JP2000136709A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP2000136709A
JP2000136709A JP10311194A JP31119498A JP2000136709A JP 2000136709 A JP2000136709 A JP 2000136709A JP 10311194 A JP10311194 A JP 10311194A JP 31119498 A JP31119498 A JP 31119498A JP 2000136709 A JP2000136709 A JP 2000136709A
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spring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁駆動タイプの動弁装置のエンジン始動時
における初期化を不要としてバッテリ消費電力の節減を
図る。 【解決手段】 エンジンを停止すると弁体1を一旦閉弁
させた状態でストッパー12がロック位置へ作動されて
対応する被係合部材に係合して弁体1を閉弁保持させる
ことができるため、動弁装置2の初期化が不要となって
バッテリ消費電力を不要とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の動弁装
置、とりわけ、吸,排気弁を電磁的に開閉するようにし
た動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用エンジンの動弁装置として、吸,
排気弁の各弁軸に連設したアーマチュアを、該アーマチ
ュアを挾んで上下方向に対向配置した開弁側の電磁石お
よび閉弁側の電磁石と、前記弁軸を開弁側に付勢するば
ね部材および閉弁側に付勢するばね部材との協働により
作動させて、これら吸,排気弁を電磁的に開閉するよう
にしたものが知られており、中でも特開平10−148
110号公報に示されているように、閉弁側のばね部材
を開弁側のばね部材よりもばね力を大きくしてエンジン
停止時には吸,排気弁を閉弁保持させ、エンジン始動時
には加圧押圧用のアクチュエータを作動してアーマチュ
アを閉弁側ばね部材のばね力に抗して開弁側へ押圧する
ことにより、該アーマチュアを開弁側電磁石と閉弁側電
磁石のほぼ中間位置にバランスさせるようにしたものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
エンジン始動時に加圧押圧用のアクチュエータを作動し
て吸,排気弁を閉弁位置から開弁側へ前記所要ストロー
ク押圧作動させるためにバッテリの消費電力が大きく、
特に寒冷地では動弁装置の摺動部分に付着した潤滑油の
粘性が高くなるためにこの傾向が顕著となり、しかも、
エンジン始動後も開弁側ばね部材と閉弁側ばね部材のば
ね力をバランスさせるために前記加圧押圧用のアクチュ
エータに常時通電して該アクチュエータを作動状態にし
ておく必要があるため益々バッテリ消費電力が大きくな
ってしまう。
【0004】そこで、本発明はエンジン始動時に一旦
吸,排気弁を閉弁状態にさせる動弁装置の初期化を不要
とすることができると共に、バッテリ消費電力を節減す
ることができる内燃機関の動弁装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、吸,排気弁の各弁軸に連設されたアーマチュアと、
該アーマチュアを挾んで上下方向に対向して配設された
2つの電磁石と、前記弁軸を開弁側と閉弁側とに付勢す
る2つのばね部材とを備え、吸,排気弁をこれら電磁石
とばね部材との協働により電磁的に開閉するようにした
内燃機関の動弁装置において、エンジン停止時に前記
吸,排気弁を一旦閉弁させた状態で、前記開弁側のばね
部材を支持するスプリングシート、該スプリングシート
と一体のばね軸、アーマチュア、該アーマチュアと一体
のアーマチュア軸、又は前記弁軸の何れか1つと係合し
て、前記開弁側のばね部材の付勢力に抗して吸,排気弁
をほぼ閉弁状態に保持させるストッパーを設けたことを
特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の吸気弁側および排気弁側の各ストッパーおよびその
駆動手段を各気筒単位に設けて、弁リフト異常時に前記
ストッパーにより弁リフトに異常のある当該気筒の全弁
をほぼ閉弁状態に保持するようにしたことを特徴として
いる。
【0007】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載の吸気弁および排気弁が気筒毎にそれぞれ複数個
設けられていることを特徴としている。
【0008】請求項4の発明にあっては、請求項1に記
載の吸気弁および排気弁の各気筒列方向に隣り合う弁を
