JP2000137358A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000137358A
JP2000137358A JP10311366A JP31136698A JP2000137358A JP 2000137358 A JP2000137358 A JP 2000137358A JP 10311366 A JP10311366 A JP 10311366A JP 31136698 A JP31136698 A JP 31136698A JP 2000137358 A JP2000137358 A JP 2000137358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各色の可視像の重ね合わせ精度を向上させて良
好なカラー画像を形成できるカラー画像形成装置を提供
する。 【解決手段】感光ドラム1上に帯電器2−1〜2−4、
レーザ露光器3−1〜3−4、現像器4−1〜4−4を
設け、感光ドラム1上で各色の可視像を重ね合わせてカ
ラー画像を形成し、記録用紙9に転写するカラー画像形
成装置において、感光ドラム1上に現像器4−1〜4−
4による可視像形成位置の相対差を検出するための検知
用パターンをレーザ露光器3−1〜3−4および現像器
4−1〜4−4の少なくとも一つを用いて予め形成し、
これをパターン検出器11で検出してパターン検出信号
発生回路21、カウンタ回路22を通して相対差を求
め、これに基づき露光開始タイミング補正回路23で露
光回路24を制御して、各レーザ露光器3−1〜3−4
で形成される各静電潜像の相対位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のカ
ラー画像形成装置に係り、特に潜像担持体上に複数の像
露光器と複数の現像器とを配置し、潜像担持体上で複数
の色の可視像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式により記録用紙上にカラー
画像を形成する画像形成装置には、種々の方式がある。
例えば、単色のトナー像を形成する画像形成ユニットを
3色分(イエロー、マジェンタ、シアン)、場合によっ
ては黒を含めた4色分、記録用紙の搬送方向に並べて配
置し、記録用紙上で各色のトナー像を重ね合わせてカラ
ー画像を形成するタンデム方式、一つの感光ドラム上に
静電潜像を形成するための像露光器と3色または黒を含
めた4色の現像器を設け、各色のトナー像を感光ドラム
上で重ね合わせてカラー画像を形成し、記録用紙に転写
する多重現像方式などが挙げられる。
【0003】タンデム方式においては、一般に各画像形
成ユニットが記録用紙の搬送方向に連続して所定距離の
間隔をあけて配置して構成されているため、各画像形成
ユニットで同時にトナー像を形成することはできず、先
行する画像形成ユニットで形成されたトナー像が記録用
紙搬送方向にユニット間の距離だけ搬送されたとき、次
の画像形成ユニットで上から重ねてトナー像が形成され
る。このため、各画像形成ユニットの組み立て精度およ
び取り付け位置誤差等により、各トナー像が正確に重な
らない場合がある。また、記録用紙の搬送速度むらなど
により、各トナー像のずれが発生する場合もある。
【0004】このような各トナー像の相対的な位置ずれ
を補正して、重ね合わせ精度を高めるため、従来では例
えば特開平8−278680号公報に開示されているよ
うに、各画像形成ユニットによって、所定の検知用パタ
ーンを記録用紙搬送ベルト上に各画像形成ユニット間で
所定距離だけずれるように形成し、それぞれの検知用パ
ターンの所定距離からのずれ量を光ファイバセンサやラ
インセンサなどの検出器を用いて測定し、これに基づい
て各画像形成ユニットによる静電潜像形成開始タイミン
グを調整したり、記録用紙の搬送速度を制御することに
よって位置ずれ補正を行ってきた。
【0005】しかし、光ファイバセンサやラインセンサ
のように反射光を用いて検知用パターンを検出する検出
器では、検知用パターンの色によって反射光量が変化
し、例えばイエローなどは反射光量が小さくなり、検出
精度が低下するという欠点を有していた。また、検知用
パターンの背景色、すなわち記録用紙の搬送ベルトの色
によっても検知用パターンの有無によるセンサの出力値
の差が十分に得られず、検出精度が低下するという問題
があった。これらの問題は、検出器として撮像素子を用
いた場合も同様と考えられる。
【0006】一方、後者の多重現像方式には大きく分け
て二つの方式、すなわち、感光ドラム上に一つの像露光
器を配置し、感光ドラムの1回転毎に1回潜像を形成し
1色の現像を行う動作を感光ドラムの3回転または4回
転にわたって行い、各色のトナー像を感光ドラム上で重
ね合わせてカラー画像を形成する第1の方式と、感光ド
ラム上に3色または黒を含めた4色分の像露光器と現像
器を配置し、感光ドラムの1回転中に各色毎の潜像形成
および現像を行い、各トナー像を重ね合わせることによ
ってカラー画像を形成する第2の方式とがある。
【0007】第1の多重現像方式では、1つの像露光器
によって感光ドラムの1回転毎に潜像が形成され、各色
毎に設けられた現像器により1色ずつ感光ドラム上にト
ナー像が形成されるため、1回転毎に感光ドラム上の同
じ位置で潜像を形成し始めれば、各色のトナー像の位置
ずれは発生しない。しかし、1枚のカラー画像を形成す
るために感光ドラムが3回転、または黒を含めた4回転
する必要があるため、カラー画像形成速度の高速化には
不向きである。
【0008】一方、像露光器が各現像器に対応して設け
られる第2の多重現像方式では、1色目の像露光器で感
光ドラム上に潜像が形成され、その像露光器のすぐ下流
に設置されている1色目の現像器によって現像が行われ
る。その後、感光ドラムが移動し、その移動速度と1色
