JP2000129306A - 射出成形用組成物 - Google Patents

射出成形用組成物

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JP2000129306A
JP2000129306A JP30093798A JP30093798A JP2000129306A JP 2000129306 A JP2000129306 A JP 2000129306A JP 30093798 A JP30093798 A JP 30093798A JP 30093798 A JP30093798 A JP 30093798A JP 2000129306 A JP2000129306 A JP 2000129306A
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injection molding
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volume
powder
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JP30093798A
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Akihito Otsuka
昭仁 大塚
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結用粉末を均一に分散し、射出成形性に優
れ、脱脂時における欠陥の発生を抑制し、短時間で脱脂
することができる射出成形用組成物を提供することを目
的とする。 【解決手段】 金属粉末またはセラミックス粉末よりな
る焼結用粉末とバインダーを含有する射出成形用組成物
であって、前記バインダーがポリアセタール樹脂、変性
ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹脂、パラフ
ィンワックスと分散剤としてのフタル酸エステルからな
り、かつ該バインダーは全体当たり30〜70容量%の
量で含有され、また前記フタル酸エステルはバインダー
当たり0.1〜30容量%の量で使用されていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形焼結製品の
製造に供される射出成形用組成物、さらに詳細には射出
成形用組成物におけるバインダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形粉末冶金法は、金属粉末などの
焼結用粉末とバインダーとを混練して得られる射出成形
用組成物を所定形状の金型に射出成形し、得られた成形
品加熱して脱バインダーした後に焼結を行うことにより
焼結製品を製造する方法であり、特に三次元的に複雑な
形状を有する製品やナイフエッジ部などの薄肉分を有す
る製品を製造するのに有効な方法であって、例えば特開
昭57−26105号公報などに記載のポリエチレン、
ポリスチレンなどを用いる成形方法が知られている。
【0003】しかしながら、従来公知の射出成形用粗成
物は、焼結用粉末の分散性が不十分であったり、面引け
と称する成形体欠陥が生じ、変形、膨れ、陥没、クラッ
クなどの種々の欠陥を生じないで脱脂するのに、2〜3
日、早くても1日と多くの処理時間を要していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような実
状に鑑みてなされたものであり、焼結用粉末を均一に分
散し、射出成形性に優れ、脱脂時における欠陥の発生を
抑制し、短時間で脱脂することができる射出成形用組成
物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1実施態様は、金属粉末またはセラミックス
粉末よりなる焼結用粉末とバインダーを含有する射出成
形用組成物であって、前記バインダーがポリアセタール
樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹
脂、パラフィンワックスと分散剤としてのフタル酸エス
テルからなり、かつ該バインダーは全体当たり30〜7
0容量%の量で含有され、また前記フタル酸エステルは
バインダー当たり0.1〜30容量%の量で含有されて
いる射出成形用組成物を特徴とするものである。
【0006】また本発明の第2の実施態様は、金属粉末
セラミックス粉末よりなる焼結用粉末とバインダーを含
有する射出成形用粗成物であって、前記バインダーがポ
リアセタール樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、パラフィンワックスとポリポロピレン
からなり、かつ該バインダーは全体当たり30〜70容
量%の量で含有され、また前記ポリプロピレンはバイン
ダー当たり5〜40容量%の量で使用されている射出成
形用組成物を特徴とするものである。
【0007】さらに本発明の第3の実施態様は、金属粉
末またはセラミックス粉末よりなる焼結用粉末とバイン
ダーを含有する射出成形用組成物であって、前記バイン
ダーがポリアセタール樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、
酢酸ビニル共重合体樹脂、パラフィンワックスと分散剤
としてのフタル酸エステルとポリプロピレンからなり、
かつ該バインダーは全体当たり30〜70容量%の量で
含有され、さらに前記フタル酸エステルはバインダー当
たり0.1容量%以上、また前記ポリプロピレンがバイ