1つのストッパーによりほぼ閉弁状態に保持するように
したことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明にあっては、請求項1に記
載の吸気弁および排気弁が気筒毎にそれぞれ複数個設け
られ、機関の運転状態に応じて各気筒の吸気弁および排
気弁のうちそれぞれ1つをストッパーによりほぼ全閉状
態に保持させるようにしたことを特徴としている。
【0010】請求項6の発明にあっては、請求項4,5
に記載の吸気弁側および排気弁側の各ストッパーを各気
筒間に1つ設けたことを特徴としている。
【0011】請求項7の発明にあっては、請求項1〜6
に記載の吸,排気弁のストッパーによる閉弁保持状態か
ら開弁側への作動時に、一旦閉弁側の電磁石を励磁して
アーマチュアを該閉弁側の電磁石に吸着させるようにし
たことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1,3に記載の発明によれば、エ
ンジンを停止した際には、吸,排気弁を一旦閉弁させた
状態でストッパーの係合作動によりこれら吸,排気弁を
ほぼ閉弁状態に保持させることができるため、エンジン
始動時に吸,排気弁を一旦閉弁状態にさせる動弁装置の
初期化が不要となり、従って、バッテリの消費電力を節
減することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項
1,3の発明の効果に加えて、吸,排気弁のリフト異常
時にはその気筒の全弁をストッパーによりほぼ閉弁状態
に保持させるため、筒内流動ガスの吸気系への噴き戻
し、および筒内流動ガスの排出とを防止できて、他気筒
の燃焼安定性の確保と排気性状の改善とを図ることがで
きる。
【0014】請求項4,6に記載の発明によれば、請求
項1〜3の発明の効果に加えて、ストッパーの設置数を
可及的に少なくすることができるので構造を簡単にする
ことができてコスト的に有利に得ることができると共
に、ストッパー作動のための動力を削減できてバッテリ
消費電力の節減に寄与することができる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、アイドル近辺等の低負荷運転域
では吸気量が少ないため、各気筒にそれぞれ複数ある
吸,排気弁の全てを開,閉作動させる必要はないが、か
かる運転域では前記吸,排気弁のうちそれぞれ1つをス
トッパーにより閉弁保持して停止させることができるの
で、動力を削減してバッテリ消費電力を更に節減するこ
とができる。
【0016】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜6の発明の効果に加えて、吸,排気弁をストッパーに
より閉弁保持している状態から開弁側へ作動させる際に
は、一旦、閉弁側の電磁石を励磁してアーマチュアを該
閉弁側の電磁石に吸着させるため、ストッパーに開弁側
ばね部材のばね力が作用することがなく、従って、スト
ッパーの解除動作をスムーズに行わせることができて信
頼性を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0018】図1,2において、1は吸気弁又は排気弁
等の弁体、2は該弁体1の動弁装置を示し、この動弁装
置2はシリンダヘッド10に前記弁体1の弁軸1aと同
軸線上にハウジング3を固定して配設してある。
【0019】動弁装置2は前記弁軸1aに連設した磁性
金属材料からなるアーマチュア4と、該アーマチュア4
を挾んで上下方向に対向して配設した開弁側および閉弁
側の2つの電磁石5,6と、前記弁軸1aを開弁側と閉
弁側とに付勢する2つのばね部材としてのコイルスプリ
ング7,8とを備えている。
【0020】コイルスプリング7,8は電磁石5,6が
消磁している状態では弁体1が中間リフト位置を保持す
るように所要の平衡したばね力に設定し、電磁石5,6
はこれらコイルスプリング7,8のばね力の大きさに適
応した大きさの電磁力が得られるように設定して、これ
ら電磁石5,6の電磁力とコイルスプリング7,8のば
ね力との協働によって弁体1を開閉するようにしてあ
る。
【0021】アーマチュア4はその下面中心位置にアー
マチュア軸4aを一体に備え、該アーマチュア軸4aの
下端を前記弁軸1aの上端に嵌挿したコンタクト4bに
当接して該弁軸1aに連設してある。
【0022】アーマチュア4の上面中央には上側のスプ
リングシート9と一体のばね軸9aの下端が当接し、開
弁側のコイルスプリング7はハウジング3の上壁と該ス
プリングシート9との間に弾装してある。
【0023】閉弁側のコイルスプリング8はシリンダヘ
ッド10に設けた凹部10a内に配置して、該凹部10
aの底面と弁軸1aに固設した下側のスプリングシート
11との間に弾装してある。
【0024】動弁装置2は極力コンパクトに配設し得る
