JP2002063091A - 存在・状態の相互伝達方法および装置、ならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

存在・状態の相互伝達方法および装置、ならびにそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2002063091A
JP2002063091A JP2000251229A JP2000251229A JP2002063091A JP 2002063091 A JP2002063091 A JP 2002063091A JP 2000251229 A JP2000251229 A JP 2000251229A JP 2000251229 A JP2000251229 A JP 2000251229A JP 2002063091 A JP2002063091 A JP 2002063091A
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Yoshinari Shirai
良成 白井
Takeshi Oguro
毅 大黒
Kazuhiro Kuwabara
和宏 桑原
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】存在・状態の非明示的情報を相互伝達し、相手
の選択と同時に相手の状況も知ることができ、しかも非
即時的な存在・状態の相互伝達も可能にする。 【解決手段】インターネット10を介して特定多数のユ
ーザ間で、存在情報、状態情報の相互伝達を行う際に、
コンピュータ11、触覚センサ14、光量や色を変化さ
せることができるライト13、バーコードリーダー12
から構成され、写真立てに相手側の写真15を挿入する
ことにより、自動的に写真裏面のバーコード16が読み
込まれ、相手が認識されて、相手の装置にリクエストを
送信する。相手の装置で送信側の写真が挿入されていれ
ば、相互接続となり、写真を叩く、触る、擦る等のアク
ションにより同期通信で触覚情報のやりとりを行い、別
の写真が挿入されていれば、片側接続となって、相手へ
のメッセージの蓄積と相手からのメッセージの読み込み
(非同期通信)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上に
おけるコミュニケーション方法および装置に関し、特に
コンピュータネットワーク内のコミュニティにおいて、
明示的あるいは暗示的に自分の存在の通知、または相手
の存在の確認をする方法および装置、ならびにそのプロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるネットワークコミュニケー
ションの方法としては、電子メールやWebチャットな
どのテキストを用いた方法が一般的であった。これらの
コミュニケーション方法は、明示的に表明された知識、
つまり自分および相手の存在・状態が明らかに表明され
た場合を対象としている。ここで、自分や相手の『存在
・状態』とは、生存情報や、家に帰っているか否かとい
う情報や、現在多忙であるか否かという情報などを言
う。
【0003】従来の方法では、非明示的(暗示的)な情
報を伝達することは困難であり、非明示的な情報をやり
とりするシステムに関する研究が現在も行われている。
例えば、大黒毅、吉田仙、桑原和宏:『コミュニティの
共有和の基盤としての存在)状態伝達システムの提案』
信学会AI研究会.Vol.99,No.534,pp.1-8(AI99-77)Jan
uary,2000.に記載されている『ひとのあかり』では、相
手の現在の状況をpingに対する応答という形で得る
ことができる。なお、『ping』とは、相手のコンピ
ュータがネットワークに繋がっているか、繋がっていな
いかを確認するためのコマンドである。また、存在や状
況情報を伝達して、ネットワークコミュニケーションの
萠芽に役立てようというAwareness支援に関す
る研究も行われているが、その一つとして、対象とする
相手に対して物理的な実体(代理実体)を持たせようと
いう研究が行われている(例えば、Greenber
g,S.and Kuzuoka,H:‘Using
Digital but Physical Surr
ogates to Mediate Awarene
ss: Communication and Pri
vacy in Media Spaces.Pers
onal Technologies,4(1),January,2000.’参照)。
コンピュータディスプレイは限られたスペースであり、
Awareness情報(知っているという情報)を提
示する余裕が殆んどなく、また多くの人にとりコンピュ
ータは時々しか利用されないものであって、Aware
ness情報を提示するには適さないため、代理実体
(人形)をコンピュータの外に配置しようという考えで
ある。
【0004】一方、言葉を用いたコミュニケーションに
おいては、微妙な感情・感覚を伝達することは困難であ
り、非言語情報を用いたコミュニケーションの研究も行
われている。例えば、『私、今すごく怒っているの』と
いう言葉は、発信者の感覚で言葉に変換されているた
め、受信者が考える『すごく怒っている』状態とは異な
る場合がある。つまり、微妙な感覚を言語で伝えること
は、極めて困難である。現実世界の対面コミュニケーシ
ョンでは、言葉を発する時の声やしぐさなどから、怒り
の度合いを知ることができる。そこで、例えば『inT
ouch』(Brave,S.and Dahley,
A:inTouch:A Mediumfor Hap
tic Interpersonal Communi
cation,in Extended Abstra
cts of Conference on Huma
n Factors in Computing Sy
stems(CHI'97),(Atlanta,March 1997),ACM Pres
s,pp.363-364.参照)では、センサ技術、フォース・フィ
