JP2000129585A - コントロールケーブル - Google Patents

コントロールケーブル

Info

Publication number
JP2000129585A
JP2000129585A JP29534598A JP29534598A JP2000129585A JP 2000129585 A JP2000129585 A JP 2000129585A JP 29534598 A JP29534598 A JP 29534598A JP 29534598 A JP29534598 A JP 29534598A JP 2000129585 A JP2000129585 A JP 2000129585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
control cable
composition
cable
polyphenylene sulfide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29534598A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Uneme
正人 釆女
Yasuteru Miura
康輝 三浦
Yasutomo Aoki
康知 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Asahi Glass Co Ltd
Chuo Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Asahi Glass Co Ltd, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
Priority to JP29534598A priority Critical patent/JP2000129585A/ja
Publication of JP2000129585A publication Critical patent/JP2000129585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温、高荷重の過酷な使用条件下でも、高い
荷重伝達効率と耐久性を有するコントロールケーブルの
提供。 【解決手段】 内索を摺動自在に案内するための可撓性
を有する導管の内周に、弗素樹脂とポリフェニレンサル
ファイド樹脂からなる組成物でこれら2成分のうちの分
散相の平均粒子径が5μm以下に分散若しくは完全に相
溶化した組成物をチューブ状に形成してライナーとす
る。ライナーを構成するポリフェニレンサルファイド樹
脂は、分岐構造を融資ない線状のものを用い、その結晶
化温度を240〜255℃の範囲にし、割れを防止す
る。初期の荷重伝達効率が高いとともに(75〜78
%)、従来のPPS・弗素アロイでは、100万回では
60%まで低下しているのに対し、本発明では100万
回の耐久回数においても、70〜72%を維持し、耐久
性も130万〜150万回まで使用に耐えうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コントロールケー
ブルに関する。さらに詳しくは、高温、高荷重下で耐久
性および荷重効率を顕著に向上せしめたコントロールケ
ーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷重効率の向上のために、コント
ロールケーブルの内索の外周に合成樹脂層(コートイン
ナー)を被覆形成したり、導管内に合成樹脂層チューブ
(以下、ライナーという)を挿入することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近はコントロールケ
ーブルを使用する機械の高性能化、コンパクト化に伴
い、環境温度の上昇、負荷荷重の増大などその使用条件
が苛酷になってきている。例えば、自動車のエンジンル
ーム内で用いられるコントロールケーブルには、−40
℃から150〜170℃以上の高温環境下で使用される
ものが増加している。
【0004】ところが、前記内索の被覆(コートインナ
ー))や、ライナーに用いられる合成樹脂の使用温度
は、ポリアセタール樹脂(以下、POMという)が12
0℃以下、ポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、P
BTという)が140℃以下であり、150℃以上の高
温環境下では、ポリテロラフルオロエチレン(以下、P
TFEという)、テトラフルオロエチレン・パーフルオ
ロアルキルエーテル共重合体(以下、PFAという)な
ど若干の弗素樹脂が用いられていた。しかし、弗素樹脂
は摺動性は良いが、高荷重下の耐磨耗性に劣り、使用範
囲が比較的低荷重の用途に限定されていた。
【0005】一般にスーパーエンプラと呼ばれる一群の
熱可塑性樹脂は、耐熱性が優れているが柔軟性が不足
し、且つ高価なため本コントロールケーブルの分野には