ようにハウジング3を平面長方形状に形成すると共に、
アーマチュア4および電磁石5,6は該ハウジング3内
に整然と収まるように同様に平面長方形状に形成してあ
り、かつ、該ハウジング3の気筒列方向の両側部は側壁
をなくして開放し、気筒列方向に近接して配設し得るよ
うにしてある。
【0025】そして、この動弁装置2にはエンジン停止
時に前記弁体1を一旦閉弁させた状態で、前記開弁側の
コイルスプリング7のスプリングシート9,該スプリン
グシート9と一体のばね軸9a,アーマチュア4,該ア
ーマチュア4と一体のアーマチュア軸4a,又は前記弁
軸1aの何れか1つ、例えば前記スプリングシート9の
下面と係合して、前記開弁側のコイルスプリング7の付
勢力に抗して前記弁体1をほぼ閉弁状態に保持させるス
トッパー12を設けてある。
【0026】このストッパー12は回転軸13の下端に
固設され、駆動手段14を介して該回転軸13によりス
トッパー12の下面に係合するロック位置と、該ストッ
パー12の下面から外れたロック解除位置とに回動し得
るようにしてある。
【0027】この実施形態では前記ストッパー12を、
吸気弁および排気弁の各気筒列方向に隣り合う2つの弁
体1,1を1つのストッパー12によりほぼ全閉状態に
保持し得るように、図2に示すように各気筒列方向に隣
り合う2つの動弁装置2,2の間に配設してある。
【0028】駆動手段14は吸気弁側と排気弁側とでそ
れぞれ気筒列方向に延設されて、電磁アクチュエータま
たはモーター等の駆動源15と連動して直線運動する1
つの第1駆動伝達部材16と、各ストッパー12と該第
1駆動伝達部材16との間に設けた第2駆動伝達部材1
7とで構成している。
【0029】本実施形態では第1駆動伝達部材16とし
てリンク18を用いる一方、第2駆動伝達部材17とし
て前記回転軸13に一端を固設し、他端を該リンク18
にピン20連結したアーム19を用いている。
【0030】このアーム19のピン20との連結部分は
長孔として、リンク18の直線運動に対するアーム19
の揺動運動を許容している。
【0031】第1駆動伝達部材16と第2駆動伝達部材
17は、前記リンク18およびアーム19に替えて図
3,4に示すように、気筒列方向に配設されて直線運動
するラック21と、回転軸13に固設されて該ラック2
1に噛合し、ラック21の直線運動を回転軸13の回転
運動に変換するピニオン22とを用いることができる。
【0032】また、前記実施形態ではストッパー12を
開弁側コイルスプリング7を支持するスプリングシート
9の下面に係合するようにしているが、図5,6に示す
ようにストッパー12をアーマチュア4の下面に係合す
るように構成してもよい。
【0033】この図5,6に示す実施形態ではストッパ
ー12をリンク18とアーム19とで回動させるように
しているが、これは勿論図2,3に示したラック21と
ピニオン22からなる駆動手段14を用いるようにして
もよい。
【0034】図7,8は前記スプリングシート9の下面
に係合するストッパー12の異なる例を示している。
【0035】ストッパー12Aは気筒列方向に帯板状に
延在し、該ストッパー12Aの各スプリングシート9に
対応する位置には該スプリングシート9よりも若干大径
の係合孔23を設けてあり、該ストッパー12Aを気筒
列方向と直交する方向に作動することによりスプリング
シート9と係合、係合解除するようにしてある。
【0036】ストッパー12Aの駆動手段14として、
ストッパー12Aの気筒列方向の端部に設けたラック2
1Aと、該ラック21Aに噛合するピニオン22Aとの
組合わせを用いているが、ラック21Aを斜す歯として
ピニオン22Aに替えて該ラック21Aに噛合するウォ
ームとの組合わせを用いてもよい。
【0037】また、本実施形態ではストッパー12Aを
気筒列方向と直交方向に作動させるようにしているが、
該ストッパー12Aを気筒列方向に作動させるようにす
ることも可能である。
【0038】更に、駆動手段14としてラック21Aと
ピニオン22A又はウォームとの組合わせを用いている
が、この他、図9に示すようにストッパー12Aの端部
を回動アーム24にピン25連結して、該回動アーム2
4の揺動によりストッパー12Aを気筒列方向と直交す
る方向に、もしくは気筒列方向(図9では気筒列方向と
直交方向の場合を示す)に作動させることも可能であ
る。
【0039】図10,11は前記アーマチュア4の下面
に係合するストッパー12の異なる例を示している。
【0040】ストッパー12Bはアーマチュア4の下側
の一側部で気筒列方向に延在する一本の角材で構成さ
れ、該ストッパー12Bを気筒列方向と直交する方向に
前記アーマチュア4の下面と係合するロック位置と、該
アーマチュア4の下面から外れたロック解除位置とに作
動させるようにしてある。
【0041】ハウジング3の一側部にはこのストッパー
