JP2000137874A - 盗難防止装置用アンテナ - Google Patents

盗難防止装置用アンテナ

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JP2000137874A
JP2000137874A JP10311458A JP31145898A JP2000137874A JP 2000137874 A JP2000137874 A JP 2000137874A JP 10311458 A JP10311458 A JP 10311458A JP 31145898 A JP31145898 A JP 31145898A JP 2000137874 A JP2000137874 A JP 2000137874A
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antenna
theft device
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signal
antenna body
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JP10311458A
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Yasuhisa Uotani
安久 魚谷
Hirofumi Inubushi
宏文 犬伏
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視領域の位置を容易に調整することができ
ると共に、安全性が高い盗難防止装置用アンテナを提供
する。 【解決手段】 スティ5,5の一端は筐体10の側面にネ
ジ止めしてあり、他端はアンテナ本体20の支持部4,4
にそれぞれ連結してある。支持部4,4に設けた突起部
の中央にはネジ孔が開設してある。また、スティ5,5
の他端には、中央にネジ孔を開設した2枚の円板を対向
配置してなる連結部6,6,6,6が設けてある。連結
部6,6,6,6を対応する支持部4,4の突起部に、
それらに設けたネジ孔が互いに一致するようにそれぞれ
外嵌させ、連結部6,6,6,6及び突起部のネジ孔に
ネジ7,7を螺合させてある。そして、ネジ7,7を緩
めることによって、アンテナ本体20をその長軸周りに回
動させて、アンテナ本体20の角度を変更し、再びネジ
7,7を締めることによって、アンテナ本体20を適宜角
度の姿勢に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定信号を受信し
た場合に自ら発報する自報式の盗難防止装置、又は所定
信号を受信した場合に、距離を隔てて配置した警報機を
発報させる発報式の盗難防止装置に、前記信号を送信す
る盗難防止装置用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】盗難防止装置は、盗難防止対象物である
商品に取り付けられ、係員が取り外しの処置をせずに、
その商品を販売店の出口付近に設けてあり、所定の信号
を送信するゲートを通って外へ持ち出そうとした場合
に、ゲートに設けた警報機を発報させ、又は盗難防止装
置自身が警報を出力するものである。この盗難防止装置
には自報式のものと発報式のものとがある。
【0003】自報式の盗難防止装置は、商品に対する取
り付け状態及び取り外し状態を検出し、取り外し状態を
検出したとき及び前記ゲートが送信した信号を受信した
ときに、警報を出力するようになしてある。また、発報
式の盗難防止装置は、商品に貼り付けるシートに、ゲー
トが送信した信号に共振して所定周波数の電波をゲート
に送信する共振回路が埋設してあり、共振回路が送信し
た電波によって、ゲートに設けた警報機を起動させるよ
うになしてある。
【0004】前述したゲートは少なくとも、所定領域へ
信号を送信するアンテナと、信号を発生する信号発生回
路及び発生された信号を増幅する増幅回路を備える送信
器とを備えており、前記アンテナを出口近傍の床面に立
設している。
【0005】ところで、出口近傍以外の位置で警報が出
力されることを回避するために、即ち、所要の監視領域
の外で盗難防止装置が信号を受信し得ないようにするた