運用し難い。スーパーエンプラの中では、ポリフェニレ
ンサルファイド樹脂(以下、PPSという)が比較的安
価で摺動性も優れているが、コントロールケーブルの配
索に必要な柔軟性がなく、また高温環境下では経時的に
脆くなるので、主材として使用することができず、これ
までは僅かにPTFE製ライナーの耐摩耗性を改良する
添加剤として使用例があるにすぎない。
【0006】PPSに汎用の樹脂やエラストマーを配合
した組成物を使用する方法は柔軟性の付与には効果があ
るが、分岐を有しない線状構造のPPSをベースにした
この配合組織(特開平4−92112号公報、特開平4
−211712号公報に開示)を使ったライナー(以下
タイプAという)は、荷重伝達効率が初期値が65〜7
0%程度であり、目標とされる荷重伝達効率70%に対
して、必要な値を確保できておらず、ケーブルとして必
要な荷重伝達効率が良くないという欠点があった。
【0007】また架橋構造を有するPPSに上記処方を
施した組成物を使ったライナー(以下タイプBという)
は、エラストマー成分との相性が悪く、ケーブルの繰り
返し耐久性が、目標の100万回以上に対して、20〜
40万回(試験条件:R 100/360度曲げ配
索))と甚だ低く、耐久性が悪いという欠点があった。
尚、上記タイプA、Bについての各荷重伝達効率の評価
試験は後述するとおり、本発明における荷重伝達効率の
評価試験と同様の、曲げ半径Rが100mm、曲げ角度
360°の配索を用いて、ばね負荷6kgf、ストロー
ク50mmの試験によって行った結果である。
【0008】さらに、例えば、アクセルケーブルにおけ
る細径化の要求に応じて、インナーの径を、従来のφ2
mm程度からφ1mm程度にして細径化を図ると、これ
に伴って、面圧は4倍に上昇するため、耐久性の悪化及
び荷重効率の低下がさらに加速されるという問題があ
る。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑み、高温、高荷
重の苛酷な使用条件下でも、高い荷重効率と耐久性を有
するコントロールケーブルを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコントロールケ
ーブルは、内索と該内索を摺動自在に案内するための導
管とからなり、前記導管の内周に弗素樹脂とPPSから
なる組成物でこれら2成分のうちの分散相の平均粒子径
が100μm以下に分散若しくは完全に相溶化した組成
物をチューブ状に成形し、ライナーとしたことを特徴と
している。
【0011】本発明で使用する分散相の平均粒子径が5
μm以下に分散若しくは完全に相溶化した弗素樹脂とP
PSからなる組成物を得るための手段は、特に限定しな
いが、代表的な方法として、カルボキシル基、1分子
中のカルボキシル基が脱水縮合した残基、エポキシ基、
水酸素、イソシアネート基、エステル基、酸アミド基、
アルデヒド基、アミノ基、加水分解性シリル基、シアノ
基などの反応性や極性を有する官能基を側鎖に導入した
弗素樹脂とPPSとを溶融混練して得る方法、弗素樹
脂とPPSの他に有機オニウム化合物を添加したものを
溶融混練して得る方法、弗素樹脂とPPSの他に有機
シラン化合物を添加したものを溶融混練して得る方法等
が挙げられる。
【0012】上記で用いる有機オニウム化合物を例示
すると、テトラブチルアンモニウムクロライド、テトラ
ブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニ
ウムヒドロサルフェート、テトラヘキシルアンモニウム
クロライド、テトラヘプチルアンモニウムクロライド、
テトラペンチルアンモニウムクロライド、トリブチルア
リルホスホニウムクロライド、トリブチルベンジルホス
ホニウムクロライド、ジブチルジフェニルホスホニウム
クロライド、テトラブチルホスホニウムクロライド、テ
トラブチルホスホニウムブロマイド、トリブチル(2−
メトキシ)プロピルホスホニウムクロライド、ベンジル
トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムクロライド等が
ある。
【0013】上記で用いる有機シラン化化合物を例示
すると、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、
トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラ
ン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシ
ラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルジメトキシシラン、メチルジエトキシシ
ラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルビニルメトキ
シシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、メチルビニ
ルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、
ジフェニルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、ジフェニルジエトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、アリルトリメチルシラン、エチニルトリ
メチルシラン、トリメチルクロロシラン、ジメチルジク
ロロシラン、メチルトリクロロシラン、メチルジクロロ
シラン、ジメチルクロロシラン、ジメチルビニルクロロ
シラン、メチルビニルジクロロシラン、トリフェニルク
ロロシラン、メチルジフェニルクロロシラン、ジフェニ
ルジクロロシラン、メチルフェニルジクロロシラン、フ
ェニルトリクロロシラン、クロロメチルジメチルクロロ
シラン、ビニルトリクロロシラン、エチルトリクロロシ
ラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチル
ジエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
ヨードプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアナー
トプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、N−トリメチルシリルア
セトアミド、トリメチルシリル(ジメチルアミン)、ト
リメチルシリル(ジエチルアミン)、n−ブチルジメチ
ルクロロシラン、t−ブチルジメチルクロロシラン、n
−ブチルトリクロロシラン、i−ブチルトリメトキシシ
ラン、n−ブチルトリメトキシシラン、クロロメチルジ
メチルクロロシラン、クロロメチルメチルジクロロシラ
ン、クロロメチルトリクロロシラン、クロロメチルトリ
メチルシラン、n−デシルトリクロロシラン、ジメチル
オクタデシルクロロシラン、n−ドデシルトリクロロシ
ラン、n−ドデシルトリエトキシシラン、n−ヘキサデ
シルトリクロロシラン、n−ヘキサデシルトリメトキシ
シラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、メタクリロ
キシメチルトリメトキシシラン、メチルフェニルジエト
キシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、メチル
トリイソプロポキシシラン、1−メトキシ−1−(トリ
メチルシロキシ)−2−メチル−1−プロペン、1,3-ビ
ス(γ−アミノプロピル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロ
キサン、1,3-ビス(クロロメチル)-1,1,3,3- テトラメ
チルジシロキサンヘキサメチルジシラザン、N,N' −
ビス(トリメチルシリル)ウレア、N,N’−ビス(ト
リメチルシリル)アセトアミド、N,N’−ビス(トリ
メチルシリル)トリフルオロアアセトアミド、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、デカメチルテトラシロキサ
ン、3,3-ジフェニルヘキサメチルトリシロキサン、1,3-
ジビニル-1,1,3,3- テトラメチルジシロキサン、ヘキサ
メチルジシロキサン等がある。
【0014】本発明で使用するPPSは、構造式[−C
6 4 −S−]n (ただし−C6 4 −はフェニレン
基)で示される繰り返し単位を70モル%以上,好まし
くは80モル%以上を含む重合体であり、上記繰り返し
単位が70モル%以下では結晶性ポリマーとしての特徴
である結晶化度が低くなり、機械物性が損なわれるため
好ましくない。
【0015】PPSは一般にその製造法により線状で分
岐や架橋構造を有しない分子構造のものと、分岐や架橋
を有する構造のものが知られている。本発明においては
いかなる製造法により得られたPPSを用いることも可
能であるが、特に分岐を有しない線状構造のものが好ま
しい。
【0016】本発明で使用するPPSの溶融粘度は、押
し出し成形品を得ることができれば特に制限はないが、
成形性の面から300℃における溶融粘度が5000〜
50000ポイズのものでもメルトインデックス(MI
値)も1〜5(g/10min)と小さいものが好まし
い。
【0017】本発明で使用するポリフェニレンサルファ
イドと弗素樹脂の割合は、99/1〜10/90重量%
であるが、好ましくは97/3〜60/40重量%であ
る。PPSの割合が少なすぎるとPPSの持つ強度や剛
性が著しく低下し、弗素樹脂の割合が少なすぎると柔軟
性が不足し、脆いものとなる。
【0018】本発明で使用する弗素樹脂は、融点が32
0℃以下のものが好ましく、より好ましくは310℃以
下のものである。融点が320℃を越えると弗素樹脂で
はPPSとの混練温度が高くなるためPPSの分解を伴
い、機械強度の低下及び加工性の低下が起こる。
