JP2000130422A - アンカーナット締着装置及びそれを用いた送水管 - Google Patents
アンカーナット締着装置及びそれを用いた送水管Info
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- JP2000130422A JP2000130422A JP10307584A JP30758498A JP2000130422A JP 2000130422 A JP2000130422 A JP 2000130422A JP 10307584 A JP10307584 A JP 10307584A JP 30758498 A JP30758498 A JP 30758498A JP 2000130422 A JP2000130422 A JP 2000130422A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本体とナット部と被加工物との係合力を強く
するアンカーナット締着装置を提供する。 【解決手段】 本体7が送水管本体2の適宜な孔2Aに
挿入されてナット部6が本体7内に押入れられる時に、
ナット部6の外テーパー8が本体7を直径方向に膨脹さ
せて送水管本体2の孔2Aの壁に係合させる。本体7内
にナット部6を係合して送水管本体2にアンカー状ナッ
ト部6を設ける。本体7に外テーパー8に係合する内テ
ーパー13を設ける。ナット6の自由端側に突起部11を設
けると共に、該突起部11が係合する凹部14を内テーパー
の接合部10側に設ける。外テーパー8に内テーパー13が
係合でき、突起部11が本体7の凹部14に係合、圧着でき
る。
するアンカーナット締着装置を提供する。 【解決手段】 本体7が送水管本体2の適宜な孔2Aに
挿入されてナット部6が本体7内に押入れられる時に、
ナット部6の外テーパー8が本体7を直径方向に膨脹さ
せて送水管本体2の孔2Aの壁に係合させる。本体7内
にナット部6を係合して送水管本体2にアンカー状ナッ
ト部6を設ける。本体7に外テーパー8に係合する内テ
ーパー13を設ける。ナット6の自由端側に突起部11を設
けると共に、該突起部11が係合する凹部14を内テーパー
の接合部10側に設ける。外テーパー8に内テーパー13が
係合でき、突起部11が本体7の凹部14に係合、圧着でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンカーナット締
着装置及びそれを用いた送水管に関する。
着装置及びそれを用いた送水管に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のものと
して実公平6−45051号公報には、管状の本体と、
外テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加工物
の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられ
るときに、ナット部のテーパーが本体を直径方向に膨脹
させて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体内に
ナット部を係合して被加工物にアンカーナットを設ける
アンカーナット締着装置が開示されている。そして、前
記従来技術においては本体の内周は同一径に形成されて
いた。
して実公平6−45051号公報には、管状の本体と、
外テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加工物
の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられ
るときに、ナット部のテーパーが本体を直径方向に膨脹
させて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体内に
ナット部を係合して被加工物にアンカーナットを設ける
アンカーナット締着装置が開示されている。そして、前
記従来技術においては本体の内周は同一径に形成されて
いた。
【0003】このような従来技術においては、本体が被
加工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入
れられるときには、本体内にナット部を係合しするもの
の、その係合はナット部の外周が本体の内周に圧着する
ものであるので、両者間は面同志の係合になり、その係
合力は弱くなることが懸念される。
加工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入
れられるときには、本体内にナット部を係合しするもの
の、その係合はナット部の外周が本体の内周に圧着する
