JP2000130282A - ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射装置

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JP2000130282A
JP2000130282A JP10304214A JP30421498A JP2000130282A JP 2000130282 A JP2000130282 A JP 2000130282A JP 10304214 A JP10304214 A JP 10304214A JP 30421498 A JP30421498 A JP 30421498A JP 2000130282 A JP2000130282 A JP 2000130282A
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pressure
fuel
valve
chamber
piston
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JP10304214A
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Tetsuya Uehara
哲也 上原
Shuji Kimura
修二 木村
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転条件によって燃料の噴射特性を切換え、常
に良好な燃焼特性を実現する。 【解決手段】燃料供給ポンプ1で加圧された燃料を高圧
状態で蓄える燃料蓄圧室9と、燃料蓄圧室9からの高圧
燃料を噴射するインジェクタ14とを備え、このインジ
ェクタ14は、高圧の燃料圧力を受けるとリフトして開
く針弁19を備える。インジェクタ14と燃料蓄圧室9
を結ぶ燃料通路16を選択的に連通、遮断する切換弁1
8と、インジェクタ14の圧力室22の圧力を制御する
圧力制御弁25と切換弁18を制御するコントローラ5
0とを備える。コントローラ50が切換弁18を開弁保
持したまま、圧力制御弁25を開閉して燃料の噴射を制
御する噴射モードと、圧力制御弁25を開弁保持したま
ま切換弁18を開閉して燃料の噴射を制御する噴射モー
ドとに切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料蓄圧式のデ
ィーゼルエンジンの燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃料噴射装置とし
て、高圧に加圧した燃料を蓄圧室に溜めておき、この燃
料噴射時期にインジェクタからこの蓄圧燃料を噴射する
ようにしたものが知られており、このためのインジェク
タの構成が、特開平9-158811号公報によって提案されて
いる。
【0003】このインジェクタの構成を図9を用いて説
明する。
【0004】蓄圧室の高圧燃料は供給通路101からノ
ズル室102に導かれるとともに、一部は充填オリフィ
ス106を経てノズルピストン104の上部の圧力室1
05にも導かれる。圧力室105をドレン側と接続する
放出オリフィス108が、電磁弁107によって閉状態
にあるときは、この燃料圧力を受けるノズルピストン1
04により針弁103が押されて着座し、燃料は噴射さ
れない。なお、ノズルピストン104の受圧面積は針弁
103の受圧面積よりも大きい。
【0005】この状態から電磁弁107が開弁すると、
放出オリフィス108を介して圧力室105の圧力が低
下し、このためノズル室102に作用する燃料圧力で針
弁103が上方にリフトし、燃料が噴射される。
【0006】電磁弁107が閉弁すると、圧力室105
に充填オリフィス106を介して高圧燃料が充填され、
針弁103よりも受圧面積を大きく設定したノズルピス
トン104により、針弁103が押し下げられて着座
し、燃料の噴射が停止する。
【0007】リターンスプリング109はエンジン停止
時等にノズル室105の燃料が燃焼室内に漏れ出すこと
のないようにするためのものであり、エンジン運転時に
は、針弁103、ノズルピストン104にかかる油圧力
により縮められ、針弁103とノズルピストン104と
が常に一体となって動く。
【0008】このようなインジェクタでは、圧力室10
5の圧力とノズルピストン104の摺動部の受圧面積の
積である閉弁方向の力と、ノズル室102の圧力と針弁
103の受圧面積の積である開弁方向の力のバランスに
より、針弁103の動きが決まる。この場合、ノズル室
102は常に供給通路101を介して図示しない蓄圧室
と連通しているため、その圧力がほぼ一定であるのに対
して、圧力室105の圧力は電磁弁107の開閉により
大きく変化する。
【0009】ノズルピストン104の受ける油圧力は、
電磁弁107の開弁時に充填オリフィス106と放出オ
リフィス108の各有効流路面積およびノズルピストン
104の受圧面積に依存し、また電磁弁107の閉弁時
には充填オリフィス106の有効流路面積とノズルピス
トン104の受圧面積に影響される。これより、充填オ
リフィス106と放出オリフィス108の各有効流路面
積およびノズルピストン104の径の、3つのパラメー
タを変えることにより、針弁103の上昇、下降速度、
つまり燃料噴射率を変えることができる。
【0010】燃料噴射率は、噴射初期に着火遅れ期間中
の噴射量を減らすことに伴う燃焼騒音の低減とNOxの
排出抑制のため、立ち上がりの勾配を緩く、また、噴射
終期にはスモーク排出の抑制のため下降側の勾配を大き
くすることが一般的であることから(『内燃機関』Vol.
