JP2000131234A - 化学発光および蛍光の同時測定装置および方法 - Google Patents
化学発光および蛍光の同時測定装置および方法Info
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Abstract
間で測定することができる装置および方法を提供する。 【解決手段】 励起光源11から出力された励起光は、
光ファイバ12、NDフィルタ13、チョッパ14およ
びシャッタ15を順次経て、サンプルホルダ1に容れら
れた被測定試料にパルス的に照射される。被測定試料で
発生した化学発光は、レンズ21、ダイクロイックミラ
ー22、フィルタ23、レンズ24およびシャッタ25
を順次経て、光電子増倍管26により検出される。被測
定試料で発生した蛍光は、レンズ21、ダイクロイック
ミラー22、レンズ31、フィルタ32およびモノクロ
メータ33を順次経て、光電子増倍管34により検出さ
れる。フォトンカウンタ42により、励起光が被測定試
料に照射されていないときの化学発光の光子数が計数さ
れ、励起光が被測定試料に照射されているときの蛍光の
光子数が計数される。
Description
る化学反応に伴い発生する化学発光と、その被測定試料
への励起光の照射に伴い発生する蛍光とを、略同時に測
定する測定装置および測定方法に関するものである。
生されるスーパーオキサイド(O2 -)は、人体に侵入し
た細菌やウイルス等を殺傷するものであり、生体防御に
おいて重要な役割を担っている。このスーパーオキサイ
ドの産生には、好中球細胞内のカルシウムが関与してい
ると考えられているが、このカルシウムの役割について
は不明な点が多い。しかし、スーパーオキサイド産生機
能を欠いた慢性肉芽腫症患者の好中球は、好中球遊走性
ペプチドfMLP(formyl-methionyl-leucyl-phenylal
anine )により刺激されても細胞膜の脱分極が観察され
ないという特徴がある。このことは、同患者の好中球が
細胞外液中のカルシウムを細胞内に動員することができ
ないことを意味しており、好中球がスーパーオキサイド
産生に必要な細胞内カルシウム濃度上昇を得ることがで
きないと考えられている。
は、好中球細胞表面上のfMLP受容体に特異的に結合
し、細胞内カルシウム濃度を高めるような刺激を伝達さ
せるものであり、このカルシウム応答から幾つかの細胞
機能(その1つがスーパーオキサイド産生)の発現に向
けて細胞内で更に刺激が伝達される。また、慢性肉芽腫
症(CGD: Chronic Granulomatous Disease)は感染
細菌が人体内で殺傷されずに留まることから、その患者
は、非常に細菌感染症にかかり易い状態にあり、細菌を
殺傷できない好中球の死骸が膿として蓄積したような症
状が多くの組織で見られる。
カルシウム濃度上昇の実体が解明されれば、慢性肉芽腫
症患者の治療につながる新たな細胞機能診断法が確立さ
れるものと期待される。ところで、スーパーオキサイド
産生の測定は、例えば、好中球における化学反応に伴い
発生する化学発光を検出することにより可能である。ま
た、細胞内カルシウム濃度変化の測定は、例えば、好中
球にカルシウム蛍光指示薬を予め導入しておき、これに
励起光を照射して発生した蛍光を検出することにより可
能である。
光および蛍光それぞれを個別に検出する従来の技術で
は、スーパーオキサイド産生を担う細胞内カルシウム濃
度上昇の実体を解明することは困難である。すなわち、
同一試料で発生した化学発光および蛍光それぞれを同時
に実時間で検出することができないので、スーパーオキ
サイド産生と細胞内カルシウム濃度変化との間の微妙な
関係を検出することができない。
れたものであり、化学発光および蛍光それぞれを略同時
に実時間で測定することができる装置および方法を提供
することを目的とする。
よび蛍光の同時測定装置は、(1) 被測定試料に励起光を
パルス的に照射する励起手段と、(2) 励起手段により励
起光が被測定試料に照射されていないときに被測定試料
で発生した化学発光を検出する化学発光検出手段と、
(3) 励起手段により励起光が被測定試料に照射されてい
るときに被測定試料で発生した蛍光を検出する蛍光検出