【0019】融点が320℃以下の弗素樹脂としては、
例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン共重合体、ポリ弗化ビニリデン、ポリ弗
化ビニル、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合
体、エチレン/クロロトリフルオロエチレン共重合体、
プロピレン/テトラフルオロエチレン共重合体、テトラ
フルオロエチレン/パーフルオロアルキルパーフルオロ
ビニルエーテル共重合体、弗化ビニリデン/ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、弗化ビニリデン/クロロトリ
フルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン/
エチレン/イソブチレン共重合体、エチレン/ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/
エチルビニルエーテル共重合体等であるが、特にエチレ
ン/テトラフルオロエチレン共重合体が好ましい。
【0020】本発明で用いている樹脂組成物の調整方法
は特に限定されず、弗素樹脂及びPPSのペレット、粉
末、ビーズ等、必要に応じて有機オニウム化合物や有機
シラン化合物をリボンブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー、Vブレンダー等を用いてプリブレンドした後に、単
軸または2軸の押出機等を用いて溶融混練する方法等が
挙げられる。
【0021】本発明で用いる樹脂組成物には、本発明の
効果を損なわない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、滑
剤、結晶核剤、紫外線防止剤、着色剤、難燃剤等の通常
の添加剤を添加することができる。また、本発明で用い
る樹脂組成物の必須成分ではないが、摺動性を改善する
目的で、PTFE、シリコーンオイル、二硫化モリブデ
ン、グラファイト、窒化硼素等の潤滑剤を配合すること
ができる。
【0022】さらに、本発明において、硝子繊維、炭素
繊維を代表とする繊維状強化剤またはカオリン、マイ
カ、タルク、アルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、
硝子ビーズ等の粒状強化剤を必要に応じて配合すること
ができる。
【0023】本発明で用いる樹脂組成物をコントロール
ケーブル用導管のライナーとして成形する方法は特に限
定されないが、チューブ形状の成形品を得やすい押出成
形が適している。使用する押出機は通常用いられる単軸
押出機で良い。ダイス構造は最も単純なストレートダイ
で良く、ダイより押し出された溶融樹脂はサイジングチ
ューブを通りサイジングされ、冷却固化された後、引取
機で連続的に一定速度で引き取り、チューブを得る。こ
のとき、請求項3、5に示すようにPPSの結晶化温度
が240℃以下、引張伸度が10%以下の組成物を用い
ると結晶化が充分進まず、ケーブル使用時の熱影響によ
り、容易にライナーが裂けるため注意が必要である。ま
た結晶化を進めるため、チューブ引き取り速度を1〜5
m/分と遅く設定し、サイジング温度もコントロールさ
れたものにすることが望ましい。
【0024】
【発明の作用・効果】本発明では、コントロールケーブ
ルにおいて、弗素樹脂とポリフェニレンサルファイド樹
脂からなる組成物でライナーを構成し、各成分のうちの
分散相の平均粒子径が5μm以下に分散若しくは相溶化
してチューブ状に形成しているため、コントロールケー
ブルが高温、高荷重の苛酷な使用条件下で用いられて
も、高い荷重効率及び耐久性を確保することができる。
また、結晶化温度が高いPPSをを用いているため、押
出成形時に結晶化が十分に進み、耐久性に優れ、また、
配索時にコントロールケーブルを曲げても、唐たけ割れ
現象を起こすなどの不具合を生じない。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明のコントロールケーブルを説明する。図1は、本発明
のコントロールケーブルの実施例を示す一部切欠斜視図
である。図1に示すコントロールケーブルは、自動車の
アクセル、スロットル、各種オープナー、クラッチ、又
はブレーキなどの操作に用いられるもので、1は内索
(インナーケーブル)、2は導管、3はライナーであ
る。
【0026】内索1は、複数本の鋼素線を撚り合わせて
形成したストランドを、図2に示すように、複数本撚り
合わせて形成したもので、本例では、中心から順に1
本、6本、9本の三重にストランドを配置して形成し
て、内索1の外径を1.0mmとして形成している。
尚、内索1を構成するストランドの本数およびストラン
ドを構成する鋼素線の本数、並びに、内索1の外径寸法
は、上記に限定されるものではなく、種々の組み合わせ
を採用することができる。
【0027】導管2は、ライナー3上に例えば厚さ0.