31 No.393 1992.7 p.21〜p.29参照)、上記3つのパラ
メータのマッチングにより、針弁16のリフト時の上昇速
度を遅く、下降速度を速くしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料噴霧の
状況は燃焼状態に大きく影響を及ぼし、そこで、本発明
者が、蓄圧室式燃料噴射装置のインジェクタから噴射さ
れる噴霧が実際にどうなるかを調べたところ、次のよう
な知見を得た。
【0012】これを説明すると、上記のインジェクタで
は、針弁103の上昇速度を遅くしているため、噴射初
期は針弁リフトが低く、燃料がノズルシート部の非常に
狭いクリアランスを高速で通過したあとにノズル噴孔に
流入する。
【0013】図10にノズル先端部の断面図を示すと、
このタイプは、針弁103の着座時に針弁103のノズ
ルシート部109により噴孔110がふさがれる形状で
あることから、VCO(Valve Covered Orifice)タイ
プといわれている。
【0014】ここで、噴孔110の軸に垂直な断面内で
の燃料流速分布をみてみると、理想的なノズルでは図1
1に示すように、針弁103の中心軸に対し、左右対称
な弱い流れが生じる。これは、ノズルシート部109か
らまず噴孔110上部に燃料が流入することに関連する
ためである。
【0015】しかしながら、実際のノズルにおいては、
針弁103に針弁摺動部のガタや製造精度の問題から若
干の偏心が生じてしまう。たとえば、図12(図10の
A−A線矢視図)に示したように左側への偏心が生じて
いる場合は、ノズルシート部109に隙間が狭いところ
から広いところに向けて、針弁103の周囲に対称的な
周方向流れ(矢印で示す)が発生する。この場合、流れ
の速い部位に位置する噴孔である110aと110bの
内部に図13に示したように、内周に沿った強力な旋回
流が発生する。
【0016】こうした噴孔の軸に垂直な面での旋回流
は、針弁リフトが小さいときに、また、ノズル室圧が高
いときに強くなる。これはノズルシート部109が狭い
ほど、ノズルシート部109の周方向の燃料流速が速く
なり、また、ノズル室102が高圧であるほうがノズル
シート部109の燃料流速が速くなるためである。
【0017】このように噴孔の軸に垂直な面での旋回流
が大きいと、燃料の噴霧は、その噴射率の割には噴霧円
錐角が広く、ペネトレーションが弱いが、微粒化が促進
された噴霧(つまり着火性のよい噴霧)となる。このよ
うな現象はVCOタイプのノズルで特に顕著である。
【0018】こうした燃料噴霧は着火性がよく、蒸発お
よび周囲空気との混合が促進されるため、従来からある
ジャーク式燃料噴射装置の噴霧(詳細は後述する)に比
べ着火遅れ期間が短くなる。したがって、燃焼初期の予
混合燃焼量が減り、燃焼騒音やNOxの排出が抑制され
るというメリットがある。しかしながらその反面、高負
荷域等の空気過剰率が小さい運転域では、予混合燃焼割
合が減ることに加えて流動の弱い燃焼室中央付近に、初
期に噴射されたペネトレーションの弱い噴霧が残留して
しまうため、スモークの発生が多くなるというデメリッ
トがある。
【0019】以上は発明者が今回初めて得た知見であ
る。
【0020】一方、ジャーク式燃料噴射装置は、プラン
ジャで燃料を急激に加圧し、発生させた圧力波を燃料噴
射管を通してノズル室に導き、ノズル室の燃料圧力を略
山型に推移させ、その圧力により、リターンスプリング
による針弁着座方向の力に逆らって針弁をリフトさせ、
燃料を噴射させるように構成される。
【0021】このようなジャーク式燃料噴射装置では、
噴射初期のノズル室圧が低いこと、また、針弁が急激に
リフトするため、低針弁リフトで燃料を噴射している期
間が短いことなどから、高負荷域のスモーク排出が少な
い反面、燃焼騒音やNOx排出が多いというデメリット
がある。また、蓄圧式燃料噴射装置で得られる燃料噴霧
に比べ、着火性が悪いため、特に冷機時の失火を抑制す
るのに、燃料噴射時期をよりアドバンスする必要があ
り、冷機時のNOx排出が多いというデメリットもあ
る。
【0022】また、排気中のスモークあるいは微粒子と
NOxを同時に低減させる方法として低温予混合燃焼さ
せる考えがある(特開平7−4287号公報参照)。
【0023】これは着火遅れ期間中に燃料を噴射しきっ
てしまい、予混合燃焼を主体として低温で燃焼させるも
のであり、排気微粒子とNOxの同時低減に加え、燃焼
騒音低減の効果もある。このような燃焼を実現するため
には、EGRにより吸気酸素濃度を下げ、燃焼速度を適
度に遅くすること、燃料噴射時期をTDC前後付近まで
