JP2000136017A - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JP2000136017A
JP2000136017A JP10325954A JP32595498A JP2000136017A JP 2000136017 A JP2000136017 A JP 2000136017A JP 10325954 A JP10325954 A JP 10325954A JP 32595498 A JP32595498 A JP 32595498A JP 2000136017 A JP2000136017 A JP 2000136017A
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Japan
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conveyor
container
outlet
inlet
sterilized
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JP10325954A
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Akira Aoki
明 青木
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 出口コンベヤ6下流のラインが停止したこ
と、もしくは出口コンベヤ6が満杯になったことを検出
する検出手段16と、出口コンベヤ6と入口コンベヤ4
とを連結するバイパスコンベヤ17とを備え、上記検出
手段16が出口コンベヤ6下流のラインが停止したこ
と、もしくは出口コンベヤ6が満杯になったことを検出
した際は、入口コンベヤ4におけるバイパスコンベヤ1
7連結位置よりも上流の容器供給を停止するとともに、
搬送コンベヤ5から排出されて出口コンベヤ6を搬送す
る殺菌済容器をバイパスコンベヤ17へ受け渡し再度入
口コンベヤへ供給する殺菌装置。 【効果】 広いアキュームスペースを設けることなしに
殺菌が終了した容器を殺菌装置から排出することがで
き、過剰殺菌を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清涼飲料、果汁飲
料、薬品等のボトリングラインにおける、各種の殺菌処
理ラインにおいて、何らかのトラブルでボトリングライ
ンを停止しなければならなくなった時に、容器内容物の
過剰殺菌防止を目的とした殺菌装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ボトリングラインにおけるパスト
ライザ等の殺菌装置において、トラブルにより下流側が
停止した時に、上流側のフィラやキャッパを停止させな
いため、およびパストライザ内に存在する容器内容物の
過剰殺菌を防止するために殺菌処理が終了した容器をア
キュームコンベヤに払い出すようにした殺菌装置(特開
平10−117750号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、特開平10−1
17750号公報の従来技術では、殺菌装置内の容器を
全て収容可能なアキュームコンベヤが必要であり、かな
り広いスペースが必要であるという問題があった。
【0004】本発明は、この事情に鑑み、殺菌装置にお
ける入口コンベヤと出口コンベヤとをバイパスコンベヤ
で連結し、下流側が停止した時には、殺菌の終了した製
品をバイパスコンベヤへ搬送し、再度殺菌装置へ供給す
るようにした殺菌装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、次のような技術手段を採用した。請求
項1記載の発明は、内容物が収容された容器を供給する
入口コンベヤと、入口コンベヤから容器を受け取り搬送
する搬送コンベヤと、搬送コンベヤの上部に設けられ、