ードバック技術を用いてお互いの手の触覚情報を伝達し
合っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、以下に述べるような問題点が指摘され
る。 1)存在や状態という非明示的な情報は、非符号的なア
ナログ情報であるため、キーボードやマウス、ディスプ
レイ等で構成される現在のコンピュータの入出力インタ
ーフェースでは、表現が難しい。 2)人形等の代理実体を用いたAwareness情報
提示システムでは、フィードバックを如何に返すかが課
題であり、また、存在・状態情報を明示的に要求するこ
とが困難であり、また代理実体に対して対象ユーザの割
当てに工夫が必要である。 3)代理実体を用いたシステムやinTouchのよう
な触覚情報のやりとりを行うシステムでは、相手の認
証、割当てが困難であり、また代理実体システムでは、
対象を変える場合には、別の相手が割当てられている代
理実体に取り替えるか、あるいはコンピュータ上で代理
実体が対象とする相手を取り替える必要があるが、しか
し、前者の場合には複数の装置が必要となり、後者の場
合には代理実体自体には変化がないため、ユーザの没入
感に混乱が生じる。
【0006】4)代理実体を用いたシステムやinTo
uchのようなシステムは、即時的な情報の伝達であ
り、非即時的な情報の伝達を実現しておらず、また過去
の存在や状態を参照することができない。存在や状態と
いう情報のやりとりでは、非即時的なやりとりが必要に
なる場合がある。例えば、親が最近息子が元気にしてい
るか否かを確かめたいとき、最近のアクティブに活動し
ている状態がわかれば良く、リアルタイムである必要が
ない。逆に、リアルタイムに情報のやりとりをすること
が、相手を煩わせる可能性がある。 5)人の存在や状態を自動的に検出し、これを通信する
ことは、プライバシー保護のため、法律的に実施が困難
である。
【0007】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、存在や状態という非的示的な情報を相互伝
達することができ、かつ対象を自動的に認証することが
でき、また相手の選択によりその相手の状況も知ること
ができ、さらに保存された情報で非即時的な存在・状態
の相互伝達が可能な存在・状態の相互伝達方法および装
置、ならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の存在・状態の相互伝達方法は、ネットワー
ク上で存在や状態という情報をやりとりするため、以下
の点を特徴としている。 (1)存在・状態という非的示的・非符号的な情報を提
示するためには、そのための入出力インターフェースが
必要であるので、入力に触覚センサ、出力にライト、ス
ピーカー、振動アクチュエータ等を用いて擬似的なアナ
ログ情報のやりとりを実現する。 (2)相手ユーザを表す物理的な実体として写真を用い
る。すなわち、写真の背面にバーコードを張り付けるこ
とにより、写真立ての写真を入れ替えるという動作のみ
で相手の認証を実現する。
【0009】(3)写真を挿入すると自動的に背面のバ
ーコードを読み込み、相手を認識して、相手に対するリ
クエストを投げる。このような仕組みを用いることによ
り、相手を選択するという動作が、そのまま相手に対す
るリクエストとなる。相手の装置が自分の装置に対して
アクティブな場合には、何等かの返答が来るため、相手
の状況を知ることができる。 (4)非即時的な存在・状態伝達を実現する。情報発信
者は、対象者の有無に係わりなく情報を発信することが
でき、発信した情報はローカルディスク内に一定期間だ
け蓄積されるので、情報要求者は対象とするユーザの発
信情報を参照することができる。 (5)人の存在や状態を自動的に検出し、通信を行うた
め、検出した情報に対して通信相手や時間に応じて情報
の劣化処理を施すので、情報発信者のプライバシーを保
護することができる。
【0010】(作用) (1)入出力インターフェースについて、 触覚情報をライトの色、光量にマッピングすることによ
り、擬似的なアナログ入出力が可能となり、ユーザの状
態の伝達が可能になる。例えば、怒って写真を叩くと、
相手方の装置の光量が赤く激しく光り、怒りの程度を知
ることができる。また、出力に光を用いることにより、
離れた場所からでも相手の状況、リクエストに『気付
く』ことができる。振動や音を利用することにより、さ
らに表現・効果を増幅することも可能である。 (2)写真を相手の実体とすること、 バーコードにより写真に対象とする相手を割当てておく
ことにより、ユーザはコンピュータを用いることなく、
写真立ての写真を入れ替える動作のみで装置に対して相
手を認証させることが可能となる。 (3)相手へのリクエストについて、 写真を挿入するという動作により、自動的に相手に対し
てリクエストを送り、何等かのレスポンスを得ることが
できるので、相手の状況を素早く認識することが可能に
なる。 (4)非即時的な情報伝達について、 ユーザの入力を蓄積・管理し、相手ユーザのリクエスト
に応じて提示する。ユーザ間の即時的コミュニケーショ
ンでは、終了するまでに時間がかかるかも知れないとい
う感情等により、コミュニケーションを行うまでにかな
りの動機付けが必要となる場合もあるが、このような形
で非即時的な情報のやりとりを実現することにより、手
軽にコミュニケーションが可能になる。 (5)プライバシーの保護について、 情報発信者が相手に応じて情報を劣化させることができ
るので、親しい間柄の人に対しては、詳しい情報を、そ
れほど親しくない人に対しては、曖昧な情報を提示する
ことができ、また時間に応じて情報を劣化させることが
できるので、ある程度、過去の状態を隠蔽することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例を示す
装置の構成図である。図1において、本発明のコミュニ
ケーション装置は、例えばタッチパネル、感圧式インク
などの触覚センサ14、光量や色を変化させることが可
能なライト13、バーコードを読み取るバーコードリー
