JP2000131472A - 電子時計およびその時刻修正方法 - Google Patents

電子時計およびその時刻修正方法

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JP2000131472A
JP2000131472A JP30060398A JP30060398A JP2000131472A JP 2000131472 A JP2000131472 A JP 2000131472A JP 30060398 A JP30060398 A JP 30060398A JP 30060398 A JP30060398 A JP 30060398A JP 2000131472 A JP2000131472 A JP 2000131472A
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JP
Japan
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time
electronic timepiece
communication
communication function
program
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JP30060398A
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English (en)
Inventor
Junichi Takizawa
淳一 瀧澤
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子時計が情報機器との通信を終了した場合
に、電子時計の時刻が修正されている。 【解決手段】 通信機能を有する情報機器31は通信ケ
ーブル30と通信インターフェース15とを介して通信
機能を有する電子時計1と双方向通信可能な状態で接続
されている。通信が開始されると電子時計1は情報機器
31に現在の時刻を送信する。情報機器31は受信した
時刻をランダムアクセスメモリまたはディスク装置に保
持し、電子時計1とデータのやり取りを開始すると同時
に、電子時計1との通信に所要した時間を計測するため
のタイマを起動する。データのやり取りが終了した情報
機器31は、保持していた電子時計1の時刻と通信に所
要した時間を計測していたタイマの値とを加算し、電子
時計1に送信し受信した電子時計1は時刻データの値を
受信した新しい時刻データとを置き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信機能を有する電
子時計において、通信機能を有する情報機器と、光もし
くは通信ケーブルを介し、光信号もしくは電気信号によ
って双方向通信を行い、通信が終了した時点でも時刻が
正確に刻まれたように修正されている、電子時計および
その時刻修正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子時計で時刻を修正する場合、
操作スイッチの操作を行い時刻を修正させていた。通信
機能を有する電子時計での時刻を修正する場合、従来の
電子時計同様に操作スイッチの操作により時刻を修正さ
せる方法とは別に、操作スイッチを操作せずに、電子時
計に内蔵されている高機能な中央演算処理装置を用い、
高速な通信を行いながら時刻修正を行なったり、電子時
計に内蔵されている低機能な中央演算処理装置を用い、
通信速度を犠牲にして、通信の処理の合間に時刻の修正
を行なったり、また、電子時計に時刻を修正するためだ
けの中央演算処理装置を設けたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子時計に使われる中
央演算装処理置は、消費電力を押さえるために、低機能
な中央演算処理装置を使用したい要求と、高速な処理を
行なうために、高機能な中央演算処理装置を使用したい
という相反する要求が存在する。電子時計を含む通信機
能を有する電子時計においても、低機能な中央演算処理
装置のみを用いながら、高速な通信処理を行い、高速な
通信処理を行なっても、時刻の修正が行われることが望
まれる。
【0004】[発明の目的]本発明の目的は、上記課題
を解決して、通信機能を有する電子時計と、通信機能を
有する情報機器とを、光もしくは通信ケーブルを介し、
光信号もしくは電気信号によって双方向通信を行い、通
信が終了した時点でも時刻が正確に刻まれたように修正