手段と、を備えることを特徴とする。
段により励起光がパルス的に照射される。励起手段によ
り励起光が被測定試料に照射されていないときに被測定
試料で発生した化学発光は、化学発光検出手段により検
出される。一方、励起手段により励起光が被測定試料に
照射されているときに被測定試料で発生した蛍光は、蛍
光検出手段により検出される。したがって、同一試料で
発生した化学発光および蛍光それぞれは略同時に実時間
で検出される。
同時測定装置は、被測定試料の温度を制御する温度制御
手段を更に備えることを特徴とする。この場合には、被
測定試料の温度は温度制御手段により制御されるので、
例えば被測定試料が細胞である場合に好適である。
同時測定装置は、被測定試料が液体であって、その被測
定試料を攪拌する攪拌手段を更に備えることを特徴とす
る。この場合には、被測定試料は攪拌手段により攪拌さ
れるので、被測定試料が懸濁液である場合に好適であ
る。
定方法は、被測定試料に励起光をパルス的に照射して、
励起光が被測定試料に照射されていないときに被測定試
料で発生した化学発光を検出し、励起光が被測定試料に
照射されているときに被測定試料で発生した蛍光を検出
する、ことを特徴とする。この方法によれば、同一試料
で発生した化学発光および蛍光それぞれは略同時に実時
間で検出される。
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
同時測定装置の実施形態について説明する。図1は、本
実施形態に係る化学発光および蛍光の同時測定装置の構
成図である。
サーモバス2と配管3,4を介して接続されており、被
測定試料の温度を所定温度に制御することができる。ま
た、サンプルホルダ1は、被測定試料を攪拌するマグネ
ティックスターラを備えている。このマグネティックス
ターラは、マグネティックスターラコントローラ5によ
り制御される。また、サンプルホルダ1は、被測定試料
や試薬を導入するためのサンプルディスペンサ6と接続
されている。
に励起光をパルス的に照射する励起手段は、励起光源1
1、光ファイバ12、NDフィルタ13、チョッパ1
4、シャッタ15、チョッパコントローラ16およびシ
ャッタコントローラ17を備えている。励起光源11
は、励起光を出力するものであり、光ファイバ12は、
その励起光源11から出力された励起光をNDフィルタ
13へ導く。NDフィルタ13は、被測定試料に照射さ
れる励起光の強度を調整する。チョッパ14は、チョッ
パコントローラ16により制御されて回転し、NDフィ
ルタ13を透過した励起光の通過/遮断の制御を行い、
励起光を被測定試料にパルス的に照射するためのもので
ある。シャッタ15は、シャッタコントローラ17によ
り制御されて開閉し、開いているときに励起光を被測定
試料にパルス的に照射する。
で発生した化学発光を検出する化学発光検出手段は、レ
ンズ21、ダイクロイックミラー22、フィルタ23、
レンズ24、シャッタ25、光電子増倍管26、シャッ
タコントローラ27および高電圧電源28を備えてい
る。レンズ21およびレンズ24は、被測定試料で発生
した化学発光を光電子増倍管26の受光面に集光する。
ダイクロイックミラー22は、被測定試料で発生した化
学発光を反射させるとともに、被測定試料で発生した蛍
光を透過させる。フィルタ23は、化学発光の波長成分
を選択的に透過させる。シャッタ25は、シャッタコン
トローラ27により制御されて開閉し、開いているとき
に化学発光を光電子増倍管26の受光面に入射させる。
光電子増倍管26は、高電圧電源28から供給された高
電圧により駆動され、受光面に入射した化学発光の強度
に応じた化学発光検出信号を出力する。
で発生した蛍光を検出する蛍光検出手段は、レンズ2
1、ダイクロイックミラー22、レンズ31、フィルタ
32、モノクロメータ33、光電子増倍管34および高
電圧電源35を備えている。レンズ21およびレンズ3
1は、被測定試料で発生した蛍光をモノクロメータ33
の入力開口部に集光する。フィルタ32は、励起光の波
長成分を遮断するとともに、蛍光の波長成分を選択的に
透過させる。モノクロメータ33は、入力した蛍光を分
光して、所望の波長成分のみを出力する。光電子増倍管
