JP2000133837A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法

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JP2000133837A
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mesa
semiconductor light
junction
roughening
light emitting
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JP30249698A
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Hiroki Yamamoto
裕記 山本
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粗面加工によって光の外部取り出し効率を高め
た場合においても素子形状の画像認識を容易とするこ
と。 【構成】PN接合2に至るメサエッチングによって上面
5から側面6にわたる傾斜面7を形成したメサ型の半導
体発光素子1において、素子1の上面5を粗面加工が施
された凸凹面13とし、素子1の前記傾斜面7を粗面加
工が施されない平滑面としたことを特徴とする。この素
子1は、半導体基板の素子上面となる側の面に粗面加工
13を施した後、この面にPN接合2に至る素子分離用
のメサエッチング処理を施し、エッチング溝に沿って個
々の素子に分離することで得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の外部取り出し
効率を向上させるための粗面加工が施された半導体発光
素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光の外部取り出し効率を向上させるた
め、半導体発光素子の側面や上面に粗面加工を施すこと
は、例えば特開平6−151959号公報等にて提案さ
れている。ところで、半導体発光素子は、半導体基板
(半導体ウエハ)を利用して同一構造のものを複数形成
しておき、それを個々の素子に分割して製造されるが、
個々の素子に分割する前に個々の素子の特性検査を可能
とするために、素子が組み込まれた半導体基板の表面に
PN接合に至るメサエッチングを行って素子の形状に応
じた素子分離用溝を形成することがある。このような素
子分離用溝が形成された基板の前記溝を含む部分に対し
て、上記のような粗面加工が施されると、画像認識装置
によって観察される基板上面が図3(b)に示すよう
に、電極8以外の部分が黒い状態(ハッチングで示す領
域)となり、素子の外形形状の認識が困難になりやす
い。このような状態は、分離後の素子の状態においても
同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
の点を考慮してなされたもので、粗面加工によって光の
外部取り出し効率を高めた場合においても画像認識装置
による素子形状の認識を容易とすることを課題の1つと
する。また、半導体基板に形成した素子の分離をスクラ
イブ・ブレークによって行う場合の作業性を良好とする
ことを課題の1つとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体発光素子
は、PN接合に至るメサエッチングによって上面から側
面にわたる傾斜面を形成したメサ型の半導体発光素子に
おいて、素子の上面を粗面加工が施された凸凹面とし、
素子の前記傾斜面を粗面加工が施されない平滑面とした
ことを特徴とする。
【0005】本発明の半導体発光素子の製造方法は、P
N接合及び電極が形成された半導体基板の素子上面とな
る側の面に粗面加工を施した後、この面に前記PN接合
に至る素子分離用のメサエッチング処理を施し、前記メ
サエッチングに沿って個々の素子に分離することを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図1に示すように、本発明の実施
例に係る半導体発光素子1は、PN接合2が上面近傍に
位置するように、N層3とP層4を上下に積層している
とともに、PN接合2に至るメサエッチングによって上
面5から側面6にわたって円弧状の傾斜面7を素子外形
に沿って環状に形成したメサ型の素子形状としている。
素子1の上下の面には、金などを主体とする金属電極
8,9を形成しているが、素子の上面5に位置する電極
8は、同図(b)に示すように、素子上面5の半導体
層、この例ではN層3の一部が露出するように素子上面
5の面積よりも小さな面積に形成している。素子上面5
から露出する半導体層3の表面は、光の取り出し効率を
高めるための粗面加工が施されて微少な凸凹が形成され
た面13としているが、前記傾斜面7の表面は、上記の
ような粗面加工は施されず、エッチング処理によって凸
凹のない平滑面としている。
【0007】次に、上記素子1の製造方法について、図
2を参照して説明する。まず、P層4とN層3を上下に
積層形成したGaAlAs等の化合物半導体基板(半導
体ウエハ)10を準備する(同図(a)参照)。次に、
この基板10の上下の面の各々に電極材料11,12を
蒸着などによって成膜し(同図(b)参照)、その後、
基板10上面の電極材料11をパターニング処理して図
1(b)に示すような上面電極8を形成する(同図
(c)参照)。
【0008】次に、半導体基板10の素子1上面5とな
