JP2000131969A - クリーナ及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
クリーナ及びこれを用いた画像形成装置Info
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Abstract
体上に局部的に形成されるマーク画像に対するクリーニ
ング性能を良好に保つ。 【解決手段】 一若しくは複数の画像形成ユニット1を
有し、この画像形成ユニット1に対向する部位に循環搬
送される記録搬送体2を配設し、この記録搬送体2に直
接若しくは記録材3を介して画像形成ユニット1に形成
された画像を転移する画像形成装置に用いられ、前記記
録搬送体2を清掃するクリーナ5において、記録搬送体
2のうち少なくとも画像担持領域上を清掃する主クリー
ニング部材6と、この主クリーニング部材6の記録搬送
体2の搬送方向の上流側に設けられ、記録搬送体2上で
の画像形成条件を決定する上で記録搬送体2上の画像担
持領域の幅方向の一部に作成されるマーク画像8に対応
する領域を局部的に清掃する動力不要な補助クリーニン
グ部材7とを備える。
Description
特に、一若しくは複数の画像形成ユニットにて形成され
る画像を記録搬送体上に直接若しくは記録材を介して転
移する画像形成装置に用いられるものであって、記録搬
送体を清掃するクリーナ及びこれを用いた画像形成装置
の改良に関する。
えばイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ト
ナー像が形成される一若しくは複数の画像形成ユニット
(例えば電子写真方式を採用)を有し、この画像形成ユ
ニットに対向する部位には例えば一対の張架ロールに掛
け渡されて循環搬送する搬送ベルトを配設すると共に、
画像形成ユニットに対向する搬送ベルトの背面にコロト
ロン等の転写デバイスを配設し、前記搬送ベルトに記録
材(用紙やOHPシート等)を吸着保持させ、画像形成
ユニットにて形成されたトナー像を記録材に転写させる
ようにしたものが既に知られている(例えば特開平2−
163777号公報,特開平5−53412号公報,特
開平8−87145号公報参照)。
ルト搬送方式にあっては、記録材のサイズ選択ミスや記
録材のジャム処理に伴って、画像形成ユニットからのト
ナー像が記録材以外の搬送ベルト上に誤って転移した
り、あるいは、プロセスコントロール(画像濃度コント
ロール)において、搬送ベルト上に各色毎のトナーパッ
チを転写させ、その濃度をセンサ等で読み取り画像濃度
を制御するようにしたり、あるいは、レジストレーショ
ンコントロール(以下レジストコントロールと称する)
において、搬送ベルト上に各色のラダーパターンを転写
させ、ラダーパターンのピッチ等をセンサ等で読み取
り、各色トナー像の位置合わせを行うというように、搬
送ベルト上に積極的にトナー像を転移させるものがあ
る。
上に転移したトナー像をそのままに放置すると、次の記
録材の裏面汚れを引き起こすことになるため、これを防
止する上で、通常転写ベルト上の転移トナー像を清掃す
るために、ブレードあるいはブラシあるいはウエブを有
するクリーナが配設されている。例えば特開昭63−3
00263号公報には、搬送ベルト上に各色毎にレジス
トコントロール用のレジストマークを転写させ、転写さ
れた画像の位置合わせを実施した後に、クリーナ(搬送
ベルトの幅方向全域に対応して設けられる態様あるいは
前記レジストマークの作成位置に対応して設けられる態
様)にて前記レジストマークを除去するようにした技術
が開示されている。
のクリーナにあっては、例えばトナーパッチのようなプ
ロセスコントロールマーク(以下必要に応じてプロコン
マークと略称する)や例えばラダーパターンのようなレ
ジストコントロールマーク(以下必要に応じてレジコン
マークと略称する)は、いずれも搬送ベルトの移動方向
に直交する方向(幅方向)の所定位置に転写されるた
め、例えばブラシのようなクリーニング部材で前記プロ
コンマークやレジコンマークを清掃すると、クリーニン
グ部材のうち各マーク作成位置に対応した箇所が局部的
に劣化し易く(汚れ易く)なる。