12Bが進退するためのスリット3aを設けてある。
【0042】このストッパー12Bの駆動手段14とし
て、ストッパー12Bの端部に設けたラック21Aと、
該ラック21Aに噛合するピニオン22A又はウォーム
との組合わせを用いているが、前記図9に示したものと
同様に回動アーム24タイプのものとすることもでき
る。
【0043】図12,13はストッパー12Cをスプリ
ングシート9のばね軸9aに係脱させるようにした例を
示している。
【0044】ストッパー12Cはハウジング3のスプリ
ング配設部と電磁石配設部とを仕切る隔壁3b上でばね
軸9aを挾んで気筒列方向に延在し、該気筒列方向と直
交方向に互いに同期的に接近、離間される一対の角材で
構成してある。
【0045】ばね軸9aのストッパー12Cに対応する
位置には環状の係止溝9bを形成してある一方、ストッ
パー12Cには該係止溝9bに係合する凹部27を形成
してあり、これら係止溝9bと凹部27との係合により
ばね軸9aをロックし、弁体1をほぼ閉弁状態に保持す
るようにしてある。
【0046】図14は前記図12,13に示したストッ
パー12Cにより、アーマチュア軸4aをロックするよ
うにした例を示す。
【0047】この実施形態ではストッパー12Cを、閉
弁側コイルスプリング8を収容したシリンダヘッド10
の凹部10aに配設してあり、アーマチュア軸4aには
ストッパー12Cの凹部27に対応する位置に環状の係
止溝4Cを設け、これら凹部27と係止溝4Cとの係合
によりアーマチュア軸4aをロックし、弁体1をほぼ閉
弁状態に保持するようにしている。
【0048】なお、図示は省略したが前記ストッパー1
2Cにより弁軸1aをロックするようにすることも可能
である。
【0049】図15は前記開弁側コイルスプリング7を
支持するスプリングシート9をロックするストッパー1
2の別の例を示している。
【0050】この実施形態ではストッパー12Dを気筒
列方向に延在する回動軸28に固設したレバータイプに
構成し、該ストッパー12Dをスプリングシート9の下
面に係合する垂直なロック位置と、スプリングシート9
の下面との係合が解除される水平なロック解除位置とに
作動させるようにしてある。
【0051】図16は前記アーマチュア4をロックする
ストッパー12の別の例を示している。
【0052】この実施形態ではストッパー12Eを気筒
列方向に延在する回動軸28に固設したフックタイプに
構成し、該ストッパー12Eをアーマチュア4の一側部
下面に係合するロック位置と、該アーマチュア4との係
合が外れるロック解除位置とに作動させるようにしてあ
り、また、ハウジング3の側部にはこのストッパー12
Eが進退するためのスリット3Cを設けてある。
【0053】前記何れの実施形態にあっても、ストッパ
ー12は図1に示したエンジンコントロールユニット3
0による駆動手段14の駆動制御にもとづいて作動され
る。
【0054】なお、図1,5,10,14,16中、2
6はバルブシートを示す。
【0055】図17は前記エンジンコントロールユニッ
ト30によるストッパー12の制御動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0056】図17において、車両走行後にエンジンを
停止すると、ステップS1で図外のイグニッションセン
サの検出信号にもとづいてエンジンが停止しているか否
かを判断する。
【0057】ステップS1でエンジン停止と判定される
とステップS2に進み、動弁装置2の閉弁側電磁石6に
通電して該閉弁側電磁石6を励磁し、アーマチュア4を
該閉弁側電磁石6に吸着して全ての吸,排気弁の弁体1
を一旦完全に閉弁状態にし、ステップS3へ進んで該ス
テップS3で時間監視用のタイマによる時間監視開始か
ら規定時間経過したかどうかを判定する。
【0058】ステップS3で規定時間経過していれば、
時間監視中にエンジンの再始動が行われなかったものと
判断してステップS4に進み、弁体1のストローク位置
を検出する図外の位置センサの検出信号にもとづいて弁
体1が閉弁となっているか否かを判定する。
【0059】ステップS4の判定で弁体1が閉弁位置に
あればストッパー作動可能状態と判断し、ステップS5
に進んでストッパー12の駆動手段14にロック作動信
号を出力し、該駆動手段14を駆動してストッパー12
をロック位置へ作動させ、弁体1をほぼ閉弁状態に保持
させる。
【0060】ステップS3で否定の判定がなされた場
合、ステップS6へ進み、時間監視中にエンジン再始動
によるストッパー作動キャンセル信号が入ったか否かを
判断する。
【0061】ステップS6で否定の場合、エンジンの再
始動が行われなかったものと判断してステップS3へ戻
る。
【0062】ステップS3で肯定の場合、エンジンが再
始動されたと判断してステップS7へ進み、ストッパー