遅らせることなどが挙げられる。また、このような燃焼
のためには、着火遅れ期間が適度に長い方が都合がよ
く、この点、上記した蓄圧式燃料噴射装置で得られるよ
うな着火性のよい噴霧では、着火遅れ期間が短く、着火
遅れ期間中に全ての燃料を噴射することが困難なため、
低温予混合燃焼による排気微粒子とNOxの同時低減が
可能な運転領域が狭くなってしまうという問題があっ
た。
【0024】このように、蓄圧式とジャーク式の各燃料
噴射装置には、それぞれ一長一短があるので、要求の異
なる噴霧を得るためには、2つの燃料噴射装置を備えさ
せ、要求に応じて2つの燃料噴射装置のいずれかを選択
して用いることであるが、2つの燃料噴射装置を独立に
備えさせるのでは、コストアップとなるばかりか、装置
が大型化してしまう。
【0025】本発明は、運転条件によって燃料の噴霧特
性を切換えることを可能として、上記した問題の解決を
図ったディーゼルエンジンの燃料噴射装置を提供するこ
とを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、燃料供給
ポンプで加圧された燃料を高圧状態で蓄える燃料蓄圧室
と、この燃料蓄圧室からの高圧燃料を圧力制御弁により
制御される圧力室の圧力に応じて開閉する弁を介して噴
射するインジェクタとを備えたディーゼルエンジンの燃
料噴射装置において、前記インジェクタと前記燃料蓄圧
室を結ぶ燃料通路を選択的に連通、遮断する切換弁と、
前記圧力制御弁と前記切換弁を制御するコントローラと
を備え、このコントローラが前記切換弁を開弁保持した
まま、前記圧力制御弁を開閉して燃料の噴射を制御する
噴射モードと、前記圧力制御弁を開弁保持したまま前記
切換弁を開閉して燃料の噴射を制御する噴射モードとに
切換える。
【0027】第2の発明は、第1の発明において、前記
切換弁が蓄圧室とインジェクタの間の燃料通路を遮断し
たときにインジェクタ側の燃料通路を低圧側に解放す
る。
【0028】第3の発明は、第1、第2の発明におい
て、前記インジェクタが、高圧の燃料圧力を受けるとリ
フトして噴孔を開く針弁と、針弁を閉じ方向に付勢する
スプリングと、前記燃料圧力が導かれる圧力室と、この
圧力室の圧力に応じて針弁を開き方向に押圧するピスト
ンと、ピストンを針弁の閉弁方向と反対方向に付勢する
バネと、圧力室のドレン流路を開閉してその圧力を調整
する圧力制御弁とを有する。
【0029】第4の発明は、第3の発明において、前記
針弁を閉弁方向に付勢するバネと、ピストンを針弁の閉
弁方向と反対方向に付勢するバネとが、共通の単一のバ
ネで構成される。
【0030】第5の発明は、第3または第4の発明にお
いて、前記インジェクタの圧力室には、前記ピストンが
リフトしたとき着座するシート部と、このピストンがシ
ート部に着座したときに圧力室から前記ドレン流路に微
量の燃料を導くリーク通路とが形成される。
【0031】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記切換弁が、高圧の燃料圧力を受けるとリフトし
て開弁する摺動弁と、前記燃料圧力が導かれる押圧室
と、この押圧室の圧力に応じて前記摺動弁を閉弁方向に
押圧するピストンと、押圧室の圧力を調整する制御弁と
を備える。
【0032】第7の発明は、第6の発明において、前記
押圧室には前記ピストンがフルリフトしたとき着座する
シート部と、このピストンがシート部に着座したときに
押圧室から前記ドレン流路に微量の燃料を導くリーク通
路とが形成される。
【0033】
【発明の作用、効果】第1の発明では、第1の噴射モー
ドで、切換弁を開弁保持したまま圧力制御弁を開閉す
る。圧力制御弁の開弁により、圧力室の圧力が低下する
と、弁がリフトし、高圧燃料が噴射され、圧力制御弁の
閉弁により圧力室の圧力が上昇すると弁が閉弁し、燃料
の噴射が停止する。したがってこの場合には、蓄圧式燃
料噴射と同じ着火性の良好な燃料噴霧が得られ、エンジ
ン低負荷、低回転時などで、燃焼騒音やNOxの低減が
図れる。
【0034】また、第2の噴射モードでは、圧力制御弁
を開弁保持したまま、切換弁を開閉する。切換弁が開く
と、高圧燃料が弁に作用し、このとき圧力制御弁が開い
たままで、圧力室の圧力が低いため、燃料圧力の急上昇
と共に弁が急激にリフトし、ジャーク式燃料噴射と同じ
ような、強いペネトレーションにより、燃料が噴射さ
れ、高負荷運転時などでもスモークの発生を抑制するこ
とができる。
【0035】このようにして、運転条件によって簡単に
燃料噴射特性を切換えられ、要求に応じた最良の燃焼状
態に制御できる。
