JP2000137389A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】中間転写ベルト、転写搬送ベルト、その製造方法及び画像形成装置
【0033】
【発明を解決するための手段】
本発明に従って、1次転写バイアスの印加下で画像担持体からトナー像が表面に転写され、該転写されたトナー像は、2次転写バイアスの印加下で転写材に転写されるものである中間転写ベルトであって、該中間転写ベルトは、ポリアリレート樹脂を含んでいるシームレスベルトを具備していることを特徴とする中間転写ベルトが提供される。
【発明を解決するための手段】
本発明に従って、1次転写バイアスの印加下で画像担持体からトナー像が表面に転写され、該転写されたトナー像は、2次転写バイアスの印加下で転写材に転写されるものである中間転写ベルトであって、該中間転写ベルトは、ポリアリレート樹脂を含んでいるシームレスベルトを具備していることを特徴とする中間転写ベルトが提供される。
【0034】
また本発明に従って、トナー像を有している画像担持体と共に、転写バイアスの印加の下で、転写材を挟持することによって該転写材にトナー像を転写せしめるのに用いられる転写搬送ベルトであって、該転写搬送ベルトが、ポリアリレート樹脂を含んでいるシームレスベルトを具備していることを特徴とする転写搬送ベルトが提供される。
また本発明に従って、トナー像を有している画像担持体と共に、転写バイアスの印加の下で、転写材を挟持することによって該転写材にトナー像を転写せしめるのに用いられる転写搬送ベルトであって、該転写搬送ベルトが、ポリアリレート樹脂を含んでいるシームレスベルトを具備していることを特徴とする転写搬送ベルトが提供される。
【0035】
更に本発明に従って、トナー像を有している画像担持体の中間転写ベルトへの転写を、1次転写ローラが配設されている、該画像担持体と該中間転写ベルトとの二ップ部において、1次転写バイアスの印加の下で行うと共に、
該中間転写ベルト上に1次転写されたトナー像の転写材への転写を、該中間転写ベルトと2次転写ローラとによる該転写材の挟持部において、2次転写バイアスの印加の下で行う画像形成装置において、該中間転写ベルトが、上記中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
更に本発明に従って、トナー像を有している画像担持体の転写材への転写を、該画像担持体と転写搬送ベルトとによる該転写材の挟持部において、転写バイアスの印加の下で行う画像形成装置において、該転写搬送ベルトが、上記転写搬送ベルトであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
更に本発明に従って、トナー像を有している画像担持体の中間転写ベルトへの転写を、1次転写ローラが配設されている、該画像担持体と該中間転写ベルトとの二ップ部において、1次転写バイアスの印加の下で行うと共に、
該中間転写ベルト上に1次転写されたトナー像の転写材への転写を、該中間転写ベルトと2次転写ローラとによる該転写材の挟持部において、2次転写バイアスの印加の下で行う画像形成装置において、該中間転写ベルトが、上記中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
更に本発明に従って、トナー像を有している画像担持体の転写材への転写を、該画像担持体と転写搬送ベルトとによる該転写材の挟持部において、転写バイアスの印加の下で行う画像形成装置において、該転写搬送ベルトが、上記転写搬送ベルトであることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0036】
尚更に本発明に従って、上記中間転写ベルト又は上記転写搬送ベルトが具備しているシームレスベルトを製造する下記(i)〜(vi)の工程を有していることを特徴とする中間転写ベルト又は転写搬送ベルトの製造方法が提供される:
(i)少なくともポリアリレート樹脂を含有する成形用原料を、環状ダイスの先端から押出し機で、チューブ状に溶融押出しする工程、
(ii)前記チューブ状の溶融押出し物を、前記チューブ状の溶融押出し物の長手方向に対して直交方向に押し潰したときの全幅で挟持する挟持部材を通過させつつ、前記環状ダイスからの溶融押出し物の押出し速度よりも速い引取り速度で引取る工程、
(iii)前記チューブ状の溶融押出し物に、大気圧以上の気体を吹き込むことによって前記チューブ状の溶融押出し物を膨張させる工程、及び
(iv)前記チューブ状の溶融押出し物を、その長手方向に対して直交する方向に所定の長さで直角またはほぼ直角に切断して、肉厚が、前記環状ダイスのダイキャップよりも薄い肉厚を有し、且つ前記環状ダイスの直径の50〜400%の直径を有するシームレスベルトを得る工程。
