JP2000135016A - 草刈装置 - Google Patents

草刈装置

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JP2000135016A
JP2000135016A JP10325958A JP32595898A JP2000135016A JP 2000135016 A JP2000135016 A JP 2000135016A JP 10325958 A JP10325958 A JP 10325958A JP 32595898 A JP32595898 A JP 32595898A JP 2000135016 A JP2000135016 A JP 2000135016A
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JP
Japan
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traveling
mowing
vehicle
rail
rails
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JP10325958A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujimoto
賢一 藤本
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根の上面に植生させた芝等の草を刈取り可
能な草刈装置を提供すること。 【解決手段】 屋根上に左右一対の走行用レールを敷設
し、両走行用レール上に草刈機能を有する走行台車を載
置して、同走行台車を走行用レール上にて走行させなが
ら屋根上に植生した芝等の草を刈取り可能とし、走行台
車には、動力源としてのエンジンを搭載した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草刈装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、草刈装置の一形態として、走行車
体上に運転部を設けると共に、同走行車体の下方に草刈
部を垂設したものがある。
【0003】そして、かかる草刈装置では、芝等の草が
植生された植生地において、運転部に搭乗した作業者
が、走行車体を走行操作しながら、草刈部を草刈作動さ
せて、草刈作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、屋根
の上面に芝を植生させて、建造物の断熱効果を図ること
があるが、かかる芝の刈取り作業を前記した草刈装置で
行なう場合には、草刈装置に作業者が搭乗して屋根上で
行なう作業となるために、操作を過って屋根から落下す
る虞があり、作業上の安全性の確保が図れないという課
題がある。
【0005】また、屋根が鋸歯状に形成された鋸屋根の
場合は、傾斜面に植生した芝を、前記した芝刈装置では
刈取れないという課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、屋
根上に左右一対の走行用レールを敷設し、両走行用レー
ル上に草刈機能を有する走行台車を載置して、同走行台
車を走行用レール上にて走行させながら屋根上に植生し
た芝等の草を刈取り可能とし、走行台車には、動力源と
してのエンジンを搭載したことを特徴とする草刈装置を
提供せんとするものである。
【0007】また、本発明は、屋根の側方に、走行用レ
ールと略直交する方向に伸延する搬送用レールを敷設
し、同搬送用レール上に搬送台車を載置し、同搬送台車
上に走行台車を乗降可能として、搬送台車には、動力源
として電動モータを設けたこと、及び、搬送台車には、
走行用レールと接続・離脱自在に接続するための接続用
レールと、搬送台車を移動操作するための操作部と、作
業台車により刈取られた草を収納する集草収納袋体を仮
置きするための仮置き部とを設けたことにも特徴を有す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0009】すなわち、本発明に係る草刈装置は、屋根
上に左右一対の走行用レールを敷設し、両走行用レール
上に草刈機能を有する走行台車を載置して、同走行台車
を走行用レール上にて走行させながら屋根上に植生した
芝等の草を刈取り可能としている。
【0010】このようにして、作業者は、走行台車に搭
乗することなく、芝等の草の刈取り作業を自動的に行な
うことができて、作業者の作業上の安全性を良好に確保
することができる。
【0011】しかも、走行台車には、動力源としてのエ
ンジンを搭載している。
【0012】このようにして、別途電力供給設備を設け
ることなく、安価に構成することができる。
【0013】さらに、電気配線を必要とせず、走行台車
が前後方向に往復移動しながら刈取り作業をスムーズに
行なうことができると共に、作業者が過って感電する等
の不具合を回避することができる。
【0014】そして、屋根の側方に、走行用レールと略
直交する方向に伸延する搬送用レールを敷設し、同搬送
用レール上に搬送台車を載置し、同搬送台車上に走行台
車を乗降可能として、搬送台車には、動力源として電動
モータを設けている。