ンダー当たり5容量%以上で、かつフタル酸エステルと
ポリプロピレンの合計量がバインダー当たり60容量%
以下の量で含有されている射出成形用組成物を特徴とす
るものである。
【0008】そして本発明では、前記ポリアセタール樹
脂および変性ポリオレフィン樹脂がそれぞれバインダー
組成の2〜35容量%であり、また前記酢酸ビニル共重
合体樹脂が2〜20容量%であり、さらに前記フタル酸
エステルがジブチルフタレートまたはジオクチルフタレ
ートであるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】すなわち本発明はバインダーとし
て、ポリアセタール樹脂、変性ポリオレフィン樹脂、酢
酸ビニル共重合体樹脂、パラフィンワックスとを併用す
るとともに、分散剤としてフタル酸エステルを使用する
こと、またバインダーとしてポリアセタール樹脂、変性
ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹脂、パラフ
ィンワックスに加えポリプロピレンを併用することを主
たる特徴とするものである。
【0010】ポリアセタール樹脂は脱脂時の形状保持に
作用し、変性ポリオレフィン樹脂は射出成形時の流動性
ならび脱脂性に寄与するパラフィンワックスとポリアセ
タール樹脂の相溶材として作用し、酢酸ビニル共重合体
樹脂は、成形体の面引けを防止するための樹脂として作
用する。したがって大型の射出成形品を製造する方法と
して特に適するものである。
【0011】また分散剤として使用するフタル酸エステ
ルは、バインダー中の樹脂やパラフィンワックスとの相
溶性に優れているばかりでなく、分子中のエステル結合
の存在により焼結用粉末との親和性にも優れている。し
たがってこのフタル酸エステルが焼結用粉末とバインダ
ーとの橋渡し的役割を果たし、この結果として分散性や
金型との離型性が改善されるのである。ポリプロピレン
は保形性、剛性に優れるとともに、成形性に作用する。
【0012】以下に本発明をより具体的に説明する。 (焼結用粉末)本発明において、焼結用粉末としては
鉄、ステンレス鋼、銅−ニッケル合金などの金属粉末や
アルミナやジルコニアなどのセラミックス粉末が、焼結
製品の用途などに応じて選択されて使用される。
【0013】(バインダー)射出成形用組成物における
バインダーは、焼結用粉末の射出成形を可能とし、かつ
得られる射出成形体に一定の強度を確保するために必要
であるが、その含有量が30容量%未満では組成物の流
動性が低下し射出成形が困難となり、一方70容量%を
超えると成形時に成形体表面に面引けが生じ、また得ら
れた射出成形体中の焼結用粉末の充填密度が低くなり、
最終的に得られた焼結製品の密度を向上させることが困
難となるため、本発明では射出成形用組成物におけるバ
インダーの含有量を30〜70容量%と限定した。
【0014】バインダー成分の1つであるポリアセター
ル樹脂は熱変形温度が高いので保形性に優れ、分子の末
端より順次切れる解重合型の樹脂であることから脱脂時
間の短縮に寄与する効果を奏するが、その含有量が2容
量%未満では保形性が不十分であり、一方35容量%を
超えると脱脂時間を要するため、ポリアセタール樹脂量
としては、バインダー組成の2〜35容量%が好まし
い。しかしポリアセタール樹脂は他のバインダー成分や
粉末との相溶性が悪く、急激に分解するこから脱脂欠陥
が発生し易くなる。そこで本発明ではポリアセタール樹
脂と他のバインダー成分や粉末との相溶性を改善するた
め、変性ポリオレフィン樹脂を使用したのである。
【0015】変性ポリオレフィン樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−グリシジルメタク
リレート共重合体などに共重合させた樹脂が好適であ
る。この変性ポリオレフィン樹脂の含有量としては、2
容量%未満では相溶性が不十分であり、一方35容量%
を超えると脱脂時間を要するため、2〜35容量%の範
囲が好ましい。
【0016】酢酸ビニル共重合体樹脂は射出成形性に優
れた樹脂で、特に成形体表面に生じる面引け防止に効果
的であるが、その添加量が2容量%未満では表面積の大
きい製品形状では十分な効果が得られず、一方20容量
%を超えると長時間の脱脂時間を要するため、酢酸ビニ
ル共重合体樹脂の使用量としてはバインダー全体の2〜
20容量%が好ましい。
【0017】なおパラフィンワックスは、射出成形時に
おける組成物の流動性ならびに脱脂性に寄与する成分で
あり、一般的には融点が35℃〜80℃のものが使用さ
れる。
【0018】また分散剤として使用するフタル酸エステ
ルは、ジブチルフタレートやジオクチルフタレートなど
が比較的安価で、安定していることから好適に使用され
る。このフタル酸エステルは他のバインダー成分との相
溶性、焼結粉末との親和性に優れ分散性の改善効果があ
るが、その使用量がバインダー全体の0.1容量%未満
では分散性の改善効果が十分に得られず、一方30容量
%を超えると得られた射出成形体の強度が低下し成形体
が脆くなるため分散剤として用いるフタル酸エステルの
使用量としてはバインダー全体の0.1〜30容量%の
範囲とすることが必要である。
【0019】またポリプロピレンはポリアセタール樹脂
と同様、熱変形温度が比較的高いので形状を保持するた
めの保形性に優れ、さらに剛性、成形性も優れていると
いう特徴を有し、薄肉形状品にも対応できる成分である
が、その添加量が5容量%未満では剛性、成形性が十分
に得られず、一方40容量%を超えると脱脂時間に長時
間を要するため、ポリプロピレンの使用量としてはバイ