ダー12、相手の実体となる写真15から構成される。
写真15の表と裏の説明図が下方に示されているよう
に、表には写真が挿入され、裏にはバーコード16が配
置されている。バーコードリーダー12からコンピュー
タ11までコードが接続されており、さらにコンピュー
タ11はインターネット10に接続されている。本実施
例のコミュニケーション装置を、仮にスタンド型状態伝
達装置と名付けることにする。本装置は、家庭やオフィ
スのコンピュータに1台、または複数台接続することが
できる。
【0012】図7は、図1の装置をネットワークに複数
台接続された場合の全体構成図である。ユーザAは写真
21とコンピュータ20がネットワーク25に接続さ
れ、ユーザBは写真31とコンピュータ30がネットワ
ーク25に接続され、ユーザCは2台の写真41,42
と1台のコンピュータ40がネットワーク25に接続さ
れ、ユーザDは写真51とコンピュータ50がネットワ
ーク25に接続されている。ユーザは、本装置に挿入さ
れた写真に触ることにより、ユーザの存在のやりとりを
行うことが可能となる。
【0013】図2は本発明の装置を利用した状態遷移図
であり、図12はコンピュータのデータベースのデータ
構成図である。以下に、スタンド型状態伝達装置の動作
の概略を図1および図2により説明する。先ず、バーコ
ードによる写真15の認証を行う。すなわち、図1に示
すように、装置に写真15をセットすると(図2の10
3)、自動的に写真15の背面に貼られたバーコード1
6をバーコードリーダー12が読み取る(104)。装
置が接続されているコンピュータ11内には、写真15
に写っているユーザの名前、そのユーザの装置が繋がっ
ているコンピュータのIPアドレス等のデータが保持さ
れており、バーコードIDと対応付けされている。デー
タは、例えば図12に示すように、コンピュータのデー
タベースに格納されている。図12では、バーコードI
D、ユーザの名前、住所(IPアドレス)が対応付けさ
れている。このように、写真15を装置とすることによ
り、自動的にそれらの情報が引き出される。コンピュー
タ11は、通信相手の認識を行い(105)、引き出さ
れたユーザ名、IPアドレスを元に相手の装置との接続
を試みる。
【0014】接続後に、コンピュータ11は、相手が自
分を対象としているか否かを判別し(106)、対象に
している場合には、相互接続(図4参照)となるため、
ライト13が点灯され、リアルタイムに触覚情報をやり
とりする(同期通信)(107)。また、対象にしてい
ない場合には、片側接続(図5参照)となるため、ライ
ト13は沈黙し、相手へのメッセージの蓄積、相手のメ
ッセージの読み込み(非同期通信)が行われる(10
1)。なお、通信相手が自分の写真を挿入すると、片側
接続(101)から相互接続(107)に移るが、通信
相手が写真を抜き取ると、相互接続(107)から片側
接続(101)に移る。この場合には、自分も写真15
を抜き取る(102)。
【0015】図3は、本発明の装置利用の流れを示す動
作フローチャートである。図3において、先ず通信相手
の写真を選択して(ステップ110)、選択した写真を
挿入すると(ステップ111)、自動的にコンピュータ
が通信相手の装置に問い合わせを行い(ステップ11
2)、相手も自分の写真を挿入している場合には、ライ
トが点灯して、相互接続が確立される(ステップ11
3)。しかし、相手は自分の写真を挿入していない場合
には、ライトは沈黙して片側接続が確立される(ステッ
プ116)。相互接続が確立された場合には、写真に触
ったり、叩いたりすることで(ステップ115)、相手
側のライトが反応する(ステップ115)。同じように
して、相手が写真に触ったときも、自分のライトが反応
する。一方、片側接続が確立した場合には、写真を触る
と(ステップ117)、相手の過去のアクションの呼び
出しを行う(ステップ118)。この場合、触り方によ
り、呼び出されるアクションが異なる。これは後述する
ように、ユーザ装置から相手側装置にアクションの呼び
出し方法を定義して、定義情報を予め送信しておく。こ
のようにして、存在情報および状態情報の通信を行った
後、写真を抜くことにより(ステップ119)、通信は
終了する(ステップ120)。
【0016】図4は、本発明における相互接続の説明
図、図5は同じく片側接続の説明図である。図4では、
ユーザAはユーザBの写真21を挿入したため、コンピ
ュータ20中からユーザBの情報(ユーザ名、アドレス
等)を読み取り、ネットワーク25を介してユーザBの
コンピュータ30との接続を試みる。もし、ここで相手
ユーザの装置30に自分の写真31が挿入されていれ
ば、相互接続が可能となり、ユーザAおよびユーザBの
装置のライトが点灯する。図4では、ユーザAはユーザ
Bの写真を装置に挿入している。また、ユーザBはユー
ザAの写真を装置にセットしているため、ユーザA,B
の装置のライトが点灯する。一方、相手のユーザの装置
に自分の写真が挿入されていない場合には、図5に示す
ように、片側接続となり、ユーザA,Bの装置のライト
は沈黙(挿入以前に点灯していた場合には、消灯)す
る。ライトが沈黙していることにより、相手の装置に自
分の写真が挿入されていないことがわかる。
【0017】図6は、片側接続時に行ったアクションに
より呼び出される相手のアクション履歴の違いの例を示
す図である。図4に示すように、相互接続が成立した場
合、ユーザ同士はスタンド型状態伝達装置を用いてコミ
ュニケーションを取ることができる。スタンドの上の写
真を触ったり、叩いたりすると、その情報が相手の装置
に送信され、ライトの明るさや色に変換される。例え
ば、図4に示すユーザAがスタンド上の写真を強く叩く
ことにより、ユーザBのライトが強く点滅する。そし
て、片方が相手が写っている写真を装置から外すと、相
互接続が完了して両者のライトは消灯する。そして、片
側接続に移行する。片側接続の場合には、ユーザがスタ
ンドの上で写真に触れたり、叩いたりした情報は相手の
装置に送信されず、装置が接続されているコンピュータ
