JP2000132559A - 情報フィルタリングシステムにおけるプロファイル更新方法及び情報フィルタリングシステム - Google Patents

情報フィルタリングシステムにおけるプロファイル更新方法及び情報フィルタリングシステム

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JP2000132559A
JP2000132559A JP10301992A JP30199298A JP2000132559A JP 2000132559 A JP2000132559 A JP 2000132559A JP 10301992 A JP10301992 A JP 10301992A JP 30199298 A JP30199298 A JP 30199298A JP 2000132559 A JP2000132559 A JP 2000132559A
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Yasutsugu Morimoto
康嗣 森本
Yusuke Mishina
雄介 三科
Hiroyuki Kaji
博行 梶
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報フィルタリング用のプロファイルを精密
化する。 【解決手段】 ユーザの興味を設定したプロファイルを
用いて入力情報を適切なユーザに配信する情報フィルタ
リングシステムにおいて、類似した興味を持つユーザの
プロファイルを用いることにより自分のプロファイルを
精密化する。さらに、類似した興味を持つ他のユーザを
自動的に決定することにより、効率的なプロファイル精
密化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報フィルタリン
グシステムに関する。特に、情報フィルタリングに用い
られるユーザのプロファイルの精密化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネットワークの発達、特にインタ
ーネットの普及に伴って、ネットワークを介して入手可
能な電子化文書の量が膨大になってきている。インター
ネット上の電子化文書に対するアクセス方法は、従来、
http(hyper text transferprotocol)によるWWW
(World Wide Web)文書のブラウジングが中心であった。
WWW文書のブラウジングは、Webブラウザと呼ばれ
るソフトウェア上で、そのWWW文書のアドレスである
URL(Uniform Resource Locator)を指定することによ
って行う。URLは、そのWWW文書が存在する計算機
及びその計算機上でのディレクトリなどを一意に指定す
る。ユーザが個別にWWW文書を指定してアクセスする
ブラウジングは、通常、プル型と呼ばれている。
【0003】これに対して、プッシュ型と呼ばれる情報
配信型のサービス(ユーザは個別にWWW文書を指定す
ることなくアクセスする)が注目されている。このよう
な情報配信型のサービスでは、各ユーザが興味を持つ情
報(WWW文書)を配信することが重要である。
【0004】情報フィルタリングシステムは、各ユーザ
が興味をもつ事柄についての情報を記述したデータ(イ
ンタレストプロファイル(以下、「プロファイル」)と呼
ばれる)に基づいて、配信される情報をフィルタリング
するシステムである。情報フィルタリングシステムは、
WWW文書がネットワークを通じて配信されると、配信
されたWWW文書と各ユーザのプロファイルとを比較す
ることにより、そのWWW文書に興味を持つであろうユ
ーザを決定し、そのユーザに対してのみにそのWWW文
書を配送する。これにより、ユーザは、自分が興味を持
つWWW文書のみを受け取ることができる。
【0005】したがって、情報フィルタリングにおいて
最も大きな課題は、配信されたWWW文書がユーザの興
味に合致するかどうかを正しく判定することであり、そ
のためには、プロファイルにユーザの興味が正確に記述
されている必要がある。プロファイルを精密化するため
に、特開平9−153064号公報に開示されているレ
リバンスフィードバック技術が提案されている。レリバ
ンスフィードバックでは、プロファイルに基づいて各ユ
ーザに配信された情報に対して、ユーザが適合度(ユー
ザの興味に対して配信された情報が合致する程度)を入
力する。システムは、入力された適合度をプロファイル
にフィードバック(例えばプロファイルに付された重み
を変更する)することによってプロファイルがユーザの
興味をよりよく反映するように精密化する。
【0006】また、別のアプローチとして特開平9−2
65478号公報に開示されている協調フィルタリング
技術が提案されている。このアプローチは自分と同じ興
味を有する他のユーザを発見し、他のユーザに配信され
た情報は自分にも同様に配信してもらうことにより、興
味のあるWWW文書をもれを少なくして受け取るように
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】レリバンスフィードバ
ック技術では、プロファイルの精密化をユーザ毎に行
う。しかし、各ユーザを個別に扱っている限り、精密化
の精度には限界があった。従来のレリバンスフィードバ
ックでは、各ユーザが参照した文書にもとづいて自己の
プロファイルの精密化を行う。しかし、ユーザ各人が参
照できる文書数には限りがあるため、プロファイル精密
化の精度には限界がある。
【0008】また、協調フィルタリング技術では、自己
のプロファイル自体は修正されず、また、他人の興味が
自分の興味と完全に一致していることはまれであるから
配信されるWWW文書量の増大が避けられない。
【0009】本発明の目的は、以上の従来技術の問題を
踏まえて、新しいプロファイル精密化方法およびそれを
