JP2000130031A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2000130031A
JP2000130031A JP10305712A JP30571298A JP2000130031A JP 2000130031 A JP2000130031 A JP 2000130031A JP 10305712 A JP10305712 A JP 10305712A JP 30571298 A JP30571298 A JP 30571298A JP 2000130031 A JP2000130031 A JP 2000130031A
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Japan
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door
opening
divided
clothes dryer
doors
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Application number
JP10305712A
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English (en)
Inventor
Minoru Kishi
稔 岸
達哉 ▲廣▼田
Tatsuya Hirota
Kiyokazu Fujikawa
清和 藤川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】衣類乾燥機の前面にある開閉扉の開閉のための
スペースを少なくしようとすると、構造が複雑化してい
た。 【解決手段】本衣類乾燥機1では、乾燥室2の前面2a
の投入口2cを覆う開閉扉3を、第1の分割扉31およ
び第2の分割扉32とで構成する。第1の分割扉31を
乾燥室2に支持機構33により回動可能に支持する。両
分割扉の端縁31a,32a同士を連結機構34で回動
可能に連結する。両分割扉31,32は、閉成状態で左
右に並び、この状態から、両分割扉の前面31c,32
c同士が向き合うようにして、両分割扉を相対回動させ
て開成する。両分割扉の端面41aに封止部材36を設
け、閉成状態で両分割扉間に挟持し密着させて封止す
る。第2の分割扉の端縁32bをロック機構35により
乾燥室2に係止する。 【効果】乾燥室内からの力に対して開閉扉は開き難い。
ロック機構が簡素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類乾燥機に関
し、特に開閉扉の構成に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】衣類
乾燥機は、一般にキャビネットの前面に形成された衣類
投入口を塞ぐための開閉扉を有する。例えば、開閉扉と
しては、一枚板状に形成され、その一端縁で装置本体の
前面に回動自在に支持されるものがある。このような開
閉扉は、開閉のために衣類乾燥機の前方に広いスペース
を必要とする。
【0003】また、図5に示す開閉扉90のように、二
枚の分割扉91,92を有したものもある(例えば、特
開平7−265592号参照)。この開閉扉90は、閉
成状態で内面となる面を内側にして折り畳まれる構造を
有している。このように開閉扉90を折り畳んで開閉す
る場合には、キャビネット95の前方の開閉のためのス
ペースを少なくできるが、その一方で構造が複雑になっ
ていた。
【0004】というのは、運転中に内部の衣類が開閉扉
の中央部に裏側からぶつかったときに、開閉扉が開く方
向に力が作用するから、それを防止するべく、開閉扉を
閉成状態に維持するロック機構等が必要となる結果、構
造が複雑化していた。そこで、本発明の目的は、上述の
技術的課題を解決し、少ないスペースで開閉できる開閉
扉を備えつつ、簡素な構造にできる衣類乾燥機を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この目
的を達成するため、請求項1に記載の発明の衣類乾燥機
は、衣類を出し入れするための投入口を有する乾燥室
と、投入口を開閉するための開閉扉とを有する衣類乾燥
機において、開閉扉は、閉成状態でほぼ真直に延びた状