尚更に本発明に従って、上記中間転写ベルト又は上記転写搬送ベルトが具備しているシームレスベルトを製造する下記(i)〜(vi)の工程を有していることを特徴とする中間転写ベルト又は転写搬送ベルトの製造方法が提供される:
(i)少なくともポリアリレート樹脂を含有する成形用原料を、環状ダイスの先端から押出し機で、チューブ状に溶融押出しする工程、
(ii)前記チューブ状の溶融押出し物を、前記チューブ状の溶融押出し物の長手方向に対して直交方向に押し潰したときの全幅で挟持する挟持部材を通過させつつ、前記環状ダイスからの溶融押出し物の押出し速度よりも速い引取り速度で引取る工程、
(iii)前記チューブ状の溶融押出し物に、大気圧以上の気体を吹き込むことによって前記チューブ状の溶融押出し物を膨張させる工程、及び
(iv)前記チューブ状の溶融押出し物を、その長手方向に対して直交する方向に所定の長さで直角またはほぼ直角に切断して、肉厚が、前記環状ダイスのダイキャップよりも薄い肉厚を有し、且つ前記環状ダイスの直径の50〜400%の直径を有するシームレスベルトを得る工程。
Claims (20)
- 1次転写バイアスの印加下で画像担持体からトナー像が表面に転写され、該転写されたトナー像は、2次転写バイアスの印加下で転写材に転写されるものである中間転写ベルトであって、該中間転写ベルトは、ポリアリレート樹脂を含んでいるシームレスベルトを具備していることを特徴とする中間転写ベルト。
- 該シームレスベルトの体積抵抗が100〜1014Ωである請求項1又は2に記載の中間転写ベルト。
- 該シームレスベルトの周方向における体積抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項1〜3のいずれかに記載の中間転写ベルト。
- 該シームレスベルトの周方向における表面抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項1〜4のいずれかに記載の中間転写ベルト。
- 該シームレスベルトの長手方向における体積抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項1〜5のいずれかに記載の中間転写ベルト。
- 該シームレスベルトの長手方向における表面抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項1〜6のいずれかに記載の中間転写ベルト。
- 該シームレスベルトが、環状ダイスの先端から押出し機でチューブ状に溶融押出しされたものである請求項1〜7のいずれかに記載の中間転写ベルト。
- トナー像を有している画像担持体の中間転写ベルトへの転写を、1次転写ローラが配設されている、該画像担持体と該中間転写ベルトとの二ップ部において、1次転写バイアスの印加の下で行うと共に、
該中間転写ベルト上に1次転写されたトナー像の転写材への転写を、該中間転写ベルトと2次転写ローラとによる該転写材の挟持部において、2次転写バイアスの印加の下で行う画像形成装置において、該中間転写ベルトが、請求項1〜8のいずれかに記載の中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。 - トナー像を有している画像担持体と共に、転写バイアスの印加の下で、転写材を挟持することによって該転写材にトナー像を転写せしめるのに用いられる転写搬送ベルトであって、該転写搬送ベルトが、ポリアリレート樹脂を含んでいるシームレスベルトを具備していることを特徴とする転写搬送ベルト。
- 前記ポリアリレート樹脂が上記構造式(1)で表される請求項10に記載の転写搬送ベルト。
- 該シームレスベルトの体積抵抗が10 0 〜10 14 Ωである請求項10又は11に記載の転写搬送ベルト。
- 該シームレスベルトの周方向における体積抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項10〜12のいずれかに記載の転写搬送ベルト。
- 該シームレスベルトの周方向における表面抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項10〜13のいずれかに記載の転写搬送ベルト。
- 該シームレスベルトの長手方向における体積抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項10〜14のいずれかに記載の転写搬送ベルト。
- 該シームレスベルトの長手方向における表面抵抗の最大値が、最小値の100倍以内である請求項10〜15のいずれかに記載の転写搬送ベルト。
- 該シームレスベルトが、環状ダイスの先端から押出し機でチューブ状に溶融押出しされたものである請求項10〜16のいずれかに記載の転写搬送ベルト。
- トナー像を有している画像担持体の転写材への転写を、該画像担持体と転写搬送ベルトとによる該転写材の挟持部において、転写バイアスの印加の下で行う画像形成装置において、該転写搬送ベルトが、請求項10〜17のいずれかに記載の転写搬送ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1〜8のいずれかの中間転写ベルトの製造方法であって、
