JP2000133896A - 配線板 - Google Patents

配線板

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JP2000133896A
JP2000133896A JP10307162A JP30716298A JP2000133896A JP 2000133896 A JP2000133896 A JP 2000133896A JP 10307162 A JP10307162 A JP 10307162A JP 30716298 A JP30716298 A JP 30716298A JP 2000133896 A JP2000133896 A JP 2000133896A
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layer
electrode
film
region
wiring board
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JP10307162A
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English (en)
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Shinji Kaneko
新二 金子
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、耐熱性の低い微小な機械デバイスを
用いる場合にあっても、そのデバイスの特性を損なうこ
となく半田付けするのに適した配線板を提供することに
ある。 【解決手段】本発明によると、基体に形成される電極部
と、この電極部の下部に設けられた電熱変換手段とを具
備することを特徴とする配線板が提供される。また、前
記電極部は複数の導電層で構成されており、この複数の
導電層のうちの少なくとも一層が、上記電熱変換手段の
発生する熱により溶融可能であることを特徴とする配線
板が提供される。さらに、上記配線板は可撓性を有する
ことを特徴とする配線板が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線板に係り、特
に、外部電子デバイスを接続するための配線板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のマイクロマシン技術の進展に伴
い、加速度や角速度などの物理量センサやマイクロアク
チュエータ等の機械デバイスが半導体集積回路に代表さ
れるマイクロエレクトロニクスデバイスと同等程度まで
微小化されるようになってきている。
【0003】これに伴い、微小な機械デバイスと半導体
集積回路を高密度に実装することによって、例えば、内
視鏡の高機能化を図る試みなどが盛んになされている。
このような実装技術に関連して、従来のCOB(Chip o
n Board )技術のような、一般的な電子回路の実装手法
よりも高密度の実装方法として、例えば、特開平10−
27916号公報に開示されている手法がある。
【0004】同技術においては、半導体電子回路に一体
に形成された可撓性薄膜に微小な配線パターンが形成さ
れており、その配線パターンに形成された電極に各種機
械デバイスをマウントすることによって、従来の印刷配
線板に電子回路素子機械デバイスを組み付ける手法と比
較して、大幅な微小化を実現することができる。
【0005】一方、医療用内視鏡に代表される微小な光
学システムにおいては、35mmフィルムを用いた一眼
レフカメラのような比較的大型の光学装置と比較すると
機能の上でさまざまな制約を受けることになる。
【0006】この中でも光学絞りに関しては、細径内視
鏡に開口率を変えることができる可変絞りを組み込むこ
とは不可能であった。特に、内視鏡においては、ライト
ガイドを通じて体内に導入できる光量は限られているの
で、開口率を大きくした状態で固定されているのが普通
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】まず、本発明における
主たる課題について説明する。上述したような、従来技
術においては、可撓性薄膜上に形成された電極に機械シ
ステムを電気的に接合させるためは半田による接合が一
般的である。
【0008】これは、導電性接着剤などを用いる手法と
比較すると、接合強度や接合部での電気的特性が優れて
いるからである。しかしながら、電極に接合する機械デ
バイスの耐熱性が低い場合、例えば、圧電素子を用いた
デバイス(通常の圧電素子は200℃程度の温度で分極
が消失する)においては、リフロー炉を用いて半田付け
を行うことができないという問題がある。
【0009】また、一度、電極に接合して、例えば、内
視鏡装置に組み込んだ後で機械デバイス部品が故障した
場合、これを個別に交換するのは事実上不可能であり、
電子回路や同じ配線板に実装された機械デバイスも含め
て交換する必要があった。
【0010】従って、本発明の目的は、例えば、耐熱性
の低い微小な機械デバイスを用いる場合にあっても、そ
のデバイスの特性を損なうことなく半田付けするのに適
した配線板を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、半田付け後に
故障した微小な機械デバイスを交換する手段を提供する
ことにある。そして、本発明では、以下のような付随的
課題を取り上げる。
【0012】例えば、医療用内視鏡を用いて胃の観察を
行う場合、通常は胃壁から距離を大きく離して比較的広
い範囲を観察し、その後で病変の疑いのある部位に近接
させて狭い視野を詳細に観察する手順を取る。
【0013】このとき、広い視野で観察する際には胃壁
までの距離が大きいので撮像光学系の開口を大きくして
光量が不足しないように固定すると、近接して観察する
際(この時には胃壁までの距離が小さいので光量は十分
である)には開口率が高いことから分解能が低下すると
いった問題がある。
【0014】一方、近接観察時の分解能を高めるために
撮像光学系の絞りの開口を小さくすると、広い視野を観
察する際に光量が不足し、病変部の検出が困難になると
いった問題がある。
【0015】従って、本発明の付随的課題の一つは、細
径の光学システムに適用できる微小な可変光学絞りを提
供することにある。また、半導体電子回路は多くの種類
の電子部品を微小化して一体形成することができるが、
大容量のコンデンサは、半導体集積回路中に接合容量や
MOS容量を使って形成するには大きな面積を必要とし
て微小化の大きな妨げになることから、誘電体を絶縁膜
に用いたチップコンデンサを外付け部品として実装しな
ければならない。
【0016】しかしながら、これは電装系全体の微小化
の大きな妨げとなる。一方、強誘電体膜を用いたキャパ
シタを半導体電子回路上に一体形成する手法も考えられ