態で投入口を覆い、開成時に外表面同士が向き合うよう
に2つ折れすることを特徴とするものである。
【0006】この構成によれば、開閉扉を2つ折れにし
て開くことができるので、開閉のためのスペースが一枚
板状の扉に比べて少なくて済む。また、開閉扉の構造、
例えば、開閉扉を閉成状態に維持するロック機構を、閉
成状態で内面となる面を内側にして折り畳まれる構造の
従来の開閉扉の場合よりも簡素化することができる。
【0007】請求項2に記載の発明の衣類乾燥機は、請
求項1に記載の衣類乾燥機において、開閉扉は、第1の
分割扉と第2の分割扉とを含み、第1および第2の分割
扉の一方の端縁同士は、回動可能に連結され、第1の分
割扉の他方の端縁は、投入口の近傍に回動可能に保持さ
れていることを特徴とする。この構成によれば、両分割
扉の外表面同士をほぼ真直に延びた状態に並べて投入口
を覆うことができる。また、分割扉の外表面同士を向き
合うようにして、両分割扉を回動させると、投入口を開
くことができる。このようにして、請求項1に記載の発
明の作用を得ることができる。また、2つの分割扉を互
いに回動可能に連結しているので、折り畳み構造を容易
に実現できる。
【0008】請求項3に記載の発明の衣類乾燥機は、請
求項2に記載の衣類乾燥機において、上記両分割扉の少
なくとも一方には、両分割扉の互いに隣接する端縁近傍
に設けられて、閉成状態で分割扉間に挟持されてその間
を封止する封止部材が設けられていることを特徴とす
る。この構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に
加えて、閉成状態で挟持される封止部材は、密着状態で
分割扉同士の間を確実に封止できる。
【0009】また、封止部材が挟持されることにより、
分割扉同士が閉成状態から閉じる方向に過度に回動する
ことが防止されるので、乾燥室の内部から衣類が開閉扉
に勢い良くぶつかったとしても、閉成状態を確実に維持
することができる。請求項4に記載の発明の衣類乾燥機
は、請求項3に記載の衣類乾燥機において、上記封止部
材は、分割扉の端面に設けられていることを特徴とす
る。
【0010】この構成によれば、請求項2に記載の発明
の作用に加えて、分割扉の端面にある封止部材は、両分
割扉が並ぶ方向に挟持されるので、分割扉の剛性を高め
易い結果、分割扉の間をより一層確実に封止することが
でき、しかも、開閉扉の厚みが増すのを防止することが
できる。ここで、分割扉の端面は、閉成状態で分割扉の
前面と交差する方向に沿って延びる面である。
【0011】請求項5に記載の発明の衣類乾燥機は、請
求項1乃至4の何れかに記載の衣類乾燥機において、上
記開閉扉を閉成状態に維持するロック手段がさらに備え
られ、このロック手段は、乾燥室とつながる側の反対側
となる開閉扉の端縁を投入口の近傍に係止することを特
徴とする。この構成によれば、請求項1乃至4の何れか
に記載の発明の作用に加えて、ロック手段を、例えば、
第2の分割扉の他方の端縁を乾燥室に係止するという簡
単な構成で実現でき、しかも、確実に係止することがで
きる。その結果、乾燥室の内部から衣類が開閉扉に勢い
良くぶつかったとしても、ロック手段により確実に開閉
扉を閉じておくことができる。
【0012】請求項6に記載の発明の衣類乾燥機は、請
求項1乃至5の何れかに記載の衣類乾燥機において、上
記開閉扉が2つ折れするときの一対の部分の一方であっ
て乾燥室とつながる側にある部分を、乾燥室に係合する
係合手段をさらに備えたことを特徴とする。この構成に
よれば、請求項1乃至5の何れかに記載の発明の作用に
加えて、一対の部分の一方、例えば、第1の分割扉が乾
燥室に係合手段により係合されているので、一対の部分
の他方、例えば、第2の分割扉が相対的に動き易くな
る。その結果、開閉扉を開く際に2つ折りにし易いの
で、開閉扉を一枚板状のままで開くことを防止できる結
果、開閉扉の開閉のためのスペースを確実に少なくする
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態の衣類乾燥機の斜視図である。本衣類
乾燥機1は、内部で衣類を乾燥させる箱形状に形成され
た乾燥室2と、この乾燥室2の前面2aに設けられた開
閉扉3とを備えている。乾燥室2の前面2aには、開閉
扉3が納まる凹部2bが形成され、この凹部2bの中央
