動及び所定位置に位置決め可能に取り付けら
れている。チャック22は、機械的な把持または真空吸
着などの保持手段によりマスクブランクス11の端部を
着脱可能に保持するようなっている。
【0025】次いで本装置の作用について説明する。始
動時には、第1及び第2テーブル7、8は第1及び第2
エレベータ5、6により上昇して第1及び第2開口2、
3を内側から気密に閉じ、扉14も供給室10の投入口
13を気密に閉じており、搬送室100内及び供給室1
0内は第1及び第2ファンフィルタユニット4、15に
よりごみのない清浄環境下に置かれている。
【0026】この状態から、まず、扉14を開き、製造
メーカからマスクブランクス11を収納して供給された
第1ケース12の図示しないカバーを外して該第1ケー
ス12を供給室10へ投入する。このとき供給室10の
底部にある第1開口2は、第1テーブル7によって閉じ
られており、搬送室100内の気密を保持している。供
給室10へ投入された第1ケース12は、第1開口2中
に現れている第1テーブル7上の回転台9の上面に設け
られた図示しないケース装着部に設置される。
【0027】次いで、扉14を閉じる。扉14により閉
じられた供給室10内は、第2ファンフィルタユニット
15により再びごみのない清浄環境に戻る。
【0028】上記第1ケース12の投入と前後して、第
2テーブル8により閉じられている第2開口3に第2ケ
ースとしてのマスク収納容器16を設置する。マスク収
納容器16は、そのカバー17が第2開口3の周囲上面
に気密に取り付けられ、底板18は、第2開口3を閉じ
ている第2テーブル8の上面に設けられた図示しない底
板装着部に連結保持される。
【0029】こうして第1ケース12の投入と第2ケー
スであるマスク収納容器16の設置が終了したところで
第1及び第2エレベータ5、6を下降させる。第1エレ
ベータ5の下降により、第1テーブル7が下降して第1
ケース12を搬送室100内に取り込む。このとき第1
開口2は開くが、扉14が閉じているため、搬送室10
0内は供給室10とともに清浄環境下に置かれる。
【0030】他方、第2エレベータ6の下降により、第
2テーブル8が下降してマスク収納容器16の底板18
及びこれに取り付けられているキャリア19を搬送室1
00内に取り込む。第2テーブル8の下降により第2開
口3も開くが、第2開口3はマスク収納容器16のカバ
ー17により閉じられているため、搬送室100内は清
浄環境下に置かれる。
【0031】次いでチャック22と第1エレベータ5の
動作の組合せにより、すなわち、ガイドレール20上に
おけるチャック22の移動及び位置決めと、第1エレベ
ータ5の昇降及び位置決めにより、第1ケース12内の
マスクブランクス11を一枚ずつチャック22により取
り出す。
【0032】第1ケース12から取り出されたマスクブ
ランクス11は、チャック22を矢印Aで示すように9
0°回転させることにより水平にされ、チャック22を
矢印Bで示すようにガイドレール20に沿って移動させ
ることにより、キャリア19へ移される。なお、キャリ
ア19は、第2エレベータ6の高さ位置制御によりマス
クブランクス11を受け入れる位置が、チャック22に
よって搬送されてくるマスクブランクス11の高さ位置
になるように順次位置決めされる。
【0033】ところで上記矢印Aで示すチャック22の
90°回転により、マスクブランクス11は、第1ケー
ス12内において左側にある面が上になる。そこで、第
1ケース12へのマスクブランクス11の収納方向など
により表裏を反転させたい場合は、回転台9を180度
回転させることにより、キャリア19へ収納されるマス
クブランクス11の表裏を適宜に選択することができ
る。
【0034】こうして第1ケース12内のマスクブラン
クス11を全てキャリア19へ移載したならば、第1及
び第2エレベータ5、6を上昇させ、空になった第1ケ
ース12を供給室10へ戻すとともに第1テーブル7に
より第1開口2を閉じ、また、キャリア19をカバー1
7内に入れるとともに底板18をカバー17に係合させ
てマスク収納容器16を閉じ、さらに、第2テーブル8
により第2開口3を閉じる。
【0035】マスク収納容器16は、第2テーブル8及
び第2開口3の周囲上面から外されて後処理工程へ搬送
される。また、供給室10内の空の第1ケース12は、
扉14を開いて新たな第1ケース12と交換される。
【0036】前述した実施の形態においては、チャック
22と第1及び第2エレベータ5、6の動作の組み合わ
せにより、第1ケース12内のマスクブランクス11を
マスク収納容器16のキャリア19へ移載する例を示し
たが、これによらずチャック22をロボット式とし、表
裏反転動作を含めてチャック22の動作のみで移載を行
うようにしてもよい。
【0037】また、前述した実施の形態では、第1及び
第2テーブル7、8をそれぞれ1つずつ設けた例を示し
たが、少なくとも一方のテーブルを複数にして任意のテ
ーブル間でマスクブランクス11を移載するようにして
もよい。
【0038】図2は、本発明の別の実施の形態を示すマ
スク収納容器の開閉装置の説明図である。複数枚のマス
ク30を装填可能なマスクキャリア31を収納すること
が可能なマスク収納容器は、カバー32とマスクキャリ
ア31が載置された下板部33とを結合している図示さ
れていない会合機構によって結合・密閉することが可能
である。
【0039】また、マスク収納容器開閉装置34には、
図示されていないマスク収納容器の会合機構を操作する
ための図示されていない開閉機構を内部に備えているテ
