JP2000134785A - 電力ケーブルの拡径式接続部及び拡径式接続方法並びに拡径保持パイプ - Google Patents

電力ケーブルの拡径式接続部及び拡径式接続方法並びに拡径保持パイプ

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JP2000134785A
JP2000134785A JP10300765A JP30076598A JP2000134785A JP 2000134785 A JP2000134785 A JP 2000134785A JP 10300765 A JP10300765 A JP 10300765A JP 30076598 A JP30076598 A JP 30076598A JP 2000134785 A JP2000134785 A JP 2000134785A
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pipe
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Sachio Tazawa
佐智夫 田沢
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続筒が導体接続管に対して真に左右対称に位
置合わせして収縮され、収縮後の位置合わせを不要にで
きる電力ケーブルの拡径式接続部の提供、及び、専用の
工具を必要とせず、拡径保持用のパイプをそのままの形
で人力により容易に抜き取ることのできる拡径式接続方
法及び拡径保持パイプの提供。 【解決手段】拡径保持パイプを接続筒の左右端から各一
つずつ挿入して接続筒全体を拡径し、この接続筒を導体
接続部上で、左右の拡径保持パイプを導体接続管の長さ
分だけ抜いて、接続筒の中央部を収縮させ、接続筒内部
の凸部を導体接続管外面の凹部に嵌合し、最後に左右の
拡径保持パイプを抜き取って、接続筒の左右端側をケー
ブル端末処理部上へ収縮施工する。拡径保持パイプにお
いて、それ自身の外周面に長手方向に連続する溝または
平面部を周方向に等間隔で多数設け、それら溝または平
面部に絶縁性の潤滑剤を塗布しておき、抜き取り時に
は、先ず、周方向に回転して潤滑剤を接続筒内周面に拡
げてから抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力ケーブルの
接続部に関し、より具体的には、施工前に電力ケーブル
外径より大きく拡径された接続筒を用い、この接続筒を
電力ケーブルの導体接続部上に収縮施工する形式の拡径
式接続部及び接続方法並びに拡径保持パイプの提供に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの接続部において、導体接
続部の上にゴム系の絶縁層及び内外の半導電層などで構
成されるモールドユニット形式の接続筒を被せる場合、
施工前に電力ケーブルの外径より大きく拡径された常温
収縮型の接続筒を用い、この接続筒を電力ケーブル上に
被挿した後、電力ケーブルの導体接続を行い、この導体
接続部の導体接続管上に当該接続筒を収縮施工すること
が行われている。
【0003】しかして、接続筒の拡径及び収縮は、接続
筒の中に拡径保持用のパイプを装填しておき、これを引
き抜くことで収縮するようにしている。拡径保持用のパ
イプは、螺旋状のスリットを入れてあって、このスリッ
トに沿って紐状に解体してこれを外部に引き抜くことに
より接続筒の常温収縮を行わせるようにしている。
【0004】ところで、この種の常温収縮型の接続筒
は、収縮によって全長が変化するので、収縮後に接続筒
を適切な位置に合わせる作業が必要となる。この作業
は、通常、図4に示すような方法、即ち、左右の電力ケ
ーブル上にあらかじめ巻き付けておいた目印テープ7を
基準に、接続筒5のセンターマーク5aまでの左右の距
離Lが均等となるように接続筒5を長手方向にずらすこ
とで行われている。
【0005】尚、接続筒5の収縮に際しては、ケーブル
絶縁体及び導体接続管6上にシリコーンオイル等の絶縁