【0015】このようにして、走行制御を精度良く行な
うことができる。
【0016】また、搬送台車には、走行用レールと接続
・離脱自在に接続するための接続用レールと、搬送台車
を移動操作するための操作部と、作業台車により刈取ら
れた草を収納する集草収納袋体を仮置きするための仮置
き部とを設けている。
【0017】このようにして、走行台車の搬送台車への
乗降を接続用レールを介して楽に行なうことができると
共に、搬送台車の移動操作を搬送台車上にて操作部を介
して簡単に行なうことができ、また、仮置き部に集草収
納袋体を仮置きしておくことにより、効率良く集草収納
袋体の移送作業が行なえて、この点からも刈取り作業能
率を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0019】図1及び図2に示すAは、本発明に係る草
刈装置であり、同草刈装置Aは、前後方向に伸延し、か
つ、左右方向に長幅の傾斜面1aと、前後方向に伸延し、
かつ、左右方向短幅の傾斜面1bとにより鋸歯状に形成し
た鋸屋根1上に設けて、左右方向に並列する各傾斜面1a
上に植生した芝等の草を刈取り可能としている。
【0020】そして、図3〜図5に示すように、鋸屋根
1に形成された複数の谷部1cに、同谷部1cの伸延方向に
沿わせて走行用レール2を敷設し、隣接する左右一対の
走行用レール2,2間に、草刈機能を有する走行台車3
を跨架状に載置して、同走行台車3を傾斜面1aを跨いだ
状態で自走させながら、同傾斜面1aに植生した芝等の草
を刈取り可能としている。
【0021】また、図3〜図5に示すように、鋸屋根1
の後側縁部には、段付凹状の搬送路7を形成し、同搬送
路7に、走行用レール2と略直交する方向に伸延する前
後一対の搬送用レール4,4を敷設し、両搬送用レール
4,4上に搬送台車5を載置し、同搬送台車5上には走
行用レール2,2と接続・離脱自在に接続する接続用レ
ール6,6を敷設して、各接続用レール6,6の前端部
を走行用レール2,2の後端部に接続して、両レール
2,2,6,6間で走行台車3を移動可能にしている。
【0022】まず、上記した走行用レール2と走行台車
3について、図3〜図7を参照しながら詳述する。
【0023】走行用レール2は、傾斜面1aの前後幅と略
同一長さの円形パイプを、短幅傾斜面1bの下部に突設し
たレールステー10,10 間に架設して構成しており、左右
方向に平行して配置される複数の走行用レール2は、搬
送路7より略同一高さに配置している。
【0024】走行台車3は、左右一対の走行用レール
2,2間に跨架した台車フレーム11と、同台車フレーム
11の中途部に左右方向に往復移動自在に垂架した機能部
フレーム12と、同機能部フレーム12上に設けた原動機部
13と、同原動機部13に連動連結して機能部フレーム12に
垂設した草刈部14と、同草刈部14により刈取られた草を
集草する集草部15と、上記原動機部13に連動連結したミ
ッション部16と、同ミッション部16にそれぞれ連動連結
した車輪駆動機構17及び機能部横移動機構18と各駆動部
を制御する制御部19とを具備している。
【0025】台車フレーム11は、前後方向に伸延する左
右一対の左・右側フレーム形成体20,20 と、左側フレー
ム形成体20の前後部よりそれぞれ左右方向に長幅の傾斜
面1aに沿って右側上方へ向けて伸延する前後一対の前・
後側長幅フレーム形成体21,21 と、右側フレーム形成体
20の前後部よりそれぞれ左右方向に短幅の傾斜面1bに沿
って左側下方へ向けて伸延する前後一対の前・後側短幅
フレーム形成体22,22と、同前・後側短幅フレーム形成
体22,22 の左側端部と前・後側長幅フレーム形成体21,2
1 の右側端部とを枢支して連結する中折れ用枢支部23,2
3 と、前・後側短幅フレーム形成体22,22 の上部間に横
架した連結フレーム形成体28とを具備している。
【0026】そして、左・右側フレーム形成体20,20
は、下側開口の略矩形パイプ状に形成した形成体本体20
a,20a と、同形成体本体20a,20a の下側開口縁部より下
方へ延設した左右一対の延設片20b,20b,20b,20b とから
形成しており、左右一対の延設片20b,20b 間の前部と後
部にそれぞれ前車輪24,24 と後車輪25,25 とを二個づつ
取付け、各延設片20b,20b の下端部には、左右一対の横
ずれ規制ローラ26,26 と、浮上り規制ローラ27とを取付
けている。
【0027】また、後車輪25,25 は、後述するミッショ
ン部16に車輪駆動機構17を介して連動連結している。
【0028】後側長幅フレーム形成体21の右側部と、後
側短幅フレーム形成体22の左側部との間には、拡縮作動
手段としての電動式の拡縮作動シリンダ29を介設してい
る。
【0029】このようにして、拡縮作動シリンダ29を伸
縮作動させることにより、左右側前・後車輪24,24,25,2
5 の間隔を拡縮変更可能としている。
【0030】機能部フレーム12は、前後方向に伸延する
左右一対の前後方向伸延フレーム形成体30,30 と、両前
後方向伸延フレーム形成体30,30 の前端間と後端間とに
それぞれ架設した前後一対のローラ連結板31,31 と、各
ローラ連結板31,31 の上部にそれぞれ取付けた左右一対
のローラ32,32,32,32 とを具備している。