適用した情報フィルタリングシステムを提供する。本発
明では、同じ情報フィルタリングシステムを利用する他
のユーザの知識を利用して自己のプロファイルを精密化
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、プロファイル
に記述された情報要求と入力された電子化文書とを比較
し、情報要求を満たす電子化文書をプロファイルのユー
ザに配信する情報フィルタリングシステムにおいて、プ
ロファイルごとに配信された電子化文書の情報を参照履
歴情報として保存し、あるプロファイルについて、その
参照履歴情報が保存された他のプロファイルのうちその
参照履歴情報との類似度が所定値よりも高い他のプロフ
ァイルを特定し、特定された他のプロファイルに基づき
プロファイルを更新する。参照履歴情報は、プロファイ
ルに基づき配信された電子化文書の文書識別子と配信さ
れた電子化文書に対するユーザの興味との適合を示す適
合度とを含むようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下,本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
【0012】図1に、本発明の情報フィルタリングシス
テムの実施例の全体構成を示す。情報フィルタリングシ
ステムは、インターネットまたはイントラネットに接続
されている。システムは、インター/イントラネットを
介して情報プロバイダ1から送信された情報(WWW文
書等)をフィルタリングし、各ユーザに配送する。情報
プロバイダ1は、情報を送信するサービスの提供者であ
り、ネットワーク上には複数のプロバイダが存在しう
る。情報フィルタリングシステムには、異なるリソース
からの情報、例えば、複数のプロバイダから送信された
情報やインター/イントラネットなどからInternet Rob
otと呼ばれるようなエージェント(代理人)システムを
用いて収集された情報が配信される。
【0013】CPU2は、メモリや各種ファイル上にあ
るプログラムやデータを用いて情報フィルタリング処理
を行う中央処理装置である。メモリ3には、各種の処理
を行うプログラムやデータがロードされる。プログラム
は、図示しない例えば磁気記録媒体、光記録媒体のよう
なコンピュータ読取可能な記録媒体に格納されてシステ
ムに供給され、メモリ3にロードされる。また、システ
ムは、プロファイルファイル4、参照履歴ファイル5、
類似ユーザ情報ファイル6、アドレス情報ファイル7、
文書ファイル8を有する。
【0014】プロファイルファイル4には、ユーザごと
のプロファイルが格納されている。プロファイルの一例
を図2に示す。この例では、プロファイルとして単語を
設定する。図2の例に示されるプロファイルを持つユー
ザは、暗号関係の情報に興味があり、暗号に関連する語
として、「暗号」、「公開鍵」、「PGP」、「セキュ
リティ」という語を設定している。
【0015】参照履歴ファイル5は、ユーザごとに、ユ
ーザが過去に参照した文書について適合度を判定した結
果を、参照履歴として格納する。各ユーザの参照履歴の
一例を図3に示す。参照履歴は、各ユーザに配送された
文書IDとその適合度との組の集合である。ユーザ番号
は、情報フィルタリングシステムのユーザのID番号で
あり、各ユーザに対して配信された文書IDが参照文書
IDとして登録される。適合度は、ユーザが入力した適
合度を数値化したものであり、「1」が適合している
(ユーザの興味と合致している)場合を、「0」が適合
していない(ユーザの興味と合致していない)場合を示
す。
【0016】類似ユーザ情報ファイル6は、各ユーザご
とに、興味の類似するユーザ(「類似ユーザ」という)
の情報を格納する。各ユーザの参照履歴が類似している
ユーザはその興味が類似するとみなして、そのIDを類
似ユーザとして登録する。図4の例では、ユーザ#1の
類似ユーザとして、ユーザ#2、#7が登録されてい
る。
【0017】アドレス情報ファイル7は、協調して動作
する他のフィルタリングシステムの所在を例えばIP-add
ressなどの形で格納する。例えば、大きな企業などで
は、物理的に離れた個所に事業所/営業所などが存在す
る場合がある。このような場合に、フィルタリングシス
テムをそれぞれの事業所(営業所)に設け、各フィルタ
リングシステム同士で所有するデータのやり取りが行え
れば便利である。そのため、対象となるシステムの所在
をアドレス情報ファイルに記述しておく。
【0018】文書ファイル8は、各ユーザごとに情報配
信用に各ユーザのみが参照可能なファイルを有する。ユ
ーザは情報フィルタリングシステムに接続された端末か
ら、それぞれのファイルにアクセスすることにより、フ
ィルタリングされた文書の配信を受ける。
【0019】メモリ3に格納されるプログラムについて
説明する。入力情報マネージャプログラム31は、情報
プロバイダ、インター/イントラネットから得られる情
報を管理する。例えば、複数のリソースから同時に多く
の情報を受信した場合などに、計算機に対する負荷が大
きくなり過ぎるのを防止するため、図示しないファイル
に情報を一旦バッファリングすることにより、情報フィ
ルタリングシステムの負荷を調整する。また、様々なリ
ソースから得られた情報を一括して管理し、配信された
文書に対して文書IDを付与する。
【0020】情報フィルタプログラム32は、各ユーザ
ごとに設定されたプロファイルと配送された文書との比
較を行い、プロファイルに合致する程度が高い文書を配
信すべき文書として指定する。
【0021】適合度入力プログラム33は、配信された
文書に対し、各ユーザにより適合度の入力を受ける。適
合度は、配信された文書が各ユーザの要求と合致してい
る程度を表わす。適合度は、ユーザの要求に合致するか
否かの二者択一で入力する。5段階評価などで入力する
ことも可能である。以下の例では、yes/noの二者択一で