ものであるので、両者間は面同志の係合になり、その係
合力は弱くなることが懸念される。
【0004】また、従来の送水管は、例えば実開平7−
34027号公報には送水管にソケットを溶接、接着な
どにより分岐配管し、そしてソケットに散水ノズルなど
を装着して散水を行うものが開示されている。このよう
な従来の送水管においては、溶接、接着によりソケット
を分岐配管するものであったため、その製作を効率よく
行うことができなかった。そこで、従来のアンカーナッ
ト締着装置を使用して送水管本体に分岐管を接続するこ
とが考えられるが、従来のアンカーナット締着装置で
は、前述のように係合力が弱いことに起因して水漏れが
生ずる虞があった。
34027号公報には送水管にソケットを溶接、接着な
どにより分岐配管し、そしてソケットに散水ノズルなど
を装着して散水を行うものが開示されている。このよう
な従来の送水管においては、溶接、接着によりソケット
を分岐配管するものであったため、その製作を効率よく
行うことができなかった。そこで、従来のアンカーナッ
ト締着装置を使用して送水管本体に分岐管を接続するこ
とが考えられるが、従来のアンカーナット締着装置で
は、前述のように係合力が弱いことに起因して水漏れが
生ずる虞があった。
【0005】そこで、本発明は前記問題を解決して本体
が被加工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に
押入れられるときに、本体とナット部と被加工物との係
合力を強くするアンカーナット締着装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は水密性に優れる送水管を
提供することを目的とする。
が被加工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に
押入れられるときに、本体とナット部と被加工物との係
合力を強くするアンカーナット締着装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は水密性に優れる送水管を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
管状の本体と、外テーパーの付いたナット部とを有し、
本体が被加工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体
内に押入れられる時に、ナット部の外テーパーが本体を
直径方向に膨脹させて被加工物の孔の壁に係合させると
共に、本体内にナット部を係合して被加工物にアンカー
状ナットを設けるアンカーナット締着装置において、前
記本体に前記外テーパーに係合する内テーパーを設けた
アンカーナット締着装置である。
管状の本体と、外テーパーの付いたナット部とを有し、
本体が被加工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体
内に押入れられる時に、ナット部の外テーパーが本体を
直径方向に膨脹させて被加工物の孔の壁に係合させると
共に、本体内にナット部を係合して被加工物にアンカー
状ナットを設けるアンカーナット締着装置において、前
記本体に前記外テーパーに係合する内テーパーを設けた
アンカーナット締着装置である。
【0007】したがって、請求項1記載の発明ではナッ
ト部を本体内に挿入した際に、外テーパーに内テーパー
を係合することができる。
ト部を本体内に挿入した際に、外テーパーに内テーパー
を係合することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、管状の本体と、外
テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加工物の
適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられる
時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に膨脹さ
せて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体内にナ
ット部を係合して被加工物にアンカー状ナットを設ける
アンカーナット締着装置において、前記ナット部の外周
に突起部を設けると共に、前記内テーパーに前記突起部
が係合する凹部を設けたアンカーナット締着装置であ
る。
テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加工物の
適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられる
時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に膨脹さ
せて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体内にナ
ット部を係合して被加工物にアンカー状ナットを設ける
アンカーナット締着装置において、前記ナット部の外周
に突起部を設けると共に、前記内テーパーに前記突起部
が係合する凹部を設けたアンカーナット締着装置であ
る。
【0009】したがって、請求項2記載の発明ではナッ
ト部を本体内に挿入した際に、凹部に突起を係合するこ
とができる。
ト部を本体内に挿入した際に、凹部に突起を係合するこ
とができる。
【0010】請求項3記載の発明は、送水管本体に所定
の間隔をおいてアンカーナット締着装置を介して分岐管
を設けた送水管において、前記アンカーナット締着装置
は管状の本体と、外テーパーの付いたナット部とを有
し、本体が送水管本体の適宜な孔に挿入されてナット部
が本体内に押入れられる時に、ナット部の外テーパーが
本体を直径方向に膨脹させて送水管本体の孔の壁に係合
させると共に、本体内にナット部を係合したものであっ
て、前記外テーパーに係合する内テーパーを本体に設
け、前記ナット部の外周端に突起部を設けると共に、前
記内テーパーの端に前記突起部が係合する凹部を設けた
アンカーナット締着装置を用いた送水管である。
の間隔をおいてアンカーナット締着装置を介して分岐管
を設けた送水管において、前記アンカーナット締着装置
は管状の本体と、外テーパーの付いたナット部とを有
し、本体が送水管本体の適宜な孔に挿入されてナット部
が本体内に押入れられる時に、ナット部の外テーパーが
本体を直径方向に膨脹させて送水管本体の孔の壁に係合
させると共に、本体内にナット部を係合したものであっ
て、前記外テーパーに係合する内テーパーを本体に設
け、前記ナット部の外周端に突起部を設けると共に、前
記内テーパーの端に前記突起部が係合する凹部を設けた
アンカーナット締着装置を用いた送水管である。
【0011】したがって、請求項3では記載の発明では
ナット部を本体内に挿入した際に、外テーパーに内テー
パーを係合すると共に凹部に突起を係合して、アンカー
ナット締着装置を介して分岐管を送水管に設けることが
できる。
ナット部を本体内に挿入した際に、外テーパーに内テー
パーを係合すると共に凹部に突起を係合して、アンカー
ナット締着装置を介して分岐管を送水管に設けることが
できる。
【0012】
【発明の実施態様】以下、本発明のー実施例を図を参照
して説明する。地中に埋設される送水管1は、複数の被
加工物である送水管本体2を接続したものであり、図示
しないポンプにより送水される。そして送水管本体2に
は所定の間隔をおいて分岐管3を接続したものであり、
分岐管3の先端に散水ノズル4を接続して、該散水ノズ
ル4より道路等に散水を行うよになっている。そして、
被加工物である送水管本体2に設けた孔2Aにアンカー
ナット締着装置5を介して分岐管3を接続している。
して説明する。地中に埋設される送水管1は、複数の被
加工物である送水管本体2を接続したものであり、図示
しないポンプにより送水される。そして送水管本体2に
は所定の間隔をおいて分岐管3を接続したものであり、
分岐管3の先端に散水ノズル4を接続して、該散水ノズ
ル4より道路等に散水を行うよになっている。そして、
被加工物である送水管本体2に設けた孔2Aにアンカー
ナット締着装置5を介して分岐管3を接続している。
【0013】金属からなるアンカーナット締着装置5
は、一体的な金属構造、例えば真鍮からなり、ナット部
6と、このナット部6と一体に設けられた管状の本体7
とから構成されている。ナット部6は外周に外テーパー
8を形成すると共に内周に雌螺子9を形成しており、前
記外テーパー8は、径小な一端を本体7とのくびれ状の
接合部10側に設け、軸線(図示せず)に沿って次第に径
大となる他端をナット部6の略中央に設け、そして外テ
ーパー8よりナット部6の自由端側、すなわち本体7と
反対側に向けて外テーパー8の最大外径と同一外径の筒
部6Aを設けると共にナット部6の自由端の外周にやや
径大な突起部11を短外テーパー11Aを介して設けてい
る。
は、一体的な金属構造、例えば真鍮からなり、ナット部
6と、このナット部6と一体に設けられた管状の本体7
とから構成されている。ナット部6は外周に外テーパー
8を形成すると共に内周に雌螺子9を形成しており、前
記外テーパー8は、径小な一端を本体7とのくびれ状の
接合部10側に設け、軸線(図示せず)に沿って次第に径
大となる他端をナット部6の略中央に設け、そして外テ
ーパー8よりナット部6の自由端側、すなわち本体7と
反対側に向けて外テーパー8の最大外径と同一外径の筒