のローカルディスクに保存される。ローカルディスクに
保存されたアクションは、後になって他のユーザが参照
することができる。例えば、図5に示す状態(片側接続
状態)で、ユーザAがユーザBに向けて起こしたアクシ
ョンを、後になってからユーザBが見ることができる。
具体的には、ユーザBがユーザAの写真を装置に挿入
し、装置上で特定のアクション(例えば、写真の右上を
こする)を行うことにより、相手の装置が接続されてい
るコンピュータのローカルディスクから自分向けに起こ
したアクション(触る、叩くなど)を検索し、検索され
たアクションを自分側の装置のライトの変化として反映
させることができる。
【0018】また、片側接続時には、自分以外に向けて
発信されたアクションを読み取ることも可能である。例
えば、図5の状況で、ユーザBはユーザAが過去にユー
ザB以外に向けて起こしたアクションを見ることもでき
る。アクションによって呼び出される相手のアクション
の違いを図6に示す。図6(a)のように、写真を叩く
ことにより(ステップ120)、相手が過去に自分以外
に向けて発信したアクションを表示する(ステップ12
1)。図6(b)のように、写真を撫でることにより
(ステップ130)、相手が過去に自分に向けて発信し
たアクションを表示する(ステップ131)。また、図
6(c)のように、写真を押すことにより(ステップ1
40)、相手が過去に特定多数に向けて発信したアクシ
ョンを表示する(ステップ141)。ただし、この際に
は、プライバシー保護のために、どのユーザに向けて発
したのかは伏せられ、ライトの反応も劣化させる。この
ようにすることで、細かい部分まではわからないが、相
手が行動しているという情報を得ることができる。ユー
ザそれぞれのローカルディスクに蓄積されている過去の
アクションは、時間が経過すると劣化していき、一定期
間後に消滅する。
【0019】(通信例)図8は、本発明の第1の実施例
を示す装置間の通信のシーケンスチャートである。ここ
ではユーザAとユーザB間の通信、およびユーザAとユ
ーザC間の通信を行っている。先ず、ユーザAはユーザ
Bの写真を装置Aに挿入する(150)。装置Aは写真
のバーコードからユーザBを認識し、ユーザBの装置に
対してQueryを発行する(ユーザBの対象はユーザ
Aか?の質問)。ユーザBの装置BはユーザAを対象と
していたため(151)、ユーザAの装置Aのライトが
点灯する(152)。この時点で、装置A,B間の相互
接続が確立される。装置A,B上でユーザAおよびBが
写真をさわる、叩く等のアクションを起こすと(15
3,155)、触覚センサがそのアクションを感知し、
触覚センサ情報を相手の装置に送信する。送信された側
の装置A,Bでは、触覚センサ情報を光量や色にマッピ
ングし、装置のライトに反映させる(154,15
6)。次に、ユーザAは、装置AからユーザBの写真を
抜き取り、ユーザCの写真を挿入する(157)。
【0020】ユーザBの写真を抜き取った時点で、装置
AおよびBのライトは消灯する。装置Aは、写真のバー
コードからユーザCを認識し、ユーザCの装置に対して
Queryを発行する。ユーザCの装置Cは、ユーザA
を対象としていないため(158)、ユーザAの装置A
のライトは沈黙したままである(159)。片側接続
時、ユーザAが装置A上で写真に対して何等かのアクシ
ョンを起こすと(160)、装置Aは装置Cに対してユ
ーザCの過去の状況を問い合わせるQueryを発行す
ると共に、起こしたアクションを装置Aのローカルディ
スク内に保存する。このQueryに対して、装置Cは
ローカルディスク内を検索し(161)、ユーザAに向
けて発信したアクションを検索し、存在すればアクショ
ン時の触覚センサ情報を装置Aに向けて送信する。ま
た、装置Cは、ユーザA以外に向けて発信した触覚セン
サ情報をライトに反映させる(162)。このように、
スタンド型状態伝達装置を利用することにより、両者の
存在・状態情報を、写真に触る、押す、叩く、擦る等の
行為により同期、非同期に伝達することが可能になる。
【0021】(写真と対象の割当て)次に、写真と対象
の割当てについて説明する。本装置では、バーコードを
利用して写真と対象ユーザを結び付けている。そのた
め、利用者は写真背面のバーコードのIDに対応する対
象ユーザを、予めコンピュータに登録する必要がある。
例えば、ユーザAが写っている写真に対してはユーザA
の名前、コンピュータのIPアドレス等を予めコンピュ
ータに入力する。その上で、ユーザAが写っている写真
を装置に挿入すると、予め入力された情報を元にユーザ
Aの装置との接続を試みる。写真とユーザに結び付ける
際には、一枚の写真に対して複数の対象を割当てること
が可能である。例えば、写真に2人の人が並んで写って
いた場合、写真の対象を2人にすることができる。この
場合、写真を装置に挿入すると、2人に対して接続を試
みる。
【0022】また、写真を叩く、触る等のアクションを
起こすと、2人に対して同じ触覚センサ情報が送信され
ることになる。また、データベースに加工を加えること
により、写真の部分ごとに対象を割当てることも可能で
ある。例えば、写真の左側はユーザA、写真の右側はユ
ーザBのように割当てることができる。写真全体がユー
ザAで、写真の一部がユーザBというように重なった形
で定義することも可能である。また、逆に複数の写真を
一枚の写真に対して割当てることも可能である。図12
に示すように、コンピュータのデータベースには、バー
コードIDとそれに対応するユーザが一人もしくは複数
人登録されている。また、ユーザごとに対応するアドレ
ス(IPアドレス、電話番号など)、写真中の範囲(装
置左上を原点とした場合の左上座標、幅、高さ)が登録
される。写真中の範囲が定義されていない場合には、そ
の人に対応する範囲は、装置の大きさ全体となる。
【0023】(通信情報の定義)次に、相互接続、片側
接続時の通信情報について説明する。ユーザの触る、叩
く等のアクションは触覚センサで検出され、触覚センサ
情報がそのまま送信される。送信された情報は相手のコ