るが、一般的に、強誘電体を半導体基板上に形成するに
は高温の焼結工程が必要であり、この過程で強誘電体膜
中の不純物が半導体基板に拡散し、半導体電子回路の信
頼性に問題を引き起こす可能性がある。
【0017】従って、本発明の付随的課題の一つは、信
頼性等の問題を引き起こすことなく、半導体電子回路と
強誘電体膜を用いた大容量のキャパシタとを一体に形成
するための手段を提供することにある。
【0018】また、細径の内視鏡のような微小な光学装
置にあって、特に高倍率で病変部を観察することを目的
とする場合においては、撮像光学系の解像度を向上させ
るために極めて薄く、滑らかな円形開口形状を有する光
学絞りが必要であるが、このような光学絞りの製作には
精密な加工技術を要し、更に部品点数の増大を招くので
装置コストの上昇につながる。
【0019】従って、本発明の付随的課題の一つは、高
精度の光学絞りを、全体の部品点数を増加させることな
く、低コストで実現するために適した手段を提供するこ
とである。
【0020】また、比較的小型の光学装置において、可
変の光学絞り機構を搭載することは性能向上に大きく寄
与するが、その可変細り機構が電動である場合にあって
は、その配線や制御回路が必要となる。
【0021】これは配置するためのスペースを確保する
ために装置自体が大型化したり、部品点数が増加するこ
とによるコスト上昇といった問題を引き起こす。従っ
て、本発明の付随的課題の一つは、部品点数の増大や装
置自体の大型化を引き起こさず、小型の光学装置に適用
できる電動の可変絞り装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 基体に形成された電極部
と、この電極部の下部に設けられた電熱変換手段と、を
具備することを特徴とする配線板が提供される。
【0023】この発明によると、電極領域を局部的かつ
短時間で加熱する手段を設けることによって、外部デバ
イスの耐熱性が低い場合にあっても、その特性を損なう
ことなく安定した接合を行なうことができる。
【0024】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 前記電極部は複数の導電層で構成さ
れており、この複数の導電層のうちの少なくとも一層
が、上記電熱変換手段の発生する熱により溶融可能であ
ることを特徴とする(1)記載の配線板が提供される。
【0025】この発明によると、第1の実施の形態のよ
うに、電熱変換素子35の上部に形成された外部デバイ
スを接続するための電極15の最上層が半田層34とな
っているので、電極領域を局部的かつ短時間で即熱する
手段を有する配線板において、その電極領域の一部を熱
によって溶融する素材で構成することによって、容易に
外部デバイスを接続することができる。
【0026】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 上記基体は可撓性を有することを特
徴とする(1)または(2)記載の配線板が提供され
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。本発明の第1の実施の形態を
図1乃至図8を用いて説明する。本実施の形態は本発明
を、高解像度の観察用撮像系と病変部の堅さを計測する
圧電振動式触覚センサを有する細径の内視鏡装置に適用
した場合の例である。
【0028】なお、圧電式触覚センサの例としては、例
えばProc.of 1997 International Conferrence on Soli
d-State Sensors and Actuators, Chicago, June 16-1
9, 1997, pp117-120 に開示されている方法が知られて
いる。
【0029】図1の(a),(b)は、本実施の形態が
適用される内視鏡装置の上面図と、そのA−A´断面の
構造を模式的に示した断面図である。すなわち、図1の
(a),(b)に示すように、内視鏡装置の外壁管1の
内部に本発明の半導体装置2、撮像レンズ3、ライトガ
イド4、半導体装置2に実装された圧電式触覚センサ素
子5及び半導体装置2に接続されたリード線6が組み込
まれている。
【0030】この外部リード線6は、外部コントローラ
(図示せず)に接続されている。半導体装置2は一体に
形成されているが、センサ接続領域7、光学絞り領域
8、撮像素子領域9、電子回路領域10、リード線接続
領域11で構成され、各々は可撓性配線領域12で接続
されている。
【0031】また、特に、図示しないが、光学絞り領域
8、撮像素子領域9及び撮像レンズ3は、レンズ筺体
に、光学的に適切な配置で固定されているものとする。
図2の(a),(b)は、本発明の半導体装置2の上面
図と、そのB−B´断面図を示したものである。
【0032】すなわち、図2の(a),(b)に示すよ
うに、半導体装置2の各領域は、基体となる厚さ20μ
mのポリイミド膜13で接続されている。ここで、可撓
性配線領域12は、ポリイミド膜13とその内部に形成
された配線(図2の(b)の断面図では図示せず)のみ
で構成され、センサ接続領域7の領域のポリイミド膜1
3の下部には厚さ10μmの薄いシリコン領域14が形
成されていると共に、その上部にはセンサを接続するた
めの電極15が形成されている。
【0033】そして、光学絞り領域8では、ポリイミド
膜13の下部に薄いシリコン領域16が形成され、この
シリコン領域16の中央部には直径1mm程度の穴17
が形成されている。
【0034】また、撮像素子領域9には、ポリイミド膜
13の下部に厚いシリコン領域18が形成され、このシ
リコン領域18の表面にはMOS型撮像素子が形成され
ている。
【0035】また、電子回路領域10のポリイミド膜1
3の下部には、厚いシリコン領域19が形成され、この
シリコン領域19の表面には高密度のCMOS集積回路
が形成されている。
【0036】また、リード線接続領域11のポリイミド
膜13の下部には、薄いシリコン領域20が形成され、
その表面には強誘電体膜を利用した大容量のコンデンサ
21が形成されている。
【0037】また、リード線接続領域11のポリイミド
膜13の表面には、リード線接続のための複数の電極2
2が形成されている。そして、厚いシリコン領域18に
形成されたMOS型撮像素子と、厚いシリコン領域19
に形成されたCMOS集積回路とは、ポリイミド膜13
の内部に形成されたアルミ配線23によって電気的に接
続され、センサ接続のための電極15と厚いシリコン領
域19に形成されたCMOS電子回路とはアルミ配線2
4によって電気的に接続されている。
【0038】また、コンデンサ21と厚いシリコン領域
19に形成されたCMOS集積回路とはポリイミド膜1
3の内部に形成したアルミ配線25によって電気的に接
続されていると共に、外部リード用電極22と厚いシリ