入力する(図6参照)。
【0022】類似度判定プログラム34は、各ユーザの
参照履歴を比較し、類似する参照履歴を持つユーザを発
見する。
【0023】プロファイル更新プログラム35は、類似
度判定プログラム34によって抽出された類似ユーザの
プロファイルを参照して、各ユーザのプロファイルを更
新する。
【0024】暗号化・復号プログラム36は、情報をネ
ットワークを介して送信する際、情報の暗号化/復号化
を行う。
【0025】以下、本実施例での情報フィルタリングシ
ステムにおける各処理を説明する。
【0026】(1)文書の配信・表示処理(図5) 情報フィルタリングシステムは、文書が配送されている
かどうかをチェックする(ステップ11)。情報フィル
タプログラム32を起動し、プロファイルファイル4に
格納された各ユーザのプロファイルと配送された文書と
を比較し、配信するユーザを決定する(ステップ1
2)。ステップ12は次のような手順で行われる。ま
ず、配送された文書を形態素解析し、タームに分割し、
助詞などの機能語を削除して配送文書に含まれるターム
集合ITを作成する。次に、プロファイルファイル4か
ら、各ユーザのプロファイルを逐次取り出し、各プロフ
ァイル中に格納されているターム集合PT(以下、「プ
ロファイルターム」)とITを比較することによって、
プロファイルと配送された文書との一致度Mを計算す
る。
【0027】M=|PT∩IT|/|PT∪IT| Mの値が予め定められた閾値より大きいユーザを配信の
対象とする。
【0028】なお、一致度Mの計算式は上記の数式に限
定されない。また、比較対照とするタームは、語彙の特
殊性または出現の頻度などによって限定することも可能
である。
【0029】配信先と判定されたユーザに対し文書を配
信する(ステップ13)。本実施例では、文書ファイル
8中の配信先ユーザのファイルにその文書を格納する。
情報の配信方法としては、任意の方式が採用できる。
【0030】各ユーザから、配送された文書を表示する
要求があったかどうか調べる(ステップ14)。表示要
求がなければ、ステップ11に戻って待機する。表示要
求を受けると、文書ファイル8中の配信文書の表示を要
求したユーザのファイルから、配信された文書を取り出
し、端末に表示する処理を行う(ステップ15)。ユー
ザに表示される端末画面の例を図6に示す。文書ファイ
ル8に格納された配信文書には、最新(もしくは未読)
を示すフラグをたてておき、表示要求を受けると最新の
(もしくは、未読の)情報を表示する。各ユーザは配信文
書に適合度を入力する。(ステップ17)。例えば、図
6において、記事ごとに配置された「適合」ボタンによ
って適合度を入力する。配信文書がユーザの興味に適合
していれば「適合」ボタンを押下し、そうでなければ何
もしない。このように入力された適合度は数値化され、
配信文書IDとともにメモリの所定のテーブル(図示せ
ず)に一時的に保存される(ステップ18)。配信文書
が複数存在する場合には、この処理を繰り返す。ユーザ
が配信文書の表示を終了すると、一時保存されている配
信文書IDと適合度とを参照履歴ファイル5に格納する
(ステップ19)。
【0031】本実施例では、参照履歴はプロファイルに
対応して格納されている。プロファイルはユーザの特定
の興味に対応して設定され、その興味は経時的に変化し
ないものであるという前提に立つ。プロファイルはその
特定の興味をよりよく反映するように洗練されていく。
したがって、参照履歴から類似ユーザを発見するために
はデータ量が多いほど望ましいところから、参照履歴は
プロファイルの精密化処理の実行にかかわらず、継続的
に蓄積されていくことが望ましい。しかし、参照履歴を
格納しているハードディスクなどの記憶装置の容量には
限りがあるため、ファイルにデータを格納しようとした
際にあふれ(容量不足)が発生する場合がある。以下で
は、このような場合に対処するための代表的な方法につ
いて図7の処理フローを用いて説明する。
【0032】参照履歴を格納する際、ディスクのあふれ
がないかどうか調べる(ステップ191)。あふれがな
ければ、参照履歴を格納する(ステップ192)。あふ
れが検出された場合には、圧縮処理を行う。圧縮処理の
対象となるユーザを決定する(ステップ193)。圧縮
処理対象とするユーザは、大きな参照履歴を持つユーザ
または使用頻度が低いユーザを対象とできる。圧縮処理
対象とするユーザの参照履歴を圧縮する(ステップ19
4)。数回圧縮を繰り返しても、あふれが発生する場合
には処理を停止し、管理者に連絡するなどの対策を行
う。
【0033】参照履歴の圧縮は、参照履歴中の優先度が
低い文書IDの情報を削除する。各文書IDの優先度
は、日時(新しいものほど優先度を高くする)によって
判定する。あるいは、その文書がどの程度、情報フィル
タリングシステムのユーザに配信されたか(配信された
ユーザの多いものほど優先度を高くする)によって判定
する。これは、参照履歴が類似ユーザの判定に用いられ
るものであり、その文書を参照した他のユーザが少ない
ければその判定にほとんど影響しないためである。
【0034】なお、参照履歴ファイル5の全体でなく、
各ユーザごとの参照履歴ファイルに上限を設けておき、
上限に達した時点で、参照履歴ファイル圧縮を行うよう
にしてもよい。この方法では、参照履歴ファイル全体の
大きさの上限が定められる。
【0035】(2)プロファイルの精密化処理(図8) プロファイル精密化処理を起動する(ステップ21)。
タイマーなどにより定期的に起動してもよく、前回の精
密化処理後に蓄積された参照履歴が一定以上の大きさに
なったことを検知して起動してもよい。また、類似ユー
ザ情報ファイル6を参照し、類似ユーザのプロファイル
について変更があった場合に、処理を起動することもで
きる。
【0036】プロファイルの精密化はあらかじめ設定さ
れているため、類似ユーザを探索する処理はフィルタリ