めに、アンテナから送信する信号の強度は弱くしてあ
る。一方、量販店にあっては多数の客がスムーズに入出
店し得るように間口の寸法を大きくしてあり、前述した
床に配設するアンテナを用いた場合、出口の幅方向に複
数のアンテナを適宜の間隔で立設しなければならず、出
店する客の妨げになる虞があった。
【0006】そのため、出口近傍の天井から垂下するア
ンテナが開発されている。このような天井式のアンテナ
は、天井に垂設したスティによって、床面から適宜の高
さの位置に床面と平行にアンテナ本体を支持固定してあ
り、該アンテナ本体と天井裏に設けた送信器との間を結
線してある。天井式のアンテナにあっては、出店する客
の妨げになることがなく、複数のアンテナを配設した場
合であっても、多数の客がスムーズに出店することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井式
の従来の盗難防止装置用アンテナにあっては、信号を送
信する監視領域の位置を調整する場合、天井へのスティ
の取り付け位置を変更しなければならないため、スティ
取り付け位置の変更作業及び配線作業に多くの手間及び
長時間を要していた。
【0008】また、客が選択した商品を持ち歩く領域と
前述した監視領域とが接近する場合、監視領域を、出口
近傍であって出口より外側の位置に設定することによっ
て、商品を持ち歩いているだけにも拘わらず、盗難防止
装置が信号を受信して警報が出力されることを防止する
ことができる。しかし、従来の盗難防止装置用アンテナ
では、出口より外側にスティを取り付けなければならな
いため、盗難防止装置用アンテナが断線又は破壊される
虞があり、安全性が低い。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは盗難防止装置を起動
させる信号を所定の拡がりで送信するアンテナ本体と、
該アンテナ本体を吊下する吊下部材とを備え、アンテナ
本体が信号を送信する領域を適宜の位置に変更可能にな
してある構成にすることによって、監視領域の位置を容
易に調整することができると共に、安全性が高い盗難防
止装置用アンテナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
装置用アンテナは、盗難防止装置を作動させる信号を送
信し、指向性を有するアンテナ本体と、該アンテナ本体
を吊下する吊下部材とを備える盗難防止装置用アンテナ
において、前記アンテナ本体が信号を送信する方向を変
更可能になしてあることを特徴とする。
【0011】第2発明に係る盗難防止装置用アンテナ
は、第1発明において、前記アンテナ本体は巻枠に導線
を巻回してなり、該巻枠は前記吊下部材によって揺動可
能に支持されていることを特徴とする。
【0012】第1及び第2発明の盗難防止装置用アンテ
ナにあっては、例えばアンテナ本体をスティで揺動可能
に支持して、アンテナ本体の姿勢を変更可能になすこと
によって、アンテナ本体が信号を送信する方向を変更で
きるようになしてある。これによって、盗難防止装置用
アンテナを天井に取り付けた後に、信号を送信すべき方
向を容易に調整することができる。また、販売店内に設
置したアンテナ本体から信号を、販売店外の適宜位置を
中心に設定した領域へ送信することができるため、盗難
防止装置が取り付けてある商品を手にした状態で販売店
内を移動した場合でも、警報が出力され難く、誤警報の
発生を防止することができる。また、店舗内に盗難防止
装置用アンテナを配置した場合、盗難防止装置用アンテ
ナが断線又は破壊等を被る虞がなく、安全性が高い。
【0013】第3発明に係る盗難防止装置用アンテナ
は、第2発明において、前記吊下部材と巻枠との間に自
在継手が介装してあり、該自在継手によって前記巻枠は
回動可能に支持されていることを特徴とする。
【0014】球状関節継手及びフック式自在継手等の自
在継手によって、吊下部材及び巻枠が連結してあるた
め、アンテナ本体の姿勢を種々の方向へ変更することが
できる。
【0015】第4発明に係る盗難防止装置用アンテナ
は、第1乃至第3発明の何れかにおいて、前記吊下部材
は、第1吊下部材及び第2吊下部材を自在継手で連結し
てなり、該自在継手によって第2吊下部材は回動可能に
支持されていることを特徴とする。