ンピュータでライトの光量や色に置き換えられる。ま
た、写真を触る、叩く等の送信側のアクションに対応し
た受信側の出力を、送信側で定義することができる。送
信側の装置でアクションに対応した出力を定義し、固有
のIDと共にデータベースに保存し、また、IDと定義
した出力情報を対象とする相手の装置に送信する。受信
者側の装置では、送られてきた出力をライトに反映し、
またIDと出力をコンピュータに保存する。送信側が装
置で以前に定義したアクションと同じ、もしくは類似し
たアクションを起こした場合、定義したIDを対象とす
るユーザに送信するだけで、受信者側の装置のライトを
操作することができる。これにより、少ないデータ通信
におけるアナログ情報の相互伝達が可能となる。
【0024】(アクションの劣化)ローカルディスク内
に蓄積されたアクションは、ある程度時間が経過すると
劣化していき、ついには消滅する。時間による劣化で
は、アクションの力、すなわち触覚センサにかけられた
圧力値が減衰していく。例えば、強く叩いたアクション
は時間が経過すると、弱く叩いたアクションとなる。ま
た、強く擦ったアクションは、弱く叩いたアクションに
変化していく。時間による圧力の減衰では、例えば次式
(1)で表される。 Pt=P0−P0・t/T ・・・・・・・・・・・・・(1) ただし、tはアクションが起きてから経過した時間、T
は消滅するまでの時間、P0は入力時の圧力値、Ptは時
刻tの圧力値である。一方、片側接続時に過去に相手が
自分以外に向けて発したアクションを見るときも、送ら
れてくるアクション情報は劣化している。この場合、プ
ライバシー保護のために、どのようなアクションが行わ
れたかをわからなくするために、触れた位置、圧力値に
対してランダムに劣化処理を施す。
【0025】(第2の実施例)第2の実施例では、写真
の認証を、マークシートの読み取り、あるいは名前を文
字認識装置により読み取ることにより行う方法である。
すなわち、第1の実施例では、写真の認証をバーコード
をハーコードリーダーで読み取ることにより行っていた
が、RFIDタグをRFIDリーダーで読み取ることに
よっても実現することができる。また、マークシート調
のタグを貼り付けることで、マークシート読み取り装置
でこれを読み取ることによっても実現できる。また、文
字認識エンジンを用いて、写真の裏面に書かれた相手の
名前を読み取り、名前に対応する情報を引き出すことも
可能である。また、サイバーコードのようなものを利用
して、カメラで読み取る方法も可能である。また、直接
写真の画像特徴量をIDとする方法も考えられる。この
場合、写真を装置にセットすると、装置に取り付けられ
たスキャナーにより写真がスキャンされる。写真を装置
にセットすると、装置に取り付けられたカメラによって
写真が入力されるという方法も考えられるが、この場
合、照明条件によって入力された画像特徴量が変化する
ため、写真入力時に特定の照明を照射するか、もしくは
入力された画像から照明によると思われる寄与を取り除
く等の方法を施す。
【0026】(第3の実施例)第3の実施例では、存在
・状態情報の出力をバイブレータあるいは音を用いるこ
とにより、複雑な表現を可能にする。すなわち、第1の
実施例では、存在・状態情報の出力をライトにより行っ
ているが、ライトのみならず、出力にバイブレータや音
を利用することにより、複雑な表現が可能になる。例え
ば、装置にセットされた写真を叩くと、それに従って相
手の装置はライトが反応するだけでなく、振動させるこ
ともできる。また、複数の出力装置を利用することによ
り、対象としていないユーザからのアクションの表示に
使用することもできる。例えば、現在相互接続していな
い相手からアクションがあったことを音で知らせること
が可能となる。アクションがどのような装置の反応を引
き起こすかは、ユーザごとにカスタマイズできる。例え
ば、相互接続していない相手からのアクションを振動に
割当てたりすることが可能となる。また、相互接続の相
手、相互接続以外の相手のアクションを両方ライトに
し、相互接続相手のアクションに対するライトの反応を
より明るく、激しくするという設定も可能となる。
【0027】(第4の実施例)第4の実施例では、ユー
ザの写真として物理的な写真の代りに、デジタル写真を
用いる方法である。すなわち、第1の実施例では、ユー
ザの写真として物理的な写真を用いていたが、第4の実
施例ではデジタル写真を用いる。デジタル写真を用いた
方法では、タッチパネル一体型ディスプレイに写真を表
示する。先ず、予め対象となる写真をコンピュータのロ
ーカルディスク中に保存しておく。物理的な写真(銀塩
写真等)に添付されたバーコードを読み込ませると、装
置は対象とするユーザを認識し、装置のディスプレイに
対象ユーザのデジタル写真を表示する。ユーザが表示さ
れたデジタル写真に触る、叩く等のアクションを起こす
と、対象ユーザ側の装置のディスプレイのデジタル写真
に変化が起こる。例えば、叩いた場合には、叩いた場所
を中心に写真が揺らいだり、画面全体を高輝度にしたり
することができる。また、圧力情報を圧力が加わった場
所に表示することにより、指文字などによる情報交換も
可能となる。例えば、強く押せば押すほど押した部分が
黒くなるような設定を施すことにより、自分がなぞった
場所、圧力を加えた場所を力と共に相手側のディスプレ
イに表示することが可能である。この場合、押された場
所から手が離れても直ちに圧力値を0にせずに、徐々に
減衰、消滅させることにより、アナログ情報を用いたコ
ミュニケーションが促進される。また、対象のユーザを
コンピュータの画面もしくはタッチパネル一体型ディス
プレイ上でユーザに明示的に選択させることで、物理的
な写真を使用せずにデジタル写真のみで実現することが
可能である。
【0028】(第5の実施例)図9は、本発明の第5の
実施例を示す距離センサによる人の移動の検知方法の説
明図である。第5の実施例では、存在・状態情報を距離
センサにより自動検出する方法を用いる。すなわち、第