【0036】第2の発明では、切換弁を閉じて燃料の噴
射を停止するときに、インジェクタ内部の燃料圧力が低
圧側により速やかに解放されるので、針弁が応答よく閉
じ、スモークやHCの排出をより低減できる。
【0037】第3の発明では、バネによりピストンを針
弁リフト方向に付勢するので、圧力制御弁が開弁保持さ
れている状態で、切換弁が開いて高圧燃料が供給された
ときに、針弁を急速にリフトさせることができ、より強
いペネトレーションにより、スモークの発生を抑制する
など燃焼を改善できる。
【0038】第4の発明では、共通のバネにより、ピス
トンと針弁を相反方向に付勢でき、構成部品の削減など
が図れる。
【0039】第5の発明では、圧力制御弁が開弁保持し
ているときの、圧力室からの燃料リーク量を減少させ、
高圧燃料の無駄な消費を防ぎ、またピストンの最大リフ
ト時にも圧力室の圧力を安定的に減圧でき、そのピスト
ンや針弁の挙動を安定させられる。
【0040】第6の発明では、切換弁の開閉作動に燃料
圧力を利用することができ、圧力制御弁を電磁弁などで
構成したときに、その駆動回路の小型化などが図れる。
【0041】第7の発明では、切換弁を開弁保持してい
るときの、押圧室からの燃料リーク量を減少させ、高圧
燃料の無駄な消費を防ぎ、またピストンの最大リフト時
にも押圧室の圧力を安定的に減圧でき、摺動弁の挙動を
安定させられる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
図に基づいて説明する。
【0043】図1は燃料供給系統の構成、図2はインジ
ェクタの概略断面図を示すものである。燃料供給ポンプ
1はエンジン回転に同期して回転駆動されるカム2によ
り往復運動するプランジャ3を備え、プランジャ3の往
復運動に伴い、燃料タンク4の燃料は吸入通路6から吸
入され、逆止弁8をもつ吐出通路5に吐出され、蓄圧室
9に高圧状態で蓄えられる。
【0044】蓄圧室9の燃料圧力を制御するため、吸入
通路6には有効ストローク制御弁7が設けられる。この
有効ストローク制御弁7はプランジャ3の吸入行程では
開いたままであるが、プランジャ3の圧縮行程の途中で
閉弁され、この閉弁により燃料の圧送が開始され、圧縮
行程での閉弁期間中は燃料の圧送が維持される。したが
ってこれに応じてポンプ吐出量、ひいては蓄圧室9の燃
料圧力が決まる。
【0045】この蓄圧室9の燃料圧力を制御するため、
有効ストローク制御弁7の開閉を制御するコントローラ
50が備えられる。コントローラ50には、蓄圧室9の
燃料圧力を検出する圧力センサ10、アクセル開度セン
サ12、エンジン回転数センサ13、燃料噴射気筒判別
センサ15からの各検出信号が入力し、これらに基づい
て、運転状態に応じて設定される目標燃料圧力と、蓄圧
室9の燃料圧力とが一致するように、有効ストローク制
御弁7の閉弁期間を調整する。例えば目標圧力よりも蓄
圧された燃料圧力が低いときは、プランジャ3による燃
料の圧送量を増やすように、有効ストローク制御弁7の
閉弁期間が延ばされ、逆に高いときは圧送量を減らすよ
うに閉弁期間が縮められる。
【0046】なお目標圧力はエンジン運転状態に応じて
予め決められているマップにしたがって検索する。
【0047】次に図2によってインジェクタ14の構成
を説明する。
【0048】インジェクタ14の燃料通路16は前記蓄
圧室9の高圧の供給通路11と接続する。燃料通路16
の途中には切換弁としての第1の電磁弁18が介装さ
れ、電磁弁18が開くと燃料通路16を内部通路17と
接続し、高圧燃料を導入するし、電磁弁18が閉じる
と、高圧燃料が遮断される。
【0049】内部通路17はノズル室27と連通すると
共に、充填オリフィス23を介して圧力室22と連通す
る。ノズル室27の噴孔27aを開閉する針弁19は、
押圧部材20を介してノズルピストン21に当接する。
ここでノズルピストン21の直径は、針弁摺動部19a
の直径よりも大きく、つまり受圧面積が大きく設定され
る。前記圧力室22は低圧側と接続するドレン流路に放
出オリフィス24が介装され、この放出オリフィス24
を圧力制御弁としての第2の電磁弁25が開閉する。
【0050】なお、押圧部材20はリターンスプリング
26で付勢され、エンジンの停止時など針弁19が開く
の防止し、燃料の漏れを防ぐ。
【0051】ところでこの発明は、第1の電磁弁(切換
弁)18と第2の電磁弁(圧力制御弁)25の開閉特性
を前記コントローラ50によって切換制御することで、
運転条件に応じて、次のように、インジェクタ14から
異なった燃料噴射特性、すなわち噴射モードで燃料噴射