リッキング部材やトナー除去ロールにてクリーニング部
材に付着したトナー汚れを落とす方式が採用されている
態様もあるが、クリーニング部材の局部的劣化(汚れ)
が顕著である状況下、例えば画質セットアップ中などの
ように頻繁にプロコンパッチを作成するような状況下で
は、前記フリッキング部材等によってクリーニング部材
の局部的劣化部分を完全には除去できないという事態が
起こり得る。そうすると、クリーニング部材に付着した
トナーが再び搬送ベルトに再転移してしまい、記録材の
吸着不良や記録材の裏面汚れ等の不具合が発生する虞れ
がある。
ニング部材として、例えばブレードとディスターバーブ
ラシとを用いることで、クリーニング性能を向上させた
所謂複合型クリーナの使用が考えられる。しかしなが
ら、この種の複合型クリーナにあっては、ディスターバ
ーブラシを駆動するための駆動モータや機構部品が必要
不可欠となり、クリーナの構成が複雑で且つコストアッ
プにつながってしまう。
めになされたものであって、簡単な構成で、搬送ベルト
のような記録搬送体上に局部的に形成されるマーク画像
に対するクリーニング性能を良好に保つことができるク
リーナ及びこれを用いた画像形成装置を提供するもので
ある。
1(a)(b)に示すように、一若しくは複数の画像形
成ユニット1を有し、この画像形成ユニット1に対向す
る部位に循環搬送される記録搬送体2を配設し、この記
録搬送体2に直接若しくは記録材3を介して画像形成ユ
ニット1に形成された画像を転移する画像形成装置に用
いられ、前記記録搬送体2を清掃するクリーナ5におい
て、記録搬送体2のうち少なくとも画像担持領域上を清
掃する主クリーニング部材6と、この主クリーニング部
材6の記録搬送体2の搬送方向の上流側に設けられ、記
録搬送体2上での画像形成条件を決定する上で記録搬送
体2上の画像担持領域の幅方向の一部に作成されるマー
ク画像8に対応する領域を局部的に清掃する動力不要な
補助クリーニング部材7とを備えたことを特徴とするも
のである。そして、本発明は、上述したクリーナを備え
た画像形成装置をも対象とする。
象となる画像形成装置は、図1に示すように、複数の画
像形成ユニット1を並列配置した所謂タンデム型の態様
(縦型、横型いずれをも含む)でもよいし、あるいは、
一つの画像形成ユニット1を有する態様でもよい。ま
た、画像形成ユニット1の画像形成方式については、電
子写真方式、静電記録方式等が用いられ、記録搬送体2
に直接若しくは記録搬送体2上の記録材3への画像転移
方法についても、電子写真方式や静電記録方式のよう
に、画像形成ユニット1で形成された画像を転写手段4
(図1参照)を介して記録材3側へ転写させる方式が主
に用いられている。更に、記録搬送体2については、記
録材3を搬送するものに限られるものではなく、記録材
3に転写する前に各色成分画像を仮に転移保持する中間
転写体であってもよい。そして、記録搬送体2の具体的
態様については、ベルト状、ドラム状を問わないが、例
えば図1に示すように、複数の画像形成ユニット1を並
列配置した所謂タンデム型にあっては、画像形成ユニッ
トの配置及び画像位置合わせの観点より、ベルト状の記
録搬送体2が用いられることが多い。
適宜選定して差し支えないが、例えばベルト状の記録搬
送体2については少なくとも記録搬送体2を支持するバ
ックアップ部材を必要とするが、部品点数の低減という
観点からすれば、例えばベルト状の記録搬送体2の張架
ロールをバックアップ部材として利用する態様が好まし
い。ここで、主クリーニング部材6の態様としては、ブ
ラシ、ブレード、ウエブ状など適宜選定して差し支えな
い。
は、 主クリーニング部材6の記録搬送体2の搬送方向の
上流側に設けられている点、 記録搬送体2上での画像形成条件を決定する上で記
録搬送体2上の画像担持領域の幅方向の一部に作成され
るマーク画像8に対応する領域を局部的に清掃するもの
である点、 動力が不要である点、を要件とするものであればよ
い。
助クリーニング部材7については別々のクリーナケース
に設けても差し支えないが、回収した残留物の後処理を
簡単に行うという観点からすれば、同一のクリーナケー
スに組込むことが好ましい。 について、「マーク画像8」とは、プロセスコントロ