【0016】球状関節継手及びフック式自在継手等の自
在継手で第1吊下部材と連結してある第2吊下部材と、
アンテナ本体とを接合する。この自在継手によって、第
2吊下部材及びアンテナ本体の姿勢を種々の方向へ変更
することができる。
【0017】一方、第1吊下部材及び第2吊下部材を自
在継手によって連結してなる吊下部材と、アンテナ本体
の巻枠とを他の自在継手によって連結した場合、アンテ
ナ本体を平行移動させることができる。これによって、
アンテナ本体の姿勢を変更することなく、アンテナ本体
が信号を送信する領域を変更することができる。
【0018】第5発明に係る盗難防止装置用アンテナ
は、第1乃至第4発明の何れかにおいて、天井に固定す
るための固定部が設けてある筐体内に、前記アンテナ本
体から信号を送信させる送信器を備え、前記筐体に前記
吊下部材が取り付けてあることを特徴とする。
【0019】アンテナ本体と筐体とが吊下部材で連結し
てあり、筐体に設けた固定部によって盗難防止装置用ア
ンテナを天井に固定するため、天井に取り付ける場合、
アンテナ本体と送信器との間を配線することなく、盗難
防止装置用アンテナを天井に容易に取り付けることがで
きる。
【0020】第6発明に係る盗難防止装置用アンテナ
は、盗難防止装置を作動させる信号を送信し、指向性を
有するアンテナ本体と、該アンテナ本体を吊下する吊下
桿とを備える盗難防止装置用アンテナにおいて、天井に
固定するための固定部が設けてある筐体内に、前記アン
テナ本体から信号を送信させる送信器を備え、2本の吊
下桿が前記筐体に垂下してあり、前記アンテナ本体は、
長円形状の環状部に、前記吊下桿で支持される2つの棒
状の支持部を短径方向にそれぞれ架設した巻枠に導線を
巻回してなり、両支持部は前記両吊下桿に枢支してある
ことを特徴とする。
【0021】送信器を内蔵する筐体に垂下した2本の吊
下桿に、アンテナ本体の支持部が枢支してあり、アンテ
ナ本体は環状部の長軸周りに揺動し得るようになしてあ
る。これによって、アンテナ本体が信号を送信する方向
を変更できる。また、筐体に設けた固定部によって盗難
防止装置用アンテナを天井に固定するため、天井に取り
付ける場合、アンテナ本体と送信器との間を配線するこ
となく、盗難防止装置用アンテナを天井に容易に取り付
けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図7は本発明に係る盗難防止装置用ア
ンテナの使用様態を示す模式図である。店舗内には複数
の商品が陳列してあり、各々の商品に、自ら警報音を発
する自鳴式のタグ(盗難防止装置)TG,TG,…、又は離
れた位置に配してある警報機から警報を出力させる発報
式のペーパタグ(盗難防止装置)PT,PT,…が取り付け
てある。出入口の近傍にはレジRが配置してあり、該レ
ジRにて購入する商品の代金が支払われ、警報を出力す
ることなく、当該商品に取り付けてあるタグTG又はペー
パタグPTが取り外される。
【0023】出入口には、センサ式又はタッチ式の2枚
の開閉ガラス戸がレール上を摺動自在に設けてあり、両
開閉ガラス戸は図示しない駆動装置によって開閉され
る。店舗内の出入口の近傍の天井であって、両開閉ガラ
ス戸の略中央の位置には、監視領域へ信号を送信する2
つの盗難防止装置用アンテナ1,1が、後述する如く揺
動自在に取り付けてあり、両盗難防止装置用アンテナ
1,1は、前述したレールより少し店舗外側の地点を中
心とする所定半径の監視領域を監視するように、鉛直方
向から適宜角度だけ店舗外側へ傾頭させてある。
【0024】タグTG又はペーパタグPTが取り付けてある
商品が何れかの盗難防止装置用アンテナ1,1の監視領
域へ持ち出された場合、当該監視領域に送信されている
信号をタグTG又はペーパタグPTが受信する。そして、タ
グTGはそれが内蔵するブザーを作動させて警報音を出力
し、ペーパタグPTは受信した信号に共振して所定周波数
の電波を送信し、盗難防止装置用アンテナ1,1に設け
た警報機を起動させる。
【0025】盗難防止装置用アンテナ1,1は揺動自在
であるため、両盗難防止装置用アンテナ1,1の監視領
域を容易に調整することができる。従って、盗難防止装
置用アンテナ1,1の監視領域を、前述した如く、開閉
ガラス戸を案内するレールより少し店舗外側の地点を中