ング処理とは独立して行うことができる。その意味で、
一般の情報検索と異なり、検索条件の精密化にはリアル
タイム性を要しない。そのため、類似ユーザの探索処理
には計算負荷が大きいが、実用上の問題はない。また、
ユーザによる精密化起動指示を待たず、上述のような条
件により処理起動もしくはメール等により起動要請を通
知することが望ましい。これは、情報フィルタリングの
文書ファイル8の容量の問題から、フィルタリング処理
は文書が配送される度に実行せざるを得ない。この場
合、長期にわたってプロファイルの更新を実行されない
ことにより、ユーザの興味に合致する文書が配送されな
くなるおそれがあるためである。
【0037】精密化処理を要求する要求ユーザの参照履
歴Rbを参照履歴ファイル5から取得する(ステップ2
2)。また、要求ユーザのプロファイルをプロファイル
ファイル4から取得する(ステップ23)。
【0038】その後、他のユーザ(「比較対照ユーザ」
という)の参照履歴Rtを参照履歴ファイル5から取得
する(ステップ25)。ここで、比較対照ユーザは、自
情報フィルタリングシステムのみではなく、アドレス情
報ファイル7に記述された他の情報フィルタリングシス
テムをも対象とすることが望ましい。なお、異なるシス
テム間で情報をやり取りする際には、送信側の計算機の
暗号化・復号プログラム36によって暗号化を行った後
で送信し、受信側の計算機の暗号化・復号プログラム3
6によって復号する。
【0039】要求ユーザの参照履歴Rbと比較対象ユー
ザの参照履歴Rtとを比較し、類似度を決定する(ステ
ップ26)。比較は、次のように行う。参照履歴Rbお
よびRtから、適合度が「1」の文書ID集合である適
合文書履歴Rb′、 Rt′を抽出する。 このとき、類
似度simを次のように定める。
【0040】 sim=|Rb′∩ Rt′|/| Rb′∪ Rt′| 類似度では、同一文書に関する適合度により類似度を定
義しているが、情報フィルタリングシステムに入力され
る情報の量が少ない場合には、類似度をうまく設定でき
ない場合がある。別の類似度を求めるアプローチとし
て、参照履歴中の文書間の類似性を求め、類似文書に関
する適合度を用いることで類似度を定義することも可能
である。類似文書の判定は、例えば、文書中の単語の出
現頻度を用いて各文書を特徴付ける単語の集合(特徴語
集合)を抽出し、特徴語集合同士を比較することによっ
て行える。2個の文書D1、D2から特徴語集合F1、
F2を抽出する。特徴語集合は、各文書から形態素解析
処理によって単語を抽出し、名詞、動詞などの内容語の
出現頻度をカウントし、予め定められた閾値以上の頻度
を持つ内容語を抽出することによって得られる。特徴語
集合の文書類似度Fsimは例えば、以下の式を用い
る。
【0041】Fsim=|F1∩F2|/|F1∪F2| 文書類似度Fsimが予め定められた閾値以上の場合、
文書D1とD2とは類似していると判定する。そして、
類似度simの式における| Rb′∩ Rt′|の代わり
に、類似する文書数によって類似度simを定義する。
また、類似文書の判定には、他にも、tf−idf(ter
m frequency - inverse document frequency)法を用い
たベクトル空間法などを用いることもできる。他の例に
ついては、「J. Mostafa et al., A multilevel Approa
ch to Intelligent InformationFiltering: Model, Sys
tem, and Evaluation, ACM Transactions on Informati
on Systems, Vol. 15, No.4, pp.368-399, October 199
7.」 などに開示されているため詳細な説明は省略す
る。
【0042】参照履歴の類似度simが予め定められた
閾値と比較し(ステップ27)、類似度simの大きい
比較対象ユーザは要求ユーザと類似した興味を持ってい
ると判定し、対応するプロファイルをプロファイルファ
イル4から取得し、比較対象ユーザのプロファイルから
要求ユーザのプロファイルに含まれないタームを抽出し
て、追加タームリスト(図示せず)に格納する(ステッ
プ28)。全ての他のユーザについて以上の処理が終了
すれば(ステップ24)、得られた追加タームリスト中
のタームを要求ユーザのプロファイルに追加し、新規プ
ロファイルとしてプロファイルファイルに格納する(ス
テップ29)。
【0043】なお、プロファイルとしてタームの論理式
(検索式)が与えられている場合には次のようにする。
第一の方法としては、プロファイルの論理式からターム
のみを切り出し、タームの集合について同じ処理を行
う。追加されるタームは、今までの検索式に、OR(論
理和)で追加する。第二の方法としては、ステップ28
で、追加する検索式として各ユーザの検索式を全て抽出
し、ステップ29で、類似ユーザのプロファイルの検索
式をORで追加する。この場合、例えば、自分のプロフ
ァイルが「暗号AND認証」であり、類似ユーザのプロフ
ァイルが「暗号ANDセキュリティ」であれば、新しいプ
ロファイルは、「(暗号AND認証)OR(暗号ANDセキュリ
ティ)」となる。得られた検索式を論理式の簡略化方式
に従って簡略化してもよい。
【0044】プロファイルを精密化にあたっては、追加
タームリストをユーザに表示し、実際にプロファイルに
追加するかどうかをユーザに判断させるような構成とす
ることも可能である。その場合、ユーザの判断を支援す
るための情報を提示することが望ましい。以下では、ス
テップ28におけるインタラクティブな追加ターム決定
方法について図9を用いて説明する。
【0045】追加タームリスト中のタームを表示する
(ステップ281)。表示画面の例を図10に示す。図
10では、追加タームとして、「認証」、「電子署
名」、「楕円関数」が表示されている。ユーザは、これ