ール時に形成されるプロコンマーク(例えばトナーバッ
チ)やレジストコントロール時に形成されるレジコンマ
ーク(例えばラダーパターン)等を意味するものであ
り、その形成箇所については、記録搬送体2上の画像担
持領域の幅方向側方であったり、あるいは、インターイ
メージ領域を利用して記録搬送体2上の画像担持領域の
略中央付近であったり適宜選定される。 については、動力を不要とした態様であれば、直毛ブ
ラシ、ブレード、円筒状ブラシ、弾性ロール等適宜選定
して差し支えない。
例えば直毛ブラシ、円筒状ブラシなどのブラシ体を記録
搬送体2に接触配置することで、記録搬送体2上のマー
ク画像8を一旦せき止めた後に少量ずつ通過させる機能
が実現される。
いては、例えば記録搬送体2の搬送方向上流側端縁が記
録搬送体2の搬送方向側に向かって斜め側方に傾斜する
傾斜部を具備させるようにすれば、せき止めたマーク画
像8を前記傾斜部に沿って移動させる機能が実現され
る。特に、主クリーニング部材6が記録搬送体2の画像
担持領域及びこれに隣接する非画像担持領域を清掃する
態様において、補助クリーニング部材7に、記録搬送体
2上のマーク画像8を主としてせき止め、記録搬送体2
の搬送方向上流側端縁が記録搬送体2の搬送方向側に向
かって斜め外側方に傾斜する片側傾斜部を具備させ、こ
の片側傾斜部の外側方端を記録搬送体2の非画像担持領
域に面して配置するようにすれば、マーク画像8を清掃
する際に非画像担持領域側へ向けて回収することが可能
になる。
ニング部材6がブラシにて構成され、このブラシにフリ
ッキング部材を接触させることでブラシから回収付着物
を飛散させ、エアフローにて吸引回収するようにした態
様が採用される場合には、主クリーニング部材6の汚れ
を効果的に除去するという観点からすれば、補助クリー
ニング部材7に対応した位置にフリッキング部材及び/
又はエアフロー生成用のブロワ吸引口を配置することが
好ましい。
説明する。主クリーニング部材6は、記録搬送体2のう
ち少なくとも画像担持領域上を清掃する。一方、補助ク
リーニング部材7は、主クリーニング部材6の記録搬送
体2の搬送方向の上流側に動力不要な状態で設けられ、
記録搬送体2上での画像形成条件を決定する上で記録搬
送体2上の画像担持領域の幅方向の一部に作成されるマ
ーク画像8に対応する領域を局部的に清掃する。従っ
て、記録搬送体2上のマーク画像8は、先ず補助クリー
ニング部材7で清掃された後に、主クリーニング部材6
にて二段階に清掃されることになり、その分、マーク画
像8に対応する領域における主クリーニング部材6のク
リーニング負荷が軽減されることになり、主クリーニン
グ部材6の局部的劣化(汚れ)は有効に抑えられる。
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
の形態1を示す。同図において、カラー画像形成装置
は、本体ハウジング21内に4つの色(本実施の形態で
はブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)の画像形成ユ
ニット22(具体的には22a〜22d)を縦方向に配
列し、その下方には供給用の用紙等の記録材(図示せ
ず)が収容される記録材供給カセット23を配設すると
共に、各画像形成ユニット22に対応した箇所には記録
材供給カセット23からの記録材の搬送路となる記録材
搬送路24を垂直方向に配置したものである。
22(22a〜22d)は、記録材搬送路24の上流側
から順に、ブラック用、イエロ用、マゼンタ用、シアン
用(配列は必ずしもこの順番とは限らない)のトナー像
を形成するものであり、感光体カートリッジ30と、露
光ユニット40とを備えている。ここで、感光体カート
リッジ30は、例えば感光体ドラム31と、この感光体
ドラム31を予め帯電する帯電ロール32と、帯電され
た感光体ドラム31上に前記露光ユニット40にて露光
形成された静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態
では例えば負極性)で現像する現像器33と、感光体ド
ラム31上の残留トナーを除去するクリーナ34とを一
体的にカートリッジ化したものである。一方、露光ユニ