ンダー全体の5〜40容量%の範囲とする必要がある。
なお上記分散剤としてフタル酸エステルとポリプロピレ
ンを併用する場合にはそれぞれの添加量の下限は上記の
通りであるが、上限はフタル酸エステルとポリプロピレ
ンの合計で60容量%以下とする必要があり、好ましく
は30〜40容量%程度である。
【0020】(射出成形用組成物)本発明に係る射出成
形用組成物は、焼結用粉末、バインダーおよび分散剤を
上述した割合で均一に混練することによって容易に調製
される。この組成物は射出成形、脱脂および焼結の各工
程を経て最終製品となる。
【0021】本発明による射出成形は、プラスチックの
射出成形に使用されている通常の射出成形機を用いて行
うことができる。また脱脂は、一般的に射出成形体を加
熱処理することによって行われるが、焼結粉末として酸
化され易い金属が使用されている場合には、加熱処理を
不活性ガス雰囲気下または還元性雰囲気下で行うことが
好適である。さらに焼結は使用する焼結用粉末の種類に
よっても異なるが、一般に真空、不活性ガス雰囲気、還
元性雰囲気で行われる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 実施例1 バインダーとしてポリアセタール樹脂、ポリエチレンを
用いた変性ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹
脂、融点が600℃のパラフィンワックスと分散剤とし
てジブチルフタレートを下記する表1に示す割合で平均
粒径8μmのSUS 304粉と混合、混練して6種類
の射出成形用組成物(試供番号1〜6)を調製した。な
お粉末へのバインダー添加量は45容量%とした。つい
で正方形の形状を有する金型(50mm×50mm×厚
み4mm)を用いて、上記の各組成物について射出成形
を行い、成形体を作製した。
【0023】この実施例における各組成物の射出成形
性、脱脂性および焼結体の欠陥発生の有無を下記する表
1に併せて示す。なお成形性は成形体のクラックの発生
の有無および面引けの有無により評価した結果であり、
脱脂性は窒素気流中で50℃/時間の速度で400℃ま
で昇温し、脱脂処理を行い、処理後の成形体を観察し、
変形などの有無により評価した結果であり、焼結体の欠
陥発生の有無は脱脂処理した成形体を1350℃、真空
雰囲気で2時間焼結処理を行って得られた焼結製品のク
ラックなどの欠陥や変形の有無により評価した結果であ
る。
【0024】比較例1 酢酸ビニル共重合体樹脂を使用しなかった以外は実施例
1と同様にして射出成形用組成物を調製し、該組成物を
実施例1と同一の条件で射出成形、脱脂および焼結を行
ったものを試供番号1′と、また酢酸ビニル共重合体樹
脂を本発明で規定する範囲よりも多量に使用した以外は
実施例1と同様にして射出成形用組成物を調製し、該組
成物を実施例1と同一の条件で射出成形、脱脂および焼
結を行ったものを試供番号2′と、さらに分散剤を使用
しなかった以外は実施例1と同様にして射出成形用組成
物を調製し、該組成物を実施例1と同一の条件で射出成
形、脱脂および焼結を行ったものを試供番号3′と、ま
た分散剤を本発明で規定する範囲よりも多量に使用した
以外は実施例1と同様にして射出成形用組成物を調製
し、該組成物を実施例1と同一の条件で射出成形、脱脂
および焼結を行ったものを試供番号4′と、さらにまた
ポリアセタール樹脂を使用しなかった以外は実施例1と
同様にして射出成形用組成物を調製し、該組成物を実施
例1と同一の条件で射出成形、脱脂および焼結を行った
ものを試供番号5′と、変性ポリオレフィン樹脂を使用
しなかった以外は実施例1と同様にして射出成形用組成
物を調製し、該組成物を実施例1と同一の条件で射出成
形、脱脂および焼結を行ったものを試供番号6′とし、
それぞれ実施例1と同様な評価を行い、その評価結果を
比較例1として併せて表1に示した。
【0025】
【表1】 なお上記表1において○は良好、×は不良を示す。
【0026】表1より分かる通り、本発明の実施例1に
係る射出成形用組成物はいずれも射出成形組成性が良好
であり、脱脂処理時および焼結時において欠陥の発生が
なく、品質良好な焼結製品が得られることが分かった。
【0027】実施例2 バインダーとしてポリアセタール樹脂、ポリエチレンを
用いた変性ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹
脂、融点が60℃のパラフィンワックスとビカット軟化
点が150℃のポリプロピレンと分散剤としてジオクチ
ルフタレートを使用し、表2に示す割合で平均粒径5μ
mのカルボニル鉄粉と混合し、混練して6種類の射出成
形用組成物(試供番号7〜12)を調製した。なお粉末
へのバインダー添加量は50容量%とした。ついで実施
例1と同様に各組成物について射出成形を行い、実施例
1と同じ形状の金型を用い、上記の各組成物について射
出成形を行い、成形体を作製した。
【0028】この実施例における各組成物の射出成形
性、脱脂性および焼結体の欠陥発生の有無を評価した結
果を表2に併せて示す。なお成形性、脱脂性および焼結
体の欠陥発生の有無(ただし焼結処理を1200℃の温
度で実施した)の評価を実施例1と同様に行った。
【0029】比較例2 ポリプロピレンを本発明で規定する範囲よりも多量に使
用した以外は実施例2と同様にして射出成形用組成物を
調製し、該組成物を実施例2と同一の条件で射出成形、
脱脂および焼結を行ったものを試供番号7′と、またポ
リアセタール樹脂を使用しなかった以外は実施例2と同
様にして射出成形用組成物を調製し、該組成物を実施例