を行わせることに特徴がある。
【0052】まず、第1の噴射モードを説明すると、こ
のモードのときはコントローラ50により、第1の電磁
弁18が常に開弁状態に保持され、第2の電磁弁25の
みが目標とする噴射時期に対応して開閉される。
【0053】電磁弁18が開いているため、インジェク
タ14の内部通路17は常に高圧が導かれている。燃料
の噴射時期でないときは、電磁弁25が閉じている。こ
のため、圧力室22とノズル室27が同圧となり、受圧
面積の大きいノズルピストン21により、針弁19が押
されて着座し、燃料の噴射は行われない。
【0054】燃料の噴射時期になると、コントローラ5
0が電磁弁25を開く。すると、放出オリフィス24が
開いて高圧燃料がリークするため、圧力室22の圧力が
下がり、ノズル室27の圧力の方が高くなるため、針弁
19がリフトして燃料の噴射が行われる。
【0055】このとき、圧力室22には充填オリフィス
23を介して高圧が導入され続け、したがって充填オリ
フィス23と放出オリフィス24による絞りの差に応じ
た燃料量が圧力室22に流入、流出することになり、こ
れらの結果、圧力室22の圧力は蓄圧室9と大気圧との
間の圧力となる。
【0056】この状態から電磁弁25が閉じられると、
圧力室22からの燃料流出が無くなるため、圧力室22
の圧力は直ちに上昇し、これにより針弁19を閉弁方向
に押す力が大きくなり、針弁19が着座し、燃料の噴射
が停止する。
【0057】以上の噴射モードは、基本的には従来の蓄
圧式燃料噴射装置と同じ燃料噴射特性であり、非常に着
火性の良い燃料噴霧が実現する。
【0058】次に第2の噴射モードを説明する。このモ
ードでは、第1の電磁弁18を目標とする燃料噴射時期
に対応して開閉し、第2の電磁弁25は開弁状態に維持
される。
【0059】燃料の噴射時期でないときは、電磁弁18
が閉じ、電磁弁25が開いているため、内部通路17の
圧力は低く(ほぼ大気圧)、針弁19はリターンスプリ
ング26により閉じている。
【0060】燃料噴射時期になり電磁弁18が開かれる
と、高圧燃料が内部通路17に導入され、ノズル室27
の圧力が急激に上昇する。このとき圧力室22にも充填
オリフィス23を介して高圧が導かれるが、放出オリフ
ィス24が開いているため、また圧力室22に一定の容
積があるため、圧力の上昇に時間がかかり、かつ最高圧
力もノズル室27よりはるかに低い。
【0061】このため、電磁弁18の開弁に伴い針弁1
9が最大リフトまで急激に上昇し、燃料の噴射が行われ
る。
【0062】燃料の噴射を停止させるときには、コント
ローラ50により電磁弁18が閉じられる。これにより
内部通路17の圧力が低下し、針弁19は主としてリタ
ーンスプリング26の作用により着座し、燃料の噴射が
停止する。
【0063】この第2の噴射モードでは、燃料の噴射開
始時に針弁19が、第1の噴射モードに比較して、初期
圧力の低い状態から急激にリフトし、噴孔の有効流路面
積を急拡大する。このため、燃料の噴射特性はジャーク
式燃料噴射装置と同じような特性となり、すなわち、燃
料噴射のペネトレーションが強く、燃料噴射量の多い運
転域でもスモークの排出を抑制できる。
【0064】このように、第1の電磁弁18と第2の電
磁弁25の開閉特性を変化させることにより、2つの噴
射モードに切換えることができ、したがって、エンジン
の低負荷、低速時など着火性の良好な燃料噴霧が求めら
れるときは、第1の噴射モード、つまり蓄圧式燃料噴射
装置と同じ噴射特性により燃料噴射することで、着火遅
れ期間の短い良好な燃焼を実現し、燃焼騒音やNOxの
発生を抑制できる。
【0065】これに対して、エンジン高負荷、高回転、
あるいは低温予混合燃焼を行わせるときなど、着火性の
悪い噴霧が要求されるときは、第2の噴射モードに切換
え、ジャーク式燃料噴射装置の特性に近い状態で燃料噴
射することで、スモークの発生などを効果的に抑制でき
る。
【0066】次に第2の実施の形態について図3によっ
て説明する。
【0067】この実施の形態では、第1の実施形態にお
ける第1の電磁弁18の代わりに、三方電磁弁28を設
けている。三方電磁弁28は通電時には、バネ31に抗
して弁体29を押し下げ、燃料入口30を開き、燃料通
路16に高圧燃料を導くが、非通電時にはバネ31によ
り弁体29が押し上げられ、燃料入口30を閉じると共
に燃料出口32を開き、燃料通路16をドレン側に接続
する。
【0068】この場合、第1の噴射モードでは、第1の
実施形態と同じように、三方電磁弁28は通電保持さ
れ、弁体29が燃料入口30を開き、燃料通路16には
