JP2000134026A - モノポール・アンテナ - Google Patents
モノポール・アンテナInfo
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- JP2000134026A JP2000134026A JP10299546A JP29954698A JP2000134026A JP 2000134026 A JP2000134026 A JP 2000134026A JP 10299546 A JP10299546 A JP 10299546A JP 29954698 A JP29954698 A JP 29954698A JP 2000134026 A JP2000134026 A JP 2000134026A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】放射指向性を変化可能な簡単構成のモノポール
・アンテナの提供。 【解決手段】接地導体11上にある給電部12から給電
されるアンテナ素子13を接地導体11の一方側に設け
る一方、接地導体11の他方側に、接地導体11との間
で空間的結合を生じさせる反射導体14を設け、反射導
体14および接地導体11の形状および両者の位置の変
更により、電波の指向性の調整を可能にしたモノポール
・アンテナ。
・アンテナの提供。 【解決手段】接地導体11上にある給電部12から給電
されるアンテナ素子13を接地導体11の一方側に設け
る一方、接地導体11の他方側に、接地導体11との間
で空間的結合を生じさせる反射導体14を設け、反射導
体14および接地導体11の形状および両者の位置の変
更により、電波の指向性の調整を可能にしたモノポール
・アンテナ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として移動体通信
で使用されるモノポール・アンテナに関し、特に、基地
局用アンテナに適したモノポール・アンテナに関する。
で使用されるモノポール・アンテナに関し、特に、基地
局用アンテナに適したモノポール・アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモノポール・アンテナを図7,図
9に示す。
9に示す。
【0003】まず、図7に示す第1の従来例を説明す
る。図7において61は接地導体、62は同軸給電部、
63はアンテナ素子である。アンテナ素子63は、同軸
給電部62に接続されている。この種のモノポール・ア
ンテナを軸対称構造にする、すなわち、接地導体61を
円板状とし、同軸給電部62を接地導体61の表面の軸
対称中心に位置させ、アンテナ素子63を接地導体61
の中心位置を通る垂線方向に沿って配置して同軸給電部
62に接続すると、アンテナの放射電波はアンテナ水平
面に無指向となる。
る。図7において61は接地導体、62は同軸給電部、
63はアンテナ素子である。アンテナ素子63は、同軸
給電部62に接続されている。この種のモノポール・ア
ンテナを軸対称構造にする、すなわち、接地導体61を
円板状とし、同軸給電部62を接地導体61の表面の軸
対称中心に位置させ、アンテナ素子63を接地導体61
の中心位置を通る垂線方向に沿って配置して同軸給電部
62に接続すると、アンテナの放射電波はアンテナ水平
面に無指向となる。
【0004】このような構成を備えたモノポール・アン
テナに対しては、例えば、移動体通信の基地局用アンテ
ナとして室内に配設する場合を想定して、アンテナ水平
面方向における無指向性を維持しながらアンテナ垂直面
における電波の指向性を変化させることが要望されてい
る。
テナに対しては、例えば、移動体通信の基地局用アンテ
ナとして室内に配設する場合を想定して、アンテナ水平
面方向における無指向性を維持しながらアンテナ垂直面
における電波の指向性を変化させることが要望されてい
る。
【0005】これに対しては、接地導体61の大きさを
変化させることで上記要望に応えることが考えられる。
しかしながら、接地導体61が有限の大きさを有するモ
ノポール・アンテナでは、接地導体61の端部から電波
の回折が起こり、接地導体61が大きくなればなるほど
電波の回折は小さくなり、反対に接地導体61が小さく
れなればなるほど電波の回折は大きくなる。
変化させることで上記要望に応えることが考えられる。
しかしながら、接地導体61が有限の大きさを有するモ
ノポール・アンテナでは、接地導体61の端部から電波
の回折が起こり、接地導体61が大きくなればなるほど
電波の回折は小さくなり、反対に接地導体61が小さく
れなればなるほど電波の回折は大きくなる。
【0006】モノポール・アンテナの全放射電波はアン
テナ素子63からの放射電波と接地導体61端部からの
回折波の和である。そのため、接地導体61に対してア
ンテナ素子63のある方をアンテナ上側、アンテナ素子
63のない方をアンテナ下側とすると、接地導体61が
大きければ大きいほど、アンテナ下側への電波の回り込
みは少なくなってアンテナ上側への放射が大きくなり、
かつ、最大放射方向もアンテナ水平面に近づく。反対
に、接地導体61が小さいほど、アンテナ下側への電波
の回り込みが大きくなって最大放射方向もアンテナ真上
方向に近づいていく。このとき、接地導体61の直径を
1/2波長以下に設定すると、電波の放射はアンテナ上
側と下側とで等しくなり、アンテナ水平面に対して8の
字指向性を示す。なお、このときの最大放射方向はアン
テナ水平面となる。図8に一例として接地導体61の直
径が1/2波長の時〔図8(a)〕、1波長の時〔図8
(b)〕3波長の時〔図8(c)〕の放射指向性を示
す。なお、図8(d)に示すように、図のX,Y方向
は、接地導体61の面と平行な方向を示し、Z方向は接
地導体61の垂線方向を示している。放射指向性の目盛
りは1間隔は10dBであり、単位はダイポール・アン
テナの利得を基準にしたdBdである。
テナ素子63からの放射電波と接地導体61端部からの
回折波の和である。そのため、接地導体61に対してア
ンテナ素子63のある方をアンテナ上側、アンテナ素子
63のない方をアンテナ下側とすると、接地導体61が
大きければ大きいほど、アンテナ下側への電波の回り込
みは少なくなってアンテナ上側への放射が大きくなり、
かつ、最大放射方向もアンテナ水平面に近づく。反対
に、接地導体61が小さいほど、アンテナ下側への電波
の回り込みが大きくなって最大放射方向もアンテナ真上
方向に近づいていく。このとき、接地導体61の直径を
1/2波長以下に設定すると、電波の放射はアンテナ上
側と下側とで等しくなり、アンテナ水平面に対して8の
字指向性を示す。なお、このときの最大放射方向はアン
テナ水平面となる。図8に一例として接地導体61の直
径が1/2波長の時〔図8(a)〕、1波長の時〔図8
(b)〕3波長の時〔図8(c)〕の放射指向性を示
す。なお、図8(d)に示すように、図のX,Y方向
は、接地導体61の面と平行な方向を示し、Z方向は接
地導体61の垂線方向を示している。放射指向性の目盛
りは1間隔は10dBであり、単位はダイポール・アン
テナの利得を基準にしたdBdである。
【0007】このように、モノポール・アンテナは接地
導体61の大きさを変化させることにより、水平面の無
指向を保ちながら垂直面の電波の指向性を変化させるこ
とが可能となる。
導体61の大きさを変化させることにより、水平面の無
指向を保ちながら垂直面の電波の指向性を変化させるこ
とが可能となる。
【0008】次に図9に示す第2の従来例を説明する。
図9は接地導体に対向する反射導体をアンテナ素子の突
端から離間して配置したモノポール・アンテナである。
図9において61は接地導体、62は同軸給電部、63
はアンテナ素子、71は反射導体、72は絶縁体からな
る支持棒である。アンテナ素子63は同軸給電部62に
接続されている。反射導体71はアンテナ素子63の突
端より離間した位置に接地導体61と対向して配置され
ている。反射導体71は絶縁体の支持棒72より接地導
体61上に支持されている。
図9は接地導体に対向する反射導体をアンテナ素子の突
端から離間して配置したモノポール・アンテナである。
図9において61は接地導体、62は同軸給電部、63
はアンテナ素子、71は反射導体、72は絶縁体からな
る支持棒である。アンテナ素子63は同軸給電部62に
接続されている。反射導体71はアンテナ素子63の突
端より離間した位置に接地導体61と対向して配置され
ている。反射導体71は絶縁体の支持棒72より接地導
体61上に支持されている。
【0009】このようなモノポール・アンテナにおいて
も、上述した第1の従来例と同様、アンテナの構造が軸
対称の場合、放射電波はアンテナ水平面に無指向とな
る。さらには、接地導体61から見てアンテナ素子63
のある方をアンテナ上側、アンテナ素子63のない方を
アンテナ下側とすると、反射導体71によりアンテナ真
上方向ヘの電波の放射が抑えられ、アンテナ水平方向へ
の電波の放射が強くなる。そのうえ、反射導体71の大
きさ、接地導体61、アンテナ素子63との距離を変化
させることにより、アンテナ垂直面の電波の指向性を変
化させることが可能になる。その結果、このモノポール
・アンテナでは、接地導体上の反射導体の大きさと接地
導体との距離を変化させることにより、水平面の無指向
を保ちながら垂直面の電波の指向性を変化させることが
可能となる。
も、上述した第1の従来例と同様、アンテナの構造が軸
対称の場合、放射電波はアンテナ水平面に無指向とな
る。さらには、接地導体61から見てアンテナ素子63
