JP2000134497A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000134497A
JP2000134497A JP11221053A JP22105399A JP2000134497A JP 2000134497 A JP2000134497 A JP 2000134497A JP 11221053 A JP11221053 A JP 11221053A JP 22105399 A JP22105399 A JP 22105399A JP 2000134497 A JP2000134497 A JP 2000134497A
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gray
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signal
area
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JP11221053A
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English (en)
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Yoshiaki Yamazaki
善朗 山崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来に比べて僅かなメモリ容量の増加で、狙い
とは異なる微妙な出力信号の変動を生じさせない3次元
検索表(3D−LUT)を実現することにより、安定し
たグレイを再現可能とし、高品質の写真プリントを連続
的に作製する場合に有効な画像処理装置を提供する。 【解決手段】デジタルカラー信号に非線形処理を行う非
線形処理手段を有し、この非線形処理手段が、デジタル
カラー信号がグレイ信号を含むグレイ領域近傍にあるか
否かを判別するグレイ領域判別手段と、このグレイ領域
判別手段によってデジタルカラー信号がグレイ領域近傍
にあると判別されたグレイ領域内信号の場合とグレイ領
域近傍にないと判別されたグレイ領域外信号の場合とに
応じたそれぞれ異なる非線形処理を行う領域対応非線形
処理手段とを有することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム(以
下、単にフィルムという)上の画像を読み取って写真プ
リントを連続的に作製する画像処理装置に関し、特に安
定したグレイを再現することにより、高品質の写真プリ
ントを連続的に作製する場合に有効な画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等のフィルムに撮影された画像の感光材料(印画紙)
への焼き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して
感光材料を面露光する、いわゆる直接露光(アナログ露
光)が主流である。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
り)プリントとするデジタルプリンタが実用化された。
【0004】デジタルプリンタでは、画像をデジタルの
画像データとして、画像データ処理によって焼付時の露
光条件を決定することができるので、逆光やストロボ撮
影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャープネ
ス(鮮鋭化)処理、カラーあるいは濃度フェリアの補正
等を好適に行って、従来の直接露光では得られなかった
高品位なプリントを得ることができる。また、複数画像
の合成や画像分割、さらには文字の合成等も画像データ
処理によって行うことができ、用途に応じて自由に編集
/処理したプリントも出力可能である。しかも、デジタ
ルプリンタによれば、画像をプリントとして出力するの
みならず、画像データをコンピュータ等に供給したり、
フロッピーディスク等の記録媒体に保存しておくことも
できるので、画像データを、写真以外の様々な用途に利
用することができる。
【0005】このようなデジタルプリンタは、基本的
に、スキャナ(画像読取装置)および画像処理装置を有
する画像入力装置と、プリンタ(画像記録装置)および
プロセサ(現像装置)を有する画像出力装置とを有す
る。スキャナでは、光源から射出された読取光をフィル
ムに入射して、フィルムに撮影された画像を担持する投
影光を得て、この投影光を結像レンズによってCCDセ
ンサなどのイメージセンサに結像して光電変換すること
により画像を読み取り、必要に応じて各種の画像処理を
施した後に、フィルムの画像データ(画像データ信号)
として画像処理装置に送る。
【0006】画像処理装置は、スキャナによって読み取
られた画像データから画像処理条件を設定して、設定し
た条件に応じた画像処理を画像データに施し、画像記録
のための出力画像データ(露光条件)としてプリンタに
送る。プリンタでは、例えば、光ビーム走査露光を利用
する装置であれば、画像処理装置から送られた画像デー
タに応じて光ビームを変調して、この光ビームを主走査
方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方
向に感光材料を搬送することにより、画像を担持する光
ビームによって感光材料を露光して(焼き付けて)潜像
を形成し、次いで、プロセサにおいて感光材料に応じた
現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再生
されたプリントとする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の画像
処理においては、一般的に、色バランス調整、コントラ
スト補正(階調処理)、明るさ補正、覆い焼き処理(濃
度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、彩度補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理などが行われる。これらは、演
算式による演算、検索表、すなわちLUT(ルックアッ
プテーブル)による処理演算、マトリクス(MTX)演
算、フィルタによる処理演算等を適宜組み合わせた、公
知の方法で行われるものであり、例えば、色バランス調
整、明るさ補正およびコントラスト補正がLUTで行わ
れ、彩度補正がMTX演算で行われる。また、これ以外
のシャープネス処理や覆い焼き処理は、別の処理ユニッ
トによって行われる。
【0008】従来の画像処理において用いられている3
次元検索表、すなわち3D(3次元)−LUTでは、
R,G,B軸に垂直な平面で構成される立方体の各頂点
に対応して出力信号値を保持し、立方体内部の位置に応
じた重みで各頂点に対応する出力信号値を補間演算して
出力信号値(LUTによる非線形変換値)を得ている。
ところが、入力信号値がグレイの場合には、R,G,B
軸に垂直な平面の数が十分にないと、狙いとは異なる微
妙な出力信号の変動が生じてしまうという問題があっ
た。この問題を解決するためには、R,G,B軸に垂直