されている、電子時計およびその時刻修正方法に関する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子時計およびその時刻修正方法は、下記
記載の構成を採用する。
【0006】本発明の電子時計は、中央演算処理装置
と、水晶振動子と、水晶発振回路と、リードオンリーメ
モリと、ランダムアクセスメモリと、液晶駆動回路と、
液晶表示装置と、操作スイッチと、通信回路と、通信イ
ンターフェースとを有する電子時計と、通信機能を有す
る情報機器とが通信することが可能な場合において、通
信が終了したても電子時計の時刻が修正されていること
を特徴とする。
【0007】本発明の電子時計においては、通信機能を
有する情報機器からプログラムデータを送ることによっ
て電子時計内部に記憶するプログラムを書き換えること
が可能な、中央演算処理装置と、水晶振動子と、水晶発
振回路と、リードオンリーメモリと、ランダムアクセス
メモリと、液晶駆動回路と、液晶表示装置と、操作スイ
ッチと、通信回路と、通信インターフェースとを有する
電子時計と、通信機能を有する情報機器とが、通信を行
い電子時計のプログラムの書き換えが終了しても、電子
時計の時刻が修正されていることを特徴とする。
【0008】本発明の電子時計は、光もしくは通信ケー
ブルを介し、光信号もしくは電気信号によって双方向通
信を行い、電子時計の時刻を修正することを特徴とす
る。
【0009】本発明の電子時計は、通信可能な電子時計
はプログラムデータが送られてくる前に現在の時刻を通
信可能な情報機器に送ることを特徴とする。
【0010】本発明の電子時計は、プログラム書き換え
終了時に通信可能な情報機器から送られてくる時刻に、
時刻データを置き換えることを特徴とする。
【0011】本発明の電子時計の時刻修正方法は、外部
からプログラミング可能な通信機能を有する電子時計
が、プログラムの書き換え処理を開始した場合、プログ
ラムを受信する前に現在の時刻を通信機能を有する情報
機器に送信し、通信機能を有する情報機器では受信した
時刻を記憶領域に保持し、プログラムデータの送信時間
を計測するためのタイマを起動させ、プログラムの送信
を行なう。
【0012】プログラムデータの送信を終了した通信機
能を有する情報機器は、プログラムデータの送信時間を
計測していたタイマを停止させ、計測をしていたタイマ
の時間と、通信機能を有する情報機器の記憶領域に保持
されている、通信機能を有する電子時計から送られてき
た時刻とを加算し、加算された内容を通信機能を有する
電子時計に送信を行なう。
【0013】通信機能を有する電子時計は、時刻データ
を受信し、通信機能を有する電子時計内の時刻を刻むた
めに保持されているデータ領域のデータを受信した時刻
データと置き換える。プログラムに含まれている時刻修
正処理が開始されると、通信期間中も時刻が修正されて
いるかのように通信機能を有する電子時計は、表示装置
に時間を刻む動作することを特徴とする。
【0014】[作用]本発明の電子時計およびその時刻
修正方法は、外部からプログラミング可能な通信機能を
有する電子時計が、プログラムの書き換え処理を開始し
た場合、プログラムを受信する前に現在の時刻を通信機
能を有する情報機器に、光もしくは通信ケーブルを介
し、光信号もしくは電気信号によって送信を行い、通信
機能を有する情報機器では受信した時刻を記憶領域に保
持し、プログラムデータの送信時間を計測するためのタ
イマを起動させ、プログラムの送信を行なう。
【0015】プログラムデータの送信を終了した通信機
能を有する情報機器は、プログラムデータの送信時間を
計測していたタイマを停止させ、計測をしていたタイマ
の時間と、通信機能を有する情報機器の記憶領域に保持
されている、通信機能を有する電子時計から送られてき
た時刻とを加算し、加算された内容を通信機能を有する
電子時計に送信を行なう。
【0016】通信機能を有する電子時計は、時刻データ
を受信し、通信機能を有する電子時計内の時刻を刻むた
めに保持されているデータ領域のデータを受信した時刻
データと置き換える。プログラムに含まれている時刻修
正処理が開始されると、通信期間中も時刻が修正されて
いるかのように通信機能を有する電子時計は、表示装置
に時間を刻み動作することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を実施す
る最良の状態における時計の時刻更新方法についての構
成を説明する。
