JP2000135384A - 情報処理装置及び擬似生物機器 - Google Patents

情報処理装置及び擬似生物機器

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JP2000135384A
JP2000135384A JP31070198A JP31070198A JP2000135384A JP 2000135384 A JP2000135384 A JP 2000135384A JP 31070198 A JP31070198 A JP 31070198A JP 31070198 A JP31070198 A JP 31070198A JP 2000135384 A JP2000135384 A JP 2000135384A
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biological device
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Yoshikazu Ueki
美和 植木
Yusuke Yasukawa
裕介 安川
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Fujitsu Ltd
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H30/00Remote-control arrangements specially adapted for toys, e.g. for toy vehicles
    • A63H30/02Electrical arrangements
    • A63H30/04Electrical arrangements using wireless transmission
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/002Specific input/output arrangements not covered by G06F3/01 - G06F3/16
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H2200/00Computerized interactive toys, e.g. dolls

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、パーソナルコンピュータや家庭用ゲ
ーム機等の情報処理機器を備えた情報処理装置、およ
び、そのような情報処理機器に接続され動作データに応
じた動作を行なう擬似生物機器に関し、遊び心とともに
その動作に意味を持たせることによって実用性を高めた
擬似生物機器を備える。 【解決手段】メッセージを表示する表示部を備えた本体
機器100と、該本体機器に有線あるいは無線で接続さ
れ動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器200
とを具備し、メッセージが、擬似生物機器の動作をあら
わす動作データを含むことが許容されたものであって、
本体機器が、メッセージから動作データを抽出する動作
データ抽出部と、動作データ抽出部で抽出された動作デ
ータ、あるいは抽出された動作データに基づいて生成さ
れた動作データを擬似生物機器に送信する動作制御部と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、「パソコン」と略記する)や家庭用ゲー
ム機等の情報処理機機を備えた情報処理装置、およびそ
のような情報処理機機に接続され動作データに応じた動
作を行なう擬似生物機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパソコン等において情報を
表現する手段としては、例えば表示画面上に文字や図形
を表示することにより情報を表現したり、スピーカを接
続して音声で情報を表現することが行なわれている。し
かしながら、従来のこれらの情報表現手段は、主として
機能にのみ重点が置かれ、情報表現手段としては味気な
いものであった。特にパソコンどうしをネットワークで
結びパソコンどうしの間で電子メールを送受信するシス
テムにおいては、通常は文字だけを送信するため、そこ
に自分の気持ちや感情を表現しにくいという問題があ
る。このような場合に、キャラクタ(文字)を用いて顔
の絵を表現することも行なわれているが、文字を用いた
絵の表現には大きな制約が伴い、自由な表現は難しい。
【0003】また、近年では、パソコンも一般家庭等を
含め広く普及してきており、単なる高機能、高性能を追
求した実用本意のものだけでなく、実用性を持ちつつも
そこに何らかの遊び心を持ったものが要求されてきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のニーズに応える
手段の1つとしてパソコン等にマスコット的な人形を接
続することが考えられる。従来、これに近い技術とし
て、人間や動物等の外形を真似た疑似生物玩具をホスト
コンピュータと例えば無線で接続することが提案されて
いる(特開平9−322273号公報)。しかしこの疑
似生物玩具は、疑似的な愛玩動物、あるいはコンピュー
タで動作させる玩具でしかなく、遊び心を持ちつつも実
用性を有するという範疇のものではない。
【0005】また、パーソナルコンピュータに接続し、
内部にスピーカやマイクロホンを備え、さらに撮影カメ
ラを備え、例えばスピーカからの音声出力に合わせて口
を動かす人形が提案されている(特開平9−18548
8号公報)。これは、遊び心を持ちかつ実用性を有する
という範疇には入るものの、これはいわばスピーカやマ
イクロホンといった従来の情報入出力機器を人形の形で
覆ったものに過ぎず、口を動かしたり目を発光させたり
しているものの、その口の動きや目の発光に何らかの意
味があるものではない。
【0006】さらに、パソコンに近似した機能を備えた
情報処理機器全体を人形の形に構成した装置も提案され
ている(特開平9−222932号公報)。これは、外
形を人形の形に形成した情報処理装置に過ぎないもので
ある。
【0007】すなわち、上述した従来のいずれの提案
も、パソコンやそのパソコン内で動作するソフトウェア
がどういう状況にあるときに人形を動作させるといっ
た、パソコンやソフトウェアと人形との連携動作を提案
しているものではなく、単に遊び心を刺激する外形を提
案しているにとどまっている。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、パソコンや家
庭用ゲーム機等の情報処理機器と接続され、遊び心とと
もにその動作に意味を持たせることによって実用性を高
めた擬似生物機器を備えた情報処理装置、およびそのよ
うな機能を持たせるのに好適なハードウェア構成を備え
た擬似生物機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の情報処理装置うちの第1の情報処理装置は、メッセ
ージを表示する表示部を備えた本体機器と、その本体機
器に有線あるいは無線で接続され動作データに応じた動
作を行なう擬似生物機器とを具備し、上記メッセージ
が、擬似生物機器の動作をあらわす動作データを含むこ
とが許容されたものであって、本体機器が、メッセージ
から動作データを抽出する動作データ抽出部と、動作デ
ータ抽出部で抽出された動作データ、あるいはその抽出
された動作データに基づいて生成された動作データを擬
似生物機器に送信する動作制御部とを備えたことを特徴
とする。
【0010】ここで、上記擬似生物機器とは、外形が、
例えば動物等を含む広義の人形や、列車、自動車、パソ
コン等を型取った玩具等、実用本意ではなく、何らかの
遊び心を刺激するような形状を有する機器をいい、一
方、パソコン等の情報処理装置に一般的に備えられるキ
ーボードやマウス、あるいはプリンタ等、実用本位の操
作子や機器等を含まない概念のものをいう。
【0011】本発明の上記第1の情報処理装置は、擬似
生物機器の動作をあらわす動作データをメッセージに含
め、そのメッセージを表示するとともに擬似生物機器に
その動作データに応じた動作を行なわせることにより、
メッセージの表示のみでは難しかった感情表現をその擬
似生物機器の動作に置き換えて表現することができる。
【0012】ここで、上記第1の情報処理装置におい
て、本体機器が、ネットワークに接続されてそのネット
ワークを経由して送信されてきた、動作データを含むこ
とが許容されたメッセージを受信する通信部を備えたも
のであることが好ましい。
【0013】本発明の第1の情報処理装置は、パソコン
通信、電子メール等、他の情報処理装置等からメッセー
ジを受け取って表示するシステムに好適である。
【0014】ここで上記第1の情報処理装置において、
上記メッセージが、表示部に表示される表示データとは
区別された制御文による動作データを含むことが許容さ
れたものであって、動作データ抽出部が、メッセージか
ら動作データを抽出するとともに、抽出した動作データ
を除いた表示データを表示部に送るものであってもよ
い。
【0015】この場合、表示部には、擬似生物機器の動
きをあらわす情報は表示されずに、すなわち、表示部に
は、表示用の文字等だけが表示され、擬似生物機器がそ
の表示文に対応した動作を行なうことになる。
【0016】あるいは、上記第1の情報処理装置におい
て、上記メッセージが、表示部に表示される表示データ
中に動作データが埋め込まれたものであって、動作デー
タ抽出部が、表示データ中に埋め込まれた動作データを
抽出するとともに、動作データを含む表示データを表示
部に送るものであることも好ましい形態である。
【0017】表示データ中に動作データを埋め込むよう
にすると、動作データ用の特別の制御文は不要となり、
既存の電子メールやインターネット通信等のプロトコル
をそのまま用いて、そこに動作データを含ませることが
できる。この場合に、文字や単語との意味とは無関係
に、例えば‘あ',‘い',‘う',‘え',‘お'の各文
字に各動作データを対応づけてもよく、あるいは単語等
の意味と動作とを対応づけ、例えば‘悲しい'、‘嬉し
い'という言葉と‘悲しそうな動作'、‘嬉しそうな動
作'とを対応づけてもよい。
【0018】言葉の意味と擬似生物機器の動作とを対応
づけた場合、メッセージ作成者は、擬似生物機器の動作
を意識せずにメッセージを作成することができるという
メリットもある。
【0019】さらには、上記第1の情報処理装置におい
て、上記メッセージ中に含まれる動作データは、1つの
動作データが擬似生物機器の一連の複数の動作に対応づ
けられるものであって、動作データ抽出部が、上記メッ
セージ中から動作データを抽出するとともに、抽出した
動作データに基づいて、擬似生物機器の一連の複数の動
作をあらわす一連の複数の動作データを生成するもので
あってもよい。
【0020】メッセージ中にそれぞれが各1つの動作に
対応する動作データを含ませてもよいが、その場合、そ
の擬似生物機器に一連の複数の動作を行なわせようとし
たときは、それら一連の複数の動作に対応する複数の動
作データをその動作の順に配列する必要があり、それら
複数の動作データをメッセージ中に含ませるための操作
が煩わしい場合が生じる。そこで、一連の複数の動作か
らなる例えば定型的な動作パターンについては、1つの
動作データをそれら一連の複数の動作に対応づけておく
と、メッセージに動作データを含ませる作業が容易とな
る。
【0021】また、上記第1の情報処理装置における、
ネットワークに接続された通信部を備えた場合におい
て、擬似生物機器が、その擬似生物機器に対する操作を
検知するセンサを備え、 上記通信部が、ネットワーク
を経由して送信されてきたメッセージを受信するととも
に、擬似生物機器がその受信に応答して操作された場合
に、擬似生物機器が操作されたことに対応する応答メッ
セージを、受信したメッセージの発信元に向けてネット
ワークに送り出すものであることが好ましい。
【0022】こうすることにより、メッセージを受信し
たことを容易にかつ相手に面白く通知することができ
る。
【0023】この場合に、擬似生物機器がそれぞれ異な
る操作により反応する複数のセンサを備え、反応したセ
ンサに応じた応答メッセージを発信元に送信してもよ
く、センサの数を問わず、例えば1個のセンサであって
も、1回のみ操作されたか、あるいは続けて二回操作さ
れたかといった操作回数によって応答メッセージを変え
てもよい。
【0024】あるいは、上記擬似生物機器が、その擬似
生物機器の前の人の存在を検知するセンサを備え、上記
通信部が、ネットワークを経由して送信されてきたメッ
セージを受信するとともに、その受信に応答して、セン
サによる検知結果を含む応答メッセージを、受信したメ
ッセージの発信元に向けてネットワークに送り出すもの
であることも好ましい形態である。
【0025】こうすることによりメッセージの発信元で
はメッセージの受信側にユーザがいるかいないかを知る
ことができ、メッセージの受信先でメッセージが直ぐに
伝わることが期待できるか否か知ることができる。
【0026】さらに、メッセージの発信元に向けて応答
メッセージを送り返すにあたっては、上記通信部が、そ
の発信元に向けて、発信元に擬似生物機器が備えられて
いる場合のその擬似生物機器の動作を指示する動作デー
タを含む応答メッセージをネットワークに送り出すもの
であることが好ましい。
【0027】メッセージの発信元に擬似生物機器が備え
られている場合、その動作により、メッセージ送信先で
メッセージが受信されたことを知ることができる。
【0028】また、本発明の情報処理装置のうちの第2
の情報処理装置は、ネットワークに接続されてネットワ
ークを経由して送信されてきたメッセージを受信する通
信部、およびメッセージを表示する表示部を備えた本体
機器と、その本体機器に有線あるいは無線で接続され動
作データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備
し、上記本体機器が、メッセージの受信を受けて、擬似
生物機器に動作データを送信する動作制御部を備えたこ
とを特徴とする。
【0029】これにより、メッセージが受信されたこと
を人形の動きで知ることができる。
【0030】メッセージが受信されたとき、通常は表示
部にその旨表示されることも多いが、別の作業を行なっ
ている途中でそのような表示が割り込むと煩わしさを感
じることもある。これに対し、メッセージが受信された
ことを人形の動作で知らせることにより、そのような煩
わしさから解放されることになる。
【0031】尚、この第2の情報処理装置にいう「メッ
セージの受信」は、「本体機器自身によるメッセージの
受信」であってもよいが、それには限られず、例えばホ
ストコンピュータを介在させてメッセージを送受信する
システムにおいては、「ホストコンピュータによる自分
(本体機器)あてのメッセージの受信」も含まれる概念
をいう。
【0032】この第2の情報処理装置において、本体機
器が、メッセージの発信元と動作データとの対応表を備
え、上記動作制御部が、受信したメッセージの発信元に
応じた動作データを擬似生物機器に送信するものである
ことが好ましい。
【0033】この場合、擬似生物機器の動きにより、メ
ッセージが受信されたということに加え、メッセージの
発信元を知ることができる。
【0034】さらに、第2の情報処理装置において、本
体機器が、メッセージの発信元あるいはメッセージ中の
キーワードにより特定される優先度と、動作データとの
対応表を備え、上記動作制御部が、受信したメッセージ
の優先度に応じた動作データを擬似生物機器に送信する
ものであることも好ましい。
【0035】ここで「メッセージの優先度に応じた動作
データを擬似生物機器に送信する」態様の1つとして、
動作データを送信しない、あるいは、動作を行なわない
ことあるいは動作を停止することをあらわす動作データ
を送信することも含まれる。
【0036】受信したメッセージの優先度に応じた動作
データを送信すると、擬似生物機器の動作により、例え
ば受信したメッセージが重要度の高いもの、例えば直ち
にメッセージを確認しなければならない緊急のものであ
るか否か等を知ることができる。
【0037】また、本発明の情報処理装置のうちの第3
の情報処理装置は、本体機器と、その本体機器に有線あ
るいは無線で接続され動作データに応じた動作を行なう
擬似生物機器とを具備し、擬似生物機器が、その擬似生
物機器の前の人の存在を検知するセンサを備え、そのセ
ンサによる検知結果に応じて異なる動作を行なうもので
あることを特徴とする。
【0038】ここでは、「センサによる検知結果に応じ
て異なる動作を行なう」1つの態様として、そのセンサ
の検知結果によって動作を行なわないことも含まれる。
【0039】この「センサによる検知結果に応じて異な
る動作を行なう」にあたっては、センサによる検知結果
を本体機器側に送信し、本体機器でその検知結果に応じ
たデータを擬似生物機器に送信(あるいは動作データを
送信しないという態様を含む)してもよく、あるいは、
本体機器からは、センサの検知結果によらず同一の動作
データが送信され、擬似生物機器において、その検知結
果に応じて、例えば送信されてきた動作データ全てに対
応する動作を行ない、あるいは送信されてきた動作デー
タの中から特定の動作データのみ選んで選んだ動作デー
タに対応する動作のみ行ない、あるいは、動作データが
送信されてきても無視して動作を行なわない、というよ
うに、センサの検知結果に応じてその動作を変更しても
よい。
【0040】また、本発明のうちの第4の情報処理装置
は、経過時間とユーザからのイベントとに応じた所定の
フローにしたがって動作するマルチメディアソフトウェ
アが実行される本体機器と、その本体機器に有線あるい
は無線で接続され動作データに応じた動作を行なう擬似
生物機器とを具備し、上記本体機器が、その本体機器で
実行中のマルチメディアソフトウェアと連携した動作を
あらわす動作データを擬似生物機器に送信する動作制御
部を備えたことを特徴とする。ここでいう「マルチメデ
ィアソフトウェア」とは、経過時間とユーザからのイベ
ントにより音や静止画像や動画を再生表示するソフトウ
ェアをいう。マルチメディアソフトウェアの詳細な特性
については後述する。
【0041】上記第4の情報処理装置によれば、擬似生
物機器により、本体機器で実行されているマルチメディ
アソフトウェアと連携した動作が行なわれ、そのマルチ
メディアソフトウェアの楽しさや効果を高めることがで
きる。
【0042】さらに、本発明の第5の情報処理装置は、
ソフトウェアが実行される本体機器と、その本体機器に
有線あるいは無線で接続され動作データに応じた動作を
行なう擬似生物機器とを具備し、擬似生物機器が、その
擬似生物機器に対する操作を検知するセンサを備えたも
のであって、本体機器が、擬似生物機器が操作されたこ
とを受けて、本体機器で実行される所定のプログラムに
所定のイベントを発行するイベント発行部を備えたこと
を特徴とする。
【0043】本発明の第5の情報処理装置によれば、擬