部6Aを設けると共にナット部6の自由端の外周にやや
径大な突起部11を短外テーパー11Aを介して設けてい
る。
【0014】本体7の外周7Aは同一径に形成されてお
り、その外周7Aの自由端、すなわちナット部6から遠
い方の端部は外周方向に拡ってフランジ部12を形成して
いる。さらに、本体7の内周は自由端より接合部10に向
けて次第に径大となる内テーパー13が設けられ、そして
該内テーパー13は外テーパー8とほぼ同一な傾斜角度を
有しており内テーパー13の接合部10寄りの内周に凹部14
を軸線を中心として環状に設け、自由端の内周を45゜
で面取りして円錐面15を形成している。そして凹部13よ
りやや離れて短内周13Aを介して前記接合部10が設けら
れるようになっている。
り、その外周7Aの自由端、すなわちナット部6から遠
い方の端部は外周方向に拡ってフランジ部12を形成して
いる。さらに、本体7の内周は自由端より接合部10に向
けて次第に径大となる内テーパー13が設けられ、そして
該内テーパー13は外テーパー8とほぼ同一な傾斜角度を
有しており内テーパー13の接合部10寄りの内周に凹部14
を軸線を中心として環状に設け、自由端の内周を45゜
で面取りして円錐面15を形成している。そして凹部13よ
りやや離れて短内周13Aを介して前記接合部10が設けら
れるようになっている。
【0015】前記接合部10の外周は、外テーパー8の一
端と該一端より径大に形成された外周7Aを、内側へ向
かう外側段部10Aにより連設しており、また本体7の短
内周13Aと、ナット部6の雌螺子9側を、外側へ向かう
内側段部10Bにより連設している。
端と該一端より径大に形成された外周7Aを、内側へ向
かう外側段部10Aにより連設しており、また本体7の短
内周13Aと、ナット部6の雌螺子9側を、外側へ向かう
内側段部10Bにより連設している。
【0016】そして、ナット部6の外形状は本体7の内
形状よりやや大きく形成されている。すなわち、図1中
Aは孔2Aの内径、Bはフランジ部12の外径、Cは外周
7Aの外径、Dは内テーパー13の内径、Eは内テーパー
13と凹部14との間に形成する筒部7Bの内径、Fは凹部
14の内径を示しており、またGは外テーパー8の外径、
Hは筒部6Aの外径、Iは突起部11の外径を示してい
る。そして、外径Bは内径Aよりやや大きく(B>
A)、外径Cは内径Aとほぼ同じ又はよりやや小さく
(C≦A)、内テーパー13の内径Dは、該内テーパー13
の所定箇所が係合する外テーパー8の外径Gよりやや小
さく(D<G)、内径Eは外径Hよりやや小さく(E<
H)、内径Fは外径Iよりやや小さく(F<I)形成さ
れている。
形状よりやや大きく形成されている。すなわち、図1中
Aは孔2Aの内径、Bはフランジ部12の外径、Cは外周
7Aの外径、Dは内テーパー13の内径、Eは内テーパー
13と凹部14との間に形成する筒部7Bの内径、Fは凹部
14の内径を示しており、またGは外テーパー8の外径、
Hは筒部6Aの外径、Iは突起部11の外径を示してい
る。そして、外径Bは内径Aよりやや大きく(B>
A)、外径Cは内径Aとほぼ同じ又はよりやや小さく
(C≦A)、内テーパー13の内径Dは、該内テーパー13
の所定箇所が係合する外テーパー8の外径Gよりやや小
さく(D<G)、内径Eは外径Hよりやや小さく(E<
H)、内径Fは外径Iよりやや小さく(F<I)形成さ
れている。
【0017】さらに、図1中Jは自由端から内テーパー
13の端までの軸方向長さ、Kは筒部7Bの軸方向長さ、
Lは凹部14の軸方向長さ、Mは接合部10より外テーパー
8の端までの軸方向長さ、Nは筒部6Aの軸方向長さ、
Oは短外テーパー11Aの軸方向長さ、Pは突起部11の軸
方向長さを示している。そして、長さJは長さMとほぼ
同じ(J=M)、長さKは長さNとほぼ同じ又はよりや
や小さく(K≦N)、長さLは長さOと長さPの合計と
ほぼ同じ又はより大きく(L≧O+P)形成されてい
る。尚、長さLは長さOと長さPの合計とほぼ同じ又は
より小さく(L≦O+P)形成してもよい。
13の端までの軸方向長さ、Kは筒部7Bの軸方向長さ、
Lは凹部14の軸方向長さ、Mは接合部10より外テーパー
8の端までの軸方向長さ、Nは筒部6Aの軸方向長さ、
Oは短外テーパー11Aの軸方向長さ、Pは突起部11の軸
方向長さを示している。そして、長さJは長さMとほぼ
同じ(J=M)、長さKは長さNとほぼ同じ又はよりや
や小さく(K≦N)、長さLは長さOと長さPの合計と
ほぼ同じ又はより大きく(L≧O+P)形成されてい
る。尚、長さLは長さOと長さPの合計とほぼ同じ又は
より小さく(L≦O+P)形成してもよい。
【0018】次に前記構成についてその作用を説明す
る。まず図1に示すように送水管本体2の孔2Aに、ナ
