JP2000133078A - 照光式スイッチ - Google Patents

照光式スイッチ

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JP2000133078A
JP2000133078A JP10302156A JP30215698A JP2000133078A JP 2000133078 A JP2000133078 A JP 2000133078A JP 10302156 A JP10302156 A JP 10302156A JP 30215698 A JP30215698 A JP 30215698A JP 2000133078 A JP2000133078 A JP 2000133078A
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JP
Japan
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switch
transparent electrode
layer
electrode layer
transparent
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Application number
JP10302156A
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English (en)
Inventor
Koji Yoneda
幸司 米田
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照光式スイッチで、オン・オフ操作に良好な
クリック感が継続して得られ、簡単な構造で安価にでき
るものを提供する。 【解決手段】 透明ベースフィルム1aの背面に透明電
極層1bを形成して2層からなる透明電極フィルム1を
形成する。透明電極フィルム1に、スイッチの中央部分
をエンボス成形によりほぼ半球面状に立ち上がらせてド
ーム形状としたスイッチ操作部10を形成する。透明電
極フィルム1の背面のスイッチ操作部10の周囲の部分
に、発光層2、絶縁層3及び背面電極層4を順次印刷に
より積層形成し、EL発光部20を形成する。回路基板
5の前面に、スイッチの回路パターンを形成し、スイッ
チを構成する1対のスイッチ接点6a,6bを設け、ス
イッチ接点6a,6bを覆うようにスイッチ操作部10
を位置させ、EL発光部20を回路基板5に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
体通信機器や、映像・音響機器等の電子機器における入
力操作部に用いられ、操作時に照光する照光スイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照光スイッチとしては、EL素子
をドーム形状にエンボス成形し、その内面に上部接点を
形成してなるものがある。例えば、特開平9−2318
57号公報。この技術は、樹脂フィルム等の透明材料の
背面にITO等による透明電極層を設け、その一部に銀
インクによりリング状に導電材を設け、更にその背面に
順次燐光層、誘電体層、及び下部電極層を設けて通常の
EL素子構造の面状発光体とする。更に、リング状の導
電材の位置を立上り部とするドーム形状をエンボス成形
し、下部電極に沿って絶縁層を形成し、ドーム形状の内
部の絶縁層の背面に上部接点を形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術にあっ
ては、このドーム形状によってクリック感を得ようとし
ている。しかしクリック感が得られるのは主として樹脂
フィルムの弾性力によるものであるが、上記の従来技術
では通常のEL素子による面状発光体を用いてドーム形
状をエンボス成形しているので、燐光層や絶縁層などが
樹脂フィルムの弾性力を抑制することになる。特にフッ
素ゴムを燐光層や絶縁層のバインダーとした場合には、
樹脂フィルムの弾性力を大幅に抑制することになり、適
度なクリック感が得られないという問題点がある。ま
た、通常のEL素子の背面に更に絶縁層と上部接点とを
形成しなければならず、それだけコスト高となるという
問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、透明ベースフィルムの背面に透明電
極層が設けられた透明電極フィルムに、スイッチ操作部
を前面に向かってドーム形状に突出成形し、その周囲に
EL発光部を形成することとしている。そして、この構
成により構造が簡単になるばかりでなく、スイッチの操
作時に適度なクリック感が得られ、この操作が繰り返さ
