JP2000137878A - 壁掛型防災アンプおよび遮蔽用蓋体 - Google Patents

壁掛型防災アンプおよび遮蔽用蓋体

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JP2000137878A
JP2000137878A JP10312757A JP31275798A JP2000137878A JP 2000137878 A JP2000137878 A JP 2000137878A JP 10312757 A JP10312757 A JP 10312757A JP 31275798 A JP31275798 A JP 31275798A JP 2000137878 A JP2000137878 A JP 2000137878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 法律で取り扱いが規制された操作部材を遮蔽
する蓋体と、法律で取り扱いが規制されていない操作部
材を遮蔽する蓋体とを、少ない設置スペース、部品点数
および組立て工数で設置できる壁掛型防災アンプを提供
することを目的とする。 【解決手段】 放送設備が装備された筐体の前面に遮蔽
用蓋体4を備え、遮蔽用蓋体4は筐体に対して開閉動可
能に取り付けられた一対の分割蓋体から構成されてお
り、一対の分割蓋体のうち一方の蓋体5は筐体に対して
その閉止状態を保持する係止手段51を有し、他方の蓋
体6は筐体に対してその閉止状態を固定する固定手段6
1を有し、他方の蓋体6は器具を用いて筐体に対する固
定手段61の固定状態を解除することにより開動可能と
なる構成を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の火災等に
対して一斉に、または必要な場所に警報を発する壁掛型
防災アンプおよびその操作部材を覆う遮蔽用蓋体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一定規模以上の建造物には、消
防法の規定から非常用放送設備の設置が義務付けられて
いる。非常用放送設備としては、縦長のラックの中に操
作ユニット、制御ユニット、電源ユニット等の各種ユニ
ットを装着したラック形防災アンプと、建物の壁に直接
固定する一体構造形の比較的小形な壁掛型防災アンプと
がある。
【0003】壁掛型防災アンプは本体を建物の壁に固定
し、本体の前面に開閉扉を回動自在に取り付けた構成と
なっている。開閉扉には、マイクロホンをはじめ非常起
動スイッチ、放送階選択スイッチなどの非常操作部材が
配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、壁掛型防災
アンプには、消防法で取り扱いが規制されている操作部
材がある。これらの操作部材は壁掛型防災アンプの基本
動作に関係するものであるため、装置に熟知した作業者
以外の者が操作できないように、筐体内に配置すること
が義務付けられている。
【0005】従来、これらの操作部材は筐体前面に取り
付けた蓋体によって遮蔽されていれば筐体内に配置され
ているとみなしていた。しかし、これらの操作部材を部
外者が容易に開閉できる蓋体内に配置したのでは、不心
得な部外者による操作を防ぐことができないため、さら
なる安全性を確保するために、器具を使用しなければ開
けられない箇所を筐体内とする考え方に規制の方針が変
更になった。
【0006】このため、従来は法律で規制された操作部
材と、法律で規制されていないが作業者以外の者には触
れられたくない比較的操作頻度が高い操作部材とを、開
閉操作が簡易な同一の蓋体内に配置することができた
が、変更後は別々の蓋体内に配置する必要性が生じてき
た。
【0007】すなわち、法律で規制された操作部材は器
具を使用しなければ開けられない蓋体内に配置し、法律
で規制されていないが蓋体で遮蔽したい方がよい比較的
操作頻度の高い操作部材は器具を使用せずに直接手動で
開閉できる蓋体内に配置する必要がある。このため筐体
上に2種類の蓋体を設置する必要が生じ、設置スペー
ス、部品点数、組立て工数などが増加するという不都合
が生じてきた。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、法律で取り扱いが規制された
操作部材を遮蔽する蓋体と、法律で取り扱いが規制され
ていない操作部材を遮蔽する蓋体とを、少ない設置スペ
ース、部品点数、組立て工数で設置できる壁掛型防災ア