ット部6を挿入するようにアンカーナット締着装置5を
装着する。その際フランジ部12を送水管本体2に係止す
る。次に図2に示すように治具17を使用してナット部6
を引き上げて接合部10より切り離し、本体7に圧入す
る。治具17の押圧部18をフランジ部12に当てて固定し、
次に押圧部18に対して相対的にスライド可能なスライド
杆18を雌螺子9に螺合し、そしてスライド杆18を引き上
げるとナット部6がくびれ状の接合部10を境として切断
され、さらに外テーパー8が内テーパー13に、筒部6A
が筒部7Bに、突起部11が凹部14に圧入する。これによ
りナット部6が本体7に係合、圧着し、さらに外周7A
が直径方向に膨脹して孔2Aの壁に係合、圧着する。
る。まず図1に示すように送水管本体2の孔2Aに、ナ
ット部6を挿入するようにアンカーナット締着装置5を
装着する。その際フランジ部12を送水管本体2に係止す
る。次に図2に示すように治具17を使用してナット部6
を引き上げて接合部10より切り離し、本体7に圧入す
る。治具17の押圧部18をフランジ部12に当てて固定し、
次に押圧部18に対して相対的にスライド可能なスライド
杆18を雌螺子9に螺合し、そしてスライド杆18を引き上
げるとナット部6がくびれ状の接合部10を境として切断
され、さらに外テーパー8が内テーパー13に、筒部6A
が筒部7Bに、突起部11が凹部14に圧入する。これによ
りナット部6が本体7に係合、圧着し、さらに外周7A
が直径方向に膨脹して孔2Aの壁に係合、圧着する。
【0019】このようにして、孔2Aに本体7を介して
ナット部6を固着した後、スライド杆18を引き抜く。そ
して、分岐管3に形成した雄螺子3Aを雌螺子9に螺着
して送水管本体2に分岐管3を連通接続するものであ
る。
ナット部6を固着した後、スライド杆18を引き抜く。そ
して、分岐管3に形成した雄螺子3Aを雌螺子9に螺着
して送水管本体2に分岐管3を連通接続するものであ
る。
【0020】以上のように、前記実施例においては管状
の本体7と、外テーパー8の付いたナット部6とを有
し、本体7が送水管本体2の適宜な孔2Aに挿入されて
ナット部6が本体7内に押入れられる時に、ナット部6
の外テーパー8が本体7を直径方向に膨脹させて送水管
本体2の孔2Aの壁に係合させると共に、本体7内にナ
ット部6を係合して送水管本体2にアンカー状ナット部
6を設けるアンカーナット締着装置5において、前記本
体7に前記外テーパー8に係合する内テーパー13を設
け、前記ナット部6の自由端に突起部11を設けると共
に、前記内テーパー13の端側に前記突起部11が係合する
凹部14を設けたことにより、接合部10を切断してナット
部6を本体7に係合、圧着する際に外テーパー8に内テ
ーパー13が係合するので、ナット部6と本体7との係合
力を強力にすることができる。しかも、内テーパー13の
内径Dの箇所を、該箇所に対応する外テーパー8の外径
Gよりやや小さく(D<G)形成しているので、すなわ
ち内テーパー13の内径Dの最小内径を、外テーパー8の
外径Gの最小内径より小さくし、内径Dの最大内径を外
径Gの最大内径より小さくしていることにより、ナット
部6を本体7に挿入した際にナット部6が本体7に圧着
すると共に、本体7を直径方向に膨脹させて本体7を孔
2Aの壁に固着できる。
の本体7と、外テーパー8の付いたナット部6とを有
し、本体7が送水管本体2の適宜な孔2Aに挿入されて
ナット部6が本体7内に押入れられる時に、ナット部6
の外テーパー8が本体7を直径方向に膨脹させて送水管
本体2の孔2Aの壁に係合させると共に、本体7内にナ
ット部6を係合して送水管本体2にアンカー状ナット部
6を設けるアンカーナット締着装置5において、前記本
体7に前記外テーパー8に係合する内テーパー13を設
け、前記ナット部6の自由端に突起部11を設けると共
に、前記内テーパー13の端側に前記突起部11が係合する
凹部14を設けたことにより、接合部10を切断してナット
部6を本体7に係合、圧着する際に外テーパー8に内テ
ーパー13が係合するので、ナット部6と本体7との係合
力を強力にすることができる。しかも、内テーパー13の
内径Dの箇所を、該箇所に対応する外テーパー8の外径
Gよりやや小さく(D<G)形成しているので、すなわ
ち内テーパー13の内径Dの最小内径を、外テーパー8の
外径Gの最小内径より小さくし、内径Dの最大内径を外
径Gの最大内径より小さくしていることにより、ナット
部6を本体7に挿入した際にナット部6が本体7に圧着
すると共に、本体7を直径方向に膨脹させて本体7を孔
2Aの壁に固着できる。
【0021】さらにナット6の自由端側に突起部11を設
けると共に、該突起部11が係合する凹部14を内テーパー