れてもEL発光部を損ねることがないものにできる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の照光式スイッチは、透明
ベースフィルムの背面に透明電極層が設けられた透明電
極フィルムが形成してあり、透明電極フィルムには、前
面に向かってドーム形状に突出成形されたスイッチ操作
部が形成してあり、透明電極フィルムの背面であってス
イッチ操作部の周囲には、発光層、絶縁層及び背面電極
層が順次積層形成されたEL発光部が形成してある。ス
イッチの回路基板には、1対のスイッチ接点が形成して
あり、このスイッチ接点にスイッチ操作部を対向位置さ
せてEL発光部を回路基板に接続してあることを特徴と
している。
【0006】上記のスイッチ操作部の内面の透明電極層
は除去されており、スイッチ接点に対向する透明ベース
フィルムの背面に、導電層が形成してあることが好まし
い。また、上記のスイッチ操作部の上記スイッチ接点に
対向する内面に、電気絶縁層が形成してあり、スイッチ
接点は、一方が他方の上方に延伸し、押圧により両者が
導通するものであることが好ましい。
【0007】上記のようにスイッチ操作部は、透明ベー
スフィルムの背面に透明電極層が設けられた透明電極フ
ィルムに、前面に向かってドーム形状に突出成形して構
成されているので、スイッチをオン・オフ操作する際に
ドーム形状が反転して得られるクリック感は、ベースフ
ィルムの有する弾性力が十分に発揮されて良好なクリッ
ク感が得られるように働く。即ち、スイッチ操作部に
は、EL素子を構成する発光層、絶縁層及び背面電極層
が無いので、ベースフィルムの有する弾性力を抑制する
力が働くことがない。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、透明ベースフィルム1aにはポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のフィルムが用いられ、そ
の背面にITO等の蒸着による透明電極層1bが形成さ
れて2層からなる透明電極フィルム1が形成されてい
る。この透明電極フィルム1には、スイッチの中央部分
をエンボス成形によりほぼ半球面状に立ち上がらせてド
ーム形状としたスイッチ操作部10が形成してある。
【0009】透明電極フィルム1の背面のスイッチ操作
部10の周囲の部分、即ち、スイッチの周囲のリング状
の部分には、発光層2、絶縁層3及び背面電極層4が順
次印刷により形成してある。発光層2は、螢光体として
Cuをドープした硫化亜鉛を用い、これをフッ化ビニリ
デンと六フッ化プロピレンの共重合体を溶媒に溶かした
バインダと混合したものを発光インクとし、印刷・加熱
・乾燥して形成する。絶縁層3は、チタン酸バリウムを
前記のバインダと混合したものを絶縁インクとし、印刷
・加熱・乾燥して形成する。背面電極層4は、カーボン
粉とポリエステル樹脂を溶媒に溶かしたバインダとを混
合したものをカーボンインクとし、印刷・加熱・乾燥し
て形成する。これによりスイッチ操作部10の外周のリ
ング状の部分に、透明ベースフィルム1a、透明電極層
1b、発光層2、絶縁層3及び背面電極層4が順次積層
されたEL発光部20が形成される。
【0010】回路基板5の前面には、図示しないスイッ
チの回路パターンが形成してあり、スイッチを構成する
1対のスイッチ接点6a,6bが設けてある。このスイ
ッチ接点6a,6bを覆うように前記のスイッチ操作部
10を対向位置させ、その外周のEL発光部20を回路
基板5上に接続してある。このときは、スイッチ接点6
a,6bが閉じられることにより発光層2に電圧が印加
される回路を構成するように、所定の回路パターンに導
通させて接続される。
【0011】このような構造であるので、スイッチ操作
部10を押圧すると、透明ベースフィルム1aの弾性力
によって好適なクリック感を持ってドーム形状が反転
し、スイッチ操作部10の内面の透明電極層1bが1対
のスイッチ接点6aと6bの両方に接してスイッチを閉
じて導通状態にする。これによってスイッチがオン状態
になると同時に、EL発光部20において透明電極層1
bと背面電極層4との間に電界が印加されるので発光層
2が発光する。これによりスイッチ操作部10の周囲が
リング状に照光され、スイッチのオン状態を光により表
示する。スイッチ操作部10の押圧を解放すると、透明
ベースフィルム1aの弾性力によって好適なクリック感
を持ってドーム形状が再び反転し、元のようにドーム形
状が前面に向って突出する状態に戻る。そして、スイッ
チ操作部10の状態が元に戻ることにより、1対のスイ
ッチ接点6aと6bの間が開き、スイッチがオフ状態に
なると同時に、透明電極層1bと背面電極層4との間の
電界の印加が無くなるので、発光層2の発光は停止す
る。
【0012】このようにスイッチ操作部10には発光層