ンプおよびそれに用いる遮蔽用蓋体を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による壁掛型防災
アンプは、放送設備が装備された筐体の前面に遮蔽用蓋
体を備え、この遮蔽用蓋体は筐体に対して開閉動可能に
取り付けられた一対の分割蓋体から構成されており、こ
の一対の分割蓋体のうち一方の蓋体は筐体に対してその
閉止状態を保持する係止手段を有し、他方の蓋体は筐体
に対してその閉止状態を固定する固定手段を有し、他方
の蓋体は器具を用いて筐体に対する固定手段の固定状態
を解除することにより開動可能となる構成を有する。
【0010】本発明によれば、法律で取り扱いが規制さ
れた操作部材を遮蔽する蓋体と、法律で取り扱いが規制
されていない操作部材を遮蔽する蓋体とを、少ない設置
スペース、部品点数、組立て工数で設置できる壁掛型防
災アンプが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の壁掛型
防災アンプは、放送設備が装備された筐体の前面に遮蔽
用蓋体を備え、遮蔽用蓋体は筐体に対して開閉動可能に
取り付けられた一対の分割蓋体から構成されており、一
対の分割蓋体のうち一方の蓋体は筐体に対してその閉止
状態を保持する係止手段を有し、他方の蓋体は筐体に対
してその閉止状態を固定する固定手段を有し、他方の蓋
体は器具を用いて筐体に対する固定手段の固定状態を解
除することにより開動可能となる構成を有する。
【0012】本発明によると、遮蔽用蓋体を一対の分割
蓋体で構成し、筐体に対して一方の蓋体は係止手段によ
って閉止状態を保持し、他方の蓋体は固定手段によって
閉止状態を固定するので、作業者は一方の蓋体について
は器具を使わずに直接手動で係止手段を操作することで
開閉操作することができ、他方の蓋体については器具を
用いて固定手段の固定状態を解除することで開放操作す
ることができるという作用を有する。
【0013】請求項2に記載の壁掛型防災アンプは、請
求項1に記載の発明において、遮蔽用蓋体は一対の分割
蓋体が共通の回動支点を中心に開閉動するように筐体前
面に取り付けられた構成を有する。
【0014】本発明によると、分割蓋体を構成する一方
の蓋体および他方の蓋体が共に共通の回動支点を中心に
開閉動するという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の壁掛型防災アンプは、請
求項2に記載の発明において、一対の分割蓋体は一辺を
共通の回動支点として開閉動する略門型の外蓋と、外蓋
の凹部内に遊嵌する内蓋とから構成する。
【0016】本発明によると、略門型の外蓋およびその
凹部内に設けた内蓋から分割蓋体を構成し、共通の一辺
を回動支点として開閉動するという作用を有する。
【0017】請求項4に記載の壁掛型防災アンプは、請
求項1に記載の発明において、筐体は分割蓋体の一方の
蓋体で遮蔽される領域に取り扱いの規制されていない操
作部材を配置し、他方の蓋体で遮蔽される領域に取り扱
いの規制された操作部材を配置する構成を有する。
【0018】本発明によると、本機の設置時または設定
変更時に操作する取り扱いの規制された操作部材は固定
手段を有する蓋体によって遮蔽される筐体上に配置し、
取り扱いが規制されていない操作部材は係止手段を有す
る蓋体によって遮蔽される筐体上に配置するという作用
を有する。
【0019】請求項5に記載の遮蔽用蓋体は、筐体に対
して開閉動可能に取り付けられる一対の分割蓋体から構
成され、一対の分割蓋体のうち一方の蓋体は筐体に対し
てその閉止状態を保持する係止手段を有し、他方の蓋体
は前記筐体に対してその閉止状態を固定する固定手段を
有して構成する。
【0020】本発明によると、分割蓋体の一方の蓋体は
作業者が器具を使わずに直接手動で開閉操作でき係止手
段で筐体に保持され、他方の蓋体は作業者が器具を用い
て固定手段を解除することで筐体から開放操作できると
いう作用を有する。
【0021】請求項6に記載の遮蔽用蓋体は、請求項5
に記載の発明において、一対の分割蓋体は支点部材を共
通の回動支点として開閉動する略門型の外蓋と、外蓋の
凹部内に遊嵌する内蓋とを有して構成する。
【0022】本発明によると、略門型の外蓋およびその
凹部内に設けた内蓋から分割蓋体を構成し、支点部材を
共通の一辺として開閉動するという作用を有する。
【0023】請求項7に記載の遮蔽用蓋体は、請求項6
に記載の発明において、外蓋、内蓋および支点部材が一
体形成されたものである。
【0024】本発明によると、外蓋、内蓋および支点部
材が一体的に形成されるので、少ない部品点数で構成で
き、支点部材を筐体に固着することで蓋体全体を筐体に