心に設定することによって、商品を購入すべく、タグTG
又はペーパタグPTが取り付けてある商品を手にした状態
で出入口に接近した場合でも警報が出力され難く、誤警
報の発生を防止することができる。このように、店舗内
に配置した盗難防止装置用アンテナ1,1によって所要
の領域を監視することができるため、盗難防止装置用ア
ンテナ1,1は断線又は破壊等を被る虞がなく、安全性
が高い。
【0026】図1は本発明に係る盗難防止装置用アンテ
ナを示す斜視図であり、図2は図1に示した盗難防止装
置用アンテナの側面図である。アンテナ本体20は合成樹
脂を成形してなる巻枠2内に導線を巻回してなり、該導
線から所定周波数の信号を送信するようになっている。
巻枠2は、略長円形の環状部3内に、該環状部3の長軸
に直交する2本の棒状の支持部4,4を長軸方向に距離
を隔てて設けてなり、環状部3及び支持部4,4は内部
に導線を埋設すべく中空になしてある。
【0027】環状部3及び支持部4,4に埋設する導線
から信号を送信させる送信器9がアンテナ本体20から距
離を隔てて配置してあり、送信器9とアンテナ本体20と
は管状のスティ5,5で連結してある。送信器9は、矩
形の筐体10内に発振回路及び増幅回路等を設けてなり、
送信器9に設けた2つの出力端子に導線の両端が接続し
てある。両スティ5,5の一端は送信器9の筐体10の側
面にネジ止めしてあり、他端はアンテナ本体20の支持部
4,4にそれぞれ連結してある。
【0028】両支持部4,4の長手方向の略中央には半
円状の突起部が、その径方向が両支持部4,4の長手方
向になるように設けてあり、両突起部の中央にはネジ孔
が開設してある。また、スティ5,5の他端には、中央
にネジ孔を開設した2枚の円板を対向配置してなる連結
部6,6,6,6が設けてある。そして、両スティ5,
5の連結部6,6,6,6を対応する支持部4,4の突
起部に、それらに設けたネジ孔が互いに一致するように
それぞれ外嵌させ、連結部6,6,6,6及び突起部の
ネジ孔にネジ7,7を螺合させてある。
【0029】スティ5,5内には、送信器9の両出力端
子に接続した導線がそれぞれ挿入してあり、両スティ
5,5から引き出した導線は、支持部4,4内に挿入さ
れ、両支持部4,4から環状部3内へ導かれ、環状部3
を適宜回数巻回されている。
【0030】前述した筐体10のアンテナ本体20に対向す
る対向面とは反対側の面の縁部に、矩形板状の固定部1
1,11,11,11が、前記面と略面一に突設してあり、各
固定部11,11,11,11の略中央には、ネジ孔12,12,1
2,12がそれぞれ開設してある。そして、筐体10を販売
店の天井に対向させ、各ネジ孔12,12,12,12に挿入さ
せたネジで、盗難防止装置用アンテナ1を天井に固定す
る。
【0031】図3は、図1に示したアンテナ本体20の角
度調整を説明する説明図である。スティ5,5の連結部
6,6,6,6及び支持部4,4の突起部に設けたネジ
孔に螺合させたネジ7,7を緩めることによって、アン
テナ本体20をその長軸周りに回動させて、アンテナ本体
20の角度を変更し、再びネジ7,7を締めることによっ
て、アンテナ本体20を適宜角度の姿勢に固定する。
【0032】これによって、盗難防止装置用アンテナ1
の監視領域を容易に調整することができる。従って、盗
難防止装置用アンテナ1を店舗内の天井に取り付けた場
合でも、その監視領域を、前述した如く、店舗より少し
外側の地点を中心に設定することができるので、商品を
購入すべく、前述したタグが取り付けてある商品を手に
した状態で出入口に接近した場合でもタグが発鳴し難
く、誤発鳴の発生を防止することができる。このよう
に、店舗内に配置した盗難防止装置用アンテナ1によっ
て所要の領域を監視することができるため、盗難防止装
置用アンテナ1は断線又は破壊等を被る虞がなく、安全
性が高い。
【0033】(実施の形態2)図4は実施の形態2を示
す斜視図であり、全周方向へ揺動自在になしてある。な
お、図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番
号を付してその説明を省略する。図4に示した如く、送
信器9の下面中央に管状の第1スティ51が垂下してあ
り、第1スティ51には第1関節継手31を介して管状の第
2スティ52が回動自在に連結してある。