目と2色目との間隔から決定される時間間隔後に2色目
の像露光器による潜像の形成と現像器による現像が行わ
れる。以下同様にして3色または黒を含めた4色のトナ
ー像が形成され、かつこれらのトナー像が感光ドラム上
で重ね合わせられることによってカラー画像が形成さ
れ、中間転写媒体または記録用紙に転写される。
【0009】このように第2の多重現像方式では、1回
転でカラー画像を形成することができるため、画像形成
速度の高速化が可能であり、また感光ドラムの周囲に像
露光器、現像器を配置することができるので、装置全体
を小型化できるというメリットがある。しかし、この第
2の多重現像方式においても、タンデム方式と同様に各
像露光器の組み立て精度、各像露光器間の取り付け精
度、および熱膨張や経時的な誤差によって各色のトナー
像に相対的な位置ずれが生じ、画質劣化の原因となる。
【0010】そこで、この第2の多重現像方式において
各色のトナー像間の位置ずれを低減して重ね合わせ精度
を高めるために、従来、例えば特開平8−240949
号公報に記載されているように、感光ドラムの周囲にサ
ポート部材を設けることにより、各像露光器の位置決め
精度を高める方法がとられている。しかし、近年のカラ
ー画像形成装置に対する高速、高精細化の要求に伴い、
各色のトナー像の重ね合わせ精度の向上に対する要求は
さらに高まっており、このような各ユニットの位置決め
精度だけでは十分な重ね合わせ精度が得られない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、複数
の像露光器により感光ドラムが1回転する間にカラー画
像を形成する多重現像方式のカラー画像形成装置におい
ては、各像露光器の相対位置誤差、各像露光器の組み立
て誤差、または使用環境や経時的な変化により、各色の
可視像の重ね合わせ精度が十分に得られないという問題
点があった。
【0012】本発明は、複数の色にそれぞれ対応させて
複数の像露光器および現像器を設ける多重現像方式にお
いて、各色の可視像の重ね合わせ精度を向上させて良好
なカラー画像を形成できるカラー画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は潜像担持体と、この潜像担持体の表面を異
なる色の画像情報に応じて露光して潜像を形成する複数
の像露光手段と、これらの像露光手段により形成された
潜像を可視像化して潜像担持体にカラー画像を形成する
複数の現像手段と、潜像担持体に形成されるカラー画像
を記録媒体に転写する転写手段とを有する多重現像方式
のカラー画像形成装置において、潜像担持体に複数の現
像手段によるそれぞれの可視像形成位置の相対差を検知
するための検知用情報を複数の像露光手段の少なくとも
一つを用いて形成する検知用情報形成手段と、検知用情
報を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基
づいて前記相対差を求め、この相対差に応じて複数の像
露光手段によりそれぞれ形成される潜像の相対位置を補
正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明は同様の多重現像方式のカラ
ー画像形成装置において、潜像担持体上に現像手段によ
る可視像形成位置の傾き角を検知するための検知用情報
を像露光手段の少なくとも一つを用いて形成する検知用
情報形成手段と、この検知用情報を検出する検出手段
と、この検出手段の検出結果に基づいて可視像形成位置
の傾き角を求め、この傾き角に基づいて各像露光手段に
よりそれぞれ形成される潜像の相対位置を補正する補正
手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】ここで、検知用情報の形成に際しては、例
えば検知用情報を像露光手段により潜像パターンとして
形成した後、現像手段によりこの潜像パターンを可視像
化する。この場合、複数の像露光手段を用いて複数の潜
像パターンを形成し、複数の現像手段のうち予め定めら
れた所定の色の現像剤を用いた一つの現像手段により潜
像パターンを可視像化して検知用情報を形成するように
してもよい。
【0016】さらに、検知用情報は潜像担持体上に像露
光手段により形成された潜像パターンのままとし、現像
手段による可視像化を行わなくともよい。その場合、検
出手段は潜像担持体上の潜像パターンとして形成された
検知用情報の帯電量の変化を検出することにより、この
検知用情報を検出することができる。
【0017】このように本発明のカラー画像形成装置で
は、検知用情報を潜像担持体上に潜像パターンとして形
成するため、この潜像パターンを検出手段による感度の
高い色の現像剤のみで現像することにより、検知用情報
を容易に検出でき、その検出結果に基づいて各現像手段
による可視像形成位置の相対差や傾き角を確実に補正す
ることが可能となる。
【0018】各現像手段による可視像形成位置の相対差
を検知するための検知用情報は、例えば複数の像露光手
段を用いて少なくとも潜像担持体の移動方向(副走査方
向)に対して直角な方向(主走査方向)に形成される。
この場合、補正手段ではこれらの各検知用情報に対応す
る検出手段の検出結果から、各現像手段による潜像担持
体の移動方向における可視像形成位置の相対差を検知し
て各潜像の相対位置を補正する。
【0019】また、各現像手段による可視像形成位置の
相対差を検知するための検知用情報としては、複数の像
露光手段を用いて主走査方向に沿った第1の検知用情報
と副走査方向に沿った第2の検知用情報を形成してもよ
い、この場合、補正手段では第1および第2の検知用情
報に対応する検出手段の検出結果から、各現像手段によ
る副走査および主走査両方向における可視像形成位置の
相対差を検知して各潜像の相対位置を補正する。