固着できるので、少ない組立て工数で筐体に設置できる
という作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による壁掛型防災アンプの正面図で、建物の壁
(図示せず)に固定された本体1aの前面に、操作パネ
ルを構成する開閉扉1bを配置した構成を示している。
本体1aおよび開閉扉1bによって壁掛型防災アンプの
筐体1を構成する。
【0027】開閉扉1bは本体1aの前面において、互
いに対向する縦方向の二辺のうちの一辺(図中右辺)側
がヒンジ結合されており、他の一辺側(図中左辺)から
本体1aに対して開閉するように構成されている。
【0028】そして、開閉扉1bは左端に取り付けられ
ているネジ2a,2bによって閉止されており、このネ
ジ2a,2bを取り外し、開閉扉1bの左辺側を手前に
引くことで、右辺側を回動支点として開けることができ
る。
【0029】開閉扉1bの表面には、マイクロホン3の
ほか、非常起動スイッチ、非常復旧スイッチ、火災放送
スイッチ、非火災放送スイッチ、放送階選択スイッチ等
の非常操作子が装備されている。また、マイクロホン3
の右隣には、後述する遮蔽用蓋体4が装備されている。
【0030】遮蔽用蓋体4は、その拡大斜視図である図
2に示すように、略矩形状を呈しており、略門型の外蓋
5と、この外蓋5の凹部5a内に遊嵌した内蓋6とから
なる分割蓋体を構成している。
【0031】外蓋5と内蓋6とは、その一辺(図中下
辺)において共同して遮蔽用蓋体4の外周における一辺
Aを構成しており、この一辺A側において、外蓋5およ
び内蓋6は共に共通の回動支点をもって筐体1を構成す
る開閉扉1bに取り付けられている。
【0032】外蓋5は一辺Aに対向する他辺B(図中上
辺)に係止手段であるヒンジ爪51が設けられており、
開閉扉1bに対して閉止されるように構成されている。
内蓋6は一辺Aに対向する他辺C(図中上辺)に近接し
て本体面6aに固定手段である止めネジ61が設けられ
ており、開閉扉1bに対して固定閉止されるように構成
されている。
【0033】ヒンジ爪51は外蓋5の裏面から後方にU
字状に突起した形状を有しており、遊端51aが上下に
揺動する弾性を備えた構成となっている。ヒンジ爪51
は、図2のX−Y線上の断面図である図3に示すよう
に、開閉扉1bに穿設された窓状の嵌合孔11にU字状
の突起部51bが挿入された状態で係止される。
【0034】すなわち、ヒンジ爪51は嵌合孔11への
挿入時に、上面に形成した後方に傾斜する斜面51cが
嵌合孔11の上辺11aに当接することで遊端51aが
下方に押し下げられ、斜面51cの段部51dが嵌合孔
11を通り抜けると、遊端51aが上方に跳ね上がる。
同時に外蓋5の裏端面52が開閉扉1bの表面に突き当
たるため、外蓋5の裏端面52とヒンジ爪51の段部5
1dとによって開閉扉1bを挟持した状態になり、これ
によって外蓋5を閉止状態に保持することができる。
【0035】一方、固定手段である止めネジ61は、内
蓋6の裏面に突起して形成した円筒状のボス62の雌ネ
ジ内に螺入しており、その先端部がボス62を突き抜け
て開閉扉1bに螺刻されたネジ穴12に螺入している。
内蓋6はこうして止めネジ61によって開閉扉1bに固
定閉止されている。
【0036】また、遮蔽用蓋体4の一辺Aを構成する外
蓋5の底面53および内蓋6の底面63は、それぞれ帯
状の支点部材7に連設されている。支点部材7はネジ7
1によって開閉扉1bに固着されている。このように遮
蔽用蓋体4は外周における一辺A側が分割蓋体を構成す
る外蓋5および内蓋6が共に共通の支点部材7をもって
開閉扉1bに固着された構成となっている。
【0037】次に、作業者が外蓋5のヒンジ爪51の遊
端51aを押し下げ、段部51dが開閉扉1bの嵌合孔
11を覗いた状態でヒンジ爪51を前方に引くと、ヒン
ジ爪51が嵌合孔11から離脱し、外蓋5が底面53お
よび支点部材7の境界線を回動支点Fとして前方に開動
する。図4は、外蓋5が開放された状態を示す斜視図で
ある。
【0038】外蓋5と支点部材7とは一体形成されてお
り、外蓋5の本体面5bと底面53との間には楔状の溝
53aが両者の境界線に沿って設けられ、支点部材7と
底面53との間には同様の溝53bが両者の境界線に沿
って設けられている。
【0039】作業者が外蓋5を閉じると、各溝53a,
53bが各対向面同士で当接して外蓋5の本体面5bと
底面53とが直角状態となり、底面53と支点部材7と
が直角状態となって、内蓋5は図2に示す閉止状態とな
る。
【0040】また、外蓋5によって遮蔽される開閉扉1
