JP2000132025A - 清掃部材及び清掃部材の製造方法及び清掃装置及び清掃装置の製造方法 - Google Patents

清掃部材及び清掃部材の製造方法及び清掃装置及び清掃装置の製造方法

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JP2000132025A
JP2000132025A JP10302203A JP30220398A JP2000132025A JP 2000132025 A JP2000132025 A JP 2000132025A JP 10302203 A JP10302203 A JP 10302203A JP 30220398 A JP30220398 A JP 30220398A JP 2000132025 A JP2000132025 A JP 2000132025A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クリーニング装置のびびり音発生の防止。 【解決手段】 クリーニング容器11に固定され、弾性
ブレード100aを固定支持する支持板金100bに重
り102を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
などの画像形成装置に用いる清掃部材、清掃部材の製造
方法、清掃装置及び清掃装置の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】画像形成方法には、静電像担持体に形成
される静電像をトナーにより現像し、このトナー像を記
録材に転写して記録材に画像を形成する方法がある。こ
のような画像形成方法を電子写真方式という。
【0003】従来、電子写真画像形成プロセスを用いた
画像形成装置には、静電像担持体である感光体及び前記
感光体に作用するプロセス手段をユニット化してカート
リッジにし、このカートリッジを画像形成装置本体に着
脱可能とするプロセスカートリッジ方式を採用している
ものがある。このプロセスカートリッジ方式によれば、
装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー
自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させ
ることができる。
【0004】感光体の寿命が延びプリント可能枚数が増
えると、図11のように供給能力に制限の生じる現像手
段(不図示)を、感光体108と帯電手段103、クリ
ーニング手段110を一体としたプロセスカートリッジ
Dとは別の独立したユニットとし、装置本体への着脱と
メンテナンスを容易にし、なおかつそれぞれ主要部品の
寿命に則した使い方がなされるようになってきている。
このプロセスカートリッジにおいてクリーニングによっ
て発生した廃現像剤(トナー)は感光体の寿命に見合っ
て十分に収納しうる容積のクリーニング容器内111に
蓄えられ、プロセスカートリッジ交換時に取り除かれ
る。
【0005】クリーニング手段としては、ゴムブレード
を、感光体ドラムの周面の移動方向に対してカウンター
方向に先端が向くように感光体ドラムに圧接させ、感光
体ドラム上に残ったトナーをクリーニングするゴムブレ
ード方式が一般的である。
【0006】このゴムブレード方式では、わずかながら
の(画像不良とならない程度の)現像剤がゴムブレード
と感光体ドラムの間をすり抜けてゴムブレード−感光体
間の潤滑材の役割を果たしている。
【0007】また、近年、高画質化の要望により現像剤
の粒径は小さくなる傾向にあるが、この小粒径の現像剤
をクリーニングするためにゴムブレードの材質等に改良
が加えられクリーニング性能は大幅に向上している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
ドのクリーニング性能が向上すると、現像剤がブレード
と感光体ドラムの間の潤滑材の役割を果たさなくなり、
感光体ドラムが回転するとブレードが感光体ドラムとの
当接部で振動してしまう。この現象を「びびり」とい
う。そして、このびびりがゴムブレードを支持している
板金と共鳴し、画像形成装置本体外へ漏れるような音と
なり、ユーザに不快感を抱かせてしまうことになる。本
発明は、近年のクリーニング性能向上の弊害として発生
しているびびり音の抑制を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するもので、第1の発明は、回転体に当接し回転
体を清掃する清掃部材と、前記清掃部材を固定支持する
第1支持部材と、前記第1支持部材を支持する第2支持部
材と、を有し、前記第1支持部材は前記第2支持部材に固
定されている清掃装置において、前記第1支持部材に固
定される重り部材を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】また、第2の発明は、弾性部材と、この弾
性部材を固定支持する剛性の支持部材と、重り部材と、
を有し、前記支持部材の少なくとも第1面に前記弾性部
材が固定されている清掃部材において、前記重り部材は