の接合部10側に設けたことにより、ナット部6を本体7
に挿入した際にナット部6の突起部11が本体7の凹部14
に係合、圧着することにより抜け止めされていっそう強
固にナット部6と本体7、ひいてはアンカーナット締着
装置5を送水管本体2に固着できる。しかも、凹部14の
内径Fは突起部11の外径Iよりやや小さく(F<I)形
成されているので、ナット部6を本体7に挿入した際に
ナット部6の突起部11が本体7の凹部14に圧着すると共
に、本体7を直径方向に膨脹させて本体7を孔2Aの壁
に確実に固着できる。
けると共に、該突起部11が係合する凹部14を内テーパー
の接合部10側に設けたことにより、ナット部6を本体7
に挿入した際にナット部6の突起部11が本体7の凹部14
に係合、圧着することにより抜け止めされていっそう強
固にナット部6と本体7、ひいてはアンカーナット締着
装置5を送水管本体2に固着できる。しかも、凹部14の
内径Fは突起部11の外径Iよりやや小さく(F<I)形
成されているので、ナット部6を本体7に挿入した際に
ナット部6の突起部11が本体7の凹部14に圧着すると共
に、本体7を直径方向に膨脹させて本体7を孔2Aの壁
に確実に固着できる。
【0022】また、送水管本体2に所定の間隔をおいて
アンカーナット締着装置5を介して分岐管3を設けた送
水管1において、前記アンカーナット締着装置5は管状
の本体7と、外テーパー8の付いたナット部6とを有
し、本体7が送水管本体2の適宜な孔2Aに挿入されて
ナット部6が本体7内に押入れられる時に、ナット部6
の外テーパー8が本体7を直径方向に膨脹させて送水管
本体2の孔2Aの壁に係合させると共に、本体7内にナ
ット部6を係合したものであって、前記外テーパー8に
係合する内テーパー13を本体7に設け、前記ナット部6
の外周端に突起部11を設けると共に、前記内テーパー9
の端側に前記突起部が係合する凹部14を設けたことによ
り、接合部10を切断してナット部6を本体7に係合、圧
着する際に外テーパー8に内テーパー13が係合するの
で、ナット部6と本体7との係合力、本体7と送水管本
体2との係合力を強力にすることができると共に、ナッ
ト部6、本体7及び送水管本体2との圧着により水漏れ
の虞をなくすことができる。また突起部11が本体7の凹
部14に係合、圧着することにより抜け止めされていっそ
う強固にナット部6と本体7、ひいては本体7と送水管
本体2との圧着、係合力を固着でき、水漏れの虞をなく
すことができる。
アンカーナット締着装置5を介して分岐管3を設けた送
水管1において、前記アンカーナット締着装置5は管状
の本体7と、外テーパー8の付いたナット部6とを有
し、本体7が送水管本体2の適宜な孔2Aに挿入されて
ナット部6が本体7内に押入れられる時に、ナット部6
の外テーパー8が本体7を直径方向に膨脹させて送水管
本体2の孔2Aの壁に係合させると共に、本体7内にナ
ット部6を係合したものであって、前記外テーパー8に
係合する内テーパー13を本体7に設け、前記ナット部6
の外周端に突起部11を設けると共に、前記内テーパー9
の端側に前記突起部が係合する凹部14を設けたことによ
り、接合部10を切断してナット部6を本体7に係合、圧
着する際に外テーパー8に内テーパー13が係合するの
で、ナット部6と本体7との係合力、本体7と送水管本
体2との係合力を強力にすることができると共に、ナッ
ト部6、本体7及び送水管本体2との圧着により水漏れ
の虞をなくすことができる。また突起部11が本体7の凹
部14に係合、圧着することにより抜け止めされていっそ
う強固にナット部6と本体7、ひいては本体7と送水管
本体2との圧着、係合力を固着でき、水漏れの虞をなく
すことができる。
【0023】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。
ではなく、種々の変形が可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、管状の本体
と、外テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加
工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れ
られる時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に
膨脹させて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体
内にナット部を係合して被加工物にアンカー状ナットを
設けるアンカーナット締着装置において、前記本体に前
記外テーパーに係合する内テーパーを設けたことを特徴
とするアンカーナット締着装置であり、外テーパーと内