12の作動制御をキャンセルする。
【0063】また、ステップS4で否定の場合、弁体1
の閉弁が不完全であると判定し、ステップS8へ進んで
モニターにエラー表示してステップS1へ戻る。
【0064】このようにエンジンを停止した際には、
吸,排気弁(弁体1)を一旦閉弁させた状態でストッパ
ー12の係合作動によりこれら吸,排気弁(弁体1)を
ほぼ全閉状態に保持させることができるため、エンジン
始動時に吸,排気弁(弁体1)を一旦閉弁状態にさせる
動弁装置2の初期化が不要となり、従って、バッテリの
消費電力を節減することができる。
【0065】また、前述のように吸気弁および排気弁の
各気筒列方向に隣り合う弁体1,1を1つのストッパー
12によりほぼ閉弁状態に保持するように構成すること
によって、構造を簡単にすることができて設計を容易に
行うことができると共に、部品点数を可及的に少なくす
ることができてコスト的に有利に得ることができ、しか
も、ストッパー作動のための動力を削減できてバッテリ
消費電力の節減に寄与することができる。
【0066】ここで、前記図1〜4,図7〜9,および
図12,13,15に示したように、ストッパー12を
ハウジング3の上側部に配置して開弁側コイルスプリン
グ7のスプリングシート9に係合するように構成すれ
ば、動弁装置2の上側部には比較的余裕空間があるため
ストッパー12をスペース的に有利に組込むことができ
ると共に、ストッパー12の形状的な設計の自由度を拡
大することができる。
【0067】図18はエンジン始動時における前記スト
ッパー12の係合解除制御動作の一例を説明するフロー
チャートを示している。
【0068】図18において、ステップS101で図外
のイグニッションセンサの検出信号にもとづいてエンジ
ン始動か否かを判断する。
【0069】ステップS101でエンジン始動と判定さ
れるとステップS102に進み、動弁装置2の閉弁側電
磁石6に通電して該閉弁側電磁石6を励磁し、ストッパ
ー12の係合によりほぼ閉弁相当位置にあるアーマチュ
ア4を該閉弁側電磁石6に吸着させ、全ての吸,排気弁
(弁体1)を一旦完全に閉弁状態にして前記ストッパー
12と該ストッパー12に対応した被係合部材、例えば
スプリングシート9との間に微少のクリアランスを形成
する。
【0070】ステップS102で微少クリアランスの設
定後ステップS103へ移行し、時間設定用のタイマに
よる時間監視開始から規定時間経過したかどうかを判定
する。
【0071】ステップS103の判定で規定時間経過し
ていれば、エンジンが始動途中で停止しなかったものと
判断してステップS104へ進み、ストッパー12の駆
動手段14にロック解除作動信号を出力し、該駆動手段
14を駆動してストッパー12をロック解除位置へ作動
させて動弁装置2の電磁的開閉作動を可能とする。
【0072】ステップS103で否定の判定がなされた
場合、ステップS105へ進み、時間監視中にエンジン
が停止してストッパー作動キャンセル信号が入ったか否
かを判断する。
【0073】ステップS105で否定の場合、エンジン
が始動途中で停止しなかったものと判断してステップS
103へ戻る。
【0074】ステップS105で肯定の場合、エンジン
が始動途中で停止したものと判断してステップS106
へ進み、ストッパー12の作動制御をキャンセルする。
【0075】このようにエンジン始動の際に、ストッパ
ー12によりほぼ閉弁状態に保持されている全ての弁体
1を一旦閉弁側電磁石6の励磁作動により完全に閉弁状
態にして、ストッパー12とその被係合部材との間に微
少のクリアランスを確保することでストッパー12に開
弁側コイルスプリング7のばね力が作用するのを回避で
きるため、ストッパー12の解除動作をスムーズに行わ
せることができて信頼性を高めることができる。
【0076】また、このようにエンジン始動時に弁体1
を完全に閉弁状態にさせるため閉弁側電磁石6に通電し
ても、アーマチュア4の移動ストロークは微少であるた
めバッテリ電力の消費量を極く僅かに抑えることができ
る。
【0077】ここで、前述のストッパー12およびその
駆動手段14は、各気筒単位で吸気弁側および排気弁側
の動弁装置2に設けるようにすることもでき、このよう
なストッパー12および駆動手段14の配設構造の場合
にも、前記図17および図18に示した作動制御方式を
採用することができる。
【0078】また、このように各気筒単位にストッパー
12およびその駆動手段14を設けた場合、エンジン始
動後に吸,排気弁のリフト異常が生じた際に、当該気筒
の吸,排気弁の全てをストッパー12によりほぼ全閉状
態にさせることもできる。
【0079】図19に一例としてこのような吸,排気弁
のリフト異常時におけるストッパー12の作動制御内容
のフローチャートを示す。図19において、ステップS
201で吸,排気弁のストローク位置を検出する図外の