5〜2.0mm、幅1.0〜4.5mmに圧延した1本
の平鋼線を螺旋状に密接して巻いた密着コイル4と、そ
の外周に厚さ0.5〜2.0mmで被覆した合成樹脂か
らなるジャケット5とから構成されている。尚、密着コ
イル4は、上記の1本の平鋼線を用いることに限定され
ず、複数本の金属線をライナー3に巻き付けたものでも
よい。
【0028】ライナー3は、弗素樹脂とポリフェニレン
サルファイド樹脂(PPS)からなる組成物をチューブ
状に形成してなるもので、本例では、図3に示すよう
に、チューブの厚みが0.3mm、外径を2.4mm、
内径を1.8mmに形成している。
【0029】以下、本発明におけるライナー3の実施例
を比較例と合わせて具体的に説明するが、本発明はこれ
らに限定されない。なお、以下において、量を表す
「部」は重量部を表す。 [ライナー実施例1]エチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体(ETFE、例えば、旭硝子社製、商品名
「アフロンLM」、以下、ETFEという)100部、
トリメトキシビニルシラン1.0部、及びジクミルパー
オキサイド0.1部を予め混合した後、2軸押出機で2
60℃で押し出し、グラフト化ETFEペレットを得
た。このグラフト化ETFEペレット19.0部とPP
S(トープレン社製、商品名「LB−30」)76.0
部とPTFE(旭硝子社製、商品名「フルオンL150
J」)5部を予め混合した後、2軸押出機で310℃で
押し出し、樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを
用い300℃で押出成形し、分散相の平均粒子径の測定
を行ったところ、分散相の平均粒子径は1μmであっ
た。
【0030】[ライナー実施例2]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)100部、グリシジルメ
タアクリルレート1.0部、及びジクミルパーオキサイ
ド0.1部を予め混合した後、2軸押出機で260℃で
押し出し、グラフト化ETFEペレットを得た。このグ
ラフト化ETFEペレット28.5部とPPS(トープ
レン社製、商品名「LB−30」)66.5部とPTF
E(旭硝子社製、商品名「フルオンL182J」)5部
を予め混合した後、2軸押出機で310℃で押し出し、
樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを用い300
℃で押出成形し、ライナー実施例1と同様に分散相の平
均粒子径の測定を行ったところ、分散相の平均粒子径は
1μmであった。
【0031】[ライナー実施例3]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)19部と、PPS(トー
プレン社製、商品名「LB−30」)76部とPTFE
(旭硝子社製、商品名「フルオンL150J」)5部と
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.76
部を予め混合した後、2軸押出機で310℃で押し出
し、樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを用い3
00℃で押出成形し、ライナー実施例1と同様に分散相
の平均粒子径の測定を行ったところ、分散相の平均粒子
径は2μmであった。
【0032】[ライナー実施例4]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)28.5部と、PPS
(トープレン社製、商品名「LB−30」)66.5部
とPTFE(旭硝子社製、商品名「フルオンL182
J」)5部とγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
0.67部を予め混合した後、2軸押出機で310℃で
押し出し、樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを
用い300℃で押出成形し、ライナー実施例1と同様に
分散相の平均粒子径の測定を行ったところ、分散相の平
均粒子径は3μmであった。
【0033】[ライナー実施例5]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)19.0部と、PPS
(トープレン社製、商品名「LB−30」)76.0部
とPTFE(旭硝子社製、商品名「フルオンL150
J」)5部とテトラエトキシシラン0.76部とテトラ
ブチルアンモニウムブロマイド0.29部を予め混合し
た後、2軸押出機で310℃で押し出し、樹脂組成物ペ
レットを得た。このペレットを用い300℃で押出成形
し、ライナー実施例1と同様に分散相の平均粒子径の測
定を行ったところ、分散相の平均粒子径は3μmであっ
た。
【0034】[ライナー実施例6]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)28.5部と、PPS
(トープレン社製、商品名「LB−10」)66.5部
とPTFE(旭硝子社製、商品名「フルオンL182
J」)5部とテトラエトキシシラン0.67部とテトラ
ブチルホスホニウムブロマイド0.25部を予め混合し
た後、2軸押出機で310℃で押し出し、樹脂組成物ペ
レットを得た。このペレットを用い300℃で押出成形
し、ライナー実施例1と同様に分散相の平均粒子径の測
定を行ったところ、分散相の平均粒子径は2μmであっ
た。
【0035】[ライナー実施例7]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)19.0部と、PPS
(トープレン社製、商品名「LB−30」)76.0部
とPTFE(旭硝子社製、商品名「フルオンL150
J」)5部とテトラブチルアンモニウムブロマイド0.
29部を予め混合した後、2軸押出機で310℃で押し
出し、樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを用い
300℃で押出成形し、ライナー実施例1と同様に分散
相の平均粒子径の測定を行ったところ、分散相の平均粒
子径は3μmであった。
【0036】[ライナー実施例8]ETFE(旭硝子社
製、商品名「アフロンLM」)28.5部と、PPS
(トープレン社製、商品名「LB−10」)66.5部
とPTFE(旭硝子社製、商品名「フルオンL182
J」)5部とテトラブチルホスホニウムブロマイド0.