34は、高電圧電源35から供給された高電圧により駆
動され、モノクロメータ33から出力された蛍光の強度
に応じた蛍光検出信号を出力する。
された化学発光検出信号を増幅するとともに、光電子増
倍管34から出力された蛍光検出信号をも増幅する。フ
ォトンカウンタ42は、アンプ41により増幅されて出
力された化学発光検出信号および蛍光検出信号それぞれ
を入力し、また、チョッパコントローラ16による励起
光の通過/遮断の制御信号を入力する。そして、フォト
ンカウンタ42は、これらの信号に基づいて、励起光が
被測定試料に照射されていないときに光電子増倍管26
が検出した化学発光の光子数を計数し、励起光が被測定
試料に照射されているときに光電子増倍管34が検出し
た蛍光の光子数を計数する。コンピュータ43は、フォ
トンカウンタ42により計数された化学発光の光子数お
よび蛍光の光子数に基づいて被測定試料の解析を行う。
サンプルホルダ1に到る光学系、化学発光検出手段にお
けるサンプルホルダ1から光電子増倍管26に到る光学
系、および、蛍光検出手段におけるサンプルホルダ1か
ら光電子増倍管34に到る光学系は、暗箱51内に収め
られている。
光の同時測定装置の動作を説明するとともに、本実施形
態に係る化学発光および蛍光の同時測定方法についても
説明する。また、以下の説明では具体的な実施例として
被測定試料がヒト好中球様細胞である場合について説明
する。ここで、ヒト好中球様細胞は、ヒト単球系株細胞
THP−1を0.5mMのBt2cAMP(ジブチリル環
状アデノシンリン酸)を含む10%血清入りRPMIme
diumで細胞密度を3×105 細胞/mlに合わせ、これ
を3日間37℃で5%CO2 存在下で培養したものであ
る。
カルシウム蛍光指示薬fluo−3(1-[2-amino-5-(2,
7-dichloro-6-hydroxy-3-oxy-9-xanthenyl)phenoxyl]-2
-(2-amino-5-methylphenoxy)ethane-N,N,N',N'-tetraac
etic acid )で処理され、また、化学発光試薬CLA
(ウミホタルルシフェリン誘導体、2-methyl-6-phenyl-
3,7-dihydroimidazo[1,2-a]pyrazin-3-one)が添加され
て、懸濁液とされる。この被測定試料は、石英セルに容
れられてサンプルホルダ1にセットされる。サンプルホ
ルダ1にセットされた被測定試料は、サーモバス2によ
り一定温度37℃に維持され、マグネティックスターラ
コントローラ5により制御されたマグネティックスター
ラにより攪拌される。
4はチョッパコントローラ16により制御されて一定速
度で回転し、シャッタ15はシャッタコントローラ17
により制御されて開く。チョッパ14による励起光の通
過/遮断の周期は、例えばミリ秒程度である。
ファイバ12を経てNDフィルタ13に入射し、NDフ
ィルタ13により光量が調整され、チョッパ14に入射
する。そして、チョッパ14に入射した励起光は、チョ
ッパ14により通過/遮断の制御を受け、シャッタ15
を通過して、サンプルホルダ1に容れられた被測定試料
にパルス的に照射される。励起光源11は、波長488
nmのレーザ光を出力するアルゴンレーザ光源が用いら
れる。
21およびレンズ24により集光され、ダイクロイック
ミラー22により反射され、フィルタ23およびシャッ
タ25を通過し、光電子増倍管26の受光面に入射す
る。光電子増倍管26からは、受光面に入射した化学発
光の強度に応じた化学発光検出信号が出力される。この
化学発光は、スーパーオキサイドと化学発光試薬CLA
とが化学反応してCLA酸化物が生成される際に発生す
る化学発光である。すなわち、化学発光強度は、スーパ
ーオキサイド産生量を表している。
ズ21およびレンズ31により集光され、ダイクロイッ
クミラー22およびフィルタ32を透過し、モノクロメ
ータ33により分光されて所望の波長成分のみが出力さ
れ、その所望の波長成分のみが光電子増倍管34の受光
面に入射する。光電子増倍管34からは、モノクロメー
タ33から出力された蛍光の強度に応じた蛍光検出信号
が出力される。この蛍光は、好中球様細胞内の遊離カル