な平面の数を増加させて、十分緻密な立方体を使えばよ
いが、その場合には、極めて多数の立方体の各頂点に対
応する出力信号値を保持しなければならないという別の
問題が生ずる。
【0009】本発明の目的は、上述の問題点を解消し
て、従来に比べて僅かなメモリ容量の増加で、狙いとは
異なる微妙な出力信号の変動を生じさせない3次元検索
表(3D−LUT)を実現することにより、安定したグ
レイを再現可能とし、高品質の写真プリントを連続的に
作製する場合に有効な画像処理装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像処理装置は、デジタルカラー信号
に非線形処理を行う非線形処理手段を有する画像処理装
置であって、この非線形処理手段が、前記デジタルカラ
ー信号がグレイ信号を含むグレイ領域近傍にあるか否か
を判別するグレイ領域判別手段と、このグレイ領域判別
手段によって前記デジタルカラー信号が前記グレイ領域
近傍にあると判別されたグレイ領域内信号の場合と、前
記グレイ領域近傍にないと判別されたグレイ領域外信号
の場合とに応じたそれぞれ異なる非線形処理を行う領域
対応非線形処理手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る画像処理装置において
は、前記領域対応非線形処理手段は、前記グレイ領域内
信号を含む第1の補間単位領域の端点および前記グレイ
領域内信号の第1の補間重みを算出する第1処理手段
と、前記グレイ領域外信号を含む第2の補間単位領域の
端点および前記グレイ領域外信号の第2の補間重みを算
出する第1処理手段と、前記第1処理手段によって算出
された前記第1の補間単位領域の端点および前記第1の
補間重みを用いて補間処理を行って前記グレイ領域内信
号の非線形処理出力値を得、または前記第2処理手段に
よって算出された前記第2の補間単位領域の端点および
前記第2の補間重みを用いて補間処理を行って前記グレ
イ領域外信号の非線形処理出力値を得る補間処理手段と
を有するのが好ましい。
【0012】また、前記第1処理手段は、前記第1の補
間単位領域の端点のデータとして、前記グレイ領域内信
号の第1のアドレス出力値を計算する第1アドレス計算
手段と、前記グレイ領域内信号を用いて前記第1の補間
重みを算出する第1補間重み算出手段と、前記第1アド
レス計算手段で求めた前記第1のアドレス出力値を記憶
する第1記憶手段とを有し、前記第2処理手段は、前記
第2の補間単位領域の端点のデータとして前記グレイ領
域外信号の第2のアドレス出力値を計算する第2アドレ
ス計算手段と、前記グレイ領域外信号を用いて前記第2
の補間重みを算出する第2補間重み算出手段と、前記第
2アドレス計算手段で求めた前記第2のアドレス出力値
を記憶する第2記憶手段とを有するのが好ましい。
【0013】また、前記補間処理手段は、前記デジタル
カラー信号が前記グレイ領域近傍にあると判定された場
合は、前記第1記憶手段に記憶された第1のアドレス出
力値と前記第1補間重み算出手段で算出された前記第1
の補間重みとを用いて補間処理を行い、前記デジタルカ
ラー信号が前記グレイ領域近傍にないと判定された場合
は、前記第2記憶手段に記憶された第2のアドレス出力
値と前記第2補間重み算出手段で算出された第2の補間
重みとを用いて補間処理を行って、前記非線形処理出力
値を求めるのが好ましい。また、前記非線形処理手段
は、3次元検索表を用いて非線形処理を行う3次元検索
表変換手段であるのが好ましい。
【0014】ここで、前記デジタルカラー信号は、R,
G,Bの3原色信号であり、前記補間手段は、前記3次
元検索表における前記補間単位領域の端点のデータとし
て、R,G,B軸に垂直な平面で構成される立方体の各
頂点に対応する出力信号値を保持し、前記立方体内部の
位置に応じた前記補間重みで各頂点に対応する出力信号
値を補間演算するものであり、かつ、前記グレイ信号の
近傍における立方体の大きさを、前記3次元検索表の周
辺部における立方体の大きさより小さくして緻密にする
のが好ましい。また、前記グレイ信号の近傍における立
方体の大きさを、前記周辺部における立方体の大きさの
2分の1以下とするのが好ましい。なお、前記グレイ信
号の近傍とは、前記グレイ信号を中心として各方向に全
長が前記周辺部における立方体5個以内の領域であるの
が好ましい。さらに、前記非線形処理手段は、色バラン
ス調整、明るさ補正およびコントラスト補正の少なくと
も1つの前記非線形処理を行うのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像処理装置を添付
の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る画像処理装置を含
むカラーデジタルプリンタの概略構成を示すブロック図
である。図1に示すカラーデジタルプリンタ10は、フ
ィルム(カラーネガフィルム)Fの画像を光電的に読み
取るフィルム読取装置(スキャナ)12と、読み取られ
た画像データ(画像情報)の画像処理や、本実施例に係
るカラーデジタルプリンタ10全体の操作および制御等
を行う画像処理装置14と、画像処理装置14から出力
される画像データに応じて変調した光ビームで感光材料
(印画紙)を画像露光し、現像処理して仕上がりプリン
ト(写真)として出力するプリンタ16とを有する。
【0016】また、画像処理装置14には、様々な条件
の入力や設定、処理の選択や指示、色/濃度補正などの
指示等を入力するためのキーボード18aおよびマウス
18bを有する操作系18と、スキャナ12で読み取ら
れた画像、各種の操作指示、様々な条件の設定/登録画
面等を表示するディスプレイ20が接続される。上述の
スキャナ12は、フィルムFに撮影された画像を1コマ
ずつ光電的に読み取る装置で、光源22と、可変絞り2
4と、画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)の三原
色に分解するためのR、GおよびBの3枚の色フィルタ
を有し、回転して任意の色フィルタを光路に挿入する色
フィルタ板26と、フィルムFに入射する読取光をフィ
ルムFの面上で均一にする拡散ボックス28と、結像レ
ンズユニット32と、フィルムの1コマの画像を読み取
るエリアセンサであるCCDセンサ34と、アンプ(増
幅器)36と、A/D(アナログ/デジタル)変換器3
7と、フィルムFのエッジに記録されたDXコードを光
学的に読み取るバーコードリーダ38とを有する。
【0017】なお、図示例のカラーデジタルプリンタ1
0においては、240サイズや135サイズのネガ(あ
るいはリバーサル)フィルム等のフィルムの種類やサイ
ズ、ストリップスやスライド等のフィルムFの形態、ト
リミング等の処理の種類等に応じて、スキャナ12の本
体に装着自在な専用のキャリアが用意されており、キャ
リアを交換することにより、各種のフィルムや処理に対
応することができる。フィルムFに撮影され、プリント
作成に供される画像(コマ)は、このキャリアによって
所定の読取位置に搬送、保持される。なお、バーコード
リーダ38は、このキャリアに所定の読取位置の搬送上
流側に配設され、フィルムFを所定の読取位置に搬送す