【0031】そして、前後一対のローラ連結板31,31
は、前・後側長幅フレーム形成体21,21 間に配置して、
前側のローラ連結板31の前面上部に左右一対のローラ3
2,32 を転動自在に取付けて、両ローラ32,32 を前側長
幅フレーム形成体21の上面に載置する一方、後側のロー
ラ連結板31の後面上部に左右一対のローラ32,32 を転動
自在に取付けて、両ローラ32,32 を後側長幅フレーム形
成体21の上面に載置している。
【0032】このようにして、機能部フレーム12は、前
・後側長幅フレーム形成体21,21 間に垂架された状態に
て、両前・後側長幅フレーム形成体21,21 に沿って、左
側フレーム形成体20と前・後側短幅フレーム形成体22,2
2 との間で、左右方向に往復スライド移動自在としてお
り、同機能部フレーム12は、左側フレーム形成体20と前
・後側短幅フレーム形成体22,22 とにより、前・後側長
幅フレーム形成体21,21 より左右外方へ脱落することが
ないようにしている。
【0033】原動機部13は、前後方向伸延フレーム形成
体30,30 の前部間にエンジン33を搭載し、同エンジン33
の直後方位置にラジエータ34やエアクリーナ35を配設し
ている。
【0034】草刈部14は、前後方向伸延フレーム形成体
30,30 間の中途部に草刈部本体36を昇降機構37を介して
昇降自在に吊下げている。37a は、昇降機構37の一部を
構成する昇降用シリンダであり、同昇降用シリンダ37a
は後述する昇降制御用バルブ133 を介して外部駆動用油
圧回路131 に接続している。
【0035】そして、草刈部本体36は、エンジン33に草
刈部本体駆動機構38を介して連動連結している。
【0036】草刈部本体駆動機構38は、図8に示すよう
に、エンジン33の出力軸に取付けたエンジン出力用プー
リ38a と、草刈部本体36の入力軸に取付けた草刈部本体
駆動用プーリ38b との間に、伝動ベルト38c を巻回する
と共に、同伝動ベルト38c は、テンションアーム38d に
よりテンションローラ38e を介して緊張・弛緩自在とな
し、同テンションアーム38d にはクラッチモータ等のク
ラッチ手段38f をテンションワイヤ38g を介して連動連
結している。
【0037】このようにして、草刈部本体36を昇降機構
37により下降させて、長幅の傾斜面1aに植生した芝等の
草に近接させた状態にて、同草刈部本体36を草刈り作動
させることにより、草刈り作業が行なえるようにしてい
る。
【0038】そして、草刈部本体36の作動・停止は、草
刈部本体駆動機構38により行なえるようにしている。
【0039】集草部15は、前後方向伸延フレーム形成体
30,30 の後端に集草部本体40をステー41を介して取付
け、同集草部本体40の右側部と前記草刈部本体36の右側
部との間に搬送パイプ42を介設している。
【0040】そして、集草部本体40は、下側ケース40a
に上側ケース40b を開閉自在に取付け、下側ケース40a
内に三個の集草収納袋体43,43,43を収容して、上側ケー
ス40b に前記搬送パイプ42の後端を連通連結している。
【0041】このようにして、草刈部本体36により刈取
られた刈草は、搬送パイプ42→上側ケース40b →集草収
納袋体43,43,43内に集草されるようにしている。
【0042】ミッション部16は、前後方向伸延フレーム
形成体30,30 の後部間に配設して、エンジン33に伝動シ
ャフト45を介して連動連結しており、同ミッション部16
は、図10に示すように、可変容量型油圧ポンプPと、
同可変容量型油圧ポンプPに油圧回路130 を介して接続
した油圧モータMとを具備するHST(静油圧式無段変
速装置)と、外部駆動用ポンプP1と、同外部駆動用ポン
プP1に外部駆動用油圧回路131 を介して接続した外部駆
動用モータM1とを装備して、外部駆動用油圧回路131 に
は、後述する往復移動機構60を制御する往復移動制御用
バルブ132 と、後述する昇降機構37を制御する昇降制御
用バルブ133 を設けている。
【0043】そして、ミッション部16に後車輪25,25 を
車輪駆動機構17を介して連動連結しており、同車輪駆動
機構17は、左側フレーム形成体20内の後部に設けた左側
車輪駆動用ギヤケース46と、後側の中折れ用枢支部23に
同軸的に設けた伝動中継部としての伝動中継ギヤケース
47との間に、後側長幅フレーム形成体21に沿って伸延す
る走行用伝動軸48を介設して、同走行用伝動軸48の中途
部に、ミッション部16に連動連設した伝動ギヤケース49
をスライド自在に連動連結すると共に、伝動中継ギヤケ
ース47と、右側フレーム形成体20内の後部に設けた右側
車輪駆動用ギヤケース50との間に、伝動チェンケース51
を介設している。
【0044】そして、左側車輪駆動用ギヤケース46に
は、出力ギヤ52を連動連設し、同出力ギヤ52に、左側後
車輪25,25 にそれぞれ同軸的に取付けた入力ギヤ53,53
を噛合させている。
【0045】また、右側車輪駆動用ギヤケース50には、
出力ギヤ54を連動連設し、同出力ギヤ54に、右側の後車
輪25,25 にそれぞれ同軸的に取付けた入力ギヤ55,55 を
噛合させている。
【0046】このようにして、エンジン33から生起され
る動力は、伝動シャフト45→ミッション部16(油圧モー