【0018】[第1の実施形態:図1−図6]通信機能
を有する電子時計1における外観構造を示す図1と、断
面構造を示す図2を用いて通信機能を有する電子時計1
の構造を説明する。時計ケース2には、風防ガラス3と
裏蓋4とが、この時計ケース2に胴部に接合されてい
る。風防ガラス3はサファイアガラスや強化ガラスや樹
脂材料などからの透明材料からなり、時計ケース2の胴
部に接着またはパッキングを介して接合している。
【0019】裏蓋4は、時計ケース2の胴部にネジ込み
や、パッキングを介して接合している。このように時計
ケース2の内部は、ほこりや、水分が侵入しないような
気密構造になっている。時計ケース2のおもて面側に
は、液晶表示パネル5からなる時刻表示部6を設ける。
この時刻表示部6は、時、分、秒の時刻表示と、月、
日、曜日のカレンダー表示7と、1秒ごとに点滅するコ
ロンのマーク表示8がある。
【0020】そして、通常の12時間または24時間の
時刻表示機能や、アラーム機能や、ストップウォッチ機
能や、タイマー機能表示が可能となっている。この表示
機能の切り替えや時刻修正は、時計ケース2の胴部に設
ける操作スイッチ9によって行なう。この操作スイッチ
9は胴部とのあいだにパッキングを設け、時計ケース2
の内部にほこりや、水分が侵入しないような気密構造に
なっている。
【0021】また図2に示すように、時計ケース内部に
は、液晶表示パネル5と、回路基板10と、駆動電源と
なる電池11が配置されている。回路基板10には、発
信周波数32768Hzの水晶振動子12や、この水晶
振動子を発振させて所定の信号を作成する水晶発振回路
や駆動回路や通信回路や中央処理演算装置(CPU)を
搭載した半導体集積回路13を実装している。
【0022】液晶表示パネル5と回路基板10とは、そ
のあいだの配置するゼブラゴム14で電気的に接続され
ている。そして、液晶表示パネル5と回路基板10との
電気的接続を確実にするため、ゼブラゴム14の厚さ方
向で圧縮されるように構成している。
【0023】このゼブラゴム14は、絶縁体であるシリ
コンゴムにカーボンや金属粒子を含有された導電層を一
定のピッチで形成したものであり、その厚さ方向は導通
し、隣接する長手方向では絶縁状態となっている。ゼブ
ラゴム14の上下導通部と絶縁部とが交互に配置されて
いるのに対応するように同じピッチ寸法で、液晶表示パ
ネル5と回路基板10のパターンを形成する。
【0024】電子時計1が通信を行なうために、時計ケ
ース2には、通信インターフェース15が設けられてい
る。この通信インターフェース15は電気通信を行なう
ために設けられ、通信ケーブルと接続される。通信イン
ターフェース15は回路基板10に実装されている、通
信回路と接続されている。
【0025】電子時計1から外部へ通信を行なう場合、
中央演算処理装置20は接続されている通信回路26に
通信を行なうようにデータを送る。通信回路26では、
中央演算処理装置20から送られてきたデータを電気信
号に変換し、通信インターフェース15に送信をし、通
信インターフェース15に接続されている通信ケーブル
を介して外部へ出力される。
【0026】また電子時計1に通信が行われる場合、通
信ケーブルを伝わって送信されてきた電気信号は、通信
インターフェース15を介して通信回路26に入力され
る。通信回路26に入力された電気信号は、中央演算処
理装置20で処理可能なデータに変換され、中央演算処
理装置20で読み込まれる。
【0027】図3は通信機能を有する電子時計1を構成
する回路ブロック図である。中央演算処理装置20に
は、水晶振動子12と水晶発振回路22によって発生し
た信号が入力され、入力された信号を基準として中央演
算処理装置20が動作する。そして、入力された信号は
中央演算処理装置20内部で分周され時刻を刻む基準信
号が作られる。
【0028】中央演算処理装置20は、データを一時的
に保持するランダムアクセスメモリ23と、電気的に書
き換え可能なリードオンリーメモリ24が接続されてい
る。
【0029】ランダムアクセスメモリ23には、時刻デ
ータや日付データが、決められたアドレス(番地)に格
納されている。中央演算処理装置20に入力される、水
晶振動子12と水晶発振回路22によって発生した信号
は、中央演算処理装置20内部で分周され、時刻を刻む
ための基準信号によって、時刻データや日付データは修
正される。
【0030】リードオンリーメモリ24には、時刻を刻
むためのプログラムや、時刻を修正するためのプログラ