前記第1面、または前記支持部材の第1面の裏側の第2面
に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0011】さらに第3の発明は、弾性部材と、この弾
性部材を固定支持する剛性の支持部材と、重り部材と、
を有し、前記支持部材の少なくとも第1面に前記弾性部
材が固定されている清掃部材の製造方法において、前記
重り部材は前記第1面、または前記支持部材の第1面の裏
側の第2面に取り付けられていることを特徴とするもの
である。
【0012】また、第4の発明は、弾性部材と、この弾
性部材を固定支持する支持部材と、重り部材と、を有す
る清掃部材を枠体に取り付けて製造する清掃装置の製造
方法において、前記支持部材に前記重り部材を固定し、
前記支持部材を枠体に固定することを特徴とするもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0014】{画像形成装置の全体構成}図5は本発明
に係る画像形成装置全体の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【0015】まず、図5を参照して、画像形成装置全体
についての概略を説明する。なお、同図に示す画像形成
装置は4色フルカラーのレーザービームプリンタであ
る。
【0016】同図に示す画像形成装置は、第1の像担持
体として、ドラム型の感光体(以下「感光体ドラム」と
いう)1を備えている。感光体ドラム1は、駆動手段
(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動さ
れる。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従っ
て順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置
2、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体
ドラム1上の静電像を形成する露光装置3、静電像にト
ナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4、
感光体ドラム1上のトナー像が1次転写される第2の像
担持体としての転写装置5、1次転写後の感光体ドラム
表面に残った転写残トナーを除去して感光体ドラムを清
掃するクリーニング装置6等が配設されている。
【0017】ここで感光体ドラム1と帯電装置2、クリ
ーニング装置6は1つのユニットとしてカートリッジ化
されプロセスカートリッジBとなる。プロセスカートリ
ッジBは、画像形成装置本体Aに着脱可能なものとなっ
ている。
【0018】その他に、記録材(第3の像担持体)Sを
転写装置5に向けて給送するとともに、記録材Sを搬送
する給搬送装置7、2次転写後の記録材Sにトナー像を
定着させる定着装置8が配設されている。
【0019】以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0020】感光体ドラム1は、直径約47mmのアル
ミニウムシリンダー1cの外周面に、有機光導電体層
(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光
体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在
に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)
からの駆動力が伝達されることにより、矢印方向に回転
駆動される。
【0021】帯電装置2としては、例えば、特開昭63
−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電方
式のものを使用することができる。図1の帯電装置は、
導電性のローラ2であり、このローラ2を感光体ドラム
1表面に当接させるとともに、このローラ2に電源(不
図示)によって帯電電圧を印加することにより、感光体
ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
【0022】露光装置3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aには、レーザーダイオード
(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射さ
れる。ポリゴンミラー3aはスキャナモータ(不図示)
によって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ
3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済の感光体ドラ
ム1表面を選択的に露光して静電像を形成するように構
成している。
【0023】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナーをそれぞれ収納した現像器4Y,4M,4C,
4Bkを備えている。感光体ドラム1上の静電像の現像