る際にDXコードを光学的に読み取る。240サイズの
フィルムFの場合には、この他に磁気トラックからの磁
気情報の読み取りも行う。
【0018】図2(a)および(b)に、本実施例に係
るカラーデジタルプリンタ10のスキャナ12に配置さ
れているバーコードリーダ38の詳細を示す。フィルム
Fは、フィルムFの読取位置およびサイズを決める開口
42aを持つキャリアマスク42の搬送上下流側にそれ
ぞれ配置される搬送ローラ44aと44bによって間欠
的に搬送される。バーコードリーダ38は、キャリアマ
スク42の搬送上流側の搬送ローラ44aの上流側近傍
にフィルムFの搬送幅方向に沿って配置されている1個
のバーコードリーダヘッドとなる光学センサ38aと、
複数個の他の光学センサ38bを有し、各光学センサ3
8a,38bは、フィルム搬送路を搬送されるフィルム
F(点線で示される)を挟んで上下に一対の発光部39
aと受光部39bとを備えている。
【0019】フィルムFの幅方向の一端部に設けられて
いる光学センサ38aは、DXコードなどの光学情報を
読み取るためのものであるが、これらの光学情報の他、
フィルムFのパーフォレーションホールPなどや先後端
の検出をも行うものとなっている。他方、フィルム幅方
向中間部に対向して設けられている光学センサ38b
は、フィルムFに記録されている画像の画像領域GAや
画像領域間、いわゆるコマ間の非画像領域を検出するの
に用いられ、フィルムFの自動搬送や後述するラインセ
ンサを用いた複数コマ連続搬送読取などを行う場合に用
いられる。磁気ヘッド40は、240フィルムFに対応
するキャリアに設けられるものであって、バーコードリ
ーダ38よりさらに搬送上流側にフィルムFの両端の磁
気トラックMTに対向して設けられている。磁気ヘッド
40は、磁気トラックMTに磁気情報を記録する記録ヘ
ッド40aと、磁気トラックMTに記録されている磁気
情報を読み取る読取ヘッド40bとを有する。
【0020】このように構成されるバーコードリーダ3
8および磁気ヘッド40は、スキャナ12に設けられた
コントローラ46に接続される。コントローラ46は、
図示しないが、キャリアの搬送ローラ44aおよび44
bなどを駆動するモータや各種センサやマスク(フィル
ム押え)42の開閉などを行うソレノイドなどにも接続
される。このコントローラ46によって制御された搬送
ローラ44a,44bによるフィルムFの搬送の間やコ
マ送りの間にバーコードリーダ38はフィルムFのDX
コードなどの光学情報を読み取り、また磁気ヘッド40
の記録ヘッド40aは、画像処理装置14からの情報を
受けたコントローラ46からの磁気情報をフィルムFの
磁気トラックMTに記録し、磁気ヘッド40の読取ヘッ
ド40bは、フィルムFに記録されている磁気情報を読
み取る。
【0021】こうして読み取られた光学情報および磁気
情報は、コントローラ46を経由して画像処理装置14
へ送られる。、バーコードリーダ38で読み取られるD
Xコードは、コントローラ46で数値化または符号化さ
れ、画像処理装置14において、フィルム種、メーカー
名などの光学情報として取得される。バーコードリーダ
38および磁気ヘッド40による光学情報および磁気情
報の読取および取得は、フィルムFの画像を粗く読み取
るプレスキャン時のフィルム搬送やコマ送りの間に行う
のがよいが、本発明はこれに限定されず、本スキャン時
に行ってもよいし、全く別途に専用装置で行ってもよ
い。なお、バーコードリーダを用いる場合は、フィルム
Fの1つのコマのバーコードの読み取りと画像の読み取
りとが同時には行われず、異なるコマのバーコードと画
像とが同時に読み取られる。
【0022】次いで、スキャナ12においては、バーコ
ードリーダ38(および磁気ヘッド40)によるフィル
ムFの光学情報(および磁気情報)の読み取りが終了し
た1コマの画像の読み取りが行われる。スキャナ12で
は、光源22から射出され、可変絞り24によって光量
調整され、色フィルタ板26を通過して色調整され、拡
散ボックス28で拡散された均一光量の読取光が、キャ
リアによって所定の読取位置に保持されたフィルムF
(以下、135フィルムFで代表する)の1コマに入射
して、透過することにより、フィルムFに撮影されたこ
のコマの画像を担持する投影光を得る。フィルムFの投
影光は、結像レンズユニット32によってCCDセンサ
34の受光面に結像され、CCDセンサ34によって光
電的に読み取られ、その出力信号がアンプ36で増幅さ
れ、A/D変換器37でデジタル信号に変換されて、画
像処理装置14に送られる。CCDセンサ34は、例え
ば、1380×920画素のエリアCCDセンサであ
る。
【0023】スキャナ12においては、このような画像
読み取りを、色フィルタ板26の各色フィルタを順次挿
入して3回行うことにより、1コマの画像をR,Gおよ
びBの3原色に分解して読み取る。ここで、本実施例に
係るカラーデジタルプリンタ10においては、プリント
Pを出力するための画像読み取り(本スキャン)に先立
ち、画像処理条件などを決定するために、画像を低解像
度で読み取るプレスキャンを行う。従って、1コマで、
合計6回の画像読み取りが行われる。
【0024】本実施例においては、スキャナ12は、エ
リアCCDセンサを用い、色フィルタ板26によって投
影光を3原色に分解して画像を読み取っているが、本発
明に利用されるスキャナとしては、これに限定されず、
図3(a)に示すように、3原色の個々の読み取りに対
応する3種のラインCCDセンサ(48R,48G,4
8Bからなるラインセンサ)48(図3(b)参照)を
用い、フィルムFをキャリアの搬送ローラ44a,44
bで走査搬送しつつ画像を読み取るスリット走査によっ
て画像読み取りを行うスキャナ50であってもよい。こ
のようなスキャナ50は、R,G,Bの3色を同時に読
み取ることが可能であるので、プレスキャンも本スキャ
ンも各々1回行えばよく、例えば、ピース状またはスト
リップス状の135サイズフィルムFであっても、カー
トリッジ内の240サイズフィルムFであっても、往復
で読み取ることにより、画像読み取りの動作を簡単化で
きる。また、プレスキャンは全コマ連続して読み取るこ
とも可能である。
【0025】図3(a)に示すスキャナ50は、図1お
よび図2(b)に示すスキャナ12と類似の構成を有す
るものであるが、スリット走査読み取りを行うものであ
るので、フィルム押えマスク32の代わりに縦長の細い
スリット52aを持つスリット板(キャリアの上蓋で構
成されていてもよい)52が、また、エリアCCDセン
サ34の代わりにラインCCDセンサ48が用いられる
点に加え、色分解フィルタ26の代わりに光源22から
射出光の光量を各成分色毎に調整する調光フィルタ(図
示せず)が用いられる点で異なる以外は、根本的な相違
はないので、詳細な説明は省略する。
【0026】また、ラインCCDセンサ48は、図3
(b)に示すように、フィルムFを透過した投影光を
R,G,Bの3原色に色分解して略同時に読み取る3ラ
イン読取センサであり、それぞれR光、G光およびB光
を読み取るための3種のラインCCDセンサ48R,4
8Gおよび48Bで構成される。ラインCCDセンサ4
8R,48G,48Bは、いずれも同じ所定読取画素数