ムが記憶されている。リードオンリーメモリ24に記憶
されているデータは、中央演算処理装置20に読み込み
こまれて、読み込まれたデータは中央演算処理装置20
の内部で処理が行われ、中央演算処理装置20は読み込
まれたデータに応じた信号を外部に出力する。
【0031】また、この実施形態で用いられているリー
ドオンリーメモリ24は、電気的に書き換え可能なタイ
プであり、中央演算処理装置20で処理を行なうことに
よって、記憶してある内容を書き換えることが可能にな
る。
【0032】さらに、液晶表示パネル5は、中央演算処
理装置20に接続されている液晶駆動回路25によって
駆動され液晶表示パネルに時刻表示部6や、カレンダー
表示7や、コロン表示8が表示される。
【0033】通信インターフェース15は、中央演算処
理装置20と接続されている通信回路26によって、電
気信号を発生させ、通信インターフェース13を介して
外部に電気信号を出力することができる。通信インター
フェース15から入力された電気信号は、通信回路26
で電気信号を中央演算処理装置20が処理可能なデータ
に変換される。
【0034】さきに述べたように、リードオンリーメモ
リ24は、電気的に書き換え可能なタイプを用いている
ため、通信インターフェース15を介して、外部から書
き換えられるプログラムの内容を送信すると、中央演算
処理装置20によって処理され、リードオンリーメモリ
24の内容を書き換えることが可能になる。
【0035】操作スイッチ9は中央演算処理装置20と
接続されており、操作スイッチ9が操作されると、中央
演算処理装置20では操作スイッチ9が操作された事を
直ちに感知することが可能である。この操作スイッチ9
を用いて、プログラムの書き換え機能や、アラーム機
能、ストップウォッチ機能の切り替えを行なう。
【0036】図4は、通信機能を有する電子時計1と通
信機能を有する情報機器との接続形態を示した概略図で
ある。電子時計1は、通信インターフェース15を介し
て通信ケーブル30と接続されている。電子時計1と接
続されている通信ケーブル30は、通信機能を有する情
報機器31と、情報機器31に設けられている通信イン
ターフェース15と接続されている。
【0037】通信機能を有する情報機器31は、パーソ
ナルコンピュータと同等な機能を有し、一時的にデータ
を記憶するランダムアクセスメモリや、プログラムやデ
ータを記憶するディスク装置や、情報を目視するための
ディスプレイ装置32や、入力を行なうためのキーボー
ド33や、入力を補助するためのポインティングデバイ
ス34や、通信を行なうための通信インターフェース1
5を設けている。
【0038】図5は電子時計の時刻修正方法の手順を示
すフローチャート図である。電子時計の操作スイッチを
操作して、書き換え可能なリードオンリーメモリの内容
を書き換える機能を実行し、外部から書き換えられるプ
ログラムの内容を読み込むための処理がを開始する。
(ステップ1)
【0039】電子時計は通信機能を有する情報機器に対
して、書き換えるプログラムが送られてくる前に、現在
の時刻を通信機能を有する情報機器に送信する。(ステ
ップ2) 現在の時刻を送信した電子時計は、通信処理を高速に処
理させるため、時刻の修正を停止させ、書き換え可能な
リードオンリーメモリの内容を書き換える処理のみ行な
う。
【0040】通信機能を有する情報機器では、受信した
電子時計の時刻をランダムアクセスメモリまたは、ディ
スク装置に記憶する。(ステップ3) 情報機器では、書き換えるプログラムの内容の送信時間
を計測するためのタイマを起動させる。(ステップ4) 書き換えるプログラム内容の送信時間を計測することに
よって、電子時計が通信を終了しても、時刻を修正して
いるように見せることが可能になる。
【0041】通信機能を有する情報機器は、電子時計に
設けられている書き換え可能なリードオンリーメモリの
内容を書き換えるためのプログラムの送信を開始する。
(ステップ5) 通信機能を有する電子時計では、送られてきた書き換え
可能なリードオンリーメモリの内容を書き換えるプログ
ラムの内容に従って、書き換えるプログラムが終了する
までの間、順次書き換え可能なリードオンリーメモリの
内容の書き換えを行なう。
【0042】書き換え可能なリードオンリーメモリの内
容を書き換えるプログラムの内容の送信を終了した通信
機能を有する情報機器は(ステップ6)、書き換えるプ
ログラムの内容の送信時間を計測していたタイマを停止
させ、計測をしていたタイマの時間と、通信機能を有す