性の潤滑剤をコーティングしておくことで、接続筒の収
縮後の位置調整が可能となる。また、拡径保持用のパイ
プに螺旋状のスリットを設けることなく、油圧等の機械
力を利用してパイプを引き抜く工法も開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術
(図4)によれば、次のような問題点がある。
【0007】(1)拡径保持用のパイプに螺旋状のスリ
ットを設けたものでは、パイプ材がスリットに沿って切
れて行くために、端部から紐状に引き抜く際、ケーブル
を中心にパイプ材が回転しながら抜けてくるので、作業
に時間がかかる。また、作業中に紐状のパイプ材が切れ
ることもあり、このような場合には、接続筒が使用でき
なくなり、ケーブルを切断して再度接続し直すという最
悪の事態となる。
【0008】(2)拡径保持用のパイプに螺旋状のスリ
ットがないものについては、油圧等で動作する高価な専
用の工具が必要となる。
【0009】(3)ケーブル絶縁体及び導体接続管上に
シリコーンオイルを塗布しても、螺旋状に抜けてくるパ
イプ材がケーブル絶縁体に巻き付いて、シリコーンオイ
ルをしごくようになり、シリコーンオイルが拭き取られ
てしまう。このため、収縮後の接続筒の位置合わせを困
難にする。
【0010】(4)接続筒の位置合わせを外部の目印を
基準にして行うため、導体接続管が接続筒中心からずれ
てしまう可能性がある。
【0011】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、接続筒が導体接続管に対して真に左右対称に位置合
わせして収縮され、収縮後の位置合わせを不要にでき
る、電力ケーブルの拡径式接続部を提供することにあ
る。また、専用の工具を必要とせず、拡径保持用のパイ
プをそのままの形で人力により容易に抜き取ることので
きる、電力ケーブルの拡径式接続方法及びそのための拡
径保持パイプを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する電
力ケーブルの拡径式接続部は、導体接続管の中央部外面
に凹部を設け、導体接続部及び電力ケーブル端末処理部
上に収縮施工する接続筒の内面中央に凸部を設け、前記
凹部に前記凸部を嵌合するた構造とし、以て、接続筒が
導体接続管に対して左右対称の位置に収縮施工され、収
縮後の位置合わせを不要(換言すると、導体接続管が接
続筒の中心に位置するようにして接続筒が収縮でき、収
縮後の位置合わせを不要)にしたものである。
【0013】前記凹部は、全周に形成され、前記凸部
は、断面角形または丸形のリング状であると良い。
【0014】本発明により提供する電力ケーブルの拡径
式接続方法は、接続筒を拡径するための拡径保持パイプ
を、接続筒の左右端から各一つずつ挿入して接続筒の全
体を拡径し、この拡径状態の接続筒を電力ケーブル上に
被挿した後に電力ケーブルの導体接続を行い、この導体
接続部の上に前記の接続筒を移して、左右の拡径保持パ
イプを導体接続部の導体接続管の長さ分だけ抜くことに
より、接続筒の中央部のみを収縮させた状態で、接続筒
内部に有する凸部を導体接続管外面に有する凹部に嵌合
して接続筒の位置合わせを行い、この後に左右の拡径保
持パイプを完全に抜き取ることにより、接続筒の左右端
側を電力ケーブルの端末処理部上へ収縮施工する方法か
らなる。この方法によって、専用の工具を必要とせず、
拡径保持パイプを人力で容易に抜き取ることのできる方
法が提供される。
【0015】前記拡径保持パイプと接続筒との間に、網
目状構造を有する伸縮自在な布を介在させる方法を提供
する。これは、一般に金属パイプやゴム・プラスチック
パイプで提供する拡径保持パイプと弾性を有するゴム等
で成形されている接続筒が直接触れていると摩擦抵抗が
大きくなるため、かかる網目状構造の伸縮自在な布(ス
トッキングのような薄くて丈夫なメリヤス編みのイメー
ジ)を介在することにより、拡径保持パイプとその布と
の間の摩擦を小さくし、ひいては拡径保持パイプの抜き
取りをより容易にするためである。
【0016】また、本発明によれば、前記の方法のため