似生物機器のセンサ入力(スイッチ操作等)を、例えば
スクリーンセーバの終了、ソフトウェアのロック解除、
パスワード入力、プログラムの実行の終了などのイベン
ト入力として用いることができる。
【0044】ここで、上記第5の情報処理装置におい
て、イベント発行部が、擬似生物機器が特定の動作を行
なっている間にその擬似生物機器が操作された場合に、
本体機器で実行される所定のプログラムに所定のイベン
トを発行するものであることが1つの好ましい形態であ
る。
【0045】こうすることにより、その擬似生物機器の
動作とその擬似生物機器に加える操作との連携を知って
いるユーザのみイベントを入力することができ、例えば
パスワード等、むやみに誰れでも入力するということが
禁止されているイベントの入力に好適である。
【0046】さらに、上記第5の情報処理装置におい
て、上記イベント発行部が、擬似生物機器が特定の操作
パターンで操作された場合に、本体機器で実行される所
定のプログラムに所定のイベントを発行するものである
ことも好ましい形態である。
【0047】ここで、「特定の操作パターン」とは、例
えば同一の操作を繰り返し行なうときの操作のリズムで
あってもよく、例えば擬似生物機器に複数の操作態様を
検知する複数のセンサを備え、それら複数のセンサに対
応する複数の操作の操作順序であってもよく、あるいは
それらの組み合わせであってもよい。
【0048】このように、特定の操作パターンのときに
のみイベントを発行するようにすることにより、その操
作パターンを知っている特定のユーザのみに許されたイ
ベントの入力に好適である。また、この形態は、キーボ
ード操作に慣れていない人であってもイベントを楽に入
力することができる。
【0049】さらに、本発明の情報処理装置のうちの第
6の情報処理装置は、ソフトウェアが実行される本体機
器と、その本体機器に有線あるいは無線で接続され動作
データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、
擬似生物機器が、その擬似生物機器に対する操作を検知
するセンサを備えたものであって、本体機器が、所定の
イベントの発行を受けて動作データを擬似生物機器に送
信する動作制御部と、擬似生物機器が動作している間に
その擬似生物機器が操作された場合に、その擬似生物機
器の動作の原因に対応づけられたソフトウェアを起動す
るためのイベントを発行するイベント発行部とを備えた
ものであることを特徴とする。
【0050】通常、ソフトウェアを起動するためのイベ
ントを発行するには、マウスを操作して、表示画面にあ
らわれたアイコンをクリックする等の操作を行なう必要
があるが、このような操作に慣れていないユーザであっ
ても、例えば動作中の擬似生物機器に手を触れるだけで
現在その擬似生物機器を動作させている原因に対応づけ
られたソフトウェアが駆動されるため、ユーザの操作負
担が軽減される。
【0051】ここで、上記第6の情報処理装置におい
て、擬似生物機器に動作データを送信する原因となるイ
ベントに優先度が付されたものであって、上記動作制御
部が、擬似生物機器に動作データを送信する原因となる
複数のイベントが同時にあるいは相前後して発行された
場合に、優先度の高いイベントに対応する動作データを
擬似生物機器に送信するものであることが好ましい。
【0052】この場合、擬似生物機器の動作中に擬似生
物機器が操作されると、その優先度の高い動作の原因に
対応づけられたソフトウェアが起動されることになる。
【0053】このように優先度を付しておくことによ
り、擬似生物機器を動作させる原因が複数同時にあるい
は相前後して発生したときに、緊急のもの、あるいは重
要のものが通知され、擬似生物機器を操作することによ
り、その通知に対応した緊急の、あるいは重要なソフト
ウェアを起動することができる。
【0054】さらに、本発明の第7の情報処理装置は、
画像を表示する表示画面を有する表示部、およびその表
示画面上の位置を指定する操作子を備えた本体機器と、
本体機器に有線あるいは無線で接続され動作データに応
じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、本体機器
が、表示部の表示画面上に、擬似生物機器の動作をあら
わすシンボルを、複数種類の動作について表示させ、上
記操作子を用いた、これらのシンボルの配列操作を受け
て、擬似生物機器を、シンボルの配列順序に対応した動
作順序で動作させるための、配列された一連の動作デー
タを生成する動作生成部を備えたことを特徴とする。
【0055】本発明の第7の情報処理装置によれば、擬
似生物機器に行なわせる一連の複数の動作からなる動作
パターンの生成が容易となる。
【0056】さらに、本発明の第8の情報処理装置は、
イベントを発行する操作子を備えた本体機器と、本体機
器に有線あるいは無線で接続され動作データに応じた動
作を行なう擬似生物機器とを具備し、本体機器が、上記
操作子から順次発行されるイベントの発行速度に応じた
動作データを擬似生物機器に送信する動作制御部を備え
たことを特徴とする。
【0057】本発明の第8の情報処理装置によれば、例
えば操作子としてキーボードを用意し、そのキーボード
の操作の練習やそのキーボードを操作する仕事の励みと
なり、練習や仕事の面白さを増すことができる。
【0058】さらに、本発明の第9の情報処理装置は、
操作に応じた複数種類のイベントを発行する操作子を備
えた本体装置と、その本体装置に有線あるいは無線で接
続され動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器と
を具備し、本体機器が、上記操作子から発行されるイベ
ントの種類に応じた動作データを擬似生物機器に送信す
る動作制御部を備えたことを特徴とする。
【0059】この場合も、本発明の第8の情報処理装置
の場合と同様、練習や仕事に遊び心を加え、練習や仕事
の励みともなり、面白さを増すことができる。
【0060】さらに、本発明の第10の情報処理装置
は、ソフトウェアが実行される本体機器と、その本体機
器に有線あるいは無線で接続され動作データに応じた動
作を行なう擬似生物機器とを具備し、本体機器が、その
本体機器で実行されるソフトウェアによる所定の作業の
終了を受けて、動作データを擬似生物機器に送信する動
作制御部を備えたことを特徴とする。
【0061】所定の作業の終了時、例えば印刷の終了時
や、ダウンロードの終了時などに擬似生物機器を動作さ
せることにより、その作業の終了をユーザに通知するこ
とができる。
【0062】さらに、本発明の第11の情報処理装置
は、本体機器と、その本体機器に有線あるいは無線で接
続され動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器と
を具備し、本体機器が、擬似生物機器が本体機器に接続
されたことを受けて動作データを擬似生物機器に送信す
る動作制御部を備えたことを特徴とする。
【0063】本発明の第11の情報処理装置によれば、
擬似生物機器が本体機器に接続されるとその擬似生物機
器が動作するため、接続が確実に行なわれたことがユー
ザに認識できるとともに、ユーザがその擬似生物機器に
命をふきこんだという生物的な感じを与え、面白さや擬
似生物機器への親しみを増すことができる。
【0064】さらに、本発明の第12の情報処理装置
は、本体機器と、その本体機器に有線あるいは無線で接
続され動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器と
を具備し、擬似生物機器が、本体機器との接続が断たれ
たことを受けて、所定の動作を行なうものであることを
特徴とする。
【0065】本発明の第12の情報処理装置によれば、
擬似生物機器の接続が遮断されたことをユーザに認識さ
せることができ、ユーザに安心感や面白さを与えること
ができる。
【0066】さらに、本発明の第13の情報処理装置
は、時刻の指定を担う操作子を備えた本体機器と、その
本体機器に有線あるいは無線で接続され動作データに応
じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、本体機器
が、上記操作子により時刻が指定された場合に、指定さ
れた時刻に、動作データを擬似生物機器に送信する動作
制御部を備えたことを特徴とする。
【0067】本発明の第13の情報処理装置によれば、
擬似生物機器の動作を、時刻報知や時刻アラームとして
使用することができる。音で通知すると周囲に迷惑をか
ける場合があり、画面表示で通知すると画面を常に見て
いる状況でないと通知できないこととなるが、擬似生物
機器の動作で通知することで、そのような状況を補完
し、音を出さずに、かつ画面から目を離すことがあるよ
うな状況においても指定時刻になったことを通知するこ
とができる。さらに、本発明の第14の情報処理装置
は、スケジュールの入力と入力されたスケジュールのう
ちの所望のスケジュールの指定とを担う操作子を備えた
本体機器と、その本体機器に有線あるいは無線で接続さ
れ動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具
備し、本体機器が、上記操作子により、入力されたスケ
ジュールのうちの所望のスケジュールが指定された場合
に、指定されたスケジュールに応じた時刻に、動作デー
タを擬似生物機器に送信する動作制御部を備えたことを
特徴とする。
【0068】本発明の第14の情報処理装置は、上記第
13の情報処理装置を「スケジュール」に拡張したもの
であり、やはり、指定の時刻に達したことを、音を出さ
ずに、かつ画面から目を離すことがあるような状況にお
いても通知することができる。
【0069】ここで、上記の第14の情報処理装置にお
ける、「スケジュールに応じた時刻」は、そのスケジュ
ールの開始時刻であってもよいが、それに限られるもの
ではなく、そのスケジュールに応じた時刻であればよ
く、例えばそのスケジュールの開始時刻30分前等であ
ってもよい。
【0070】また、上記目的を達成する本発明の擬似生
物機器のうちの第1の擬似生物機器は、本体機器に着脱
自在に接続され動作データに応じた動作を行なう擬似生
物機器であって、本体機器から送信されてきた、動作デ
ータと、その動作データに基づく動作を行なう条件を指
示する条件データとを記憶しておく記憶部と、上記条件
データに基づいて、動作データに基づく動作を行なう条
件が成立したか否かを判断する判断部と、上記判断部に
よる、動作を行なう条件が成立したという判断を受け
て、擬似生物機器に、動作データに基づく動作を行なわ
せる駆動部とを備え、この擬似生物機器が、内蔵電池か
らの電力の供給を受けて動作するものであることを特徴
とする。
【0071】本発明の第1の擬似生物機器によれば、本
体機器に着脱自在であって、内蔵電池からの電力の供給
を受けて動作を行なうものであるため、本体機器からデ
ータを一旦受信してさえおけば、その後本体機器から取
り外されていても、条件が成立したとき、例えば所定の
時刻に達したときにその擬似生物機器が動作し、その条
件が成立したこと(例えば所定の時刻に達したこと)が
ユーザに通知される。
【0072】また本発明の擬似生物機器のうちの第2の
擬似生物機器は、本体機器に着脱自在に接続され動作デ
ータに応じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体
機器に選択的にいずれか1つが接続される、異なる通信
方式を採用した通信を行なう複数種類の通信部を備えた
ことを特徴とする。
【0073】本発明の第2の擬似生物機器によれば、複
数種類の通信部、例えば、現在の一般的なインターフェ
ースであるRS232Cと、近い将来主流となるであろ
うUSBとの双方の通信部を備えることにより、広範な
本体機器に接続することが可能となる。
【0074】また、本発明の擬似生物機器のうちの第3
の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに応
じた動作を行なう擬似生物機器であって、駆動源と、位
置あるいは姿勢の変化が外観にあらわれる部分との間
に、その部分の位置あるいは姿勢を固定しても破壊を免
れる緩衝手段が介在してなることを特徴とする。
【0075】本発明の第3の擬似生物機器によれば、緩
衝手段を介在させたため、こわれにくい擬似生物機器が
構成される。特に上記第1の擬似生物機器と組み合わせ
て、本体機器から外して持ち運ぶことができるように構
成した場合に一層有効である。
【0076】さらに、本発明の擬似生物機器のうちの第
4の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに
応じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体部と、
本体部に支持され復帰自在に押下される頭部と、頭部が
押下されたことを検知するセンサとを備えたことを特徴
とする。
【0077】頭部は目立つため、ユーザが操作しようと
したときに手を出しやすい部分である。本発明の第4の
擬似生物機器は頭部が押下されたことを検知するセンサ
を備えたものであり、自然な操作が行なわれる。
【0078】また、本発明の擬似生物機器のうちの第5
の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに応
じた動作を行なう擬似生物機器であって、操作を検知す
るセンサを備えた台座部を有することを特徴とする。
【0079】台座部は、擬似生物の固定を目的として製
作されるため頑丈に作ることができ、また、ユーザが手
をかけやすい部分でもある。本発明の第5の擬似生物機
器は、その台座部にセンサを備えたため、長期にわたる
耐久性を確保し確実なセンシングを提供することができ
る。
【0080】また、本発明のうち擬似生物機器の第6の
擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに応じ
た動作を行なう擬似生物機器であって、本体機器との間
で通信を行なってこの擬似生物機器の動作を制御する制
御部を内蔵した台座部と、その台座部に着脱自在に装着
され、上記制御部からの指令に応じた動作を行なう本体
部とを備えたことを特徴とする。
【0081】本発明の第6の擬似生物機器は、本体部が
台座部に着脱自在であるため、その本体部として、例え
ば人の形を模した人形、ある動物の形を模した人形等、
複数種類のものを用意しておき、好みの人形を台座部に
装着して使用することができる。しかも、本発明の第6
の擬似生物機器は、制御部は台座部に備えられているた
め、交換可能な本体部を安価に構成することができる。
【0082】また、本発明の擬似生物機器うちの第7の
擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに応じ
た動作を行なう擬似生物機器であって、この擬似生物機
器を動作データに応じて駆動する駆動部と、上記駆動部
に供給するための電力が蓄積される蓄電部と、本体機器
から送られてきた電力で蓄電部を充電する充電部とを備
えたことを特徴とする。
【0083】この場合、擬似生物機器には電池を内蔵す
る必要がないため、ランニングコストの安い擬似生物機
器が構成される。また、本体機器の接続線に擬似生物機
器を直接駆動するだけのエネルギーを供給する能力がな
い場合においても、電力を蓄えておいてその擬似生物機
器を動作させることができる。
【0084】また、上記第7の擬似生物機器において、
上記充電部は、本体機器からのデータをこの擬似生物機
器に送信する通信線の電力で蓄電部を充電するものであ
ってもよい。
【0085】通信線からの僅かな電力であっても、それ
を蓄えておくことにより、擬似生物機器を動作させるこ
とができる。
【0086】また、上記第7の擬似生物機器において、
上記蓄電部に蓄電された電力を昇圧して駆動部に供給す
る昇圧部を備えることも好ましい。
【0087】昇圧部を備えることにより、本体機器から
供給される電力の電圧が低い場合や、まだ充電が不十分
であって電圧が低い場合であっても、その擬似生物機器
を動作させることができる。
【0088】さらに、上記第7の擬似生物機器におい
て、所定の動作データを記憶しておく記憶部と、本体機
器との接続が断たれたことを検知して記憶部に記憶され
た動作データを駆動部に送る切断検出部とを備えること
も好ましい形態である。
【0089】こうすることにより、本体機器から切断さ
れたことが視覚的に認識され、ユーザに安心感を与える
ことができる。また、本体機器から切断された後で動作
することにより、生物的な感じを与え、面白さを与える
ことができる。さらに、この動作においては、蓄積して
おいた残存エネルギーが使用され、その動作を行なわせ
るために擬似生物機器側で別の電源を用意しておく必要
はなく、擬似生物機器を廉価に構成できる。
【0090】また、本発明の擬似生物機器のうちの第8
の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに応
じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体機器との
間で通信を行なってこの擬似生物機器の動作を制御する
制御信号を生成する、その本体機器から送られてきた電
力で回路動作が行なわれる制御部と、内蔵電池から電力
が供給され、制御部から送られてきた制御信号に応じて
この擬似生物機器を駆動する駆動部とを備えたことを特
徴とする。
【0091】本発明の第8の擬似生物機器によれば、制
御部は本体機器から供給される電力により駆動されるた
め、この擬似生物機器が本体機器に接続されていないと
きには制御部は動作せず、したがって駆動部でも電力が
消費されないこととなり、この擬似生物機器に電池を内
蔵したまま販売しても電池消耗が防止される。また、こ
のことから波及して、電池が内蔵された状態でユーザの
手に渡ると、ユーザによる、この擬似生物機器を正常に
動作させるための設定が簡単となる。さらに、この第8
の擬似生物機器によれば、本体機器への接続、切離しが
メインスイッチの役割りを成し、したがってそれとは別
なメインスイッチは不要となり、製造コストを削減する
ことができる。
【0092】さらに、本発明の擬似生物機器のうちの第
9の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに
応じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体部と、
その本体部に水平に軸支された揺動軸と、その揺動軸に
支持された、復帰自在に押下される頭部と、その頭部が
押下されたことにより復帰自在に押下される押ボタンを
有しその押ボタンの押下を検知するセンサとを備え、揺
動軸がその押ボタンの直上に配置され頭部の押下に伴っ
て揺動軸が押ボタンを押下するものであることを特徴と
する。
【0093】また、本発明の擬似生物機器のうちの第1
0の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに
応じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体部と、