時には、その静電像に付着すべき色の所定の現像器が現
像位置に配置される。すなわち、所定の現像器が回転体
4Aの割出回転によって感光体ドラム1に対向した現像
位置に止まり、さらにその現像器の現像スリーブ4bが
感光体ドラム1に対して微小間隙(300μm程度)を
もって対向するように位置決めされた後、感光体ドラム
1上の静電像を現像する。この現像は、次のようにして
行う。現像する色に対応する現像器の容器内のトナーを
送り機構によって塗布ローラ4aへ送り込み、回転する
塗布ローラ4a及びトナー規制ブレード4cによって、
回転する現像スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布
し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。この現
像スリーブ4bと、静電像が形成された感光体ドラム1
との間に現像バイアスを印加することにより、静電像に
トナーを付着させてトナー像として現像するものであ
る。また、各現像器4Y,4M,4C,4Bkの現像ス
リーブ4bには、各現像器が現像位置に配置されたとき
に、画像形成装置に設けられた各色現像用高圧電源と接
続されるようになっており、各色の現像毎に選択的に電
圧が印加される。なお、各現像器4Y,4M,4C,4
Bkは、回転体4Aに対して個別に、また回転体4Aは
画像形成装置本体Aに対してそれぞれ着脱可能に構成さ
れている。
【0024】第2の像担持体としての転写装置5は、感
光体ドラム1から順次に1次転写されて重ねられた単色
又は複数色のトナー像を、一括して記録材Sに2次転写
するものである。転写装置5は、矢印R5方向に走行す
る中間転写ベルト5aを備えている。本実施の形態の中
間転写ベルト5aは、周長約440mmのベルトであ
り、、駆動ローラ5b、2次転写対向ローラ5c、従動
ローラ5dの3本のローラにより掛け渡されている。従
動ローラ5dに近接して中間転写ベルト5aを感光体ド
ラム1に押圧する位置と中間転写ベルト5aが感光体ド
ラム1から離れる位置をとるように後退する押えローラ
5jを備えている。中間転写ベルト5aは、駆動ローラ
5bの回転によって、矢印R5方向に走行する。さら
に、中間転写ベルト5aの外側の所定位置には、中間転
写ベルト5aの表面に接離可能なクリーニングユニット
5eが設けてあり、後述の記録材Sに一括して2次転写
後に残った転写残トナーを除去する。このクリーニング
ユニット5eは帯電ローラ5fを中間転写ベルト5aに
当接させてトナーに転写時と逆の電荷を与える。逆の電
荷を付与されたトナーは、感光体ドラム1に静電的に付
着され、その後、感光体ドラム1用の後述のクリーニン
グ装置6によって回収されるものである。なお、中間転
写ベルト5aのクリーニング方法としては、上述の静電
クリーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの
機械的な方法や、これらを併用したものでもよい。
【0025】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト5aに
1次転写された後、1次転写されない感光ドラム1表面
に残ったいわゆる転写残トナーを感光体ドラム1から除
去するものである。同図のクリーニング装置6では転写
残トナーはクリーニング容器11の中に蓄積されてい
く。
【0026】給搬送装置7は、画像形成部へ記録材Sを
給送するものであり、複数枚の記録材Sが収納されて、
画像形成装置本体Aの下部に装填される給紙カセット7
aを備えている。画像形成時にはピックアップ部材7
e、搬送ローラ7bが画像形成動作に応じて駆動回転
し、給紙カセット7a内の記録材Sを1枚ずつ分離給送
するとともに、ガイド板7cによってガイドし、レジス
トローラ7dを通り中間転写ベルト5aへと給送するも
のである。
【0027】定着装置8は、記録材Sに2次転写された
トナー画像を定着させるものであり、図1に示すよう
に、一対の定着用ローラ8aと8bで記録材Sを圧接す
るとともに熱する。これによりトナー像が記録材S表面
に定着される。さらに、この記録材Sは排紙装置により
外部に排出される。
【0028】{プロセスカートリッジの画像形成装置へ
の着脱}以下、プロセスカートリッジの着脱について図
5,図6,図7,図8,図9を用いて説明する。図6は
プロセスカートリッジBを画像形成装置本体A装着して
いることを示す図である。図7はプロセスカートリッジ
Bの外観の斜視図である。図8は、可動体50及び押圧
部51の斜視図である。図9は、可動体50を画像形成
装置本体Aに位置決めしたときの側面図である。画像形
成装置本体AへのプロセスカートリッジBの装着は図6
に示すようにプロセスカートリッジBを画像形成装置本
体Aの可動体内部へ導くための可動体50が画像形成装
置本体Aの中で移動可能な構成を有している。そして引
き出された可動体50に対しプロセスカートリッジBは
可動体50の第1ガイド面50aに対してプロセスカー
トリッジBのドラムカップリング19(図9では14
b)が、可動体50の第2ガイド面50bに対してプロ
セスカートリッジBの回転決めダボ11a(図9では1