【0020】一方、各現像手段による可視像形成位置を
補正する補正手段は、複数の像露光手段による露光開始
タイミングを調整することにより各潜像の相対位置を補
正するようにしてもよいし、像露光手段自体または像露
光手段の内部の光学系構成部品を移動調整することによ
り各潜像の相対位置を補正するようにしてもよい。
【0021】さらに、検知用情報を像露光手段により潜
像パターンとして形成した後、現像手段により潜像パタ
ーンを可視像化する場合、この検知用情報を検出する検
出手段は、可視像化された検知用情報を潜像担持体上、
または記録媒体上、あるいは潜像担持体上のカラー画像
を記録媒体に転写する経路に設けられた中間転写媒体上
のいずれで検出してもよい。
【0022】また、このように検知用情報を潜像パター
ンとして形成した後、可視像化する場合、この検知用情
報を検出する検出手段は、例えば像露光手段による露光
に用いられる光と異なる波長の光を可視像化された検知
用情報に照射し、その反射光を検出することにより該検
知用情報を検出することが照射光による潜像担持体の劣
化を避ける上で望ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図
である。図1において、静電潜像担持体としての感光ド
ラム1は、円筒状の導電性基体の表面に有機系もしくは
アモルファスシリコン系の感光層を設けて回転可能に構
成され、図示しないモータにより矢印方向に回転されつ
つ、以下のように感光ドラム1の回転移動方向(図中時
計回りの方向、以下、副走査方向という)に離間した感
光ドラム1上の4個所の位置に配置されている帯電・露
光・現像ステーションを順次通過する。
【0024】感光ドラム1は、コロナ帯電器もしくはス
コロトロン帯電器からなる第1帯電器2−1により感光
層が均一に帯電された後、帯電器2−1の副走査方向前
方に配置された第1レーザ露光器3−1により、第1の
色画像情報(例えばイエロー画像データ)に従って変調
されたレーザビームが照射されることによって露光さ
れ、感光層表面に第1の静電潜像が形成される。この
後、第1色(例えばイエロー)の現像剤が収納され、レ
ーザ露光器3−1の副走査方向前方に配置された第1現
像器4−1によって、第1レーザ露光器3−1により形
成された静電潜像が現像され、第1色のトナー像が可視
像として形成される。
【0025】次に、感光ドラム1は第2帯電器2−2に
より均一に帯電され、さらに第2レーザ露光器3−2に
より、第2の色画像情報(例えばマゼンタ画像データ)
に従って、第1の静電潜像が形成された領域と同一領域
に第2の静電潜像が形成された後、第1現像器4−1に
収納されている現像剤とは異なる第2色(例えばマゼン
タ)の現像剤を収納した第2現像器4−2によって現像
され、第2色のトナー像が可視像として形成される。従
って、この現像の後には、感光ドラム1上には第1色の
トナー像と第2色のトナー像が重ね合わせられて形成さ
れている。
【0026】以下、同様に第3帯電器2−3による均一
帯電、第3レーザ露光器3−3による第3の色画像情報
(例えばシアン画像データ)に従った第3の静電潜像形
成、第3現像器4−3による第3色(例えばシアン)の
トナー像の形成が順次行われ、さらに第4帯電器2−4
による均一帯電、第4レーザ露光器3−4による第4の
色画像情報(例えば、黒画像データ)に従った第4の静
電潜像形成、第4現像器4−4による第4色(例えば
黒)のトナー像の形成が順次行われる。
【0027】このようにして感光ドラム1上に、例えば
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の4色のトナー像が重ね合わせられて、フルカラ
ー画像が形成される。
【0028】この感光ドラム1上のカラー画像は、加圧
ローラ7からなる転写装置によって、搬送路10上を搬
送される記録用紙9上に転写される。レーザ露光器3−
1〜3−4は、露光回路24により駆動されて上述した
露光(静電潜像の形成)を行う。露光回路24は、後述
するように露光開始タイミング補正回路23によって規
定されたタイミングで露光が開始されるように、レーザ
露光器3−1〜3−4を駆動する。
【0029】このように本実施形態のカラー画像形成装
置は、各色に対応させてレーザ露光器3−1〜3−4お
よび現像器4−1〜4−3を設けた前述の第2の多重現
像方式に基づくものであり、レーザ露光器3−1〜3−
4の相対位置誤差、組み立て誤差、あるいは使用環境や
経時的な変化に対し、各色のトナー像の相対位置ずれを
なくして、これらのトナー像の重ね合わせ精度を十分に
確保することが要求される。
【0030】この要求に対し、本実施形態では以下のよ
うにしてカラー画像形成前に各色のトナー像形成位置の
相対差を算出・検知し、この相対差がなくなるように、
レーザ露光器3−1〜3−4によりそれぞれ形成される
静電潜像の相対位置を補正する。まず、各色のトナー像
形成位置の副走査方向の相対差を検知するために、例え
ば図2に示すような副走査方向に対して直角な方向(感
光ドラム1の軸方向=主走査方向)に沿った帯状の検知
用パターン20−1〜20−4をレーザ露光器3−1〜
3−4によって感光ドラム1上に静電潜像として形成す
る。すなわち、図2に示すように感光ドラム1上に、ま
ずレーザ露光器3−1により検知用パターン20−1が
静電潜像として形成され、さらに現像器4−1によって
可視像化される。次に、レーザ露光器3−1による最初
の露光開始タイミング(静電潜像形成の開始タイミン
グ)T0から所定時間T21だけ遅れたタイミングで、
感光ドラム1上にレーザ露光器3−2により同様の検知
用パターン20−2が静電潜像として形成され、現像器
4−2によって可視像化される。以下同様に、感光ドラ
ム1上に最初の露光開始タイミングT0から所定時間T
31,T41ずつ遅れたタイミングでレーザ露光器3−