常時高圧燃料を導いている。
【0069】このため、第2の電磁弁25の開閉によ
り、燃料の噴射が制御され、蓄圧式燃料噴射装置と同じ
燃料噴射特性となる。
【0070】第2の噴射モードでは、電磁弁25は開弁
状態に保持され、三方電磁弁28が目標燃料噴射時期に
対応して開閉制御される。つまり、燃料の噴射時期にな
ると、三方電磁弁28に通電され、燃料入口30が開き
(燃料出口32は閉じる)、高圧燃料が内部通路17に
導入され、第1の実施形態と同じように、燃料の噴射が
行われる。
【0071】燃料の噴射を終了するときは、三方電磁弁
28への通電を停止し、燃料入口30を閉じると共に燃
料出口32を開く。これにより内部通路17は燃料出口
32に連通し、ノズル室27の圧力が急激に低下するた
め、針弁19はリターンスプリング26により瞬時に着
座し、閉弁する。
【0072】このため、燃料の噴射の終了は、第1の実
施形態に比較すると、より速やかに行われる。このよう
にして燃料の噴射終わりを急峻にすることより、スモー
クの発生をより効果的に低減することができる。
【0073】図4によって第3の実施形態を説明する。
【0074】この実施の形態は、第1の実施の形態に対
して、ノズルピストン21を針弁19のリフト方向に付
勢するバネ33を設けた点でのみ異なる。
【0075】したがって、第1の噴射モードにあって、
燃料噴射時、つまり圧力室22の圧力が低下するとき、
バネ33のノズルピストン21を押し上げる作用力によ
り、針弁19のリフトが速やかになる。
【0076】また、第2の噴射モードでは、第1の電磁
弁18の開閉により燃料が噴射されるが、第2の電磁弁
25は開いたままのため、燃料の噴射が停止していると
き、圧力室22の圧力が低く(ほぼ大気圧)くなり、バ
ネ33によりノズルピストン21が押し上げられ、針弁
19(押圧部材20)から離れている。
【0077】したがって、この状態から電磁弁18が開
いてノズル室27に高圧燃料が導入されると、針弁19
はノズルピストン21による押し下げ力が働かない分だ
け、また針弁19のリフト時に作用する部品重量が少な
くなる分だけ、速やかにリフトする。これにより、燃料
の初期噴射特性が良好となり、ペネトレーションのより
強い燃料噴射が可能となる。
【0078】第4の実施形態を図5に示す。この実施形
態では、第3の実施形態が、ノズルピストン21のバネ
33と押圧部材20のリターンスプリング26との、2
つのバネを用いるのに対し、共通の単独のバネ34によ
り、ノズルピストン21に押し上げ力、押圧部材20に
押し下げ力を作用させている。
【0079】このようにすると、部品点数の削減と、組
立時のスプリング荷重セットの工数の削減が可能とな
り、コストダウンが図れる。
【0080】次に第5の実施形態を図6に示す。
【0081】第1の実施形態などのように、電磁弁18
で直接的に燃料通路16を開閉する代わりに、燃料圧力
を利用して開閉作動する弁を設けた。
【0082】燃料通路16を開閉する摺動弁35と、こ
の摺動弁35を閉弁方向に押圧するピストン36を設
け、ピストン36の押圧室37には、第2の充填オリフ
ィス38を介して高圧燃料を導き、また第2の放出オリ
フィス39を介してドレン側と接続し、この第2の放出
オリフィス39を第2の電磁弁40により開閉するよう
にした。
【0083】この場合、第2の電磁弁40が閉じている
と、押圧室37の圧力と、摺動弁35の弁室41に作用
する圧力が等しくなるが、ピストン36の受圧面積を摺
動弁35の受圧面積よりも大きくすることで、摺動弁3
5は着座して閉じる。
【0084】この状態から第2の電磁弁40を開弁する
と、放出オリフィス39から高圧がリークし、かつ押圧
室37には充填オリフィス38を介して高圧が導入され
ることから、押圧室37の圧力が弁室41の圧力よりも
低下し、このため摺動弁35が開き、内部通路17に高
圧燃料が流れる。
【0085】また、第2の電磁弁40を閉じると、放出
オリフィス39が閉じ、押圧室37の圧力が上昇し、ピ
ストン36により摺動弁35が閉じ、燃料の供給が遮断
される。
【0086】したがって、この実施の形態では、燃料通
路16を電磁弁で直接的に開閉するのではなく、第2の
電磁弁40は押圧室37の圧力を制御するだけであり、
摺動弁35はこれにより制御される燃料圧力を利用して
作動するので、電磁弁容量を直接駆動方式に比較した
ら、はるかに小さくすることができ、駆動回路の簡素
化、小型化が可能となる。
【0087】また、第2の充填オリフィス38、放出オ
リフィス39の面積と、ピストン36の受圧面積などの