のある方をアンテナ上側、アンテナ素子63のない方を
アンテナ下側とすると、反射導体71によりアンテナ真
上方向ヘの電波の放射が抑えられ、アンテナ水平方向へ
の電波の放射が強くなる。そのうえ、反射導体71の大
きさ、接地導体61、アンテナ素子63との距離を変化
させることにより、アンテナ垂直面の電波の指向性を変
化させることが可能になる。その結果、このモノポール
・アンテナでは、接地導体上の反射導体の大きさと接地
導体との距離を変化させることにより、水平面の無指向
を保ちながら垂直面の電波の指向性を変化させることが
可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す第1の従来例には、次のような問題があった。すな
わち、アンテナ水平方向に無指向に放射を強めるため
に、平面的に非常に大きな大きさを有する接地導体61
が必要となり、モノポール・アンテナの小型化には適し
ていなかった。モノポール・アンテナの室内における最
適設置場所の一つである天井の領域においてアンテナ設
置場所として容認される領域はそう広いものではない。
したがって、平面的な小型化が困難で、大型にならざる
を得ない第1の従来例の構造は不適当といわざるを得な
かった。さらには、モノポール・アンテナには、景観
上、なるべく目立たなく設置したいという要望があり、
小型が困難な第1の従来例の構造はこのような要望に応
えることもできなかった。
示す第1の従来例には、次のような問題があった。すな
わち、アンテナ水平方向に無指向に放射を強めるため
に、平面的に非常に大きな大きさを有する接地導体61
が必要となり、モノポール・アンテナの小型化には適し
ていなかった。モノポール・アンテナの室内における最
適設置場所の一つである天井の領域においてアンテナ設
置場所として容認される領域はそう広いものではない。
したがって、平面的な小型化が困難で、大型にならざる
を得ない第1の従来例の構造は不適当といわざるを得な
かった。さらには、モノポール・アンテナには、景観
上、なるべく目立たなく設置したいという要望があり、
小型が困難な第1の従来例の構造はこのような要望に応
えることもできなかった。
【0011】また、図9に示す第2の従来例には次のよ
うな問題があった。すなわち、第2の従来例のモノポー
ル・アンテナを室内の天井等に設置する場合、アンテナ
の電波放射の効率を良好なものとするために、図10に
示すように、アンテナ素子63が電波を放射する空間に
面するように、アンテナを天井80に対して逆さに吊り
下げる、つまり、アンテナ上側(接地導体61から見て
アンテナ素子63のある方)を床に向けて設置すること
が行われる。しかしながら、これでは、反射導体71と
支持棒72とからなる構造物が天井80から床に向けて
大きく突出することになり、そうすると、天井80に大
きな突起物を垂設することになって景観上好ましくなか
った。
うな問題があった。すなわち、第2の従来例のモノポー
ル・アンテナを室内の天井等に設置する場合、アンテナ
の電波放射の効率を良好なものとするために、図10に
示すように、アンテナ素子63が電波を放射する空間に
面するように、アンテナを天井80に対して逆さに吊り
下げる、つまり、アンテナ上側(接地導体61から見て
アンテナ素子63のある方)を床に向けて設置すること
が行われる。しかしながら、これでは、反射導体71と
支持棒72とからなる構造物が天井80から床に向けて
大きく突出することになり、そうすると、天井80に大
きな突起物を垂設することになって景観上好ましくなか
った。
【0012】そこで、本発明は上記問題に鑑み、水平面
の無指向を保ちながら、垂直面の電波の指向性を変化さ
せることが可能で、かつ小型化も可能なモノポール・ア
ンテナの提供を課題としている。
の無指向を保ちながら、垂直面の電波の指向性を変化さ
せることが可能で、かつ小型化も可能なモノポール・ア
ンテナの提供を課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のモノポール・アンテナは、有限の大きさを
有する接地導体と、前記接地導体上に設けられた給電部
と、前記接地導体の一方側に設けられて前記給電部から
給電されるアンテナ素子とを備えたモノポール・アンテ
ナであって、前記接地導体の他方側に、当該接地導体と
の間で空間を介した電気的結合を生じさせる反射導体を
設けたことに特徴を有している。
に、本発明のモノポール・アンテナは、有限の大きさを
有する接地導体と、前記接地導体上に設けられた給電部
と、前記接地導体の一方側に設けられて前記給電部から
給電されるアンテナ素子とを備えたモノポール・アンテ
ナであって、前記接地導体の他方側に、当該接地導体と
の間で空間を介した電気的結合を生じさせる反射導体を
設けたことに特徴を有している。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有限の大きさを有する接地導体と、前記接地導体上
に設けられた給電部と、前記接地導体の一方側に設けら
れて前記給電部から給電されるアンテナ素子とを備えた
モノポール・アンテナであって、前記接地導体の他方側
に、当該接地導体との間で空間を介した電気的結合を生
じさせる反射導体を設けたことに特徴を有しており、こ
れにより次のような作用を有する。すなわち、反射導体
にも空間を介した電気的結合によって電流が流れるた
め、反射導体の端からも電波が放射されることになる。
そのため、モノポール・アンテナの放射は、アンテナ素
子による放射と、接地導体による放射と、反射導体によ
る放射との和となり、接地導体や反射導体の大きさ、接
地導体と反射導体との間の距離を変えることにより、モ
ノポール・アンテナの指向性を変化させることが可能と
なる。しかも、設置場所において露出することが考えら
れる接地導体の一方側(アンテナ素子が設けられている
側)には、アンテナ素子以外の構造物が存在しないの
で、設置された状態でのモノポール・アンテナには、ア
ンテナ素子以外、景観上邪魔になるものが存在しなくな
る。
は、有限の大きさを有する接地導体と、前記接地導体上
に設けられた給電部と、前記接地導体の一方側に設けら
れて前記給電部から給電されるアンテナ素子とを備えた
モノポール・アンテナであって、前記接地導体の他方側
に、当該接地導体との間で空間を介した電気的結合を生
じさせる反射導体を設けたことに特徴を有しており、こ
れにより次のような作用を有する。すなわち、反射導体
にも空間を介した電気的結合によって電流が流れるた
め、反射導体の端からも電波が放射されることになる。
そのため、モノポール・アンテナの放射は、アンテナ素
子による放射と、接地導体による放射と、反射導体によ
る放射との和となり、接地導体や反射導体の大きさ、接
地導体と反射導体との間の距離を変えることにより、モ
ノポール・アンテナの指向性を変化させることが可能と
なる。しかも、設置場所において露出することが考えら
れる接地導体の一方側(アンテナ素子が設けられている
側)には、アンテナ素子以外の構造物が存在しないの
で、設置された状態でのモノポール・アンテナには、ア
ンテナ素子以外、景観上邪魔になるものが存在しなくな
る。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係るモノポール・アンテナであって、前記反射導体
を一つないし複数設け、これら反射導体のうちの少なく
とも一つを前記接地導体に電気的に接続したことに特徴
を有しており、これにより次のような作用を有する。す
なわち、接地導体に電気的に接続された反射導体は、反
射導体としての働きに加えて電気的に接地導体の働きを
するので、反射導体の働きを活かしつつ、アンテナ給電
部から漏れ電流が生じることを抑制してアンテナの入力
インピーダンスを安定させることができる。
1に係るモノポール・アンテナであって、前記反射導体
を一つないし複数設け、これら反射導体のうちの少なく
とも一つを前記接地導体に電気的に接続したことに特徴
を有しており、これにより次のような作用を有する。す
なわち、接地導体に電気的に接続された反射導体は、反
射導体としての働きに加えて電気的に接地導体の働きを
するので、反射導体の働きを活かしつつ、アンテナ給電
部から漏れ電流が生じることを抑制してアンテナの入力
インピーダンスを安定させることができる。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に係るモノポール・アンテナであって、前記反射導体
を円板状をし、かつ、前記反射導体の直径を、前記アン
テナ素子の共振周波数の波長の1/2以上としたことに
特徴を有しており、これにより次のような作用を有す
る。すなわち、反射導体の直径を、共振周波数の1/2
波長以上とすることで、アンテナ入力部での電流の漏れ
をさらに確実に抑えることができる。そのため、接地導
体の構成を、小型化は可能であるものの漏れ電流の生じ
る可能性が高い共振周波数の1/2波長以下の直径を備
えた円板形状としても、予期される漏れ電流を確実に抑
制することができる。したがって、接地導体の小型を図
ったうえで、入力ピーダンスをさらに安定化させること
ができる。
2に係るモノポール・アンテナであって、前記反射導体
を円板状をし、かつ、前記反射導体の直径を、前記アン
テナ素子の共振周波数の波長の1/2以上としたことに
特徴を有しており、これにより次のような作用を有す
る。すなわち、反射導体の直径を、共振周波数の1/2
波長以上とすることで、アンテナ入力部での電流の漏れ
をさらに確実に抑えることができる。そのため、接地導
体の構成を、小型化は可能であるものの漏れ電流の生じ