らの追加タームを参照し、それぞれのタームについて自
分のプロファイルに追加するかどうかを「yes」/「n
o」で判断し、追加ボタンによってシステムに追加の可
否を指示する。
【0046】ユーザは、判断の参考になる情報を望む場
合は、支援情報ボタンを押下する。支援情報ボタンが押
下された場合には、追加ターム判定のための支援情報を
表示する(ステップ284)。図11に、追加ターム判
定支援情報の表示例を示す。支援情報は、プロファイル
に追加タームを加えることによって、新たにどのような
文書が入手できるかを例示するものである。「認証」と
いう追加タームに関し、「認証」を含み、類似ユーザの
みに配信された文書#3008が表示されている。ユー
ザは、この文書を読み、「認証」という追加タームを追
加するかどうかの適切さを判断する。この処理は、要求
ユーザに配信された文書IDリストと類似ユーザに配信
された文書IDリストの差分を抽出し、追加タームのそ
れぞれについて抽出された文書を探索し、各タームごと
に各タームを含む文書IDリストを表示することにより
実現できる。
【0047】また、他の支援情報として、類似ユーザの
ユーザ情報を表示してもよい。ステップ27(図8)に
おいて類似度が高いと判定されたユーザのユーザ情報を
取得する。ユーザ情報とは、例えば、ユーザの氏名、所
属部署、業務内容、電子メールアドレス、電話番号、住
所などである。そして、このユーザ情報を追加タームリ
ストと共に表示する。この場合、各ユーザは、支援情報
として表示可能なユーザ情報に制限を加える。例えば、
社内などで秘密のプロジェクトなどに参加しているユー
ザなどの場合である。また、インターネット上で広く利
用されるシステムなどにおいても、プライバシー上の問
題がある。そこで、各ユーザは他のユーザに対して開示
してもよい情報の範囲を予め定めておく。一切フィルタ
リング情報を開示しない場合は、プロファイルに対し
て、プロファイル精密化処理の対象としても良いかどう
かを示すフラグを立てておき、このフラグが立てられて
いるプロファイルに対応する参照履歴は、ステップ25
の参照履歴取得処理の対象外とする。他にも、プロファ
イルを参照することは可能だが、ユーザの氏名などは秘
密にするなどのバリエーションが考えられる。
【0048】追加ボタンが押下されれば(ステップ28
2)、ユーザが選択した追加タームが残るように追加タ
ームリストを変更する(ステップ285)。
【0049】なお、ステップ26(図8)の参照履歴間
の類似度simの判定処理において、比較対照ユーザの
参照履歴として適合度が「1」の文書のみ(適合文書履
歴Rt′)を対象とした。これに対して、配信された全
ての文書を含むRtを用いることも可能である。比較対
象ユーザの参照履歴として、RtとRt′を用いる場合
では、以下のような違いがある。
【0050】Rtは、比較対照ユーザが設定しているプ
ロファイルによって配信される情報全てであり、Rtと
プロファイルとは一対一に対応している。 よって、R
b′(要求ユーザの適合文書履歴)とRtが類似してい
れば、Rtと対応するプロファイル中のタームは、要求
ユーザにとって追加すべきタームであるといえる。しか
し、Rt中に比較対象ユーザにとっても興味に合わない
文書が含まれている可能性があるため、これらのノイズ
が類似ユーザを探す場合に精度を下げる可能性がある。
【0051】一方、Rt′は、比較対象ユーザが興味を
持つ文書のみが含まれている。よって、Rb′とRt′
とが類似していれば、比較対象ユーザの興味と要求ユー
ザの興味とは一致している可能性が非常に高い。しか
し、比較対照ユーザが興味をもたなかった文書に対応す
るタームが追加される可能性が生じることで精度を下げ
る可能性がある。そのため、いずれの参照履歴(Rtま
たはRt′)を用いるかは、目的に応じて決定すればよ
い。
【0052】配信文書に対するユーザによる適合度の入
力の手間を軽減する例を説明する。
【0053】第一の方法としては、ステップ26(図
8)の類似度判定処理において、配信された文書の文書
IDにより、ユーザ間の類似度を決定することが可能で
ある。すなわち、sim=|Rb∩ Rt|/| Rb∪ R
t|として算出する。この場合、要求ユーザの適合文書
履歴を用いる場合と比較すると精度が若干低下する可能
性があるが、追加タームをチェックすることにより、適
切なタームをプロファイルに追加するようにする。
【0054】第二の方法としては、配信文書の表示と適
合度の入力とを連動させることにより、明示的な適合度
の入力をなくす。この場合の表示方法の例を図12に示
す。図12は、配信文書のタイトル一覧を示している。
タイトルがなければ先頭から予め定められた文字数のみ
表示する。あるいは、「田中他、朝倉日本語新講座運用
2・人文系研究のための言語データ処理入門、朝倉書店
(1983)」などに開示されているような、重要語や重要文
を抽出する技術によって抽出される重要語や重要文を記
事と対応して表示しても良い。ユーザは、ステップ15
(図5)において、記事の一覧を参照して、自分が読み
たいと判断した文書を選択し、選択した記事に対応する
「表示」ボタンを押下することにより、記事の内容を表
示させることができる。ここで、ユーザが選択した文書
は適合と、選択されなかった文書は不適合とみなす。
【0055】第三の方法としては、類似ユーザの適合度
情報を利用し、ユーザが適合/不適合の判定をしなかっ
た文書に対しても、類似ユーザの判定結果を援用して適
合度情報を与えることも可能である。ユーザAの類似ユ
ーザとしてユーザBが類似ユーザ情報ファイル6に登録
されているとする。ユーザAが別途、ユーザBを指定し
ても良い。配信文書中、ユーザAが適合度を指定しなか
った文書がユーザBの参照履歴中に存在するかどうかを
調べる。存在した場合には、ユーザBの参照履歴中の適
合度を調べ、ユーザBによる適合度をユーザAの適合度
として援用し、参照履歴に格納する。