設定により、摺動弁35の挙動を自由に変化させること
ができ、これによりノズル室27に作用させる燃料圧力
特性をマッチングし、燃料噴射率の最適化が図れる。
【0088】なお、噴射モードについては、第1の実施
形態と同じように、第1、第2のモードに切換制御され
ることになる。
【0089】図7は第6の実施形態を示す。
【0090】この実施形態は、第5の実施形態に対し
て、ピストン36の上部と放出オリフィス39との間に
シート部43を設けたことが異なる。
【0091】ピストン36の上端は円錐形部36aに形
成され、ピストン43が上昇したときに放出オリフィス
39の入口部に形成したシート部43に密着するように
なっている。ピストン円錐形部36aの一部にはリーク
通路としての切欠42を設け、ピストン43のフルリフ
ト時に、この切欠42を介して押圧室37と放出オリフ
ィス39とを連通させる。
【0092】第1の噴射モードにおいては、第2の電磁
弁40が常に開弁し、これにより押圧室37の圧力を下
げ、常時、摺動弁35を開弁状態に保持する。このと
き、放出オリフィス39からは高圧燃料がリークする
が、ピストン36をシート部43に密着させ、切欠42
を介してリークさせることにより、高圧燃料のリーク量
を減らすことができる。このため、蓄圧室9に蓄える高
圧燃料の無駄が無くなり、それだけ燃料供給ポンプ1の
容量を減らし、小型化やポンプ駆動エネルギの削減が可
能となる。
【0093】また、切欠42がないと、ピストン36が
フルリフトしたときに放出オリフィス39を閉じると、
押圧室37の圧力が上昇し、これを受けてピストン36
が下がり、これにより放出オリフィス39が開くと再び
圧力が下がり、ピストン36が上昇することになり、ピ
ストン36及び摺動弁35の挙動が不安定となりやすく
なる。
【0094】なお、切欠42はピストン36の円錐形部
36aに設ける代わりにシート部43に設けてもよい。
【0095】さらに図8に示す第7の実施形態を説明す
る。
【0096】この実施形態は、第6の実施形態と同じよ
うな切欠を、ノズルピストン21と第1の放出オリフィ
ス24との間にも設けている。
【0097】すなわち、ノズルピストン21の円錐形部
21が密着するシート部45を、放出オリフィス24の
入口に形成し、ノズルピストン21がフルリフトしたと
きにシート部44に着座し、このときシート部45に設
けた切欠44を通して圧力室22の高圧燃料をリークさ
せるようにした。
【0098】したがってこの場合にも、第1の噴射モー
ドのときに、ノズルピストン21がフルリフトしたとき
の圧力室22を経由しての高圧燃料のリーク量を減らす
と共に、ノズルピストン21の挙動を安定化させること
ができる。
【0099】なお、切欠44はシート部45ではなく、
ノズルピストン21に設けてもよい。
【0100】以上の各実施形態において、アクチュエー
タとして、電磁弁を用いているが、この代わりに、例え
ば圧電素子を利用したピエゾアクチュエータなどを用い
ることもできる。また、圧力室22の圧力を、電磁弁2
5、充填オリフィス23、放出オリフィス24の通路面
積のバランスにより制御するようにしているが、例えば
三方電磁弁を用いて、圧力室22の圧力を蓄圧室側とド
レン側とに切換えるようにしてもよい。さらに、蓄圧室
9とインジェクタ14との間の通路を開閉する開閉弁、
つまり電磁弁18などをインジェクタハウジングの一部
に収装する構成としたが、蓄圧室9とインジェクタ14
の間の通路に設けたり、あるいは蓄圧室9の出口に設け
ることもできる。
【0101】また、本発明は上記実施形態に限られず、
その技術的思想の範囲内でさまざまな変更がなしうるこ
とは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の燃料供給系統を示す構成
図。
【図2】第1の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図3】第2の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図4】第3の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図5】第4の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図6】第5の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図7】第6の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図8】第7の実施形態のインジェクタの概略断面図。