ット40は、ケース41内に図示外の半導体レーザ、ポ
リゴンミラー42、結像レンズ43及びミラー44を格
納し、図示外の半導体レーザからの光をポリゴンミラー
42で偏向走査し、結像レンズ43、ミラー44を介し
て感光体ドラム31上の露光ポイントに光像を導くよう
にしたものである。
示すように、各画像形成ユニット22の各感光体ドラム
31に対応した箇所には記録材搬送路24に沿って循環
移動する搬送ベルト80が配設されている。この搬送ベ
ルト80は記録材25を静電吸着し得るベルト素材(P
ET、PVdF等のプラスチックフィルムやウレタン、
ウレア等の弾性材など)にて構成されており、場合によ
ってはその表面に106〜1012Ω・cm程度の高抵抗
コート層(図示せず)を形成したものである。そして、
この搬送ベルト80は一対の張架ロール81,82(例
えば金属ロール,弾性体ロールなど)に掛け渡されてお
り、本実施の形態では、上方側の張架ロール82が駆動
ロール、下方側の張架ロール81が従動ロールになって
いる。
体ドラム31に対応した搬送ベルト80の裏面側には転
写ロール50(本例では例えば103〜1010Ω・c
m)が配設されており、この転写ロール50により感光
体ドラム31と搬送ベルト80上の記録材25とを密着
させるようになっている。そして、転写ロール50には
図示外の転写バイアス電源が接続されており、所定の転
写バイアスが適宜タイミングで印加されるようになって
いる。
ット23には記録材25をピックアップするテイクアウ
ェイロール61が設けられ、このテイクアウェイロール
61と最上流画像形成ユニット22aの転写部位との間
に位置する記録材搬送路24には記録材25を所定のタ
イミングで送出するフィードロール62が設けられてい
る。そして搬送ベルト80の入口部位に吸着ロール90
が配設されている。更に、最下流画像形成ユニット22
dの下流側に位置する記録材搬送路24には定着装置6
4が設けられ、この定着装置64の下流側には記録材排
出用の排出ロール66が設けられており、本体ハウジン
グ21の上部に形成された収容トレイ67に排出記録材
が収容されるようになっている。尚、図2中、符号65
は搬送ベルト80から送出された記録材25を定着装置
64に案内する記録材ガイドである。
ように、搬送ベルト80の吸着ロール90位置の上流側
にはクリーナ110が配設されている。このクリーナ1
10は、搬送ベルト80の上流側に位置する張架ロール
81に対向して配置されており、図示外の揺動支点を中
心として揺動自在なクリーナケース112を有し、この
クリーナケース112内には、主クリーニング部材とし
ての円筒状ブラシ113を取付けると共に、この円筒状
ブラシ113の上流側(搬送ベルト80の搬送方向上流
側)に補助クリーニング部材としての短尺直毛ブラシ1
14を取付けるようにしたものである。
3は、図3〜図4に示すように、クリーナケース112
の両側壁に軸受115を介して回転支承される回転軸体
113aの周囲に例えばナイロン、ポリプロピレン等の
ブラシ素材113bを植設したものであり、搬送ベルト
80の少なくとも画像担持領域(最大画像の幅寸法に対
応した領域に相当)に亘って設けられていればよいが、
本実施の形態では、搬送ベルト80の幅寸法に略対応し
た範囲に亘って設けられている。尚、図4中、符号11
6は円筒状ブラシ113の駆動モータ、117は円筒状
ブラシ113の回転軸体113a端部と駆動モータ11
6とを駆動連結する駆動ギアである。
に示すように、支持板114a上に例えばナイロン、ポ
リプロピレン等のブラシ素材114bを植設したもので
あり、搬送ベルト80上に形成されるプロセスコントロ
ール用のプロコンマーク120(本例ではイエロ
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)のパッチ状画像を搬送ベルト80の搬送方向に沿
って一列に配置した態様)に対応した箇所に配設されて
おり、本実施の形態では、プロコンマーク120の幅寸
法(搬送ベルト80の幅方向に沿う寸法)wよりも僅か
に大きい寸法w1を有し、かつ、互いの中心位置が略合
致するように配置されている。尚、本実施の形態では、