【0034】アンテナ本体20の巻枠2は、長円状の環状
部3内に、平行に配した第1支持部41,41が環状部3の
長軸と直交するように架設してあり、両第1支持部41,
41の間に第2支持部42が架設してある。前述した第2ス
ティ52は第2支持部42の略中央上に配置してあり、第2
支持部42と第2スティ52とは第2関節継手32によって回
動自在に連結してある。
【0035】このような盗難防止装置用アンテナ1にあ
っては、図5に示した如く、第1関節継手31及び/又は
第2関節継手32を回動させることによって、アンテナ本
体20を適宜の方向へ回動させることができると共に、ア
ンテナ本体20の姿勢を所要の角度に変更することができ
る。
【0036】また、図6に示した如く、第1関節継手31
及び第2関節継手32の角度を調整することによって、ア
ンテナ本体20を送信器9の筐体10と平行に移動させるこ
とができる。つまり、アンテナ本体20の姿勢を変更する
ことなく、盗難防止装置用アンテナ1の監視領域を変更
することができる。
【0037】なお、本実施の形態では、第1関節継手31
及び第2関節継手32を設けた場合を示してあるが、本発
明はこれに限らず、何れか一方の関節継手が設けてあれ
ばよいことはいうまでもない。
【0038】
【実施例】次に、アンテナ本体の姿勢と監視領域の位置
との関係を調べた結果に付いて説明する。図8は、アン
テナ本体の姿勢を異ならせて、自鳴式の盗難防止装置が
発報する領域を検出した結果を示すグラフである。〇印
は、原点にアンテナ本体を、アンテナ本体の長軸がx軸
方向であって、床面と平行になるように配置し、原点の
周囲の複数の位置で、盗難防止装置が発報する最大距離
を求めた結果を示している。また、□印は、原点にアン
テナ本体を、アンテナ本体の長軸がx軸方向であって、
床面と平行をなす面からy軸方向へ30°傾かせて配置
し、原点の周囲の複数の位置で、盗難防止装置が発報す
る最大距離を求めた結果を示している。
【0039】図8から明らかな如く、アンテナ本体の姿
勢に拘わらず、〇印で囲まれる監視領域Aの広さと、□
印で囲まれる監視領域Bの広さとは略同じであるが、ア
ンテナ本体の姿勢を床面と平行をなす面からy軸方向へ
30°傾かせることによって、監視領域Aに比べて監視
領域Bは50cm程度、y軸方向へ移動していた。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1及び第2発明に
係る盗難防止装置用アンテナにあっては、盗難防止装置
用アンテナを天井に取り付けた後に、信号を送信すべき
方向を容易に調整することができる。また、販売店内に
設置したアンテナ本体から信号を、販売店外の適宜位置
を中心に設定した領域へ送信することができるため、盗
難防止装置が取り付けてある商品を手にした状態で販売
店内を移動した場合でも、警報が出力され難く、誤警報
の発生を防止することができる。また、店舗内に盗難防
止装置用アンテナを配置した場合、盗難防止装置用アン
テナが断線又は破壊等を被る虞がなく、安全性が高い。
【0041】第3発明に係る盗難防止装置用アンテナに
あっては、アンテナ本体の姿勢を種々の方向へ変更する
ことができるため、天井への盗難防止装置用アンテナの
取り付け位置の自由度が高い。
【0042】第4発明に係る盗難防止装置用アンテナに
あっては、アンテナ本体を平行移動させることができる
ため、アンテナ本体の姿勢を変更することなく、アンテ
ナ本体が信号を送信する領域を変更することができ、天
井への盗難防止装置用アンテナの取り付け位置の自由度
が更に高い。
【0043】第5発明に係る盗難防止装置用アンテナに
あっては、アンテナ本体と送信器との間を配線すること
なく、盗難防止装置用アンテナを天井に容易に取り付け
ることができる。
【0044】第6発明に係る盗難防止装置用アンテナに
あっては、盗難防止装置用アンテナを天井に取り付けた
後に、信号を送信すべき方向を容易に調整することがで
きる。また、アンテナ本体と送信器との間を配線するこ
となく、盗難防止装置用アンテナを天井に容易に取り付
けることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置用アンテナを示す斜
視図である。
【図2】図1に示した盗難防止装置用アンテナの側面図