【図9】従来例のインジェクタの概略断面図。
【図10】ノズルの先端部の拡大断面図。
【図11】理想的なノズル噴孔内における燃料流速分布
を示す図。
【図12】図9のA−A線矢視図。
【図13】図9のB−B線の矢視図。
【符号の説明】
1 燃料供給ポンプ 9 燃料蓄圧室 14 インジェクタ 16 燃料通路 17 内部通路 18 電磁弁 19 針弁 21 ノズルピストン 22 圧力室 25 電磁弁 26 リターンスプリング 50 コントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料供給ポンプで加圧された燃料を高圧状
    態で蓄える燃料蓄圧室と、 この燃料蓄圧室からの高圧燃料を圧力制御弁により制御
    される圧力室の圧力に応じて開閉する弁を介して噴射す
    るインジェクタとを備えたディーゼルエンジンの燃料噴
    射装置において、 前記インジェクタと前記燃料蓄圧室を結ぶ燃料通路を選
    択的に連通、遮断する切換弁と、 前記圧力制御弁と前記切換弁を制御するコントローラと
    を備え、 このコントローラが前記切換弁を開弁保持したまま、前
    記圧力制御弁を開閉して燃料の噴射を制御する噴射モー
    ドと、前記圧力制御弁を開弁保持したまま前記切換弁を
    開閉して燃料の噴射を制御する噴射モードとに切換える
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】前記切換弁が蓄圧室とインジェクタの間の
    燃料通路を遮断したときにインジェクタ側の燃料通路を
    低圧側に解放する請求項1に記載のディーゼルエンジン
    の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】前記インジェクタが、高圧の燃料圧力を受
    けるとリフトして噴孔を開く針弁と、針弁を閉じ方向に
    付勢するスプリングと、前記燃料圧力が導かれる圧力室
    と、この圧力室の圧力に応じて針弁を開き方向に押圧す
    るピストンと、ピストンを針弁の閉弁方向と反対方向に
    付勢するバネと、圧力室のドレン流路を開閉してその圧
    力を調整する圧力制御弁とを有する請求項1または2に
    記載のディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】前記針弁を閉弁方向に付勢するスプリング
    と、ピストンを針弁の閉弁方向と反対方向に付勢するバ
    ネとが、共通の単一バネで構成される請求項3に記載の
    ディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】前記インジェクタの圧力室には、前記ピス
    トンがフルリフトしたとき着座するシート部と、このピ
    ストンがシート部に着座したときに圧力室から前記ドレ
    ン流路に微量の燃料を導くリーク通路とが形成される請
    求項3または4に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射
    装置。
  6. 【請求項6】前記切換弁が、高圧の燃料圧力を受けると
    リフトして開弁する摺動弁と、前記燃料圧力が導かれる
    押圧室と、この押圧室の圧力に応じて前記摺動弁を閉弁
    方向に押圧するピストンと、押圧室の圧力を調整する制
    御弁とを備える請求項1〜5のいずれか一つに記載のデ
    ィーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  7. 【請求項7】前記押圧室には前記ピストンがフルリフト
    したとき着座するシート部と、このピストンがシート部
    に着座したときに押圧室から前記ドレン流路に微量の燃
    料を導くリーク通路とが形成される請求項6に記載のデ
    ィーゼルエンジンの燃料噴射装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016125440A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射装置
JP2020012416A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 株式会社デンソー 燃料噴射弁

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