タM)→伝動ギヤケース49→走行用伝動軸48→左側車輪
駆動用ギヤケース46→出力ギヤ52→入力ギヤ53,53 →左
側後車輪25,25 に伝達されると共に、走行用伝動軸48→
伝動中継ギヤケース47→伝動チェンケース51→右側車輪
駆動用ギヤケース50→出力ギヤ54→入力ギヤ55,55 →右
側後車輪25,25 に伝達されて、左・右側後車輪25,25,2
5,25 は、同一回転数にて回転されて、走行台車3をス
ムーズに走行用レール2,2上にて走行させることがで
きる。
【0047】また、ミッション部16には、機能部フレー
ム12を左右方向に往復移動させる往復移動機構60を連動
連設しており、同往復移動機構60は、前後一対のローラ
連結板31,31 の右側部間に、前後方向に伸延する移動用
伝動軸61を横架し、同移動用伝動軸61の後部にウオーム
減速ギヤケース62を連動連設し、移動用伝動軸61の前後
端部にそれぞれ駆動用スプロケット63,63 を取付け、前
側の駆動用スプロケット63には、左側フレーム形成体20
の内側前部と、前側の中折れ用枢支部23との間にブラケ
ット64,65 を介して張架した前側の移動用伝動チェン66
の中途部を掛廻す一方、後側の駆動用スプロケット63に
は、左側フレーム形成体20の内側後部と、伝動中継ギヤ
ケース47との間にブラケット67,68 を介して張架した後
側の移動用伝動チェン66の中途部を掛廻している。69a,
69b は中間ガイドスプロケットである。
【0048】そして、ウオーム減速ギヤケース62は、前
記ミッション部16の外部駆動用モータM1に連動連結して
おり、同外部駆動用モータM1の駆動は、往復移動制御用
バルブ132 、さらには、後述する制御部19により制御可
能としている。
【0049】このようにして、エンジン33から生起され
る動力は、伝動シャフト45→ミッション部16(外部駆動
用モータM1)→ウオーム減速ギヤ62→移動用伝動軸61→
駆動用スプロケット63,63 →移動用伝動チェン66,66 に
伝達されて、機能部フレーム12を左右方向に正確に往復
移動させることができる。
【0050】この際、ウオーム減速ギヤケース62がセル
フロック機能を有するために、別途に固定手段を設ける
ことなく、機能部フレーム12を固定させることができ
て、草刈部14による刈取り作業能率を良好に確保するこ
とができる。
【0051】そして、図8及び図9に示すように、走行
用レール2の後端部に移動規制体125 を設ける一方、走
行台車3に、上記移動規制体125 に当接して走行台車3
の移動規制を受けるための当接体126 を設けると共に、
当接体126 は、左右側フレーム形成体20,20 の外側の延
設片20b,20b にそれぞれ中途部を枢支ピン127 に枢支し
て、走行用レール2と接続用レール6との離脱動作に連
動して移動規制体125との当接が可能となる起立した当
接姿勢と、走行用レール2と接続用レール6との接続動
作に連動して、接続用レール6の前端部より前方へ突出
させた規制解除片128 により移動規制体125 との当接が
回避される横臥した当接回避姿勢とに姿勢変更自在とし
ている。129 は、当接体126 を当接姿勢に保持するスト
ッパー片である。
【0052】このようにして、走行用レール2に接続用
レール6が接続されていない場合には、移動規制体125
に当接姿勢を採っている当接体126 の下端部126aが当接
して、走行台車3の移動が規制され、その結果、同走行
台車3が走行用レール2より脱輪するのを防止すること
ができる。
【0053】また、走行用レール2に接続用レール6が
接続された場合には、規制解除片128 が当接体126 の上
端部126bを押して、同当接体126 を枢支ピン127 を中心
に回転・倒伏させて横臥状態の当接回避姿勢に姿勢変更
させる。
【0054】その結果、当接体126 の下端部126aは移動
規制体125 とは当接せず、走行台車3を接続用レール6
側へ移動させることができる。
【0055】次に、制御部19について説明すると、同制
御部19は、図4に示すように、集草部15の下側ケース40
a の右側壁に取付けて、同制御部19に設けた操作スイッ
チ部(図示せず)を搬送台車5上より楽に操作できるよ
うにしている。
【0056】そして、制御部19は、図10に示すよう
に、入力側に、外部駆動用モータM1の出力軸139 に取付
けて、同出力軸139 の回転数及び回転方向を検出するロ
ータリエンコーダ等の回転検出センサ140 と、走行台車
3に設けた後述の第1〜第7検出センサ141,142,143,14
4,145,146,147 と、可変容量型油圧ポンプPの斜板148
に連動連結したトラニオンアーム149 の回動操作位置を
検出する回動操作位置検出センサ150 とを接続してい
る。
【0057】また、制御部19は、図8に示すように、出
力側に、前記トラニオンアーム149に連動連結して、同
トラニオンアーム149 を回動操作するトラニオンアーム
操作用伝動シリンダ151 と、前記草刈部本体駆動機構38
のクラッチ手段38f と、前記往復移動制御用バルブ132
と、前記昇降制御用バルブ133 と、エンジン33を駆動・
停止させる駆動・停止用電気回路部33a とを接続してい
る。
【0058】ここで、前記した第1〜第5検出センサ14