容器に殺菌用の温水を散水する散水手段と、搬送コンベ
ヤから排出される殺菌済の容器を下流へ搬送する出口コ
ンベヤとを備え、搬送される容器に所定の殺菌処理を行
う殺菌装置において、出口コンベヤ下流のラインが停止
したこと、もしくは出口コンベヤが満杯になったことを
検出する検出手段と、出口コンベヤと入口コンベヤとを
連結するバイパスコンベヤとを備え、上記検出手段が出
口コンベヤ下流のラインが停止したこと、もしくは出口
コンベヤが満杯になったことを検出した際は、入口コン
ベヤにおけるバイパスコンベヤ連結位置よりも上流の容
器供給を停止するとともに、搬送コンベヤから排出され
て出口コンベヤを搬送する殺菌済の容器をバイパスコン
ベヤへ受け渡し再度入口コンベヤへ供給するという技術
手段を採用した。
【0006】請求項2記載の発明は、内容物が収容され
た容器を供給する入口コンベヤと、入口コンベヤから容
器を受け取り搬送する搬送コンベヤと、搬送コンベヤの
上部に設けられ、容器に殺菌用の温水を散水する散水手
段と、搬送コンベヤから排出される殺菌済の容器を下流
へ搬送する出口コンベヤとを備え、搬送される容器に所
定の殺菌処理を行う殺菌装置において、上記散水手段を
搬送方向に沿って複数設けるとともに、出口コンベヤ下
流のラインが停止したこと、もしくは出口コンベヤが満
杯になったことを検出する第1検出手段と、出口コンベ
ヤと入口コンベヤとに連結され、少なくとも上記散水手
段の1つが散水する区間に存在しうる容器量が貯留可能
なバイパスコンベヤと、搬送コンベヤ上を搬送する容器
群の先頭もしくは後端を検出する第2検出手段とを備
え、上記第1検出手段が出口コンベヤ下流のラインが停
止したこと、もしくは出口コンベヤが満杯になったこと
を検出した際は、入口コンベヤにおけるバイパスコンベ
ヤ連結位置よりも上流の容器供給を停止させて、搬送コ
ンベヤから排出されて出口コンベヤを搬送する殺菌済の
容器をバイパスコンベヤへ受け渡し再度入口コンベヤへ
供給するとともに、殺菌済の容器が再度搬送コンベヤへ
供給された場合には、散水を行わないという技術手段を
採用した。
【0007】また、請求項3記載の発明は、内容物が収
容された容器を供給する入口コンベヤと、入口コンベヤ
から容器を受け取り搬送する搬送コンベヤと、搬送コン
ベヤの上部に設けられ、容器に殺菌用の温水を散水する
散水手段と、散水手段に設けられた開閉バルブを制御す
る制御手段と、搬送コンベヤから排出される殺菌済の容
器を下流へ搬送する出口コンベヤとを備え、搬送される
容器に所定の殺菌処理を行う殺菌装置において、上記散
水手段を搬送方向に沿って複数設けるとともに、出口コ
ンベヤ下流のラインが停止したこと、もしくは出口コン
ベヤが満杯になったことを検出する第1検出手段と、出
口コンベヤと入口コンベヤとに連結され、少なくとも上
記1つの開閉バルブにより散水される区間に存在しうる
容器量が貯留可能なバイパスコンベヤと、搬送コンベヤ
上を搬送する容器群の先頭もしくは後端を検出する第2
検出手段とを備え、上記第1検出手段が出口コンベヤ下
流のラインが停止したこと、もしくは出口コンベヤが満
杯になったことを検出した際は、入口コンベヤにおける
バイパスコンベヤ連結位置よりも上流の容器供給を停止
させて、搬送コンベヤから排出されて出口コンベヤを搬
送する殺菌済の容器をバイパスコンベヤへ受け渡し再度
入口コンベヤへ供給するとともに、殺菌済の容器が再度
搬送コンベヤへ供給された場合には、開閉バルブを閉じ
て散水を行わないという技術手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は、本発明の一実施例の形態
に係る殺菌装置全体を示す概略平面図、図2は、図1に
おける概略縦断面図である。
【0009】1は殺菌装置を示し、供給コンベヤ3を搬
送されてくる内容物の収容された容器2(以下単に容器
という)は、入口コンベヤ4に受け渡され順次搬送コン
ベヤ5に供給される。入口コンベヤ4から搬送コンベヤ
5の間には渡り板7が設けられており、容器2は入口コ