25部を予め混合した後、2軸押出機で310℃で押し
出し、樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを用い
300℃で押出成形し、ライナー実施例1と同様に分散
相の平均粒子径の測定を行ったところ、分散相の平均粒
子径は3μmであった。
【0037】[比較例1]ETFE(旭硝子社製、商品
名「アフロンLM」)19.0部と、PPS(トープレ
ン社製、商品名「LB−10」)76.0部とPTFE
(旭硝子社製、商品名「フルオンL182J」)5部を
予め混合した後、2軸押出機で310℃で押し出し、樹
脂組成物ペレットを得た。このペレットを用い300℃
で押出成形し、ライナー実施例1と同様に分散相の平均
粒子径の測定を行ったところ、分散相の平均粒子径は1
0μmであった。
【0038】[比較例2]PPS(トープレン社製、商
品名「LB−30」)95.0部とPTFE(旭硝子社
製、商品名「フルオンL182J」)5部を予め混合し
た後、2軸押出機で310℃で押し出し、樹脂組成物ペ
レットを得た。このペレットを用い300℃で押出成形
したところ、容易に割れが発生し、ライナーとしては適
さないことが判明した。
【0039】上記の実施例中、代表的な組成物としての
ライナー実施例2をライナーとして成形しコントロール
ケーブルとしての物性を測定した結果を上記の比較例と
比較して表1に示す。表1に示した主原料のリニア系P
PSにおける結晶化速度は、降温結晶化速度(溶融後−
10℃/minで降温したときの結晶化温度)に応じ
て、実施例2>比較例1>比較例2の順である。尚、表
1における物性の測定条件等は、以下のとおりである。 デュロメータ硬さ:JIS K 7215に準拠。 摩耗量の計測は、荷重:5kgf/cm2 、速度:30
m/min、時間:0.5hr。 MI値は、温度:300℃、荷重:5kg。 また、割れ試験方法は、図4に示すとおり、0.3mm
プレス成形シートを形成して、シートの中心から外側へ
向かう遠心方向に対して直角に試験片を抽出し、試験片
を折り曲げてみたときの挙動によって、音をたてて割れ
た場合を「×」、静かに曲がる(割れない)場合を
「○」で評価した。
【0040】
【表1】
【0041】更に、上記の実施例中、代表的な組成物と
してのライナー実施例2をライナーとして成形しコント
ロールケーブルとしての荷重伝達効率を測定した結果
を、上記各比較例及び前述の問題点に示したタイプA、
タイプBの組成物で作ったライナーの場合と比較した結
果とともに表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】尚、コントロールケーブルの性能を測定す
るための測定装置は、図5に示すとおり、配索半径Rが
100mm、配索曲げ360°で配索したコントロール
ケーブルの内索1の一端を、ばね負荷6kgfのばねを
介してロードセルに固定し、他端をロードセルを介して
エアシリンダによって、ストローク50mmで引っ張っ
て、引張側荷重Finと固定側荷重Foutとを測定し
て、荷重伝達効率(%)を、(Fin/Fout)×1
00で算出した。エアシリンダによるストロークと負荷
との関係は、図6に示すとおりである。
【0044】上記とおり、本発明においては、以下のと
おり、大きな特徴が見られた。 特徴1)実施例のライナー引っ張り伸度が14%と比較
例1、2の4.1%、9.7%に比べて大きく、割れに
くいチューブが得られた。 特徴2)タイプAに比べ、ケーブル荷重伝達効率が10
%弱向上した。 特徴3)タイプBに比べ、樹脂の耐摩耗性が向上し、ケ
ーブル耐久性が規定の条件下で5倍ほどのび、目標の1
00万回を満足した。
【0045】本発明の荷重伝達効率の試験結果比較を、
従来から用いられるPTFE、PFA FEP製ライナ
ーとともに、図7および表3に示す。尚、試験条件等は
表2の場合と同様で、図5、図6に示したものである。
【0046】
【表3】
【0047】図7および表3に示すとおり、本発明で
は、荷重伝達効率の初期値が75〜78%と比較表示し
た他のものと比べて十分に高いのみならず、目標耐久回
数である100万回の使用後にも、荷重伝達効率が70
〜72%と、従来品として荷重伝達効率の値が良いPP
S・エラストマアロイ(タイプA)の荷重伝達効率の6
0%と比較しても、かなり高い値を維持している。ま
た、耐久性を示す荷重伝達効率が50%になるまでの耐
久回数も、130〜150万回と、従来品のPPS・エ
ラストマアロイの耐久回数に次ぐ優れた性能を有して
る。
【0048】このように、本発明のライナーでは、荷重
伝達効率が初期値から目標耐久回数である100万回を
越えるまでは、他とは比べものにならないほど高い値を
維持しており、耐久回数が100万回を越えた後も、1
50万回程度までの間では、従来品のPPS・エラスト
マアロイの荷重伝達効率より高い値を示しており、実質
的な使用環境において、従来品に対して全ての点で勝っ
ている。従って、コントロールケーブルにおいて優れた
ライナーとして用いることが可能である。上記実施例で
は、コントロールケーブルをアクセルケーブル、ブレー
キケーブルなど自動車用のケーブルとして用いる例を示
したが、プッシュプルタイプのケーブルとして、他の用
途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコントロールケーブルの実施例を示す
一部切欠斜視図である。
【図2】実施例のコントロールケーブルの内索(インナ
ーケーブル)を示す断面図。
【図3】本発明のコントロールケーブルにおけるライナ
ーを示す断面図。
【図4】本発明のライナーの割れ試験の方法を説明する
ための説明図。
【図5】本発明のライナーの荷重伝達効率の試験方法を
説明するための説明図。
【図6】図5の荷重伝達効率の試験におけるエアシリン
ダによるストロークと内索(インナーケーブル)へ加わ
る荷重との関係を示す特性図。
【図7】本発明のコントロールケーブルにおける荷重伝
達効率の変化を、従来例ともに示した特性図。