る情報機器のランダムアクセスメモリまたは、ディスク
装置に記憶していた、通信可機能を有する電子時計から
受信した電子時計の時刻とを加算し、加算した内容を電
子時計に送信を行なう(ステップ7)。
【0043】通信機能を有する情報機器から送信された
時刻を受信した通信機能を有する電子時計は、電子時計
に設けられているランダムアクセスメモリに保持してい
る時刻データと、通信機能を有する情報機器から受信し
た時刻とを置き換える。(ステップ8) 書き換え可能なリードオンリーメモリが設けられている
電子時計は、書き換え可能なリードオンリーメモリの書
き換え機能を終了し、書き換えられたプログラムに含ま
れている時刻を刻むプログラムが実行される。
【0044】時刻を刻むプログラムは、電子時計に設け
られているランダムアクセスメモリの時刻データが存在
する決められたアドレス(番地)のデータの修正を行な
うため、通信期間中も時刻が更新されているかのように
通信機能を有する電子時計が動作することが可能にな
る。
【0045】図6(a)、(b)は、時計の時刻データ
が置き換えられる様子を示した概略図である。図6
(a)、(b)に示した第1のアドレス35は時の内容
を示し、第2のアドレス36は分の内容を示し、第3の
アドレスC37は秒の内容を示すものとして説明を行
う。
【0046】図6(a)は、電子時計に設けられている
書き換え可能なリードオンリーメモリの書き換えを行な
う前の、電子時計に設けられているランダムアクセスメ
モリの状態を示した図である。
【0047】電子時計の時刻の修正は、電子時計に設け
られているランダムアクセスメモリの、時刻に時を表す
第1のアドレス35、時刻の分を表す第2のアドレス3
6、時刻の秒を表す第3のアドレス37に存在する時刻
データを修正するように処理される。
【0048】電子時計の書き換え可能なリードオンリー
メモリの書き換えプログラムが開始すると、電子時計は
時刻の時を表す第1のアドレス35と、時刻の分を表す
第2のアドレス36と、時刻の秒を表す第3のアドレス
37との内容を現在の時刻として、通信機能を有する情
報機器に転送を行なう。
【0049】図6(a)においては具体的な例として、
時刻の時を表す第1のアドレス35には10時を表すデ
ータと、時刻の分を表す第2のアドレス36には54分
を表すデータと、時刻の秒を表す第3のアドレス37に
は30秒を表すデータとが存在している。したがて、図
6(a)の内容が示す電子時計の時刻は10時54分3
0秒を示している。
【0050】現在の時刻を転送した電子時計は、プログ
ラムが書き替えられている間は時刻の修正を停止しプロ
グラムの書き替え処理のみを行なう。
【0051】図6(b)は、電子時計に設けられている
書き換え可能なリードオンリーメモリの書き換えプログ
ラムが終了し、通信機能を有する情報機器から送られて
きた時刻が、電子時計に設けられているランダムアクセ
スメモリの、時刻の時を表す第1のアドレス35と、時
刻の分を表す第2のアドレス36と、時刻の秒を表す第
3のアドレス36の内容を置き換えた後の内容を示す図
面である。
【0052】電子時計に設けられている書き換え可能な
リードオンリーメモリの書き替えが終了した場合、通信
機能を有する情報機器から、通信機能を有する電子時計
に、電子時計がプログラム書き換え時に送信した時刻
と、通信機能を有する情報機器の通信処理時間を計測し
た時間との加算された時間が送られてくる。
【0053】図6(b)においては具体的な例として、
時刻の時を表す第1のアドレス35には10時を表すデ
ータと、時刻の分を表す第2のアドレス36には56分
を表すデータと、時刻の秒を表す第3のアドレス37に
は00秒を表すデータとが存在している。したがって、
図6(b)の内容が示す電子時計の時刻は10時56分
00秒を示している。
【0054】図6(a)に示してある具体的な時刻の例
は、10時54分30秒だが、図6(b)に示した修正
後の具体的な時刻は10時56分00秒と時刻が修正さ
れていることがわかる。図6(a)と、図6(b)に示
した具体例の時間差が1分30秒であるので、通信に所
要した時間が1分30秒である。
【0055】時計の時刻が刻み始められると、電子時計
に設けられているランダムアクセスメモリの、時刻の時
を表す第1のアドレス35と、時刻の分を表す第2のア
ドレス36と、時刻の秒を表す第3のアドレス36の内
容の修正が開始される。このため、電子時計の書き換え
可能なリードオンリーメモリの内容が書き換えられてい