る可能性が高い共振周波数の1/2波長以下の直径を備
えた円板形状としても、予期される漏れ電流を確実に抑
制することができる。したがって、接地導体の小型を図
ったうえで、入力ピーダンスをさらに安定化させること
ができる。
【0017】なお、本発明のモノポール・アンテナを室
内の天井部に設置する場合、接地導体は天井部から室内
側に露出させる必要があるが、反射導体は天井裏に収納
することができる。そのため、反射導体の大きさが多少
大きくなっても、室内に露出するアンテナ部分の大きさ
が大きくなることはない。
内の天井部に設置する場合、接地導体は天井部から室内
側に露出させる必要があるが、反射導体は天井裏に収納
することができる。そのため、反射導体の大きさが多少
大きくなっても、室内に露出するアンテナ部分の大きさ
が大きくなることはない。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし3に係るモノポール・アンテナであって、前記
接地導体を軸対称形状にして、前記給電部を前記接地導
体の対称中心位置に配置し、前記アンテナ素子を前記対
称中心位置を通る前記接地導体の垂線方向に沿って配置
したことに特徴を有しており、これにより次のような作
用を有する。すなわち、このような構成を有することに
より、アンテナ構造が軸対称となり、アンテナ水平面に
一様な指向性を発揮することができるようになる。
1ないし3に係るモノポール・アンテナであって、前記
接地導体を軸対称形状にして、前記給電部を前記接地導
体の対称中心位置に配置し、前記アンテナ素子を前記対
称中心位置を通る前記接地導体の垂線方向に沿って配置
したことに特徴を有しており、これにより次のような作
用を有する。すなわち、このような構成を有することに
より、アンテナ構造が軸対称となり、アンテナ水平面に
一様な指向性を発揮することができるようになる。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1ないし4のいずれかに係るモノポール・アンテナであ
って、前記アンテナ素子は複数の共振周波数で励振する
ものであることに特徴を有しており、これにより次のよ
うな作用を有する。すなわち、アンテナ素子の共振周波
数に対応する接地導体や反射導体の大きさは、各共振周
波数毎に異なり、放射指向性もそれぞれ異なったものと
なる。そこで、各共振周波数に対応して接地導体や反射
導体の大きさ、さらには、接地導体と反射導体との間の
距離を変えることにより、各共振周波数に対する指向性
を周波数毎に変化させることが可能となる。
1ないし4のいずれかに係るモノポール・アンテナであ
って、前記アンテナ素子は複数の共振周波数で励振する
ものであることに特徴を有しており、これにより次のよ
うな作用を有する。すなわち、アンテナ素子の共振周波
数に対応する接地導体や反射導体の大きさは、各共振周
波数毎に異なり、放射指向性もそれぞれ異なったものと
なる。そこで、各共振周波数に対応して接地導体や反射
導体の大きさ、さらには、接地導体と反射導体との間の
距離を変えることにより、各共振周波数に対する指向性
を周波数毎に変化させることが可能となる。
【0020】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1ないし5のいずれかに係るモノポール・アンテナであ
って、前記接地導体および前記反射導体は面形状を有し
て、互いの面を対向させて配置されており、かつ、前記
反射導体の面積を前記接地導体の面積より大きくしたこ
とに特徴を有しており、これにより次のような作用を有
する。すなわち、上述したように、本発明の構成では、
反射導体にも空間的結合によって電流が流れて、反射導
体の端からも電波が放射されるが、本発明のように構成
すれば、接地導体と反射導体との間の空間的結合が強ま
り、反射導体から効率よく電波が放射されることにな
る。
1ないし5のいずれかに係るモノポール・アンテナであ
って、前記接地導体および前記反射導体は面形状を有し
て、互いの面を対向させて配置されており、かつ、前記
反射導体の面積を前記接地導体の面積より大きくしたこ
とに特徴を有しており、これにより次のような作用を有
する。すなわち、上述したように、本発明の構成では、
反射導体にも空間的結合によって電流が流れて、反射導
体の端からも電波が放射されるが、本発明のように構成
すれば、接地導体と反射導体との間の空間的結合が強ま
り、反射導体から効率よく電波が放射されることにな
る。
【0021】第1の実施の形態 以下、本発明の第1の実施の形態について、図1を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態における
モノポール・アンテナ1の構成を示したものである。図
1において、11は有限の大きさを備えた平薄板状の接
地導体、12は同軸給電部、13はアンテナ素子、14
は平薄板状の反射導体である。同軸給電部12は接地導
体11の表面上に配置されている。アンテナ素子13は
接地導体14の一方側に設けられて同軸給電部12に電
気的に接続されている。反射導体14は接地導体11と
空間を介した電気的結合を生じさせるように、接地導体
11の他方側に接地導体11と対向して配置されてい
る。
モノポール・アンテナ1の構成を示したものである。図
1において、11は有限の大きさを備えた平薄板状の接
地導体、12は同軸給電部、13はアンテナ素子、14
は平薄板状の反射導体である。同軸給電部12は接地導
体11の表面上に配置されている。アンテナ素子13は
接地導体14の一方側に設けられて同軸給電部12に電
気的に接続されている。反射導体14は接地導体11と
空間を介した電気的結合を生じさせるように、接地導体
11の他方側に接地導体11と対向して配置されてい
る。
【0023】以上がこのモノポール・アンテナ1の基本
的な構成であるが、本実施の形態では、このような基本
的構成に加えて、次のような構成を備えている。すなわ
ち、反射導体14は単一であって、接地導体11および
反射導体14が円板状をなし、互いに平行にかつ同軸に
配置されている。同軸給電部12は接地導体11の中心
に配置されており、アンテナ素子13は直線導体線で構
成されて、接地導体11の中心を通り、かつ、接地導体
11の垂線方向に沿って配設されている。以上の構成を
備えることで、このモノポール・アンテナ1は軸対称構
造となっている。なお、このモノポール・アンテナ1に
おいて、反射導体14は、接地導体11と機械的に分離
して設けられているが、絶縁体からなる支持棒(図示省
略)等によって反射導体14を接地導体11に機械的に
連結することで、反射導体14を接地導体11に固定す
る構成としてもよい。
的な構成であるが、本実施の形態では、このような基本
的構成に加えて、次のような構成を備えている。すなわ
ち、反射導体14は単一であって、接地導体11および
反射導体14が円板状をなし、互いに平行にかつ同軸に
配置されている。同軸給電部12は接地導体11の中心
に配置されており、アンテナ素子13は直線導体線で構
成されて、接地導体11の中心を通り、かつ、接地導体
11の垂線方向に沿って配設されている。以上の構成を
備えることで、このモノポール・アンテナ1は軸対称構
造となっている。なお、このモノポール・アンテナ1に
おいて、反射導体14は、接地導体11と機械的に分離
して設けられているが、絶縁体からなる支持棒(図示省
略)等によって反射導体14を接地導体11に機械的に
連結することで、反射導体14を接地導体11に固定す
る構成としてもよい。
【0024】次に、このモノポール・アンテナ1の動作
を説明する。
を説明する。
【0025】電波の励振は、アンテナ素子13で行われ
る。つまり、アンテナ素子13に共振周波数f0の電流
の定在波が立ち、これにより周波数f0の電波の放射が
行われる。このとき接地導体11に逆相の電流が流れ、
接地導体11の端からも電波が放射される。このモノ・
ポールアンテナ1では、有限大の接地導体11を備えて
いるので、その電波放射は、それぞれ電波の放射源とな
っているアンテナ素子13の放射と接地導体11の放射
との和となる。さらには、このモノポール・アンテナ1
では、接地導体11の他方側に、アンテナ素子13と対
向する反射導体14を備えているため、反射導体14に
も空間を介した電気的結合によって電流が流れ、反射導
体14の端からも電波が放射される。したがって、この
モノポール・アンテナ1による電波の放射は、アンテナ
素子13による放射と、接地導体11による放射と、反
射導体14による放射との和となる。
る。つまり、アンテナ素子13に共振周波数f0の電流
の定在波が立ち、これにより周波数f0の電波の放射が
行われる。このとき接地導体11に逆相の電流が流れ、
接地導体11の端からも電波が放射される。このモノ・
ポールアンテナ1では、有限大の接地導体11を備えて
いるので、その電波放射は、それぞれ電波の放射源とな
っているアンテナ素子13の放射と接地導体11の放射
との和となる。さらには、このモノポール・アンテナ1
では、接地導体11の他方側に、アンテナ素子13と対
向する反射導体14を備えているため、反射導体14に
も空間を介した電気的結合によって電流が流れ、反射導
体14の端からも電波が放射される。したがって、この
モノポール・アンテナ1による電波の放射は、アンテナ
素子13による放射と、接地導体11による放射と、反
射導体14による放射との和となる。
【0026】そのため、接地導体11の大きさ、反射導
体14の大きさ、接地導体11と反射導体14との間の