ンベヤ4から渡り板7へ乗り移り、次に搬送されてくる
容器2により押されて搬送コンベヤ5に供給される。
【0010】なお、入口コンベヤ4の下流に押し出しガ
イド8が設けられており、生産が終了したときの最終容
器2すなわち渡り板7に残ってしまう容器2を搬送コン
ベヤ5へ払い出すようになっている。押し出しガイド8
については実公平3−2515号公報にも開示されてお
りここでは詳細な説明は省略する。
【0011】搬送コンベヤ5は、スプロケット9、10
間に掛け回された搬送チェーン11を有しており、図示
しない駆動手段でスプロケット9を回転させることによ
り搬送チェーン11上にある容器2を移動させるように
なっている。搬送コンベヤ5の上部には所定温度の温水
を散水する散水ノズル12A、12B、12Cが設けら
れている。散水ノズル12A、12B、12Cは7列×
6行の42本ずつが1グループになっており、それぞれ
散水される温水を貯留する槽13A、13B、13Cに
設けられたポンプ14A、14B、14Cに連結してポ
ンプ14A、14B、14Cを運転することにより42
本ずつ一斉に散水を行うようになっている。
【0012】また、各槽13A、13B、13Cには図
示しない温度制御手段が設けられて貯留される温水の温
度を所定温度に維持しており、槽13Aは加熱用、槽1
3Bは殺菌用、槽13Cは冷却用の温水を貯留してい
る。
【0013】これにより、散水ノズル12Aが散水する
区間は加熱処理を行う加熱区間、散水ノズル12Bが散
水する区間は殺菌処理を行う殺菌区間、散水ノズル12
Cが散水する区間は冷却処理を行う冷却区間としてい
る。なお、各槽内には所定量以上貯まった温水を外部へ
排出するオーバーフロー部15A、15B、15Cが設
けられている。
【0014】容器2は搬送コンベヤ5上の加熱区間、殺
菌区間、冷却区間を移動しつつ、所定の殺菌処理がなさ
れた後は出口コンベヤ6上に排出されるようになってい
る。出口コンベヤ6には下流側が何らかの原因で停止し
て容器2が出口コンベヤ6上に満杯となったことを検出
する満杯センサ16が設けられており、その満杯センサ
16の少し上流側には出口コンベヤ6と入口コンベヤ4
とを連結するバイパスコンベヤ17が設けられている。
【0015】バイパスコンベヤ17は図示しない駆動手
段により満杯センサ16が検出したときに駆動するよう
になっており、下流側が容器2で満杯となっても搬送コ
ンベヤ5から排出される容器2はバイパスコンベヤ17
を介して入口コンベヤ4に搬送される。
【0016】また、バイパスコンベヤ17は殺菌区間に
存在できる容器2が貯留できる面積を有するとともに、
制御装置は満杯センサ16が容器2を検出した場合、入
口コンベヤ4を停止させることにより、バイパスコンベ
ヤ17を搬送される一度殺菌処理が行われた殺菌済容器
2と入口コンベヤ4を搬送するまだ殺菌処理が行われて
いない容器2との間隔を各散水ノズル12A、12B、
12Cが個別に散水できる領域以上としている。
【0017】次に、上記構成に係る殺菌装置1において
下流側が何らかのトラブルにより停止した時の動作につ
いて説明する。なお、本実施例では容器2の内容物は4
0℃で搬送コンベヤ5内へ供給され、加熱区間は温水温
度を65℃で10分間、殺菌区間は温水温度を60℃で
10分間、冷却区間は温水温度を30℃で10分間の条
件で搬送され、排出時には40℃になるようにしてい
る。
【0018】下流側が停止して出口コンベヤ6上に殺菌
済の容器2が貯留し、満杯センサ16が殺菌済の容器2
を検知すると、図示しない制御手段はバイパスコンベヤ
17を運転させるとともに供給コンベヤ3を停止して、
入口コンベヤ4および搬送コンベヤ5上に存在する容器
2はそのまま移動させて所定の殺菌処理が行われる。
【0019】搬送コンベヤ5を排出された殺菌済の容器
2がバイパスコンベヤ17の連結位置まで貯留すると、
後から出口コンベヤ6上を搬送される殺菌済の容器2は