1 〜145 について説明すると、図11に示すように、台
車フレーム11の左側フレーム形成体20に、第1〜第3検
出センサ141,142,143 を前後方向に間隔を開けて取付け
る一方、右側フレーム形成体20の前端部と後端部にそれ
ぞれ第4・第5検出センサ144,145 を取付けている。
【0059】そして、鋸屋根1の前部と後部とに、それ
ぞれ減速用被検出片155,155,155,155 と、停止用被検出
片156,156,156,156 と、非常停止用被検出片157,157,15
7,157 とを配設している。
【0060】このようにして、減速位置検出センサとし
ての第2検出センサ142 が減速用被検出片155 を検出す
ると、その検出結果が制御部19に入力され、同制御部19
→トラニオンアーム操作用伝動シリンダ151 →可変容量
型油圧ポンプP→油圧モータMを制御して、走行台車3
を所定の速度まで無断階に漸次減速させるようにしてい
る。
【0061】そして、停止位置検出センサとしての第1
・第3検出センサ141,143 が停止用被検出片156,156 を
検出すると、その検出結果が制御部19に入力され、同制
御部19が油圧モータMを制御して、漸次減速走行してい
る走行台車3を停止させるようにしている。
【0062】また、第4・第5検出センサ144,145 のい
ずれか一方が非常停止用被検出片157 を検出すると、そ
の検出結果が制御部19に入力されて、同制御部19が駆動
・停止用電気回路部33a を制御して、エンジン33の駆動
を強制停止させるようにしている。
【0063】次に、第6・第7検出センサ146,147 につ
いて説明すると、図12に示すように、前側長幅フレー
ム形成体21の上面左側部に第6検出センサ146 を取付け
る一方、中折れ用枢支部23に第7検出センサ147 を取付
けている。
【0064】このようにして、第6検出センサ146 が機
能部フレーム12の最下(最左側)位置である第一設定位
置aを検出すると共に、その検出結果を制御部19に入力
して、同制御部19が前記回転検出センサ140 をリセット
して、第一設定位置aをホームポジションとして初期設
定するようにしている。
【0065】そして、ホームポジションである第一設定
位置aより右側方へ横移動して中間位置を第二設定位置
bとし、さらに、右側方へ横移動した右側部位置を第三
設定位置cとして、第一・第二・第三設定位置a,b,
cにて機能部フレーム12が停止すべく、外部駆動用モー
タM1を制御部19が回転検出センサ140 を介して制御して
いる。
【0066】また、第7検出センサ147 は、拡縮作動シ
リンダ29の伸縮作動により設定される左右側車輪24,24,
25,25 の間隔に応じて変化する中折れ用枢支部23の中折
れ角度を検出して、同中折れ角度が大きく設定されてい
る場合には、機能部フレーム12の右側部停止位置を第三
設定位置cとし、又、中折れ角度が小さく設定されてい
る場合には、機能部フレーム12の右側部停止位置を第三
設定位置cよりも左側方の第四設定位置dに変更すべ
く、外部駆動用モータMを制御部19が回転検出センサ14
0 を介して制御している。
【0067】次に、前記した搬送用レール4,4と搬送
台車5について、図1〜図5及び図13〜図15を参照
しながら詳述する。
【0068】搬送用レール4,4は、図1及び図2に示
すように、鋸屋根1の左右幅の全幅にわたって伸延させ
て形成して、搬送路7に形成したレール敷設用溝7a,7a
中に敷設している。
【0069】搬送台車5は、搬送用レール4,4上にて
自走する台車本体70と、同台車本体70上に載設した昇降
支持体71と、同昇降支持体71上の左右側部に前後方向に
伸延させて敷設した左右一対の進退ガイドレール72,72
と、両進退ガイドレール72,72 上に進退可能に載置した
進退台車73と、同進退台車73上の左右側部に前後方向に
伸延させて敷設した左右一対の接続用レール6,6とを
具備している。
【0070】台車本体70は、搬送用レール4,4上にて
左右方向に伸延する前後一対の本体フレーム形成体75,7
5 間に、前後方向に伸延する左右一対の本体フレーム形
成体76,76 を横架して本体フレーム77を形成し、前後側
の本体フレーム形成体75,75にそれぞれ左右側車輪78,7
8,79,79 を取付ける一方、前後側の本体フレーム形成体
75,75 の内側面左側部に電動式の搬送駆動用モータ80,8
0 を取付け、各モータ80,80 の出力軸80a,80a に取付け
た駆動ギヤ81,81 に、各左側車輪78,78 に同軸的に取付
けた入力ギヤ82,82 を中間ギヤ83,83 を介して噛合させ
ている。
【0071】そして、本体フレーム77の右側後部には、
ケーブルドラム84を配設し、同ケーブルドラム84に電気
ケーブル85を繰出し・巻取り自在に巻回して、同電気ケ
ーブル85の先端部を、図1に示すように、搬送路7の端
部に配設したコンセント86に接続しており、同電気ケー
ブル85を介して上記搬送台車5に電気を供給可能として
いる。74は、電動式のケーブルドラム駆動用モータであ
る。
【0072】このようにして、電気ケーブル85を介して
電気が供給される搬送駆動用モータ80,80 により左側車
輪78,78 を駆動させて、台車本体70を搬送用レール4,