1b)が導かれる。プロセスカートリッジBの感光体ド
ラム1の中心と同心のドラムカップリング19(対向部
は円筒部14b)と軸方向に並列する円筒形位置決めボ
ス13a(反対側は14a)が第1ガイド面先端の仮受
け部50fに入り、この仮受け部50fを中心に時計周
りに揺動し、プロセスカートリッジの回転決めダボ11
a(反対側は11b)は可動体の回転決め部50eに突
き当たる。このダボ11aが上方のCRG加圧部材によ
り加圧されることにより、プロセスカートリッジBの可
動体50への装着が完了する。この時、プロセスカート
リッジBのROM用コネクタは可動体に配置されている
不図示のコネクタと連結される。また、ドラムシャッタ
18は可動体のカム受け部により途中まで開かれる。
【0029】さらに可動体50を画像形成装置本体A方
向に移動し、円筒形状位置決めボス13a(図9では1
4a)が画像形成装置本体A内のCRG受け部材55に
嵌合し、可動体背面の押圧部51の引っ掛け部51bが
画像形成装置本体Aの側面に掛かり、背板に対して可動
体50加圧することにより、可動体の突き当て部50d
がプロセスカートリッジの円筒形状位置決めボス13a
に対して加圧位置決めされ、プロセスカートリッジBの
位置が画像形成装置本体Aに対して決まり、図5に示す
ように画像形成が可能な状態となる。この時、図6に示
す画像形成装置本体Aのドラム駆動カップリング52、
廃トナー搬送駆動カップリング53がスラスト方向に移
動し、各々プロセスカートリッジのドラムカップリング
19、廃トナー搬送カップリング20に連結され、駆動
可能の状態となる。また、プロセスカートリッジBのレ
ーザシャッタ開閉リブ11cが図5,図6の露光装置の
レーザシャッタ3dを開く。また、ドラムアース接点、
一次バイアス接点が画像形成装置本体Aの不図示の高圧
接点と電気的に接続される。また、ドラムシャッタ18
が画像形成装置本体Aの不図示のシャッタ開閉リブによ
り完全に開かれる。
【0030】{画像形成動作}次に、上述構成の画像形
成装置の画像形成動作について図5により説明する。
【0031】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
体ドラム1を図5の矢印方向(反時計回り)に回転さ
せ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一
に帯電するとともに、露光装置3によってイエロー画像
の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電像
を形成する。この静電像形成と同時に現像装置4を駆動
してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光体
ドラム1上の静電像にイエロートナーが付着するように
感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧
を印加して静電像にイエローのトナーを付着させて現像
する。1次転写ローラ(従動ローラ)5dにトナーと逆
極性の電圧を印加して感光体ドラム1上のイエローのト
ナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
【0032】上述のようにしてイエロートナー像の1次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光体ド
ラム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの
場合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラックの
各色について、静電像の形成、現像、1次転写を順次に
行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合
わせる。これらトナー像を、給搬送装置7から供給され
た記録材Sに一括して2次転写する。
【0033】そして2次転写後の記録材Sを定着装置8
に搬送して、ここで、トナー像の定着を行った後、図示
矢印方向に移動するベルト9aと巻掛けたベルト9aで
駆動される排出ローラ9bによって画像形成装置本体A
の外側の排紙トレイ9c上に排出して画像形成を終了す
るものである。
【0034】{プロセスカートリッジの構成}図1,図
7を用いてプロセスカートリッジの構成について説明す
る。図1は、本発明のプロセスカートリッジBの断面図
である。
【0035】図1に示すようにプロセスカートリッジB
は感光体ドラム1の周りに帯電ローラ2、クリーニング
装置6、を配設しこれらを1つの枠体11でもって一体
化して可動体50に着脱可能に構成してある。プロセス
カートリッジBの枠体11は感光体ドラム1及び帯電ロ
ーラ2の長手方向の両端部に延出されたドラム支持部1
1e、クリーニング部材支持部11d及び帯電ローラ支
持部11fを有している。そして、枠体11は、感光体
ドラム1から除去された廃トナーを貯蔵するクリーニン
グ容器11をも構成している。プロセスカートリッジB