ーブル35と、マスクキャリア31が載置された下板部
33が置かれたテーブル35を昇降させるための第1の
エレベータ36と、テーブル35周辺に配置されたカバ
ー32のみを固定することが可能な図示していないカバ
ー固定装置を備えている。また、これらマスク収納容器
開閉装置34を昇降させることが可能な第2のエレベー
タ37と、マスク収納容器に収納されているマスク30
またはマスクキャリア31を取り扱うための扉38と、
扉38以外の外周部分を覆っている外壁部39とを備え
ている。マスク収納容器開閉装置の上下にはクリーンル
ーム内の清浄な空気が上から下へと流すための図示され
ていない開口部が設けられている。
【0040】なお図示してはいないが、扉38の外側付
近には、内部のマスク収納容器開閉装置34と第2のエ
レベータ37を遠隔操作するための操作パネルが有り、
扉38の開閉を検知するセンサーが扉内側周辺に設けら
れている。
【0041】次いで本装置の作用について説明する。始
動時には、第2のエレベータは下がった状態、すなわち
作業者40が操作しやすい高さにマスク収納容器開閉装
置34の上面があり、また第1のエレベータ36は上が
った状態にあってテーブル35はマスク収納容器開閉装
置34の上面と同じ高さにある。
【0042】作業者40が、扉38をマスク収納容器開
閉装置34の上面に、マスク30が装填されたマスクキ
ャリア31を収納したマスク収納容器を置いて、扉38
を閉めた後、図示していない操作パネルを操作すると、
まず図示していないカバー固定装置によってマスク収納
容器開閉装置34の上面部分にカバー32のみが固定さ
れる。その後、テーブル35の中にある図示されていな
い開閉機構により図示されていないマスク収納容器の会
合機構を操作されて、カバー32と下板部33は分離す
る。さらに、第1のエレベータ36が下降することによ
って、テーブル35に載った下板部33と下板部33に
載ったマスクキャリア31も下がってくる。テーブル3
5が所定の位置まで下げられた後、第2のエレベータ3
7が上昇して、第1のエレベータ36が下降した高さ分
を上昇し停止する。
【0043】作業者40は、第2のエレベータ37が停
止した後、扉38を開けることにより、操作しやすい高
さでマスク収納容器に納められていたマスク30または
マスクキャリア31を取り扱うことが可能となる。
【0044】なお、内部のマスク30、マスクキャリア
31またはマスク収納容器を取り扱うために、マスク収
納容器開閉装置34の第1のエレベータ36や第2のエ
レベータ37が動作している最中に、作業者40が扉3
8を開いても、図示していない扉38の開閉を検知する
センサからの信号によって、第1のエレベータ36や第
2のエレベータ37はロックされるため作業者40は安
全に作業することが可能となる。なお、ここで第1のエ
レベータ36や第2のエレベータ37をロックするに
は、図示していない扉38の開閉を検知するセンサから
の信号によって制御装置の電源をOFFすることなどが
考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、製造
メーカからケースに収納して供給されたマスクブランク
スを、人手によらず清浄環境下で電子ビーム描画装置等
で使用されるマスク収納容器へ移載することができ、ま
た、特殊な基板と入れ替えたり斜光検査を人手により行
う場合においても、マスク収納容器からマスクブランク
スを取り出す際にごみの付着をほぼ完全になくすことが
できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すマスクブランクス移
載装置の概要構成図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示すマスク収納容器
の開閉装置の説明図である。
【符号の説明】
1.容器 2.第1開口 3.第2開口 4.第1ファンフィルタユニット 5.第1エレベータ 6.第2エレベータ 7.第1テーブル 8.第2テーブル 9.回転台(表裏反転機構) 10.供給室 11.マスクブランクス 12.第1ケース 13.供給口 14.扉 15.第2ファンフィルタユニット 16.マスク収納容器(第2ケース) 17.カバー 18.底板 19.キャリア 20.ガイドレール 21.軸 22.チャック 23.搬送室 30.マスク 31.マスクキャリア 32.カバー 33.下板部 34.マスク収納容器開閉装置 35.テーブル 36.第1のエレベータ 37.第2のエレベータ 38.扉 39.外壁部 40.作業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 亮一 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内 (72)発明者 東条 徹 東京都中央区銀座四丁目2番11号 東芝機 械株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BB29 BE11 BE12 5F031 CA07 DA01 FA07 FA09 FA14 FA19 FA21 JA02 MA24 MA27 NA10 NA18 PA26 5F046 AA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉して内部の雰囲気を維持することが
    可能で、感光材が塗布された少なくとも一枚以上のマス
    クブランクスが収納された第一のマスクブランクス収納
    容器と、同様に密閉して内部の雰囲気を維持することが