【0056】なお、各ユーザのプロファイルは別々に扱
うのではなく、類似する興味を持つユーザを一つのグル
ープとして扱うことも可能である。類似する興味をもつ
ユーザは、以上で説明した実施例に従って自動抽出して
も良いし、人手で設定しても良い。例えば、同じ業務を
担当する複数のユーザは、最初から類似ユーザとして指
定することが可能である。既に類似した興味を持つユー
ザが分かっている場合には、類似する興味を持つユーザ
のプロファイルおよび参照履歴をマージしたデータを一
時的に作成し、以上で説明した実施例を適用することに
より、さらに他の類似した興味を持つユーザを精度良く
発見することができ、プロファイルを精密化することが
可能となる。
【0057】さらに、本実施例では、説明を簡単にする
ため、各ユーザのプロファイルは1個であるように説明
したが、実際にはユーザが複数の事柄に興味を持つこと
は多い。このような場合には、参照履歴をユーザ単位で
はなく、プロファイル単位に作成することで、以上で説
明した方法が適用可能である。図13に複数のプロファ
イルを設定した場合の参照履歴の例を示す。ユーザ#1
が2個のプロファイルを持っており、各プロファイルに
対して、参照履歴が設定されている。
【0058】(3)プロファイルの精密化処理(図1
4) 次に、プロファイルの精密化処理の別の実施例として、
参照履歴を使用しないプロファイル精密化方法について
説明する。本実施例では、プロファイル同士を比較する
ことによってユーザの興味が類似しているかどうかを判
定する。この方法の場合、参照履歴を使用しないため、
処理が単純であり、ディスクの容量が圧縮できるなどの
利点がある。図8に示した第一の例と共通する部分につ
いては説明を省略する。
【0059】要求ユーザのプロファイルPbをプロファ
イルファイル4から取得する(ステップ32)。比較対
象ユーザのプロファイルPtをプロファイルファイル4
から取得する(ステップ34)。要求ユーザのプロファ
イルPbと比較対象ユーザのプロファイルPtを比較
し、類似度simpを決定する(ステップ26)。
【0060】simp=|Pb∩Pt|/|Pb∪Pt|プ
ロファイルの類似度simpが予め定められた閾値より
大きいかどうかを判定し(ステップ36)、大きい場合
には追加タームリストの設定を行う(ステップ37)。
【0061】プロファイル同士を直接比較する場合、設
定されているターム数が少ないため、類似度を正しく求
めることができない場合がある。これを解決するため、
シソーラスを用いる。シソーラスとは、語と語の意味的
関係を記述したデータである。関係としては、上位概念
・下位概念、類義などがある。シソーラス上で所定の関
係を持つ語(例えば、類義語等)を同じ語とみなすこと
により、類似度を計算することができる。
【0062】さらに、ユーザが自分と類似した興味を持
つユーザをあらかじめ認識していれば、そのような類似
ユーザをユーザが直接指定して、自己のプロファイルを
精密化するようにすればよい。例えば、企業において
は、自分と類似または関連する業務を行っている部署や
人からそのような類似ユーザを特定できる。あるいは、
実施例で述べたようなプロファイル精密化処理によっ
て、あるユーザが自分と類似した興味を持っていること
が分かると同時に、その類似ユーザの所属する部署の業
務が自分の興味と関連が深いことが分かったとする。こ
のような場合には、その部署に所属する他のユーザのプ
ロファイルも参考にして自分のプロファイルを精密化で
きる。この場合には、図8または図14の処理フローに
おいて、あらかじめ比較対象ユーザとして指定する単数
又は複数のユーザもしくはユーザが属するグループの名
称を指定するステップを設ける。そして、プロファイル
の精密化に利用する比較対象ユーザをあらかじめ指定さ
れたユーザもしくはグループに属するユーザに限定して
ステップ24〜29(図8)、ステップ33〜39(図
14)の処理を行う。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、情報フィルタリングシ
ステムにおいて、自分と類似した興味を持つユーザが設
定したプロファイルを利用することにより、自分のプロ
ファイルをより自分の興味に適応したものに修正するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である情報フィルタリングシス
テムのブロック図である。
【図2】プロファイルの例である。
【図3】参照履歴の例である。
【図4】類似ユーザ情報の例である。
【図5】情報配信・表示処理の処理フローである。
【図6】配信情報の表示例である。
【図7】記憶装置のあふれ対策処理の処理フローであ
る。
【図8】プロファイル精密化処理の処理フローである。
【図9】インタラクティブな追加ターム決定処理の処理
フローである。
【図10】追加タームリストの表示例である。
【図11】追加ターム判定支援情報の表示例である。
【図12】明示的な適合度入力を省略するための配信情
報の一覧表示画面の例である。
【図13】各ユーザが複数のプロファイルを設定可能な
場合の参照履歴の例である。
【図14】第2の実施例におけるプロファイル精密化処
理の処理フローである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶 博行 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND03 NK02 NK35 NR02 NR12 PR06 PR08 QM08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロファイルに記述された情報要求と入力
    された電子化文書とを比較し、上記情報要求を満たす電
    子化文書を上記プロファイルのユーザに配信する情報フ