該中間転写ベルトが具備しているシームレスベルトを製造する下記(i)〜(vi)の工程を有していることを特徴とする中間転写ベルトの製造方法:
(i)少なくともポリアリレート樹脂を含有する成形用原料を、環状ダイスの先端から押出し機で、チューブ状に溶融押出しする工程、
(ii)前記チューブ状の溶融押出し物を、前記チューブ状の溶融押出し物の長手方向に対して直交方向に押し潰したときの全幅で挟持する挟持部材を通過させつつ、前記環状ダイスからの溶融押出し物の押出し速度よりも速い引取り速度で引取る工程、
(iii)前記チューブ状の溶融押出し物に、大気圧以上の気体を吹き込むことによって前記チューブ状の溶融押出し物を膨張させる工程、及び
(iv)前記チューブ状の溶融押出し物を、その長手方向に対して直交する方向に所定の長さで直角またはほぼ直角に切断して、肉厚が、前記環状ダイスのダイキャップよりも薄い肉厚を有し、且つ前記環状ダイスの直径の50〜400%の直径を有するシームレスベルトを得る工程。 - 請求項10〜17のいずれかに記載の転写搬送ベルトの製造方法であって、
該転写搬送ベルトが具備しているシームレスベルトを製造する下記(i)〜(vi)の工程を有していることを特徴とする転写搬送ベルトの製造方法:
(i)少なくともポリアリレート樹脂を含有する成形用原料を、環状ダイスの先端から押出し機で、チューブ状に溶融押出しする工程、
(ii)前記チューブ状の溶融押出し物を、前記チューブ状の溶融押出し物の長手方向に対して直交方向に押し潰したときの全幅で挟持する挟持部材を通過させつつ、前記環状ダイスからの溶融押出し物の押出し速度よりも速い引取り速度で引取る工程、
(iii)前記チューブ状の溶融押出し物に、大気圧以上の気体を吹き込むことによって前記チューブ状の溶融押出し物を膨張させる工程、及び
(iv)前記チューブ状の溶融押出し物を、その長手方向に対して直交する方向に所定の長さで直角またはほぼ直角に切断して、肉厚が、前記環状ダイスのダイキャップよりも薄い肉厚を有し、且つ前記環状ダイスの直径の50〜400%の直径を有するシームレスベルトを得る工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10310831A JP2000137389A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | エンドレスベルト状転写部材、エンドレスベルト状転写部材の製造方法及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10310831A JP2000137389A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | エンドレスベルト状転写部材、エンドレスベルト状転写部材の製造方法及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000137389A JP2000137389A (ja) | 2000-05-16 |
JP2000137389A5 true JP2000137389A5 (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=18009933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10310831A Pending JP2000137389A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | エンドレスベルト状転写部材、エンドレスベルト状転写部材の製造方法及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000137389A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100677594B1 (ko) | 2005-06-10 | 2007-02-02 | 삼성전자주식회사 | 반도전성 벨트, 그 제조방법, 및 상기 반도전성 벨트를포함하는 전자사진 화상형성장치 |
JP6156735B2 (ja) | 2013-06-26 | 2017-07-05 | 株式会社リコー | ベルト部材、画像形成装置及びベルト部材の製造方法 |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP10310831A patent/JP2000137389A/ja active Pending
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