に衣類を出し入れするための投入口2cが形成されてい
る。開閉扉3は、投入口2cを開閉することができ、閉
成状態で投入口2cを覆うことができる。乾燥室2内に
は、投入口2cの奥に回転ドラム(図示せず)が設けら
れている。回転ドラムは、前面に開口があり前後方向に
延びる円筒形状を有し、前後方向に延びる回転軸の周り
に回転可能とされている。衣類は、回転ドラムの内部に
投入口2cを通じて投入される。運転時には、回転ドラ
ムが回転しつつ、その内部に熱風が流入され、熱風と衣
類とが攪拌されて、衣類を乾燥することができる。この
とき、投入口2cは開閉扉3で塞がれている。
【0014】本発明では、図1の(a)〜(d)に示す
ように、開閉扉3は、閉成状態でほぼ真直に延びた状態
で投入口2cを覆い、開成時に外表面となる前面同士が
向き合うように2つ折れして、開閉扉3を折り畳み状に
開くことができる。以下、詳細に説明する。図2は、図
1の衣類乾燥機の正面図である。図3は、図2のA−A
断面の開閉扉の断面平面図である。図4は、開閉扉を後
方から見たときの斜視図であり、折り曲げられた状態を
図示している。
【0015】開閉扉3は、図2および図3に示すよう
に、第1の分割扉31および第2の分割扉32を備えて
いる。両分割扉は、上下方向に長い長方形形状の板形状
に形成されている。閉成状態で両分割扉は、その裏面を
乾燥室2の前面2aに沿わせて左右に並び、互いに協働
して投入口2cを覆っている。第1の分割扉31の一方
の端縁31aと、この端縁31aに隣接する第2の分割
扉32の一方の端縁32aとは、互いに回動可能に連結
機構34によって連結されている。第1の分割扉31の
他方の端縁31bは、投入口2cの近傍となる乾燥室2
の部分に回動可能に支持する支持機構33によって保持
されている。また、開閉扉3には、閉成状態を維持する
ためのロック機構35が設けられている。
【0016】開閉扉3は、図1(a)に示すように、閉
成状態では、第1の分割扉31および第2の分割扉32
の前面31c,32c同士が略面一状に並び、且つ乾燥
室2の前面2aに沿うように配置される。また、開閉扉
3は、図1(d)に示すように、開成状態では、第2の
分割扉32と第1の分割扉31との前面31c,32c
同士を内側に挟むようにして、両分割扉を折り曲げ状に
連結し、且つ第1の分割扉31の前面31cを乾燥室2
の前面2aに対して略垂直になるように配置している。
なお、開成状態の第1の分割扉31の前面31cを乾燥
室2の前面2aに対向するように回動させてもよい。
【0017】第1の分割扉31および第2の分割扉32
は、図3と図4に示すように、前面を形成する表主体部
材41と、この表主体部材41の裏面に取り付けられた
裏主体部材42とをそれぞれ有している。裏主体部材4
2と表主体部材41とは、互いの間に間隔を開けて配置
され、裏主体部材42と表主体部材41との間は中空と
されている。裏主体部材42の裏面には、開閉扉3と投
入口2cの周縁部との間を封止するシール部材43が、
取付部材44によって取り付けられている。取付部材4
4は、半円形状に形成され、その周面に沿って、ゴム等
の弾性部材で形成されたシール部材43が両分割扉に取
り付けられている。第1の分割扉31のシール部材43
と、第2の分割扉32のシール部材43とは、端部同士
で互いにつながり円形となるように配置され、互いに協
働して投入口2cの周縁部の全周を封止する。
【0018】また、両分割扉31,32は、互いに隣接
する一方の端縁31a,32a近傍に、閉成状態で互い
に対向する端面41aを有している。この端面41a
は、表主体部材41の前面から裏面側に向けて、前面と
垂直に立設されている。第1の分割扉31および第2の
分割扉32の両端面41aには、これらの端面同士の間
を封止する封止部材36がそれぞれ貼着されている。
【0019】封止部材36は、例えば、ゴム等の弾性部
材で形成された板状部材である。第1の分割扉31の封
止部材36および第2の分割扉32の封止部材36は、
閉成状態のときに両分割扉の端面同士の間に挟持され
て、表面同士を互いに密着させている。封止部材36
は、投入口2cの上部から下部に至る長さを有して開閉
扉3に設けられており、第1の分割扉31および第2の
分割扉32の間を確実に封止することができる。
【0020】連結機構34は、例えば、蝶番であり、封
止部材36よりも前方に設けられている。連結機構34