テーパーを係合させることにより、ナット部と本体と被
加工物とを強固に固着することができる。
と、外テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加
工物の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れ
られる時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に
膨脹させて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体
内にナット部を係合して被加工物にアンカー状ナットを
設けるアンカーナット締着装置において、前記本体に前
記外テーパーに係合する内テーパーを設けたことを特徴
とするアンカーナット締着装置であり、外テーパーと内
テーパーを係合させることにより、ナット部と本体と被
加工物とを強固に固着することができる。
【0025】請求項2記載の本発明は、管状の本体と、
外テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加工物
の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられ
る時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に膨脹
させて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体内に
ナット部を係合して被加工物にアンカー状ナットを設け
るアンカーナット締着装置において、前記ナット部の外
周に突起部を設けると共に、前記内テーパーに前記突起
部が係合する凹部を設けたことを特徴とするアンカーナ
ット締着装置であり、突起部を凹部に係合させることに
より、ナット部と本体と被加工物とを強固に固着するこ
とができる。
外テーパーの付いたナット部とを有し、本体が被加工物
の適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられ
る時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に膨脹
させて被加工物の孔の壁に係合させると共に、本体内に
ナット部を係合して被加工物にアンカー状ナットを設け
るアンカーナット締着装置において、前記ナット部の外
周に突起部を設けると共に、前記内テーパーに前記突起
部が係合する凹部を設けたことを特徴とするアンカーナ
ット締着装置であり、突起部を凹部に係合させることに
より、ナット部と本体と被加工物とを強固に固着するこ
とができる。
【0026】請求項3記載の本発明は、送水管本体に所
定の間隔をおいてアンカーナット締着装置を介して分岐
管を設けた送水管において、前記アンカーナット締着装
置は管状の本体と、外テーパーの付いたナット部とを有
し、本体が送水管本体の適宜な孔に挿入されてナット部
が本体内に押入れられる時に、ナット部の外テーパーが
本体を直径方向に膨脹させて送水管本体の孔の壁に係合
させると共に、本体内にナット部を係合したものであっ
て、前記外テーパーに係合する内テーパーを本体に設
け、前記ナット部の外周端に突起部を設けると共に、前
記内テーパーの端に前記突起部が係合する凹部を設けた
ことを特徴とするアンカーナット締着装置を用いた送水
管であり、外テーパーと内テーパーを係合させ、突起部
を凹部に係合させることにより、ナット部と本体と送水
管とを強固に固着することができると共に、ナット部と
本体と送水管を密に取り付けでき、水密性に優れる送水
管を提供できる。
定の間隔をおいてアンカーナット締着装置を介して分岐
管を設けた送水管において、前記アンカーナット締着装
置は管状の本体と、外テーパーの付いたナット部とを有
し、本体が送水管本体の適宜な孔に挿入されてナット部
が本体内に押入れられる時に、ナット部の外テーパーが
本体を直径方向に膨脹させて送水管本体の孔の壁に係合
させると共に、本体内にナット部を係合したものであっ
て、前記外テーパーに係合する内テーパーを本体に設
け、前記ナット部の外周端に突起部を設けると共に、前
記内テーパーの端に前記突起部が係合する凹部を設けた
ことを特徴とするアンカーナット締着装置を用いた送水
管であり、外テーパーと内テーパーを係合させ、突起部
を凹部に係合させることにより、ナット部と本体と送水
管とを強固に固着することができると共に、ナット部と
本体と送水管を密に取り付けでき、水密性に優れる送水
管を提供できる。
【図1】本発明のー実施例を示す送水管本体の孔にアン
カーナット締着装置を挿入した状態を示す一部切り欠き
正面図である。