3,3−4により検知用パターン20−3,20−4が
静電潜像として形成され、現像器4−3,4−4によっ
て可視像化される。
【0031】なお、上記時間T21,T31,T41の
情報は露光開始タイミング補正回路23で予め記憶され
ており、露光回路24はレーザ露光器3−1を駆動した
後、これらの時間T21,T31,T41の情報に基づ
きレーザ露光器3−2,3−3,3−4を上記のような
タイミングで順次駆動する。
【0032】検知用パターン20−1〜20−4は、全
ての現像器4−1〜4−4で現像される必要はなく、パ
ターン検出器11が最も検出し易い色、例えば感光ドラ
ム1の表面におけるパターン検出器11の出力と検知用
パターン20を検出したときのパターン検出器11の出
力との差が最も大きい色のトナーのみで現像するように
してもよい。
【0033】このようにして検知用パターン20−1〜
20−4が感光ドラム1上に形成された後、パターン検
出器11によってこれらの検知用パターン20−1〜2
0−4が検出され、検知用パターン20−1〜20−4
に対応してレベルが変化する電気信号が出力される。パ
ターン検出器11は、例えば光ファイバセンサのよう
に、光を感光ドラム1上に照射して、その反射光の光量
を光電変換素子(フォトディテクタ)で検出し、その受
光量の変化によって検知用パターンを検出するものであ
ってもよいし、CCDラインセンサ、CCDエリアセン
サなどにより検知用パターンを撮像するものでもよい。
【0034】ここで、前者のようにパターン検出器11
で検知用パターン20−1〜20−4を検出するために
感光ドラム1上に光を照射し、検知用パターン20−1
〜20−4からの反射光を検出する方式では、その照射
光として感光ドラム1の感光感度の高い波長からずらせ
た波長の光を使用することが望ましく、このように設定
することによってパターン検出器11からの照射光によ
る感光ドラム1の感光層の劣化を抑制することができ
る。
【0035】検知用パターン20−1〜20−4は、パ
ターン検出器11で検出された後、記録用紙9に転写さ
れる前に、感光ドラム1上に配置される図示しないクリ
ーニング装置によって除去される。
【0036】このパターン検出器11の出力信号は、パ
ターン検出信号発生回路21に入力され、例えば二値化
されてパターン検出信号が発生される。ここで、検知用
パターンが副走査方向に20−1→20−2→20−3
→20−4の順序で感光ドラム1上に形成されたとする
と、パターン検出器11が検知用パターン20−1〜2
0−4を検出する度に、パターン検出信号発生回路21
からパターン検出信号が発生される。これらのパターン
検出信号はカウンタ回路22に入力される。
【0037】カウンタ回路22は、このパターン検出信
号に基づいて検知用パターン20−1と20−2との検
出時間間隔T21′、検知用パターン20−1と20−
3との検出時間間隔T31′および検知用パターン20
−1と20−4との検出時間間隔T41′をカウントす
る。カウンタ回路22のカウント結果は、露光開始タイ
ミング補正回路23に入力される。
【0038】露光開始タイミング補正回路23は、次式
(1)に示すようにレーザ露光器3−1によって検知用
パターン20−1を形成したときの露光開始タイミング
T0から、レーザ露光器3−2,3−3,3−4によっ
て検知用パターン20−2,20−3,20−4を形成
したときの露光開始タイミングまでの時間T21,T3
1,T41と、カウンタ回路22で上記のようにして求
められた検出時間間隔T21′,T31′,T41′と
の各々の差ΔT21,ΔT31,Δ41を本来の露光開
始タイミングからのずれ(以下、露光開始タイミングず
れという)として求める。
【0039】 ΔT21=T21−T21′ ΔT31=T31−T31′ ΔT41=T41−T41′ (1) さらに、露光開始タイミング補正回路23は、これらの
露光開始タイミングずれΔT21,ΔT31,Δ41に
基づいて、レーザ露光器3−1の露光開始タイミングT
0からのレーザ露光器3−2,3−3,3−4の露光開
始タイミングT21,T31,T41に対する補正量を
算出する。
【0040】すなわち、もしレーザ露光器3−1〜3−
4の相対位置誤差や組み立て誤差、あるいは使用環境や
経時的な変化などがなければ、T21=T21′,T3
1=T31′,T41=T41′となるが、実際にはこ
れらの原因により上記のような露光開始タイミングずれ
ΔT21,ΔT31,Δ41が生じる。これらの露光開
始タイミングずれΔT21,ΔT31,Δ41によっ
て、レーザ露光器3−1〜3−4の各々により形成され
る静電潜像の位置がずれる。
【0041】そこで、露光開始タイミング補正回路23
では、実際の画像形成時に、上記のようにして検出され
た露光開始タイミングずれΔT21,ΔT31,Δ4
1、すなわちレーザ露光器3−1〜3−4によりそれぞ
れ形成される静電潜像の相対位置の情報を基に、レーザ
露光器3−1による露光開始タイミングからレーザ露光
器3−2,3−3,3−4による露光開始タイミングま
での時間間隔Ts21,Ts31,Ts31を次式
(2)のように補正する。
【0042】 Ts21=T21+ΔT21 Ts31=T31+ΔT31 Ts41=T41+ΔT41 (2) このような露光開始タイミングの補正によって、レーザ
露光器3−1〜3−4による副走査方向における静電潜
像の相対位置が一致するように補正することができ、結
果として各色のトナー像の副走査方向の位置ずれを補正
することができる。
【0043】さらに、検知用パターン20−1〜20−
4をそれぞれ複数回ずつ形成し、その複数回形成した検
知用パターン20−1〜20−4の各々について、カウ
ンタ回路22で先と同様に検出時間間隔T21′、T3
1′、T41′を求めた後、それらの代表値または平均