コン領域19に形成されたCMOS集積回路とはポリイ
ミド膜13の内部に形成したアルミ配線26によって電
気的に接続されている。
【0039】図2は、本実施の形態において用いられる
半導体装置2の構造について大まかに示したが、この図
2中では図があまりに煩雑になるのを防ぐために、いく
つかの要素の記述を省略している。
【0040】次に、これらの要素について、図3乃至図
8を用いて詳細に説明する。図3は、図2のセンサ接続
領域7の断面を示している。すなわち、図3に示すよう
に、ポリイミド膜13は4層構造となっており、下層側
から第1ポリイミド層27、第2ポリイミド層28、第
3ポリイミド層29、第4ポリイミド層30で構成され
ている。
【0041】このポリイミド膜13の4層構造は、半導
体装置2の他の領域においても同様である。図2に示し
た電極15と、この電極15と厚いシリコン領域19の
CMOS集積回路を接続するための配線24は、図3に
おいて、第3ポリイミド層29と第4ポリイミド層30
の間に形成され、電極15の領域の第4ポリイミド層3
0には電極表面を露出させるための開口部31が形成さ
れている。
【0042】この電極15は下側からアルミ層32(配
線24から延在している)、ニッケル層33、半田層3
4の3層構造でなり、半田層34の表面は第4ポリイミ
ド層30よりも高くなっている。
【0043】このような構成の電極15は、アルミ層3
2を電極となる開口部領域31で露出させ、この領域に
選択的にニッケル層33を無電解メッキによって形成
し、更に溶融した半田に半導体装置全体を浸して、ニッ
ケルが露出した領域に選択的に半田を被着させることに
よって実現できる。
【0044】また、図3において、第2ポリイミド層2
8と第3ポリイミド層29の間には、櫛状のチタン薄膜
パターン35が形成されている。このチタン薄膜パター
ン35は、図4に示すように、電流を流した際に電極1
5の直下において発熱部を形成し、電熱変換素子36を
構成する。
【0045】また、図3において、第1ポリイミド層2
7と第2ポリイミド層28との間には、アルミ層よりな
る配線37が形成されており、この配線37は第2ポリ
イミド層28に開口されたコンタクト孔38を介してチ
タン薄膜パターン35と電気的に接続されている。
【0046】図5は、図2の光学絞り領域8について示
している。なお、図5の(a)は下面図を示しており、
図5の(b)は図5の(a)のA−A´断面図を示し、
図5の(c)は図5の(a)のB−B´断面図を示し、
図5の(d)は図5の(a)のC−C´断面図を示して
いる。
【0047】すなわち、図5の(b)に示すように、第
2ポリイミド層28と第3ポリイミド膜29の間にチタ
ン薄膜よりなる光遮蔽膜39が形成されており、この光
遮蔽膜39には薄い半導体層16の開口部17領域に対
応して絞りの開口部40が形成されている。
【0048】この開口部40は開口部17よりも小さ
く、実際には、この開口部40が光学絞りとして機能す
ることになる。また、図5の(a),(d)に示すよう
に、図2に示したセンサ接続領域7から延在する配線2
4は、第3ポリイミド層29と第4ポリイミド層30の
間で開口部40と重ならない限りにおいて、光学絞り領
域8内で自由に配置して、図2に示した電子回路領域1
9と電気的に接続させることができる。
【0049】また、図5の(a),(c)に示すよう
に、センサ接続領域7から延在する配線37は、第1ポ
リイド層27と第2ポリイミド層28の間で開口部17
と重ならない限りにおいて光学絞り領域8内で自由に配
置して、図2に示した電子回路領域19と電気的に接続
させることができる。
【0050】図6は、図2の撮像素子領域9について示
している。なお、図6の(a)は下面図を示しており、
図6の(b)は図6の(a)のA−A´断面図を示して
いる。
【0051】すなわち、図6の(b)に示すように、厚
い半導体層18の表面にはMOS型撮像素子の受光領域
41とその周辺回路42が形成されている。また、特
に、図示していないが、半導体層18と第1ポリイミド
層27の間には、通常の半導体集積回路と同様にシリコ
ン酸化膜等よりなる絶縁膜とアルミ等よりなる配線層が
形成されているものとする。
【0052】このような配線層に対して、駆動及び制御
信号や撮像された画像信号をやり取りするための、第1
ポリイミド膜27と第2ポリイミド膜21との間に形成
されたアルミ層よりなる配線23が、第1ポリイミド層
27に開口されたコンタクト孔43を介して電気的に接
続されている。
【0053】また、図6の(a)に示すように、図2に
示したセンサ接続領域7から延在する配線24及び配線
37は、受光領域41の直上を避けて配置され、図2に
示した電子回路領域19に向かって延在する。
【0054】図7は、図2の電子回路領域10について
示している。なお、図7の(a)は下面図を示してお
り、図7の(b)は図7の(a)のA−A´断面図を示
し、図7の(c)は図7の(a)のB−B´断面図を示
している。
【0055】すなわち、図7の(b),(c)に示すよ
うに、厚い半導体層19の表面にはCMOS型電子回路
44が形成されている。また、特に、図示しないが、半
導体層19と第1ポリイミド層27の間には、通常の半
導体集積回路と同様にシリコン酸化膜等よりなる絶縁膜
とアルミ等よりなる配線層が形成されているものとす
る。
【0056】このような配線層に対して、図7の
(a),(b),(c)に示すように、配線23、2
5、26が、第1ポリイミド層27に開口されたコンタ
クト孔45を介して電気的に接続され、配線24が第1
ポリイミド層27、第2ポリイミド層28、第3ポリイ
ミド層29に開口されたコンタクト孔46を介して接続
されている。
【0057】このCMOS型電子回路44には、図2に
示した電極22に接続される図1に示した外部リード6
を介して外部コントローラ(図示せず)に接続され、図
2に示した撮像素子領域9に形成された撮像素子や、電
極15に接続される図1に示した圧電式触覚センサ5の
信号処理を行う。
【0058】具体的には、撮像素子のドライバ回路、映
像信号のA/D変換、圧電式触覚センサ5の駆動及び信
号増幅などである。本実施の形態によれば、このような
制御チップが内視鏡先端部に配置されているので、セン
サ素子のSN比の向上や、外部コントローラとの信号ラ
インを共通化できることによる外部リード6の数を削減
できるなどの効果がある。
【0059】加えて、このCMOS型電子回路44は、
撮像素子領域9やセンサ接続領域7とは、可撓性配線領
域12を介して必要な電気的接続がなされているので、
内視鏡先端部の限られたスペースに自由に配置すること
が可能で、しかも個別に配線を行う必要がないことか
ら、組み立て工数の削減や信頼性の向上に大きく寄与で
きる。
【0060】図8は、図2のリード線接続領域11につ
いて示している。なお、図8の(a)は下面図を示して