カーナット締着装置を挿入した状態を示す一部切り欠き
正面図である。
【図2】本発明のー実施例を示すナット部を本体に押入
れた状態を示す一部切り欠き正面図である。
れた状態を示す一部切り欠き正面図である。
【図3】本発明のー実施例を示すナット部に分岐管を接
続した状態を示す一部切り欠き正面図である。
続した状態を示す一部切り欠き正面図である。
【図4】本発明のー実施例を示す送水管の正面図であ
る。
る。
1 送水管 2 送水管本体(被加工物) 2A 孔 3 分岐管 5 アンカーナット締着装置 6 ナット部 7 本体 8 外テーパー 11 突起部 13 内テーパー 14 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 管状の本体と、外テーパーの付いたナッ
ト部とを有し、本体が被加工物の適宜な孔に挿入されて
ナット部が本体内に押入れられる時に、ナット部の外テ
ーパーが本体を直径方向に膨脹させて被加工物の孔の壁
に係合させると共に、本体内にナット部を係合して被加
工物にアンカー状ナットを設けるアンカーナット締着装
置において、前記本体に前記外テーパーに係合する内テ
ーパーを設けたことを特徴とするアンカーナット締着装
置。 - 【請求項2】 管状の本体と、外テーパーの付いたナッ
ト部とを有し、本体が被加工物の適宜な孔に挿入されて
ナット部が本体内に押入れられる時に、ナット部の外テ
ーパーが本体を直径方向に膨脹させて被加工物の孔の壁
に係合させると共に、本体内にナット部を係合して被加
工物にアンカー状ナットを設けるアンカーナット締着装
置において、前記ナット部の外周に突起部を設けると共
に、前記内テーパーに前記突起部が係合する凹部を設け
たことを特徴とするアンカーナット締着装置。 - 【請求項3】 送水管本体に所定の間隔をおいてアンカ
ーナット締着装置を介して分岐管を設けた送水管におい
て、前記アンカーナット締着装置は管状の本体と、外テ
ーパーの付いたナット部とを有し、本体が送水管本体の
適宜な孔に挿入されてナット部が本体内に押入れられる
時に、ナット部の外テーパーが本体を直径方向に膨脹さ
せて送水管本体の孔の壁に係合させると共に、本体内に
ナット部を係合したものであって、前記外テーパーに係
合する内テーパーを本体に設け、前記ナット部の外周端
に突起部を設けると共に、前記内テーパーの端に前記突
起部が係合する凹部を設けたことを特徴とするアンカー
ナット締着装置を用いた送水管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10307584A JP2000130422A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | アンカーナット締着装置及びそれを用いた送水管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10307584A JP2000130422A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | アンカーナット締着装置及びそれを用いた送水管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130422A true JP2000130422A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17970831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10307584A Pending JP2000130422A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | アンカーナット締着装置及びそれを用いた送水管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113786692A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-14 | 中交隧道工程局有限公司 | 高空旋转降尘技术 |
-
1998
- 1998-10-28 JP JP10307584A patent/JP2000130422A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113786692A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-14 | 中交隧道工程局有限公司 | 高空旋转降尘技术 |
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