シウムイオンとカルシウム蛍光指示薬fluo−3とが
結合して生成された錯体に励起光が照射されて発生する
蛍光である。すなわち、蛍光強度は、好中球様細胞内の
遊離カルシウムイオンの濃度を表している。なお、励起
光の散乱光は、ダイクロイックミラー22、フィルタ3
2およびモノクロメータ33それぞれにより遮断される
ので、光電子増倍管34の受光面に入射することはな
い。
検出信号、および、光電子増倍管34から出力された蛍
光検出信号それぞれは、アンプ41に入力し、アンプ4
1により増幅される。アンプ41により増幅されて出力
された化学発光検出信号および蛍光検出信号それぞれ
は、フォトンカウンタ42に入力する。また、チョッパ
コントローラ16による励起光の通過/遮断の制御信号
も、フォトンカウンタ42に入力する。そして、フォト
ンカウンタ42により、励起光が被測定試料に照射され
ていないときに光電子増倍管26が検出した化学発光の
光子数が計数され、励起光が被測定試料に照射されてい
るときに光電子増倍管34が検出した蛍光の光子数が計
数される。
よび蛍光検出を行いながら、サンプルディスペンサ6よ
り刺激薬が被測定試料(好中球様細胞)へ滴下される。
刺激薬として例えば好中球遊走性ペプチドfMLPが用
いられる。そして、コンピュータ43により、刺激薬の
被測定試料への滴下、化学発光強度(スーパーオキサイ
ド産生量)および蛍光強度(細胞内カルシウム濃度)の
間の因果関係や時間的関係が解析される。
結果を示すグラフである。このグラフには、化学発光強
度(スーパーオキサイド産生量)および蛍光強度(細胞
内カルシウム濃度)が示されている。被測定試料は、上
述したようなカルシウム蛍光指示薬fluo−3で処理
され化学発光試薬CLAが添加された好中球様細胞を、
1mMの細胞外カルシウム溶液内に容れて懸濁液とした
ものである。測定開始後の150秒の時点で1μMのf
MLPで被測定試料を刺激した。
測定試料が刺激されると、直ちに蛍光強度が上昇し、そ
の後に数秒遅れて、化学発光強度が上昇している。この
ことから、fMLP刺激により、細胞内カルシウム濃度
が直ちに上昇し、その後に数秒遅れてスーパーオキサイ
ドが産生されることが確認された。
独で測定した結果を示すグラフである。同図(a)は、
カルシウム蛍光指示薬fluo−3で負荷をかけない好
中球様細胞を1mMの細胞外カルシウム存在下で1μM
のfMLPで刺激して、本実施形態に係る測定装置およ
び測定方法により測定した結果を示す。このグラフから
判るように、fMLP刺激が与えられたときに、蛍光強
度(すなわち、細胞内カルシウム濃度)の変化は無い
が、化学発光強度(すなわち、スーパーオキサイド産生
量)の変化は図2と同様の変化を示した。
薬fluo−3で負荷をかけた好中球様細胞を化学発光
試薬CLA非存在下で1μMのfMLPで刺激して、本
実施形態に係る測定装置および測定方法により測定した
結果を示す。このグラフから判るように、fMLP刺激
が与えられたときに、化学発光強度(すなわち、スーパ
ーオキサイド産生量)の変化は無いが、蛍光強度(すな
わち、細胞内カルシウム濃度)の変化は図2と同様の変
化を示した。
置および測定方法は、蛍光強度(すなわち、細胞内カル
シウム濃度)の変化および化学発光強度(すなわち、ス
ーパーオキサイド産生量)の変化それぞれを忠実に且つ
同時に検出することができることが確認された。
光それぞれを単独で測定する場合には、化学発光強度
(スーパーオキサイド産生量)および蛍光強度(細胞内
カルシウム濃度)の間の微妙な因果関係や時間的関係を
解析することは非常に困難である。しかし、図2に示す
ように化学発光および蛍光を同時測定する場合には、同
一試料で発生した化学発光および蛍光それぞれを略同時
に実時間で検出することができるので、両者間の微妙な
因果関係や時間的関係を解析することができる。
ではなく種々の変形が可能である。上記実施形態では、
ヒト好中球様細胞を被測定対象として、励起光が被測定
試料に照射されていないときに被測定試料においてスー
パーオキサイド産生に伴い発生した化学発光を検出し、
励起光が被測定試料に照射されているときに被測定試料
においてカルシウム濃度変化に伴い発生した蛍光を検出