に対応する同じ所定数のCCD素子を1列に配列したC
CDアレイを用い、これらの3個のCCDアレイ上にそ
れぞれRフィルタ、GフィルタおよびBフィルタを配設
したものである。
【0027】本実施例に係るカラーデジタルプリンタ1
0は、ネガやリバーサル等のフィルムに撮影された画像
を光電的に読み取るスキャナ12を画像処理装置14の
画像データ供給源としているが、画像処理装置14に画
像データを供給する画像データ供給源としては、スキャ
ナ12、同50以外にも、反射原稿の画像を読み取る画
像読取装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、
または、LAN(LocalArea Network)やコンピュータ通
信ネットワーク等の通信手段、メモリカードやMO(光
磁気記録媒体)等のメディア(記録媒体)等の、各種の
画像読取手段や撮像手段、画像データの記憶手段等が各
種使用可能である。
【0028】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図4に画像処理装置14(以下、処理装置14という)
のブロック図を示す。処理装置14は、制御系では本発
明の画像処理方法の実施や制御、およびスキャナ、処理
装置14、プリンタ16、ディスプレイ20を含むカラ
ーデジタルプリンタ10の部分および全体の制御や管理
を行うCPU54、本発明の画像処理方法の実施やカラ
ーデジタルプリンタ10の作動等に必要な情報を記憶す
る内部メモリ56を有し、画像処理系では、データ処理
部58、プレスキャン(フレーム)メモリ60、本スキ
ャン(フレーム)メモリ62、プレスキャン画像処理部
64、本スキャン画像処理部66、および条件設定部6
8を有する。なお、処理装置14には、これら以外に
も、本スキャンの際の可変絞り24の絞り値やCCDセ
ンサ34の蓄積時間を決定する手段等が配置される。ま
た、制御系においては、操作系18やディスプレイ20
は、このCPU54等によってCPUバス80を介して
各部位に接続される。
【0029】ところで、画像処理系では、スキャナ12
から出力されたR,GおよびBの各出力信号は、Log
変換、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング
補正等を行うデータ処理部58で処理されてデジタルの
画像データとされ、プレスキャン(画像)データはプレ
スキャンメモリ60に、本スキャン(画像)データは本
スキャンメモリ62に、それぞれ記憶(格納)される。
なお、プレスキャンデータと本スキャンデータは、解像
度(画素密度)と信号レベルが異なる以外は、基本的に
同じデータである。
【0030】プレスキャンメモリ60に記憶されたプレ
スキャンデータはプレスキャン画像処理部64におい
て、本スキャンメモリ62に記憶された本スキャンデー
タは本スキャン画像処理部66において、それぞれ処理
される。プレスキャン画像処理部64は、画像処理ユニ
ット70および画像データ変換部72を有する。他方、
本スキャン画像処理部66は、画像処理ユニット74お
よび画像データ変換部78を有する。
【0031】プレスキャン画像処理部64の画像処理ユ
ニット70(以下、処理部70という)と、本スキャン
画像処理部66の画像処理ユニット74(以下、処理部
74という)は、共に、後述する条件設定部68が設定
した画像処理条件に応じて、予め設定された画像処理条
件がCPU54によって内部メモリ56から読み出され
るので、CPU54によって読み出された画像処理条件
に応じて、または、CPU54によって読み出され、条
件設定部68に送られ、設定された画像処理条件に応じ
て、スキャナ12によって読み取られた画像(画像デー
タ)に、所定の画像処理を施す部位である。両処理部7
0および74は、処理する画像データの画素密度が異な
る以外には、基本的に、同様の処理を行う。
【0032】処理部70および処理部74における画像
処理としては、一般的に、色バランス調整、コントラス
ト補正(階調処理)、明るさ補正、覆い焼き処理(濃度
ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、彩度補正、シャー
プネス(鮮鋭化)処理等が例示される。これらは、前述
のように演算式による演算、LUTによる処理演算、M
TX演算、フィルタによる処理演算等を適宜組み合わせ
た、公知の方法で行われるものであり、図示例において
は、色バランス調整、明るさ補正およびコントラスト補
正がLUT変換手段70a,74aで行われ、彩度補正
がMTX演算手段70b,74bで行われる。また、こ
れ以外のシャープネス処理や覆い焼き処理等は、オペレ
ータによる指示や画像データ等に応じて、ブロック71
およびブロック75で行われる。
【0033】本実施例に係る画像処理装置においては、
処理部70および処理部74における上述のような画像
処理において、色バランス調整などの非線形処理を行う
LUT変換手段70a,74aで用いる3次元検索表、
すなわち3D−LUT(3次元ルックアップテーブル)
を、図5〜図7に示すような特別な構成にして、LUT
変換手段70a,74a自体を図8に示すような特別な
構成にして、特別のグレイ信号の変動を生じさせないよ
うにするものである。すなわち、図5〜図7に示す実施
例のように、本発明に用いられるLUTは、LUT変換
手段70a,74aに用られ、3原色のR,G,Bから
なる3D−LUTであって、従来のR軸、G軸、B軸か
らなる3D−LUTの構成に加えて、グレイ軸を含むグ
レイ領域近傍での補間単位領域を構成する単位立方体
(単位格子)のサイズをそれ以外の領域、すなわち3D
−LUTの周辺部よりも小さく、例えば単位立方体のサ
イズ(体積)を8分の1、すなわち一辺の長さを2分の
1にすることにより、グレイ軸の近傍における単位立方
体の密度をグレイ軸から離れた部分より大きくして、グ
レイ軸を含むグレイ領域近傍にある入力信号(デジタル
カラー信号)の補間演算の精度を向上させるものであ
る。
【0034】図示例においては、単位立方体のサイズを
4分の1にするグレイ領域近傍として、グレイ軸をその
中心とする従来の3D−LUTの単位立方体(周辺部の
単位立方体と同サイズ)を中心にして3軸、すなわちR
軸、G軸、B軸方向にそれぞれ5個、すなわち各軸方向
においてグレイ軸上にある1個の立方体を中心にしてそ
の両側に2個づつの合計5個の領域が設定されている。
なお、本発明においては、単位立方体のサイズを小さく
するグレイ領域近傍としては、この領域に限定されるわ
けではなく、グレイ再現の精度や色再現の精度や、採用
する3D−LUTの精度(格子点や端点の数、すなわち
単位立方体(周辺部に存在する)のサイズや、グレイ軸
近傍でのサイズの減少度などに応じて、グレイ軸を中心
とする所定の領域を適宜選択すればよいし、また、グレ
イ軸に対する断面形状で円、多角形等の領域として適宜
選択しても良いが、例えば、図示例のように、グレイ軸
を中心として各3軸方向にそれぞれ、従来のサイズの3
D−LUTの単位立方体として5個の領域が最も好まし
い。また、グレイ軸近傍と周辺部との単位立方体のサイ
ズの比(体積比)も、本発明においては特に制限的では