1の実施例では、存在・状態情報はユーザ自身が明示的
に発信していたが、本実施例では、距離センサモジュー
ル62を追加することにより、存在・状態情報の自動検
出ができるようにする。図9に示すように、写真61を
挿入する装置に、距離センサ62を接続しておき、人6
3が移動したときこれを検知する。装置全面を本モジュ
ールを配置することにより、現在自分が装置の側にいる
か否か、活動しているか否か等の情報を装置に暗黙のう
ちに伝達することができる。これにより、ユーザは相手
の情報を常に『何となく』知ることができる。カメラや
磁気モーションキャプチャ装置を用いても存在・状態の
移動を検出することができる。この方法は、動いている
ものがユーザであるか否かの認証は行わないが、ユーザ
は何も身に付ける必要がない。特に、相手が独り暮しの
場合には、ユーザが活動している等の情報としては問題
が無い。
【0029】(第6の実施例)第6の実施例では、スタ
ンド型状態伝達装置にコンピュータを内蔵することによ
り、コンピュータで行う処理をスタンド型状態伝達装置
側で行う。すなわち、第1〜第5の実施例では、スタン
ド型状態伝達装置はコンピュータに接続され、コンピュ
ータがネットワークに接続されていたが、本実施例で
は、コンピュータを内蔵したスタンド型状態伝達装置が
これらを実行する。スタンド型状態伝達装置側で行う機
能および処理としては、写真に対応するユーザデータ、
ユーザアクションの保存、検索等、スタンド型状態伝達
装置からの要求の処理、ネットワークから送られてくる
相手の触覚センサ情報、アクションのID等のライトの
光量等への変換処理、スタンド型状態伝達装置への伝達
等が挙げられるが、これらは全てスタンド型状態伝達装
置にコンピュータを内蔵させることで、PCなどのコン
ピュータを通さずにスタンド型状態伝達装置単体で実現
することができる。
【0030】(第7の実施例)第7の実施例では、装置
を携帯電話などの移動型形状にする。すなわち、第1〜
第6の実施例では、据置き型の装置形状をしているが、
本実施例では、移動型の装置形状にする。携帯電話、P
HS等の液晶部分、もしくはその他の場所に触覚センサ
が内蔵された携帯電話上にデジタル写真を表示し、写真
を触ると、表示されている相手に自動的に電話がかけら
れ接続される。写真に対して叩く等のアクションを行う
ことにより、表示されたデジタル写真の明るさや画像を
変化させる。また、携帯電話やPHS等では、どの基地
局の側に端末が存在するかを知ることができることを利
用して、ユーザが移動しているか否かという状態情報を
自動検出することができる。この移動しているという情
報も、デジタル写真の明るさの変化等で出力する。
【0031】(第8の実施例)図10は、本発明の第8
の実施例を示すサーバ型サービスの仕組の説明図であ
り、図11は図10に示すサーバ型サービスの通信例の
シーケンスチャートである。第8の実施例では、相手装
置との接続をサーバを介して行う。すなわち、第1〜第
7の実施例では、基本的に相手の装置と直接接続して通
信を行っているが、本実施例では、ユーザ装置がコンピ
ュータに接続され、ネットワークを介して繋がってお
り、特定多数のユーザ装置間でサーバを介した接続を行
い、通信を行う。 (登録)図10においては、サーバへの写真の登録方
法、動作例を示している。先ず、予め装置を利用してい
る各ユーザA,Bは、サーバ80に個人情報(名前、I
Pアドレス等)を登録する。登録された情報は、接続さ
れたデータベース70に記憶される。サーバ80は、情
報をデータベース70に登録すると、登録された各個人
情報に対してユニークなIDを割り振る。それぞれのユ
ーザA,Bは、自分が所有する写真21,31の裏面を
印刷面としてプリンタにセットする。そして、対象とす
るユーザB,Aをサーバ80から選択すると、サーバ8
0から対象とするユーザA,BのIDを表したバーコー
ドが提示されるので、これらのバーコードをプリントア
ウトして写真21,31の裏面に印刷する。
【0032】(サーバの動作例)図10、図11により
サーバ80と各ユーザA,Bとの通信動作を説明する。
ユーザAがユーザBの写真を装置にセットすると(図1
1の171)、装置が写真裏面のバーコードを読み取
り、バーコードIDをサーバ80に送信する(図10の
あ)。サ−バ80はバーコードIDに対応するユーザ
(ユーザB)の個人情報をデータベース70に問い合わ
せ(図10のい)、その結果を受け取る(図10のう)
(図11の172)。そして、検索されたユーザ(ユー
ザB)の個人情報を元に、ネットワークを介してユーザ
Bの装置との接続を試みる(図10のえ)(図11の1
73)。図10のユーザBの装置はユーザAの写真が挿
入されているため、ユーザBはユーザAを現在対象とし
ているという回答がサーバ80に返信される(図10の
お)(図11の174)。サーバ80は、相互接続が確
立されたことをユーザAの装置に伝え(図11の17
5)、ユーザAの装置のライトが点灯する(図10の
か)(図11の176)。
【0033】もし、ユーザBがユーザAの写真を挿入し
ていなかった場合には、そのメッセージがサーバ80を
介してユーザAの装置に伝達され、ユーザAの装置のラ
ンプは沈黙する。接続後の動作は、第1の実施例と同じ
であるが、サーバ80を介して情報のやりとりが行わ
れ、それぞれのユーザのアクションは、サーバ80側の
データベース70に蓄積される(図11の178)。例
えば、ユーザAが写真を触ると(図11の177)、触
覚センサ情報としてサーバ80を介しユーザBに伝達さ
れ、ユーザBの装置のライトが変化する(図11の17
9)。このように、全てのメッセージはサーバ80を介
して行われ、サーバ80はそれぞれのメッセージをデー
タベース70に蓄積する。ユーザから別のユーザの過去
の離歴の照会があった場合には、データベース70から
検索して、これを送信する。その際には、第1の実施例
と同じように、場合に応じて劣化処理を施す。
【0034】(第9の実施例)第9の実施例では、ディ
スプレイに表示されたバーコードを普通紙にプリントア