は、上下方向に延びる軸45と、この軸45が嵌合され
て回動可能に支持される嵌合孔を区画する孔形成部材4
1bとを含む。孔形成部材41bは、表主体部材41に
形成されている。軸41は、両分割扉の相対回動の回動
中心軸として機能し、その中心位置(中心線CL)は、
両分割扉同士の互いに隣接する端縁同士の間であって、
開閉扉3の前面近傍に配置されている。なお、連結機構
34は上述の構成に限定されず、一対の分割扉同士を回
動可能に連結する公知の構成を利用することができる。
【0021】連結機構34は、図3に示す閉成状態と、
第2の分割扉32を時計周りに回動させて、図3に一点
鎖線で示す開成状態との間で、両分割扉を相対回動させ
ることができる(矢印M3参照)。なお、連結機構34
は、閉成状態から反開成方向(図3で反時計周り方向)
には、回動しないようになっている。支持機構33は、
図2と図4に示すように、連結機構34の回動中心軸と
平行に、上下方向に延びる支持軸46を有している。支
持軸46は、第1の分割扉31の他方の端縁31b寄り
の上面部および下面部に設けられ、乾燥室2の前面2a
の凹部2b内にそれぞれ設けられた一対の軸受孔2f
(一方のみ一点鎖線で図示)に嵌合された状態で、回動
可能に支持されている。なお、支持機構33の構成は上
述の構成に限定されず、回動可能に支持する公知の構成
を利用することができる。
【0022】ロック機構35は、図3と図4に示すよう
に、支持機構33と反対側になる開閉扉3の端縁であ
る、第2の分割扉32の他方の端縁32bに設けられて
いる。ロック機構35は、第2の分割扉32の他方の端
縁32bを投入口2cの近傍に係止することにより、開
閉扉3の閉成状態を維持することができる。ロック機構
35は、開閉操作するための把手51と、この把手51
による操作に連動して進退動作する係止爪52とを有し
ている。把手51は、第2の分割扉32の表主体部材4
1の前面に形成された凹部32dの内部に設けられてい
る。この把手51は、回動自在に支持されつつ、同様に
一端を回動自在に支持される係止爪52に連結されてい
る。係止爪52の他端は、鉤部を有し、この鉤部が、閉
成状態で乾燥室2の凹部2bに形成された係止孔2dに
はまりこんでいる。この係止爪52は、図示しない付勢
部材としてのばねにより付勢され、鉤部が係止孔2dに
はまりこんだ状態を維持するようにされている。把手5
1を図3の矢印M1に示すように回動させると、ばねの
付勢力に抗して係止爪52を同じ方向(矢印M2)に回
動させることができ、係止爪52の鉤部を係止孔2dか
ら離脱させることができる。
【0023】また、第1の分割扉31の一方の端縁31
a寄りの上面部には、図2と図4に示すように、両分割
扉同士が折れ曲がり状になって開閉扉3が開かれるよう
に、第1の分割扉31を乾燥室2に係合する係合手段3
7が備えられている。係合手段37は、乾燥室2とつな
がる側にある開閉扉3の部分である第1の分割扉31に
弾性支持された係合突起71と、この係合突起71が嵌
まる係合孔2eとを含む。係合孔2eは乾燥室2の前面
2aの凹部2b内に下方に開放して形成されている。係
合突起71は、弾性部材としての板バネで形成されてい
る。板ばねの一端が第1の分割扉31の上面に固定さ
れ、他端が屈曲状に形成されて上方に向けて突出して、
係合孔2eに対向可能に配置されている。係合突起71
の他端は、上下方向に移動可能とされ、閉成状態で係合
孔2eに係合している。
【0024】係合突起71の突出する他端は傾斜面を有
し、この傾斜面に乾燥室2の凹部2bの周縁部を沿わせ
ることで、開閉扉3の開閉動作に伴って、係合突起71
を係合孔2eにスムーズに係合解除または係合できるよ
うになっている。また、係合突起71の他端は、弾性力
により上方に向けて付勢されており、開閉動作に伴って
下方に押し下げられても、弾性復元力によりもとの姿勢
に自ずから復帰することができる。
【0025】次に、この開閉扉3の開閉動作を説明す
る。まず、開く場合には、把手51を持って、第2の分
割扉32を手前に引けばよい。これに伴いロック機構3
5が解除されて、連結機構34により第2の分割扉32
が回動する。このときは、係合手段37により、第1の
分割扉31は乾燥室2の前面2aに沿ったままで、開閉
扉3は折れ曲がり形状になる。さらに把手51を引く