4に沿わせて左右方向に往復移動可能としている。
【0073】この際、電気ケーブル85は、台車本体70の
移動に適応させて、ケーブルドラム84により繰出し・巻
取りされて、各電気駆動部に電気を確実に安定供給する
ことができる。
【0074】昇降支持体71は、台車本体70の中央部に載
設しており、電動シリンダ等により昇降作動すべく構成
している。
【0075】進退台車73は、進退ガイドレール72,72 上
にて前後方向に伸延する左右一対の進退フレーム形成体
90,90 と、両進退フレーム形成体90,90 の前部と後部を
それぞれ貫通状態に左右方向に伸延する前後一対の進退
フレーム形成体91,91 とから進退フレーム92を形成し、
同進退フレーム92上に載置台93を張設し、同載置台93と
前記昇降支持体71との間には進退作動機構94を介設して
いる。90a,90a,90b,90b は進退用前・後車輪、90c,90c
はガイドローラである。
【0076】進退作動機構94は、図18にも示すよう
に、前後方向に伸縮する左右一対の進退作動用シリンダ
95,95 と、各シリンダ95,95 のピストンロッド95a,95a
を同期させて伸縮作動させる電動式の伸縮作動用モータ
96とを具備している。97は同期作動用軸、98はシリンダ
ステーである。Wは進退幅である。
【0077】このようにして、搬送台車5が走行する際
には、進退台車73を傾斜面1a側から進退幅Wだけ離隔さ
せて、搬送台車5が走行しやすい状態となし、また、走
行用レール2,2に接続用レール6,6を接続する際に
は、進退台車73を傾斜面1a上の走行用レール2,2側へ
移動させることができ、搬送用レール4,4の取付寸法
や搬送台車6の寸法管理の自由度を大きくすることがで
きる。
【0078】接続用レール6,6は、走行用レール2と
同一外径の円形パイプ状に形成し、各先端部に雄側イン
ロー嵌合部100,100 を形成して、走行用レール2の後端
部に形成した雌側インロー嵌合部99に、雄形インロー嵌
合部100 をインロー嵌合可能としている。
【0079】そして、前後一対の進退フレーム形成体9
1,91 の左側部に、それぞれスライド体101,101 をスラ
イド自在に取付け、両スライド体101,101 の上面間に左
側の接続用レール6を横架し、同接続用レール6と載置
台93との間に間隔変更手段としての間隔変更機構102 を
介設している。109 はスライドローラである。
【0080】間隔変更機構102 は、左右方向に伸縮する
前後一対の間隔変更作動用シリンダ103,103 と、各シリ
ンダ103,103 のピストンロッド104,104 を同期させて伸
縮作動させる電動式の伸縮作動用モータ105 とを具備し
ている。106 は同期作動用軸、107 はシリンダステーで
ある。
【0081】ここで、載置台93の左側部には、切欠部10
8 を形成して、同切欠部108 内で左側の接続用レール6
を左右方向にスライド移動させて、右側の接続用レール
6との間隔を変更可能としている。
【0082】このようにして、左側の接続用レール6
を、同期して伸縮作動する前後一対の間隔変更作動用シ
リンダ103,103 により左右方向にスライド移動させるこ
とができて、右側の接続用レール6に対して平行状態を
確保することができ、その結果、両接続用レール6,6
の間隔にずれが生じるのを防止することができる。
【0083】また、載置台93上には、図4に示すよう
に、右側前部に集草収納袋体43を仮置きするための仮置
き部110 を設け、後端縁部に沿わせて転落防止用柵体11
1 を立設し、同転落防止用柵体111 の中央上部に操作パ
ネル兼制御部112 を取付けている。
【0084】そして、載置台93上に搭乗した作業者は、
操作パネル兼制御部112 を操作して搬送台車5の各駆動
部の駆動操作が行なえるようにしている。
【0085】この際、操作パネル兼制御部112 は、転落
防止用柵体111 に取付けているために、操作パネル兼制
御部112 を操作している作業者は、転落防止用柵体111
を容易に把持することができ、載置台93からの転落事故
を防止することができて、安全性の確保が図れる。
【0086】ここで、載置台93の前端部と前部と後端部
には、図16に示すように、作業台車3の乗車状況を検
出するための通過検出センサ160 と乗車検出センサ161
と停止ロック用センサ162 とをそれぞれ配設し、これら
センサ160,161,162 を操作パネル兼制御部112 の入力側
に接続している。
【0087】そして、接続用レール6の中途部には、走
行台車3の前進移動を規制する前進移動規制片163 を上
下方向に突出・収納可能に取付ける一方、接続用レール
6の後端部には、走行台車3の後進移動を規制する後進
移動規制片164 を突設している。
【0088】また、前進移動規制片163 の突出・収納動
作は、制御部19により制御している。
【0089】このようにして、乗車検出センサ161 が走
行台車3を検出し、かつ、停止ロック用センサ162 が走
行台車3を検出すると、同停止ロック用センサ162 の検
出結果が制御部19に入力されて、同制御部19が前進移動
規制片163 を接続用レール6より上方へ突出させて、同
前進移動規制片163 と後進移動規制164 とが協働して走