それ以上下流へは進むことができずやむなくバイパスコ
ンベヤ17へ乗り移ることとなる。
【0020】なお、殺菌済容器2の貯留を利用したバイ
パスコンベヤ17への乗り移りではなく、出口コンベヤ
6上にアクチュエータなどで作動する切換ガイドを配置
し、下流側のラインが停止したことを検出したら切換ガ
イドをバイパスコンベヤ17の方へ切り換えることも可
能である。
【0021】次に、供給コンベヤ3を停止してから所定
時間、すなわち入口コンベヤ4の上流端に位置する容器
2が渡り板7に到達する時間となったら、押し出しガイ
ド8を作動させて渡り板7上に存在する容器2を搬送コ
ンベヤ5上に押し出す。押し出しガイド8が作動した時
点で最終の容器2の後端位置は搬送コンベヤ5の決まっ
た位置となるので、その位置を制御装置が記憶してお
り、そこからはスプロケット10に設けられたエンコー
ダの信号により搬送チェーン11の移動量を算出し、ま
だ殺菌処理を行っていない最終容器2の後端位置を常時
認識する。
【0022】一方、バイパスコンベヤ17上を搬送して
くる殺菌済容器2の一群も、入口コンベヤ4から搬送コ
ンベヤ5へと供給されてくるが、上述したとおりバイパ
スコンベヤ17は散水ノズル12Bが散水する殺菌区間
に存在しうる容器2が貯留できる面積をもっているの
で、最終容器2の後端位置が殺菌区間に存在する間は先
頭の殺菌済容器2が殺菌区間に搬送されることはない。
【0023】このように、最終容器2の後端位置と殺菌
済容器2の先頭位置とは一定の間隔を保ちながら入口コ
ンベヤ4、搬送コンベヤ5上を移動する。そして、最終
容器2の後端が散水ノズル12Bが散水する殺菌区間を
通り過ぎるのを確認してからポンプ14Bの運転を停止
させ、散水ノズル12Bからの散水を停止すれば、後か
ら殺菌区間に搬送されてくる殺菌済容器2の一群には殺
菌用の温水は散水されないこととなり、過剰殺菌が防止
できる。なお、第1実施例においては、容器の内容物が
一度殺菌されて再度加熱処理されても過剰殺菌とならな
いので、最終容器2が加熱区間を通り過ぎたのを確認し
ても、散水ノズル12Aの散水を停止せず、そのまま加
熱用の温水を散水するようにしているが、ポンプ14A
の運転を停止させて加熱用温水の散水を行わないように
してもよい。
【0024】また、第1実施例では、容器2の位置検出
を押し出しガイド8の押し出し位置を利用してまだ殺菌
が行われていない容器2の後端位置を検出するようにし
ているが、バイパスコンベヤ17上や入口コンベヤ4上
に複数のセンサを設けて、殺菌済容器2の先頭を検出す
るようにしてもよい。
【0025】次に、図3に基づいて本発明の第2実施例
について説明する。なお、第1実施例と同一箇所は同一
の記号で説明する。第1実施例では散水ノズルは42本
ずつが1つのポンプにより一斉に散水するようになって
いたが、第2実施例では散水ノズルとポンプとの間に複
数の開閉バルブを配置することによれり制御できる処理
区間を細かくしたものである。
【0026】第2実施例では、容器2の内容物は5℃で
搬送コンベヤ5内へ供給され、第1加熱区間は温水温度
を40℃で4分、第2加熱区間は74℃で20分、殺菌
区間は70℃で10分、第1冷却区間は40℃で4分、
第2冷却区間は30℃で4分の条件で搬送され、排出時
には40℃になるようにしている。そして、第1加熱区
間においては7列×2行14本の散水ノズル112Aが
ポンプ114Aと連通し、図示しない槽から第1加熱用
の温水を散水する。
【0027】第2加熱区間においては7列×9行63本
の散水ノズル112Bがそれぞれ7列×3行21本ずつ
開閉バルブ113A、113B、113Cを介してポン
プ114Bと連通しており、21本ずつ散水ノズル11
2Bを制御可能としている。
【0028】同様に殺菌区間においては7列×4行28
本の散水ノズル112Cがそれぞれ7列×2行14本ず
つ開閉バルブ115A、115Bを介してポンプ114
Cと連通しており、14本ずつ散水ノズル112Cを制
御可能としている。