る間、電子時計の時刻修正機能が停止していたのにもか
かわらず、時刻が更新し続けているように見せることが
可能になる。
【0056】[第2の実施形態:図7]図7は本発明の
第2の実施形態における構成図を示す。通信機能を有す
る電子時計1と、通信機能を有する情報機器31を通信
可能な状態で接続する場合、電子時計1の通信インター
フェースに、光送受信部38aを用い、通信機能を有す
る情報機器31においても、光送受信部38bを設置す
ることによって、通信ケーブルを用いずに、光通信を利
用して通信を行なうこともできる。光を利用した通信な
ため、通信ケーブルを用いなくても通信を行なうことが
できる。
【0057】通信機能を有する情報機器31は、光送受
信部38bを介して、通信機能を有する電子時計1の光
送受信部38aと光通信を行なう。通信機能を有する情
報機器31と、通信機能を有する電子時計1は双方向通
信機能を備えている。
【0058】
【発明の効果】本発明の電子時計およびその時刻修正方
法は、外部からプログラミング可能な通信機能を有する
電子時計が、プログラムの書き換え処理を開始した場
合、プログラムを受信する前に現在の時刻を通信機能を
有する情報機器に、光もしくは通信ケーブルを介し、光
信号もしくは電気信号によって送信を行い、通信機能を
有する情報機器では受信した時刻を記憶領域に保持し、
プログラムデータの送信時間を計測するためのタイマを
起動させ、プログラムの送信を行なう。
【0059】プログラムデータの送信を終了した通信機
能を有する情報機器は、プログラムデータの送信時間を
計測していたタイマを停止させ、計測をしていたタイマ
の時間と、通信機能を有する情報機器の記憶領域に保持
されている、通信機能を有する電子時計から送られてき
た時刻とを加算し、加算された内容を通信機能を有する
電子時計に送信を行なう。
【0060】通信機能を有する電子時計は、時刻データ
を受信し、通信機能を有する電子時計内の時刻を刻むた
めに保持されているデータ領域のデータを受信した時刻
データと置き換える。プログラムに含まれている時刻修
正処理が開始されると、通信期間中も時刻が修正されて
いるかのように通信機能を有する電子時計は、表示装置
に時間を刻み動作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における電子時計の外
観構造を示す図面である。
【図2】本発明の第1の実施形態における電子時計の断
面構造を示す図面である。
【図3】本発明の第1の実施形態における電子時計を構
成する回路ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における電子時計と情
報機器との接続形態を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における電子時計の時
刻更新方法の手順を示したフローチャート図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における電子時計の時
刻が修正されていく様子を示した図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における電子時計と情
報機器との接続形態を示した図である。
【符号の説明】
1:電子時計 2:時計ケース 3:風防
ガラス 4:裏蓋 5:液晶表示パネル 6:時刻
表示部 7:カレンダー表示 8:マーク表示 9:操作スイッチ 10:回路基板 11:電池 12:半導体集積回路 13:水晶振動子 14:ゼブラゴム 15:通信インターフェース 20:中央演算処
理装置 22:水晶発振回路 23:ランダムアクセスメ
モリ 24:リードオンリーメモリ 25:液晶駆動回
路 26:通信回路 30:通信ケーブル 31:情報機器 32:ディスプレイ装置 33:キーボード 34:ポインティングデバイ
ス 35:第1のアドレス 36:第2のアドレス 35:第3のアドレス 38:光送受信部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央演算処理装置と、水晶振動子と、水
    晶発振回路と、リードオンリーメモリと、ランダムアク
    セスメモリと、液晶駆動回路と、液晶表示装置と、操作
    スイッチと、通信回路と、通信インターフェースとを有
    する電子時計であって、 通信機能を有する情報機器とが通信することが可能な場
    合に、通信が終了しても電子時計の時刻が修正されてい