    可能で、感光材が塗布された少なくとも一枚以上のマス
    クブランクスを収容可能な第二のマスクブランクス収納
    容器と、 前記第一のマスクブランクス収納容器を置くことが可能
    な第一のテーブルと、前記第二の収納容器を置くことが
    可能な第二のテーブルと、周辺環境の雰囲気が入り込ま
    ないようにして第一のマスクブランクス収納容器から、
    前記それぞれのテーブルを介して第二のマスクブランク
    ス収納容器へ、任意のマスクブランクスを受渡しするこ
    とが可能な搬送手段と、少なくとも前記マスクブランク
    スの搬送経路を清浄な雰囲気に維持することが可能な局
    所空間を具備し、 前記搬送手段にはマスクブランクスの反転機構を具備
    し、前記第一のマスクブランクス収納容器から前記第二
    のマスクブランクス収納容器の間でマスクブランクスを
    搬送する際には、感光材が塗布された面を上に向けるこ
    とを特徴とするマスクブランクス移載装置。
  2. 【請求項2】 前記第一のマスク収納容器と前記第二の
    マスク収納容器を置くことが可能な該マスクブランクス
    の受け渡し用のテーブルを少なくとも二個所以上有し、
    任意のテーブル間で該マスクブランクスを受渡し可能に
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマス
    クブランクス移載装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段が、複数のサイズのマスク
    ブランクスに対応可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のマスクブランクス移載装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一枚以上のマスクを収納する
    ことが可能なマスクキャリアと、前記マスクキャリアを
    収納することが可能で、かつカバーと下板部とそれらを
    結合・分離するための会合機構と、前記会合機構を操作
    してカバーと下板部とに分離し、前記カバーに対して下
    板部を下降させてから前記マスクまたは前記マスクキャ
    リアを取り出すことが可能となるマスク収納容器と、 前記マスク収納容器の会合機構を操作するためのマスク
    収納容器開閉機構と、分離された下板部と下板部に載っ
    た前記マスクキャリアとを昇降させるための第一の昇降
    機構とを具備するマスク収納容器開閉装置において、 前記マスク収納容器が置かれた前記マスク収納容器開閉
    装置全体を、所望の高さに昇降させることが可能な第二
    の昇降機構を備えることを特徴とするマスク収納容器の
    開閉装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一枚以上のマスクを収納する
    ことが可能なマスクキャリアと、前記マスクキャリアを
    収納することが可能で、かつカバーと下板部とそれらを
    結合・分離するための会合機構と、前記会合機構を操作
    してカバーと下板部とに分離し、前記カバーに対して下
    板部を下降させてから前記マスクまたは前記マスクキャ
    リアを取り出すことが可能となるマスク収納容器と、 前記マスク収納容器の会合機構を操作するためのマスク
    収納容器開閉機構と、分離された下板部と下板部に載っ
    た前記マスクキャリアとを昇降させるための第一の昇降
    機構と前記マスク収納容器が置かれた前記マスク収納容
    器開閉装置全体を、所望の高さに昇降させることが可能
    な第二の昇降機構を具備するマスク収納容器開閉装置に
    おいて、 前記マスク収納容器から前記マスクを取り出す場合に
    は、所望の高さに設定された前記マスク収納容器開閉装
    置のマスク収納容器を載せるための開閉装置テーブル部
    に前記マスク収納容器を置いて、前記マスク収納容器の
    カバーを前記開閉装置テーブル部に固定した後、前記会
    合機構を操作して前記マスク収納容器のカバーと下板部
    とに分離してから、前記第一の昇降装置を操作して前記
    マスク収納容器のカバーに対して、前記マスクキャリア
    とキャリアが載せられた下板部とを下降させて所定の位
    置で停止させた後、前記マスク収納容器開閉装置の前記
    第二の昇降機構を所望の高さまで上げてから、前記マス
    クキャリア及びマスクキャリアに搭載されたマスクを取
    り扱えるようにすることを特徴とする特許請求項4に記
    載のマスク収納容器の開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記マスク収納容器開閉装置の駆動機構
    部は一つの筐体内に収められており、前記マスク収納容
    器、前記収納されたマスクキャリア及び前記マスクキャ
    リアに搭載されたマスクのいずれかを受け渡しするため
    の、前記筐体部には少なくとも一つ以上の扉を具備して
    いて、 前記マスク収納容器、前記収納されたマスクキャリア及
    び前記マスクキャリアに搭載されたマスクのいずれかを
    受け渡しする際には、前記筐体内の駆動機構部がロック
    されることを特徴とする特許請求項4及び特許請求項5
    に記載のマスク収納容器の開閉装置。
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