おり、図8の(b)は図8の(a)のA−A´断面図を
示している。
【0061】すなわち、図8の(b)に示すように、薄
い半導体層20の上部にはシリコン酸化膜よりなる絶縁
層47が形成され、この上にプラチナよりなる下部電極
48、強誘電体膜49、プラチナの上部電極50が積層
して配置されている。
【0062】ここで、下部電極48は、図8の(a)に
示すように、強誘電体膜49が形成された領域から少し
離れた部位で、第1ポリイミド層に開口されたコンタク
ト孔51を介して、第1ポリイミド層27と第2ポリイ
ミド層28の間に形成されたアルミよりなる配線26−
1に接続されている。
【0063】また、上部電極50は、図8の(b)に示
すように、その上部の第1ポリイミド膜27及び第2ポ
リイミド膜28に開口されたコンタクト孔52を介して
チタンの配線パターン54に電気的に接続されている。
【0064】このチタンの配線パターン54は強誘電体
膜49が形成されている領域から少し離れた部位で、第
2ポリイミド層28に開口されたコンタクト孔55を介
して、第1ポリイミド層27と第2ポリイミド層28の
間に形成されたアルミ層よりなる配線26−2に電気的
に接続されている。
【0065】また、薄いシリコン層20の、強誘電体膜
49が形成された領域の直下には開口部56が形成され
ているので、この領域には薄いシリコン層は存在しな
い。また、強誘電体膜49が形成されている領域の直上
には、第2ポリイミド層28と第3ポリイミド層29の
間にはチタンよりなる電熱変換素子57が形成されてお
り、この電熱変換素子57が第3ポリイミド層29に開
口されたコンタクト孔58を介して第3ポリイミド層2
9と第4ポリイミド層30の間に形成されたアルミ層よ
りなる配線59に電気的に接続されている。
【0066】また、図8の(a),(b)に示すよう
に、配線25、37、59は、電極22の部位まで延在
している。ここで、電極22のうち、配線59に接続さ
れた電極については、図8の(b)に示すように、第4
ポリイミド膜30に開口された開口部において導電層が
露出していると共に、配線25,26,37に接続され
た電極については第2ポリイミド膜28、第3ポリイミ
ド膜29、第4ポリイミド膜30に開口された開口部に
おいて導電層が露出している。
【0067】また、図8の(b)に示すように、これら
の電極22は、配線25、26、37、59を構成する
アルミ層と、その電極なる領域に選択的に形成されたニ
ッケル層60、更にこの層の上部に選択的に形成された
半田層61の3層構造となっている。
【0068】なお、図2では、大容量キャパシタ21は
1つだけ図示されているが、必要に応じて複数のキャパ
シタを配置することが可能である。また、図2乃至図8
中では、簡略化のために配線23、24、25、26、
37、54、59は1本乃至3本程度のみ図示したが、
実際には、必要な本数の配線が配置されている。
【0069】これは、電熱変換素子36、57及び電極
15、22についても同様であり、実際には、必要な数
だけ配置されているものとする。次に、以上説明した半
導体装置2の製作方法について簡単に説明する。
【0070】この半導体装置2は、1枚のP型単結晶シ
リコンウェハ上に、多数同時に形成されるものであると
共に、通常の半導体集積回路と同様にバッチ処理で大量
生産が可能である。
【0071】手順としては、最初に半導体ウェハ上の所
定領域に、図6に示したようなMOS型撮像素子41
と、このMOS型撮像素子41の周辺回路42と、図7
に示したようなCMOS型電子回路44が通常の半導体
集積回路と同様の工程で形成される。
【0072】また、図8に示したようなシリコン酸化膜
の絶縁層47も、この工程で形成される。また、特に、
図示しないが、これらの工程の途中で、図2に示したよ
うな厚いシリコン領域18、19が形成される領域のウ
ェハの裏面にシリコン窒化膜が選択的に形成され、薄い
シリコン領域14、16、20が形成される領域には接
合深さ10μm程度のN型拡散層が形成される。
【0073】この際、薄い半導体領域の開口部17(図
2、図5)、開口部56(図8)においては、このよう
なN型拡散層は形成されない。また、図2乃至図8にお
いては、特に、図示していないが、P型シリコンウェハ
上のこれらの薄いシリコン領域14、16、20が形成
される領域に形成されたN型拡散層で共通の配線によっ
てウエハ上の所定部位に形成された電極に接続されてい
るものとする。
【0074】次に、図8に示したような大容量キャパシ
タとなる下部電極48、強誘電体膜49、上部電極50
が順次形成される。ここで、強誘電体膜49は、スピン
コートで成膜され、必要な部位以外は通常のフォトトリ
ソグラフィ技術で除去されるが、この時点ではまだ焼結
のための熱処理は行われていない。
【0075】この後で、第1ポリイミド層27がスピン
コートで形成され、通常のフォトリソグラフィ技術によ
ってコンタクト孔43、45、46、51、52が開口
される。
【0076】次に、スパッタによってアルミ薄膜が形成
され、通常のフォトリソグラフィ技術によって配線3
7、23、25、26と電極領域32が形成される。次
に、第2ポリイミド層28がスピンコートで形成され、
通常のフォトリソグラフィ技術によってコンタクト孔3
8、46、52、55が形成され、配線25、37に接
続されている電極22に対応する部位に開口部が形成さ
れる。
【0077】次に、スパッタによってチタン薄膜が形成
され、通常のフォトリソラフィ技術によって配線54及
び電熱変換素子36、57及び光遮蔽膜39と絞り開口
部40が形成される。
【0078】本実施の形態によれば、このように光遮蔽
膜39と絞り開口部40はスパッタとフォトリソグラフ
ィの手法で形成されることから、非常に薄く、精度の高
い微小な光学絞りを容易に得ることができる。
【0079】加えて、遮光膜を含めた光学絞り自体の大
きさもフォトリソグラィ技術によって規定されることか
ら、従来のものと比較して大幅な小型化が可能である。
また、このような高精度の光学絞りが撮像素子などの電
子デバイスと一体化することで部品点数を削減できる。
【0080】次に、第3ポリイミド層29がスピンコー
トで形成され、通常のフォトリソグラフィ技術によって
コンタクト孔46、58が形成され、配線25、37に
接続されている電極22に対応する部位に開口部が形成
される。
【0081】次に、スパッタによってアルミ薄膜が形成
され、通常のフォトリソグラフィ技術によって配線2
4、59が形成される。次に、第4ポリイミド層30が
スピンコー卜で形成され、通常のフォトリソグラフイ技
術によつて電極15の開口部31と電極22の開口部が
形成される。
【0082】次に、電極15、22において露出したア
ルミ層に対して選択的にニッケル層33、60が無電解
メッキによつて形成され、この状態でシリコンウエハを
溶融した半田槽に浸すことによって、ニッケルが露出し