距離を変えることにより、モノポール・アンテナ1の指
向性を変化させることができる。
体14の大きさ、接地導体11と反射導体14との間の
距離を変えることにより、モノポール・アンテナ1の指
向性を変化させることができる。
【0027】次に実際に試作したアンテナの特性を図2
(a),(b),(c)に示す。試作したモノポール・ア
ンテナ11,12,1’それぞれは、アンテナ素子として
1/4波長直線導体を備えた軸対象構造のものであっ
て、図2(a),(b)は反射導体14を有する本実施
の形態のモノポール・アンテナ11,12の放射指向性を
示したものであり、図2(c)は反射導体なしの従来の
モノポール・アンテナ1’の放射指向性を示したもので
ある。詳細にいえば、図2(a)は、アンテナ素子13
の共振周波数の1波長の直径を有する円板形状の接地導
体11と、アンテナ素子13の共振周波数の2波長を直
径とする円板形状の反射導体14とを有し、接地導体1
1と反射導体14との間の距離を、アンテナ素子13の
共振周波数の1/4波長とした本実施の形態品のモノポ
ール・アンテナ11の放射指向性である。図2(b)
は、アンテナ素子13の共振周波数の1.25波長の直
径を有する円板形状の接地導体11と、アンテナ素子1
3の共振周波数の2波長の直径を有する円板形状の反射
導体14とを有し、接地導体11と反射導体14との間
の距離を、アンテナ素子13の共振周波数の1/4波長
とした本実施の形態品のモノポール・アンテナ12の放
射指向性である。図2(c)は、アンテナ素子13の共
振周波数の2波長の直径を有する円板形状の接地導体1
1を備えた従来例品のモノポール・アンテナ1’の放射
指向性である。なお、図2(d)に示すように、図の
X,Y方向は、接地導体11や反射導体14の面と平行
な方向を示し、Z方向は接地導体11や反射導体14の
垂線方向を示している。放射指向性の目盛りは1間隔は
10dBであり、単位はダイポール・アンテナの利得を
基準にしたdBdである。
(a),(b),(c)に示す。試作したモノポール・ア
ンテナ11,12,1’それぞれは、アンテナ素子として
1/4波長直線導体を備えた軸対象構造のものであっ
て、図2(a),(b)は反射導体14を有する本実施
の形態のモノポール・アンテナ11,12の放射指向性を
示したものであり、図2(c)は反射導体なしの従来の
モノポール・アンテナ1’の放射指向性を示したもので
ある。詳細にいえば、図2(a)は、アンテナ素子13
の共振周波数の1波長の直径を有する円板形状の接地導
体11と、アンテナ素子13の共振周波数の2波長を直
径とする円板形状の反射導体14とを有し、接地導体1
1と反射導体14との間の距離を、アンテナ素子13の
共振周波数の1/4波長とした本実施の形態品のモノポ
ール・アンテナ11の放射指向性である。図2(b)
は、アンテナ素子13の共振周波数の1.25波長の直
径を有する円板形状の接地導体11と、アンテナ素子1
3の共振周波数の2波長の直径を有する円板形状の反射
導体14とを有し、接地導体11と反射導体14との間
の距離を、アンテナ素子13の共振周波数の1/4波長
とした本実施の形態品のモノポール・アンテナ12の放
射指向性である。図2(c)は、アンテナ素子13の共
振周波数の2波長の直径を有する円板形状の接地導体1
1を備えた従来例品のモノポール・アンテナ1’の放射
指向性である。なお、図2(d)に示すように、図の
X,Y方向は、接地導体11や反射導体14の面と平行
な方向を示し、Z方向は接地導体11や反射導体14の
垂線方向を示している。放射指向性の目盛りは1間隔は
10dBであり、単位はダイポール・アンテナの利得を
基準にしたdBdである。
【0028】図2(a)では、アンテナ上側(アンテナ
素子13が設けられた側)、特にその真上方向に非常に
強い放射指向性を示し、アンテナ下側(反射導体14が
設けられた側)では、放射指向性は極端に弱くなってい
る。つまり、このモノポール・アンテナ11はホールや
ビルの吹き抜け等の非常に高さの広がりを持った空間、
あるいは空から気球等により地上と電波の送受波を行う
場合に適する。特に、アンテナ水平面に無指向なので、
空からの放射に優れた特性を示す。
素子13が設けられた側)、特にその真上方向に非常に
強い放射指向性を示し、アンテナ下側(反射導体14が
設けられた側)では、放射指向性は極端に弱くなってい
る。つまり、このモノポール・アンテナ11はホールや
ビルの吹き抜け等の非常に高さの広がりを持った空間、
あるいは空から気球等により地上と電波の送受波を行う
場合に適する。特に、アンテナ水平面に無指向なので、
空からの放射に優れた特性を示す。
【0029】図2(b)では、アンテナ上側(アンテナ
素子13が設けられた側)に非常に強い放射指向性を示
し、アンテナ下側(反射導体14が設けられた側)で
は、放射指向性は極端に弱くなっている。さらに、アン
テナ上側においても、斜め横方向に対する放射指向性が
強くなっている。つまり、このモノポール・アンテナ1
2は通常の横方向に広がりを持った室内空間に適する。
特に、アンテナ水平面に無指向なので室内の天井中央に
設置することで非常に広い空間への放射に優れた特性を
示す。
素子13が設けられた側)に非常に強い放射指向性を示
し、アンテナ下側(反射導体14が設けられた側)で
は、放射指向性は極端に弱くなっている。さらに、アン
テナ上側においても、斜め横方向に対する放射指向性が
強くなっている。つまり、このモノポール・アンテナ1
2は通常の横方向に広がりを持った室内空間に適する。
特に、アンテナ水平面に無指向なので室内の天井中央に
設置することで非常に広い空間への放射に優れた特性を
示す。
【0030】図2(c)では、図2(a),(b)に比
べて、アンテナ下側(アンテナ素子14が設けられてい
ない側)の放射指向性も比較的高くなっている。つま
り、アンテナ下側に対する電波の漏れが比較的大きく、
室内の天井に設置しにくい構成となっている。
べて、アンテナ下側(アンテナ素子14が設けられてい
ない側)の放射指向性も比較的高くなっている。つま
り、アンテナ下側に対する電波の漏れが比較的大きく、
室内の天井に設置しにくい構成となっている。
【0031】このことから明らかなように、反射導体1
4を設けたモノポール・アンテナ11、12では、アンテ
ナ下側に放射されていた電波が反射導体14により反射
されて、アンテナ上側の放射が強まっている。
4を設けたモノポール・アンテナ11、12では、アンテ
ナ下側に放射されていた電波が反射導体14により反射
されて、アンテナ上側の放射が強まっている。
【0032】また、本実施の形態のモノポール・アンテ
ナ1を室内の天井に取り付ける場合、図3に示すよう
に、反射導体14を天井80の内部(天井裏)81に収
納した状態で接地導体11を天井80の面に面着させて
設置すればよいので、設置した状態では、天井80から
アンテナ素子13のみが床に向かって突出し、しかも、
アンテナ素子13は直線導体で構成すれば目立ちにくい
ので、景観のうえで邪魔にならない。
ナ1を室内の天井に取り付ける場合、図3に示すよう
に、反射導体14を天井80の内部(天井裏)81に収
納した状態で接地導体11を天井80の面に面着させて
設置すればよいので、設置した状態では、天井80から
アンテナ素子13のみが床に向かって突出し、しかも、
アンテナ素子13は直線導体で構成すれば目立ちにくい
ので、景観のうえで邪魔にならない。
【0033】さらにアンテナ素子13を1/4波長導体
線ではなく、例えば、アンテナとしてこれと等価な電気
長を有する円板形状の導体に変更し、このような円板導
体をその中心で同軸給電部12に接続してもよい。そう
すれば、軸対称構造を保ちつつ、逆Lアンテナと同様に
アンテナ素子の高さ寸法を低くすることが可能なアンテ
ナ素子となって、景観上、さらに好ましくなる。
線ではなく、例えば、アンテナとしてこれと等価な電気
長を有する円板形状の導体に変更し、このような円板導
体をその中心で同軸給電部12に接続してもよい。そう
すれば、軸対称構造を保ちつつ、逆Lアンテナと同様に
アンテナ素子の高さ寸法を低くすることが可能なアンテ
ナ素子となって、景観上、さらに好ましくなる。
【0034】このように、本実施の形態では、反射導体
14を備えることにより、モノポール・アンテナ1の放
射指向性を変えることが可能である。更に接地導体11
の大きさ、反射導体14の大きさ、接地導体11と反射
導体14との間の距離を任意に選定することにより、所
望の放射指向性を実現することができる。したがって、
本実施の形態によれば、簡単な構造で、所望の指向性の
モノポール・アンテナが得られ、さらに、軸対称構造と
することにより、アンテナ水平面に一様な指向性を有す
る優れたモノポール・アンテナが実現できる。
14を備えることにより、モノポール・アンテナ1の放
射指向性を変えることが可能である。更に接地導体11
の大きさ、反射導体14の大きさ、接地導体11と反射
導体14との間の距離を任意に選定することにより、所
望の放射指向性を実現することができる。したがって、
本実施の形態によれば、簡単な構造で、所望の指向性の
モノポール・アンテナが得られ、さらに、軸対称構造と
することにより、アンテナ水平面に一様な指向性を有す
る優れたモノポール・アンテナが実現できる。
【0035】また、このモノポール・アンテナ1では、
接地導体11の直径を、アンテナ素子13の共振周波数
の1/2波長以上にすることで、入力インピーダンスを
安定化させることができる。以下、説明する。
接地導体11の直径を、アンテナ素子13の共振周波数