はクリーニング容器11の後端部に超音波により接合さ
れる後部容器12を備えている。そして、図7に示すよ
うにクリーニング容器11、後部容器12にわたり長手
方向の駆動側にはギアーカバー(一方のサイドカバー)
13が固定されており、長手方向の反駆動側にはサイド
カバー14が固定されている。そして、帯電ローラ2の
長手方向及びその両端部を蔽う帯電装置カバー15が取
り付けてある。
【0036】さらにプロセスカートリッジ1を画像形成
装置本体Aから取り出した場合に感光体ドラム1を外光
及び人がふれること等から保護するため、ドラムシャッ
ター18が設けられている。
【0037】次に、図1,図2,図3,図4に基づいて
クリーニング装置6について説明する。
【0038】図2はクリーニング装置6の拡大断面図で
ある。図3は本発明のクリーニング部材105の斜視図
である。図4は、クリーニング部材105をプロセスカ
ートリッジBの枠体に取り付けてクリーニング装置6を
形成していることを示すための図である。
【0039】クリーニング部材105は、感光体ドラム
1上に残ったトナーをクリーニングするものであり、ク
リーニングされた廃トナーはクリーニング容器11に蓄
えられる。
【0040】クリーニング部材105は図4に示すよう
に感光体ドラム1の長手方向に延伸している。クリーニ
ング部材105はゴム等の弾性を備えた板状の部材であ
る弾性ブレード100aを接着又は溶着等で固定された
支持部材である支持板金100bを有する。クリーニン
グ部材105の長手方向の長さは帯電ローラ2の導電性
ゴム2a部よりやや長く、支持板金100bは剛性UP
のため断面においてL形に曲げられてリブ100cを形
成している。このクリーニング部材105は取付け部材
であるねじ101によりクリーニング容器のクリーニン
グ部材支持部11dに固定されている。また、クリーニ
ング容器11への取り付けにおいては、自動調整組立に
よって弾性ブレード100a先端位置の位置だしが行わ
れる。クリーニング部材105は、y方向に加圧されな
がら、支持板金の曲げ部であるリブ100cの両端を加
圧してx方向の位置を調整し、弾性ブレード100aの
先端が所定の位置になったところでねじ部材101でビ
ス締めされ、クリーニング部材105のクリーニング容
器11への取り付けが完了する。
【0041】弾性ブレード100aは図2に示すように
感光体ドラム1の周面に当接している。このとき、弾性
ブレードの自由端である先端100aaは支持板金10
0bに固定されている固定端100abよりも感光体ド
ラム1の周面の移動方向に対し上流側に位置する。つま
り、カウンター方向に当接している。
【0042】本発明の目的であるクリーニングブレード
によるびびり音の抑制のための詳細構成を説明する。従
来例でも述べたが、弾性ブレード100aで発生したび
びり振動は支持板金100bを振動させ、それが音とし
て発生する。弾性ブレード100aと感光体ドラム1の
当接部でのびびり振動は感光体ドラム1が回転するため
に発生するものであり、いわゆる自砺振動が起きている
のである。この支持板金100bの振動を抑えるため、
支持板金100bに重り102を固定している。この重
り102が固定されている面は弾性ブレード100aが
固定されている面と同一平面である。そして、重り10
2の固定位置は図から明らかなように、ねじ部材101
よりも弾性ブレード100aの先端から離れている。ね
じ部材101よりも弾性ブレード100a先端に近い位
置で固定するよりも、図の位置の方がびびり音防止に効
果的である。また、重り102の質量は実験結果から5
0g以上でない場合は効果がほとんど無く、理想的には
支持板金100bと同程度の重さである80gは必要で
ある。この必要質量とスペース的な制約からアルミニウ
ム等の軽金属は不適であり、鉄系金属が好適である。重
りの体積密度が大きいほど小スペース化に適している。
図3及び図4に示すように重り102は支持板金100
bの長手方向に延伸し両端のねじ部材101間をほぼ覆
う長さが好ましい。支持板金100bの両端がねじ部材
101でクリーニング容器11に固定されているため、
支持板金100bの長手方向において、中央部は小ねじ
部材101の近傍部よりも振幅が大きくなってしまう。
従って、本発明は、剛性の重り102を両端の小ねじ部
材101近傍部間に延伸させることにより支持板金の長
手方向の中央部の振幅が大きくなることを防止している
のである。また、スペース的な制約から断面形状は多角
形が望ましく、コストが低い引抜き加工で製造する。図
1,図2に示すように帯電ローラ2と重り102は近接
しているが、重りの形が多角形であるため重りの帯電ロ
ーラと対向している部分は縁面距離以上帯電ローラから
離間している。また、重り102の支持板金100bへ
の固定方法としてはビス等の固定では重りと支持板金が
密着していない部分ができることがあり、そのような場
合、満足な効果を得られない。完全に密着する方法とし
て、接着剤を塗布して固定していては組立コストがかか
るため、両面テープ103で固定する方法が最も望まし
い。この両面テープはあまり厚くしすぎると両面テープ
自身がばね性を持っており、重りが支持板金とは別の振