た領域に選択的に半田層34、61を形成する。
【0083】次に、シリコンウエハの表面を保護した状
態で、厚い半導体領域18、19が形成される領域の裏
面に形成されたシリコン窒化膜をマスクとして、薄い半
導体領域14、16、20が形成される領域に対応する
接合深さ10μm程度のP型拡散層に、これら領域に接
続された電極にバイアスすることによって正電位を印加
し、裏面側から強アルカリの水溶液でエッチングして厚
いシリコン領域18、19の領域以外のシリコンを除去
する。
【0084】このとき、強アルカリの水溶液に電極を入
れてこれを接地するため、電気化学エッチングによって
薄い半導体領域14、16、20が形成される領域で
は、この領諒のP型拡散層とその周辺のわずかな領域が
残存し、薄い半導体領域14、16、20が形成され
る。
【0085】この後でレーザアブレーションでポリイミ
ド膜を所定領域に切り出し、半導体装置2を得る。この
ような構成とすることで、半導体装置2は、可撓性配線
領域12で任意形状に曲げることができる。
【0086】一般的に、内視鏡のような小さな機械シス
テムは、電装系の配置スペースに制限が多いので、任意
形状に変形させて配置可能となる上述したような電子デ
バイスは微小化と高機能化に有効である。
【0087】特に、本実施の形態のように光学絞り、撮
像素子、電子回路を完全に一体形成する手法はコスト低
減と信頼性の向上につながる。次に、電熱変換素子57
に接続された電極22に電圧を印加して、電熱変換素子
57通電加熱し、強誘電体膜49を焼結する。
【0088】この際、強誘電体膜49が形成されている
領域は薄いので熱容量が小さく、非常に短時間で局部的
に高温まで加熱することができる。また、通電を停止す
ることによって急激に温度を低下させることができるの
で、焼結のための熱処理を短時間で終了させることがで
きる。
【0089】このため、焼結の熱処理に伴うアルミ配線
の溶融したり、強誘電体膜49から不純物が半導体層に
拡散して電子回路の特性を劣化させるといった問題を回
避することができる。
【0090】次に、圧電式触覚センサ5の電極部分を半
導体装置2の電極15にあてがい、電熱変換素子35に
接続された電極22に電圧を印加することで、電熱変換
素子35を通電加熱し、その直上の半田層34を溶融し
て電極15と圧電式触覚センサ5の電極を半田付けす
る。
【0091】このとき、電極15が形成されている領域
は薄膜化されているので熱容量が小さく、短時間で局部
的に温度を上昇させ、電熱変換素子36に対する通電を
停止することによつて急激に温度を低下させることがで
きる。
【0092】このため、半田付けの熱処理は、極めて短
時間でしかも局部的に行うことができる。加えて、チタ
ン薄膜で構成された電熱変換素子の通電時の抵抗値の変
化から、この領域の温度をリアルタイムに知ることがで
きるので適切なフィードバックを行うことで、常に、必
要最小限の熱処理で半田付けを行うことができる。
【0093】このようなことから、圧電式触覚センサの
圧電振動子となる圧電セラミックの温度上昇を最低限に
抑えることによって、強固な半田付けによる接続を行い
ながら分極の消失などのトラブルを回避することができ
る。
【0094】このような、半導体装置2に対する外部デ
バイスの接続手法は、各種の素子に適用できるが、圧電
素子を利用したデバイスのように耐熱性の低い素子に
は、特に、有効である。
【0095】なお、本実施の形態においては、半田層3
4を半導体装置2の電極15に形成したが、これは圧電
式触覚センサ5の電極の側に形成されていてもよいこと
は言うまでもない。
【0096】また、圧電式触覚センサが故障した場合、
再び電熱変換素子35を通電加熱して故障部品を取り外
し、上述の手順で部品を交換することも可能である。こ
の場合も、取り外し、再接続のための熱処理を局部的に
しかも短時間で行えるので、装置の他の部位に対する影
響を最小限に抑えることができる。
【0097】この交換手法は部品のハンドリング以外に
は特別な装置を必要としないので、迅速な修理が可能に
なる。本実施の形態においては、電極15に対して接続
する外部デバイスを一つとしたが、必要であれば複数の
外部デバイスを実装することができるのは言うまでもな
い。
【0098】この場合、複数の電極15に対する複数の
電熱変換素子35を独立して制御できるようにすること
で、個別に部品の接続及び交換を行うことができる。次
に、本発明の第2の実施の形態について、図9乃至図1
4を参照して説明する。
【0099】本実施の形態は、上述した第1の実施の形
態の固定式の光学絞りを可変式に置き換えたものであ
る。具体的な形態としては、図2における光学絞り領域
8を置き換えただけで他の部分の構成は、第1の実施の
形態と同じであるので、この部分についてのみ説明する
ものとする。
【0100】また、図中の番号についても、第1の実施
の形態と共通のものについては、同じ番号を用いる。図
9は、本実施の形態の光学絞り領域の構成を示してい
る。
【0101】なお、図9の(a)は上面図を示してお
り、図9の(b)は図9の(a)のA−A´断面図を示
している。すなわち、図9の(a)、(b)に示すよう
に、開口部17が設けられた薄い半導体層16の上部
に、スリットによって8分割された下層光遮蔽膜101
と上層光遮蔽膜102とが形成されている。
【0102】これらの各遮光膜101、102が平坦な
状態にあつては、最小開口103が開口された状態とな
る。図9ではわかりにくいので、下層光遮蔽膜101と
上層光遮蔽膜102の位置関係を図10に示す。
【0103】各々の光遮蔽膜101、102は、8分割
するためにスリットが入れられているが、スリットから
の光の漏れが生じないように上層と下層で角度をずらし
て配置されている。
【0104】また、中心部では開口部40が設けられた
形となっている。図11および図12は、下層光遮蔽膜
101の構造を示している。なお、図11は上面図を示
しており、図12は図11のA−A´断面図を示してい
る。
【0105】すなわち、図12に示すように、第2ポリ
イミド膜28の下層に遮光用アルミ薄膜104が形成さ
れ、第1の実施の形態における薄い半導体層16の開口
部17に該当する最大有効開口となる開口部17を完全
に覆う形で配置される。
【0106】また、図11に示すように、第2ポリイミ
ド膜28の上部には、チタン薄膜による複数の抵抗パタ
ーン105が形成されている。この抵抗パターン105
は、遮光用アルミ薄膜104が形成されていない領域
で、第2ポリイミド膜28に開口されたコンタクト孔1
06を介して配線107に電気的に接続される。
【0107】全ての抵抗パターン105は配線107に
よつて並列に接続され、コンタクト孔106を介して接
続されると共に、絞り制御用配線109によって第1の
実施の形態の電子回路44と同様の電子回路としての駆