に独自の拡径保持パイプを提供する。それは、パイプ自
身の外周面に長手方向に連続する溝または平面部を周方
向に等間隔で多数設け、それら溝または平面部に絶縁性
の潤滑剤を塗布しておき、抜き取り時には、先ず、周方
向に回転して潤滑剤を接続筒内周面に拡げて界面の摩擦
抵抗を低減してから、軸方向への抜き取りに供するもの
である。
【0017】また、前記の構造に対して、挿入側に向か
って先細りとなるテーパを付与して、抜け出す方向への
分力を生じさせる形状も提供する。また、挿入端側に外
周R面取り部分を有せしめ、抜き取り時に接続筒の内面
に接触しても傷を付けないように配慮すると良い。さら
に、挿入側とは逆の端部に棒状のような取っ手を設ける
ことにより、人力の操作を容易にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1,2は、本発明に係る電力ケ
ーブルの拡径式接続方法(接続部)の実施例を示したも
ので、図1は、接続筒を拡径した状態で示し、図2は、
接続筒の収縮施工状況で拡径保持パイプの抜き取り過程
で示している。また、図5ないし図7は、当該方法にお
いて用いられる拡径保持パイプ及びその挿入状況を具体
的に示している。
【0019】この実施例の方法は、図1及び図2のよう
に、ゴムモールドユニットタイプで、主体となる絶縁体
の内外に半導電層を有する、常温収縮型の接続筒1を用
い、この接続筒1の内面中央に断面角形のリング状の凸
部1aを形成し、これに対する導体接続管3の外面中央
に全周矩形溝状の凹部3aを形成し、当該凸部1aを凹
部3aに嵌合することにより接続筒1の位置合わせを行
う方法とする。
【0020】そして、接続筒1は、その収縮施工の前に
図1のように拡径される。即ち、拡径保持パイプ2を二
つ用い、接続筒1の左右端から一つずつ挿入し、この挿
入を拡径保持パイプ2の挿入端が凸部1aに突き当たる
まで行うことにより、接続筒の全体を拡径するのであ
る。
【0021】前記のようにして拡径された接続筒1は、
接続されるべき電力ケーブルの一方側の上にその接続前
に被挿しておき、図2のような導体接続管3によるケー
ブル導体4aの接続に供した後に、導体接続部及び電力
ケーブル4の端末処理部の上に移す。そして、左右の拡
径保持パイプ2を回転しながら引き抜き、この引き抜き
を挿入長の半分ぐらいの目安で行い、導体接続管3の長
さ分の引き抜きを図ることにより、接続筒1の中央部の
みを図2のように収縮させ、この収縮された中央部を導
体接続管3上に被着させ、この時、接続筒1を左右に動
かすことで、接続筒内の凸部1aを導体接続管外部の凹
部3aに嵌合させ、以て、接続筒1の位置合わせを行う
のである。この状態の時、接続筒3の左右端側は、拡径
保持パイプ2により拡径保持されたままであり、これに
より電力ケーブル4の端末処理部つまり、段剥ぎ処理さ
れたケーブル絶縁体4b、外部遮蔽層4c、金属遮蔽層
4dには接触せず、前記した接続筒3の左右のスライド
が容易に行えるようにしている。
【0022】尚、前記の操作において、拡径保持パイプ
2の半ば引き抜きは、正確なものでなくとも良く、要は
接続筒1の中央部が収縮して導体接続管3上に被着し、
接続筒1の左右端側が、電力ケーブル4の端末処理部か
ら離れるようにすれば良い訳である。
【0023】上記(図2)のようにして、接続筒1の導
体接続管3に対する位置合わせが行われた後、左右の拡
径保持パイプ2を完全に抜き取り、接続筒1の左右端側
を収縮させ電力ケーブル4の端末処理部上に被着させ、
接続筒1の収縮施工を完了させる。
【0024】前記の拡径保持パイプ2の半ば引き抜き及
びその後の抜き取りを容易にするため、図5ないし図7
に示す拡径保持パイプを使用する。この拡径保持パイプ
2は、図5に示したように、パイプ自身の外周面に長手
方向に連続する溝;凹面部2aを周方向に8本等間隔に
設け、隣り合う凹面部2a間には外周R部2bを形成
し、また、挿入側に向かって先細りとなるテーパを付与
してなり、さらに、挿入端側には、外周R面取り2cの
部分を設けて、尚さらに、挿入側とは逆の側に棒状の取
っ手2dを具備させてなるものである。