動を引き起こすためびびり音防止の効果が得られない。
また、薄くしすぎると重り102と支持板金100bの
平面度を吸収しきれず、完全に密着しない。従ってここ
では0.15mm程度が好ましい。ただし、両面テープ
のみの固定だと何らかの要因により発生する激しい振動
により重り102が支持板金100bから脱落する可能
性がある。そうなると、重り102がプロセスカートリ
ッジ内部のみならず、画像形成装置本体のどこに行くか
わからず、甚大な破損を及ぼす可能性がある。それを防
ぐため図4に示すように重りの上方にタップをきり、支
持板金の曲げ部であるリブ100cの穴106にねじ部
材である段ビス104を通し、段ビス104の段部が重
り103に突き当たるように段ビスをしめると、段ビス
の頭部と曲げ部がX=1〜2mmの距離で保持される。
このような構成だと、激しい振動が発生して両面テープ
103が剥がれるようなことがあっても距離Xだけ落ち
て段ビス104が支持板金の曲げ部であるリブ100c
にとまっただけで済み、画像形成する上ではなんら問題
とならない。
【0043】なお、重りを支えるための段ビス104を通
す穴は、指示板金の弾性ブレードを固定している平面に
設けるよりも、曲げ部であるリブ100cに設けることが好
ましい。これは、弾性ブレード100aを固定している平面
に穴を開けると、その平面が歪んでしまう場合があり、
そうすると弾性ブレード100aの先端が均一に感光体ドラ
ムに当接しなくなりクリーニング不良を生じる可能性が
あるからである。
【0044】したがって、本発明は、弾性ブレード100a
を固定している平面に対し略垂直である支持板金のリブ
100cに段ビス104の穴を開けて、弾性ブレード100aの均
一な感光体ドラム1への当接を維持し、良好なクリーニ
ング効果を維持しているのである。
【0045】なお、本実施の形態では、図1のような、
弾性ブレードの端部が支持板金端部を挾持しつつ支持板
金に固定されるクリーニング部材105を用いて説明して
きたが、このクリーニング部材105に換えて、図10のよ
うに弾性ブレード100a'の表面を支持板金に固定したク
リーニング部材107を用いても構わない。このクリーニ
ング部材107は、重り102を支持板金の弾性ブレードを固
定している表面の裏側の表面に固定している。
【0046】以上、説明したように、本発明は、クリー
ニング容器に固定されている支持板金に重り部材を固定
するという簡単な構成で、びびり音の発生を抑えること
ができるものである。
【0047】また、重り部材は、弾性ブレードを固定し
ている平面と同一平面、もしくは、弾性ブレードを固定
している表面の裏側の面に固定され、支持板金が弾性ブ
レードの振動に共鳴するのを抑えることができる。
【0048】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明はこれらの実施形態にとらわれるものではなく、本
発明の技術思想内でのあらゆる変形が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
クリーニング容器に固定されている支持板金に重り部材
を固定するという簡単な構成で、びびり音の発生を抑え
ることができるものである。
【0050】また、重り部材が弾性ブレードを固定して
いる平面と同一平面、もしくは、弾性ブレードを固定し
ている表面の裏側の面に固定されることにより、支持板
金が弾性ブレードの振動に共鳴するのを抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のプロセスカートリッジの縦
断面図である
【図2】本発明の実施形態のクリーニング装置とその近
傍の縦断面図である
【図3】本発明の実施形態のクリーニング部材の斜視図
である
【図4】本発明の実施形態のクリーニング装置の製造方
法を説明する為の図である
【図5】本発明の実施形態の画像形成装置の概略縦断面
図である
【図6】本発明の実施形態のプロセスカートリッジを装
着していることを示す図である
【図7】本発明の実施形態のプロセスカートリッジの斜
視図である
【図8】本発明の実施形態の可動体及び押圧部の斜視図
である
【図9】本発明の実施形態の可動体が画像形成装置に装
着していることを示す図である
【図10】本発明の実施形態の別のクリーニング装置を
説明する為の図である
【図11】従来のプロセスカートリッジの概略縦断面図
である
【符号の説明】
A 画像形成装置本体 B プロセスカートリッジ 1 感光体ドラム 2 帯電ローラ 6 クリーニング装置 11 クリーニング容器(枠体) 11d クリーニング部材支持部 100a 弾性ブレード 100b 支持板金 100c 曲げ部(リブ) 102 重り 103 両面テープ 105 クリーニング部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 幸次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 BA00 BF06 2H071 BA04 BA13 BA16 BA22 DA13 DA16