なく、上述して種々の要因を考慮して適宜選択すれば良
いが、例えば図示例のように8分の1が最も好ましい。
【0035】図8に、このLUT変換手段70a,74
aを構成する非線形処理手段100およびここで行われ
る補間演算処理の詳細を示す。非線形処理手段100
は、図5〜図7に示すような3D−LUTを用いて色バ
ランス調整、明るさ補正およびコントラスト補正などの
非線形処理を行うLUT変換手段70a,74aを構成
するものであって、図8に示すように、グレイ領域判定
部101と、第1計算部102と、第2計算部103
と、補間演算部104とを有する。ここで、第1計算部
102と、第2計算部103と、補間演算部104と
は、グレイ領域判定部101によって判定された領域に
応じた異なる非線形変換(LUT変換)を行う領域対応
非線形処理手段を構成する。図8に示す非線形処理手段
100において、グレイ領域判定部101は、入力信号
(デジタルカラー信号)を各画素毎に用いて、従来より
細かな精度で、当該画素がグレイ領域近傍に属するか否
かを判別する部分である。上述の判別の基準としては、
特に制限的ではなく、上述のグレイ領域近傍の設定に応
じて定めればよいが、例えば、このグレイ領域近傍の設
定に応じて予め定めたしきい値と比較して判別する方法
等が好適に用い得る。
【0036】第1計算部102は、グレイ領域判定部1
01の判定がY(YES)と、すなわちグレイ領域判定
部101によってグレイ領域近傍に属すると判別された
時、入力信号のLUT変換後の値の補間演算に必要とな
るデータ、例えば、入力信号を含む補間単位領域の端点
のアドレス(位置)およびこの入力信号の位置重みを算
出する部分であって、第1アドレス計算部105、第1
メモリ106および第1重み計算部107を有する。
【0037】ここで、第1アドレス計算部105は、グ
レイ領域近傍に属する入力信号(以下、グレイ領域内信
号という)の上位ビットからこのグレイ領域内信号を含
む補間単位領域、例えば図示例の3D−LUTではグレ
イ領域内信号を含む単位立方体の端点(格子点)、好ま
しくは補間演算に必要となる全ての端点、例えば、この
立方体の8頂点を算出するとともに、第1メモリ106
に記憶されている3D−LUTからこの8頂点のLUT
非線形変換後の値を読み出して、第1メモリ106に記
憶させる。なお、第1アドレス計算部105で算出され
る8頂点を持つ単位立方体は、図5〜7に示されるよう
に、周辺部の単位立方体と同じサイズの実線で示される
単位立方体から点線で示されるような8分の1に分割さ
れた単位立方体であるので、高精度グレイ再現が可能と
なる。
【0038】次に、第1メモリ106は、グレイ軸を含
むグレイ領域近傍に対する3D−LUTを構成するとと
もに、第1アドレス計算部105によって算出された全
8端点(8格子点)のアドレスに記憶されている3D−
LUTの値、すなわちLUT非線形変換後の値を読み出
して記憶する。また、重み計算部107は、グレイ領域
内信号の位置(アドレス)およびこれを含む補間対象立
方体の全端点(アドレス)から、グレイ領域内信号を含
む補間対象立方体におけるグレイ領域内信号の位置をこ
の立方体の各端点に対する重みとして計算する。
【0039】第2計算部103は、グレイ領域判定部1
01の判定がN(NO)と、すなわちグレイ領域判定部
101によってグレイ領域近傍に属しないと判別された
時、入力信号のLUT変換後の値の補間演算に必要とな
るデータ、例えば、入力信号を含む補間単位領域の端点
のアドレス(位置)およびこの入力信号の位置重みを算
出する部分であって、上述の第1計算部102と同様
に、第2アドレス計算部108、第2メモリ109およ
び第2重み計算部110を有する。なお、この第2計算
部103の第2アドレス計算部108、第2メモリ10
9および第2重み計算部110は、対象とするデータ量
または密度が異なる以外は、それぞれ第1計算部102
の第1アドレス計算部105、第1メモリ106および
第1重み計算部107と略同様の構成を有するので、詳
細な説明は省略する。
【0040】ここで、第2アドレス計算部108は、グ
レイ領域近傍に属しない入力信号(以下、グレイ領域外
信号という)の上位ビットから、第1アドレス計算部1
05と略同様にして、このグレイ領域外信号を含む補間
単位領域となる単位立方体の8端点(8格子点)を算出
するとともに、第2メモリ109に記憶されている3D
−LUTからこの8頂点のLUT非線形変換後の値を読
み出して、第1メモリ109に記憶させる。なお、図5
〜図7に示すように、3D−LUTのグレイ軸近傍の単
位立方体(点線)のサイズが周辺部の単位立方体(実
線)のサイズの8分の1である場合には、図5〜図7に
実線で示される単位立方体を対象とする第2アドレス計
算部108で計算する上位ビットは、点線で示される単
位立方体を対象とする第1アドレス計算部105で計算
する上位ビットより1ビット少ないことになる。
【0041】次に、第2メモリ109は、第1メモリ1
06と同様に、グレイ軸を含むグレイ領域近傍に対する
3D−LUTを構成するとともに、第2アドレス計算部
108でによって算出された全8端点(8格子点)のア
ドレスに記憶されている3D−LUTの変換後の値を読
み出して記憶する。図5〜図7に示す3D−LUTの場
合、第2メモリ109で読みだされる格子点間の間隔
は、第1メモリ106の場合の2倍である。また、重み
計算部110は、グレイ領域外信号の位置(アドレス)
およびこれを含む補間対象立方体の全端点(アドレス)
から、グレイ領域外信号を含む補間対象立方体における
グレイ領域外信号の位置をこの立方体の各端点に対する
重みとして計算する。
【0042】そして、補間演算部104は、グレイ領域
内信号の場合、第1計算部102のメモリ106に記憶
された全端点の変換後の値と重み計算部107で計算さ
れた全端点に対する重みとを各端点ごとに乗算し、それ
らの乗算値の総和を求める。すなわち、ここでは、全端
点の変換後の値と全端点の重みの総和との積和が求めら
れる。なお、重み計算部107で計算された全端点の重
みの総和が1に正規化されている場合には、乗算値の総
和が、そのまま求めるべき補間値となるが、そうでない
場合には、乗算値の総和を重みの総和で除算することに
より、補間値を得ることができる。こうして得られた補
間値が、非線形変換手段100で求めるべき変換値とな
り、出力信号として非線形変換手段100から出力され
る。
【0043】なお、上述した例では、第1、第2アドレ
ス演算部105、108で、入力信号を含む単位立方体
の全8頂点を求めているが、少なくとも1頂点とその一
辺の長さと方向(増減の方向、傾き)を求めてもよい
し、また、第1、第2重み計算部107、110で、単
位立方体の全8頂点に対する重みを求めているが、少な
くも1頂点からのR,G,Bの各軸の方向への重みを求
めてもよいなど、適用される補間方法に応じた頂点およ
び重みを求めればよい。もちろん、本発明においては、
公知の補間方法はいずれも適用可能である。また、上述
した例では、第1、第2メモリ106、109は3D−
LUTを構成し、第1、第2アドレス計算部105、1
08で3D−LUTから3D−LUT変換後の値を読み
出しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、第
1、第2メモリ106、109はLUTを構成せず、単
に、第1、第2アドレス計算部105、108で算出さ
れた全8端点のアドレスのみを記憶する部分であるとし
て、補間演算部104で、内蔵もしくは外付けの3D−
LUTを参照して、第1、第2メモリ106、109に
記憶された全端点のアドレスの変換後の値を読み出し、
読み出された全端点の変換後の値と第1、第2重み計算
部107、110で計算された全端点に対する重みとの
積和を求める構成としてもよい。もちろん、この他の構
成であっても良い。
【0044】また、上述した例では、このLUT変換手
段70a,74aを構成する非線形変換手段100にお
いて、R軸、G軸、B軸の3軸からなる3D−LUTを
用いて、体積補間によって補間値を求めているが、本発
明はこれに限定されない。十分な精度が得られれば、L
UTとしてR軸、G軸、B軸の各軸の1次元(1D−)
LUTを用い、入力信号を含む補間単位領域およびその
端点として線分および両端点を用い、直線補間によって
補間値を求めてもよい。また、LUTとしてR軸、G
軸、B軸のいずれか1つの軸の1次元(1D−)LUT
を用い、残りの2軸には2次元(2D−)LUTを用
い、1D−LUTの場合は、同様に直線補間によって補
間値を求め、2D−LUTの場合は、入力信号を含む補
間単位領域およびその端点として、例えば正方形および
その4頂点を用い、体積補間によって補間値を求めるよ
うにしても良い。
【0045】LUT変換手段70a,74aを構成する
非線形変換手段100は、基本的に以上のように構成さ
れるが、以下にその作用を説明する。図8に示す非線形
変換手段100においては、グレイ判別部101におけ
る判別の結果、グレイ領域近傍に属すると判定された場
合は第1の計算部102により、また、グレイ領域近傍
に属しないと判定された場合は第2の計算部103によ
り計算された値に基づき、補間演算部104において補
間演算を行う。
【0046】すなわち、グレイ領域に属さないと判定さ
れた場合は、第2計算部103により、従来の3D−L
UTの場合と同様に、第1アドレス計算部105でR,
G,Bの上位ビットからアドレスを計算し、計算された
アドレスに対応して第1メモリ106に格納されている
変換データと第1重み計算部107で計算された重みを
用いて補間演算部104で補間演算を行う。第1の計算
部102の計算は、図5〜図7中に実線で示す大きな単
位立方体に対応しており、補間演算部104ではこの大
きな単位立方体の頂点位置アドレスを用いた補間演算を
行う。一方、グレイ領域近傍に属すと判定された場合
は、第1計算部102により、第2アドレス計算部10
8で上記第2計算部103における計算に用いられるよ
りも密なR,G,Bの上位ビットからアドレスを計算
し、計算されたアドレスに対応して第2メモリ109に
格納されている変換データと第2重み計算部110で計
算された重みを用いて補間演算部104で補間演算を行
う。第2の計算部103の計算は、図5〜図7中に点線
で示す小さな単位立方体に対応しており、補間演算部1
04ではこの小さな単位立方体の頂点位置アドレスを用
いた補間演算を行う。
【0047】ここで、上述の第1、第2重み計算部10
7、110では、グレイ領域内のR/G/B各軸への距
離に対応する重みを予め設定している、いわゆる、立方
体補間(体積補間)の重み付け計算を行う。つまり、本
実施例では、補間演算部104が、上述の第1の計算部
102および第2の計算部103からの出力に応じて、
入力信号に対する出力信号を得るために、グレイ領域近
傍に属さないと判定された場合には、従来と同様の、大
きな単位立方体の頂点位置アドレスを用いた補間演算を
行い、グレイ領域近傍に属すと判定された場合には、従
来より密な小さな単位立方体の頂点位置アドレスを用い
た補間演算を行って、好適な色バランス調整を行う。こ
の補間演算部104から出力される出力信号は、非線形
変換手段100から出力される好適な色バランス調整が
なされた出力信号となり、LUT変換手段70a、74
aから出力されることになる。
【0048】こうしてLUT変換手段70a、74aか
ら出力される出力信号は、それぞれMTX演算手段70
b,74bに送られ、MTX演算手段70b,74bで
前述のように彩度補正が行われる。これらの演算結果
は、それぞれブロック71およびブロック75に送られ
て、ブロック71およびブロック75で、シャープネス
処理や覆い焼き処理、オペレータによる指示や画像デー
タ等に応じた画像補正処理などが行われる。
【0049】プレスキャン画像処理部64の画像データ
変換部72は、処理部70によって処理された上述の画
像データを、3D−LUT等を用いて変換して、ディス
プレイ20による表示に対応する画像データに変換す
る。他方、本スキャン画像処理部66の画像データ変換
部78は、同様に、処理部74によって処理された画像
データを3D−LUTを用いて変換し、プリンタ16に
よる画像記録に対応する出力画像データとしてプリンタ
16に供給する。なお、上述のプレスキャン画像処理部
64および本スキャン画像処理部66による各種の処理
条件は、条件設定部68によって設定される。
【0050】この条件設定部68は、画像処理条件設定
部82、キー補正部84およびパラメータ統合部86を
有する。画像処理条件設定部(以下、設定部とする)8
2は、施す画像処理を選択すると共に、プレスキャンデ
ータを用いて、処理部70および74における画像処理
条件を設定し、パラメータ統合部86に供給する。具体
的には、設定部82は、プレスキャンデータから、濃度
ヒストグラムの作成や、平均濃度、LATD(大面積透
過濃度)、ハイライト(最低濃度)、シャドー(最高濃
度)等の画像特徴量の算出等を行い、加えて、必要に応
じて行われる操作系18を用いたオペレータによる指示
に応じて、前述のグレイバランス調整、明るさ補正、お
よびコントラスト補正のテーブル(LUT)の作成、彩
度補正を行うマトリクス演算の作成等の画像処理条件を
決定する。
【0051】ここで、キー補正部84は、キーボード1
8aに設定された明るさ、色、コントラスト、シャープ
ネス、彩度調等を調整するキーやマウス18bで入力さ
れた各種の指示等に応じて、画像処理条件の調整量(例
えば、LUTの補正量等)を算出し、パラメータ統合部
86に供給するものである。パラメータ統合部86は、
設定部82が設定した画像処理条件を受け取り、供給さ
れた画像処理条件をプレスキャン画像処理部64の処理
部70および本スキャン画像処理部66の処理部74に
設定し、さらに、キー補正部84で算出された調整量に
応じて、各部位に設定した画像処理条件を補正(調整)
し、あるいは画像処理条件を再設定する。
【0052】なお、スキャナ12において、バーコード
リーダ38によってDXコードが読み取られコントロー
ラ46でコード化されるか、もしくは、CCDセンサに
より読み取られてデータ化されて、画像処理装置14に
伝送されている場合には、CPU54によってメモリ5
6からフィルム種およびこれに対応する画像処理条件が