の1/2波長以上にすることで、入力インピーダンスを
安定化させることができる。以下、説明する。
【0036】円板状の接地導体を備えたモノポール・ア
ンテナには、一般に、アンテナ素子の共振周波数の波長
の1/2より接地導体の直径を小さくすると、アンテナ
入力部の同軸外導体の外側に電流が漏れてしまい入力イ
ンピーダンスが不安定になってしまうという特徴があ
る。そこで、本実施の形態では、接地導体11の直径
を、アンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以上に
することで、アンテナ入力部の同軸外導体の外側に漏れ
電流を入力インピーダンスを安定化させて、送信動作を
安定化している。
ンテナには、一般に、アンテナ素子の共振周波数の波長
の1/2より接地導体の直径を小さくすると、アンテナ
入力部の同軸外導体の外側に電流が漏れてしまい入力イ
ンピーダンスが不安定になってしまうという特徴があ
る。そこで、本実施の形態では、接地導体11の直径
を、アンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以上に
することで、アンテナ入力部の同軸外導体の外側に漏れ
電流を入力インピーダンスを安定化させて、送信動作を
安定化している。
【0037】なお、本実施の形態においては、反射導体
14が1つで軸対称構造のモノポール・アンテナ1を例
に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のモノ
ポール・アンテナに限定されるものではない。例えば、
接地導体11の形状と大きさ、および反射導体14の個
数と各々の形状と大きさ、さらには、接地導体11と反
射導体14の位置を、任意に定めることにより、所望の
指向性を実現することができる。
14が1つで軸対称構造のモノポール・アンテナ1を例
に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のモノ
ポール・アンテナに限定されるものではない。例えば、
接地導体11の形状と大きさ、および反射導体14の個
数と各々の形状と大きさ、さらには、接地導体11と反
射導体14の位置を、任意に定めることにより、所望の
指向性を実現することができる。
【0038】また、本実施の形態ではアンテナ素子13
を直線導体で構成したが、これをアンテナとして直線導
体と等価な電気長を有する円板形状の導体といったよう
な他のアンテナ素子で構成することも可能である。
を直線導体で構成したが、これをアンテナとして直線導
体と等価な電気長を有する円板形状の導体といったよう
な他のアンテナ素子で構成することも可能である。
【0039】第2の実施の形態 図4は本発明の第2の実施の形態におけるモノポール・
アンテナ20の構成を示したものである。図4におい
て、11は接地導体、12は同軸給電部、13はアンテ
ナ素子、14は反射導体、21は接続導体である。接続
導体21以外の構成は、第1の実施の形態と同様である
ので、これらについては第1の実施の形態と同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。本実施の形態のモ
ノポール・アンテナ20は、接地導体11と反射導体1
4とが、接続導体21により電気的に接続されている点
に特徴がある。接地導体11と反射導体14との接続の
構造は種々考えられるが、本実施の形態では、共に円板
状をした接地導体11と反射導体14との中心位置に、
これら導体11、14の垂線方向に沿って柱状の接続導
体21を配設して、両導体11、14を電気的に接続す
るとともに、機械的にも連結している。さらには、反射
導体14の直径を、アンテナ素子13の共振周波数の波
長の1/2以上としている。
アンテナ20の構成を示したものである。図4におい
て、11は接地導体、12は同軸給電部、13はアンテ
ナ素子、14は反射導体、21は接続導体である。接続
導体21以外の構成は、第1の実施の形態と同様である
ので、これらについては第1の実施の形態と同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。本実施の形態のモ
ノポール・アンテナ20は、接地導体11と反射導体1
4とが、接続導体21により電気的に接続されている点
に特徴がある。接地導体11と反射導体14との接続の
構造は種々考えられるが、本実施の形態では、共に円板
状をした接地導体11と反射導体14との中心位置に、
これら導体11、14の垂線方向に沿って柱状の接続導
体21を配設して、両導体11、14を電気的に接続す
るとともに、機械的にも連結している。さらには、反射
導体14の直径を、アンテナ素子13の共振周波数の波
長の1/2以上としている。
【0040】次にこのモノポール・アンテナ20の動作
の説明をする。
の説明をする。
【0041】モノポール・アンテナ20の動作は、第1
の実施の形態のモノポール・アンテナ1の動作と同様で
あるが、このモノポール・アンテナ20においては、こ
のような動作に加えて、次のような動作を発揮する。す
なわち、このモノポール・アンテナを室内の天井に設置
する場合、図3を参照して上述したように、反射導体1
4は、天井の内部(天井裏)81に収納することができ
るが、接地導体11は天井から室内側に露出することは
避けられない。そのため、人目につく接地導体11をで
きるたけ小さくしたいという要望があった場合には、接
地導体11(円板形状)の直径がアンテナ素子13の共
振周波数の1/2波長以下となってしまうことも考えら
れる。しかしながら、そうすると、漏れ電流が生じて入
力インピーダンスが不安定になることは避けられない。
の実施の形態のモノポール・アンテナ1の動作と同様で
あるが、このモノポール・アンテナ20においては、こ
のような動作に加えて、次のような動作を発揮する。す
なわち、このモノポール・アンテナを室内の天井に設置
する場合、図3を参照して上述したように、反射導体1
4は、天井の内部(天井裏)81に収納することができ
るが、接地導体11は天井から室内側に露出することは
避けられない。そのため、人目につく接地導体11をで
きるたけ小さくしたいという要望があった場合には、接
地導体11(円板形状)の直径がアンテナ素子13の共
振周波数の1/2波長以下となってしまうことも考えら
れる。しかしながら、そうすると、漏れ電流が生じて入
力インピーダンスが不安定になることは避けられない。
【0042】これに対して、まず第1として、実施の形
態では、反射導体14を接地導体11に電気的に接続し
ており、これにより、反射導体14は、反射導体として
の働き(電波放射方向を制御する働き)に加えて電気的
に接地導体11と同様の働きをすることになる。これに
より、反射導体14は、反射導体本来の働きを行いつ
つ、漏れ電流を抑制して入力インピーダンスを安定させ
ることができるようになる。したがって、接地導体11
の直径をアンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以
下という小さなものにしても、漏れ電流が生じて入力イ
ンピーダンスが不安定になるといった不都合が生じるこ
とを防げる。
態では、反射導体14を接地導体11に電気的に接続し
ており、これにより、反射導体14は、反射導体として
の働き(電波放射方向を制御する働き)に加えて電気的
に接地導体11と同様の働きをすることになる。これに
より、反射導体14は、反射導体本来の働きを行いつ
つ、漏れ電流を抑制して入力インピーダンスを安定させ
ることができるようになる。したがって、接地導体11
の直径をアンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以
下という小さなものにしても、漏れ電流が生じて入力イ
ンピーダンスが不安定になるといった不都合が生じるこ
とを防げる。
【0043】さらに第2として、本実施の形態では、反
射導体14の直径を、アンテナ素子13の共振周波数の
波長の1/2以上としているので、電流の漏れをさらに
確実に抑えて、入力インピーダンスを安定化さらること
が可能となっている。
射導体14の直径を、アンテナ素子13の共振周波数の
波長の1/2以上としているので、電流の漏れをさらに
確実に抑えて、入力インピーダンスを安定化さらること
が可能となっている。
【0044】以上のような理由により、接地導体11の
直径を、アンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以
下という、漏れ電流の生じる可能性が高い値にしても、
予期される漏れ電流を確実に抑制することができる。し
たがって、本実施の形態の構成では、接地導体11の小
型と入力ピーダンスの安定化とを両立させることが可能
となる。
直径を、アンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以
下という、漏れ電流の生じる可能性が高い値にしても、
予期される漏れ電流を確実に抑制することができる。し
たがって、本実施の形態の構成では、接地導体11の小
型と入力ピーダンスの安定化とを両立させることが可能
となる。
【0045】なお、本実施の形態の構成にした場合、反
射導体14は、アンテナ素子13の共振周波数の1/2
波長以上という、比較的大きなものとなるが、通常、本
発明のモノポール・アンテナを室内の天井部に設置する
場合、反射導体14は天井裏に収納されることになるの
で、反射導体14の大きさが多少大きくなっても、室内
に露出するアンテナ部分の大きさが大きくなることはな