位置センサの検出信号にもとづいて、弁体1がリフト異
常であるか否かを判定する。
【0080】ステップS201で吸気弁もしくは排気弁
の1つ又は複数がリフト異常であると判定されるとステ
ップS202へ進み、各リフト異常が発覚した当該気筒
の全ての吸,排気弁の動弁装置2の閉弁側電磁石6を励
磁し、アーマチュア4を該閉弁側電磁石6に吸着して一
旦完全に閉弁状態にする。
【0081】ステップS202で閉弁側電磁石6の励磁
による弁体1の完全閉弁作動後ステップS203へ移行
し、時間設定用タイマによる時間監視開始から規定時間
経過したかどうかを判定する。
【0082】ステップS203の判定で規定時間経過し
ていればエンジン駆動中であると判断してステップS2
04へ移行し、前記位置センサの検出信号にもとづいて
弁体1が閉弁となっているか否かを判定する。
【0083】ステップS204の判定で弁体1が閉弁位
置にあればストッパー作動可能状態と判断し、ステップ
S205に進んでストッパー12の駆動手段14にロッ
ク作動信号を出力し、該駆動手段14を駆動してストッ
パー12をロック位置へ作動させ、弁体1をほぼ閉弁状
態に保持させる。
【0084】ステップS204で否定の場合、弁体1の
閉弁が不完全であると判定し、ステップS206へ進ん
でモニターにエラー表示してステップS201へ戻る。
【0085】このようにエンジン駆動中に吸,排気弁の
リフト異常が生じた際に、当該気筒の全ての吸,排気弁
をストッパー12によりほぼ閉弁状態に保持させること
により、筒内流動ガスの吸気系への噴き戻し、および筒
内流動ガスの排出とを防止できて、他気筒の燃焼安定性
の確保と排気性状の改善とを図ることができる。
【0086】図20〜23は4気筒エンジンにおける図
1〜6に示したストッパー12の配設態様を示すもの
で、これらの図では便宜的に吸気弁側の動弁装置2とそ
のストッパー12の配設状態を示している。
【0087】図20,21は何れも吸気弁および排気弁
を各気筒毎にそれぞれ1つ備えた所謂単弁タイプの4気
筒エンジンを示している。
【0088】図20に示す実施形態にあっては、第1気
筒#1CYLと第2気筒#2CYLの各吸気弁とその動
弁装置2,2、および第3気筒#3CYLと第4気筒#
4CYLの各吸気弁とその動弁装置2,2をそれぞれ近
接配置し、ストッパー12は第1気筒#1CYLと第2
気筒#2CYLの気筒間に、および第3気筒#3CYL
と第4気筒#4CYLの気筒間にそれぞれ1つ設けて、
該1つのストッパー12により気筒列方向に近接して隣
り合う2つの動弁装置2,2間において2つの弁体1,
1を同時にほぼ閉弁状態に保持させるようにしている。
【0089】図21に示す実施形態は、各気筒#1CY
L〜#4CYLで吸気弁とその動弁装置2を気筒列方向
一側に偏寄して配設したもので、この場合ストッパー1
2は第1気筒#1CYLと第2気筒#2CYLの隣り合
う動弁装置2,2の中間位置、および第3気筒#3CY
Lと第4気筒#4CYLの隣り合う動弁装置2,2の中
間位置にそれぞれ1つ設けて、1つのストッパー12に
より2つの弁体1,1を同時にほぼ閉弁状態に保持させ
るようにしている。
【0090】また、図22,23は何れも吸気弁および
排気弁を各気筒毎にそれぞれ2つづつ気筒列方向に並設
した所謂多弁タイプの4気筒エンジンを示している。
【0091】図22に示す実施形態にあっては、各気筒
毎に隣接する2つの動弁装置2,2の間に1つのストッ
パー12を設け、該1つのストッパー12により隣接す
る2つの弁体1,1を同時にほぼ閉弁状態に保持させる
ようにしている。
【0092】従って、この実施形態に示すストッパー配
設形態において駆動手段14を各気筒単位に組付けるこ
とによって、前記図19に示したストッパー12の作動
制御方式を実施することができる。
【0093】図23に示す実施形態では、各気筒間に1
つのストッパー12を設け、各気筒間で隣接する2つの
動弁装置2,2間で該1つのストッパー12により2つ
の弁体1,1を同時にほぼ閉弁状態に保持させるように
している。
【0094】この図23に示した実施形態のストッパー
配設形態では機関の運転状態に応じて、例えば機関の低
速、低負荷運転域のように吸気量の少ない運転域で、各
気筒のそれぞれ2つある吸気弁および排気弁のうち片方
をストッパー12により閉弁保持して停止させることが
できる。
【0095】この場合、図23に示した各ストッパー1
2を例えばそれぞれ独立した駆動手段14で個々に作動
するように構成し、各気筒における吸気弁側および排気
弁側にそれぞれ並設した動弁装置2の#1ACTRと#
2ACTRのうち、#2ACTRをそれぞれ前記特定運
転域でストッパー12により閉弁保持させて停止させれ
ばよい。
【0096】図24に一例としてこのような多弁タイプ
のエンジンにおける特定運転域での片弁制御内容のフロ