2と同一の条件で射出成形、脱脂および焼結を行ったも
のを試供番号8′と、さらに変性ポリオレフィン樹脂を
使用しなかった以外は実施例2と同様にして射出成形用
組成物を調製し、該組成物を実施例2と同一の条件で射
出成形、脱脂および焼結を行ったものを試供番号9′と
して、それぞれ実施例1と同様な評価を行って比較例2
として併せて表2に示した。
【0030】
【表2】 なお上記表2において○は良好、×は不良を示す。
【0031】表2から分かる通り、本発明の実施例2に
係る射出成形用組成物はいずれも射出成形組成性が良好
であり、脱脂処理時および焼結時において欠陥の発生が
なく、品質良好な焼結製品が得られることが分かった。
【0032】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、焼結用
粉末が均一に分散し、射出成形性に優れ、かつ脱脂時に
は欠陥を生じることなく短時間で脱脂することができる
という優れた効果を奏し得る射出成形用組成物を提供す
ることができ、複雑な三次元形状を有する焼結製品の製
造に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08J 5/00 C08J 5/00 B29K 103:06 Fターム(参考) 4F071 AA14 AA20 AA28 AA40 AA71 AB06 AB29 AC10 AD02 AE18 AG31 BA01 BB05 BC03 4F206 AA49 AB19 AC04 AM32 JA07 JF01 JF02 JF21 JW41 4G054 AA05 AA11 BD01 4K018 CA09 CA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属粉末またはセラミックス粉末よりな
    る焼結用粉末とバインダーを含有する射出成形用組成物
    であって、前記バインダーがポリアセタール樹脂、変性
    ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹脂、パラフ
    ィンワックスと分散剤としてのフタル酸エステルからな
    り、かつ該バインダーは全体当たり30〜70容量%の
    量で含有され、また前記フタル酸エステルはバインダー
    当たり0.1〜30容量%の量で使用されていることを
    特徴とする射出成形用組成物。
  2. 【請求項2】 金属粉末セラミックス粉末よりなる焼結
    用粉末とバインダーを含有する射出成形用粗成物であっ
    て、前記バインダーがポリアセタール樹脂、変性ポリオ
    レフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹脂、パラフィンワ
    ックスとポリポロピレンからなり、かつ該バインダーは
    全体当たり30〜70容量%の量で含有され、また前記
    ポリプロピレンはバインダー当たり5〜40容量%の量
    で使用されていることを特徴とする射出成形用組成物。
  3. 【請求項3】 金属粉末またはセラミックス粉末よりな
    る焼結用粉末とバインダーを含有する射出成形用組成物
    であって、前記バインダーがポリアセタール樹脂、変性
    ポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹脂、パラフ
    ィンワックスと分散剤としてのフタル酸エステルとポリ
    プロピレンからなり、かつ該バインダーは全体当たり3
    0〜70容量%の量で含有され、また前記フタル酸エス
    テルは前記バインダー当たり0.1容量%以上、さらに
    前記ポリプロピレンがバインダー当たり5容量%以上
    で、かつフタル酸エステルとポリプロピレンの合計量が
    バインダー当たり60容量%以下の量で使用されている
    ことを特徴とする射出成形用組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリアセタール樹脂および変性ポリ
    オレフィン樹脂がそれぞれバインダー組成の2〜35容
    量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項記載の射出成形用組成物。
  5. 【請求項5】 前記酢酸ビニル共重合体樹脂が2〜20
    容量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項記載の射出成形用組成物。
  6. 【請求項6】 前記フタル酸エステルが、ジブチルフタ
    レートまたはジオクチルフタレートであることを特徴と
    する請求項1、3〜5のいすれか1項記載の射出成形用
    組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014069975A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Hitachi Metals Ltd 射出成形用組成物とそれを用いた焼結体の製造方法
WO2018228450A1 (zh) * 2017-06-14 2018-12-20 深圳升华三维科技有限公司 一种3d打印方法
CN113458384A (zh) * 2021-06-29 2021-10-01 合肥工业大学 一种改性不锈钢粉末注射成型喂料及其制备方法

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