bの外蓋遮蔽領域8には、モニタ音量切換えスイッチ8
1、コンピュータ制御スイッチ82が設けられている。
これらのスイッチ81〜82は法律で取り扱いが規制さ
れていない操作部材であり、しかし作業者以外の者には
触れられたくない操作部材であり、しかも日々の状況に
おいて設定変更が発生する可能性が高い操作部材であ
る。
【0041】このため、これらのスイッチ81〜82は
作業者が器具を用いずに直接手動で開閉操作できる外蓋
5の遮蔽領域に配置している。この場合、部外者が外蓋
5を開けてスイッチ81〜82を操作するおそれがある
ため、装置の動作に異常を来さないスイッチを配置して
いる。
【0042】次に、作業者が、図2に示す閉止状態から
内蓋6の止めネジ61を器具であるドライバー(図示せ
ず)を用いて開閉扉1bのネジ穴12から取り外し、内
蓋6を前方に引くと、内蓋6は底面63と支点部材7と
の境界線を回動支点Gとして前方に開動する。図5は、
内蓋6が開いた状態を示す斜視図である。
【0043】内蓋6と支点部材7とは一体形成されてお
り、内蓋6の本体面6aと底面63との間には楔状の溝
63aが両者の境界線に沿って設けられ、支点部材7と
底面63との間には同様の溝63bが両者の境界線に沿
って設けられている。
【0044】作業者が内蓋6を閉じると、各溝63a,
63bが各対向面同士で当接して内蓋6の本体面6aと
底面63とが直角状態となり、底面63と支点部材7と
が直角状態となって、内蓋6は図2に示す閉止状態とな
る。
【0045】また、内蓋6によって遮蔽される開閉扉1
bの内蓋遮蔽領域9には、書込/通常/点検スイッチ9
1、発報/火災放送切換えスイッチ92、連動スイッチ
93、連動一斉スイッチ94、発報/連動停止スイッチ
95、タイマ設定スイッチ96、設定記憶スイッチ97
が設けられている。
【0046】これらのスイッチ91〜97は消防法で取
り扱いが規制されている操作部材であり、装置の設置時
および設定仕様変更時に、装置の仕様に熟知した作業者
が操作する基本動作に関係する操作部材である。
【0047】このため、これらのスイッチ91〜97は
作業者以外の者が操作できないように、器具を使用しな
ければ開放できない蓋体の位置に配置することが義務付
けられている。この例の場合は器具であるドライバーを
用いて止めネジ61をネジ穴12から取り外さない限り
開けることができないように構成された内蓋6の遮蔽領
域に配置している。
【0048】なお、この例では、係止手段としてU字状
のヒンジ爪51を用いたが、作業者が器具を使わずに蓋
体を直接手動で開閉操作できる構成のものであれば、他
の係止手段を用いてもよい。
【0049】また、この例では固定手段として止めネジ
61を用いたが、作業者が器具を用いなければ蓋体を開
放操作することができない構成のものであれば、他の固
定手段を用いてもよい。
【0050】また、この例では、外蓋遮蔽領域8に法律
で規制されていない操作部材を配置し、内蓋遮蔽領域9
に法律で規制されている操作部材を配置したが、その逆
に外蓋遮蔽領域8に法律で規制されている操作部材を配
置し、内蓋遮蔽領域9に法律で規制されていない操作部
材を配置してもよい。ただし、この場合は外蓋5を固定
手段で筐体1に固定し、内蓋6を係止手段で筐体1に保
持する構成とする必要がある。
【0051】また、この例では、一対の分割蓋体として
門型の外蓋およびこの外蓋の凹部内に遊嵌する内蓋から
なる分割蓋体について説明したが、これに限らず一方の
蓋体は係止手段を有し、他方の蓋体は固定手段を有する
分割蓋体であれば、他の構成の分割蓋体を用いてもよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の壁掛型防災アンプ
によれば、筐体上に設置した取り扱い規制の異なる2種
類の操作部材を遮蔽するための遮蔽用蓋体を、筐体に対
する閉止時の係合手段が異なる一対の分割蓋体で構成し
たので、少ない設置スペースで遮蔽用蓋体を筐体に設置
できるという有利な効果が得られる。
【0053】また、本発明の壁掛型防災アンプによれ
ば、一対の分割蓋体を略門型の外蓋およびその凹部内に
設けた内蓋から構成し、共通の一辺を回動支点として開
閉動する構成としたので、少ない設置スペース、部品点
数および組立て工数で遮蔽用蓋体を筐体に設置できると
いう有利な効果が得られる。
【0054】また、本発明の遮蔽用蓋体によれば、取り
扱い規制の異なる2種類の操作部材を遮蔽するために、
筐体に対する閉止時の係合手段が異なる一対の分割蓋体
で構成したので、少ない設置スペースで2種類の操作部