    ィルタリングシステムにおけるプロファイルの更新方法
    において、 上記プロファイルごとに上記配信された電子化文書の情
    報を参照履歴情報として保存し、 第一のプロファイルについて、その参照履歴情報が上記
    保存された他のプロファイルのうちその参照履歴情報と
    の類似度が所定値よりも高い他のプロファイルを特定
    し、 上記特定された他のプロファイルに基づき上記第一のプ
    ロファイルを更新することを特徴とするプロファイル更
    新方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記参照履歴情報として、上記プロファイルに基づき配
    信された電子化文書の文書識別子と上記配信された電子
    化文書に対するユーザの興味との適合を示す適合度とを
    含み、 上記第一のプロファイルの参照履歴情報より得られる電
    子化文書のうち高い適合度が付与された電子化文書の集
    合と上記他のプロファイルの参照履歴より得られる電子
    化文書のうち高い適合度が付与された電子化文書の集合
    との重なりを上記類似度とすることを特徴とするプロフ
    ァイル更新方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記適合度はユーザによる入力され、または配信された
    電子化文書のうちユーザにより全文が閲覧されたものを
    上記適合度が高いと擬制することを特徴とするプロファ
    イル更新方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記第一のプロファイルのユーザに配信された電子化文
    書(A)に対する適合度を、上記第一のプロファイルの
    ユーザと類似した興味を有するユーザが上記電子化文書
    (A)に付した適合度により擬制することを特徴とする
    プロファイル更新方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記他のプロファイルとして、所定のプロファイルを一
    つのプロファイルとしてにまとめたものを含むことを特
    徴とするプロファイル更新方法。
  6. 【請求項6】プロファイルに記述された情報要求と入力
    された電子化文書とを比較し、上記情報要求を満たす電
    子化文書を上記プロファイルのユーザに配信する情報フ
    ィルタリングシステムにおけるプロファイルの更新方法
    において、 第一のプロファイルの情報要求と他のプロファイルの情
    報要求との差分である差分タームを抽出し、 上記差分タームを上記第一のプロファイルにマージする
    ことを特徴とするプロファイル更新方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記他のプロファイルは、上記第一のプロファイルのユ
    ーザにより指定される、もしくは上記第一のプロファイ
    ルの情報要求が上記情報フィルタリングシステムに登録
    されている他のプロファイルの情報要求との類似度が所
    定値よりも高いことにより特定されることを特徴とする
    プロファイル更新方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記抽出された差分タームは、上記第一のプロファイル
    にマージする差分タームの指定をユーザにより受けるた
    め、表示画面上に表示されることを特徴とするプロファ
    イル更新方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載のプロファイル更新方法にお
    いて、 上記他のプロファイルのユーザに配信されており、かつ
    上記第一のプロファイルのユーザには配信されていない
    電子化文書であって、上記差分タームを含むものを支援
    情報として抽出し、 上記抽出された支援情報は、ユーザによる差分タームの
    指定を支援するため、上記表示画面上に表示されること
    を特徴とするプロファイル更新方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載のプロファイル更新方法に
    おいて、 上記情報フィルタリングシステムは、各プロファイルの
    ユーザに関するユーザ情報をあらかじめ保持し、 上記他のプロファイルのユーザのユーザ情報を支援情報
    として抽出し、 上記抽出された支援情報は、ユーザによる差分タームの
    指定を支援するため、上記表示画面上に表示されること
    を特徴とするプロファイル更新方法。
  11. 【請求項11】請求項10記載のプロファイル更新方法
    において、 上記支援情報として抽出されるユーザ情報は、一部制限
    可能であることを特徴とするプロファイル更新方法。
  12. 【請求項12】プロファイルに記述された情報要求と入
    力された電子化文書とを比較し、上記情報要求を満たす
    電子化文書を上記プロファイルのユーザに配信する情報
    フィルタリングシステムにおけるプロファイルの更新方
    法において、 第一のプロファイルの更新起動タイミングを決定し、 上記更新起動タイミングで、第一のプロファイルの情報
    要求と所定のプロファイルの情報要求との差分である差
    分タームを抽出し、 上記差分タームにより、上記第一のプロファイルを更新
    することを特徴とするプロファイル更新方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載のプロファイル更新方法
    において、 上記所定のプロファイルは、上記第一のユーザによって
    指定された他のユーザのプロファイル、または上記第一
    のプロファイルの情報要求が類似する他のユーザのプロ