行台車3を停止ロック状態となすようにしている。
【0090】そして、かかる停止ロック状態となった場
合にのみ、搬送台車5が作動可能となるように操作パネ
ル兼制御部112 により制御している。
【0091】また、操作パネル兼制御部112 は、以下の
センサ検出結果の場合には、搬送台車5が作動不可とな
るように制御している。
【0092】 通過検出センサ160 がOFF(非検出
状態)で、かつ、乗車検出センサ161 がON(検出状
態)で、かつ、停止ロック用センサ162 がOFFの場
合。
【0093】 通過検出センサ160 がONで、かつ、
乗車検出センサ161 がONで、かつ、停止ロック用セン
サ162 がOFFの場合。
【0094】 通過検出センサ160 がONで、かつ、
乗車検出センサ161 がOFFで、かつ、停止ロック用セ
ンサ162 がOFFの場合。
【0095】さらに、全てのセンサ160,161,162 がOF
Fの場合には、操作パネル兼制御部112 は、搬送台車5
に走行台車3が乗車していないものと判断して、搬送台
車5が作動可能となるように制御している。
【0096】次に、上記のように構成した草刈装置Aに
よる刈取り作業の工程説明を、図2、図11、図12及
び図17〜図20を参照しながら行なう。
【0097】まず、操作パネル兼制御部112 を操作して
以下の(1)(2)の運転を行なう。
【0098】(1) 図2及び図17に示すように、鋸屋
根1の最左側に位置する傾斜面1aに植生した芝等の草を
刈取るべく、同傾斜面1aの直後方位置に搬送台車5を移
動させる。
【0099】(2) 図2、図18及び図19に示すよう
に、搬送台車5の載置台93を進退作動機構94により前方
へ進出させて、走行用レール2,2の後端部に形成した
雌側インロー嵌合部99,99 に、接続用レール6,6の先
端部に形成した雄側インロー嵌合部100,100 を嵌合させ
て、両レール2,2,6,6を接続する。
【0100】次に、走行台車3に設けた操作スイッチ部
を操作して、以下の(3) 〜(13)の運転を行なう。
【0101】ただし、(4) 〜(12)は自動運転スイッチ
(図示せず)を操作して自動運転にすることができる。
【0102】(3) 図2に示すように、接続用レール
6,6上に載置した走行台車3を自走させて走行用レー
ル2,2上に移動させる。
【0103】(4) 図2及び図12示すように、走行台
車3の草刈部14を往復移動機構60により、第一設定位置
aであるホームポジションに移動させ、同位置にて草刈
部14を昇降機構37により所定の刈取り位置まで下降させ
る。
【0104】(5) 図2に示すように、草刈部14を刈取
り作動させると共に、走行台車3を前進走行させる。
【0105】(6) 図11に示すように、走行用レール
2,2の前端部の近傍に配設した減速用被検出片155 を
第2検出センサ142 が検出すると、走行台車3を減速走
行させ、走行用レール2,2の前端部に配設した停止用
被検出片156 を第1検出センサ141 が検出すると、走行
台車3を走行停止させる。
【0106】この際、走行台車3の減速走行は、可変容
量型油圧ポンプPの斜坂148 がトラニオンアーム操作用
伝動シリンダ151 によりトラニオンアーム149 を介して
操作されて、油圧モータMの回転数が無段階に円滑かつ
確実に低減されることによって、スムーズになされ、さ
らには、走行停止は、油圧モータMが回転停止されるこ
とによってなされる。
【0107】(7) 図2及び図12に示すように、草刈
部14の刈取り作動を停止させ、その後、草刈部14を、昇
降機構37により上昇させると共に、往復移動機構60によ
り第二設定位置bに移動させ、同位置bにて昇降機構37
により所定の刈取り位置まで下降させる。
【0108】(8) 図2に示すように、草刈部14を刈取
り作動をさせると共に、走行台車3を後進走行させる。
【0109】(9) 図2及び図12に示すように、走行
用レール2,2の後端部の近傍に配設した減速用被検出
片155 を第3検出センサ143 が検出すると、走行台車3
を減速走行させて、走行用フレーム2,2の後端部に配
設した停止用被検出片156 を第3検出センサ143 が検出
すると、走行台車3を走行停止させる。
【0110】(10) 図2及び図12に示すように、草刈
部14の刈取り作動を停止させ、その後、草刈部14を、昇
降機構37により上昇させると共に、往復移動機構60によ
り第三設定位置cに移動させ、同位置cにて昇降機構37
により所定の刈取り位置まで下降させる。
【0111】(11) 上記(5)(6)と同じ動作をさせる。
【0112】(12) 図2に示すように、草刈部14を、往
復移動機構60によりホームポジションに復帰させ、同状
態にて走行台車3を後進走行させる。
【0113】これで、傾斜面1aの全面の刈取り作業が終
了となる。
【0114】(13) 図19に示すように、走行台車3を
自走させて搬送台車5に移動させる。
【0115】(14) 図18に示すように、載置台93を後
退移動させて、接続用レール6,6を走行用レール2,
2より離脱させる。
【0116】(15) 搬送台車5を右隣りの傾斜面1aの直
後方位置まで移動させる。
【0117】(16) 上記した(2) 〜(15)を鋸屋根1の全
部の傾斜面1aの刈取り作業が完了するまで繰返す。