その本体部に水平に軸支された揺動軸と、その揺動軸上
にバネを介在させて支持された、復帰自在に押下される
頭部と、その頭部が押下されたことにより復帰自在にそ
の頭部で押下される押ボタンを有しその押ボタンの押下
を検知するセンサとを備えたことを特徴とする。
【0094】さらに、本発明の擬似生物機器のうちの第
11の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データ
に応じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体部
と、その本体部に水平に軸支された、バネ性を有する揺
動軸と、その揺動軸に固定された、復帰自在に押下され
る頭部と、頭部が押されたことにより復帰自在にその頭
部で押下される押ボタンを有しその押ボタンの押下を検
知するセンサとを備えたことを特徴とする。
【0095】本発明の第9〜第11の擬似生物機器によ
れば、揺動軸を中心に揺動させることができる機構を持
った頭部の押下を、簡易な構成で確実に検知することが
できる。
【0096】さらに、本発明の擬似生物機器のうちの第
12の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データ
に応じた動作を行なう擬似生物機器であって、本体部
と、その本体部にバネを介在させて支持された頭部と、
その本体部に軸支されて上下に延びるレバーを備えると
ともにそのレバーを回動させる駆動部を備えそのレバー
の上部で頭部に係止してその頭部を動作させる、左右一
対の頭部駆動機構とを具備し、これら左右一対の頭部駆
動機構双方を同時に稼動させるかあるいはこれら左右一
対の頭部駆動機構のうちの一方のみを稼動させるかに応
じて、頭部を前に傾け、あるいは頭部を横に向けるもの
であることを特徴とする。
【0097】本発明の第12の擬似生物機器によれば、
擬似生物機器が小型のものであっても頭部を動かすこと
ができる。また簡単な機構でこの頭部を左右と上下との
2自由度動かすことができるため、低コストでユーザに
対し豊かな表現を与えることができる。
【0098】また、本発明の擬似生物機器のうちの第1
3の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに
応じた動作を行なう擬似生物機器であって、この擬似生
物機器が、本体機器からパルス幅の広狭で二値をあらわ
す動作データが送信されることを予定したものであり、
動作データが格納されるフリップフロップと、本体機器
から送信されてきた動作データを、パルス幅の広狭にか
かわらず、フリップフロップに、そのフリップフロップ
にデータを取り込むタイミングを指示するクロックとし
て供給するとともに、本体機器から送信されてきた動作
データを、パルス幅の広狭に応じて異なる論理の信号と
してフリップフロップに取り込まれるように加工して、
フリップフロップにデータとして供給するデコード回路
とを備えたことを特徴とする。
【0099】本発明の第13の擬似生物機器によれば、
本体機器から送信されてきたデータが、データ自身とク
ロックとの双方に使われるため、通常必要となる大規模
なクロック生成回路がほぼそっくり不要となり、安価な
擬似生物機器を提供することができる。
【0100】また、本発明の擬似生物機器のうちの第1
4の擬似生物機器は、本体機器に接続され動作データに
応じた動作を行なう擬似生物機器であって、この擬似生
物機器に対する操作を検知するセンサを備え、そのセン
サが、本体機器から出力された互いに異なる電圧を伝え
る2本のステータス出力線どうしの間に抵抗と直列に配
置されるとともに、抵抗との接続点に本体機器に電圧信
号を伝えるステータス入力線が接続されてなるオンオフ
スイッチからなることを特徴とする。
【0101】本発明の第14の擬似生物機器によれば、
擬似生物機器にその擬似生物機器に対する操作を検知す
るセンサを備えるにあたり、その擬似生物機器には抵抗
とオンオフスイッチ1つずつのみで済み、低コスト化が
図られる。また、この第14の擬似生物機器によれば、
後述するように、本体機器に接続されているか否かを本
体機器側で容易に検出することが可能となる。
【0102】さらに、本発明の擬似生物機器のうちの第
15の擬似生物機器は、本体機器に着脱自在に接続され
動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器であっ
て、本体部と、その本体部に支持されるとともにその本
体部との間に間隙を有しその本体部に対し可動な、内側
から照射される色光により表面の色を変える頭部と、内
側から頭部前側を色光で照射する発光体と、その発光体
から発せられた色光が上記間隙を通って本体部表面を照
射するのを防止する遮光体とを備えたことを特徴とす
る。
【0103】本発明の第15の擬似生物機器によれば、
発光体から発光された色光により照射されることを期待
する頭部前面にのみ照射され、本体部には照射されない
ため、頭部前面と本体部とで色がシャープに変化し、ユ
ーザにその頭部の顔色が変化したことを強調して伝える
ことができる。
【0104】さらに本発明の擬似生物機器のうちの第1
6の擬似生物機器は、本体機器に着脱自在に接続され動
作データに応じた動作を行なう擬似生物機器であって、
本体部と、その本体部に支持されるとともにその本体部
との間に間隙を有し本体部に対し可動な、内側から照射
される色光により表面の色を変える頭部と、内側から頭
部前側を色光で照射する発光体と、その発光体に、複数
のデューティ比の中から自在に選択されたいずれかのデ
ューティ比の電力パルス列を供給する発光駆動部とを備
えたことを特徴とする。
【0105】本発明の第16の擬似生物機器によれば、
顔色を表現豊かにかつ簡単に変化させることができる。
【0106】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0107】図1は、本発明の情報処理装置の一実施形
態の構成図である。
【0108】この図1に示す情報処理装置は、情報処理
機器100と人形200とから構成されている。この情
報処理装置の外観は、その一例が、例えば、図4、図
5、図6あるいはそれ以降の複数の図に示されている。
【0109】情報処理機器100は、各種のソフトウェ
アが実行される中央演算処理装置(CPU)101、各
種のソフトウェアを記憶しておくROM102、CPU
101におけるソフトウェア実行の際の作業領域として
使用されるRAM103、CPU101に対し各種のユ
ーザイベントを発行するキーボード、ジョイスティッ
ク、マウス等の操作子104、CPU101で実行され
ているソフトウェアによる各種画面を表示するディスプ
レイあるいはテレビ等の表示装置105、CPU101
で実行されているソフトウェアによる音声を出力するス
ピーカ106、人形200との間の通信を担うインター
フェース107、およびネットワークを経由して外部の
装置との通信を行なうインターフェース108から構成
されている。
【0110】一方、人形200は、情報処理機器100
との通信を担うインターフェース201、インターフェ
ース201で受信した信号を解析する信号解析回路20
2、信号解析回路202における信号解析結果に従って
駆動手段206を駆動する駆動回路203,204、信
号解析回路202における信号解析結果に従ってLED
207を点灯、消灯させる駆動回路205、駆動回路2
03,204によって駆動される、ここでは一例とし
て、永久磁石206a,206bとコイル206c,2
06dとからなる駆動手段206、駆動手段206によ
って駆動されるLED207、およびスイッチ等のセン
サ208から構成されている。
【0111】この駆動手段206は、ここでは1つのみ
図示されているが、本実施形態では頭部を動かす駆動手
段と、腕を動かす駆動手段との2系統備えられており、
LED207は、顔の色を赤あるいは青に変化させるた
めのものがあり、赤色の色光を発光するLEDと緑色の
色光を発光するLEDとの2つのLEDから構成されて
いる。
【0112】またセンサ208は、後述する実施形態に
応じて、ユーザが手でこの人形200の頭を押したこと
を検知するセンサ、あるいはこの人形200の前に人が
いるかいないかを検知するセンサが備えられる。以下で
は、特に断らない限り、人形200の頭を押したことが
検知されるセンサが備えられているものとして説明す
る。
【0113】また、情報処理機器100と人形200と
の間で通信を行なうインターフェース107,201
は、以下の説明では主としてRS232Cのインターフ
ェースケーブルで相互に接続されて通信を行なうものと
して説明するが、これらのインターフェース107,2
01は、RC232C、あるいは有線での通信に限られ
るものではなく、USB等のインターフェース、パラレ
ル通信方式のインターフェース、赤外線あるいは無線で
通信を行なうインターフェース等であってもよく、本発
明ではその通信方式を問うものではない。
【0114】また、インターフェース108は、電話回
線網等のネットワークを経由して外部の装置との間で電
子メールを送受信したり、インターネットのホームペー
ジをアクセスしたりする役割りを担っている。ここで
は、この図1に示す情報処理装置と同一構成の情報処理
装置が、ネットワークを介在させて、この図1に示す情
報処理装置に接続されているものとし、特に断らない限
り、単に「外部装置」と称したときは、そのネットワー
クを介在させて外部に接続された、この図1に示す情報
処理装置と同一構成の情報処理装置を指すものとする。
【0115】図2は、外部装置でのメッセージ作成時の
処理の流れを示したフローチャート、図3は、図1に示
す情報処理装置でのメッセージ受信時の処理の流れを示
したフローチャートである。尚、ここでは、外部装置で
メッセージが作成されて送信され、図1に示す情報処理
装置でその作成されたメッセージを受信するものとして
説明するが、図1に示す情報処理装置でメッセージを作
成して送信し、外部装置で受信してもよい。また、以下
に説明する各実施形態における‘メッセージ'は、必ず
しもネットワークを経由して通信されたものである必要
はなく、その実施形態がネットワークを介在させた通信
を必須要件とする実施形態でない限り、外部装置に向け
て送信するか否かとは無関係に、図1に示す情報処理装
置自体で作成したメッセージをも含むものである。
【0116】ここでは、メッセージに、人形200を動
作させるための動作データを含ませることができる。
【0117】外部装置では、図2に示すように、メッセ
ージ(文章)が新規に作成され(ステップ2_1)、そ
の作成されたメッセージでの編集が行なわれ(ステップ
2_2)、受信側の人形200を動作させるための動作
の種類が選択され(ステップ2_3)、その動作を行な
わせるための動作データを含むメッセージが送信される
(ステップ2_4)。
【0118】図1に示す情報処理装置(受信側)では、
ネットワークを経由してそのメッセージが送信されてく
ると、その送信されてきたメッセージが図1に示すイン
ターフェース108で受信され(ステップ3_1)、C
PU101で動作するメッセージ解析プログラムにより
そのメッセージが解析されてそのメッセージ中から動作
データが抽出され(ステップ3_2)、その抽出された
動作データは、人形の動作を制御する人形動作制御プロ
グラム10に渡されるとともに、その受信したメッセー
ジ中から動作データを除いた表示データが図1に示す表
示装置105に送られて、その表示画面上にメッセージ
が表示される(ステップ3_3)。
【0119】人形動作制御プログラム10は、動作パー
タン解析部11、入出力ポート管理部12、およびセン
サ監視部13から構成されており、この人形動作制御プ
ログラム10に動作データが伝えられると、その動作デ
ータは、動作パターン解析部11で解析されて人形20
0に伝えるためのデータ形式に変換され、そのデータ形
式変換後の動作データが、入出力ポート管理部12によ
り制御されるインターフェース107(図1参照)から
送信される。その動作データの送信を受けた人形200
側では、図1に示すインターフェース201でその送信
された動作データが受信され、信号解析回路202でそ
の送信されてきた動作データが解析され、各駆動回路2
03,204,205では、その解析結果に従って、駆
動手段206を駆動して人形200の首や腕を動かした
り、LED207を駆動して人形200の顔の色を赤あ
るいは青ざめた色に変化させる。また、人形の頭が押さ
れると、頭が押されたことが図1に示すセンサ208で
検知され、その情報は人形側のインターフェース208
から情報処理機器側のインターフェース107に伝えら
れて、人形動作制御プログラム10の入出力ポート管理
部12を経由してセンサ監視部13に送られ、そのセン
サ監視部13で人形の頭が押されたことが認識される。
ただし、この図3に示す例では、この人形の頭が押され
たことに対する情報処理機器側のアクションは示されて
いない。尚、人形200に、人が前にいるかいないかを
検知するセンサを備えた場合も、上記と同様にして、セ
ンサ監視部13によりその検知結果が認識される。
【0120】図4は、図2、図3に示すフローチャート
に沿った第1の処理例を示すイラスト図である。
【0121】外部装置(送信側)では、その送信側画面
上にメッセージ作成ウィンドウが開かれて、メッセージ
(文章)が作成される。そのメッセージ作成ウィンドウ
中の「動作添付」のアイコンがクリックされると今度は
動作選択ウィンドウが開かれる。そこでその動作選択ウ
ィンドウから、受信側の人形の動作の態様が選択され
る。ここに示す例では、その人形の動作の態様として
「びっくり」が選択されている。その動作の態様を選択
して「決定」アイコンをクリックすると、送信側で実行
中のソフトウェア内部では「びっくり」に対応する動作
データが作成され、その動作データがメッセージ内に挿
入される。その後、メッセージ作成ウィンドウ中の「送
信」ボタンをクリックすると、あらかじめ指定しておい
た受信先に向けて、動作データを含むメッセージが送信
される。
【0122】受信側(情報処理機器100)では、その
メッセージが受信され、メッセージ受信ウィンドウが開
かれると、そのメッセージ受信ウィンドウにメッセージ
文章が表示されるとともに、人形200が、送信側でそ
のメッセージに挿入しておいた「びっくり」に相当する
動作を行なう。前述したように、ここでは、人形200
は、基本的に、頭(首)を動かす、腕(手)を動かす、
赤ら顔になる、顔が青ざめるの4つの基本動作あるいは
それらの組合せが行なわれる(ここでは、顔色の変化も
「動作」に含めている)。
【0123】ここでは、送信側における動作選択ウィン
ドウ中の単語、例えば「びっくり」等は、動作データを
指示するためのものとして用いられており、メッセージ
作成ウィンドウで作成した文書メッセージに、その動作
データが挿入されて送信され、受信側では、受信したメ
ッセージから動作データが抽出され、抽出された動作デ
ータは人形200の動作用として用いられ、メッセージ
受信ウィンドウには、その動作データは反映されず、送
信側のメッセージ作成ウィンドウで作成されたメッセー
ジのみ表示される。すなわち、ここでは、動作データに
は、表示データとは区別された制御文が用いられてい
る。
【0124】図5は、図2、図3に示すフローチャート
に沿った第2の処理例を示すイラスト図である。
【0125】図4に示す第1の処理例の場合、送信側に
おいてメッセージ作成ウィンドウのほかに動作選択ウィ
ンドウが用意され、受信側で表示には反映されない動作
データが挿入されたメッセージが作成されたが、この図
5に示す例では、メッセージ作成ウィンドウ中にある特
定の文字列、ここでは‘あいうえお'が挿入されて送信
される。この‘あいうえお'は文章データの一部であ
り、文章データとしての制御文がそのまま用いられる。
【0126】受信側では受け取ったメッセージから特定
の文字列‘あいうえお'が抽出され、‘あ'、‘い'、
‘う'、‘え'、‘お'がそれぞれ1つずつの動作データ
に変換され人形200に送られて、人形200がその動
作データに従って動作する。
【0127】このように動作パターンを単語や文字に対
応させ、文字列、あるいは単語列で一連の動作を作成す
るように構成すると、図4に示す例のように別のウィン
ドウ(動作選択ウィンドウ)を開くことなく、メッセー
ジ中に動作データを埋め込むことができ、ユーザにわか
りやすく、動作の作成も容易とする。
【0128】図6は、図2、図3に示すフローチャート
に沿った第3の処理例を示すイラスト図である。
【0129】図6に示す処理例の場合、図5の処理例と
同様、送信側ではメッセージ作成ウィンドウに入力した
文章の一部がそのまま動作データとしても作用する。受
信側の情報処理機器100には、特定の単語と動作デー
タとの対応表が作成されており、メッセージを受信する
と、その受信メッセージ中から、あらかじめ登録してお
いた特定の単語(ここでは「びっくり」と「残念」)が
抽出され、その抽出された単語が動作データに変換さ
れ、その変換により得られた動作データに従って人形2
00が動作する。こうすることにより、メッセージ作成
側では人形の動きを特に意識することなくメッセージを
作成することができる。この場合、メッセージ送受信に
限らず、例えばインターネットのホームページをアクセ
スしたときでも同様に適用することが可能である。すな
わち、ネットワーク上の文章をダウンロードして特定の
単語を抽出し、その抽出した単語を動作データに置き換
えて人形200を動作させることができる。
【0130】尚、図4、図5、図6に示す各例は、図1
に示す情報処理機器100がメッセージ作成側となった
場合にも適用することができる。すなわち、図4に示す
例の場合、動作選択ウィンドウを開いて動作を選択した
ことを受けて自分の人形が動作するように構成すること
により、メッセージの送信に先立ってその動作を確認す
ることができる。また、図5に示す例でも同じであり、
特定の文字列を文章中に入力した時点で自分の人形がそ
の入力した特定の文字列に対応した動作を行なうように
構成してもよい。さらに図6に示す例において、メッセ
ージの送信とは無関係に、例えばワープロ文章入力中
に、特定の単語が入力されたことを受けて人形が動作す
るように構成することにより、ワープロ入力作業に遊び
心が加えられ、そのワープロ入力作業の励みともなる。
【0131】図7は、メッセージを受信した後の処理例
を示すイラスト図である。
【0132】メッセージ受信側でメッセージ受信ウィン
ドウを開くとそこにメッセージ文章が表示され、これと
ともに人形が動作する。そこでその人形の頭を叩くと、
その頭が叩かれたことを受けて、ここに示す例では「向
うで頭叩かれた」という応答メッセージが作成され、そ
の応答メッセージを、自分が受信したメッセージの発信
元に向けて自動返信する。
【0133】応答メッセージを受信した、もともとのメ
ッセージの発信元では、メッセージ受信ウィンドウ上に
その応答メッセージが表示され、自分が発信したメッセ
ージを相手が確認したことを知ることができる。