    ファイルであることを特徴とするプロファイル更新方
    法。
  14. 【請求項14】請求項12記載のプロファイル更新方法
    において、 上記プロファイルごとに上記プロファイルに基づき配信
    された電子化文書の文書識別子と上記配信された電子化
    文書に対するユーザの興味との適合を示す適合度とを含
    む参照履歴情報を保存し、 上記所定のプロファイルは、上記第一のプロファイルと
    その参照履歴情報が類似するプロファイルであることを
    特徴とするプロファイル更新方法。
  15. 【請求項15】請求項12記載のプロファイル更新方法
    において、 上記各プロファイルの更新状況を監視し、上記所定のプ
    ロファイルの更新処理がなされたことが検出された時点
    で更新起動を決定することを特徴とするプロファイル更
    新方法。
  16. 【請求項16】プロファイルに記述された情報要求と電
    子化文書とを比較し、上記プロファイルの情報要求を満
    たす電子化文書を判定する情報フィルタ機能と、 第一のプロファイルと第二のプロファイルとの類似度を
    判定するプロファイル類似判定機能と、 上記プロファイル類似判定機能により上記第二のプロフ
    ァイルが上記第一のプロファイルに類似すると判定され
    た場合、上記第二のプロファイルの情報要求により上記
    第一のプロファイルの情報要求を更新するプロファイル
    更新機能とを有することを特徴とするコンピュータ読取
    可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】請求項17記載のコンピュータ読取可能
    な記録媒体において、 上記情報フィルタ機能により上記プロファイルの情報要
    求を満たすと判定された電子化文書に対して、ユーザの
    興味との適合の度合を示す適合度を入力する適合度入力
    機能を有し、 上記プロファイル類似判定機能において、上記適合度入
    力機能により入力された上記適合度により、上記第一の
    プロファイルと第二のプロファイルとの類似度を判定す
    ることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】情報ネットワークに接続され、上記情報
    ネットワークを介して配送された電子化文書をフィルタ
    リングする情報フィルタリングシステムにおいて、 複数のプロファイルを格納するプロファイル記録手段
    と、 上記プロファイルの情報要求を満たす上記電子化文書を
    判定する情報フィルタプログラムと、上記複数のプロフ
    ァイル間の類似度を判定するプロファイル類似判定プロ
    グラムと、プロファイルの情報要求をその類似するプロ
    ファイルの情報要求により更新するプロファイル更新プ
    ログラムとを格納するメモリ手段と、 上記メモリ手段に格納されたプログラムを実行する処理
    手段と、 上記類似判定プログラムを上記処理手段により実行して
    得られた各プロファイルに類似するプロファイル情報を
    格納する類似プロファイル情報記録手段とを有すること
    を特徴とする情報フィルタリングシステム。
  19. 【請求項19】請求項18の情報フィルタリングシステ
    ムにおいて、 上記メモリ手段は、上記プロファイルに基づき配信され
    た電子化文書に対するユーザの興味との適合を示す適合
    度の入力を受ける適合度入力プログラムを格納してお
    り、 上記プロファイルごとに上記プロファイルに基づき配信
    された電子化文書の文書識別子と上記適合度入力プログ
    ラムを上記処理手段により実行して得られた上記適合度
    とを含む参照履歴情報を格納する参照履歴記録手段とを
    有し、 上記参照履歴記録手段を参照し、第一のプロファイルに
    おいて高い適合度が付与された電子化文書の集合と第二
    のプロファイルにおいて高い適合度が付与された電子化
    文書の集合との重なりにより上記複数のプロファイル間
    の類似度を判定することを特徴とする情報フィルタリン
    グシステム。
  20. 【請求項20】情報プロバイダより情報ネットワークを
    介して電子化文書の配信を受け、上記電子化文書を各ユ
    ーザのプロファイルによりフィルタリングして、上記プ
    ロファイルに記述された情報要求を満たす電子化文書を
    配信する情報フィルタリング方法において、 所定のタイミングで第一のユーザに対して、そのプロフ
    ァイルの更新起動を要請し、 上記要請に応じて、上記第一のユーザからのプロファイ
    ルの更新起動命令を受けた場合には、 上記プロファイルを第二のユーザのプロファイルに基づ
    き更新することを特徴とする情報フィルタリング方法。
  21. 【請求項21】請求項20記載の情報フィルタリング方
    法において、 上記第二のユーザは、上記第一のユーザによって指定さ
    れた他のユーザ、または上記プロファイルの情報要求が
    類似するプロファイルを所有する他のユーザであること
    を特徴とする情報フィルタリング方法。
  22. 【請求項22】請求項20記載の情報フィルタリング方
    法において、 上記プロファイルごとに上記プロファイルに基づき配信
    された電子化文書の文書識別子と上記配信された電子化
    文書に対するユーザの興味との適合を示す適合度とを含
    む参照履歴情報を保存し、 上記第二のユーザは、上記第一のユーザのプロファイル
    とその参照履歴情報が類似するプロファイルを有する他
    のユーザであることを特徴とする情報フィルタリング方
    法。
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