材を遮蔽することができるという有利な効果が得られ
る。
【0055】また、本発明の遮蔽用蓋体によれば、略門
型の外蓋と、その凹部内に設けた内蓋と、両蓋体に連設
された支点部材とから構成し、外蓋および内蓋が支点部
材を共通の一辺として開閉動する構成としたので、少な
い部品点数で構成でき、かつ少ない組立て工数で筐体に
設置できるという有利な効果が得られる。
【0056】また、本発明の遮蔽用蓋体によれば、外
蓋、内蓋および支点部材を一体的に形成したので、最小
の部品点数で構成でき、しかも支点部材を筐体に固着す
ることで蓋体全体を筐体に固着できるので、最小の組立
て工数で筐体に設置できるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による壁掛型防災アンプの正面図
【図2】閉止状態の遮蔽用蓋体を示す斜視図
【図3】図2のX−Y線上の断面図
【図4】外蓋が開いた状態を示す遮蔽用蓋体の斜視図
【図5】内蓋が開いた状態を示す遮蔽用蓋体の斜視図
【符号の説明】
1 筐体 1a 本体 1b 開閉扉 2a,2b ネジ 3 マイクロホン 4 遮蔽用蓋体 5 外蓋 5a 凹部 5b 本体面 6 内蓋 6a 本体面 7 支点部材 8 外蓋遮蔽領域 9 内蓋遮蔽領域 11 嵌合孔 11a 上辺 12 ネジ穴 51 ヒンジ爪 51a 遊端 51b 突起部 51c 斜面 51d 段部 52 裏端面 53 底面 53a,53b 溝 61 止めネジ 62 ボス 63 底面 63a,63b 溝 71 ネジ 81 モニタ音量切換えスイッチ 82 コンピュータ制御スイッチ 91 書込/通常/点検スイッチ 92 発報/火災放送切換えスイッチ 93 連動スイッチ 94 連動一斉スイッチ 95 発報/連動停止スイッチ 96 タイマ設定スイッチ 97 設定記憶スイッチ F,G 回動支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大庭 幸治 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA20 DA01 DA02 DD01 GA03 5G405 AA08 CA55 CA58 FA30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送設備が装備された筐体の前面に遮蔽
    用蓋体を備え、 前記遮蔽用蓋体は前記筐体に対して開閉動可能に取り付
    けられた一対の分割蓋体から構成されており、 前記一対の分割蓋体のうち一方の蓋体は前記筐体に対し
    てその閉止状態を保持する係止手段を有し、他方の蓋体
    は前記筐体に対してその閉止状態を固定する固定手段を
    有し、 前記他方の蓋体は器具を用いて前記筐体に対する前記固
    定手段の固定状態を解除することにより開動可能となる
    構成を有することを特徴とする壁掛型防災アンプ。
  2. 【請求項2】 遮蔽用蓋体は一対の分割蓋体が共通の回
    動支点を中心に開閉動するように筐体前面に取り付けら
    れた構成を有することを特徴とする請求項1記載の壁掛
    型防災アンプ。
  3. 【請求項3】 一対の分割蓋体は一辺を共通の回動支点
    として開閉動する略門型の外蓋と、前記外蓋の凹部内に
    遊嵌する内蓋とから構成することを特徴とする請求項2
    記載の壁掛型防災アンプ。
  4. 【請求項4】 筐体は分割蓋体の一方の蓋体で遮蔽され
    る領域に取り扱いの規制されていない操作部材を配置
    し、他方の蓋体で遮蔽される領域に取り扱いの規制され
    た操作部材を配置する構成を有することを特徴とする請
    求項1記載の壁掛型防災アンプ。
  5. 【請求項5】 筐体に対して開閉動可能に取り付けられ
    る一対の分割蓋体から構成され、前記一対の分割蓋体の
    うち一方の蓋体は前記筐体に対してその閉止状態を保持
    する係止手段を有し、他方の蓋体は前記筐体に対してそ
    の閉止状態を固定する固定手段を有して構成することを
    特徴とする遮蔽用蓋体。
  6. 【請求項6】 一対の分割蓋体は支点部材を共通の回動
    支点として開閉動する略門型の外蓋と、前記外蓋の凹部
    内に遊嵌する内蓋とを有して構成することを特徴とする
    請求項5記載の遮蔽用蓋体。
  7. 【請求項7】 外蓋、内蓋および支点部材が一体形成さ
    れたことを特徴とする請求項6記載の遮蔽用蓋体。
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