【0029】さらに、第1冷却区間は7列×2行14本
の散水ノズル112Dがポンプ114Dと連通し、第2
冷却区間は7列×2行14本の散水ノズル112Eがポ
ンプ114Eと連通している。
【0030】このような構成とすることにより制御でき
る散水区間が小さくなるので、第1実施例と比較してバ
イパスコンベヤ17の面積を小さくできる。すなわち、
バイパスコンベヤ17に少なくとも散水ノズル112C
7列×2行分が散水する処理区間の面積があれば、まだ
殺菌の終了していない容器2の後端とバイパスコンベヤ
17を介して供給されてくる殺菌済容器2の先頭とは7
列×2行分の面積を有することとなり、殺菌の終了して
いない容器2の後端が殺菌区間の開閉バルブ115Aの
区間を通過した時点で開閉バルブ115Aを閉じれば、
殺菌済容器2が殺菌用の温水が散水されることがなく、
過剰殺菌を防止できる。
【0031】なお、第2実施例では、殺菌の終了してい
ない容器2の後端が第2加熱区間の各開閉バルブ113
A、113B、113Cが制御する区間を通り過ぎた時
点で順次開閉バルブを閉じるようにしている。なぜなら
ば、殺菌済容器2は搬送コンベヤ5を排出されたときに
は容器2の内容物が40℃となっており、再度第2加熱
区間で74℃の温水を散水されると、10分もたたずに
殺菌温度である70℃に到達し、第2加熱区間を通過す
る間に過剰殺菌となってしまうからである。
【0032】次に図4に基づいて第3実施例を説明す
る。第3実施例では、容器2の内容物は20℃で搬送コ
ンベヤ5内へ供給され、加熱区間は温水温度を65℃で
15分、殺菌区間は60℃で5分、冷却区間は35℃で
10分の条件で搬送され、排出時には容器2の内容物が
40℃になるようにしている。
【0033】また、加熱区間においては、7列×9行6
3本の散水ノズル212Aがそれぞれ7列×3行21本
ずつ開閉バルブ213A、213B、213Cを介して
ポンプ214Aと連通し、21本ずつ散水ノズル212
Aを制御可能としている。殺菌区間においては、7列×
3行21本の散水ノズル212Bがポンプ214Bと連
通し、冷却区間においては、7列×6行42本の散水ノ
ズル212Cがポンプ214Cと連通している。
【0034】このような構成とすることにより、第3実
施例では、散水ノズルを21本ずつ制御可能となるの
で、バイパスコンベヤ17はその区間に存在しうる容器
2が貯留できる面積があれば、まだ殺菌の終了していな
い容器2の後端と殺菌済容器2の先頭とが同一の開閉バ
ルブで制御できる散水区間に同時に存在するということ
がなくなる。
【0035】なお、第3実施例の散水手段は、上述した
第2実施例と同様に殺菌済容器2には加熱区間から散水
を行わないようにしている。すなわち殺菌の終了してい
ない容器2の後端が開閉バルブ213A、213B、2
13Cが散水する区間を通り過ぎた時点で順次開閉バル
ブを閉じて散水を停止する。さらに殺菌の終了していな
い容器2の後端が散水ノズル212Bの区間を通り過ぎ
ると、ポンプ214Bの運転を停止し散水を停止するよ
うになっている。
【0036】このように最終容器2の後端位置が各処理
区間を通り過ぎた時点で該当する処理区間の散水ノズル
と連通するポンプを停止させて散水を行わなければ殺菌
済容器2に散水することはなく、殺菌済容器2の過剰殺
菌を防止することができる。
【0037】なお、内容物の性質によって過剰殺菌とな
る条件が異なることは言うまでもない。例えば、第1実
施例においては、殺菌済容器2は殺菌用の温水が少しも
かからないように制御していたが、5分までなら殺菌用
の温水が散水されても過剰殺菌にならない性質の内容物
であれば、バイパスコンベヤ17の面積を小さくして殺
菌の終了していない容器2の後端と殺菌済容器2の先頭
との間隔を短くして同時に殺菌用の温水が散水されるよ
うに設定しても問題ない。
【0038】また、内容物の性質が一度殺菌を終了し
て、再度殺菌用温水が散水されても過剰殺菌にならない
ものならば、殺菌の終了していない容器2の後端と殺菌