【0134】ここでは、応答メッセージは、もともとの
メッセージの発信元のメッセージ受信ウィンドウ上に表
示される旨説明したが、この応答メッセージとして人形
の動作データを送受信し、もともとのメッセージの発信
元の人形を動作させてもよく、あるいはメッセージ受信
ウィンドウへの表示と人形の動作との双方を行なっても
よい。
【0135】また、もともとのメッセージの受信側にお
いて、上記の説明では人形の頭を叩く旨説明したが、例
えば人形の頭と胸との双方にそれぞれセンサを配置し、
頭と胸のどちらを叩いたかに応じて、あるいはいずれを
先にいずれを後から叩いたかに応じて異なる応答メッセ
ージを作成して、もともとのメッセージの発信元に送信
してもよい。あるいはセンサは頭のみであっても、頭を
一回叩いたか、あるいは二回叩いたか、あるいはある特
定のリズムで叩いたかに応じて異なる応答メッセージを
作成してもよい。さらには、人形に、その人形の前に人
がいるかいないかを検知するセンサを備えておき、もと
もとのメッセージの受信側(応答メッセージの送信側)
において、人形の前に人がいるかいないかに応じて異な
る応答メッセージを作成してもともとのメッセージの発
信元に送信してもよい。この場合、その応答メッセージ
を受信した、もともとのメッセージの発信元では、例え
ば、自分が送信したメッセージの受信側が今留守であっ
て送信したメッセージが直ぐにはその相手に確認されな
い旨、知ることができる。
【0136】図8は、本発明をオンラインコミュニケー
ションシステム(チャットシステム)に適用した場合の
処理を示す図である。このチャットシステムは、間にチ
ャットサーバを介在させて複数のチャットクライアント
が相互にメッセージを送受信することにより、仲間どお
しで‘おしゃべり'をするシステムである。ここでは複
数のチャットクライアントそれぞれが、図1に示す構成
の情報処理機器100および人形200を備えているも
のとする。このシステムにおいてもメッセージには、前
述したいずれかの態様による動作データがふくまれてい
るものとする。
【0137】あるチャットクライアントがメッセージを
送信すると、その送信されたメッセージは、チャットサ
ーバを経由して、その会話(チャット)に参加している
他のチャットクライアント(複数の場合もある)により
受信される。そのメッセージを受信したクライアントで
は、受信したメッセージから人形を動作させるための動
作データが抽出されて人形動作制御プログラム10に渡
され、これによりその人形は、その動作データに応じて
動作する。 図9は、チャットシステムにおける応答メ
ッセージの返信の場合の処理を示す図である。
【0138】メッセージ受信側で人形が操作される(例
えば人形の頭が叩かれる)と、人形動作制御プログラム
10のセンサ監視部13でその操作(例えば頭が叩かれ
たと)が検知されて、応答メッセージが自動作成され、
その応答メッセージが、チャートサーバを経由して、も
ともとのメッセージの発信元のチャットクライアントに
送信され、その、もともとのメッセージの発信元のチャ
ットクライアントでは、その応答メッセージが動作デー
タに変換されて、人形の動きにより、自分が発信したメ
ッセージが受信されたことがそのチャットクライアント
のユーザに通知される。あるいは応答メッセージは、文
章で表示されて通知される。チャットシステムの場合、
もともとのメッセージの受信側は1人には限られず、複
数人数存在する場合もある。そこで、特にチャットシス
テムの場合、応答メッセージの発信元(もともとのメッ
セージの受信先)を特定することのできる応答メッセー
ジを返信することが好ましい。この場合、応答メッセー
ジの受信側では、人形が応答メッセージの発信元に応じ
て異なる動作を行ない、あるいは表示画面上にその応答
メッセージの発信元がわかるような表示がなされる。
【0139】また、前述と同様に、人形に、その人形の
前に人がいるかいないかを検知するセンサを備えてお
き、ユーザがチャットクライアントの前にいるかいない
かを、他のチャット参加者に、その参加者の人形の動き
により、あるいは表示により、知らせるようにしてもよ
い。
【0140】図10は、本発明をチャットシステムに適
用したときの他の処理例を示す図である。
【0141】ここでは、自分の名前やニックネームが登
場し、あるいは自分が関心のある話題を示すキーワード
等を登録しておく。
【0142】受信したメッセージ中に自分の名前やニッ
クネーム、あるいは会話が自分に関心のある話題に移り
その会話に自分が登録しておいたキーワードが登場する
と、自分の人形が動作する。これにより、画面から目を
離していても自分が加わるべき会話が始まったことを知
ることができる。
【0143】図11は、本発明を、インターネットのホ
ームページにアクセスした場合に適用したときの処理を
示す図、図12は、その処理を示すイラスト図である。
【0144】ここでは、図12に示すようにホームペー
ジのソース内に、文章とともに一連の動作データからな
る人形の動作プログラムが作り込まれているものとす
る。
【0145】ここで、図11に示すブラウザによりホー
ムページがダウンロードされると(ステップ11_
1)、そのダウンロードされたデータが人形の動作デー
タであるか否か判定され(ステップ11_2)、人形動
作用のデータのときはプラグインプログラムが起動され
る(ステップ11_3)。人形動作用データでないとき
は、その他の通常の処理に従い、そのホームページが画
面表示される(ステップ11_4)。
【0146】プラグインプログラムは、人形の動作デー
タを受け取り(ステップ11_5)、その人形動作デー
タを、人形動作制御プログラム10に送信する。人形動
作制御プログラム10は、前述した処理に従い、人形に
動作データを送信し、人形を動作させる。
【0147】このように、本発明は、インターネットの
ホームページアクセスにも適用することができる。
【0148】以上の各処理は、メッセージに人形の動作
データが含まれている場合に関する処理であるが、以下
に説明する各処理には、メッセージに動作データが含ま
れている必要のない処理も含まれる。
【0149】図13は、メッセージ受信時の処理を示す
図である。
【0150】図1に示す情報処理機器100では定期的
に(例えば10分ごとに)メッセージが届いているか否
かメッセージ受信チェックが行なわれる(ステップ13
_1)。このメッセージには、人形動作データが埋め込
まれている必要はない。メッセージの受信があったこと
が認識されると、人形動作データが人形動作制御プログ
ラム10に送信され、それに従って人形が動作する。こ
れによりユーザには表示画面から目を離していてもメッ
セージが届いたことが通知される。
【0151】図14は、メッセージ受信時のもう1つの
処理例を示す図である。
【0152】ここでは、メッセージ(メール)の受信先
と人形の動作データとの対応表があらかじめ用意されて
いる。また、ここに示す例では、メッセージ(メール)
はサーバにより受信され、受信先の情報処理機器からの
送信要求を受けてその受信先の情報処理機器に送信され
る。
【0153】ここでは、設定された時間ごと、例えば1
0分ごとにサーバにメールが届いていないかどうかアク
セスされ(ステップ14_1)、受信メールが届いてい
たらその受信メールの発信元の情報がサーバからダウン
ロードされ(ステップ14_2)、そのダウンロードさ
れた発信元の情報から、その発信元が発信元と人形の動
作データとの対応表に登録されているか否かが判定され
(ステップ14_3)、そのメールの発信元がその対応
表に登録されていたときは、その発信元に対応する動作
データが人形動作制御プログラム10(図13参照)に
送られ、人形がその動作データに応じた動作を行なう
(ステップ14_4)。複数のメールが届いていたとき
は、この処理がその受信メールの数だけ繰り返される。
【0154】これにより、そのメール受信側のユーザ
は、メッセージを読む前にそのメッセージが誰れから来
たのかをチェックすることができる。
【0155】図15は、メッセージ受信時のさらにもう
1つの処理例を示す図である。
【0156】ここでは、メッセージ(メール)の発信元
およびメッセージ中の特定のキーワードが、それぞれに
優先度が付されてあらかじめ登録されている。この図1
5に示す例も、図14に示す例と同様、メッセージは一
旦サーバに受信され、要求を待って受信先の情報処理装
置に送信される仕組みになっている例である。
【0157】ここでは、図14の場合に同様に、例えば
10分ごとにサーバにメッセージが届いていないかどう
かアクセスされ(ステップ15_1)、サーバに自分あ
てのメッセージが届いているとその受信メッセージの情
報がサーバからダウンロードされる(ステップ15_
2)。次いで、その受信メッセージの発信元が対応表に
登録されていないかどうか検索され、また、その受信メ
ッセージ中に、対応表に登録されているキーワードが存
在しないかどうか検索され(ステップ15_3)、その
受信メーセージの発信元が対応表に登録されていたと
き、あるいはその対応表中に登録されたキーワードが受
信メッセージ中に存在していたときは、その発信元ある
いはそのキーワードに対応する優先度が判定され、その
優先度に対応する動作データが、人形動作制御プログラ
ム10(図13参照)に送信され、人形がその動作デー
タに従って動作する。
【0158】この場合、そのメッセージの受信側のユー
ザはメッセージを読む前にそのメッセージの優先度がわ
かり、優先度の高いメッセージ、例えば緊急のメッセー
ジのみチェックすることができる。
【0159】尚、ここでは、人形は優先度に対応する動
作を行なうとして説明したが、優先度が低い場合は人形
を動作させないという態様を含んでいてもよい。
【0160】図16は、人形に、その人形の前の人の存
在を検知するセンサを備えた場合の処理を示すフローチ
ャートである。
【0161】例えば図3等に示す人形動作制御プログラ
ム10では、動作データを受信すると(ステップ16_
1)動作パターン解析部11においてその動作データが
解析されるが(ステップ16_2)、その際、センサ監
視部13で認識されたセンサ情報、すなわち、その人形
の前に人がいるかいないかが考慮され、前に人がいるか
いないかに応じて異なる動作データを、入出力ポート管
理部12を経由して人形に送信する(ステップ16_
3)。すると人形は、前に人がいる場合といない場合と
で異なる動作を行なう(ステップ16_4,16_
5)。例えば人がいないときにメールが届いた旨動作し
てもユーザには伝わらないため、その動作が省略され
る。こうすることにより、人形を無駄に動かす必要がな
くなり、エネルギーロスが防止され、また、人形の故障
を減らし長持ちさせることができる。
【0162】図17は、マルチメディアソフトウェアと
人形との連携動作の説明図である。
【0163】ここで、マルチメディアソフトウェアと
は、経過時間とユーザからのイベントにより音や静止画
や動画を再生、表示するソフトウェアをいい、以下のよ
うな特性を有する。
【0164】すなわち、マルチメディアソフトウェアで
は、時間経過が内部的に計測され、それに従って表現を
時間的に変化させている。時間経過の計測には通常タイ
マが用いられ、例えば1msecごとにタイマ割込みを
発生させている。
【0165】また、マルチメディアソフトウェアによっ
ては、タイマ割込みごとに電圧を出力ポートから出力す
ることにより波形出力とし、音声信号を再生する等の処
理を行なうものもある。
【0166】音声再現や動画を表示するソフトウェア、
アニメーションソフトウェア等は、時間ごとにあらかじ
め決められた表現を再生するマルチメディアソフトウェ
アの例である。
【0167】一方、ワープロソフトウェアや表計算ソフ
トウェア等は、ユーザの入力ごとにそれに対応した動作
を行ない、その動作が完了すると動作を終了して待ち状
態となる。対応した動作は時間管理されておらず動作は
速ければ速いほど良いとされる。これらはマルチメディ
アソフトウェアの概念から外れたソフトウェアの例であ
る。
【0168】ここでは、上記の定義におけるマルチメデ
ィアソフトウェアであって、人形の動作データが埋め込
まれたマルチメディアソフトウェアが対象となる。
【0169】図1に示す情報処理機器100のCPU1
01でそのようなマルチメディアソフトウェア20が実
行されると、管理された時間経過に従ってその実行中の
マルチメディアソフトウェア20から人形動作制御プロ
グラム10に動作データが送信され、人形動作制御プロ
グラム10は、送られてきた動作データに従って、人形
を動作させる。これにより、人形はそのマルチメディア
ソフトウェアの進行状況に連携した動作を行なうことに
なる。また人形が操作されると(例えば人形の頭が叩か
れると)、その操作が認識され、マルチメディアソフト
ウェア20にその旨のイベントが発行される。
【0170】このイベントの取扱いはマルチメディアソ
フトウェアによって異なるが、例えばユーザイベントの
発行の有無により物語のストーリーが変更されるなどの
処理が行なわれる。
【0171】図18は、人形とその人形が接続された情
報処理機器を示す外観図である。
【0172】ここでは、情報処理機器200の内部では
上述したマルチメディアソフトウェア、あるいはゲーム
ソフトウェア等が進行しており、その途中で人形を操作
する。すると、その操作で画面上の紙芝居がめくれた
り、タイミングをとるゲームが進行したりする。このよ
うに、人形の操作により、現在進行中のソフトウェアに
イベントを発行し、進行中のソフトウェアをそのイベン
トで操作するようにしてもよい。通常、そのようなユー
ザイベントはキーボードやマウスの操作により発行され
るが、既存のソフトウェアは通常は人形の操作イベント
は受け付けないので、例えば子供には、キーボードやマ
ウスには触れることを禁止し、人形にだけ触れることを
許容することにより、その子供向けのソフトウェアのみ
進行させ、他のソフトウェアが予期せずに動作すること
が防止され、安心して子供に触れさせることができる。
また、キーボードやマウスを子供から隠したりそれらに
触れるのを禁止したりすることができない場合は、子供
向けのソフトウェアのウィンドウを正面の一番上にその
画面全面に表示し、この表示されたソフトウェアではキ
ーボードやマウスのイベントを受け付けないようにし、
キーボードからのパスワード入力で、そのソフトウェア
が終了するようにしておいてもよい。
【0173】図18に示す人形200には、複数のセン
サが内蔵されており、人形のどこを操作するかに応じて
異なるイベントを発行することができる。この場合、様
々なイベントを発行させ、複雑に分岐した処理を実行さ
せることができる。
【0174】図19は、情報処理機器でゲームプログラ
ムが実行されているときの人形の動作と人形の操作との
連携の一例を示すフローチャートである。
【0175】ここでは、あらかじめ用意されている人形
の動作データが読み込まれてその動作データに従って人
形を動作させるとともに(ステップ19_1)、人形が
操作されたか否かが判定される(ステップ19_2)。
そして、人形が特定の動作(ここでは動作=B)を行な
っているときにその人形が操作された場合に、そのゲー
ムが成功(ユーザの勝ち)、その人形がその動作(動作
=B)以外の動作を行なっているときにその人形が操作
された場合に、そのゲームが失敗(ユーザの敗け)であ
るとする。
【0176】このように人形の動作と人形の操作との連
携によってプログラムの進行や処理の分岐を行なっても
よい。
【0177】図20は、スクリーンセーバプログラムと
人形動作との連携処理の説明図、図21は、そのときの
情報処理機器および人形の外観図である。
【0178】情報処理機器100が暫くの間操作されな
い状態が続くと、スクリーンセーバプログラム21が起
動される。このスクリーンセーバプログラム21では、
画面上に、例えばアニメーションが表示される(図示省
略)。また、このスクリーンセーバプログラム21は、
そのアニメーションの動作の進行に応じて人形の動作デ
ータを人形動作制御プログラム10に送信し、人形に、
表示画面上のアニメーションの動きに対応した動きを行
なわせる。こうすることにより、スクリーンセーバプロ
グラム21の実行を遊び心のある一層面白いものとする
ことができる。このスクリーンセーバプログラム21
は、キーボードやマウスからの操作イベントによっても
終了するが、人形の、頭を叩くこと等の操作によっても
終了する。
【0179】図22は、図20に示すスクリーンセーバ
プログラム21の終了のさせ方の他の例を示すフローチ
ャートである。
【0180】ここでは、人形に対しある動作命令が出さ
れ(ステップ21_1)、その今回命令された動作が特
定の動作(ここでは動作A(例えば人形が両手を上げる
という動作)を特定の動作とする)であるか否かが判定
され(ステップ21_2)、特定の動作(動作A)の場
合のみそのスクリーンセーバプログラム21の終了を許
可する許可フラグがオンとなり(ステップ21_2)、
その特定の動作以外の動作のときは許可フラグがオフと
なる(ステップ21_3)。
【0181】キーボードやマウスから、操作イベントが
発行され、あるいは人形から操作イベントが発行された
ときに、許可フラグがオンであったときはスクリーンセ
ーバプログラムが終了し(ステップ21_4)、許可フ
ラグがオフであったときはスクリーンセーバプログラム
の実行がそのまま継続される(ステップ21_5)。
【0182】こうすることにより、そのスクリーンセー
バプログラムがむやみに終了させられ予期せずして他の
プログラムが実行されてしまうことが防止される。
【0183】尚、ここではスクリーンセーバプログラム
の終了を例に挙げて説明したが、同様のことは、スクリ
ーンセーバプログラムの終了に限らず、パスワードを入
力するような場面において広く使用することができる。
【0184】図23は、パスワード入力の他の方法を示
したフローチャートである。
【0185】図22では人形が特定の動作を行なってい
るときに操作することによりパスワード入力と同一視し
たが、ここでは、人形が特定のリズムで操作されること
をもってパスワード入力と同一視される。
【0186】ここで、人形12のセンサは、例えば頭を
叩いたときにそれを検知するセンサ1つのみであって、
頭を叩くリズムが特定のリズムに合っているときにパス
ワード入力があったものとしてもよく、人形に複数のセ
ンサを備え、それら複数のセンサに対応する複数の操作
の操作順序が特定の順序に合っていることをもってパス
ワード入力があったものとしてもよい。この図23は、
それらを組み合わせ、人形に2つのセンサA,Bを備え
た2種類の操作A,Bを行なうこととし、しかもそれら
2種類の操作の操作順序および操作リズムが特定の組合
せにあるときにパスワード入力があったものと認識する
プログラムである。
【0187】ここでは先ず、2つのセンサA,Bそれぞ
れが反応したことをあらわす‘A',‘B'および単位時
間内にいずれのセンサA,Bも反応しなかったことをあ
らわす‘0'をパターン化し、パスワードデータとして
登録しておく。人形が実際に操作されると、それがデー
タ化されて入力順列データが生成され、その入力順列デ
ータと、あらかじめ登録しておいたパスワードデータと