読み出され、上述の設定部82によって設定される画像
処理条件の代わりに、パラメータ統合部86に供給され
る。
【0053】この場合、上述の設定部82による画像処
理条件の設定は行われなくてもよいが、行われてもよ
い。さらに、画像処理条件として、読取画像データから
設定部82によって設定された画像処理条件の代わり
に、フィルム種情報に応じて設定された画像処理条件を
用いる場合には、これらの画像処理条件を直接プレスキ
ャン画像処理部64の処理部70および本スキャン画像
処理部66の処理部74に供給して設定し、条件設定部
68による画像処理条件の設定そのものを行わなくても
よい。
【0054】以下、画像処理装置14の作用を説明する
ことにより、本実施例のカラーデジタルプリンタ10に
ついて、より詳細に説明する。オペレータがフィルムF
(あるいは読み取りを行うコマ)をスキャナ12(キャ
リア)の所定位置にセットし、作成するプリントサイズ
の入力等の所定の作業を終了した後に、プリント作成開
始を指示すると、スキャナ12では、プレスキャンが開
始され、前述のように、フィルムFに撮影された画像が
R,GおよびBに分解されて光電的に読み取られ、プレ
スキャンメモリ60に出力される。
【0055】プレスキャンメモリ60にプレスキャンデ
ータが記憶されると、設定部82がこれを読み出し、濃
度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出等を行い、こ
れを用いて、画像処理条件を設定(LUTやMTXの作
成)してパラメータ統合部86に送る。これと平行し
て、可変絞り24の絞り値決定等の本スキャンの読取条
件が設定されて、スキャナ12が調整され、次いで、ス
キャナ12では本スキャンが行われ、本スキャンデータ
が、順次、本スキャンメモリ62に転送・記憶される。
【0056】画像処理条件を受け取ったパラメータ統合
部86は、これを、プレスキャン画像処理部64の処理
部70、および本スキャン画像処理部66の処理部74
の所定部位(ハードウエア)に設定する。次いで、プレ
スキャンメモリ60からプレスキャンデータが読み出さ
れ、処理部70において設定された画像処理条件で処理
されて、画像データ変換部72で変換されて、所定の処
理を施されたプレスキャン画像が、ディスプレイ20に
表示される。
【0057】通常のプリント作成では、オペレータは、
ディスプレイ20の表示を見て、画像すなわち処理結果
の確認(検定)を行い、必要に応じて、キーボード18
aに設定された調整キー等を用いて色/濃度、階調等を
調整する。この調整の入力は、キー補正部84に送ら
れ、キー補正部84は調整入力に応じた画像処理条件の
補正量を算出し、これをパラメータ統合部86に送る。
パラメータ統合部86は、送られた補正量に応じて、前
述のように、処理部70および処理部74の安定したグ
レイを再現可能とする処理を行うためのLUT変換手段
70a,74aやMTX演算手段70b,74bを補正
して、この補正すなわちオペレータによる調整入力に応
じて、ディスプレイ20に表示される画像も変化する。
【0058】オペレータは、ディスプレイ20に表示さ
れる画像が適正であると判定(検定OK)すると、キー
ボード18a等を用いてプリント開始を指示する。これ
により、画像処理条件が確定し、本スキャンメモリ62
から本スキャンデータが読み出され、本スキャン画像処
理部66に送られる。なお、検定を行わない場合には、
パラメータ統合部86による本スキャン画像処理部66
の処理部74への画像処理条件の設定を終了した時点で
画像処理条件が確定し、本スキャンメモリ62から本ス
キャンデータが読み出され、本スキャン画像処理部66
に送られる。これらは、作業モード等で選択できるよう
にするのが好ましい。
【0059】このようにして本スキャン画像処理部66
に画像データが読み出されると、処理部74において、
画像データは、LUT変換手段74aおよびMTX演算
手段74bで前述のように処理された後、さらに、ブロ
ック75の処理部で、これ以外の、公知の必要な画像処
理を施されて、画像データ変換部78に送られ、画像デ
ータ変換部78においてプリンタ16による画像記録に
応じた画像データに変換され、プリンタ16に送られ
る。
【0060】プリンタ16は、感光材料(印画紙)を画
像データに応じて露光して潜像を記録し、感光材料に応
じた現像処理を施して(仕上り)プリントとして出力す
るものである。例えば、感光材料をプリントに応じた所
定長に切断した後に、バックプリントの記録、感光材料
(印画紙)の分光感度特性に応じた、R露光、G露光お
よびB露光の3種の光ビームを画像データ(記録画像)
に応じて変調して主走査方向に偏向し、主走査方向と直
交する副走査方向に感光材料を搬送することによる潜像
の記録等を行い、潜像を記録した感光材料に、発色現
像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行い、乾
燥してプリントとした後に、仕分けして集積する。
【0061】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において、各種の改良および変更を行っても
良いのはもちろんである。例えば、図5〜図7に示した
グレイ軸の近傍を規定する立方体の数は、5個に限られ
るものではない。また、グレイ軸の近傍における立方体
の分割個数は、2分の1に限られるものではなく、より
細分してもよい。さらに、グレイ軸の近傍における立方
体の分割個数を、グレイ軸に近いほど多い分割個数と
し、グレイ軸から離れるほど、立方体の分割個数を減ら
すということも可能である。また、本発明に係る画像処
理装置に入力する画像データとしては、上記実施例に示
した写真フィルムの画像を光電的に読み取ったものの他
にも、例えば、デジタルカメラ等の各種のデジタルデー
タ供給源からの入力画像データが、好適に用い得る。
【0062】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来に比べて僅かなメモリ容量の増加で、狙い
とは異なる微妙な出力信号の変動を生じさせない3次元
検索表(3D−LUT)を実現することにより、安定し
たグレイを再現可能とし、高品質の写真プリントを連続
的に作製する場合に有効な画像処理装置を実現できると
いう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る写真処理装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】 (a)は、図1に示したスキャナに用いられ
るバーコードリーダおよび磁気ヘッドの一実施例の説明
図、(b)はスキャナの要部の一実施例の斜視模式図で
ある。
【図3】 (a)は、図1に示したスキャナの要部の他
の実施例を示す斜視模式図、(b)はラインCCDセン
サの実施例の平面模式図である。
【図4】 図1に示す画像処理装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図5】 本発明に用いられる3D−LUTのグレイ軸
の近傍における補間演算用の単位立方体の分割状況を示
す図(G−R軸)である。