値を式(1)中のT21′、T31′、T41′に適用
して露光タイミングずれ量ΔT21,ΔT31,Δ41
を求め、式(2)によって補正された時間間隔Ts2
1,Ts31,Ts31を求めるようにしてもよい。こ
のようにすることにより、感光ドラム1の回転速度変動
の影響を低減し、各静電潜像の相対位置の補正精度を高
めることができる。
【0044】(第2の実施形態)次に、図3を参照して
本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態では、
カラー画像形成装置の構成は第1の実施形態と同様であ
り、検知用パターンの形状と露光開始タイミング補正回
路23の処理が第1の実施形態と異なっている。
【0045】図3は、本実施形態における検知用パター
ンと静電潜像の相対位置の補正方法を説明するための図
である。図2中に示した検知用パターン20−1〜20
−4では、副走査方向の静電潜像の相対位置の補正のみ
が可能であるが、本実施形態では図3に示すように、検
知用パターン25−1〜25−4を主走査方向に平行な
帯状パターン26と、主走査方向に対して所定の角度θ
をなす斜めの帯状パターン27とを組み合わせて構成す
ることにより、副走査方向と主走査方向の両方について
静電潜像の相対位置を補正することが可能となる。
【0046】本実施形態における検知用パターン25−
1〜25−4の形成方法は第1の実施形態と同様であ
り、まずレーザ露光器3−1により検知用パターン25
−1が静電潜像として形成され、現像器4−1によって
可視像化された後、検知用パターン25−1の露光開始
タイミングT0を基準として、時間T21,T31,T
41後のタイミングでにレーザ露光器3−2,3−3,
3−4により検知用パターン25−2,25−3,25
−4が静電潜像として形成され、現像器4−2,4−
3,4−4によって可視像化される。
【0047】こうして感光ドラム1上に形成された検知
用パターン25−1〜25−4はパターン検出器11で
検出され、このパターン検出器11の出力からパターン
検出信号発生回路21でパターン検出信号が生成され
る。そして、カウンタ回路22で検知用パターン25−
1中のパターン26に対応するパターン検出信号を基準
として、他の検知用パターン25−2,25−3,25
−4における主走査方向に平行な帯状パターン26の検
出時間間隔T21′,T31′,T41′が求められ、
さらに各々の検知用パターン25−1,25−2,25
−3,25−4における主走査方向に平行な帯状パター
ン26と主走査方向に対して斜めの帯状パターン27と
の検出時間差Ta1,Ta2,Ta3,Ta4が求めら
れる。
【0048】本実施形態における各静電潜像の副走査方
向の相対位置の補正方法は、第1の実施形態と同様であ
る。すなわち、副走査方向の露光開始タイミングずれT
21,ΔT31,Δ41は、式(1)と同様、次式
(3)となる。 ΔT21=T21−T21′ ΔT31=T31−T31′ ΔT41=T41−T41′ (3) そして、露光開始タイミング補正回路23では、実際の
画像形成時に露光開始タイミングずれΔT21,ΔT3
1,Δ41を基に、レーザ露光器3−1による露光開始
タイミングからレーザ露光器3−2,3−3,3−4に
よる露光開始タイミングまでの時間間隔Ts21,Ts
31,Ts31を次式(4)のように補正する。
【0049】 Ts21=T21+ΔT21 Ts31=T31+ΔT31 Ts41=T41+ΔT41 (4) 次に、本実施形態における各静電潜像の主走査方向の相
対位置の補正方法について説明する。カウンタ回路22
において前述のように検知用パターン25−1に対応す
るパターン検出信号から、検知用パターン25−1にお
ける主走査方向に平行な帯状パターン26と主走査方向
に対して斜めの帯状パターン27との検出時間差Ta1
が求められ、他の検知用パターン25−2,25−3,
25−4についても、これらに対応するパターン検出信
号から、同様に主走査方向に平行な帯状パターン26と
主走査方向に対して斜めの帯状パターン27との検出時
間差Ta2,Ta3,Ta4が求められる。
【0050】そして、次式(5)に示すように、検出時
間差Ta1を基準として検出時間差Ta2,Ta3,T
a4との差Ta21,Ta31,Ta41が求められ
る。
【0051】 Ta21=Ta2−Ta1 Ta31=Ta3−Ta1 Ta41=Ta4−Ta1 (5) これらの時間差Ta21,Ta31,Ta41より、レ
ーザ露光器3−1に対する他のレーザ露光器3−2,3
−3,3−4による主走査方向の露光開始タイミングず
れΔTm21,ΔTm31,ΔTm31は、副走査速度
(感光ドラム1の相対移動速度)をVs、主走査方向の
画像形成速度をVimgとすると、次式(6)で与えら
れる。 ΔTm21=Vs・Ta21/tanθ/Vimg ΔTm31=Vs・Ta31/tanθ/Vimg ΔTm41=Vs・Ta41/tanθ/Vimg (6) これらの露光開始タイミングずれΔTm21,ΔTm3
1,ΔTm41に従って、レーザ露光器3−1による露
光開始タイミングを基準に、他のレーザ露光器3−2,
3−3,3−4による露光開始タイミングを主走査方向
に関して補正することによって、各静電潜像の主走査方
向の相対位置を補正することが可能となる。
【0052】このように本実施形態では、図3に示すよ
うな検知用パターンを用いることにより、レーザ露光器
3−1〜3−4により形成される各静電潜像の副走査お
よび主走査の両方向における相対位置の補正を行うこと
ができ、各色のトナー画像の重ね合わせ精度をさらに高
くすることができる。
【0053】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態として、主走査方向における静電潜像形成位置
の傾きを補正する方法について説明する。図4は、本実