済容器2の先頭との間隔を考える必要はなく、バイパス
コンベヤ17の面積には制約を受けなくなる。また、バ
イパスコンベヤ17を正逆回転可能として、入口コンベ
ヤ4まで殺菌済容器2が到達しないうちに、下流ライン
の停止が解除となったとき、バイパスコンベヤ17を逆
転させて殺菌済容器2を出口コンベヤ6に戻すことも可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、内容
物が収容された容器を供給する入口コンベヤと、入口コ
ンベヤから容器を受け取り搬送する搬送コンベヤと、搬
送コンベヤの上部に設けられ、容器に殺菌用の温水を散
水する散水手段と、搬送コンベヤから排出される殺菌済
の容器を下流へ搬送する出口コンベヤとを備え、搬送さ
れる容器に所定の殺菌処理を行う殺菌装置において、出
口コンベヤ下流のラインが停止したこと、もしくは出口
コンベヤが満杯になったことを検出する検出手段と、出
口コンベヤと入口コンベヤとを連結するバイパスコンベ
ヤとを備え、上記検出手段が出口コンベヤ下流のライン
が停止したこと、もしくは出口コンベヤが満杯になった
ことを検出した際は、入口コンベヤにおけるバイパスコ
ンベヤ連結位置よりも上流の容器供給を停止するととも
に、搬送コンベヤから排出されて出口コンベヤを搬送す
る殺菌済容器をバイパスコンベヤへ受け渡すことによ
り、広いアキュームスペースを設けることなしに殺菌が
終了した容器を殺菌装置から排出することができ、過剰
殺菌を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の形態に係る殺菌装置全体を
示す概略平面図である。
【図2】図1における殺菌装置の概略縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の形態に係る殺菌装置全体
を示す概略平面図である。
【図4】本発明の第3実施例の形態に係る殺菌装置全体
を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1‥‥殺菌装置 2‥‥容器 3‥‥供給コンベヤ 4・・・・入口コン
ベヤ 5・・・・搬送コンベヤ 6‥‥出口コン
ベヤ 7‥‥渡り板 8‥‥押し出し
ガイド 9‥‥スプロケット 10‥‥スプロケ
ット 11‥‥搬送チェーン 12A、12
B、12C‥‥散水ノズル 13A、13B、13C‥‥槽 14A、14
B、14C‥‥ポンプ 15A、15B、15C‥‥オーバーフロー部 16‥‥満杯センサ 17‥‥バイパ
スコンベヤ 112A、112B、112C、112D、112E‥
‥散水ノズル 113A、113B、113C‥‥開閉バルブ 114A、114B、114C、114D、114E‥
‥ポンプ 115A、115B、115C‥‥開閉バルブ 212A、212B、212C‥‥散水ノズル 213A、213B、213C‥‥開閉バルブ 214A、214B、214C‥‥ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物が収容された容器を供給する入口
    コンベヤと、入口コンベヤから容器を受け取り搬送する
    搬送コンベヤと、搬送コンベヤの上部に設けられ、容器
    に殺菌用の温水を散水する散水手段と、搬送コンベヤか
    ら排出される殺菌済の容器を下流へ搬送する出口コンベ
    ヤとを備え、搬送される容器に所定の殺菌処理を行う殺
    菌装置において、出口コンベヤ下流のラインが停止した
    こと、もしくは出口コンベヤが満杯になったことを検出
    する検出手段と、出口コンベヤと入口コンベヤとを連結
    するバイパスコンベヤとを備え、上記検出手段が出口コ
    ンベヤ下流のラインが停止したこと、もしくは出口コン
    ベヤが満杯になったことを検出した際は、入口コンベヤ
    におけるバイパスコンベヤ連結位置よりも上流の容器供
    給を停止するとともに、搬送コンベヤから排出されて出