である。
【図3】図1に示したアンテナ本体の角度調整を説明す
る説明図である。
【図4】実施の形態2を示す斜視図である。
【図5】図4に示した盗難防止装置用アンテナの角度調
整を説明する説明図である。
【図6】図4に示した盗難防止装置用アンテナの角度調
整を説明する説明図である。
【図7】本発明に係る盗難防止装置用アンテナの使用様
態を示す模式図である。
【図8】アンテナ本体の姿勢を異ならせて、自鳴式の盗
難防止装置が発報する領域を検出した結果を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 盗難防止装置用アンテナ 2 巻枠 5 スティ 6 連結部 7 ネジ 9 送信器 10 筐体 11 固定部 20 アンテナ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA03 AA09 BB04 BB13 BB25 CC34 DD07 DD87 EE01 FF02 HH01 HH12 5J047 AA01 AA04 AA13 AB11 BF01 BF10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止装置を作動させる信号を送信
    し、指向性を有するアンテナ本体と、該アンテナ本体を
    吊下する吊下部材とを備える盗難防止装置用アンテナに
    おいて、 前記アンテナ本体が信号を送信する方向を変更可能にな
    してあることを特徴とする盗難防止装置用アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ本体は巻枠に導線を巻回し
    てなり、該巻枠は前記吊下部材によって揺動可能に支持
    されている請求項1記載の盗難防止装置用アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記吊下部材と巻枠との間に自在継手が
    介装してあり、該自在継手によって前記巻枠は回動可能
    に支持されている請求項2記載の盗難防止装置用アンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 前記吊下部材は、第1吊下部材及び第2
    吊下部材を自在継手で連結してなり、該自在継手によっ
    て第2吊下部材は回動可能に支持されている請求項1乃
    至3の何れかに記載の盗難防止装置用アンテナ。
  5. 【請求項5】 天井に固定するための固定部が設けてあ
    る筐体内に、前記アンテナ本体から信号を送信させる送
    信器を備え、前記筐体に前記吊下部材が取り付けてある
    請求項1乃至4の何れかに記載の盗難防止装置用アンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 盗難防止装置を作動させる信号を送信
    し、指向性を有するアンテナ本体と、該アンテナ本体を
    吊下する吊下桿とを備える盗難防止装置用アンテナにお
    いて、 天井に固定するための固定部が設けてある筐体内に、前
    記アンテナ本体から信号を送信させる送信器を備え、2
    本の吊下桿が前記筐体に垂下してあり、前記アンテナ本
    体は、長円形状の環状部に、前記吊下桿で支持される2
    つの棒状の支持部を短径方向にそれぞれ架設した巻枠に
    導線を巻回してなり、両支持部は前記両吊下桿に枢支し
    てあることを特徴とする盗難防止装置用アンテナ。
JP10311458A 1998-10-30 1998-10-30 盗難防止装置用アンテナ Pending JP2000137874A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314122A (ja) * 2006-06-26 2006-11-16 Glory Ltd Icカード読取り書込み装置
JP2009169526A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Panasonic Electric Works Co Ltd 警報器

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