施形態における検知用パターンと、主走査方向での静電
潜像位置の傾き補正方法を説明するための図である。本
実施形態に係るカラー画像形成装置の構成は、パターン
検出器の構成を除いて図1に示した第1の実施形態と同
様である。
【0054】本実施形態においては、図1中のレーザ露
光器3−1〜3−4の一つ、例えばレーザ露光器3−1
によって、主走査方向の画像領域両側に帯状パターンか
らなる検知用パターン28−1,28−2がそれぞれ形
成される。そして、これらの検知用パターン28−1,
28−2を検出できる位置に、パターン検出器11−
1,11−2がそれぞれ配置される。パターン検出器1
1−1,11−2の出力信号は、パターン検出信号発生
回路21に入力され、検知用パターン28−1,28−
2に対応するパターン検出信号が生成される。これらの
パターン検出信号は、カウンタ回路22に入力される。
【0055】カウンタ回路22では、検知用パターン2
8−1に対応するパターン検出信号と検知用パターン2
8−2に対応するパターン検出信号との時間差(パター
ン検出器11−1,11−2による検知用パターン28
−1,28−2の検出タイミングの差)ΔTskが求め
られ、この時間差ΔTskから図示しない演算回路によ
り主走査方向に対する静電潜像形成位置の傾き角θが求
められる。具体的には、例えば主走査方向におけるパタ
ーン検出器11−1,11−2間の距離をLs、感光ド
ラム1の相対移動速度をVsとすると、主走査方向にお
ける静電潜像形成位置の傾き角θは、次式(7)で求め
られる。 θ=arctan(ΔTsk・Vs/Ls) (7) 従って、この傾き角θの計算結果を基に、(イ)レーザ
露光器3−1〜3−4の内部のミラーなどの光学系構成
部品を移動調整したり、(ロ)レーザ露光器3−1〜3
−4自体の位置を圧電素子その他の駆動源を用いて移動
調整することにより、主走査方向における静電潜像位置
の傾きを補正することが可能である。
【0056】図5は、前者の例(イ)を示したもので、
回転多面鏡30とfθレンズ31などの光学系で構成さ
れるレーザ露光器3−1〜3−4内にミラー32を追加
し、このミラー32を傾き角θの計算結果に従って圧電
素子その他の駆動源により矢印で示す方向に移動調整す
ることによって、主走査方向における静電潜像位置の傾
きを補正するように構成されている。
【0057】また、このように光学的・機械的な手法で
なく、露光回路24に供給する画像データを画像処理に
より傾き角θだけ回転処理して生成することにより、同
様に主走査方向における静電潜像位置の傾きを補正する
ことも可能である。
【0058】(第4の実施形態)図6に、本発明の第4
の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成を示す。
【0059】図1と同一部分は同一符号を付して詳細な
説明を省略し、第1乃至第3の実施形態との相違点を説
明する。
【0060】第1の実施形態では、パターン検出器11
が感光ドラム1に対向して設けられていたが、本実施形
態では搬送路10を搬送される記録用紙9の表面に対向
してパターン検出器11が設けられている。すなわち、
パターン検出器11は検知用パターンが記録用紙9に転
写された後、検出を行う。この場合、検知用パターンは
記録用紙9に転写され出力されるため、装置の使用者が
カラー画像形成装置を使用していない時に検知用パター
ンの形成を行うようにすることが望ましい。
【0061】また、本実施形態の構成は第1の実施形態
のみでなく、第2、第3の実施形態と組み合わせて実施
することも可能である。
【0062】(第5の実施形態)図7は、本発明の第5
の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成を示す図で
あり、感光ドラム1上のカラー画像を記録用紙9に直接
転写せず、中間転写媒体6に一旦転写した後、記録用紙
9に転写する例である。
【0063】パターン検出器11を中間転写媒体6に対
向して設け、感光ドラム1から中間転写媒体6に転写さ
れた検知用パターンを検出する。そして、中間転写媒体
6上に転写された検知用パターンをパターン検出器11
が検出した後、直ぐに中間転写媒体6上の検知用パター
ンを図示しないクリーニング装置により除去するように
する。
【0064】また、中間転写媒体6上の検知用パターン
を記録用紙9に転写して出力するようにしてもよく、そ
の場合は装置の使用者がカラー画像形成装置を使用して
いない時に検知用パターンの形成を行うようにすること
が望ましい。
【0065】感光ドラム1から中間転写媒体6への転
写、および中間転写媒体6から記録用紙9への転写にお
いては、それぞれの媒体への転写ができれば、圧力(及
び熱)による転写、電界による転写のいずれを用いてい
もよい、 (第6の実施形態)図8は、本発明の第6の実施形態に
係るカラー画像形成装置の構成を示す図である。本実施
形態では、最後に現像を行う現像器4−4と転写装置で
ある加圧ローラ7との間にパターン転写ローラ35が設
けられ、この転写ローラ35上にパターン検出器11が
配置されている。感光ドラム1上に形成された検知用パ
ターンは、パターン転写ローラ35に転写された後、パ
ターン検出器11によって検出されることになる。パタ
ーン転写ローラ35に転写された検知用パターンは、パ
ターン転写ローラ35上でパターン検出器11で検出さ
れた後、クリーニング装置36により除去される。
【0066】この場合、パターン転写ローラ35の表面
をパターン検出器11で検知用パターンが検出し易い色
にすることによって、パターン検出器11の検出精度を
高めることができる。また、パターン転写ローラ35に
検知用パターンを形成していない場合は、パターン転写
ローラ35を感光ドラム1から離脱させることによっ