【0025】上記のような形状構造の拡径保持パイプを
提供するのは、次の理由による。即ち、拡径保持パイプ
が円筒のままでは、接続筒1の拡径による圧力が均一に
加わるので、パイプ上に塗布した潤滑剤が当該圧力で接
続筒の外へ押し出され、拡径保持パイプと接続筒との界
面が密着した状態となり、摩擦係数が増大し、拡径保持
パイプを人力で抜けなくなるからである。そこで、パイ
プの外周面に多数の凹面部2aを設けることにより、パ
イプを接続筒内へ挿入した時に、図7のように、パイプ
2と接続筒1との間に圧力の発生しない長手方向のギャ
ップ8を形成し、この部分に例えばグリースやシリコー
ンオイル等の潤滑剤を充填することにより、当該潤滑剤
が長期にわたり安定してパイプと接続筒の界面部分に存
在できるようにするものである。
【0026】また、挿入側に向かって先細りのテーパを
付与することで、パイプが挿入状態で接続筒の収縮力を
受ける時、垓収縮力をパイプの抜け出す方向への分力を
受けるようにし、パイプの抜き取りをより一層容易にで
きるようにしている。
【0027】また、挿入端側において外周R面取り2c
を付与することで、接続筒1の収縮時に接続筒の内面に
触れて傷を付けないようにしてある。さらに、パイプの
非挿入端側に棒状の取っ手2dを具備させることで、パ
イプに対する人力の操作をし易くしている。
【0028】上記のような拡径保持パイプ2の接続筒1
に対する挿入・抜き取り操作の要領は、先ず、凹面部2
aにグリースやシリコーンオイル等の潤滑剤を塗布・充
填して、接続筒1ないに挿入し、接続筒1の拡径を行
う。この挿入時には、パイプにテーパが付与されている
ので、さほどの抵抗なく挿入拡径が行える。
【0029】一方、半ばの引き抜き・抜き取り時には、
先ず、取っ手2dを握ってパイプ2自身を周方向に回転
させ、それにより、凹面部2aに充填してある潤滑剤を
外周R部2b及び接続筒1の内面に行き渡らせ、界面の
摩擦抵抗を十分に低減した後にパイプ2を抜くようにす
る。当該摩擦抵抗の低減が十分であるかどうかは、パイ
プ2の回転時の抵抗が小さくなっているかどうかで判断
できる。
【0030】図3は、接続筒における内面凸部を1a´
のように断面丸形のリング状にしたものである。このよ
うにすることで、導体接続管の凹部への滑り込み嵌合を
より一層スムーズにすることができる。但し、凸部1a
´の高さが余り低いと当該凹部から抜け出易くなるの
で、角形の凸部1aよりはやや高めにすると良い。
【0031】図8は、拡径保持パイプの変形例を示した
もので、この例の拡径保持パイプ2´は、長手方向に連
続する平面部2a´を周方向に8つ等間隔で形成し、隣
り合う平面部の間に外周R部2b´を形成するようにし
たものである。従って、この場合には、当該平面部2a
´に潤滑剤を塗布すれば良い。
【0032】図9は、本発明に係る拡径式接続方法の別
な実施例を示しており、前述した実施例と異なるのは、
網目状の布9を、拡径保持パイプ2と接続筒1との間に
介在させた点である。このように網目状の布9を用いる
と、シリコーンオイル等の潤滑剤の均一な拡散に有効で
あり、しかも、パイプ2とゴムモールドによる接続筒1
との間に介在することで、摩擦抵抗をより一層低減する
ことができ、パイプ2の引き抜き・抜き取り時の抵抗を
小さくすることができる。
【0033】また、この実施例では、網目状の布9を、
パイプ2内に折り返しておき、パイプ引き抜きと同時に
パイプ内の布を引き出すことで、接続筒1と電力ケーブ
ルとの間に布が挟まってしまうことを防止している。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようなこの発明によれば、
接続筒が導体接続管に対して真に左右対称に位置合わせ
して収縮され、収縮後の位置合わせを不要にできる、電
力ケーブルの拡径式接続部を提供し、また、専用の工具
を必要とせず、拡径保持用のパイプをそのままの形で人
力により容易に抜き取ることのできる、電力ケーブルの
拡径式接続方法及びそのための拡径保持パイプを提供す