する場合について説明したが、これに限られるものでは
ない。
よれば、被測定試料に励起光をパルス的に照射して、励
起光が被測定試料に照射されていないときに被測定試料
で発生した化学発光を検出し、励起光が被測定試料に照
射されているときに被測定試料で発生した蛍光を検出す
るので、同一試料で発生した化学発光および蛍光それぞ
れを略同時に実時間で検出することができる。
励起光が被測定試料に照射されていないときに被測定試
料においてスーパーオキサイド産生に伴い発生した化学
発光を検出し、励起光が被測定試料に照射されていると
きに被測定試料においてカルシウム濃度変化に伴い発生
した蛍光を検出することにより、スーパーオキサイド産
生を担う細胞内カルシウム濃度上昇の実体の解明に貢献
することができ、慢性肉芽腫症患者の治療につながる新
たな細胞機能診断法が確立されるものと期待される。
定装置の構成図である。
ラフである。
結果を示すグラフである。
5…マグネティックスターラコントローラ、6…サンプ
ルディスペンサ、11…励起光源、12…光ファイバ、
13…NDフィルタ、14…チョッパ、15…シャッ
タ、16…チョッパコントローラ、17…シャッタコン
トローラ、21…レンズ、22…ダイクロイックミラ
ー、23…フィルタ、24…レンズ、25…シャッタ、
26…光電子増倍管、27…シャッタコントローラ、2
8…高電圧電源、31…レンズ、32…フィルタ、33
…モノクロメータ、34…光電子増倍管、35…高電圧
電源、41…アンプ、42…フォトンカウンタ、43…
コンピュータ、51…暗箱。
1)
よび蛍光の同時測定装置は、(1) 被測定試料に励起光を
パルス的に照射する励起手段と、(2) 励起手段により励
起光が被測定試料に照射されていないときに被測定試料
で発生した化学発光を検出する化学発光検出手段と、
(3) 励起手段により励起光が被測定試料に照射されてい
るときに被測定試料で発生した蛍光を検出する蛍光検出
手段と、を備え、化学発光検出手段による化学発光検出
および蛍光検出手段による蛍光検出を略同時に行うこと
を特徴とする。
定方法は、被測定試料に励起光をパルス的に照射して、
励起光が被測定試料に照射されていないときに被測定試
料で発生した化学発光を検出し、励起光が被測定試料に
照射されているときに被測定試料で発生した蛍光を検出
して、化学発光検出および蛍光検出を略同時に行うこと
を特徴とする。この方法によれば、同一試料で発生した
化学発光および蛍光それぞれは略同時に実時間で検出さ
れる。
Claims (4)
- 【請求項1】 被測定試料に励起光をパルス的に照射す
る励起手段と、 前記励起手段により前記励起光が前記被測定試料に照射
されていないときに前記被測定試料で発生した化学発光
を検出する化学発光検出手段と、 前記励起手段により前記励起光が前記被測定試料に照射
されているときに前記被測定試料で発生した蛍光を検出
する蛍光検出手段と、 を備えることを特徴とする化学発光および蛍光の同時測
定装置。 - 【請求項2】 前記被測定試料の温度を制御する温度制
御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の化
学発光および蛍光の同時測定装置。 - 【請求項3】 前記被測定試料は液体であり、前記被測
定試料を攪拌する攪拌手段を更に備えることを特徴とす
る請求項1記載の化学発光および蛍光の同時測定装置。 - 【請求項4】 被測定試料に励起光をパルス的に照射し
て、 前記励起光が前記被測定試料に照射されていないときに
前記被測定試料で発生した化学発光を検出し、 前記励起光が前記被測定試料に照射されているときに前
記被測定試料で発生した蛍光を検出する、 ことを特徴とする化学発光および蛍光の同時測定方法。
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JP30868898A JP3183863B2 (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 化学発光および蛍光の経時変化測定装置および方法 |
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