い。
射導体14は、アンテナ素子13の共振周波数の1/2
波長以上という、比較的大きなものとなるが、通常、本
発明のモノポール・アンテナを室内の天井部に設置する
場合、反射導体14は天井裏に収納されることになるの
で、反射導体14の大きさが多少大きくなっても、室内
に露出するアンテナ部分の大きさが大きくなることはな
い。
【0046】このように、本実施の形態では、入力イン
ピーダンスの安定化と、小型化とを両立させることがで
きるという特徴があるが、さらには、接地導体11と反
射導体14とを接続導体21で機械的に連結することに
より、アンテナの構造的な安定度も増すという特徴もあ
る。
ピーダンスの安定化と、小型化とを両立させることがで
きるという特徴があるが、さらには、接地導体11と反
射導体14とを接続導体21で機械的に連結することに
より、アンテナの構造的な安定度も増すという特徴もあ
る。
【0047】以上のように、本実施の形態によれば、非
常に簡単な構造でモノポール・アンテナの指向性を変化
させることが可能であると共に、アンテナ動作上および
構造上、より安定な構造を有する優れたモノポール・ア
ンテナを実現することができる。
常に簡単な構造でモノポール・アンテナの指向性を変化
させることが可能であると共に、アンテナ動作上および
構造上、より安定な構造を有する優れたモノポール・ア
ンテナを実現することができる。
【0048】なお、本実施の形態においては、反射導体
14が1つで軸対称構造のモノポール・アンテナを例に
挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成の
モノポール・アンテナに限定されるものではない。例え
ば、適当に接地導体の形状と大きさ、反射導体の個数と
各々の形状と大きさと位置を定めることにより、所望の
指向性に変化させることも可能となる。
14が1つで軸対称構造のモノポール・アンテナを例に
挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成の
モノポール・アンテナに限定されるものではない。例え
ば、適当に接地導体の形状と大きさ、反射導体の個数と
各々の形状と大きさと位置を定めることにより、所望の
指向性に変化させることも可能となる。
【0049】また、本実施の形態においては、反射導体
が1つで、接地導体が1つである構成としたが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、反射導体を複数
設け、こられ複数の反射導体をすべて接続導体によって
接地導体に電気的に接続するように構成してもよいし、
複数設けた反射導体のうちのいずれかの反射導体(一つ
ないし複数)を接続導体によって選択的に接地導体に電
気的に接続するようにしてもよい。
が1つで、接地導体が1つである構成としたが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、反射導体を複数
設け、こられ複数の反射導体をすべて接続導体によって
接地導体に電気的に接続するように構成してもよいし、
複数設けた反射導体のうちのいずれかの反射導体(一つ
ないし複数)を接続導体によって選択的に接地導体に電
気的に接続するようにしてもよい。
【0050】また、本実施の形態においても、アンテナ
素子13を直線導体で構成したが、これをアンテナとし
て直線導体と等価な電気長を有する円板形状の導体とい
ったような他のアンテナ素子で構成することも可能であ
る。
素子13を直線導体で構成したが、これをアンテナとし
て直線導体と等価な電気長を有する円板形状の導体とい
ったような他のアンテナ素子で構成することも可能であ
る。
【0051】第3の実施の形態 以下、本発明の第3の実施の形態について、図5を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0052】図5は本発明の第3の実施の形態における
モノポール・アンテナ30の構成を示したものである。
図5において、11は接地導体、12は同軸給電部、3
1はアンテナ素子、14A、14Bは反射導体である。
このモノポール・アンテナ30は反射導体14A、14
Bおよびアンテナ素子31以外の構成は、第1の実施の
形態と同様であるので、これらについては第1の実施の
形態と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態のモノポール・アンテナ30は、複数の共
振周波数で励振する(複数周波数で動作する)アンテナ
素子31を備えている。アンテナ素子31は、接地導体
11の中心を通る接地導体11の垂線に沿って配置され
ており、接地導体11の中心に配置された同軸給電部1
2に接続されている。反射導体14A、14Bは円板状
をしており複数(図では2つ)設けられて、互いに平行
に、かつ接地導体11にも平行に配置されている。さら
には、反射導体14A、14Bは接地導体11に対して
同軸に配置されている。
モノポール・アンテナ30の構成を示したものである。
図5において、11は接地導体、12は同軸給電部、3
1はアンテナ素子、14A、14Bは反射導体である。
このモノポール・アンテナ30は反射導体14A、14
Bおよびアンテナ素子31以外の構成は、第1の実施の
形態と同様であるので、これらについては第1の実施の
形態と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態のモノポール・アンテナ30は、複数の共
振周波数で励振する(複数周波数で動作する)アンテナ
素子31を備えている。アンテナ素子31は、接地導体
11の中心を通る接地導体11の垂線に沿って配置され
ており、接地導体11の中心に配置された同軸給電部1
2に接続されている。反射導体14A、14Bは円板状
をしており複数(図では2つ)設けられて、互いに平行
に、かつ接地導体11にも平行に配置されている。さら
には、反射導体14A、14Bは接地導体11に対して
同軸に配置されている。
【0053】なお、本実施の形態では、アンテナ素子3
1が2つの共振周波数で励振するとともに、それに応じ
て反射導体14A、14Bを2つとした軸対称構造とし
ている。
1が2つの共振周波数で励振するとともに、それに応じ
て反射導体14A、14Bを2つとした軸対称構造とし
ている。
【0054】次に、このモノポール・アンテナ30の動
作の説明をする。
作の説明をする。
【0055】このモノポール・アンテナ30の動作は、
基本的には、第1の実施の形態のモノポール・アンテナ
1の動作と同様であるが、このモノポール・アンテナ3
0においては、アンテナ素子31が2つの共振周波数f
0、f1の電波を励振する。この場合、各共振周波数に
おいて、波長に対する接地導体11、および反射導体1
4A、14Bの大きさがそれぞれの共振周波数で異な
り、放射指向性もそれぞれ異なったものとなる。そこ
で、それぞれの共振周波数f0、f1に対応した接地導
体11および反射導体14A、14Bの各々の形状と大
きさと、これら反射導体14A、14Bと接地導体11
との間の距離を適当に定めることにより、各共振周波数
f0、f1において所望の放射指向性が得られる。
基本的には、第1の実施の形態のモノポール・アンテナ
1の動作と同様であるが、このモノポール・アンテナ3
0においては、アンテナ素子31が2つの共振周波数f
0、f1の電波を励振する。この場合、各共振周波数に
おいて、波長に対する接地導体11、および反射導体1
4A、14Bの大きさがそれぞれの共振周波数で異な
り、放射指向性もそれぞれ異なったものとなる。そこ
で、それぞれの共振周波数f0、f1に対応した接地導
体11および反射導体14A、14Bの各々の形状と大
きさと、これら反射導体14A、14Bと接地導体11
との間の距離を適当に定めることにより、各共振周波数
f0、f1において所望の放射指向性が得られる。
【0056】また、このモノポール・アンテナ30で
は、第1の実施の形態と同様、接地導体11の直径を、
アンテナ素子31の低い方の共振周波数の1/2波長以
上にすることで、入力インピーダンスを安定化させるこ
とができる。
は、第1の実施の形態と同様、接地導体11の直径を、
アンテナ素子31の低い方の共振周波数の1/2波長以
上にすることで、入力インピーダンスを安定化させるこ
とができる。
【0057】なお、本実施の形態においては、アンテナ
素子31が2つの周波数の電波で励振するとともに、反
射導体14A、14Bが2つの軸対称構造のモノポール
・アンテナ30を例に挙げて説明したが、本発明は必ず
しもこの構成のモノポール・アンテナに限定されるもの
ではなく、反射導体を1つで構成しても良い。例えば、
適当に接地導体の形状と大きさ、反射導体の形状と大き
さと位置を定めることにより、所望の指向性に変化可能
になる。
素子31が2つの周波数の電波で励振するとともに、反
射導体14A、14Bが2つの軸対称構造のモノポール
・アンテナ30を例に挙げて説明したが、本発明は必ず
しもこの構成のモノポール・アンテナに限定されるもの
ではなく、反射導体を1つで構成しても良い。例えば、
適当に接地導体の形状と大きさ、反射導体の形状と大き
さと位置を定めることにより、所望の指向性に変化可能
になる。
【0058】また、本実施の形態においては、各共振周
波数の電波の指向性を複数の反射導体の組み合わせによ
り、変化させる構成としても良い。例えば、それぞれの
共振周波数において、反射導体の個数と各々の形状と大
きさと位置を定めることにより、所望の指向性に変化さ
せることが可能となる。