が比較されてそれらの一致不一致が判定され、それらが
一致するとパスワードが入力されたものと認識され、例
えばスクリーンセーバプログラムが終了し、あるいは、
あるプログラムのロックが解除されてそのプログラムの
実行が可能になるなどの処理が行なわれる。入力順列デ
ータが、登録されたパスワードデータと一致しなかった
ときは、パスワード入力とはみなされず、これまでと同
じ状態が継続され、あるいはエラーメッセージが表示さ
れる。
【0188】図24は、本発明のもう1つの例を示すフ
ローチャートである。
【0189】ここでは、定期的に(例えば10分おき
に)、メール受信の有無がチェックされ、受信があった
ときは人形が動作してメールの受信があったことを知ら
せる(ステップ24_1)。このステップ24_1の処
理は図13を参照して説明したとおりである。
【0190】ここで、人形がメールの受信があったこと
に応じて動作している間に人形が操作される(例えば人
形の頭が叩かれる)と(ステップ24_2)、その人形
を動作させた原因に対応づけられたプログラム、ここで
はメーラ(メール作成、表示、送信用のプログラム)を
起動するためのイベントが発行され、そのプログラム
(メーラ)が起動される(ステップ24_3)。
【0191】このように、人形の動作中にその人形を操
作することにより、その人形を動作させている原因に対
応づけられたプログラムを起動するようにすると、ユー
ザの操作負担が軽減される。
【0192】図25は、人形を動作させるプログラムが
複数存在する場合において、それらに優先度が付されて
いる場合の動作説明図である。
【0193】ここでは、人形を動作させるプログラムと
して、メール受信チェックソフト、時刻通知ソフト、ゲ
ームソフト、Webブラウザプログインプログラム、ス
クリーンセーバ等がインストールされており、ここで
は、相前後してメール受信チェックソフトと時刻通知ソ
フトが起動され、それらから人形動作制御プログラムに
人形を動作させるための動作データがそれぞれ送信され
たものとする。ここでは、各プログラムには、人形動作
の優先順位を示すデータが保持されており、人形の動作
データが人形動作制御プログラムに送信されるときに
は、その優先順位のデータと、その動作データを送信し
た自分自身を特定するデータも一緒に送信される。
【0194】人形動作制御プログラムでは、送信されて
きたデータが解析され、動作データを送信してきた複数
のプログラムがあったときはそれら複数のプログラムの
うちの優先順位の最も高いプログラムが送信してきた動
作データのみ有効とし、その動作データに基づいて人形
の動作が制御される。その人形が動作している途中でそ
の人形の操作(頭の押下)が行なわれると、その動作の
原因となった(現在動作中の動作を行なわせている動作
データを送信してきた)プログラムにイベントが発行さ
れる。そのイベントにより起動されるべきプログラム
は、その動作データを送信してきたプログラムが知って
おり、ここに示す例では、そのイベントを受けたメール
受信チェックソフトによりメーラが起動される。
【0195】このように、複数のプログラムから人形の
動作データが送信される可能性がある場合であっても、
優先順位を付しておくことにより、人形の動作中の操作
で、その人形の動作の原因に対応づけられたプログラム
を起動することができる。
【0196】図26は、一連の動作データからなる人形
の動作プログラムを作成する手法の説明図である。
【0197】ここでは、図1に示す表示装置105の表
示画面上にスコアウィンドウと選択肢とが表示される。
この選択肢は、各イラストが人形の1つの動作をあらわ
している。そこで、操作子104(図1参照)のうちの
マウスを操作して選択肢の中から所望のイラスト(動
作)を選択し、ドラッグアンドドロップ操作によりその
イラストをスコアウィンドウに配列する。このときスコ
アウィンドウには、同じイラストが複数の位置に配列さ
れることも許容されている。
【0198】このようにして複数のイラストがスコアウ
ィンドウに並べられると、その配列順序のままの一連の
動作データからなる動作プログラムが作成される。
【0199】この図26に示す手法を取り入れると、ユ
ーザによる人形の動作プログラムの作成が容易となる。
【0200】図27は、キーボードやマウス等のイベン
トにより人形を動作させる処理の一例を示す図である。
【0201】ここでは、操作子104(図1参照)を構
成するキーボードやマウス等の操作によるイベントの発
生が監視され(ステップ27_1)、単位時間あたりの
イベントの発生回数が測定される(ステップ27_
2)。ここでは、単位時間あたりのイベントの発生回数
と人形の動作との対応データがあらかじめ用意されてお
り、単位時間あたりのイベント発生回数に応じた動作が
選択され、その動作データが人形動作制御プログラム1
0に渡される(ステップ27_3)。人形動作制御プロ
グラム10は、その動作データに従って人形の動作を制
御する。
【0202】例えばキーボードの操作練習やキーボード
を用いた文章入力作業等を行なっているときに、人形が
キーボードの操作速度に応じた動作を行なう。例えば、
キーボードがリズミカルに高速に操作されているときは
人形もリズミカルに動作し、キーボード操作の手を休め
ると人形も寝てしまったような動作を行なう。こうする
ことにより、練習や作業の励みともなり、またその練習
や作業に遊び心を付加し、その練習や作業に面白みを与
え、飽きさせることなく長続きさせることができる。
【0203】図28は、キーボードやマウス等のイベン
トにより人形を動作させる処理のもう1つの例を示す図
である。
【0204】ここでは、イベントの種類と人形の動作が
あらかじめ対応づけられており、イベントが発生すると
その発生したイベントの種類に応じた動作データが人形
動作制御プログラムに送信されて、人形がその動作デー
タに従って動作する。
【0205】この場合も、キーボード操作の練習やキー
ボード操作による文書作成作業等に遊び心や面白みを与
えることができる。
【0206】図29、図30は、プログラムによる特定
の処理の終了を人形の動作で知らせるようにした処理の
手順の説明図であり、図29は、終了時に人形を動作さ
せる処理を指定する場面における画面例、図30は、実
際の処理を示すフローチャートである。
【0207】図29に示す画面例には検索ウィンドウが
開かれており、ここには、スレッド/プロセス一覧画面
と、ウィンドウ一覧画面があらわれている。そこでここ
では、終了時に人形を動作させるスレッド/プロセスと
してスレッドFが指定され、あるいはウィンドウHが指
定される。ここでは、スレッドFは、メッセージをダウ
ンロードする、WebブラウザあるいはFTPツール等
のソフトウェアのダウンロード処理のスレッドである。
そのスレッドの実行中は、ダウンロードお知らせウィン
ドウが開かれており、ウィンドウHはこのダウンロード
お知らせウィンドウである。すなわち、ここではスレッ
ドFとウィンドウHは同じ処理を意味している。尚、図
29では、スレッドFとウィンドウHとの双方が指定さ
れているが、これは、この指定を、スレッド/プロセス
一覧画面上で行なってもよく、ウィンドウ一覧画面上で
行なってもよいことを意味している。
【0208】図30に示すステップ30_1は、図29
を参照して説明したスレッドあるいはウィンドウの指定
のステップであり、このような指定が行なわれると、そ
の後単位時間おきにその指定されたスレッドFの終了
(あるいはウィンドウHの閉鎖)があるか否かが調査さ
れ(ステップ30_2)、スレッドFが終了(ウィンド
ウHが閉鎖)したことが検出されると(ステップ30_
3)、人形の動作データが人形動作制御プログラムに送
信される(ステップ30_4)。人形動作制御プログラ
ムは、動作データを受け取ると、その受取った動作デー
タに従って人形の動作を制御する。
【0209】このように、スレッドやプロセス、あるい
はウィンドウの終了を監視し、その処理が終了したこと
を人形の動きで知らせるようにすると、ユーザは、画面
から目を離して別の作業を行なっていてもその処理の終
了を知ることができ、その処理が時間のかかる処理の場
合に特に有用である。
【0210】図31は、人形を情報処理機器に接続した
ときの処理を示す図である。
【0211】ここでは、人形が情報処理機器に接続され
ると、その人形を動作させるためのドライバプログラム
が検索、ロードされ、初期化動作が行なわれるが、その
ドライバの初期化処理の際に、スピーカ106(図1参
照)から、例えば「ああ、良く寝た」と発音され、デバ
イスの初期化が行なわれ、その初期化が成功した場合に
は、スピーカ106から例えば「今日も絶好調」と発音
されるとともに人形が体操を行なっているように動作す
る。あるいはその初期化が不成功であったときは、スピ
ーカ106から「なんか調子悪い」と発音され、さら
に、その対処方法の説明が行なわれる。このときには、
人形の動作は行なわれない。
【0212】このように、人形を情報処理装置に接続し
た時点でその人形を動作させることにより、正しく接続
でき正しく動作することができる状態になったことをユ
ーザに知らせるとともに、接続時に人形を動作させるこ
とで、その人形に命が吹き込まれたかのような印象、あ
るいはその人形があたかも生きているかのような印象を
ユーザに与えることができる。
【0213】図32は、人形が情報処理機器から取り外
されたときの処理を示す図である。
【0214】ここでは、ユーザがデバイス(人形)を取
り外すと、ドライバのアンロード(終了処理)が行なわ
れ、そのドライバの終了処理において、例えば音声で
「ばいばい」と発音され、人形が手を振る動作を行な
う。その後デバイスの終了処理が行なわれる。ここに示
す例では、その後再度音声で「さよならー」と発音され
る。
【0215】ユーザが人形のケーブルを取り外すとき何
本ものケーブルが情報処理機器に接続されていると、取
り外したケーブルが人形のケーブルであるか別の機器に
接続されていたケーブルであるか不安になることがある
が、人形を情報処理機器から取り外したときに人形を動
作させることにより、その人形が情報処理機器から外れ
たことがユーザに認識され、ユーザに安心感を与えるこ
とができる。
【0216】図33は時刻指定画面を示す図、図34
は、指定された時刻に人形を動作させる処理を示すフロ
ーチャートである。
【0217】図33に示す画面には、時刻指定ウィンド
ウが開かれておりその時刻指定ウィンドウ上で時刻指定
が行なわれる。ここに示す例では、1998.9.3
0.10:30が指定されている。時刻指定の後、「動
作選択」ボタンがクリックされると動作選択ウィンドウ
が開かれ、今度はその動作選択ウィンドウ上で人形の動
作が選択される。ここでは「わくわく」の動作が選択さ
れる。すると、指定された時刻と「わくわく」に対応す
る動作データとが対応づけられてアラームデータベース
に格納される。
【0218】図34に示す時刻アラームプログラムで
は、アラームデータベース中の日付、時刻が確認され
(ステップ34_1)、そこに時刻設定がないときは何
もせずに終了する。そこに時刻設定があったときは、そ
こに設定されている日付、時刻と現在の日付、時刻との
差分の時間を計時するためのタイマーがセットされ(ス
テップ34_2)、その後定期的にそのタイマーがタイ
ムアップしていないかどうか時刻チェックが行なわれ
(ステップ34_3)、設定した時刻に達する(タイマ
ーがタイムアップする)と、そのタイマーを終了させた
上で(ステップ34_5)、人形の動作が開始される
(ステップ34_6)。人形の頭が叩かれるとその人形
の動作が終了し(ステップ34_7)、このアラームプ
ログラムが終了する(ステップ34_8)。
【0219】このように人形の動作を時刻アラームとし
て使用することにより、ディスプレイを常に見ている必
要がなく、かつ音で知らせるアラームのように周囲に迷
惑をかけるおそれがなく、設定した時刻に達したことを
知ることができる。またその時刻アラームに遊び心や面
白さを加えることができる。尚、設定時刻に達したこと
をここでは人形の動作により通知する旨説明したが、例
えば、その設定時刻には表面画面を見ながら作業してい
ることがわかっているとき、あるいは音を出しても周囲
に迷惑をかけないことがわかっているときなどに、設定
時刻に達したことを、人形の動作と併用して、画面表示
や音声アラームでユーザに知らせるようにしてもよい。
【0220】図35は、スケージュール作成画面を示す
図、図36は、指定されたスケージュールに対応した時
刻に人形を動作させる処理を示すフローチャートであ
る。
【0221】図35に示す画面にはスケジュール作成ウ
ィンドウが開かれており、そのスケジュール作成ウィン
ドウ内にスケジュールが書き込まれる。ここで、このス
ケジュール作成ウィンドウ内に書き込まれたスケジュー
ルのうちのいずれか1つあるいは複数のスケジュールが
時刻アラームのために選択され、その後「動作選択」ボ
タンがクリックされ動作選択ウィンドウが開かれて人形
の動作が選択される。するとスケジュールデータベース
には、時刻アラームを行なうべきスケジュールに対応づ
けられて、その選択された動作に対応する動作データが
書き込まれる。
【0222】図36に示すスケジューラ連携時刻アラー
ムプログラムでは、先ず、スケジュールデータベースが
検索されて動作データが対応づけられたスケジュールが
存在するか否かが認識される(ステップ36_1)。そ
のスケジュールデータベース中に動作データが対応づけ
られたスケジュールが存在していたときは、そのうちの
最も早く到来するスケジュールの開始日時と、そのスケ
ジュールに対応づけられた動作データとが読み込まれ、
現在の日時からそのスケジュールの開始日時までの時間
を計時するためのタイマーがセットされる(ステップ3
6_2)。その後定期的にそのタイマーがタイムアップ
していないかどうか時刻チェックが行なわれ(ステップ
36_3)、設定した時刻に達する(タイマーがタイム
アップする)と(ステップ36_4)、そのタイマーを
終了させた上で(ステップ36_5)、人形の動作が開
始される(ステップ36_6)。人形の頭が叩かれると
その人形の動作が終了し(ステップ36_7)、今人形
が動いたことに対応するスケジュールの確認のために、
画面上にスケジューラが表示される(ステップ36_
8)。
【0223】このようにして、スケジューラプログラム
と連接した時刻アラームを人形の動作で行なわせること
もできる。
【0224】尚、ここでは、指定されたスケジュールの
開始時刻に人形が動作する旨説明したが、開始時刻より
も所定時間前、例えば30分前に人形が動作するように
してもよく、何分前に動作するかを設定できるようにし
ておいてもよい。
【0225】図37は、本発明の疑似生物機器の一例で
ある人形の構成図、図38は、パソコン(パーソナルコ
ンピュータ)に接続された人形の外観図である。尚、図
38では、人形の下に矩形ブロックが示されているが、
このブロックは、例えば図37に示すような人形の内部
の回路ないし機構を示しており、実際の外形にはあらわ
れないものであるが、この図、および後に説明するいく
つかの図においては、図示の都合上、実際は人形に内蔵
される回路ないし機構が、人形の外形の外部に示されて
いる。
【0226】ここでは、人形200は、通信線240お
よびコネクタ250を介してパソコンと接続されてお
り、その人形内部には、大きく分けて、パソコンとの通
信を担う通信回路210(図1の場合のインターフェー
ス201に相当する)、機構駆動回路220(図1の場
合の駆動回路203,204,205に相当する)、お
よび機構230(図1の場合の駆動手段206等に相当
する)が備えられている。尚、ここでは、センサ(スイ
ッチ等)は図示省略されている。
【0227】図39は、人形内部の回路構成を示す図で
ある。
【0228】コネクタ250のRTS端子からは、パソ
コン側から+15Vの信号が入力され、その+15Vの
信号は、ダイオード2001、15Vから5Vに電圧を
変換する電圧変換回路2002を経由して、フリップフ
ロップ2004a,2004b,…が直列に並んだシフ
トレジスタ2003に、電源Vccとして供給される。
【0229】また、コネクタ250のTXD端子から
は、人形を動作させるための動作データをあらわすパル
ス列信号が入力される。ここでは、パルス幅の広狭で動
作データの二値が表現されている。詳細は後述する。こ
のTXD端子から入力されたパルス列信号は、トランジ
スタ2005を経由してシフトレジスタ2003にクロ
ックCLKとして供給されるとともに、トランジスタ2
005および信号変換回路2006を経由してシフトレ
ジスタ2003の先頭のフリップフロップ2004aに
データとして供給される。
【0230】この人形には、頭部を動かすための扁平コ
イル2061と、手を動かすための扁平コイル2062
とが備えられており、さらに、顔を青ざめさせるための
緑色の光を発するLED2071と顔を赤面させるため
の赤色の光を発するLED2072が備えられている。
これらには、内蔵電池2012からの電力が供給される
が、電力供給のオンオフは、シフトレジスタ2003を
構成する各フリップフロップ2004a,2004b,
…に格納されたデータに基づいてオン、オフされる、各
トランジスタスイッチ2007,2008,2009,
2010により行なわれる。
【0231】コネクタ250のSG端子は、グラウンド
端子である。
【0232】この人形には、この人形の頭を叩いたとき
にオンとなるセンサ(スイッチ)208が備えられてお
り、このセンサ208は、コネクタ250のRST端子
とDSR端子との間に配置されている。また、このDS
R端子とDTR端子は、抵抗2011を介して接続され
ている。
【0233】DTR端子には、パソコン側から基本的に
は−15Vの信号が伝えられ、したがってセンサ208
がオフのときは、DSR端子には、抵抗2011を介し
て−15Vが伝えられる。センサ208がオンになると
DSR端子にはRTS端子の+15Vが伝えられる。パ
ソコン側では、DSR端子の電圧がモニタされ、そのD
SR端子の電圧が−15Vのときはセンサ208はオ
フ、そのDSR端子の電圧が+15Vのときはセンサ2
08はオンと認識される。
【0234】尚、この図39は、人形内部の回路構成の
一例を示したものであり、以下において説明する人形の
構成を示す各種実施形態全てに合致するものではない。
【0235】以上、図37〜図39を参照して人形の基
本的な実施形態を説明したが、以下人形に関する各種の
実施形態について順次説明する。
【0236】図40は、人形の内部構成の一例を示すブ
ロック図である。
【0237】ここには、図37に示した通信回路21
0、機構駆動回路220、および機構230のほか、デ
ータ蓄積装置270と判断装置280が備えられてお
り、さらに、通信線240の人形200側にもコネクタ
251が備えられ、人形200にも、そのコネクタ25
1に結合するコネクタ211が備えられている。
【0238】この人形200は、コネクタ251とコネ
クタ211とを外すことにより、パソコンとは切り離し
て持ち運ぶことができる携帯型の人形である。