ウトして、写真の裏面に貼付する。すなわち、第8の実
施例では、サーバ80から送信されたバーコードを直接
写真の裏面に印刷しているが、本実施例のように、ディ
スプレイに表示されたバーコードを普通紙にプリントア
ウトすることにより、写真の裏面に糊付けすることも可
能である。また、ファクシミリで送信されてきたバーコ
ードを写真裏面に貼付けることも可能である。また、ユ
ーザがバーコードプリンタを利用している場合には、バ
ーコードプリンタに送信することもできる。なお、第1
〜第9の実施例では、相手ユーザに対応するユーザ情報
として、写真の裏に印刷されたバーコード、あるいはデ
ィスプレイに表示されたバーコードが使用されている
が、本発明はバーコードに限定されるものではなく、例
えば磁気テープやICチップなど、ユーザ情報を記録可
能なものであればよく、それぞれの記録装置に合った読
み込み装置を備えればよい。従って、それを読み取るも
のもバーコードリーダーの他に、磁気テープ読み取り装
置やICチップ読み取り装置などのユーザ情報読み取り
装置を使用することができる。
【0035】(プログラム記録媒体)図2、図3、図8
および図11に示すフローチャートないしシーケンスチ
ャートをそれぞれプログラムに変換し、そのプログラム
をCD−ROM等の記録媒体に格納しておく。この記録
媒体を家庭やオフィスのコンピュータに実装することに
より、CD−ROMから内部メモリにローディングして
実施するか、ネットワークを介して他の任意のコンピュ
ータにダウンロードして実施すれば、本発明の対応がで
きていないコンピュータに対しても容易に本発明を実現
することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
触覚センサ、光量や色が変化するライトを用いること
により、存在や状態の非明示的な情報を相互伝達するこ
とができる。また、写真を用いることにより、対象が
明確となり、またバーコードが付加された写真を装置に
挿入することで、対象を自動的に認証することができ
る。また、写真を挿入するという動作をコミュニケー
ション相手の認証に割当てることで、相手の選択と同時
に相手の状況も知ることができる。さらに、ユーザの
利用履歴を一定期間保存することにより、保存された情
報を利用した非即時的な存在・状態の相互伝達が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すスタンド型状態伝
達装置の構成図である。
【図2】本発明による装置利用の流れを示す状態遷移図
である。
【図3】本発明による装置利用の流れを示す動作フロー
チャートである。
【図4】本発明による相互接続の状態を示す図である。
【図5】本発明による片側接続の状態を示す図である。
【図6】本発明のアクションによる相手の情報の違いを
示す説明図である。
【図7】本発明による装置間の接続系統図である。
【図8】本発明による装置間の通信例を示すシーケンス
チャートである。
【図9】本発明の第5の実施例を示す距離センサによる
人の移動の検知方法の説明図である。
【図10】本発明の第8の実施例を示すサーバ型サービ
スの仕組の説明図である。
【図11】本発明の第8の実施例を示すサーバ型サービ
スの通信のシーケンスチャートである。
【図12】本発明による装置データベースに格納された
データフォーマット図である。
【符号の説明】
10…インターネット、11…コンピュータ、12…バ
ーコードリーダー、13…ライト、14…触覚センサ、
15…写真、16…バーコード、21,31…ユーザ装
置、20,30…ユーザコンピュータ、25…ネットワ
ーク、61…ユーザ装置、62…距離センサ、63…
人、80…サーバ、70…サーバに配置されたデータベ
ース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 和宏 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B072 BB00 CC24 5B087 AA05 BC16 CC20 DD02 DD09 5E501 AA01 AB18 AC15 CA02 CB20 CC11 CC14 EA01 FA14 FB28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定多数のユーザ間で、各ユーザの存在
    情報および状態情報の相互伝達を行う装置であって、 情報発信側の入力に用いる触覚センサと、情報受信側の
    出力用として、光量や色を変化することが可能なライト
    と、相手ユーザが指定されると、該ユーザに対応するユ
    ーザ情報を読み取るユーザ情報読み取り装置と、上記触
    覚センサから入力した存在情報および状態情報を指定さ
    れた相手ユーザに明示的あるいは非明示的に送信すると
    ともに、相手ユーザとの接続により上記ライトを点灯あ
    るいは消灯させ、存在情報および状態情報を受信する送
    受信手段とを有することを特徴とする存在・状態の相互
    伝達装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して繋がっている特定
    多数のユーザ間で、各ユーザの存在情報および状態情報
    の相互伝達を行う存在・状態の相互伝達方法であって、 特定多数のユーザから該ユーザが情報をやりとりする相
    手を指定する段階で、伝達する相手が映された写真を装
    置に挿入すると、装置もしくは装置に接続されたコンピ
    ュータが上記写真に添付されたIDを読み取り、 上記IDに対応するユーザ情報を検索し、 検索された相手の装置もしくは装置が繋がっているコン
    ピュータに対して相手の装置が現在自分を相互伝達を行
    う相手に指定しているか否かを問い合わせ、 相手の装置が現在自分を相互伝達を行う相手と指定して
    いる場合には、ライトを点灯し、 指定していない場合には、上記ライトを消灯することを