    ることを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 通信機能を有する情報機器からプログラ
    ムデータを送ることによって、電子時計内部に記憶する
    プログラムを書き換えることが可能な、中央演算処理装
    置と、水晶振動子と、水晶発振回路と、リードオンリー
    メモリと、ランダムアクセスメモリと、液晶駆動回路
    と、液晶表示装置と、操作スイッチと、通信回路と、通
    信インターフェースとを有する電子時計であって、 通信機能を有する情報機器とが、通信を行い電子時計の
    プログラムの書き換えが終了しても電子時計の時刻が修
    正されていることを特徴とする電子時計。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電子時計
    および情報機器が有する通信機能は、 光もしくは通信ケーブルを介し、光信号もしくは電気信
    号によって双方向通信を行い電子時計の時刻を修正する
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の電子時計
    の時刻修正を行なう方法であって、 通信可能な電子時計はプログラムデータが送られてくる
    前に現在の時刻を通信可能な情報機器に送ることを特徴
    とする電子時計の時刻修正方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の電子時計
    の時刻修正を行なう方法であって、 プログラム書き換え終了時に通信可能な情報機器から送
    られてくる時刻に、時刻データを置き換えることを特徴
    とする電子時計の時刻修正方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の通信終了
    もしくは、プログラム書き換えが終了した場合に電子時
    計の時刻が修正されている方法は、 外部からプログラミング可能な通信機能を有する電子時
    計が、プログラムの書き換え処理を開始した場合、プロ
    グラムを受信する前に現在の時刻を通信機能を有する情
    報機器に送信し、通信機能を有する情報機器では受信し
    た時刻を記憶領域に保持し、プログラムデータの送信時
    間を計測するためのタイマを起動させ、プログラムの送
    信を行なうステップと、 プログラムデータの送信を終了した通信機能を有する情
    報機器は、プログラムデータの送信時間を計測していた
    タイマを停止させ、計測をしていたタイマの時間と、通
    信機能を有する情報機器の記憶領域に保持されている、
    通信機能を有する電子時計から送られてきた時刻とを加
    算し、加算された内容を通信機能を有する電子時計に送
    信を行なうステップと、 通信機能を有する電子時計は、時刻データを受信し、通
    信機能を有する電子時計内の時刻を刻むために保持され
    ているデータ領域のデータを受信した時刻データと置き
    換えるステップと、 プログラムに含まれている時刻修正処理が開始される
    と、通信期間中も時刻が修正されているかのように通信
    機能を有する電子時計は、表示装置に時間を刻む動作す
    るステップを有することを特徴とする電子時計の時刻修
    正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014505873A (ja) * 2011-01-18 2014-03-06 ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス デジタル表示デバイスとプリント回路基板との間を電気的に接続するためのゼブラコネクタを備える時計及びこのタイプの時計のアセンブリ方法

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JP2014505873A (ja) * 2011-01-18 2014-03-06 ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス デジタル表示デバイスとプリント回路基板との間を電気的に接続するためのゼブラコネクタを備える時計及びこのタイプの時計のアセンブリ方法

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