【符号の説明】
1 内索(インナーケーブル) 2 導管 3 ライナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 111/04 C10M 111/04 D07B 1/16 D07B 1/16 H01B 7/02 H01B 7/02 F // C10N 50:08 (72)発明者 三浦 康輝 神奈川県川崎市幸区塚越3−474−2 旭 硝子株式会社玉川分室内 (72)発明者 青木 康知 神奈川県川崎市幸区塚越3−474−2 旭 硝子株式会社玉川分室内 Fターム(参考) 3B153 AA01 AA45 CC12 CC16 CC31 CC74 FF13 FF15 FF38 GG01 GG05 GG40 4H104 CD02A CD04A CG03A EA02Z EA04A EA08A EA21A EA30Z LA03 LA04 LA20 PA37 QA11 5G309 LA22 RA01 RA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内索と該内索を摺動自在に案内するため
    の可撓性を有する導管とからなり前記導管の内周に弗素
    樹脂とポリフェニレンサルファイド樹脂からなる組成物
    でこれら2成分のうちの分散相の平均粒子径が5μm以
    下に分散若しくは完全に相溶化した組成物をチューブ状
    に形成したライナーを具備することを特徴とするコント
    ロールケーブル。
  2. 【請求項2】 前記ライナーの組成が、弗素樹脂とポリ
    フェニレンサルファイド樹脂との重量比が5〜95/9
    5〜5の割合であることを特徴とする請求項1記載のコ
    ントロールケーブル。
  3. 【請求項3】 前記ライナーの組成物中のポリフェニレ
    ンサルファイド樹脂の結晶化温度が、240℃〜255
    ℃の範囲にあることを特徴とする請求項1、2記載のコ
    ントロールケーブル。
  4. 【請求項4】 前記ライナーの組成物中のポリフェニレ
    ンサルファイド樹脂に、架橋構造や分岐を有しない線状
    構造のポリフェニレンサルファイドを使用したことを特
    徴とする請求項1、2、3記載のコントロールケーブ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記ライナーの組成物の曲げ弾性率が2
    0000〜40000kgf/cm2 、引っ張り伸度が
    0〜30%であることを特徴とする請求項1、2、3、
    4記載のコントロールケーブル。
  6. 【請求項6】 前記ライナーの組成物の溶融粘度が、3
    0〜0.5g/10minであることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5記載のコントロールケーブル。
JP29534598A 1998-10-16 1998-10-16 コントロールケーブル Pending JP2000129585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29534598A JP2000129585A (ja) 1998-10-16 1998-10-16 コントロールケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29534598A JP2000129585A (ja) 1998-10-16 1998-10-16 コントロールケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000129585A true JP2000129585A (ja) 2000-05-09

Family

ID=17819418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29534598A Pending JP2000129585A (ja) 1998-10-16 1998-10-16 コントロールケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000129585A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095765A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Hi-Lex Corporation 操作用インナーケーブル
WO2013048676A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Ticona Llc Electrical conduit containing a fire-resisting thermoplastic composition
JP2015110732A (ja) * 2013-10-31 2015-06-18 東レ株式会社 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物
WO2016016389A1 (en) * 2014-08-01 2016-02-04 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Silane-crosslinkable fluoropolymers
WO2017131028A1 (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 東レ株式会社 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびその製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095765A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Hi-Lex Corporation 操作用インナーケーブル