波数の電波の指向性を複数の反射導体の組み合わせによ
り、変化させる構成としても良い。例えば、それぞれの
共振周波数において、反射導体の個数と各々の形状と大
きさと位置を定めることにより、所望の指向性に変化さ
せることが可能となる。
【0059】第4の実施の形態 以下、本発明の第4の実施の形態について、図6を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0060】図6は本発明の第4の実施の形態における
モノポール・アンテナ40の構成を示したものである。
図6において、11は接地導体、12は同軸給電部、3
1はアンテナ素子、14A、14Bは反射導体、41
A、41Bは接続導体である。このモノポール・アンテ
ナ40は、接続導体41A、41B以外の構成は、第3
の実施の形態と同様であるので、これらについては第3
の実施の形態と同一の符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
モノポール・アンテナ40の構成を示したものである。
図6において、11は接地導体、12は同軸給電部、3
1はアンテナ素子、14A、14Bは反射導体、41
A、41Bは接続導体である。このモノポール・アンテ
ナ40は、接続導体41A、41B以外の構成は、第3
の実施の形態と同様であるので、これらについては第3
の実施の形態と同一の符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0061】本実施の形態のモノポール・アンテナ40
は、接地導体11と反射導体14Aとが、接続導体41
Aにより電気的に接続されており、さらには、反射導体
14Aと反射導体14Bとが接続導体41Bにより電気
的に接続されている点に特徴がある。接地導体11と反
射導体14Aとの接続構造および、反射導体14Aと反
射導体14Bとの接続の構造は種々考えられるが、本実
施の形態では、接続導体41Aはともに円板状をした接
地導体11と反射導体14Aとの中心位置に、これら導
体11,14Aの垂線方向に沿って配設されて、両導体
11,14Aを電気的に接続するとともに機械的にも連
結している。同様に、接続導体41Bはともに円板状を
した反射導体14Aと反射導体14Bとの中心位置に、
これら導体14A,14Bの垂線方向に沿って配設され
て、両導体14A,14Bを電気的に接続するととも
に、機械的にも連結している。さらには、複数設けた反
射導体41A、41Bのうちの大きさが小さい方(図6
では、接地導体側の反射導体14A)の直径を、アンテ
ナ素子31の低い方の共振周波数の1/2波長より大き
くしている。
は、接地導体11と反射導体14Aとが、接続導体41
Aにより電気的に接続されており、さらには、反射導体
14Aと反射導体14Bとが接続導体41Bにより電気
的に接続されている点に特徴がある。接地導体11と反
射導体14Aとの接続構造および、反射導体14Aと反
射導体14Bとの接続の構造は種々考えられるが、本実
施の形態では、接続導体41Aはともに円板状をした接
地導体11と反射導体14Aとの中心位置に、これら導
体11,14Aの垂線方向に沿って配設されて、両導体
11,14Aを電気的に接続するとともに機械的にも連
結している。同様に、接続導体41Bはともに円板状を
した反射導体14Aと反射導体14Bとの中心位置に、
これら導体14A,14Bの垂線方向に沿って配設され
て、両導体14A,14Bを電気的に接続するととも
に、機械的にも連結している。さらには、複数設けた反
射導体41A、41Bのうちの大きさが小さい方(図6
では、接地導体側の反射導体14A)の直径を、アンテ
ナ素子31の低い方の共振周波数の1/2波長より大き
くしている。
【0062】次に、このモノポール・アンテナ40の動
作の説明をする。
作の説明をする。
【0063】このモノポール・アンテナ40の動作は、
基本的には第1の実施の形態のモノポール・アンテナ1
と同様であるが、このモノポール・アンテナ40におい
ては、アンテナ素子41が2つの共振周波数f0、f1
の電波を励振する。このとき、接地導体11の大きさ、
反射導体14A、14Bの大きさ、接続導体11と反射
導体14Aと間の距離、および反射導体14Aと反射導
体14Bとの間の距離を任意に定めることにより、2つ
の共振周波数f0、f1において、モノポール・アンテ
ナ40の放射指向性を変えることが可能となり、所望の
放射指向性が実現できる。
基本的には第1の実施の形態のモノポール・アンテナ1
と同様であるが、このモノポール・アンテナ40におい
ては、アンテナ素子41が2つの共振周波数f0、f1
の電波を励振する。このとき、接地導体11の大きさ、
反射導体14A、14Bの大きさ、接続導体11と反射
導体14Aと間の距離、および反射導体14Aと反射導
体14Bとの間の距離を任意に定めることにより、2つ
の共振周波数f0、f1において、モノポール・アンテ
ナ40の放射指向性を変えることが可能となり、所望の
放射指向性が実現できる。
【0064】また、このモノポール・アンテナ40で
は、反射導体14A、14Bを接続導体41A、41B
を介して接地導体11に電気的に接続し、さらに、複数
設けた反射導体14A、14Bのうちの大きさが小さい
方(図6では、接地導体側の反射導体14A)の直径
を、アンテナ素子31の低い方の共振周波数の1/2波
長より大きくしている。これにより、接地導体11の直
径を、アンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以下
という、漏れ電流の生じる可能性が高い値にしても、予
期される漏れ電流を確実に抑制することができる。した
がって、本実施の形態の構成では、接地導体11の小型
と入力ピーダンスの安定化とを両立させることが可能と
なる。なお、このような効果が得られる理由は第2の実
施の形態で説明したのと同様であるので、ここではその
詳細な説明は省略する。
は、反射導体14A、14Bを接続導体41A、41B
を介して接地導体11に電気的に接続し、さらに、複数
設けた反射導体14A、14Bのうちの大きさが小さい
方(図6では、接地導体側の反射導体14A)の直径
を、アンテナ素子31の低い方の共振周波数の1/2波
長より大きくしている。これにより、接地導体11の直
径を、アンテナ素子13の共振周波数の1/2波長以下
という、漏れ電流の生じる可能性が高い値にしても、予
期される漏れ電流を確実に抑制することができる。した
がって、本実施の形態の構成では、接地導体11の小型
と入力ピーダンスの安定化とを両立させることが可能と
なる。なお、このような効果が得られる理由は第2の実
施の形態で説明したのと同様であるので、ここではその
詳細な説明は省略する。
【0065】また、本実施の形態では、接地導体11と
反射導体14Aとを接続導体41Aで接続し、反射導体
14Aと、反射導体14Bとを接続導体41Bで機械的
に連結することにより、アンテナの構造的な安定度も増
す。
反射導体14Aとを接続導体41Aで接続し、反射導体
14Aと、反射導体14Bとを接続導体41Bで機械的
に連結することにより、アンテナの構造的な安定度も増
す。
【0066】以上のように、本実施の形態によれば、簡
単な構造でモノポール・アンテナの指向性を変化可能で
あると共に、アンテナ動作上および構造上、より安定な
構造を有する優れたモノポール・アンテナを実現するこ
とができる。
単な構造でモノポール・アンテナの指向性を変化可能で
あると共に、アンテナ動作上および構造上、より安定な
構造を有する優れたモノポール・アンテナを実現するこ
とができる。
【0067】なお、本実施の形態においては、アンテナ
素子が2つの共振周波数の電波を励振し、反射導体が2
つで軸対称構造の反射導体付きモノポール・アンテナを
例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のモ
ノポール・アンテナに限定されるものではなく、反射導
体を1つで構成しても良い。例えば、適当に接地導体の
形状と大きさ、反射導体の形状と大きさと位置を定める
ことにより、所望の指向性に変化可能になる。
素子が2つの共振周波数の電波を励振し、反射導体が2
つで軸対称構造の反射導体付きモノポール・アンテナを
例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこの構成のモ
ノポール・アンテナに限定されるものではなく、反射導
体を1つで構成しても良い。例えば、適当に接地導体の
形状と大きさ、反射導体の形状と大きさと位置を定める
ことにより、所望の指向性に変化可能になる。
【0068】また、本実施の形態においては、各共振周
波数の電波の指向性を複数の反射導体の組み合わせによ
り変化させる構成としても良い。例えば、それぞれの共
振周波数において、反射導体の個数と各々の形状と大き
さと位置を定めることにより、所望の指向性に変化可能
になる。
波数の電波の指向性を複数の反射導体の組み合わせによ
り変化させる構成としても良い。例えば、それぞれの共
振周波数において、反射導体の個数と各々の形状と大き
さと位置を定めることにより、所望の指向性に変化可能
になる。
【0069】また、本実施の形態においては、2つの反
射導体14A、14Bと、2つの接続導体41A、41
Bとを有する構成としたが、必ずしもこの構成に限定さ
れるものではなく、反射導体を3つ以上設けてもよい
し、複数設けた反射導体を接続導体により接地導体に接
続してもよいし、複数(a個)ある反射導体のうちのい
ずれか一つ、ないし複数(b個:b≦a)の反射導体を