    特徴とする存在・状態の相互伝達方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の存在・状態の相互伝達
    方法において、 前記指定した相手の装置が現在自分を相互伝達を行う相
    手と指定している場合には、両者の存在情報および状態
    情報の送受信が可能となり、情報発信者が装置上の触覚
    センサを用いて入力した情報をローカルディスク内に保
    存するとともに、相手側の装置に送信し、受信側の装置
    では、受信した触覚情報を光量や色情報に変換し、変換
    された情報を受信側装置のライトに反映することを特徴
    とする存在・状態の相互伝達方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の存在・状態の相互伝達
    方法において、 前記指定した相手の装置が現在自分を相互伝達を行う相
    手と指定していない場合には、指定した相手に対して装
    置上の触覚センサを用いて入力した情報を、ローカルデ
    ィスク内に保存すると、予め触覚情報に対応付けられた
    要求に変換し、該要求を相手側の装置に送信し、 受信側の装置では、受信した要求が受信者が過去に要求
    者に向けて発信した情報の要求である場合には、該受信
    側装置のローカルディスク内から過去に上記要求者に向
    けて発信した情報を検索し、該情報を上記要求者の装置
    に送信し、 上記要求者側の装置では、受信した情報を光量や色情報
    に変換し、変換された情報を上記要求者側の装置のライ
    トに反映させ、 上記受信側の装置で受信した要求が、受信者が過去に上
    記要求者以外に向けて発信した情報の要求である場合に
    は、該受信側装置のローカルディスク内から過去に上記
    要求者以外に向けて発信した情報を検索し、検索された
    触覚情報に対して、触れた位置、圧力をランダムに変化
    させ、上記要求者の装置に送信し、 上記要求者側の装置では、受信した情報を光量や色情報
    に変換し、変換された情報を上記要求者側の装置のライ
    トに反映させることを特徴とする存在・状態の相互伝達
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の存在・状態の
    相互伝達方法において、 前記ローカルディスク内に保存された触覚センサ情報の
    圧力の強さを時間とともに減少させ、予め定めた期間後
    に消滅させることを特徴とする存在・状態の相互伝達方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載の存在・状態の
    相互伝達方法において、 前記発信側装置の触覚センサを用いて入力した情報を受
    信者側に送信する段階で、上記触覚センサを用いて入力
    した情報に対する受信者側のライトの反応を発信側装置
    で定義し、また定義された内容に固有のIDを対応付け
    し、触覚情報と定義したライトの反応と対応付けしたI
    Dを同時に送信し、 情報受信側装置では、受信したライトの反応を該受信側
    装置のライトに反映するとともに、触覚情報と受信した
    IDとライトの反応をデータベースに蓄積し、 別の機会にIDのみを受信した場合には、上記データベ
    ースに蓄積されたIDに対応したライトの反応を受信者
    側のライトに反映させることを特徴とする存在・状態の
    相互伝達方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の存在・状態の相互伝達
    方法において、 前記写真を挿入する装置に、距離センサあるいはカメラ
    等を接続し、 自動的にユーザが移動したときこれを検知し、移動した
    という情報を存在情報および状態情報として相手側装置
    に送信することを特徴とする存在・状態の相互伝達方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の存在・状態の相互伝達
    方法において、 前記特定多数のユーザ装置間でサーバを介して相互伝達
    を行い、各々のユーザの名前、装置のIPアドレスを上
    記サーバに登録し、各ユーザは登録されたユーザのID
    を写真に対して割り付け、当該写真を上記装置に挿入す
    ると、上記装置は上記サーバ側にIDを送信し、上記サ
    ーバ側では送られてきたIDを元に対象を認識し、認識
    したユーザ相互間の接続を行い、上記サーバを介して存
    在情報および状態情報のやりとりを行うことを特徴とす
    る存在・状態の相互伝達方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の存在・状態の相互伝達
    方法において、 前記サーバを介して存在情報および状態情報のやりとり
    を行う際に、当該存在情報および状態情報を上記サーバ
    側に蓄積し、ユーザの照会に応じて照会されたユーザの
    存在情報および状態情報を検索し、検索した該情報を上
    記ユーザに送信することを特徴とする存在・状態の相互
    伝達方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の存在・状態の相互伝
    達装置において、 前記送受信手段および入出力用の各機器は、携帯電話等
    の移動型の装置形状を有することを特徴とする存在・状
    態の相互伝達装置。
  11. 【請求項11】 請求項2ないし請求項9のいずれかに
    記載の存在・状態の相互伝達方法の各処理ステップをプ
    ログラムに変換し、該プログラムを記録媒体に格納した
    ことを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
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