    口コンベヤを搬送する殺菌済の容器をバイパスコンベヤ
    へ受け渡し再度入口コンベヤへ供給することを特徴とす
    る殺菌装置。
  2. 【請求項2】 内容物が収容された容器を供給する入口
    コンベヤと、入口コンベヤから容器を受け取り搬送する
    搬送コンベヤと、搬送コンベヤの上部に設けられ、容器
    に殺菌用の温水を散水する散水手段と、搬送コンベヤか
    ら排出される殺菌済の容器を下流へ搬送する出口コンベ
    ヤとを備え、搬送される容器に所定の殺菌処理を行う殺
    菌装置において、上記散水手段を搬送方向に沿って複数
    設けるとともに、出口コンベヤ下流のラインが停止した
    こと、もしくは出口コンベヤが満杯になったことを検出
    する第1検出手段と、出口コンベヤと入口コンベヤとに
    連結され、少なくとも上記散水手段の1つが散水する区
    間に存在しうる容器量が貯留可能なバイパスコンベヤ
    と、搬送コンベヤ上を搬送する容器群の先頭もしくは後
    端を検出する第2検出手段とを備え、上記第1検出手段
    が出口コンベヤ下流のラインが停止したこと、もしくは
    出口コンベヤが満杯になったことを検出した際は、入口
    コンベヤにおけるバイパスコンベヤ連結位置よりも上流
    の容器供給を停止させて、搬送コンベヤから排出されて
    出口コンベヤを搬送する殺菌済の容器をバイパスコンベ
    ヤへ受け渡し再度入口コンベヤへ供給するとともに、殺
    菌済の容器が再度搬送コンベヤへ供給された場合には、
    散水を行わないことを特徴とする殺菌装置。
  3. 【請求項3】 内容物が収容された容器を供給する入口
    コンベヤと、入口コンベヤから容器を受け取り搬送する
    搬送コンベヤと、搬送コンベヤの上部に設けられ、容器
    に殺菌用の温水を散水する散水手段と、散水手段に設け
    られた開閉バルブを制御する制御手段と、搬送コンベヤ
    から排出される殺菌済の容器を下流へ搬送する出口コン
    ベヤとを備え、搬送される容器に所定の殺菌処理を行う
    殺菌装置において、上記散水手段を搬送方向に沿って複
    数設けるとともに、出口コンベヤ下流のラインが停止し
    たこと、もしくは出口コンベヤが満杯になったことを検
    出する第1検出手段と、出口コンベヤと入口コンベヤと
    に連結され、少なくとも上記1つの開閉バルブにより散
    水される区間に存在しうる容器量が貯留可能なバイパス
    コンベヤと、搬送コンベヤ上を搬送する容器群の先頭も
    しくは後端を検出する第2検出手段とを備え、上記第1
    検出手段が出口コンベヤ下流のラインが停止したこと、
    もしくは出口コンベヤが満杯になったことを検出した際
    は、入口コンベヤにおけるバイパスコンベヤ連結位置よ
    りも上流の容器供給を停止させて、搬送コンベヤから排
    出されて出口コンベヤを搬送する殺菌済の容器をバイパ
    スコンベヤへ受け渡し再度入口コンベヤへ供給するとと
    もに、殺菌済の容器が再度搬送コンベヤへ供給された場
    合には、開閉バルブを閉じて散水を行わないことを特徴
    とする殺菌装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002066408A (ja) * 2000-08-30 2002-03-05 Shibuya Machinery Co Ltd 容器熱処理装置
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JP5043273B2 (ja) * 2000-05-30 2012-10-10 株式会社豊振科学産業所 かび類及び/又は芽胞状態にある菌類の殺菌方法及びその殺菌装置
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