レジストコントロール用のレジコンマーク(例えばラダ
ーパターンなど)も搬送ベルト80上の前記プロコンマ
ーク120の作成位置と同様な位置に作成されるように
なっている。
のうち、最下流画像形成ユニット22dの下流側で且つ
張架ロール82の手前側に対応した箇所には、プロコン
マーク120あるいはレジコンマークを検知するための
マークセンサ130が配設されている。このマークセン
サ130は、例えば光学式センサにて各マークを検知す
るものであり、夫々のマークを検知するために複数設け
てもよいが、本実施の形態では、一つで兼用する態様が
採用されている。
装置の作動について説明する。先ず、プリントモードに
ついて説明すると、カラープリントを指示すると、図2
及び図3に示すように、各画像形成ユニット22a〜2
2dにて各色成分トナー像が形成され、一方、記録材供
給カセット23から供給された記録材25は、吸着ロー
ル90にて搬送ベルト80に吸着保持され、搬送ベルト
80に沿って順次搬送される。そして、記録材25上に
は、各画像形成ユニット22a〜22dにて形成された
各色成分トナー像が順次転写され、各色成分トナー像が
多重転写された記録材25は定着装置64を経て収容ト
レイ67に排出される。この後、クリーニングサイクル
にて搬送ベルト80上に付着した紙粉やトナー等はクリ
ーナ110にて回収される。
像形成装置の作動について説明する。これは、画像の濃
度を補正するために、搬送ベルト80上に例えば各色の
プロコンマーク120を作像し、マークセンサ130に
てプロコンマーク120の濃度を読み取り、濃度合わせ
を行うモードである。このモードにおいては、搬送ベル
ト80上にトナー像を書かせるために、プロコンマーク
120をクリーナ110にて清掃するクリーニングサイ
クルが行われる。
ーク120は、図5(a)(b)に示すように、直毛ブ
ラシ114で一旦せき止められ、直毛ブラシ114の間
を通過するトナーのみが直毛ブラシ114の幅寸法w1
(w1>w)に拡散した状態で円筒状ブラシ113へ向
かうため、円筒状ブラシ113の負荷が軽減される。ま
た、一旦せき止められたプロコンマーク120のトナー
は、搬送ベルト80の回転時間が経過すると徐々に直毛
ブラシ114間を通過して行き、最終的には殆どのトナ
ーが円筒状ブラシ113にて回収されることになる。こ
のような動作過程において、円筒状ブラシ113のプロ
コンマーク120に対応した箇所が局部的に汚れること
はない。
毛ブラシ114が具備されていないクリーナ110’を
備えた比較の形態について、プロコンモード時のクリー
ニング過程を見て見ると、図7(a)(b)に示すよう
に、幅方向寸法wを有するプロコンマーク120が円筒
状ブラシ113に突入すると、円筒状ブラシ113は、
プロコンマーク120が載っていた範囲と略同じ程度の
幅寸法w’でトナーが付着する。よって、この比較の形
態では、円筒状ブラシ113のプロコンマーク120に
対応した箇所が局部的に汚れることが把握される。
ング部材の具体的態様については、上記実施の形態で示
したものに限られるものではなく、例えば図8(a)に
示すように、主クリーニング部材としての円筒状ブラシ
113の上流に、補助クリーニング部材としての短尺ブ
レード141(例えばウレタンゴム等)を支持ブラケッ
ト142を介して配設したものであってもよいし、図8
(b)に示すように、主クリーニング部材としての円筒
状ブラシ113の上流に、補助クリーニング部材として
の短尺円筒状ブラシ143を配設するものであってもよ
いし、あるいは、図8(c)に示すように、主クリーニ
ング部材としてブレード144(例えばウレタンゴム
等)を支持ブラケット145を介して配設し、これの上
流側に、補助クリーニング部材としての短尺直毛ブラシ
114を配設するなど、適宜設計変更して差し支えな
い。
は円筒状ブラシ113を備えたものであるが、以下のよ
うなバイアスブラシ方式あるいはファーブラシ方式のい
ずれの方式を採用しても差し支えない。図9(a)はバ
イアスブラシ方式を示すもので、搬送ベルト80上のト
ナーを主に電気的な力を利用して除去するものである。
この方式は、張架ロール81に対向して円筒状ブラシ