接続導体によって接地導体と接続する構成にしてもよ
い。
射導体14A、14Bと、2つの接続導体41A、41
Bとを有する構成としたが、必ずしもこの構成に限定さ
れるものではなく、反射導体を3つ以上設けてもよい
し、複数設けた反射導体を接続導体により接地導体に接
続してもよいし、複数(a個)ある反射導体のうちのい
ずれか一つ、ないし複数(b個:b≦a)の反射導体を
接続導体によって接地導体と接続する構成にしてもよ
い。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、反射導
体を新たに設けることで、簡単な構造で景観を損なわ
ず、かつ、放射指向性の制御が容易なモノポール・アン
テナを実現することができた。
体を新たに設けることで、簡単な構造で景観を損なわ
ず、かつ、放射指向性の制御が容易なモノポール・アン
テナを実現することができた。
【図1】本発明の第1の実施の形態のモノポール・アン
テナの構成を示す図である。
テナの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態のモノポール・アンテナの特
性の例を示す図である。
性の例を示す図である。
【図3】第1の実施の形態のモノポール・アンテナの設
置例を示す図である。
置例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のモノポール・アン
テナの構成を示す図である。
テナの構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のモノポール・アン
テナの構成を示す図である。
テナの構成を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態のモノポール・アン
テナの構成を示す図である。
テナの構成を示す図である。
【図7】従来例のモノポール・アンテナの構成を示す図
である。
である。
【図8】第1の従来例のモノポール・アンテナの特性の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図9】第2の従来例のモノポール・アンテナの構成を
示す図である。
示す図である。
【図10】第2の従来例のモノポール・アンテナの設置
例を示す図である。
例を示す図である。
11 接地導体 12 同軸給電部 13 アンテナ素子 14 反射導体 14A,14B 反射導体 21 接続
導体 31 アンテナ素子 41A、41B 接続導体
導体 31 アンテナ素子 41A、41B 接続導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松吉 俊満 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA06 BA17 BC01 BC02 BC09 CA01 CA04 DA04 DA10
Claims (6)
- 【請求項1】 有限の大きさを有する接地導体と、前記
接地導体上に設けられた給電部と、前記接地導体の一方
側に設けられて前記給電部から給電されるアンテナ素子
とを備えたモノポール・アンテナであって、 前記接地導体の他方側に、当該接地導体との間で空間を
介した電気的結合を生じさせる反射導体を設けたことを
特徴とするモノポール・アンテナ。 - 【請求項2】 請求項1記載のモノポール・アンテナで
あって、 前記反射導体を一つないし複数設け、これら反射導体の
うちの少なくとも一つを、前記接地導体に電気的に接続
したことを特徴とするモノポール・アンテナ。 - 【請求項3】 請求項2記載のモノポール・アンテナで
あって、 前記反射導体を円板状にし、かつ、当該反射導体の直径
を、前記アンテナ素子の共振周波数の波長の1/2以上
としたことを特徴とするモノポール・アンテナ。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載のモノ
ポール・アンテナであって、 前記接地導体を軸対称形状にして、前記給電部を前記接
地導体の対称中心位置に配置し、前記アンテナ素子を前
記対称中心位置を通る前記接地導体の垂線方向に沿って
配置したことを特徴とするモノポール・アンテナ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載のモノ
ポール・アンテナであって、 前記アンテナ素子は複数の共振周波数で励振するもので
あることを特徴とするモノポール・アンテナ。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載のモノ
ポール・アンテナであって、 前記接地導体および前記反射導体は面形状を有して、互
いの面を対向させて配置されており、かつ、前記反射導
体の面積を前記接地導体の面積より大きくしたことを特
徴とするモノポール・アンテナ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10299546A JP2000134026A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | モノポール・アンテナ |
| DE69914528T DE69914528T2 (de) | 1998-06-04 | 1999-06-01 | Monopolantenne |
| EP99110553A EP0963004B1 (en) | 1998-06-04 | 1999-06-01 | Monopole antenna |
| US09/324,334 US6188366B1 (en) | 1998-06-04 | 1999-06-02 | Monopole antenna |
| CNB991092457A CN1196230C (zh) | 1998-06-04 | 1999-06-04 | 单极天线 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10299546A JP2000134026A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | モノポール・アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000134026A true JP2000134026A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17874025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10299546A Withdrawn JP2000134026A (ja) | 1998-06-04 | 1998-10-21 | モノポール・アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000134026A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538618B2 (en) | 2000-10-13 | 2003-03-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna |
| JP2010130593A (ja) * | 2008-11-30 | 2010-06-10 | Hochiki Corp | 小型送信機 |
| WO2011030703A1 (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-17 | 国立大学法人長崎大学 | 逆l型アンテナ |
| JP2013070257A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | アンテナ装置 |
| JP2013098763A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Nippon Soken Inc | アンテナ装置 |
-
1998
- 1998-10-21 JP JP10299546A patent/JP2000134026A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538618B2 (en) | 2000-10-13 | 2003-03-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna |
| JP2010130593A (ja) * | 2008-11-30 | 2010-06-10 | Hochiki Corp | 小型送信機 |
| WO2011030703A1 (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-17 | 国立大学法人長崎大学 | 逆l型アンテナ |
| JP2013070257A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | アンテナ装置 |
| JP2013098763A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Nippon Soken Inc | アンテナ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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