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に当接し回転体を清掃する清掃部
    材と、前記清掃部材を固定支持する第1支持部材と、前
    記第1支持部材を固定支持する第2支持部材と、を有しす
    る清掃装置において、 重り部材を有し、この重り部材は前記第1支持部材に固
    定されることを特徴とする清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体はトナー像を担持する像担持
    体であることを特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記第1支持部材はL字形の板金である
    ことを特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記第2支持部材は前記回転体を備える
    ユニットの枠体であることを特徴とする請求項1記載の
    清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記第2支持部材は前記回転体を支持す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の清掃装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1支持部材は前記清掃部材と前記
    重り部材の間で前記第2支持部材に固定されていること
    を特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  7. 【請求項7】 前記第1支持部材は第1固定部材により前
    記第2支持部材に固定され、前記重り部材は第2固定部材
    により前記第1支持部材に固定されていることを特徴と
    する請求項1記載の清掃装置。
  8. 【請求項8】 前記第1固定部材と前記第2固定部材は異
    なる部材であることを特徴とする請求項7記載の清掃装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2固定部材は接着部材を有するこ
    とを特徴とする請求項7記載の清掃装置。
  10. 【請求項10】 前記接着部材は両面接着テープである
    ことを特徴とする請求項9記載の清掃装置。
  11. 【請求項11】 前記第2固定部材はネジ部材を有する
    ことを特徴とする請求項7記載の清掃装置。
  12. 【請求項12】 前記第1支持部材はリブ部を有し、前
    記ネジ部材用の孔は前記リブ部に設けられることを特徴
    とする請求項11記載の清掃装置。
  13. 【請求項13】 前記第1固定部材はネジ部材であるこ
    とを特徴とする請求項7記載の清掃装置。
  14. 【請求項14】 前記第1支持部材に前記ネジ部材用の
    孔が設けられ、このネジ部材用の孔は前記清掃部材と前
    記重り部材の間に設けられることを特徴とする請求項1
    3記載の清掃装置。
  15. 【請求項15】 前記重り部材は前記清掃部材の長手方
    向に延伸していることを特徴とする請求項1記載の清掃
    装置。
  16. 【請求項16】 前記重り部材は金属を有することを特
    徴とする請求項1記載の清掃装置。
  17. 【請求項17】 前記重り部材は前記第1支持部材より
    も単位体積当たりの重量が大きいことを特徴とする請求
    項1記載の清掃装置。
  18. 【請求項18】 前記清掃部材は自由端と前記第1支持
    部材に固定される固定部を有し、前記自由端は前記回転
    体の回転方向に対し前記固定部よりも上流側で前記回転
    体に当接することを特徴とする請求項1記載の清掃装
    置。
  19. 【請求項19】 前記清掃部材は弾性部材であることを
    特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  20. 【請求項20】 前記清掃部材はブレード部材であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  21. 【請求項21】 前記第1支持部材は剛性部材であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  22. 【請求項22】 前記清掃部材は電圧印加手段に隣接し
    て設けられ、前記電圧印加手段と上記重り部材の表面は
    縁面距離以上離間しつつ対向していることを特徴とする
    請求項1記載の清掃装置。
  23. 【請求項23】 弾性部材と、この弾性部材を固定支持
    する剛性の支持部材と、重り部材と、を有し、前記支持
    部材の少なくとも第1面に前記弾性部材が固定されてい
    る清掃部材において、前記重り部材は前記第1面、また
    は前記支持部材の第1面の裏側の第2面に取り付けられて
    いることを特徴とする清掃部材。
  24. 【請求項24】 前記支持部材は板状部材であることを