(体積抵抗105〜108程度)113を接触配置させ、
トナーと逆極性のバイアス(例えば+2kv,この時、
対向ロールである張架ロール81は接地)を前記円筒状
ブラシ113に印加させることにより、トナーを搬送ベ
ルト80上から円筒状ブラシ113へ転移させるもので
ある。そして、円筒状ブラシ113に付着したトナー
は、円筒状ブラシ113に接触しているトナー除去ロー
ル(金属ロール)151に円筒状ブラシ113より高い
バイアス(例えば+2.2kv)を印加させることによ
り、円筒状ブラシ113からトナー除去ロール151上
に転移する。トナー除去ロール151上に転移したトナ
ーは、同ロール151上にブレード152を接触させる
ことにより、機械的な力により同ロール151上からク
リーナケース(回収ボックス)112内へ掻き落とされ
る。尚、符号153はクリーナ110をリトラクトさせ
るためのポジション変更カムである。
り、搬送ベルト80上のトナーを主に機械的な力(ブラ
シの腰)を利用して除去するものである。この方式は、
張架ロール81に対向して円筒状ブラシ113を接触さ
せて配置し、この円筒状ブラシ113を高速回転(例え
ば1600rpm)させ、円筒状ブラシ113の腰によ
り搬送ベルト80からトナーを除去させるものである。
そして、この円筒状ブラシ113に付着したトナーは、
同クリーナケース112内に設けられたフリッキング部
材(フリッカーバー)155を円筒状ブラシ113に接
触させることにより、下方向へ飛散する。飛散したトナ
ーは、クリーナケース112内に設けられたブロワ(エ
アー吸入器)156により吸引され、ブロワ156手前
にフィルタ157等を設けることによりフィルタ157
に回収される。尚、符号153はクリーナ110をリト
ラクトさせるためのポジション変更カムである。特に、
本方式を採用する場合において、円筒状ブラシ113の
清掃効率を高めるには、プロコンマーク120に対応し
た箇所に、フリッキング部材155を設けたり、ブロワ
156の吸引口を配置することが好ましい。
成装置のクリーナ周りを示す説明図である。尚、実施の
形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様
な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。同
図において、本実施の形態に係るクリーナ110は、主
クリーニング部材として円筒状ブラシ113を設け、こ
の上流側のプロコンマーク120の作成位置に対応した
箇所に、補助クリーニング部材としてウレタンゴム等か
らなる短尺ブレード141を図示外の支持ブラケットを
介して配設したものである。特に、本実施の形態では、
前記ブレード141は、搬送ベルト80の搬送方向上流
側端縁が搬送ベルト80の搬送方向側に向かって斜め外
側方にθ゜(搬送ベルト80の幅方向に対して20゜)
だけ傾斜する片側傾斜部161を具備し、この片側傾斜
部161の外側方端を搬送ベルト80の非画像担持領域
Zに面して配置するようにしたものである。
モード時には、プロコンマーク120はブレード141
に突入するが、図11(a)(b)に示すように、プロ
コンマーク120はブレード141でほとんどせき止め
られ、ブレード141を通過したごく一部のトナーしか
円筒状ブラシ113へ到達しない。このため、円筒状ブ
ラシ113の負荷が軽減される。一方、ブレード141
でほとんどせき止められたトナーは、片側傾斜部161
に沿って搬送ベルト80の幅方向外側へ移動していき、
非画像担持領域Zにて円筒状ブラシ113に回収され
る。このとき、円筒状ブラシ113の非画像担持領域Z
に対応した箇所は局部的に汚れることになるが、画像担
持領域ではないため、裏面汚れのない良好なプリントが
得られる。
成装置のクリーナ周りを示す説明図である。尚、実施の
形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様
な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。同
図において、本実施の形態に係るクリーナ110は、実
施の形態1と略同様に、主クリーニング部材として円筒