と、係合突起71が係合孔2eから外れて、第1の分割
扉31も回動し始める。このとき、開閉扉3はすでに折
れ曲がり状であるので、支持機構33および連結機構3
4はともにスムーズに回動する。そして、両分割扉の前
面同士を接近させて、投入口2cの前方を開放すること
ができる。
【0026】また、開閉扉3を閉じる場合には、上述の
順序と逆に操作する。先ず、第1の分割扉31を回動さ
せて、第1の分割扉31で投入口2cの左半分を覆う。
その後、第2の分割扉32を回動させて、第2の分割扉
32で投入口2cの右半分を覆う。第2の分割扉32が
乾燥室2の前面2aの凹部2b内に収容されると、ロッ
ク機構35の係止爪52は係止孔2dに自動的に嵌まり
こむ。
【0027】閉成状態では、投入口2cは、シール部材
43および封止部材36により、確実に封止されている
ので、運転時の回転ドラム内の熱風が漏れることはな
い。また、回転ドラム内の衣類が開閉扉3の裏面にぶつ
かることがあったとしても、このときに分割扉にかかる
力は、後方から前方に向けて作用する押す力であるの
で、支持機構33およびロック機構35により両端部を
固定された開閉扉3においては、分割扉同士を閉じる方
向に回動させようとする。その結果、封止部材36同士
がより一層密着する結果、より一層確実に封止すること
ができる。
【0028】このように本実施の形態によれば、開閉扉
3を2つ折れにして開くことができるので、開閉のため
のスペースが一枚板状の従来の扉に比べて少なく、例え
ば、約半分にすることができる。また、開閉扉3は、開
成時に前面31c,32c同士が向き合うように2つ折
れするので、閉成状態で内面となる面を内側にして折り
畳まれる構造の従来の開閉扉の場合よりも、開閉扉3の
構造、例えば、ロック機構35を簡素化することができ
る。
【0029】というのは、本発明の実施の形態では、ロ
ック機構35により閉成状態とされている開閉扉3に、
乾燥室2の内部から衣類がぶつかると、この衣類は開閉
扉3の両分割扉同士を閉じる方向に回動させようとする
ので、両分割扉同士を閉成状態に確実に維持することが
できる。その結果、ロック機構35を簡素化することが
できる。例えば、ロック機構35を第2の分割扉32の
他方の端縁32bだけを係止する簡素な構造にでき、一
枚板状の従来の開閉扉の場合と同程度の簡素な構造です
む。
【0030】また、第1の分割扉31と第2の分割扉3
2とを互いに回動可能に連結し、第1の分割扉31を投
入口2cの近傍に回動可能に保持することにより、上述
の2つ折れする開閉扉3を容易に実現できる。また、閉
成状態で挟持される封止部材36は、密着状態で分割扉
同士の間を確実に封止できる。しかも、封止部材36
を、互いに相対回動する分割扉同士の間にかけわたして
設けずに済むので、簡素な構造にできる。ここで、封止
部材36は、分割扉の少なくとも一方に設けられていれ
ばよい。
【0031】また、封止部材36が挟持されることによ
り、分割扉同士が閉成状態から閉じる方向に過度に回動
することが防止されるので、乾燥室2の内部から衣類が
開閉扉3に勢い良くぶつかったとしても、閉成状態を確
実に維持することができる。特に、分割扉の端面41a
にある封止部材36は、両分割扉が並ぶ方向に挟持され
るので、分割扉の剛性を高め易い。例えば、図2のリブ
41dを設けてもよい。その結果、両分割扉の間をより
一層確実に封止することができ、しかも、封止部材36
は、開閉扉の厚み方向に挟持されていないので、開閉扉
3の厚みが増すのを防止することができる。
【0032】また、第2の分割扉32の他方の端縁32
bを乾燥室2に係止するロック機構35は、分割扉の上
下の端縁を乾燥室に係止する従来の折り畳み構造の開閉
扉の場合に比べて、簡単な構成で実現でき、しかも、確
実に係止することができる。その結果、乾燥室2の内部
から衣類が開閉扉3に勢い良くぶつかったとしても、ロ
ック機構35により確実に開閉扉3を閉じておくことが
でき、乾燥室2内の熱風が漏れることを防止することが
できる。
【0033】また、係合手段37が第1の分割扉31を
乾燥室2に係合しているので、第2の分割扉32が相対
的に動き易くなる。その結果、両分割扉同士が折れ曲が
り状になって開閉扉3を開くことができるので、開閉扉
3が一枚板状のままで回動され難く、その結果、開閉扉
3の開閉のためのスペースを確実に少なくすることがで