JP2006283269A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Hi-Lex Corporation 操作用インナーケーブル
GB2439254A (en) * 2005-03-11 2007-12-19 Hi Lex Corp Operating inner cable
GB2439254B (en) * 2005-03-11 2010-07-07 Hi Lex Corp Inner cable for operation
US9249826B2 (en) 2005-03-11 2016-02-02 Hi-Lex Corporation Inner cable for operation
WO2013048676A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Ticona Llc Electrical conduit containing a fire-resisting thermoplastic composition
JP2015110732A (ja) * 2013-10-31 2015-06-18 東レ株式会社 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物
WO2016016389A1 (en) * 2014-08-01 2016-02-04 Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. Silane-crosslinkable fluoropolymers
WO2017131028A1 (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 東レ株式会社 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびその製造方法
JPWO2017131028A1 (ja) * 2016-01-26 2018-02-08 東レ株式会社 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびその製造方法
US10889714B2 (en) 2016-01-26 2021-01-12 Toray Industries, Inc. Polyphenylene sulfide resin composition and manufacturing method of the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090036588A1 (en) Silicone wire and cable insulations and jackets with improved abrasion resistance
JP4270237B2 (ja) 非ハロゲン難燃性熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル
US20210071027A1 (en) Fluorine-containing thermoplastic elastomer composition
JP6003023B2 (ja) 電線・ケーブルおよび組成物
JP2006104395A (ja) 樹脂組成物、並びにそれを用いる絶縁電線、電線ケーブル、チューブ及び熱収縮チューブ
WO2015046176A1 (ja) 含フッ素エラストマー組成物、その製造方法、成形体、架橋物、及び被覆電線
CN1993777A (zh) 无卤素电线、电线束和汽车用束线
KR20220143946A (ko) 차량 탑재 네트워크 케이블용 전선 및 차량 탑재 네트워크 케이블
US20200291216A1 (en) Heat-resistant crosslinked fluororubber formed body and method of producing the same, silane masterbatch, masterbatch mixture, and heat-resistant product
CN104903397B (zh) 耐热阻燃橡胶组合物、绝缘线和橡胶管
US20200291151A1 (en) Heat-resistant crosslinked fluororubber formed body and method of producing the same, and heat-resistant product
US20220145060A1 (en) Thermoplastic Fluororesin Composition, Electric Wire and Cable
JP2000129585A (ja) コントロールケーブル
JP5338094B2 (ja) 可撓性耐熱被覆電線
CN111057334B (zh) 热塑性氟树脂组合物的制造方法、电线的制造方法以及电缆的制造方法
JP6020200B2 (ja) 含ふっ素エラストマ組成物及びこれを用いた絶縁電線
WO1998058018A1 (fr) Composition copolymere d'ethylene-tetrafluoroethylene
JP3555628B2 (ja) 含ふっ素エラストマー成形物の製造方法、およびそれを用いた絶縁電線の製造方法、絶縁チューブの製造方法
US20190031795A1 (en) Insulated electrical wire
US9905329B2 (en) Insulated electric wire
JP2909576B2 (ja) フッ素樹脂絶縁電線
JP3321969B2 (ja) ふっ素樹脂被覆電線およびふっ素樹脂被覆シールド電線
JP2014053196A (ja) 絶縁電線
JP2013120645A (ja) 被覆電線
KR20180116578A (ko) 유연성이 우수한 불소수지 조성물 및 이로부터 형성된 절연층을 포함하는 케이블