て、検知用パターン以外の画像をパターン転写ローラ3
5に転写するのを抑制する。
【0067】以上、本発明の実施形態をいくつか説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、
次のように種々変形して実施することができる。
【0068】(1)上記実施形態では、検知用パターン
を可視像化し、この可視像化された検知用パターンを検
出器で光学的に検出するようにしたが、検知用パターン
を現像せずに静電潜像パターンのままにしておき、これ
を表面電位計のような感光ドラム上の表面電荷量を測定
する装置により検出するようにしてもよい。このように
感光ドラムの表面電位の差を測定して検知用パターンを
検出するようにすると、感光ドラム上にレーザ露光器で
検知用パターンを形成した後、現像器によって現像を行
う必要がないため、検知用パターンをクリーニング装置
により除去する必要がなくなるというメリットがある。
【0069】(2)上記実施形態では、検知用パターン
の検出結果に基づいて各静電潜像の相対位置を補正する
ために、レーザ露光器による副走査方向や主走査方向に
おける露光開始タイミングを補正するようにしたが、複
数のレーザ露光器の機械的な相対位置を補正したり、あ
るいは図5に示したような構成でレーザ露光器内部の光
学系構成部品、例えば図5中のミラー32を移動調整す
るなどの方法によって各静電潜像の相対位置を補正する
ようにしても同様の効果が得られる。
【0070】(3)上記実施形態では、静電潜像担持体
として感光ドラムを用いたが、べルト状の担持体を用
い、この担持体を移動させながら画像形成を行うカラー
画像形成装置にも本発明を適用することができる。
【0071】(4)上記実施形態では、検知用パターン
としてある程度の幅を持つ帯状のものを示したが、検出
可能なパターンであれば、細い線状でもよく、また形状
によっては塗り潰したパターンでも構わない。さらに、
各レーザ露光器で形成された検知用パターンを副走査方
向にずらせたが、検知用パターンの形状やパターン検出
器の構成によっては、各検知用パターンを重ねて形成し
ても構わない。
【0072】(5)また、インクジェットプロセスなど
により画像形成体上にフルカラー画像を形成するカラー
画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば各
像露光器の相対位置誤差や組み立て誤差、使用環境や経
時的な変化等に対して、各色の可視像の重ね合わせを高
精度に行うことができ、高画質のカラー画像形成が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るカラー画像形成
装置の概略構成を示す図
【図2】同実施形態における検知用パターンと副走査方
向の静電潜像形成位置の補正方法を説明する図
【図3】本発明の第2の実施形態における検知用パター
ンと副走査方向および主走査方向の静電潜像形成位置の
補正方法を説明する図
【図4】本発明の第3の実施形態における検知用パター
ンと静電潜像形成位置の主走査方向の傾きの補正方法を
説明する図
【図5】同実施形態に係るカラー画像形成成装置の一部
の構成を示す斜視図
【図6】本発明の第4の実施形態に係るカラー画像形成
装置の概略構成を示す図
【図7】本発明の第5の実施形態に係るカラー画像形成
装置の概略構成を示す図
【図8】本発明の第6の実施形態に係るカラー画像形成
装置の概略構成を示す図
【符号の説明】
1…感光ドラム(潜像担持体) 2…帯電器 3…レーザ露光器 4…現像器 5…転写装置 11…パターン検出器(検出手段) 20−1〜20−4…検知用パターン(検知用情報) 21…パターン検出信号発生回路(補正手段) 22…カウンタ回路(補正手段) 23…露光開始タイミング補正回路(補正手段) 25−1〜25−4…検知用パターン(検知用情報) 28−1,28−2…検知用パターン(検知用情報)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 泰宏 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 吉川 紀夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2H027 DA38 EB04 EC03 EC06 EC20 ED02 ED06 ED08 ED24 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AD01 AD04 AD12 BB02 BB16 BB23 BB42 BB44 BB56

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、 前記潜像担持体の表面を異なる色の画像情報に応じて露
    光して潜像を形成する複数の像露光手段と、 前記像露光手段により形成された前記潜像を可視像化し
    て前記潜像担持体にカラー画像を形成する複数の現像手
    段と、 前記潜像担持体に形成されるカラー画像を記録媒体に転
    写する転写手段と、 前記潜像担持体に前記複数の現像手段によるそれぞれの
    可視像形成位置の相対差を検知するための検知用情報を
    前記複数の像露光手段の少なくとも一つを用いて形成す
    る検知用情報形成手段と、 前記検知用情報を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記相対差を求め、
    求められる前記相対差に応じて前記複数の像露光手段に
    よりそれぞれ形成される潜像の相対位置を補正する補正
    手段と、を備えることを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】潜像担持体と、 前記潜像担持体の表面を異なる色の画像情報に応じて露