動回路44(本図では図示せず)に電気的に接続され
る。
【0108】本実施の形態においては、電子回路として
の駆動回路44には、光学絞りの駆動及び制御回路も含
まれているものとする。また、本実施の形態において
は、第2ポリイミド膜28の熱膨張係数はチタン薄膜と
同程度の10ppm/K程度で、アルミ薄膜の熱膨張係
数の29ppm/Kよりも十分に小さいものとする。
【0109】図13は、上層光遮蔽膜102の断面構造
を示している。すなわち、図13に示すように、第4ポ
リイミド膜30の下部に遮光用アルミ薄膜108が形成
され、第1の実施の形態における薄い半導体層16の開
口部17に該当する最大有効開口17を完全に覆う形で
配置される。
【0110】次に、本実施の形態における光学絞りの動
作について説明する。まず、図示しない駆動回路44か
ら配線109を介して電力が供給されると、並列に接続
された複数の抵抗パターン105が発熱し、下層光遮蔽
膜101が一様に加熱される。
【0111】これによって下層光遮蔽膜101の温度が
上昇すると、遮光用アルミ薄膜104と第2ポリイミド
膜28の熱膨張係数の差によって下層光遮蔽膜101が
上側に湾曲する。
【0112】これによって上層光遮蔽膜102が押し上
げられ、結果として絞りの開口径が増大する。下層光遮
蔽膜101の湾曲時の開口形態については、図14に示
す。
【0113】すなわち、図14において、図示実線が湾
曲時の形態を示し、図示破線が平坦時の形態を示してい
る。加えて、チタン薄膜パターン105の電気抵抗が大
きな温度依存性を有しているので、電子回路としての駆
動回路44に含まれている制御回路において、この抵抗
値を計測することで下層光遮蔽膜101の温度制御が可
能である。
【0114】これを基に下層光遮蔽膜101の湾曲量を
検出して光学絞りの開口径を連続的に制御することが可
能である。次に、本実施の形態の可変光学絞りの製作方
法として、第1の実施の形態の製作方法との差異につい
て説明する。
【0115】まず、光学絞りが形成される領域の第1ポ
リイミド層27と第3ポリイミド層29は通常のフォト
リソグラフィの手法で除去され、下層光遮光膜101と
なる第2ポリイミド層28と、上層光遮蔽膜102とな
る第4ポリイミド層30の形状もフォトリソグラフイの
手法で加工されることで規定される。
【0116】また、遮光用アルミ薄膜104は、配線3
7、23、25、26と電極領域32と同じスパッタ及
びフォトリソグラフィ工程で形成され、遮光用アルミ薄
膜108は配線24、59と同じスパッタ及びフォトリ
ソグラフィ工程で形成され、チタンの抵抗パターン10
6は電熱変換素子36、57と同じスバッタ及びフォト
リソグラフィ工程で形成される。
【0117】また、上層光遮蔽膜102と下層光遮蔽膜
101との間のギャップについては、適当な犠牲層を配
置して上層光遮蔽膜102と下層光遮蔽膜101を形成
した後に除去することで得られる。
【0118】また、スパッタによるアルミ薄膜の内部応
力は成膜圧力や電極間距離によって変化するが、本実施
の形態の場合においては、通常使用温度において下層光
遮蔽膜101と上層光遮蔽膜102は平坦な形状となる
ように制御される。
【0119】また、遮光用アルミ薄膜104、108と
第2ポリイミド膜28及び第4ポリイミド膜30の厚さ
についても、抵抗パターン105に対する適当な通電量
で湾曲するように設定される。
【0120】なお、本実施の形態においては、抵抗パタ
ーン105の通電によって光学絞りの開口が増大する形
態となっているが、逆に、通常使用温度では光遮蔽膜が
湾曲しており、加熱によって平坦になるような構成とす
ることも、光遮蔽膜の構成を変えることで可能である。
【0121】また、本実施の形態においては、光学絞り
の駆動に熱膨張係数の差を利用したが、光遮蔽膜の少な
くとも一部をスパッタで形成した形状記憶合金薄膜で構
成し、その層変態を利用することで、より少ない温度変
化で光学絞りの開口を変えることができる構成とするこ
とも考えられる。
【0122】このようにして形成した可変式の光学絞り
は全行程が半導体の製造技術を適用して構成されるの
で、非常に微小で高精度であり、しかも完全にモノリシ
ックであることから組立工程が不要で信頼性も高い。
【0123】加えて、本実施の形態のよう電子デバイス
と一体に形成できるので、部品点数を削滅でき、個別に
制御用配線を接続する必要もないことから、シスム全体
の小型化とコスト低減に大きく寄与することができる。
【0124】そして、上述したような実施の形態で示し
た本発明には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至3
以外に、以下のような付記として示すような発明が含ま
れている。
【0125】付記1 ポリイミドを用いて制作されてい
る可撓性を有する配線板であり、電極部と、該電極部の
下部に設けられた、チタンを用いた電熱変換手段と、を
具備することを特徴とする配線板。
【0126】(作用)電極部の下部に設けたチタンを用
いる電熱変換手段は、電極部を局部的にかつ短時間で加
熱して、半田付けの半田を溶融させることにより、デバ
イス等を電極部に安定的に接合する。
【0127】(効果)例えば、耐熱性の低い微小なデバ
イスを、半田付けするのに適した可撓性を有する配線板
を提供することができる。付記2 前記電極部は複数の
導電層で構成されており、この導電層うちの少なくとも
一層が、上記電熱変換手段の発生する熱により溶融可能
であることを特徴とする付記1記載の配線板。
【0128】(作用)上記電熱変換手段の発熱により、
導電層の一部を溶融させ接合に利用する。 (効果)外部より半田を供給せずに、接合が可能な配線
板を提供することができる。
【0129】付記3 光学絞り機構が設けられている配
線板であり、上記光学絞り機構は、加熱により湾曲する
複数の光遮蔽板と、上記光遮蔽板を加熱可能な電熱変換
素子と、を具備することを特徴とする配線板。
【0130】(作用)電熱変換素子は発熱により上記複
数の光遮蔽板を湾曲させ、これにより絞りの開口を変化
させる。 (効果)薄くて精度が高く小型化が可能な、絞り機構が
設けられた配線板を提供できる。
【0131】付記4 光学絞り機構が設けられている配
線板であり、上記光学絞り機構は、加熱により湾曲す
る、円周の直径方向に分割された光遮蔽板により構成さ
れた、中心に開口部を有する光遮蔽部と、上記光遮蔽板
に積層して設けられた電熱変換素子とを具備し、上記開
口部の大きさは、上記電熱変換素子の発熱に対応した上
記光遮蔽板の湾曲により変化可能に構成されていること
を特徴とする配線板。
【0132】(作用)電熱変換素子は発熱により上記複
数の光遮蔽板を湾曲させ、これにより絞りの開口を変化
させる。 (効果)薄くて精度が高く小型化が可能な、絞り機構が
設けられた配線板を提供することができる。