状ブラシ113を設け、この上流側のプロコンマーク1
20の作成位置に対応した箇所に、補助クリーニング部
材として短尺直毛ブラシ114を配設したものである
が、前記直毛ブラシ114の構成が実施の形態1と異な
る。
114は、その中心をプロコンマーク120の幅方向中
心に略合わせ、プロコンマーク120の中心線を境とし
てプロコンマーク120の幅寸法wに比べてある程度長
い幅寸法w3の線対称形状になっている。そして、前記
直毛ブラシ114は、搬送ベルト80の搬送方向上流側
端縁がプロコンマーク120の中心線を境として搬送ベ
ルト80の搬送方向側に向かって斜め両側方にθ゜(搬
送ベルト80の幅方向に対して20゜)だけ傾斜する両
側傾斜部162を具備したものになっている。
モード時には、プロコンマーク120は直毛ブラシ11
4に突入するが、図13(a)(b)に示すように、プ
ロコンマーク120は、直毛ブラシ114で一旦せき止
められた後に、直毛ブラシ114の両側傾斜部162に
沿って両側へ移動していきながら、直毛ブラシ114の
間を通過していく。よって、プロコンマーク120は、
直毛ブラシ114の幅寸法w3分に広がった状態で分散
通過した後に、円筒状ブラシ113に到達するため、円
筒状ブラシ113が局部的に汚れる事態は実施の形態1
に比べてより確実に回避される。尚、一旦せき止められ
たプロコンマーク120のトナーは、搬送ベルト80の
回転時間が経過すると徐々に直毛ブラシ114間を通過
して行き、最終的には殆どのトナーが円筒状ブラシ11
3にて回収されることになる。
主クリーニング部材に加えて、記録搬送体上での画像形
成条件決定用マーク画像の作成位置に対応した領域に補
助クリーニング部材を設けるようにしたので、クリーナ
にストレスなクリーニング条件(例えばプロセスコント
ロール時のプロコンマークの連続清掃)などにおいて、
主クリーニング部材のマーク画像に対応する局部的劣化
(汚れ)を有効に抑えることができ、良好なクリーニン
グ性能を得ることができる。更に、本発明においては、
クリーニング補助部材は動力不要で且つ構成が簡素なた
め、従来の複合型クリーナに比べ低コストで良好なクリ
ーニング性能を得ることができる。
いた画像形成装置の概要を示す説明図、(b)は(a)
中B方向から見た矢視図である。
態1の全体構成を示す説明図である。
ついて及びクリーナ構成の概要について示す説明図であ
る。
コンパッチ清掃開始時の状態を示す説明図、(b)は
(a)中B方向から見た矢視図である。
のプロコンパッチ清掃過程を示す説明図である。
ンパッチ清掃開始時の状態を示す説明図、(b)は
(a)中B方向から見た矢視図である。
プロコンパッチ清掃過程を示す説明図である。
ナの変形形態を示す説明図である。
の円筒状ブラシの汚れ除去構成例を示す説明図である。
ロコンパッチ清掃開始時の状態を示す説明図、(b)は
(a)中B方向から見た矢視図である。
ナのプロコンパッチ清掃過程を示す説明図である。
ロコンパッチ清掃開始時の状態を示す説明図、(b)は
(a)中B方向から見た矢視図である。
ナのプロコンパッチ清掃過程を示す説明図である。
4…転写手段,5…クリーナ,6…主クリーニング部
材,7…補助クリーニング部材,8…マーク画像,22
(22a〜22d)…画像形成ユニット,25…記録
材,50…転写ロール,80…搬送ベルト,110…ク
リーナ,113…円筒状ブラシ,114…短尺直毛ブラ
シ,120…プロコンマーク,141…短尺ブレード,
143…短尺円筒状ブラシ,144…ブレード,161
…片側傾斜部,162…両側傾斜部
Claims (6)
- 【請求項1】 一若しくは複数の画像形成ユニットを有
し、この画像形成ユニットに対向する部位に循環搬送さ
れる記録搬送体を配設し、この記録搬送体に直接若しく
は記録材を介して画像形成ユニットに形成された画像を
転移する画像形成装置に用いられ、前記記録搬送体を清
掃するクリーナにおいて、 記録搬送体のうち少なくとも画像担持領域上を清掃する
主クリーニング部材と、 この主クリーニング部材の記録搬送体の搬送方向の上流
側に設けられ、記録搬送体上での画像形成条件を決定す
る上で記録搬送体上の画像担持領域の幅方向の一部に作