るという所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力ケーブルの拡径式接続方法の
実施例を拡径された接続筒で示す略半断面化状態の正面
説明図。
【図2】本発明に係る電力ケーブルの拡径式接続方法
(接続部)の実施例を拡径保持パイプの抜き取り過程で
示す縦断面説明図。
【図3】本発明に係る電力ケーブルの拡径式接続部の他
の変形例を要部(接続筒のみ)で示す縦断面図。
【図4】電力ケーブルの拡径式接続部の従来例を示す縦
断面説明図。
【図5】本発明に係る電力ケーブルの拡径式接続方法に
用いる拡径パイプの実施例を示す正面図。
【図6】図5に示す拡径保持パイプの横断面説明図。
【図7】図5,6に示す拡径保持パイプを用いて接続筒
を拡径している状況を示す横断面説明図。
【図8】拡径保持パイプの変形例を示す横断面図。
【図9】本発明に係る電力ケーブルの拡径式接続方法の
他の実施例を要部にて示す部分断面化された正面説明
図。
【符号の説明】
1 接続筒 1a 凸部(角形) 1a´ 凸部(丸形) 2,2´ 拡径保持パイプ 2a 凹面部 2a´ 平面部 2b,2b´ 外周R部 2c 外周R面取り部 3 導体接続管 3a 凹部 4 電力ケーブル 4a 導体 4b 絶縁体 4c 外部遮蔽層 4d 金属遮蔽層 8 潤滑剤(グリース、シリコーンオイル等) 9 網目状の布

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施工前にあらかじめ拡径された接続筒を用
    い、この接続筒を電力ケーブルの導体接続部上に収縮施
    工する形式の拡径式接続部において、導体接続管の中央
    部外面に凹部を設け、接続筒の内面中央に当該凹部に嵌
    合する凸部を設けた構造の、電力ケーブルの拡径式接続
    部。
  2. 【請求項2】前記凹部は、全周に形成され、前記凸部
    は、断面角形または丸形のリング状である、請求項1記
    載の接続部。
  3. 【請求項3】施工前にあらかじめ拡径された接続筒を、
    電力ケーブルの導体接続部上に収縮施工する形式の拡径
    式接続方法において、接続筒拡径のための拡径保持パイ
    プを、接続筒の左右端から各一つずつ挿入して接続筒の
    全体を拡径し、この拡径状態の接続筒を電力ケーブル上
    に被挿した後に電力ケーブルの導体接続を行い、この導
    体接続部の上に前記の接続筒を移して、左右の拡径保持
    パイプを導体接続部の導体接続管の長さ分だけ抜くこと
    により、接続筒の中央部のみを収縮させた状態で、接続
    筒内部に有する凸部を導体接続管外面に有する凹部に嵌
    合して接続筒の位置合わせを行い、この後に左右の拡径
    保持パイプを完全に抜き取ることにより、接続筒の左右
    端側を電力ケーブルの端末処理部上へ収縮施工する、電
    力ケーブルの拡径式接続方法。
  4. 【請求項4】前記拡径保持パイプと接続筒との間に、網
    目状構造を有する伸縮自在な布を介在させる、請求項3
    記載の接続方法。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4の接続方法に用い
    る拡径保持パイプにおいて、それ自身の外周面に長手方
    向に連続する溝または平面部を周方向に等間隔で多数設
    け、それら溝または平面部に絶縁性の潤滑剤を塗布して
    おき、抜き取り時には、先ず、周方向に回転して潤滑剤
    を接続筒内周面に拡げてから、軸方向への抜き取りに供
    する、拡径保持パイプ。
  6. 【請求項6】挿入側に向かって先細りとなるテーパを付
    与して、抜け出す方向への分力を生じさせる、請求項5
    記載の拡径保持パイプ。
  7. 【請求項7】挿入端側に外周R面取り部分を有せしめ
    た、請求項5記載の拡径保持パイプ。
  8. 【請求項8】挿入側とは逆の端部に取っ手を設ける、請
    求項5記載の拡径保持パイプ。
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