【図6】 本発明に用いられる3D−LUTのグレイ軸
の近傍における補間演算用の単位立方体の分割状況を示
す図(B−R軸)である。
【図7】 本発明に用いられる3D−LUTのグレイ軸
の近傍における補間演算用の単位立方体の分割状況を示
す図(B−G軸)である。
【図8】 図4に示す画像処理装置の処理部のLUT変
換手段を構成する非線形変換手段の一実施例のブロック
図である。
【符号の説明】
F フィルム 10 カラーデジタルプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 34,48 CCDセンサ 38 バーコードリーダ 54 CPU 56 内部メモリ 58 データ処理部 60 プレスキャン(フレーム)メモリ 62 本スキャン(フレーム)メモリ 64 プレスキャン画像処理部 66 本スキャン画像処理部 68 条件設定部 70,74 画像処理ユニット(処理部) 70a,74a LUT変換手段 70b,74b MTX演算手段 72,78 画像データ変換部 80 CPUバス 82 (画像処理条件)設定部 84 キー補正部 86 パラメータ統合部 100 非線形変換手段 101 グレイ領域判定部 102 第1計算部 103 第2計算部 104 補間演算部 105 第1アドレス計算部 106 第1メモリ 107 第1重み計算部 108 第2アドレス計算部 109 第2メモリ 110 第2重み計算部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルカラー信号に非線形処理を行う非
    線形処理手段を有する画像処理装置であって、 この非線形処理手段が、前記デジタルカラー信号がグレ
    イ信号を含むグレイ領域近傍にあるか否かを判別するグ
    レイ領域判別手段と、 このグレイ領域判別手段によって前記デジタルカラー信
    号が前記グレイ領域近傍にあると判別されたグレイ領域
    内信号の場合と、前記グレイ領域近傍にないと判別され
    たグレイ領域外信号の場合とに応じたそれぞれ異なる非
    線形処理を行う領域対応非線形処理手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記領域対応非線形処理手段は、 前記グレイ領域内信号を含む第1の補間単位領域の端点
    および前記グレイ領域内信号の第1の補間重みを算出す
    る第1処理手段と、 前記グレイ領域外信号を含む第2の補間単位領域の端点
    および前記グレイ領域外信号の第2の補間重みを算出す
    る第1処理手段と、 前記第1処理手段によって算出された前記第1の補間単
    位領域の端点および前記第1の補間重みを用いて補間処
    理を行って前記グレイ領域内信号の非線形処理出力値を
    得、または前記第2処理手段によって算出された前記第
    2の補間単位領域の端点および前記第2の補間重みを用
    いて補間処理を行って前記グレイ領域外信号の非線形処
    理出力値を得る補間処理手段とを有する請求項1に記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記第1処理手段は、前記第1の補間単位
    領域の端点のデータとして前記グレイ領域内信号の第1
    のアドレス出力値を計算する第1アドレス計算手段と、
    前記グレイ領域内信号を用いて前記第1の補間重みを算
    出する第1補間重み算出手段と、前記第1アドレス計算
    手段で求めた前記第1のアドレス出力値を記憶する第1
    記憶手段とを有し、 前記第2処理手段は、前記第2の補間単位領域の端点の
    データとして前記グレイ領域外信号の第2のアドレス出
    力値を計算する第2アドレス計算手段と、前記グレイ領
    域外信号を用いて前記第2の補間重みを算出する第2補
    間重み算出手段と、前記第2アドレス計算手段で求めた
    前記第2のアドレス出力値を記憶する第2記憶手段とを
    有する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記補間処理手段は、前記デジタルカラー
    信号が前記グレイ領域近傍にあると判定された場合は、
    前記第1記憶手段に記憶された第1のアドレス出力値と
    前記第1補間重み算出手段で算出された前記第1の補間
    重みとを用いて補間処理を行い、前記デジタルカラー信
    号が前記グレイ領域近傍にないと判定された場合は、前
    記第2記憶手段に記憶された第2のアドレス出力値と前
    記第2補間重み算出手段で算出された第2の補間重みと
    を用いて補間処理を行って、前記非線形処理出力値を求
    める請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記非線形処理手段は、3次元検索表を用
    いて非線形処理を行う3次元検索表変換手段である請求
    項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記デジタルカラー信号は、R,G,Bの
    3原色信号であり、 前記補間手段は、前記3次元検索表における前記補間単
    位領域の端点のデータとして、R,G,B軸に垂直な平
    面で構成される立方体の各頂点に対応する出力信号値を
    保持し、前記立方体内部の位置に応じた前記補間重みで
    各頂点に対応する出力信号値を補間演算するものであ
    り、かつ、前記グレイ信号の近傍における立方体の大き
    さを、前記3次元検索表の周辺部における立方体の大き
    さより小さくした請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記グレイ信号の近傍における立方体の大
    きさを、前記周辺部における立方体の大きさの2分の1
    以下とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】前記グレイ信号の近傍とは、前記グレイ信
    号を中心として各方向に全長が前記周辺部における立方
    体5個以内の領域である請求項6または7に記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】前記非線形処理手段は、色バランス調整、
    明るさ補正およびコントラスト補正の少なくとも1つの
    前記非線形処理を行う請求項1〜8のいずれかに記載の
    画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007116238A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Fuji Xerox Co Ltd 色変換装置、色変換方法、および色変換プログラム
JP2015084482A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 色変換装置、画像形成装置、色変換方法、及び色変換プログラム

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