きる。
【0034】特に、弾性支持された係合突起71と、こ
の係合突起71が嵌まる係合孔2eとを含む係合手段3
7では、弾性力に打ち勝つ操作力で開閉扉3を引けば、
係合手段37の係合を容易に外せるので、開閉扉3を折
り曲げ状にスムーズに開くことができる。また、弾性部
材からなる封止部材36を分割扉の間に挟持しているの
で、開閉扉3を閉じる際に生じる音を低減することがで
きる。
【0035】また、連結機構34の回動中心軸線CLを
開閉扉3の前面近傍に配置したので、連結機構34を封
止部材36よりも外側となる前方に配置でき、開閉扉3
の構造をより一層簡素化でき、しかも、連結機構34に
汚れが溜まり難い。また、開閉扉3の前面に隙間が生じ
難く、指を挟むことを防止できる。なお、乾燥室2の構
造は、上述のものに限定されず、内部に衣類を投入する
ための投入口を有していればよい。
【0036】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す衣類乾燥機の斜視
図であり、開閉扉の開閉動作を(a)〜(d)の各図に
段階を順に追って示している。
【図2】図1の衣類乾燥機の正面図である。
【図3】図2のA−A断面の開閉扉の断面平面図であ
る。
【図4】図1の衣類乾燥機の開閉扉の後方から見たとき
の斜視図であり、折り曲げられた状態を図示している。
【図5】従来の衣類乾燥機の開閉扉の斜視図である。
【符号の説明】
1 衣類乾燥機 2 乾燥室 2c 投入口 3 開閉扉 31 第1の分割扉 31a 一方の端縁 31b 他方の端縁 31c,32c 前面(外表面) 32 第2の分割扉 32a 一方の端縁 32b 他方の端縁 35 ロック機構(ロック手段) 36 封止部材 37 係合手段 41a 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤川 清和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2E015 AA02 BA00 BA01 BA05 CA12 DA05 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類を出し入れするための投入口を有する
    乾燥室と、投入口を開閉するための開閉扉とを有する衣
    類乾燥機において、 開閉扉は、閉成状態でほぼ真直に延びた状態で投入口を
    覆い、開成時に外表面同士が向き合うように2つ折れす
    ることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の衣類乾燥機において、 開閉扉は、第1の分割扉と第2の分割扉とを含み、 第1および第2の分割扉の一方の端縁同士は、回動可能
    に連結され、 第1の分割扉の他方の端縁は、投入口の近傍に回動可能
    に保持されていることを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の衣類乾燥機において、 上記両分割扉の少なくとも一方には、両分割扉の互いに
    隣接する端縁近傍に設けられて、閉成状態で分割扉間に
    挟持されてその間を封止する封止部材が設けられている
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の衣類乾燥機において、 上記封止部材は、分割扉の端面に設けられていることを
    特徴とする衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の衣類乾燥
    機において、 上記開閉扉を閉成状態に維持するロック手段がさらに備
    えられ、 このロック手段は、乾燥室とつながる側の反対側となる
    開閉扉の端縁を投入口の近傍に係止することを特徴とす
    る衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の衣類乾燥
    機において、 上記開閉扉が2つ折れするときの一対の部分の一方であ
    って乾燥室とつながる側にある部分を、乾燥室に係合す
    る係合手段をさらに備えたことを特徴とする衣類乾燥
    機。
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