る側の面のみを露出させ、その面を硝酸溶液等の処理溶
液に所定時間(数秒間)浸すことにより、半導体層3の
表面に微少な凸凹面13を形成する粗面加工(フロスト
処理)を行う。硝酸溶液による処理の後、必要に応じて
塩酸溶液に数秒間浸す後処理を行うことが望ましい。次
に、半導体基板10の表面に素子分離用の溝を形成する
部分を残してそれ以外の部分を被うようにレジストを塗
布した後、リン酸系あるいはヨウ素系のエッチング溶液
に所定時間浸してメサエッチングを行い、PN接合2に
至る深さが30〜40μmの素子分離用の溝14を形成
する(同図(e)参照)。この溝14の表面は、上記の
ような粗面ではなく、凸凹がない平滑面に形成される。
上記のように粗面加工後にメサエッチングするので、メ
サエッチング後に粗面加工する場合に比べて粗面加工の
ためのマスキングを簡素化することができる このように基板10上面に粗面加工を施した後、素子分
離用の溝14を形成することにより、この基板10のカ
メラ認識画像は、図3(a)に示すように、粗面加工し
た部分13が黒く、電極8とメサエッチングした部分1
4が白くなり、同図(b)に示す従来例に比べて、各素
子の平面形状を示す輪郭が極めて明瞭になる。素子分離
溝の形成後、電極9を共通電極とし、電極8に順次所定
の電圧を印加して通電させ、その通電に基づく発光状態
の検査等を行うが特性検査工程が実行される。
【0009】特性検査工程の後、素子分離工程が行われ
る。素子分離工程は、スクライブ(ケガキ)装置を用い
て、素子分離用の溝14に沿ってケガキ線を形成し、加
圧してこのケガキ線に沿って個々の素子1への分離を行
うスクライブ・ブレーク、あるいはダイシング装置を用
いて、基板10を素子分離用の溝14に沿って順次切る
ことにより個々の素子1への分離を行うダイシングによ
って行われる(図3(f)参照)。ここで、上記装置が
画像認識装置を備え、画像認識を行いながら素子分離溝
に沿ってケガキ線形成あるいはダイシングを行うに際し
て、上記のように素子1の輪郭を構成する傾斜面7が平
滑面となっているので、その内側の凸凹面13とのコン
トラストが良くなり、素子外形を明瞭に認識することが
できる。そのため、画像認識装置を備えた装置による素
子分離を確実に行うことができる。また、スクライブ装
置を用いて素子分離溝14にケガキ線を形成して素子分
離を行う場合、素子分離溝が平滑面となっているので、
素子分離溝に粗面加工が施されている場合に比べて、ケ
ガキ線をより深く確実に形成することができる。
【0010】また、上記のような画像コントラスト向上
による効果は、基板10状態の場合のみならず、素子に
分離した後にも発揮される。例えば、素子1を自動ボン
ディング装置を用いて組み立てる場合などにおいても、
素子の平面形状を示す輪郭が明瞭化されることにより、
ボンディング装置が素子の位置を正確に識別することが
できるようになる。
【0011】上記半導体発光素子1は、例えばP層4と
して厚さが140〜150μmのGaAlAsクラッド
層3aと、厚さが1μm前後のGaAlAs活性層3b
を備え、N層3として厚さが20〜25μmのGaAl
Asクラッド層を備えて構成することができるが、本発
明はこれに限られるものではない。例えば、化合物半導
体を用いた発光素子全般に適用することができる。ま
た、PN層3,4の上下関係を変更した場合においても
適用することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、粗
面加工によって光の外部取り出し効率を高めた場合にお
いても画像認識による素子形状の認識を確実に行うこと
ができる。また、本発明によれば基板に複数形成した素
子の分離をスクライブ・ブレークによって行う場合のケ
ガキ線形成を確実に行って素子分離時の作業性を良好と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の素子の一実施例を示す断面図(a)と
平面図(b)である。
【図2】本発明の素子の製造工程を方法を示す断面図で
ある。
【図3】素子分離前の基板上面のカメラ認識画像を示
し、(a)は本発明の製造工程途中のものを示し、
(b)は従来の製造工程途中のものを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体発光素子 2 PN接合 7 傾斜面 8 電極 10 半導体基板(半導体ウエハ) 13 凸凹面(粗面加工部分) 14 素子分離用溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PN接合に至るメサエッチングによって
    上面から側面にわたる傾斜面を形成したメサ型の半導体
    発光素子において、素子の上面を粗面加工が施された凸
    凹面とし、素子の前記傾斜面を粗面加工が施されない平
    滑面としたことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 PN接合及び電極が形成された半導体基
    板の素子上面となる側の面に粗面加工を施した後、この
    面に前記PN接合に至る素子分離用のメサエッチング処
    理を施し、前記メサエッチングに沿って個々の素子に分
    離することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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