ーチャートを示す。
【0097】図24において、ステップS301で図外
のイグニッションセンサの検出信号にもとづいてエンジ
ン始動か否かを判断する。
【0098】ステップS301でエンジン始動と判定さ
れるとステップS302に進み、各気筒の吸,排気弁の
各23の動弁装置#1ACTRと#2ACTRうち、#
1ACTRの閉弁側電磁石6を励磁し、ストッパー12
の係合によりほぼ閉弁相当位置にあるアーマチュア4を
該閉弁側電磁石6に吸着させ、該#1ACTRに対応し
た弁体1(吸気弁および排気弁の各一方)を一旦完全に
閉弁状態にして前記ストッパー12と該ストッパー12
に対応した被係合部材との間に微少のクリアランスを形
成する。
【0099】ステップS302で微少クリアランスの設
定後ステップS303へ移行し、時間設定用タイマによ
る時間監視開始から規定時間経過したかどうかを判定す
る。
【0100】ステップS303の判定で規定時間経過し
ていれば、エンジンが始動途中で停止しなかったものと
判断してステップS304へ進み、ストッパー12の駆
動手段14を駆動してストッパー12をロック解除位置
へ作動させて各気筒の動弁装置#1ACTRの電磁的開
閉作動を可能とする。
【0101】ステップS303で否定の判定がなされた
場合ステップS307へ進み、時間監視中にエンジンが
停止してストッパー作動キャンセル信号が入ったか否か
を判断する。
【0102】ステップS307で否定の場合、エンジン
が始動途中で停止しなかったものと判断してステップS
303へ戻る。
【0103】ステップS307で肯定の場合、エンジン
が始動途中で停止したものと判断してステップS308
へ進み、ストッパー12の作動制御をキャンセルする。
【0104】エンジンが始動して各気筒の動弁装置#1
ACTRが正常に作動するとステップS305へ進み、
図外のアイドルセンサ又はスロットルセンサによるアイ
ドル検出信号にもとづいてアイドル運転か否かを判断す
る。
【0105】ステップS305でアイドル運転の判定が
なされた場合、ステップS306へ進んで各気筒の動弁
装置#2ACTRのストッパー12によるロック状態を
維持させ、ステップS305にもどる。
【0106】ステップS305で否定の場合、アイドル
運転以外と判断してステップS309へ進み、各気筒の
動弁装置#2ACTRの閉弁側電磁石6を励磁し、スト
ッパー12の係合によりほぼ閉弁相当位置にあるアーマ
チュア4を該閉弁側電磁石6に吸着させ、該#2ACT
Rに対応した弁体1(吸気弁および排気弁の各他方)を
一旦完全に閉弁状態にして前記ストッパー12と該スト
ッパー12に対応した被係合部材との間に微少クリアラ
ンスを設定する。
【0107】ステップS309で微少クリアランスの設
定後ステップS310へ移行し、ストッパー12の駆動
手段14を駆動してストッパー12をロック解除位置へ
作動させ、各気筒の動弁装置#2ACTRの電磁的開閉
作動を可能として両弁作動を行わせる。
【0108】従って、図25に示すように機関の中、高
負荷運転域では両弁作動を行わせるが、アイドル近辺等
の吸気量の少ない低速、低負荷運転域で各気筒の吸,排
気弁の片弁停止を行えるため、その分動力を削減してバ
ッテリ消費電力を更に節減することができる。
【0109】なお、前述において動弁装置2の#1AC
TR用のストッパー12と、#2ACTR用のストッパ
ー12をそれぞれ1系統の駆動手段14で作動制御する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面説明図。
【図2】同実施形態におけるストッパーとその被係合部
材との関係を示す平面説明図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面説明図。
【図4】同実施形態におけるストッパーとその被係合部
材との関係を示す平面説明図。
【図5】本発明の第3実施形態を示す断面説明図。
【図6】同実施形態におけるストッパーとその被係合部
材との関係を示す平面説明図。
【図7】本発明の第4実施形態を示す断面説明図。
【図8】同実施形態におけるストッパーとその被係合部
材との関係を示す平面説明図。
【図9】本発明の第5実施形態におけるストッパーとそ
の被係合部材との関係を示す平面説明図。
【図10】本発明の第6実施形態を示す断面説明図。
【図11】同実施形態におけるストッパーとその被係合
部材との関係を示す平面説明図。
【図12】本発明の第7実施形態を示す断面説明図。
【図13】同実施形態におけるストッパーとその被係合
部材との関係を示す平面説明図。
【図14】本発明の第8実施形態を示す断面説明図。
【図15】本発明の第9実施形態を示す断面説明図。
【図16】本発明の第10実施形態を示す断面説明図。
【図17】ストッパーのロック作動の制御フローチャー
ト。
【図18】ストッパーのロック解除作動の制御フローチ