【0239】この人形200がパソコンに接続されてい
る状態において、パソコンから、人形200に、人形を
動かすための動作データとその人形を動かす条件をあら
わす条件データ、たとえばその人形を動かす時刻をあら
わすスケジュールデータが送信され、それらのデータは
通信回路210で受信されてデータ蓄積回路270に格
納される。
【0240】その後、この人形200は、パソコンから
切り離されて持ち運ばれるものとする。
【0241】判断装置280は、データ蓄積装置270
に格納されているデータのうちの条件データ、例えばス
ケジュールデータを定期的に参照し、その条件が成立し
たか否か、例えばその時刻に達したか否かが判断され
る。その条件が成立する(その時刻に達する)と、デー
タ蓄積装置270に格納されていた動作データが読み出
されて機構駆動回路220に送られ、それに応じてこの
人形200が動作する。
【0242】このように、この実施形態の人形によれ
ば、携帯できることで、必要なときにいつでもそのユー
ザに知らせることができ、かつ人形が動作するため、例
えばポケット等に入れておいてその人形から目を離した
状況にあってもユーザに知らせることができる。パソコ
ンに再度接続すると、人形中の条件データ(スケジュー
ルデータ)を最新のものに更新することができる。
【0243】図41は、人形の内部構成の他の例を示す
ブロック図である。
【0244】ここには、通信回路が2つ(通信回路21
0aと通信回路210b)備えられており、また、各通
信回路210a,210bに対応して、通信線240の
人形200側のコネクタ251と組み合う各コネクタ2
11a,211bが備えられている。さらに、ここに
は、これら2つの通信回路210a,210bのうちの
いずれか一方の通信回路を選択して機構駆動回路220
に接続する自動選択回路290が備えられている。
【0245】2つの通信回路210a,210bは、相
互に異なる通信方式に適合した通信回路である。例え
ば、ここに示す例では、一方の通信回路210aは、現
在の一般的な通信方式の1つであるRS232Cの規格
に準拠した通信回路、もう一方の通信回路210bは、
将来主流となるであろうUSBの規格に準拠した通信回
路である。また、自動選択回路290は、これら2つの
通信回路210a,210bのうちのいずれの通信回路
がパソコンと接続されているかを自動判別してパソコン
と接続された方の通信回路を機構駆動回路220に接続
する機能を有するものである。
【0246】本実施形態の場合、パソコンのインターフ
ェースがRS232Cの規格に準拠したものであって
も、USBの規格に準拠したものであっても、この人形
を使用することができ、汎用性が大きく広がることにな
る。
【0247】図42は、人形内部の駆動機構の一例を示
す図である。
【0248】ここにはモータにより腕を上下動する機構
が示されている。モータ2031の軸が矢印A方向に回
転するとギア2032が矢印B方向に回転する。する
と、アーム2033が支軸2034を中心に上下に回動
する。このアーム2033の前側はコイルバネ2035
で構成されており、このコイルバネ2035は人形の腕
を構成している。したがってこの機構ではモータ203
1が回転することによって人形の腕(手)が上下動する
ことになる。 ここで、この人形の腕はコイルバネ20
35で構成されているため、この人形が例えばポケット
の中等の狭い場所に入れられた場合のように腕の動作が
制限を受けるような状況下にあっても、モータ2031
が回転したときコイルバネ2035が弾性変形してそれ
が緩衝作用を成し、この腕あるいはこの腕を動かす駆動
機構が破壊してしまうことが防止される。ただし、図4
0を参照して説明したような携帯型の人形の場合におい
て、例えばポケットの中に入れておいたとき腕が動こう
とすると、その動作圧力が身体に伝わるので、目に見え
なくても人形が動いていることはわかる。
【0249】図43は、人形内部の駆動機構のもう1つ
の例を示す図である。
【0250】ここには、交流電流が流れるコイル203
6を備えた電磁石2037と、支軸2039により回動
自在に軸支された永久磁石2038を備えた、人形の腕
を構成するアーム2040が示されており、電磁石20
37のコイル2036に交流電流が流れるとアーム20
40が支軸2039を中心に上下に往復回動する。この
駆動機構の場合、腕は固いアームで構成されるが、電磁
力により駆動されているため、それが緩衝作用を成し、
図42の場合と同様に、腕の動きが制限されていてもこ
の駆動機構が破壊されることが防止される。またこの場
合も、例えばポケットの中に入れておいたとき腕の動作
圧力が身体に伝わり、人形が動いていることがわかる。
【0251】図44は、人形の構造の一例を示す図であ
る。
【0252】この人形200は、本体部301と、頭部
302とからなり、頭部302は、本体部301の上部
に、コイルバネ303を介在させて取り付けられてい
る。本体部301の上部にはセンサ(スイッチ)304
が固定されており、頭部302を上から押下するとその
センサ304がオンとなり、頭から手を離すと頭部30
2がコイルバネ303の付勢力により元の位置に復帰
し、センサ304がオフとなる。
【0253】頭部は目立つためユーザが最も手を出しや
すい部分であり、人形を操作してパソコンにイベントを
発行する構成の場合に、そのユーザが手を出しやすい頭
部を押したときに作動するセンサを備えることにより、
操作性の良い人形となる。
【0254】図45は、人形の構造のもう1つの例を示
す図である。
【0255】ここに示す人形200には台座300が備
えられており、この台座300に押ボタン式のセンサ3
05が備えられている。
【0256】台座は、人形を固定することを目的として
製作されるため頑丈に作ることができ、また台座はユー
ザにとって手をかけやすい場所の1つである。そこで、
その台座にセンサを設けることによって、長期にわたり
確実に作動するセンサを提供することができる。
【0257】図46は、パソコンと人形との連携動作の
説明図である。
【0258】ここに示す人形200には、マイクロホン
やスピーカは内蔵されておらず、例えば人形200の動
きと同期した音声を発する必要があるときはパソコン側
のスピーカが使用される。
【0259】このように、人形が接続される機器(例え
ばパソコン)に装備されている機能(例えばマイクロホ
ンやスピーカ)はその機器(パソコン)に装備されたも
のを利用することとし、人形にはそのような装備を持た
ないようにすることにより、小型化が可能となり、携帯
型に構成した場合には持ち運びが容易となり、また安価
な人形を提供することができる。 図47は、人形の構
造のさらにもう1つの例を示す図である。
【0260】ここに示す人形200は、台座300と人
形本体310とから構成され、人形本体310は台座3
00に抜き差し自在であるとともに複数種類の外形のも
のが用意され、自分の好みのものを入手し台座300に
差し込んで使用することができる。
【0261】ここで、パソコンとの間で通信を行なって
この人形200の動作を制御する制御回路321は、台
座300に収納されている。
【0262】このように、人形本体310を交換可能と
することにより、自分の好みの人形を楽しむことができ
る。また、制御回路320は台座300に内蔵すること
により人形本体310を安価に提供することができ、ユ
ーザが複数の人形本体310を入手してそのときの気分
に応じて使い分けることも容易となる。
【0263】図48は、人形の内部構成のもう1つの例
を示すブロック図である。
【0264】ここには、通信インターフェース(図37
に示す通信回路)210およびドライバ(図37に示す
機構駆動回路)220のほか、充電回路320および大
容量コンデンサ330が示されている。また、ここで
は、通信線240としてデータの伝送線のほか、電圧信
号の伝送線が明示的に示されている。
【0265】ここに示す人形200は接続相手(例えば
パソコン等)から電圧の供給を受けその電圧による電力
が充電回路320を介して大容量コンデンサ330に蓄
積される。この人形200を動作させるときは、大容量
コンデンサ330に蓄積された電力がドライバ220に
供給され、その電力によりこの人形が動作する。
【0266】この構成の場合、パソコン等との接続線が
人形を駆動するだけの電流を供給できないときであって
も電力を蓄えておいて使うことができるため、この人形
の接続対象が広がることになる。また、この構成の場
合、人形に電池を内蔵する必要がなく、低コスト化が図
られる。
【0267】図49は、人形の内部構成のもう1つの例
を示すブロック図である。
【0268】この図49に示すブロック図の、図48に
示すブロック図との相違点は、充電回路320がデータ
伝送線に接続されている点と、昇圧回路340を備えて
いる点である。
【0269】この図49に示す例では、データ伝送線の
電力が充電回路320により大容量コンデンサ330に
蓄積され、人形200を動作させるときは、その大容量
コンデンサ330に蓄積された電力が昇圧回路340に
より昇圧されて供給される。
【0270】データ伝送線の場合大電力は得られない
が、人形200を時々動作させる場合は、このようにデ
ータ伝送線の小さな電力を蓄積するようにしてもよい。
ここでは昇圧回路340を設けたため、データ伝送線の
電圧が低い場合や、未だ充電が完全でないような場合で
あっても、人形を駆動することができる。
【0271】図50は、人形の内部構成のさらに異なる
例を示すブロック図である。
【0272】この図50に示すブロック図の、図48の
ブロック図との相違点は、人形200をある動作パター
ンで動作させるための動作データが記憶された動作パタ
ーンメモリ350、コネクタ250が相手機器(例えば
パソコン)から切り離されたか否かを検出する切断検出
回路360、および切換スイッチ370が備えられてい
る点である。
【0273】切換スイッチ370は、コネクタ250が
パソコン等に接続されているときは、通信インターフェ
ース210側に切り換えられており、切断検出回路36
0により、コネクタ250がパソコン等から切り離され
たことが検出されると、切換スイッチ370が動作パタ
ーンメモリ350側に切り換わり、動作パターンメモリ
350に記憶されている動作データが読み出されてドラ
イバ220に入力され、コネクタ250がパソコン等か
ら切り離される前に大容量コンデンサ330に蓄積され
ていた電力で人形200が駆動される。
【0274】すなわち、ここでは、人形200が、パソ
コン等から切り離されたことを受けて動作する。
【0275】この場合、人形が動作することで、接続さ
れていた装置(パソコン等)からの切断が確認され、ユ
ーザに安心感を与えることができる。また、切り離され
た後で動作するため、この人形に生物的な感じを与え、
面白さを与えることができる。さらに、この実施形態
は、切り離された時点で大容量コンデンサ330に蓄積
されていた残存エネルギーを使用するものであるため、
動作は切り離された後であっても、その動作を行なわせ
るための電源(電池等)を別に用意する必要はなく、安
価に構成できる。
【0276】図51は、人形の内部構成のもう1つの例
を示すブロック図である。
【0277】ここには、通信線240を経由して伝送さ
れてくる接続相手先(パソコン等)の電力を整流して通
信インターフェース210に供給する整流回路380が
備えられており、通信インターフェース210はその整
流回路380で整流された電力、すなわち接続相手(パ
ソコン等)から供給された電力で動作する。
【0278】また、この人形200には、この人形20
0を動作させるためのモータ400が内蔵されており、
このモータ400には、通信インターフェース210か
らの出力がトランジスタスイッチ390をオン状態にす
ると、人形200に内蔵された電池410により電力が
供給される。
【0279】この実施形態では、人形200に電池が内
蔵されているにも拘らず、通信インターフェース21
0、すなわちこの人形の動作を制御する制御回路部分は
パソコン等の接続相手から供給される電力で動作するよ
うに構成されており、通信インターフェース210に電
力が供給されないときはその通信インターフェース21
0が確実に非作動の状態となるように回路が構成されて
いる。したがって、この場合、パソコン等の接続相手に
接続しないときには、モータ400も駆動されなくな
り、電力消費がなくなる。このためこの人形を電池消耗
なしに電池を装填したまま販売することができる。した
がってユーザ側も電池を装填する手間が省け、その人形
の動作設定が簡単となる。また、コネクタ250の着脱
がメインスイッチの役割りを成すため、メインスイッチ
を別に備える必要がなく、製造コストを削減することが
できる。
【0280】図52は、人形の構造の一例を示す図であ
る。
【0281】この人形200は、本体部301と頭部3
02とからなり、この頭部302は、本体部301に回
動自在に水平に軸支された揺動軸309に支持されてい
る。この揺動軸309の直下には、センサ304の押ボ
タンが配置されており、頭部302を押下すると揺動軸
309がその押ボタンを押下し、センサ304により頭
が押されたことが検知される。この押ボタンは、押下さ
れていた力がなくなると図示しないバネにより上方に復
帰するよう構成されており、この頭部302は、頭部3
02から手を離すと、そのバネの復帰力を利用して上方
に復帰するように工夫されている。
【0282】この構成の場合、簡単な構成で本体部30
1に対し可動な頭部302が押されたことを確実に検知
することができる。
【0283】図53は、人形の構造のもう1つの例を示
す図である。
【0284】この人形200は、本体部301と頭部3
02とからなり、この頭部302は、本体部301に回
動自在に水平に軸支された揺動軸309の上にコイルバ
ネ303を介在させて支持されている。本体部301の
上部には押下ボタン付きのセンサ304が備えられてお
り、頭部302を押すと、その頭部302の内壁で押ボ
タンを押し下げ、頭部302は、その頭部302から手
を離すとコイルバネ303の付勢力に従って上方に復帰
する。
【0285】この構成の場合も、前後に揺動することの
できる頭部302を備えた人形において、簡単な構成
で、その頭部302を押したことを確実に検知すること
ができ。
【0286】図54は、人形の構造のさらに異なる例を
示す図である。
【0287】この人形200は、本体部301と頭部3
02とからなり、頭部302は、本体部301に回動自
在に水平に軸支された揺動軸309に支持されている。
押ボタン構造のセンサ304は、本体部301の上端部
に備えられている。この実施形態の人形の場合、揺動軸
309がバネ性を有し、このため頭部302に上から力
を加えるとその揺動軸309が変形して頭部302が押
し下げられる。このとき、頭部302の内壁で押ボタン
を押し下げ、頭部302が押されたことが検知される。
頭部302から手を離すと、揺動軸309が元の状態に
復帰し、頭部302が上方に復帰する。
【0288】この構成の場合も、前後に首を振ることの
できる頭部302を備えた構成の人形において、簡単な
構成で、頭部302が押されたことを確実に検知するこ
とができる。
【0289】図55は、人形のさらに異なる構造を示す
図である。
【0290】図55(A),(B),(C)は、それぞ
れ、内部を透視した正面図、本体部の内部を透視した側
面図、および、図55(A)のA−A′に沿う断面図で
ある。
【0291】この人形200は、本体部301と頭部3
02とからなり、頭部302は本体部301の上部にコ
イルバネ303を介在させて取り付けられている。ま
た、この人形200には、水平に延びた、本体部301
に固定された支軸306に軸支された、上下に延びる左
右一対のレバー307が備えられており、それらのレバ
ー307の下部には、それらのレバー307それぞれを
回動させる駆動部308が設けられている。各駆動部3
08は、永久磁石308aと電磁コイル308bとから
構成されており、電磁コイル308bに電流を流すと、
レバー307が、支軸306を中心に回動する。ここ
で、各レバー307は図55(C)に示すように、各レ
バー307の上端部307aが頭部302の内側の爪3
02aに係止しており、レバー307が回動すると頭部
302が動くように構成されている。
【0292】ここで、一対のレバー307を駆動する一
対の駆動部308の双方を同時に駆動すると、頭部30
2が前に傾き、一方の駆動部308のみ駆動すると、い
ずれを駆動するかに応じて、右あるいは左を向く。
【0293】人形にこの図56に示す構造の駆動機構を
備えると、簡単な機構で、小さな人形であっても頭部を
動かすことができる。しかも、頭部を左右と上下の2自
由度動かすことができるので、ユーザに多彩な動きを印
象づけ、遊び心や面白さを増すことができる。
【0294】図56は、人形内部の、パソコン等の接続
機器からのデータ取り込み部分の回路図、図57は、そ
の信号波形図である。
【0295】この人形には、パソコン等の接続機器か
ら、図57(A)に示すような、パルス幅の広狭で論理
が区別された信号VTXDが入力される。ここでは、この
信号VT XDの“Lレベル"の幅をパルス幅と称している。
この信号VTXDは、図56に示すクロック信号線315
を経由してフリップフロップ317のクロック入力端子
に入力されるが、このクロック入力端子に入力されるク
ロックは、そのクロック信号線315にダイオード31
51が配置されていることから、図57(B)のクロッ
クVCKに示す信号波形となる。ここで、フリップフロッ
プ317は、クロックの立ち上がりでデータを取り込む
ように構成されており、したがって、図57に示す例で
は、パルス幅の広狭には無関係に、図57に示した2つ
の立ち上がりCK1,CK2のいずれにおいてもデータ
が取り込まれることになる。
【0296】一方、パソコン等の接続機器から入力され
てきた信号VTXDは、信号変換回路316を経由してフ
リップフロップ317のデータ入力端子に伝達される
が、このデータ入力端子に伝達された信号は、図57
(C)に示す波形の信号VDとなる。すなわち、この信
号変換回路316にはコンデンサ3162と抵抗316
3が備えられており、図57(C)に示すように、その
コンデンサ3162への充電は高速に行なわれるが、ダ
イオード3161が配置されていることから、放電は、
抵抗3163を経由してゆっくりと行なわれる。
【0297】図57(D)は図57(C)の充放電波形
をフリップフロップ317のデータ取り込みのしきい値
THで二値化した波形を示す図であり、この図57
(D)に示すように、CK1のタイミングでは、フリッ
プフロップ317に“L"レベルのデータが取り込ま
れ、CK2のタイミングではフリップフロップ317に
“H"レベルの信号が取り込まれ、フリップフロップ3
17の出力VQは図57(E)に示すものとなる。
【0298】すなわち、この信号変換回路316を採用
すると、もともとの信号VTXDのパルス幅(ここでは、
前述したように、“L"レベルの幅をパルス幅としてい
る)が広いか狭いかに応じて、フリップフロップ317
に異なる論理のデータが取り込まれることになる。この