    光して潜像を形成する複数の像露光手段と、 前記像露光手段により形成された前記潜像を可視像化し
    て前記潜像担持体にカラー画像を形成する複数の現像手
    段と、 前記潜像担持体に形成されるカラー画像を記録媒体に転
    写する転写手段と、 前記潜像担持体上に前記現像手段による可視像形成位置
    の傾き角を検知するための検知用情報を前記像露光手段
    の少なくとも一つを用いて形成する検知用情報形成手段
    と、 前記検知用情報を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記傾き角を求め、
    求められる前記傾き角に基づいて前記複数の像露光手段
    によりそれぞれ形成される潜像の相対位置を補正する補
    正手段と、を備えたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記検知用情報形成手段は、前記検知用情
    報を前記像露光手段により潜像パターンとして形成した
    後、前記現像手段により該潜像パターンを可視像化する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】前記検知用情報形成手段は、前記複数の像
    露光手段を用いて複数の潜像パターンを形成し、前記複
    数の現像手段のうち予め定められる所定の色の現像剤を
    用いる一つの現像手段により前記潜像パターンを可視像
    化して前記検知用情報を形成することを特徴とする請求
    項1または2記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記検知用情報形成手段は、前記複数の像
    露光手段を用いて前記検知用情報を前記潜像担持体の移
    動方向に対して直角な方向に形成し、 前記補正手段は、複数の検知用情報に対応する前記検出
    手段の検出結果から、前記複数の現像手段による前記潜
    像担持体の移動方向における可視像形成位置の相対差を
    求めて、前記潜像の相対位置を補正することを特徴とす
    る請求項1、3、4のいずれか1項記載のカラー画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】前記検知用情報形成手段は、前記潜像担持
    体の移動方向に対して直角な方向および前記移動方向に
    それぞれ第1および第2の検知用情報を形成し、 前記補正手段は、前記第1および第2の検知用情報に対
    応する前記検出手段の検出結果から、前記複数の現像手
    段による前記移動方向および前記移動方向に直角な方向
    における可視像形成位置の相対差を求めて、前記潜像の
    相対位置を補正することを特徴とする請求項1、3、4
    のいずれか1項記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記補正手段は、前記複数の像露光手段に
    よる露光開始タイミングを調整することにより、前記潜
    像の相対位置を補正することを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか1項記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記補正手段は、前記複数の像露光手段自
    体または前記像露光手段の内部の光学系構成部品を移動
    調整することにより、前記潜像の相対位置を補正するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のカ
    ラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記検知用情報形成手段は、前記検知用情
    報を前記像露光手段により潜像パターンとして形成した
    後、前記現像手段により該潜像パターンを可視像化し、 前記検出手段は、前記可視像化される検知用情報を前記
    潜像担持体、または前記記録媒体、あるいは前記潜像担
    持体に形成されたカラー画像を前記記録媒体に転写する
    経路に設けられた中間転写媒体において検出することを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のカラー
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記検知用情報形成手段は、前記検知用
    情報を前記像露光手段により潜像パターンとして形成し
    た後、前記現像手段により該潜像パターンを可視像化
    し、 前記検出手段は、前記像露光手段による露光に用いられ
    る光と異なる波長の光を前記可視像化された検知用情報
    に照射し、照射した光の反射光を検出することにより該
    検知用情報を検出することを特徴とする請求項1乃至9
    のいずれか1項記載のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記検知用情報形成手段は、前記検知用
    情報を前記潜像担持体上に前記像露光手段により潜像パ
    ターンとして形成し、 前記検出手段は、前記潜像担持体の前記潜像パターンと
    して形成された検知用情報の帯電量の変化を検出するこ
    とにより該検知用情報を検出することを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれか1項記載のカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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