【0118】また、図20に示すように、走行用レール
2,2の間隔と接続用レール6,6の間隔が異なる場合
には、同接続用レール6,6を間隔変更機構102 により
適宜変更して、走行用レール2,2の間隔に整合させ
る。
【0119】この際、走行台車3は接続用レール6,6
上に載置したままの状態として、制御部19の入力端子に
操作パネル兼制御部112 の出力端子を間隔変更用ケーブ
ル(図示せず)を介して接続することにより、操作パネ
ル兼制御部112 に設けた間隔変更用操作スイッチ(図示
せず)を操作して、接続用レール6,6の間隔を作動さ
せると共に、この間隔変更動作に連動して台車フレーム
11の左右側前・後車輪24,24,25,25 の間隔を拡縮作動シ
リンダ29により変更動作させることができるようにして
いる。
【0120】従って、走行用レール2,2に接続用レー
ル6,6を接続させれば、そのまま、走行台車3を走行
用レール2,2上に移動させることができる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0122】 請求項1記載の本発明では、屋根上に
左右一対の走行用レールを敷設し、両走行用レール上に
草刈機能を有する走行台車を載置して、同走行台車を走
行用レール上にて走行させながら屋根上に植生した芝等
の草を刈取り可能としているために、作業者は、走行台
車に搭乗することなく、芝等の草の刈取り作業を自動的
に行なうことができて、作業者の作業上の安全性を良好
に確保することができる。
【0123】しかも、走行台車には、動力源としてのエ
ンジンを搭載しているために、別途電力供給設備を設け
ることなく、安価に構成することができる。
【0124】さらに、電気配線を必要とせず、走行台車
が前後方向に往復移動しながら刈取り作業をスムーズに
行なうことができると共に、作業者が過って感電する等
の不具合を回避することができる。
【0125】 請求項2記載の本発明では、屋根の側
方に、走行用レールと略直交する方向に伸延する搬送用
レールを敷設し、同搬送用レール上に搬送台車を載置
し、同搬送台車上に走行台車を乗降可能として、搬送台
車には、動力源として電動モータを設けているために、
走行制御を精度良く行なうことができる。
【0126】 請求項3記載の本発明では、搬送台車
には、走行用レールと接続・離脱自在に接続するための
接続用レールと、搬送台車を移動操作するための操作部
と、作業台車により刈取られた草を収納する集草収納袋
体を仮置きするための仮置き部とを設けているために、
走行台車の搬送台車への乗降を接続用レールを介して楽
に行なうことができると共に、搬送台車の移動操作を搬
送台車上にて操作部を介して行なうことができ、また、
仮置き部に集草収納袋体を仮置きして、効率良く集草収
納袋体の移送作業が行なえて、この点からも刈取り作業
能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る草刈装置の平面説明図。
【図2】同草刈装置の部分拡大説明図。
【図3】同草刈装置の要部の側面図。
【図4】同草刈装置の要部の平面図。
【図5】同草刈装置の要部の背面図。
【図6】走行台車の背面説明図。
【図7】同走行台車の平面説明図。
【図8】移動規制体の背面説明図。
【図9】同移動規制体の側面説明図。
【図10】制御ブロック図。
【図11】走行台車の前後進制御説明図。
【図12】草刈部の左右横移動制御説明図。
【図13】搬送台車の側面説明図。
【図14】同搬送台車の平面説明図。
【図15】同搬送台車の背面説明図。
【図16】走行台車の停止ロック制御説明図。
【図17】草刈装置の側面動作説明図。
【図18】草刈装置の側面動作説明図。
【図19】草刈装置の側面動作説明図。
【図20】草刈装置の背面動作説明図。
【符号の説明】
A 草刈装置 1 鋸屋根 2 走行用レール 3 走行台車 4 搬送用レール 5 搬送台車 6 接続用レール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上に左右一対の走行用レールを敷設
    し、両走行用レール上に草刈機能を有する走行台車を載
    置して、同走行台車を走行用レール上にて走行させなが
    ら屋根上に植生した芝等の草を刈取り可能とし、 走行台車には、動力源としてのエンジンを搭載したこと
    を特徴とする草刈装置。
  2. 【請求項2】 屋根の側方に、走行用レールと略直交す
    る方向に伸延する搬送用レールを敷設し、同搬送用レー
    ル上に搬送台車を載置し、同搬送台車上に走行台車を乗
    降可能として、 搬送台車には、動力源として電動モータを設けたことを
    特徴とする請求項1記載の草刈装置。
  3. 【請求項3】 搬送台車には、走行用レールと接続・離
    脱自在に接続するための接続用レールと、搬送台車を移
    動操作するための操作部と、作業台車により刈取られた
    草を収納する集草収納袋体を仮置きするための仮置き部
    とを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の草刈
    装置。
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