JP2000130639A - 管路の耐震配管工法 - Google Patents

管路の耐震配管工法

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JP2000130639A
JP2000130639A JP10310836A JP31083698A JP2000130639A JP 2000130639 A JP2000130639 A JP 2000130639A JP 10310836 A JP10310836 A JP 10310836A JP 31083698 A JP31083698 A JP 31083698A JP 2000130639 A JP2000130639 A JP 2000130639A
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JP
Japan
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pipe
polyethylene
joint
pipeline
earthquake
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Pending
Application number
JP10310836A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Mizukami
剛志 水上
Akihiko Kato
昭彦 加藤
Eiji Matsuyama
英治 松山
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は地震等による不確定な地盤変位を適
当に吸収させることができ、現地作業を簡単に行うこと
ができる耐震工法を提供する。 【解決手段】 鋼管11aと11b及び11cと11d
が鋼管同士の継手12a、12dによって接続され、鋼
管11bの一端とトランジション継手13aの一端とが
継手12bを介して接続され、鋼管11cの一端とトラ
ンジション継手13bの一端とが継手12cを介して接
続されている。そして、トランジション継手13a、1
3bの他端にはポリエチレン管14が接続され、全体と
して管路10が形成されている。また、ポリエチレン管
14は、地震等の予測される場所で、その地震の大きさ
に対応できる設計許容伸びを有するように長さを調整で
きるので、管路を耐震性を有するように配管できる。ポ
リエチレン管は継手を介して、鋼管と機械的に簡単に接
合できるので、管路の配管が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス導管、水道管等
による管路の耐震配管工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地震或いは地盤沈下により発生す
る地盤変位による管路の変形に対して、一般に伸縮継手
が用いられている。
【0003】しかし、地震等については、不確定な地盤
変位を吸収するのに必要な管路の伸びを確保するため、
沢山の伸縮継手を用いねばならず、コスト高となってい
る。
【0004】上記対策の一例として、特開平10−61
867号公報には鋼管の継手にポリエチレン管を使用し
て配設された管路が開示されている。
【0005】図4は鋼管の継手にポリエチレン管を使用
して配管された管路の一例を示す側断面図である。
【0006】1は管路である。管路1を形成する外面ポ
リエチレン被覆鋼管2は鋼管4の外面に被覆用ポリエチ
レン5が被覆されている。被覆用ポリエチレン5は鋼管
4の端部4aの外面に、被覆用ポリエチレン5を被覆し
ない部分を有するものである。ポリエチレン管からなる
継手3は、鋼管4の端部4aに接触し、且つ、被覆用ポ
リエチレン5の端部に重なって接触するよう成形された
もので、外面ポリエチレン被覆鋼管2が挿入され、装着
されている。継手3は、熱融着、接着剤により、被覆用
ポリエチレン5と一体化させ、鋼管4の端部4aと接合
させている。外面ポリエチレン被覆鋼管2の内面には、
内面塗装6が施してある。符号7は端面である。
【0007】上記のように鋼管4にポリエチレン管によ
る継手3を使用して配設された管路1は、地震時等で発
生する地盤変位による管路の変形に対応して追従できる
旨が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た継手3を使用して配設された管路1では以下の問題が
ある。
【0009】管路1を形成する現地での配管工法では、
外面ポリエチレン被覆鋼管2の端部4aに取付けた継手
3同士を対面させ、バーナー加熱方法等によって相互に
熱融着して接続させることが必要であり、また、外面ポ
リエチレン被覆鋼管2の内面には内面塗装6が施してあ
るので、バーナー加熱方法では内面塗装6が融解しない
ように配慮する必要があり、作業が繁雑である。
【0010】また、外面ポリエチレン被覆鋼管2の端部
4aに取付けた継手3は図4に示すように、外面ポリエ
チレン被覆鋼管2の被覆用ポリエチレン5の端部上に重
ねて熱融着、接着剤により被覆用ポリエチレン5と一体
化させて固着したものである。しかし、ポリエチレン5
自体が接着剤等での接合が困難なものであり、地震時等
で発生する地盤変位により、その界面で剥離し易く、内
部からの流体の漏洩を生じ、または地中からの水の浸透
によって腐食し易い。
【0011】また、鋼管の接続に図4に示すようなポリ
エチレン管による継手3を使用しているので、継手3の
長さが短く、地震等による不確定な地盤変位を吸収する
のに必要な管路の伸びを確保するのに調整がしにくい。
【0012】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、地震等による不確定な地盤変位を適当に
吸収させることができ、現地作業を簡単に行うことがで
きる耐震工法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼管を接続し
て管路を形成する管路の耐震配管工法であって、前記管
路内に、継手を介して機械的にポリオレフィン管を前記
鋼管と鋼管の間に接続し、ポリオレフィン管の長さによ
り設計許容伸びを調整することを特徴とする管路の耐震
配管工法である。
【0014】本発明によれば、上記構成であるので、ポ
リオレフィン管の長さにより設計許容伸びを調整して、
地震等による不確定な地盤変位を適当に吸収させること
ができ、継手を介して機械的にポリオレフィン管を鋼管