や絶縁層などが存在しないので、透明ベースフィルム1
aの弾性力による好適なクリック感を持って操作され、
発光層等を損ねることもない。
【0013】図2は他の実施例を示すもので、図1に示
した実施例のうちのスイッチ操作部10の内面の透明電
極層は除去されて、透明ベースフィルム1aのみとなっ
ている。そしてスイッチ操作部10の内面の透明ベース
フィルム1aの背面には、スイッチ接点6a,6bに対
向する位置に、高屈曲性の導電層7が形成してある。こ
の導電層7として、例えば、ポリエステル樹脂にカーボ
ン等の導電性フィラーを混入したもの等が用いられてお
り、屈曲に耐える性質を有し、透明ベースフィルム1a
の弾性力と相俟って多数回のスイッチ動作を繰り返して
もクリック感が変わりなく得られるものである。
【0014】図3は更に他の実施例を示すもので、図1
に示した実施例のうちのスイッチ操作部10の内面であ
って、1対のスイッチ接点16a,16bに対向する位
置に、高屈曲性の電気絶縁層8が形成してある。この電
気絶縁層8として、例えば、ポリエステル樹脂等の電気
絶縁材料が用いられており、屈曲に耐える性質を有し、
透明ベースフィルム1aの弾性力と相俟って多数回のス
イッチ動作を繰り返してもクリック感が変わりなく得ら
れるものである。この例では、1対のスイッチ接点16
a,16bのうちの一方のスイッチ接点16bは、先端
が他方のスイッチ接点16aの上方に所定の間隔をおい
て延伸している。従ってスイッチ操作部10が押圧され
てドーム形状が反転したとき、上方のスイッチ接点16
bが押し下げられて下方のスイッチ接点16aに接触
し、スイッチをオンにする。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】スイッチ操作部は、透明ベースフィルムと
透明電極層との2層からなる透明電極フィルムに、前面
に向かってドーム形状に突出する構成としているので、
スイッチのオン・オフ操作時には、ベースフィルムの有
する弾性力が抑制されることなく十分に発揮されて良好
なクリック感が得られる。更に、スイッチ操作部にはE
L素子を構成する発光層、絶縁層及び背面電極層が設け
られていないので、それだけ構造が簡単で安価に提供で
き、スイッチの操作が繰り返されてもEL発光部を損ね
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す要部の拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 透明電極フィルム 1a 透明ベースフィルム 1b 透明電極層 10 スイッチ操作部 20 EL発光部 2 発光層 3 絶縁層 4 背面電極層 5 回路基板 6a,6b スイッチ接点 16a,16b スイッチ接点 7 導電層 8 電気絶縁層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ベースフィルムの背面に透明電極層
    が設けられた透明電極フィルムが形成してあり、 上記透明電極フィルムには、前面に向かってドーム形状
    に突出成形されたスイッチ操作部が形成してあり、 上記透明電極フィルムの背面であって上記スイッチ操作
    部の周囲には、発光層、絶縁層及び背面電極層が順次積
    層形成されたEL発光部が形成してあり、 スイッチの回路基板には、1対のスイッチ接点が形成し
    てあり、 上記スイッチ接点に上記スイッチ操作部を対向位置させ
    て上記EL発光部を上記回路基板に接続してあることを
    特徴とする照光式スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記スイッチ操作部
    の内面の上記透明電極層は除去されており、上記スイッ
    チ接点に対向する上記透明ベースフィルムの背面に、導
    電層が形成してあることを特徴とする照光式スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記スイッチ操作部
    の上記スイッチ接点に対向する内面に、電気絶縁層が形
    成してあり、上記スイッチ接点は、一方が他方の上方に
    延伸し、押圧により両者が導通するものであることを特
    徴とする照光式スイッチ。
JP10302156A 1998-10-23 1998-10-23 照光式スイッチ Abandoned JP2000133078A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103249244A (zh) * 2012-02-09 2013-08-14 斗星电子有限公司 柔性印刷电路板

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