図56のフリップフロップ317は、図39のシフトレ
ジスタ2003の先頭のフリップフロップ2004aに
相当するものであり、パソコン等の接続機器から、パル
ス幅の相違で論理をあらわした信号を伝送すると、その
パルス幅の相違により区別された論理が電圧の“H"レ
ベル、“L"レベルによる論理に変換されてシフトレジ
スタに取り込むことができる。しかも、この回路構成の
場合、従来備えられていた、クロックを生成するための
大規模なタイミング回路は不要となる。
【0299】図58は、従来のシリアルデータ受信器の
一例を示す図であり、図39あるいは図56に示す回路
に対する比較例である。詳細な説明は省略するが、従来
は、ここに示すような大規模なタイミング回路を必要と
し、発振器を常に動作させておく必要上、消費電力も大
きなものであった。これに対し、図39あるいは図56
の構成によれば、パルス幅の広狭で論理を区別する必要
上、幅の広いパルスが必要となり、その分データの伝送
速度は低下するが、これが許容される場合、受信側の回
路規模を大きく削減し、消費電力も大幅に抑えることが
可能となる。
【0300】図59は、図56に示す回路の変形例を示
す図である。
【0301】この図59に示す回路は図56に示す回路
と比べ、分圧用の抵抗3154,3164が備えられて
いる。
【0302】シリアル信号伝送線の電圧範囲は一般には
±15Vであり、図59に示すように抵抗分割により電
圧を下げると、耐圧の低い廉価なIC(フリップフロッ
プあるいはシフトレジスタ等;一般には3V〜6V入
力)を利用することができる。
【0303】図60は、図58、図59を参照して説明
した基本的な考え方を採用した、各種の回路例を示す図
である。
【0304】これらの回路例において電圧変換回路20
02は、入力電圧を、内部の電圧に適した、例えば5V
に変換する回路である(図39参照)。図56に示した
回路、すなわち、図57に示した波形図では、“L"レ
ベルの幅をパルス幅としていたが、図60に示す回路例
の中にはそれとは論理が反転しており、“H"レベルの
幅をパルス幅としている回路例もある。個々の回路例に
関する詳細な説明は省略するが、いずれも、論理の区別
をパルス幅の広狭で行なって、クロック生成回路(タイ
ミング回路)を簡略化もしくはほとんど省略するという
考え方に立つ回路が実現されている。このように、この
考え方に立つ回路は、具体的には様々に構成することが
できる。
【0305】図61は、人形に備えられたセンサ(スイ
ッチ)の構成図である。
【0306】ここには、パソコン等の接続機器からコネ
クタ250を経由して人形側に伝達される電圧信号とし
てステータス出力1とステータス出力2との2つの信号
が存在し、一方、人形からパソコン等の接続機器側に伝
達される信号としてステータス入力が存在する。センサ
(スイッチ)208は、ここではステータス出力2とス
テータス入力との間に配置され、ステータス出力1とス
テータス入力との間には抵抗2011が配置されている
(図39参照)。
【0307】ここで、パソコン等の接続機器側からは、
ステータス出力1、ステータス出力2として、それぞ
れ、−15V,+15Vが伝達され、したがって、ステ
ータス入力には、センサ208がオフのときは、ステー
タス出力1、すなわち−15Vが伝達され、センサ20
8がオンのときはステータス出力2、すなわち+15V
が伝達される。したがって、パソコン等では、ステータ
ス入力の電圧レベルを監視することにより、センサ20
8のオン、オフを認識することができる。
【0308】ここで、例えばRS232C等の通信方式
では、図61に示すステータス出力1として、−15V
とは限らず、これに代えて+15Vを出力することもで
きる。そこで、これを利用して、ステータス出力1の電
圧を上下しながらステータス入力の電圧を検出すること
により、パソコン等の接続装置側で、人形が接続されて
いるか否かを検出することができる。
【0309】図62は、人形の頭部の構成の一例を示す
図、図63は、その一部の拡大図、図64は、比較例を
示す図である。
【0310】図62に示すように、この人形200は、
本体部301と頭部302を備えており、頭部302
は、本体部301に軸支された揺動軸309に軸支さ
れ、前後に回動する(首を縦に振る)ことができるよう
に構成されている。この動作を確保するため、本体部3
01と頭部302との間には隙間が空いている。
【0311】この頭部302は、内部から照らされたと
き外部からその明るさを感じることができるような、例
えば乳白色のプラスチック等で形成されており、この頭
部302の内側にはLED207が備えられており、こ
のLED207が点灯すると頭部前面側(顔面)が内側
から照射される。このLED207は、図39に示すよ
うに、赤と緑との2つのLEDから成るが、ここでは省
略して1個のみ示されている。
【0312】ここで、この図62に示すように、頭部の
下部(首の前側の部分)には、遮光反射板350が配置
されている。この遮光反射板350は、図63に示すよ
うに、内面側が反射処理されている。
【0313】この遮光反射板350が備えられていない
と、図64に示すように、首の部分からLEDの光が漏
洩し、本体部301の胸の部分が照らされ、顔の色と本
体部の色との区別がはっきりしなくなってしまう。これ
に対し、図62に示すように遮光反射板350を備える
と、LED207を点灯させたとき顔色のみ変化し、顔
と胴体との色境界がシャープとなり、ユーザに人形の顔
色が変化したことを強く印象づけることができる。
【0314】また、この図62に示す例では、図63に
示すように、その遮光反射板350の内面が反射処理さ
れているため、LED207から発せられた光を必要な
領域(顔)に有効に集めることができ、その分消費電力
を抑え、あるいは発光効率の低い安価なLEDでも使用
可能となる。
【0315】図65は、人形の顔色の変化の程度を調整
するための、LEDの発光波形を示す図である。ここで
は、赤色の光を発するLEDが用いられるものとし、顔
色の変化の程度を赤み1,赤み2,…と称している。
【0316】ここでは、デューティー比の異なる4つの
波形(A)〜(D)が用意され、それぞれが各赤み(赤
み1,赤み2,赤み3,赤み4)に対応づけられてい
る。顔色の変化の程度(すなわち赤み1〜赤み4のうち
のいずれか)が設定されると、パソコン等の接続機器側
から、その設定された赤みに応じた、例えば「0001
0001…」(‘0'はLEDオフ、‘1'はLEDオン
をあらわす)のような時系列データが人形に送信され、
人形では、それに従ってLEDをオン、オフし、LED
が図65(A)〜(D)のいずれかの波形に従って点滅
する。このようにLEDの点滅のデューティ比を変える
ことによって、人形の顔色の変化の程度を容易に調整す
ることができる。
【0317】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遊び心と実用性を兼ね備えた擬似生物機器、および情報
処理機器と擬似生物機器との組合せからなる情報処理装
置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施形態の構成図で
ある。
【図2】メッセージ作成時の処理の流れを示したフロー
チャートである。
【図3】メッセージ受信時の処理の流れを示したフロー
チャートである。
【図4】図2,図3に示すフローチャートに沿った第1
の処理例を示すイラスト図である。
【図5】図2,図3に示すフローチャートに沿った第2
の処理例を示すイラスト図である。
【図6】図2,図3に示すフローチャートに沿った第3
の処理例を示すイラスト図である。
【図7】メッセージを受信した後の処理例を示すイラス
ト図である。
【図8】本発明をオンラインコミュニケーションシステ
ム(チャットシステム)に適用した場合の処理を示す図
である。
【図9】チャットシステムにおける応答メッセージの返
信の場合の処理を示す図である。
【図10】本発明をチャットシステムに適用したときの
他の処理例を示す図である。
【図11】本発明をインターネットのホームページにア
クセスした場合に適用したときの処理を示す図である。
【図12】本発明をインターネットのホームページにア
クセスした場合に適用したときの処理を示すイラスト図
である。
【図13】メッセージ受信時の処理を示す図である。
【図14】メッセージ受信時のもう1つの処理例を示す
図である。
【図15】メッセージ受信時のさらにもう1つの処理例
を示す図である。
【図16】人形に、その人形の前の人の存在を検知する
センサを備えた場合の処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】マルチメディアソフトウェアと人形との連携
動作の説明図である。
【図18】人形とその人形が接続された情報処理機器を
示す外観図である。
【図19】情報処理機器でゲームプログラムが実行され
ているときの人形の動作と人形の操作との連携の一例を
示すフローチャートである。
【図20】スクリーンセーバプログラムと人形動作との
連携の処理の説明図である。
【図21】情報処理機器および人形の外観図である。
【図22】図20に示すスクリーンセーバプログラムの
終了のさせ方の他の例を示すフローチャートである。
【図23】パスワード入力の他の方法を示したフローチ
ャートである。
【図24】本発明のもう1つの例を示すフローチャート
である。
【図25】人形を動作させるプログラムが複数存在する
場合において、それらに優先度が付されている場合の動
作説明図である。
【図26】一連の動作データからなる人形の動作プログ
ラムを生成する手法の説明図である。
【図27】キーボードやマウス等のイベントにより人形
を動作させる処理の一例を示す図である。
【図28】キーボードやマウス等のイベントにより人形
を動作させる処理のもう1つの例を示す図である。
【図29】プログラムによる特定の処理の終了を人形の
動作で知らせるようにした処理の説明図である。
【図30】プログラムによる特定の処理の終了を人形の
動作で知らせるようにした処理を示すフローチャートで
ある。
【図31】人形が情報処理機器に接続したときの処理を
示す図である。
【図32】人形が情報処理機器から取り外されたときの
処理を示す図である。
【図33】時刻指定画面を示す図である。
【図34】指定された時刻に人形を動作させる処理を示
すフローチャートである。
【図35】スケジュール作成画面を示す図である。
【図36】指定されたスケジュールに対応した時刻に人
形を動作させる処理を示すフローチャートである。
【図37】本発明の擬似生物機器の一例である人形の構
成図である。
【図38】パソコン(パーソナルコンピュータ)に接続
された人形の外観図である。
【図39】人形内部の回路構成を示す図である。
【図40】人形の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図41】人形の内部構成の他の例を示すブロック図で
ある。
【図42】人形内部の駆動機構の一例を示す図である。
【図43】人形内部の駆動機構のもう1つの例を示す図
である。
【図44】人形の構造の一例を示す図である。
【図45】人形の構造のもう1つの例を示す図である。
【図46】パソコンと人形との連携動作の説明図であ
る。
【図47】人形の構造のさらにもう1つの例を示す図で
ある。
【図48】人形の内部構成のもう1つの例を示すブロッ
ク図である。
【図49】人形の内部構成のもう1つの例を示すブロッ
ク図である。
【図50】人形の内部構成のさらに異なる例を示すブロ
ック図である。
【図51】人形の内部構成のもう1つの例を示すブロッ
ク図である。
【図52】人形の構造の一例を示す図である。
【図53】人形の構造のもう1つの例を示す図である。
【図54】人形の構造のさらに異なる例を示す図であ
る。
【図55】人形のさらに異なる構造を示す図である。
【図56】人形内部の、パソコン等の接続機器からのデ
ータ取り込み部分の回路図である。
【図57】図56に示す回路の信号波形図である。
【図58】従来のシリアルデータ受信器の一例を示す図
である。
【図59】図56に示す回路の変形例を示す図である。
【図60】図58,図59を参照して説明した基本的な
考え方を採用した、各種の回路例を示す図である。
【図61】人形に備えられたセンサ(スイッチ)の構成
図である。
【図62】人形の頭部の構成の一例を示す図である。
【図63】図61に示す人形の頭部の一部分の拡大図で
ある。
【図64】比較例を示す図である。
【図65】人形の顔色の変化の程度を調整するための、
LEDの発光波形を示す図である。
【符号の説明】
10 人形動作制御プログラム 11 動作パータン解析部 12 入出力ポート管理部 13 センサ監視部 20 マルチメディアソフトウェア 21 スクリーンセーバプログラム 100 情報処理機器 101 中央演算処理装置(CPU) 102 ROM 103 RAM 104 操作子 105 表示装置 106 スピーカ 107,108 インターフェース 200 人形 201 インターフェース 202 信号解析回路 203,204,205 駆動回路 206 駆動手段 207 LED 208 センサ 210,210a,210b 通信回路 211,211a,211b コネクタ 220 機構駆動回路 230 機構 240 通信線 250,251 コネクタ 270 データ蓄積装置 280 判断装置 290 自動選択回路 300 台座 301 本体部 302 頭部 303 コイルバネ 304 センサ(スイッチ) 305 押ボタン式のセンサ 307 レバー 309 揺動軸 310 人形本体 320 充電回路 321 制御回路 330 大容量コンデンサ 340 昇圧回路 350 動作パターンメモリ 360 切断検出回路 370 切換スイッチ 380 整流回路 390 トランジスタスイッチ 400 モータ 410 電池 2001 ダイオード 2002 電圧変換回路 2003 シフトレジスタ 2004a,2004b フリップフロップ 2005 トランジスタ 2006 信号変換回路 2007,2008,2009,2010 トランジ
スタスイッチ 2011 抵抗 2012 内蔵電池 2061,2062 扁平コイル 2071,2072 LED 2031 モータ 2032 ギア 2033 アーム 2034 支軸 2035 コイルバネ 2036 コイル 2037 電磁石 2038 永久磁石 2039 支軸 2040 アーム
フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 CA01 CA02 CA08 CA19 DA23 DA24 DA27 DF02 DF03 DF33 DG01 DG13 DG15 DJ08 DK02 DK03 DK09 EB37 EB44 EC18 ED42 ED49 EF11 EF15 EF16 EH09 FA01 FA02 FA04 FA42 FA53 5B089 GA01 GA21 GB03 JA09 JB10 KA18 KC30 KC39 5E501 AA17 AA20 AB18 BA17 CA01 CA06 EA02 EA05 FA32

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージを表示する表示部を備えた本
    体機器と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動
    作データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備
    し、 前記メッセージが、前記擬似生物機器の動作をあらわす
    動作データを含むことが許容されたものであって、 前記本体機器が、前記メッセージから動作データを抽出
    する動作データ抽出部と、該動作データ抽出部で抽出さ
    れた動作データ、あるいは該抽出された動作データに基
    づいて生成された動作データを前記擬似生物機器に送信
    する動作制御部とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記本体機器が、ネットワークに接続さ
    れて該ネットワークを経由して送信されてきた、動作デ
    ータを含むことが許容されたメッセージを受信する通信
    部を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記メッセージが、前記表示部に表示さ
    れる表示データとは区別された制御文による動作データ
    を含むことが許容されたものであって、 前記動作データ抽出部が、前記メッセージから動作デー
    タを抽出するとともに、抽出した動作データを除いた表
    示データを前記表示部に送るものであることを特徴とす
    る請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記メッセージが、前記表示部に表示さ
    れる表示データ中に動作データが埋め込まれたものであ
    って、 前記動作データ抽出部が、表示データ中に埋め込まれた
    動作データを抽出するとともに、動作データを含む表示
    データを前記表示部に送るものであることを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記メッセージ中に含まれる動作データ
    は、1つの動作データが前記擬似生物機器の一連の複数
    の動作に対応づけられるものであって、 前記動作データ抽出部が、前記メッセージ中から動作デ
    ータを抽出するとともに、抽出した動作データに基づい
    て、前記擬似生物機器の一連の複数の動作をあらわす一
    連の複数の動作データを生成するものであることを特徴
    とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記擬似生物機器が、該擬似生物機器に
    対する操作を検知するセンサを備え、 前記通信部が、前記ネットワークを経由して送信されて
    きたメッセージを受信するとともに、前記擬似生物機器
    が該受信に応答して操作された場合に、該擬似生物機器
    が操作されたことに対応する応答メッセージを、受信し
    たメッセージの発信元に向けて前記ネットワークに送り
    出すものであることを特徴とする請求項2記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記擬似生物機器が、該擬似生物機器の
    前の人の存在を検知するセンサを備え、 前記通信部が、前記ネットワークを経由して送信されて
    きたメッセージを受信するとともに、該受信に応答し
    て、前記センサによる検知結果を含む応答メッセージ
    を、受信したメッセージの発信元に向けて前記ネットワ
    ークに送り出すものであることを特徴とする情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記通信部が、前記発信元に向けて、該
    発信元に擬似生物機器が備えられている場合の該擬似生