と鋼管の間に接続するので、作業が容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
よって詳述する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態により配管さ
れた管路の側面図であり、図2は図1の要部を示す側断
面図である。10は管路である。
【0017】鋼管11aと11b及び11cと11dが
鋼管同士の継手12a、12dによって接続され、鋼管
11bの一端とトランジション継手13aの一端とが継
手12bを介して接続され、鋼管11cの一端とトラン
ジション継手13bの一端とが継手12cを介して接続
されている。そして、トランジション継手13a、13
bの他端にはポリエチレン管14が接続され、全体とし
て管路10が形成されている。
【0018】トランジション継手13a、13bは図2
に示すように、一端が内面を縮径させて歯15を設け、
ポリエチレン管14が挿入され、装着されるとポリエチ
レン管14の表層に歯15が噛込み固定される。また、
ポリエチレン管14の先端部内側にはスチフナー16を
嵌挿させて、トランジション継手によるポリエチレン管
14の固着を補強している。
【0019】トランジション継手13a、13bの他端
は鋼管同士に用いる継手12b、12cと接続される。
鋼管同士に用いる継手12a、12b、12c、12d
は通常用いられる継手(ソケット継手、溶接継手、フラ
ンジ継手等)が使用できる。
【0020】本発明では、ポリエチレン管を鋼管と鋼管
に接続する際に、ポリエチレン管を機械的に接続できる
継手を用いることが必要であり、それを満足するもので
あれば継手の種類を問わない。
【0021】機械的に接続できる継手を用いたのは、ポ
リエチレン管自体が鋼管等と接着剤、熱融着等により固
着が困難なので、それを回避して、現地での鋼管の接続
を容易にしたものであるる。
【0022】上記ポリエチレン管は通常使用されている
管を用いることができる。ポリエチレン管の長さは地震
等の予測される場所で、その地震の大きさに対応できる
設計許容伸びを有するように調整される。ポリエチレン
管は中密度ポリエチレン管で降伏歪みが約20%程度で
あり、高密度ポリエチレン管で降伏歪みが約10%程度
であり、高速変位負荷状態ても降伏歪みがあまり変化が
ないことが知られているので、例えば、許容降伏歪み1
0%である10mのポリエチレン管を100mの管路内
に接続すると、管路として1%の許容伸びを有すること
が可能である。ポリエチレン管は鋼管より強度が小さい
ので、その分厚みを厚くして強度を補完している。
【0023】ポリエチレン管は上記実施の形態では埋設
管について述べたが、埋設管に限定されるものではな
く、地上、または構造体内等での配管にも適用できる。
【0024】図3は本発明の一実施の形態により配管さ
れた管路の側面図である。図1と共通する個所は同じ符
号を付けて、その説明を省略した。鋼管11bの一端と
トランジション継手13aの一端とが継手12bを介し
て接続され、鋼管11cの一端とトランジション継手1
3bの一端とが継手12cを介して接続されている。そ
して、トランジション継手13a、13bの他端にはポ
リエチレン管17が接続され、ポリエチレン管15は鋼
管鋼管11b、11cと同じ程度の厚みのものを用い
て、スリーブ18で不足した強度を補完しており、全体
として管路10が形成されている。
【0025】ポリエチレン管17はスリーブ18に貫通
させて、地震等により地盤変位を生じた際に、ポリエチ
レン管17の伸びによる吸収機能を充分に発揮できるよ
うにしている。
【0026】以上の実施の形態に述べたように、本発明
によれば、ポリエチレン管は、地震等の予測される場所
で、その地震の大きさに対応できる設計許容伸びを有す
るように長さを調整できるので、管路を耐震性を有する
ように配管できる。
【0027】また、ポリエチレン管は、降伏応力が鋼管
等に比べて小さいため、管路内の鋼管同士の接続部強度
をポリエチレン管より大きくすれば良いので、従来の継
手部よりも強度性能を緩和することが可能であり、接合
の簡便化を図ることができるまた、ポリエチレン管は地
震等による地盤変位を吸収することができ、鋼管とポリ
エチレン管との接合部での剥離がなく、シール性を保持
できるので、管内の流体を安全に搬送できる。
【0028】また、本発明では、ポリエチレン管を継手
を介して、鋼管と機械的に簡単に接合できるので、管路
の配管が容易である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明により地震等によ
る不確定な地盤変位を適当に吸収することができ、現地
作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態により配管された管路の
側面図である。
【図2】図1の要部を示す側断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態により配管された管路
の側面図である。
【図4】従来方法で配管された管路の一例を示す側断面
図である。
【符号の説明】
10 管路 11a、11c、11d 鋼管 12a、12b、12、12d 継手 13a、13b トランジション 継手 14、17 ポリエチレン管 15 歯 16 スチフナー 18 スリーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管を接続して管路を形成する管路の耐
    震配管工法であって、前記管路内に、継手を介して機械
    的にポリオレフィン管を前記鋼管と鋼管の間に接続し、
    ポリオレフィン管の長さにより設計許容伸びを調整する
    ことを特徴とする管路の耐震配管工法。
JP10310836A 1998-10-30 1998-10-30 管路の耐震配管工法 Pending JP2000130639A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003666A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 株式会社クボタ 管路構造および管路構造用プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003666A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 株式会社クボタ 管路構造および管路構造用プログラム
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