ャート。
【図19】本発明の第11実施形態におけるストッパー
ロック作動の制御フローチャート。
【図20】本発明の第12実施形態の動弁装置およびス
トッパーのレイアウトを示す平面説明図。
【図21】本発明の第13実施形態の動弁装置およびス
トッパーのレイアウトを示す平面説明図。
【図22】本発明の第14実施形態の動弁装置およびス
トッパーのレイアウトを示す平面説明図。
【図23】本発明の第15実施形態の動弁装置およびス
トッパーのレイアウトを示す平面説明図。
【図24】本発明の第16実施形態におけるストッパー
のロック解除作動の制御フローチャート。
【図25】同実施形態における吸,排気弁の制御作動運
転域を示す説明図。
【符号の説明】
1 弁体(吸気弁,排気弁) 1a 弁軸 2 動弁装置 4 アーマチュア 5 開弁側電磁石 6 閉弁側電磁石 7 開弁側ばね部材 8 閉弁側ばね部材 9 スプリングシート 12 ストッパー 14 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/06 305 F16K 31/06 305R Fターム(参考) 3G092 AA11 AA13 DA01 DA02 DA07 DG02 DG09 EA13 EA17 FA00 FA11 FA13 FA15 FA50 FB03 FB05 GA01 GA04 GA10 HA13X HA13Z HF19Z HF20Z 3H106 DA07 DA25 DB02 DB14 DB26 DB32 DC02 DC17 DD09 EE22 EE48 GA15 GC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸,排気弁の各弁軸に連設されたアーマ
    チュアと、該アーマチュアを挾んで上下方向に対向して
    配設された2つの電磁石と、前記弁軸を開弁側と閉弁側
    とに付勢する2つのばね部材とを備え、吸,排気弁をこ
    れら電磁石とばね部材との協働により電磁的に開閉する
    ようにした内燃機関の動弁装置において、エンジン停止
    時に前記吸,排気弁を一旦閉弁させた状態で、前記開弁
    側のばね部材を支持するスプリングシート、該スプリン
    グシートと一体のばね軸、アーマチュア、該アーマチュ
    アと一体のアーマチュア軸、又は前記弁軸の何れか1つ
    と係合して、前記開弁側のばね部材の付勢力に抗して
    吸,排気弁をほぼ閉弁状態に保持させるストッパーを設
    けたことを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】 吸気弁側および排気弁側の各ストッパー
    およびその駆動手段を各気筒単位に設けて、弁リフト異
    常時に前記ストッパーにより弁リフトに異常のある当該
    気筒の全弁をほぼ閉弁状態に保持するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】 吸気弁および排気弁が気筒毎にそれぞれ
    複数個設けられていることを特徴とする請求項1,2に
    記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 吸気弁および排気弁の各気筒列方向に隣
    り合う弁を1つのストッパーによりほぼ閉弁状態に保持
    するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の内燃機関の動弁装置。
  5. 【請求項5】 吸気弁および排気弁が気筒毎にそれぞれ
    複数個設けられ、機関の運転状態に応じて各気筒の吸気
    弁および排気弁のうちそれぞれ1つをストッパーにより
    ほぼ全閉状態に保持させるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
  6. 【請求項6】 吸気弁側および排気弁側の各ストッパー
    を各気筒間に1つ設けたことを特徴とする請求項4,5
    に記載の内燃機関の動弁装置。
  7. 【請求項7】 吸,排気弁のストッパーによる閉弁保持
    状態から開弁側への作動時に、一旦閉弁側の電磁石を励
    磁してアーマチュアを該閉弁側の電磁石に吸着させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載
    の内燃機関の動弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030070257A (ko) * 2002-02-23 2003-08-30 현대자동차주식회사 전자식 밸브 트레인 및 그 제어 방법
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