    特徴とする請求項23記載の清掃部材。
  25. 【請求項25】 前記重り部材は接着部材により前記支
    持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項2
    3記載の清掃部材。
  26. 【請求項26】 前記重り部材はネジ部材により前記支
    持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項2
    3記載の清掃部材。
  27. 【請求項27】 前記支持部材には重り部材取付用孔が
    設けられていることを特徴とする請求項26記載の清掃
    部材。
  28. 【請求項28】 前記支持部材はリブ部を有し、前記ネ
    ジ部材用の孔は前記リブ部に設けられていることを特徴
    とする請求項27記載の清掃部材。
  29. 【請求項29】 前記リブ部は前記弾性部材の自由端と
    固定端を結ぶ平面に対し略垂直であることを特徴とする
    請求項28記載の清掃部材。
  30. 【請求項30】 前記支持部材に孔を設けることを特徴
    とする請求項23記載の清掃部材。
  31. 【請求項31】 前記孔は前記弾性部材と前記重り部材
    の間に設けることを特徴とする請求項30記載の清掃部
    材。
  32. 【請求項32】 前記重り部材は金属であることを特徴
    とする請求項23記載の清掃部材。
  33. 【請求項33】 前記支持部材は金属であることを特徴
    とする請求項23記載の清掃部材。
  34. 【請求項34】 弾性部材と、この弾性部材を固定支持
    する剛性の支持部材と、重り部材と、を有し、前記支持
    部材の少なくとも第1面に前記弾性部材が固定されてい
    る清掃部材の製造方法において、前記重り部材を前記第
    1面、または前記支持部材の第1面の裏側の第2面に取り
    付けることを特徴とする清掃部材の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記支持部材は板状部材であることを
    特徴とする請求項34記載の清掃部材の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記重り部材を前記支持部材に接着す
    ることにより取り付けることを特徴とする請求項34記
    載の清掃部材の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記重り部材を前記支持部材にネジ部
    材により取り付けることを特徴とする請求項34記載の
    清掃部材の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記支持部材にリブを設け、このリブ
    に前記ネジ部材用の孔を設けることを特徴とする請求項
    37記載の清掃部材の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記リブを前記弾性部材の自由端と固
    定端を結ぶ平面に対し略垂直にすることを特徴とする請
    求項38記載の清掃部材の製造方法。
  40. 【請求項40】 前記支持部材に孔を設けることを特徴
    とする請求項34記載の清掃部材の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記孔を前記弾性部材と前記重り部材
    の間に設けることを特徴とする請求項40記載の清掃部
    材の製造方法。
  42. 【請求項42】 前記重り部材は金属であることを特徴
    とする請求項34記載の清掃部材の製造方法。
  43. 【請求項43】 前記支持部材は金属であることを特徴
    とする請求項34記載の清掃部材の製造方法。
  44. 【請求項44】 弾性部材と、この弾性部材を固定支持
    する支持部材と、重り部材と、を有する清掃部材を枠体
    に取り付けて製造する清掃装置の製造方法において、前
    記支持部材に前記重り部材を固定し、前記支持部材を枠
    体に固定することを特徴とする清掃装置の製造方法。
  45. 【請求項45】 前記支持部材をネジ部材によりユニッ
    トの枠体に固定することを特徴とする請求項44記載の
    清掃装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 前記ネジ部材用の孔を前記重り部材と
    前記弾性部材の間に設け、この孔を介して前記支持部材
    をユニットの枠体に固定することを特徴とする請求項4
    4記載の清掃装置の製造方法。
  47. 【請求項47】 前記支持部材は金属部材であることを
    特徴とする請求項44記載の清掃装置の製造方法。
  48. 【請求項48】 前記支持部材の前記重り部材が固定さ
    れている面の裏面をユニットの枠体に当接させることを
    特徴とする請求項44記載の清掃装置の製造方法。
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