    物機器の動作を指示する動作データを含む応答メッセー
    ジを前記ネットワークに送り出すものであることを特徴
    とする請求項6又は7記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続されて該ネットワー
    クを経由して送信されてきたメッセージを受信する通信
    部、およびメッセージを表示する表示部を備えた本体機
    器と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動作デ
    ータに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、 前記本体機器が、メッセージの受信を受けて、前記擬似
    生物機器に動作データを送信する動作制御部を備えたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記本体機器が、メッセージの発信元
    と動作データとの対応表を備え、 前記動作制御部が、受信したメッセージの発信元に応じ
    た動作データを前記擬似生物機器に送信するものである
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記本体機器が、メッセージの発信元
    あるいはメッセージ中のキーワードにより特定される優
    先度と、動作データとの対応表を備え、 前記動作制御部が、受信したメッセージの優先度に応じ
    た動作データを前記擬似生物機器に送信するものである
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 本体機器と、該本体機器に有線あるい
    は無線で接続され動作データに応じた動作を行なう擬似
    生物機器とを具備し、 前記擬似生物機器が、該擬似生物機器の前の人の存在を
    検知するセンサを備え、該センサによる検知結果に応じ
    て異なる動作を行なうものであることを特徴とする情報
    処理装置。
  13. 【請求項13】 経過時間とユーザからのイベントとに
    応じた所定のフローにしたがって動作するマルチメディ
    アソフトウェアが実行される本体機器と、該本体機器に
    有線あるいは無線で接続され動作データに応じた動作を
    行なう擬似生物機器とを具備し、 前記本体機器が、該本体機器で実行中のマルチメディア
    ソフトウェアと連携した動作をあらわす動作データを前
    記擬似生物機器に送信する動作制御部を備えたことを特
    徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 ソフトウェアが実行される本体機器
    と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動作デー
    タに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、 前記擬似生物機器が、該擬似生物機器に対する操作を検
    知するセンサを備えたものであって、 前記本体機器が、前記擬似生物機器が操作されたことを
    受けて、該本体機器で実行される所定のプログラムに所
    定のイベントを発行するイベント発行部を備えたことを
    特徴とする情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記イベント発行部が、前記擬似生物
    機器が特定の動作を行なっている間に該擬似生物機器が
    操作された場合に、該本体機器で実行される所定のプロ
    グラムに所定のイベントを発行するものであることを特
    徴とする請求項14記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記イベント発行部が、前記擬似生物
    機器が特定の操作パターンで操作された場合に、該本体
    機器で実行される所定のプログラムに所定のイベントを
    発行するものであることを特徴とする請求項14記載の
    情報処理装置。
  17. 【請求項17】 ソフトウェアが実行される本体機器
    と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動作デー
    タに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、 前記擬似生物機器が、該擬似生物機器に対する操作を検
    知するセンサを備えたものであって、 前記本体機器が、所定のイベントの発行を受けて動作デ
    ータを前記擬似生物機器に送信する動作制御部と、前記
    擬似生物機器が動作している間に該擬似生物機器が操作
    された場合に、該擬似生物機器の動作の原因に対応づけ
    られたソフトウェアを起動するためのイベントを発行す
    るイベント発行部とを備えたものであることを特徴とす
    る情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記擬似生物機器に動作データを送信
    する原因となるイベントに優先度が付されたものであっ
    て、前記動作制御部が、前記擬似生物機器に動作データ
    を送信する原因となる複数のイベントが同時にあるいは
    相前後して発行された場合に、優先度の高いイベントに
    対応する動作データを前記擬似生物機器に送信するもの
    であることを特徴とする請求項17記載の情報処理装
    置。
  19. 【請求項19】 画像を表示する表示画面を有する表示
    部、および該表示画面上の位置を指定する操作子を備え
    た本体機器と、該本体機器に有線あるいは無線で接続さ
    れ動作データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具
    備し、前記本体機器が、前記表示部の表示画面上に、前
    記擬似生物機器の動作をあらわすシンボルを、複数種類
    の動作について表示させ、前記操作子を用いた、これら
    のシンボルの配列操作を受けて、前記擬似生物機器を、
    シンボルの配列順序に対応した動作順序で動作させるた
    めの、配列された一連の動作データを生成する動作生成
    部を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  20. 【請求項20】 イベントを発行する操作子を備えた本
    体機器と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動
    作データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備
    し、 前記本体機器が、前記操作子から順次発行されるイベン
    トの発行速度に応じた動作データを前記擬似生物機器に
    送信する動作制御部を備えたことを特徴とする情報処理
    装置。
  21. 【請求項21】 操作に応じた複数種類のイベントを発
    行する操作子を備えた本体装置と、該本体装置に有線あ
    るいは無線で接続され動作データに応じた動作を行なう
    擬似生物機器とを具備し、 前記本体機器が、前記操作子から発行されるイベントの
    種類に応じた動作データを前記擬似生物機器に送信する
    動作制御部を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】 ソフトウェアが実行される本体機器
    と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動作デー
    タに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、 前記本体機器が、該本体機器で実行されるソフトウェア
    による所定の作業の終了を受けて、動作データを前記擬
    似生物機器に送信する動作制御部を備えたことを特徴と
    する情報処理装置。
  23. 【請求項23】 本体機器と、該本体機器に有線あるい
    は無線で接続され動作データに応じた動作を行なう擬似
    生物機器とを具備し、 前記本体機器が、前記擬似生物機器が該本体機器に接続
    されたことを受けて動作データを前記擬似生物機器に送
    信する動作制御部を備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  24. 【請求項24】 本体機器と、該本体機器に有線あるい
    は無線で接続され動作データに応じた動作を行なう擬似
    生物機器とを具備し、 前記擬似生物機器が、前記本体機器との接続が断たれた
    ことを受けて、所定の動作を行なうものであることを特
    徴とする情報処理装置。
  25. 【請求項25】 時刻の指定を担う操作子を備えた本体
    機器と、該本体機器に有線あるいは無線で接続され動作
    データに応じた動作を行なう擬似生物機器とを具備し、 前記本体機器が、前記操作子により時刻が指定された場
    合に、指定された時刻に、動作データを前記擬似生物機
    器に送信する動作制御部を備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  26. 【請求項26】 スケジュールの入力と入力されたスケ
    ジュールのうちの所望のスケジュールの指定とを担う操
    作子を備えた本体機器と、該本体機器に有線あるいは無
    線で接続され動作データに応じた動作を行なう擬似生物
    機器とを具備し、 前記本体機器が、前記操作子により、入力されたスケジ
    ュールのうちの所望のスケジュールが指定された場合
    に、指定されたスケジュールに応じた時刻に、動作デー
    タを前記擬似生物機器に送信する動作制御部を備えたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  27. 【請求項27】 本体機器に着脱自在に接続され動作デ
    ータに応じた動作を行なう擬似生物機器であって、 本体機器から送信されてきた、動作データと、該動作デ
    ータに基づく動作を行なう条件を指示する条件データと
    を記憶しておく記憶部と、 前記条件データに基づいて、前記動作データに基づく動
    作を行なう条件が成立したか否かを判断する判断部と、 前記判断部による、動作を行なう条件が成立したという
    判断を受けて、該擬似生物機器に、前記動作データに基
    づく動作を行なわせる駆動部とを備え、 該擬似生物機器が、内蔵電池からの電力の供給を受けて
    動作するものであることを特徴とする擬似生物機器。
  28. 【請求項28】 本体機器に着脱自在に接続され動作デ
    ータに応じた動作を行なう擬似生物機器であって、 本体機器に選択的にいずれか1つが接続される、異なる
    通信方式を採用した通信を行なう複数種類の通信部を備
    えたことを特徴とする擬似生物機器。
  29. 【請求項29】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 駆動源と、位置あるいは姿勢の変化が外観にあらわれる
    部分との間に、該部分の位置あるいは姿勢を固定しても
    破壊を免れる緩衝手段が介在してなることを特徴とする
    擬似生物機器。
  30. 【請求項30】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部に支持され復帰自在に押下される頭
    部と、頭部が押下されたことを検知するセンサとを備え
    たことを特徴とする擬似生物機器。
  31. 【請求項31】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 操作を検知するセンサを備えた台座部を有することを特
    徴とする擬似生物機器。
  32. 【請求項32】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体機器との間で通信を行なってこの擬似生物機器の動
    作を制御する制御部を内蔵した台座部と、 該台座部に着脱自在に装着され、前記制御部からの指令
    に応じた動作を行なう本体部とを備えたことを特徴とす
    る擬似生物機器。
  33. 【請求項33】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 この擬似生物機器を動作データに応じて駆動する駆動部
    と、 前記駆動部に供給するための電力が蓄積される蓄電部
    と、 本体機器から送られてきた電力で前記蓄電部を充電する
    充電部とを備えたことを特徴とする擬似生物機器。
  34. 【請求項34】 前記蓄電部が、本体機器からのデータ
    をこの擬似生物機器に送信する通信線の電力で前記蓄電
    部を充電するものであることを特徴とする請求項33記
    載の擬似生物機器。
  35. 【請求項35】 前記蓄電部に蓄電された電力を昇圧し
    て前記駆動部に供給する昇圧部を備えたことを特徴とす
    る請求項33記載の擬似生物機器。
  36. 【請求項36】 所定の動作データを記憶しておく記憶
    部と、本体機器との接続が断たれたことを検知して前記
    記憶部に記憶された動作データを前記駆動部に送る切断
    検出部とを備えたことを特徴とする請求項33記載の擬
    似生物機器。
  37. 【請求項37】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体機器との間で通信を行なってこの擬似生物機器の動
    作を制御する制御信号を生成する、該本体機器から送ら
    れてきた電力で回路動作が行なわれる制御部と、 内蔵電池から電力が供給され、前記制御部から送られて
    きた制御信号に応じてこの擬似生物機器を駆動する駆動
    部とを備えたことを特徴とする擬似生物機器。
  38. 【請求項38】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部に水平に軸支された揺動軸と、該揺
    動軸に支持された、復帰自在に押下される頭部と、該頭
    部が押下されたことにより復帰自在に押下される押ボタ
    ンを有し該押ボタンの押下を検知するセンサとを備え、 前記揺動軸が前記押ボタンの直上に配置され、前記頭部
    の押下に伴って前記揺動軸が前記押ボタンを押下するも
    のであることを特徴とする擬似生物機器。
  39. 【請求項39】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部に水平に軸支された揺動軸と、該揺
    動軸上にバネを介在させて支持された、復帰自在に押下
    される頭部と、該頭部が押下されたことにより復帰自在
    に該頭部で押下される押ボタンを有し該押ボタンの押下
    を検知するセンサとを備えたことを特徴とする擬似生物
    機器。
  40. 【請求項40】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部に水平に軸支された、バネ性を有す
    る揺動軸と、該揺動軸に固定された、復帰自在に押下さ
    れる頭部と、該頭部が押されたことにより復帰自在に該
    頭部で押下される押ボタンを有し該押ボタンの押下を検
    知するセンサとを備えたことを特徴とする擬似生物機
    器。
  41. 【請求項41】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部にバネを介在させて支持された頭部
    と、該本体部に軸支されて上下に延びるレバーを備える
    とともに該レバーを回動させる駆動部を備え該レバーの
    上部で前記頭部に係止して該頭部を動作させる、左右一
    対の頭部駆動機構とを具備し、これら左右一対の頭部駆
    動機構双方を同時に稼動させるかあるいはこれら左右一
    対の頭部駆動機構のうちの一方のみを稼動させるかに応
    じて、前記頭部を前に傾け、あるいは前記頭部を横に向
    けるものであることを特徴とする擬似生物機器。
  42. 【請求項42】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 この擬似生物機器が、本体機器からパルス幅の広狭で二
    値をあらわす動作データが送信されることを予定したも
    のであり、 動作データが格納されるフリップフロップと、 前記本体機器から送信されてきた動作データを、パルス
    幅の広狭にかかわらず、前記フリップフロップに、該フ
    リップフロップにデータを取り込むタイミングを指示す
    るクロックとして供給するとともに、本体機器から送信
    されてきた動作データを、パルス幅の広狭に応じて異な
    る論理の信号として前記フリップフロップに取り込まれ
    るように加工して、前記フリップフロップにデータとし
    て供給するデコード回路とを備えたことを特徴とする擬
    似生物機器。
  43. 【請求項43】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 この擬似生物機器に対する操作を検知するセンサを備
    え、 該センサが、本体機器から出力された互いに異なる電圧
    を伝える2本のステータス出力線どうしの間に抵抗と直
    列に配置されるとともに、抵抗との接続点に該本体機器
    に電圧信号を伝えるステータス入力線が接続されてなる
    オンオフスイッチからなることを特徴とする擬似生物機
    器。
  44. 【請求項44】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部に支持されるとともに該本体部との
    間に間隙を有し該本体部に対し可動な、内側から照射さ
    れる色光により表面の色を変える頭部と、内側から該頭
    部前側を色光で照射する発光体と、該発光体から発せら
    れた色光が前記間隙を通って本体部表面を照射するのを
    防止する遮光体とを備えたことを特徴とする擬似生物機
    器。
  45. 【請求項45】 本体機器に接続され動作データに応じ
    た動作を行なう擬似生物機器であって、 本体部と、該本体部に支持されるとともに該本体部との
    間に間隙を有し該本体部に対し可動な、内側から照射さ
    れる色光により表面の色を変える頭部と、内側から該頭
    部前側を色光で照射する発光体と、該発光体に、複数の
    デューティ比の中から自在に選択されたいずれかのデュ
    ーティ比の電力パルス列を供給する発光駆動部とを備え
    たことを特徴とする擬似生物機器。
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