【0133】付記5 上記光学絞り機構は、これを制御
する制御用電子回路と一体で形成されていることを特徴
とする付記3または4記載の配線板。 (作用)同一配線板上に光学絞り機構とその制御用電子
回路とが設けられた配線板を提供する。
【0134】(効果)コストの低減と信頼性の向上が可
能な、光学絞りが設けられた配線板を提供することがで
きる。 付記6 コンデンサが設けられている配線板であり、上
記コンデンサの近傍に、上記コンデンサの誘電体を焼結
するための電熱変換素子が設けられていることを特徴と
する配線板。
【0135】(作用)配線板に設けられた電熱素子が発
熱することにより、上記コンデンサの誘電体が焼結され
る。 (効果)不純物が半導体に拡散して電子回路の特性を劣
化させるという問題を回避することが可能な配線板を提
供することができる。
【0136】付記7 コンデンサが設けられた半導体電
子回路を形成する基板と一体で形成された配線板であ
り、上記基板上に電熱変換素子を有し、上記基板上に設
けられたコンデンサは、上記電熱変換素子の近傍に設け
られた第1の電極と、上記第1の電極と僅かに離間して
平行に設けられた第2の電極と、上記第1の電極と上記
第2の電極間に存在し、上記電熱変換素子によって焼結
され得る強誘電体と、を具備することを特徴とする配線
板。
【0137】(作用)配線板に設けられた電熱素子が発
熱することにより、上記コンデンサの誘電体が焼結され
る。 (効果)不純物が半導体に拡散して電子回路の特性を劣
化させるという問題を回避することが可能な配線板を提
供することができる。
【0138】付記8 光学絞り機構が設けられている配
線板であり、上記光学絞り機構は、半導体集積回路に一
体に形成された遮光性薄膜に開口された穴を光学絞りと
して使用するものであることを特徴する配線板。
【0139】(作用)半導体集積回路に一体に形成され
た遮光性薄膜の開口部を設け、光学絞りとする。 (効果)非常に薄く、精度の高い微小な光学絞りを設け
た配線板を提供することができる。
【0140】付記9 コンデンサが一部に設けられてい
る、半導体電子回路を形成する基板であり、所定の領域
に設けられた電熱変換素子と、上記電熱変換素子の近傍
に設けられた第1の電極と、上記第1の電極と僅かに離
間して平行に設けられた第2の電極と、上記第1の電極
と上記第2の電極間に存在し、上記電熱変換素子によっ
て焼結され得る強誘電体と、を具備することを特微とす
る基板。
【0141】(作用)電熱変換素子の発熱により、電極
間に存在する強誘電体が焼結され、コンデンサが生成さ
れる。 (効果)不純物が半導体に拡散して電子回路の特性を劣
化させるという問題を回避することが可能な基板を提供
することができる。
【0142】付記10 加熱により湾曲する複数の光遮
蔽板と、上記光遮蔽板を加熱可能な電熱変換素子と、を
具備することを特徴とする光学絞り装置。
【0143】(作用)電熱変換索子は発熱により上記複
数の光遮蔽板を湾曲させ、これにより絞りの開口を変化
させる。 (効果)薄くて精度が高く小型化が可能な、光学絞り機
構を提供することができる。
【0144】付記11 加熱により湾曲する、円周の直
径方向に分割された光遮蔽板により構成された、中心に
開口部を有する光遮蔽部と、上記光遮蔽板に積層して設
けられた電熱変換素子とを具備し、上記開口部の大きさ
は、上記電熱変換素子の発熱に対応した上記光遮蔽板の
湾曲により変化可能に構成されていることを特徴とする
光学絞り装置。
【0145】(作用)電熱変換索子は発熱により上記複
数の光遮蔽板を湾曲させ、これにより絞りの開口を変化
させる。 (効果)薄くて精度が高く小型化が可能な、光学絞り機
構を提供することができる。
【0146】付記12 上記光学絞り装置は、これを制
御する制御用電子回路と一体で形成されていることを特
徴とする付記10または11記載の光学絞り装置。 (作用)光学絞り装置とその制御用電子回路が一体で形
成されている。
【0147】(効果)コストの低減と信頼性の向上が可
能な、光学絞り装置を提供することができる。 付記13 電熱変換素子とともに提供されるコンデンサ
であり、上記電熱変換素子の近傍に設けられた第1の電
極と、上記第1の電極と僅かに離間して平行に設けられ
た第2の電極と、上記第1の電極と上記第2の電極間に
存在し、上記電熱変換素子によって焼結され得る強誘電
体と、を具備することを特徴とするコンデンサ。
【0148】(作用)電熱変換素子の発熱により、電極
間に存在する強誘電体が焼結され、コンデンサが生成さ
れる。 (効果)不純物が半導体に拡散して電子回路の特性を劣
化させるという問題を回避することが可能なコンデンサ
を提供することができる。
【0149】付記14 外部電子デバイスを接続するた
めの電極の下部に電熱変換素子が設けられていることを
特徴とする配線板。 (作用)電熱変換素子の発熱により半田を溶融させて、
電極を半田づけする。
【0150】(効果)例えば、耐熱性の低い微小なデバ
イスを、半田付けするのに適した配線板を提供すること
ができる。 付記15 前記電極が複数の導電層で構成され、少なく
ともそのーつが前記電熱変換素子の発生する熱によって
溶融することを特徴とする付記14記載の配線板。
【0151】(作用)上記電熱変換素子の発熱により、
導電層の一部を溶融させて、接合に利用する。 (効果)外部より半田を供給せずに、接合が可能な配線
板を提供することができる。
【0152】付記16 円周の直径方向に複数に分割さ
れた可撓性を有する光遮蔽膜と、該光遮蔽膜に積層して
設けられた電熱変換素子とを具備し、前記光遮蔽膜が該
電熱変換素子の加熱によつて湾曲し、該湾曲によって開
口面積が変化することを特徴とする光学絞り装置。
【0153】(作用)電熱変換素子は発熱により上記複
数の光遮蔽板を湾曲させ、これにより絞りの開口を変化
させる。 (効果)薄くて精度が高く小型化が可能な、光学絞り装
置を提供することができる。
【0154】付記17 半導体電子回路を形成した基板
の所定領域に電熱変換素子を形成する工程と、該電熱変
換素子の上部に第1の電極を形成する工程と、該第1の
電極の上部に強誘電体材料を形成する工程と、該強誘電
体材料の上部に第2の電極を形成する工程と、該電熱変
換素子を形成した領域の下部の基板を薄膜化した後に該
電熱変換素子を加熱して該強誘電体材料を焼結する工程
と、を具備することを特徴とするコンデンサの製造方
法。
【0155】(効果)不純物が半導体に拡散して電子回
路の特性を劣化させるという問題を回避することが可能
なコンデンサを製造することができる。 付記18 前記基板に前記配線板が一体で形成され、付
記17記載の方法で製造されたコンデンサが前記基板に
一体に形成されることを特徴とする付記14または15
記載の配線板の製造方法。
【0156】(作用)基板と配線板と前記コンデンサが
一体に形成されている。 (効果)部品点数を削減でき、個別に制御用の配線をす