成されるマーク画像に対応する領域を局部的に清掃する
動力不要な補助クリーニング部材とを備えたことを特徴
とするクリーナ。 - 【請求項2】 請求項1記載のクリーナにおいて、 補助クリーニング部材は、記録搬送体上のマーク画像を
一旦せき止めた後に少量ずつ通過させるものであること
を特徴とするクリーナ。 - 【請求項3】 請求項1記載のクリーナにおいて、 補助クリーニング部材は、記録搬送体の搬送方向上流側
端縁が記録搬送体の搬送方向側に向かって斜め側方に傾
斜する傾斜部を備えていることを特徴とするクリーナ。 - 【請求項4】 請求項1記載のクリーナにおいて、 主クリーニング部材は、記録搬送体の画像担持領域及び
これに隣接する非画像担持領域を清掃するものであり、 補助クリーニング部材は、記録搬送体上のマーク画像を
主としてせき止め、記録搬送体の搬送方向上流側端縁が
記録搬送体の搬送方向側に向かって斜め外側方に傾斜す
る片側傾斜部を備え、この片側傾斜部の外側方端を記録
搬送体の非画像担持領域に面して配置したことを特徴と
するクリーナ。 - 【請求項5】 請求項1記載のクリーナのうち、主クリ
ーニング部材がブラシにて構成され、このブラシにフリ
ッキング部材を接触させることでブラシから回収付着物
を飛散させ、エアフローにて吸引回収するようにしたク
リーナにおいて、 補助クリーニング部材に対応した位置にフリッキング部
材及び/又はエアフロー生成用のブロワ吸引口を配置し
たことを特徴とするクリーナ。 - 【請求項6】 請求項1記載のクリーナを備えたことを
特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30730398A JP3781088B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | クリーナ及びこれを用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30730398A JP3781088B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | クリーナ及びこれを用いた画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000131969A true JP2000131969A (ja) | 2000-05-12 |
JP3781088B2 JP3781088B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=17967532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30730398A Expired - Fee Related JP3781088B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | クリーナ及びこれを用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3781088B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7929896B2 (en) | 2007-05-23 | 2011-04-19 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus with main and auxiliary cleaning device for cleaning an image bearing surface |
JP2019020457A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1998
- 1998-10-28 JP JP30730398A patent/JP3781088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3781088B2 (ja) | 2006-05-31 |
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