る必要がないので、システム全体の小型化とコスト低減
に寄与する。
【0157】付記19 半導体集積回路に一体に形成さ
れた遮光性の薄膜に開口された穴を光学絞りとして用い
ることを特徴とした半導体装置。 (作用)半導体集積回路に一体に形成された遮光性薄膜
の開口部を設け、光学絞りとする。
【0158】(効果)非常に薄く、精度の高い微小な光
学絞りを設けた配線板を提供することができる。 付記20 付記16記載の光学絞り装置が制御用電子回
路と一体で形成されていることを特徴とする付記14ま
たは15記載の配線板。
【0159】(作用)光学絞り装置とその制御用電子回
路が一体で形成されている。 (効果)コストの低減と信頼性の向上が可能な、光学絞
り装置を備えた配線板を提供することができる。
【0160】付記21 先端部に配線板を具備してお
り、上記配線板は付記1乃至8記載の配線板のうちいず
れかに該当するものであることを特徴とする内視鏡。
【0161】(作用)内視鏡の先端部に付記1乃至8に
記載された配線板が具備される。 (効果)該当する付記の効果の記載において、「配線
板」を「内視鏡」に置き換えた効果がある。
【0162】付記22 先端部にレンズの開口を制御す
る光学絞り装置を具備しており、上記光学絞り装置は付
記10または11記載のものであることを特徴とする内
視鏡。
【0163】(作用)内視鏡の先端部に付記10または
11に記載された光字絞り装置が具備される。 (効果)薄くて精度が高く小型化が可能な、光学絞り機
構を先端部に具備した内視鏡を提供することができる。
【0164】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、例えば、耐熱性の低い微小な機械デバイスを用
いる場合にあっても、そのデバイスの特性を損なうこと
なく半田付けするのに適した配線板を提供することがで
きる。また、本発明によれば、半田付け後に故障した微
小な機械デバイスを交換する手段を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a),(b)は、本発明の第1の実施
の形態が適用される内視鏡装置の上面図と、そのA−A
´断面の構造を模式的に示した断面図である。
【図2】図2の(a),(b)は、本発明の第1の実施
の形態による半導体装置2の上面図と、そのB−B´断
面図を示したものである。
【図3】図3は、図2のセンサ接続領域7を示す断面図
である。
【図4】図4は、電極15の直下に形成されるチタン薄
膜パターン35による電熱変換素子36の構成を示す図
である。
【図5】図5は、図2の光学絞り領域8を示すもので、
図5の(a)は下面図を示しており、図5の(b)は図
5の(a)のA−A´断面図を示し、図5の(c)は図
5の(a)のB−B´断面図を示し、図5の(d)は図
5の(a)のC−C´断面図を示している。
【図6】図6は、図2の撮像素子領域9を示すもので、
図6の(a)は下面図を示しており、図6の(b)は図
6の(a)のA−A´断面図を示している。
【図7】図7は、図2の電子回路領域10を示すもの
で、図7の(a)は下面図を示しており、図7の(b)
は図7の(a)のA−A´断面図を示し、図7の(c)
は図7の(a)のB−B´断面図を示している。
【図8】図8は、図2のリード線接続領域11を示すも
ので、図8の(a)は下面図を示しており、図8の
(b)は図8の(a)のA−A´断面図を示している。
【図9】図9は、本発明の第2の実施の形態による光学
絞り領域の構成を示すもので、図9の(a)は上面図を
示しており、図9の(b)は図9の(a)のA−A´断
面図を示している。
【図10】図10は、図9の下層光遮蔽膜101と上層
光遮蔽膜102との位置関係を示す斜視図である。
【図11】図11は、図9の下層光遮蔽膜101の構造
を示す上面図である。
【図12】図12は、図11のA−A´断面図である。
【図13】図13は、上層光遮蔽膜102の構造を示す
断面図である。
【図14】図14は、上層光遮蔽膜102が押し上げら
れ、結果として絞りの開口径が増大する際の下層光遮蔽
膜101の湾曲時の開口形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡装置の外壁管、 2…半導体装置、 3…撮像レンズ、 4…ライトガイド、 5…圧電式触覚センサ素子、 6…(外部)リード線、 7…センサ接続領域、 8…光学絞り領域、 9…撮像素子領域、 10…電子回路領域、 11…リード線接続領域、 12…可撓性配線領域、 13…ポリイミド膜、 14,16,20…薄いシリコン領域、 15,22…電極、 17…穴、 18,19…厚いシリコン領域、 21…コンデンサ、 23,24,25,26…アルミ配線、 27…第1ポリイミド層、 28…第2ポリイミド層、 29…第3ポリイミド層、 30…第4ポリイミド層、 31,56…開口部、 32…アルミ層、 33,60…ニッケル層、 34,61…半田層、 35…チタン薄膜パターン、 36,57…電熱変換素子、 37…配線、 38,43,45,46,51,52,55…コンタク
ト孔、 39…光遮蔽膜、 40…絞りの開口部、 41…撮像素子の受光領域、 42…周辺回路、 44…CMOS型電子回路(駆動回路)、 47…絶縁層、 48…下部電極、 49…強誘電体膜、 50…上部電極、 26−1,26−2,59…配線、 54…配線パターン、 101…下層光遮蔽膜、 102…上層光遮蔽膜、 104,108…遮光用アルミ薄膜、 105…複数の抵抗パターン、 106…コンタクト孔、 107…配線、 109…絞り制御用配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H041 AA02 AB03 AC07 AZ08 4C061 AA01 BB01 CC06 DD00 FF40 JJ06 LL02 NN01 PP06 RR02 RR15 RR30 SS01 4M118 AA08 AA10 AB01 BA14 HA22 HA27 5E338 AA12 AA16 BB75 CC01 CC10 CD03 CD33 CD40 EE01 EE51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に形成された電極部と、 この電極部の下部に設けられた電熱変換手段と、 を具備することを特徴とする配線板。
  2. 【請求項2】 前記電極部は複数の導電層で構成されて
    おり、この複数の導電層のうちの少なくとも一層が、上
    記電熱変換手段の発生する熱により溶融可能であること
    を特徴とする請求項1記載の配線板。
  3. 【請求項3】 上記基体は可撓性を有することを特徴と
    する請求項1または2記載の配線板。
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