JP2000128778A - 捩じり切り開披型ソフトカプセル - Google Patents

捩じり切り開披型ソフトカプセル

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JP2000128778A
JP2000128778A JP10298166A JP29816698A JP2000128778A JP 2000128778 A JP2000128778 A JP 2000128778A JP 10298166 A JP10298166 A JP 10298166A JP 29816698 A JP29816698 A JP 29816698A JP 2000128778 A JP2000128778 A JP 2000128778A
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gelatin
weight
parts
soft capsule
glycerin
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JP10298166A
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Yasuhiko Sano
保彦 佐野
Makoto Ito
伊藤  誠
Itsumi Enomoto
逸見 榎本
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TOKAI CAPSULE KK
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TOKAI CAPSULE KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4808Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate characterised by the form of the capsule or the structure of the filling; Capsules containing small tablets; Capsules with outer layer for immediate drug release
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61K9/4816Wall or shell material

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手指で容易かつ確実に捩じり切り開披するこ
とができると共に、付着性が少なく保管性に優れたソフ
トカプセルの提供。 【解決手段】 剤皮が次の成分(A)、(B)及び(C) (A)ゼラチン (B)ゼラチン100重量部に対し合計で100〜600重量部の(b
1)〜(b3)から選ばれる1種又は2種以上の可塑剤 (b1)グリセリン (b2)D-ソルビトール、ショ糖、マンニトール、果糖、シ
ョ糖アルコール及び異性化糖から選ばれる糖類 (b3)プロピレングリコール及びポリエチレングリコール
から選ばれるグリコール類 (C)水不溶性セルロース類 を含有する捩じり切り開披型ソフトカプセル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、化粧品、
食品等の充填包装に好適な、手指による捩じり切り開披
が容易でかつ付着性の少ないソフトカプセルに関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトカプセルは、保存安定性や服用の
容易性等から内服剤や健康食品等に汎用されている。而
して、従来のソフトカプセルは、ゼラチン、可塑剤及び
水を混合して溶解して薄く展延したゼラチン剤皮内に当
該医薬品や食品等の内容物を包含させており、一般に該
ソフトカプセルの剤皮中には、ゼラチンに対し可塑剤が
30〜40重量%添加されていると共に、カプセルの変
形や固着を防止するために剤皮中の水分含量が5〜10
重量%となるまで乾燥させている。
【0003】然しながら、斯かる従来のソフトカプセル
は、消化器管内で溶解し、内容物が放出されるようにな
っているため、かなり硬くて強靱性を備えている。その
ため手指による切断開披は事実上困難で、開披には鋏等
の器具が必要となる結果、速効性が要求される内服剤は
もとより、内容物を取り出して使用する外用剤や化粧品
には不向きなのが実状であった。
【0004】因に、ソフトカプセルをより軟らかくする
には、可塑剤の配合量を増加すればよいが、そうする
と、ソフトカプセル同士や、ソフトカプセルと容器との
付着性が増大して保存安定性が低下するため、日本のよ
うな高温多湿の気候には適さないという問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、鋏
等の器具を必要とせず、手指で容易かつ確実に捩じり切
り開披することができると共に、付着性が少なく保管性
に優れたソフトカプセルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは種々研究を重ねた結果、剤皮中に、特
定の可塑剤を通常のゼラチン剤皮に用いられる量の数倍
添加するとともに、水不溶性のセルロース類を配合すれ
ば、極めて良い結果が得られることを見出し、本発明を
完成した。
【0007】すなわち本発明は、剤皮が次の成分(A)、
(B)及び(C) (A)ゼラチン (B)ゼラチン100重量部に対し合計で100〜600重量部の(b
1)〜(b3)から選ばれる1種又は2種以上の可塑剤 (b1)グリセリン (b2)D-ソルビトール、ショ糖、マンニトール、果糖、シ
ョ糖アルコール及び異性化糖から選ばれる糖類 (b3)プロピレングリコール及びポリエチレングリコール
から選ばれるグリコール類 (C)水不溶性セルロース類 を含有することを特徴とする捩じり切り開披型ソフトカ
プセルにより上記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において「ゼラチン」と
は、ゼラチン、酸性ゼラチン、アルカリ性ゼラチン、ペ
プタイドゼラチン、低分子ゼラチン、ゼラチンの誘導体
等のいずれをも含むものとし、本発明ソフトカプセルの
剤皮の(A)成分としてこれらのいずれをも使用すること
ができる。
【0009】剤皮の(B)成分の可塑剤としては、(b1)グ
リセリン、(b2)糖類及び(b3)グリコール類から選ばれる
1種又は2種以上が使用されるが、本発明においては可
塑剤成分の一つとして少なくとも(b1)グリセリンを使用
するのが好ましく、特に成型の容易さを考慮すれば、(b
1)グリセリンと、他の可塑剤成分である(b2)糖類及び(b
3)グリコール類の少なくとも1種とを併用することが好
ましい。
【0010】剤皮中の可塑剤の配合量は、(A)成分のゼ
ラチン100重量部に対し可塑剤全量として100〜600重量
部、特に150重量部を超え300重量部以下が好ましい。配
合量が100重量部未満ではカプセルが硬くなり、また600
重量部を超えると軟らかくはなるが成型が困難となる。
【0011】(B)成分として(b1)のグリセリンを単独で
使用する場合、その使用量は、(A)のゼラチン100重量部
に対し100〜300重量部、特に120〜200重量部が好まし
い。
【0012】本発明において、(b2)の糖類としては、D-
ソルビトール、ショ糖、マンニトール、果糖、ショ糖ア
ルコール及び異性化糖から選ばれるものが使用される
が、咀嚼時の甘みを付与するためには、D-ソルビトー
ル、ショ糖及びマンニトールが好ましい。また高濃度に
添加したときの付着性の低さの点からは、D-ソルビトー
ル及びマンニトールが好ましい。糖類は、可塑剤として
単独で使用する場合にはその使用量は、(A)のゼラチン1
00重量部に対し100〜300重量部、特に120〜200重量部が
好ましい。
【0013】(b1)グリセリンと(b2)糖類を併用すると、
相溶性に優れ、また可塑剤濃度を高めることができる。
グリセリンと糖類を併用する場合には、ゼラチン100重
量部に対してグリセリンを50〜300重量部、特に50〜250
重量部、糖類を30〜300重量部、特に50〜150重量部配合
するのが好ましい。
【0014】本発明において、(b3)のグリコール類とし
ては、プロピレングリコール及びポリエチレングリコー
ルから選ばれるものが使用される。ポリエチレングリコ
ールとしては、重量平均分子量400〜4000のものが特に
好ましい。これらグリコール類は、吸湿性が強く、成形
後の取り扱いが困難となるため、添加量はあまり多過ぎ
ないのが好ましい。グリコール類を可塑剤として単独で
使用する場合にはその使用量は、(A)のゼラチン100重量
部に対し100〜200重量部、特に120〜180重量部が好まし
い。
【0015】(b1)グリセリンと(b3)グリコール類を併用
すると、非常にソフトなゼラチン剤皮が得られる。グリ
セリンと(b3)としてプロピレングリコールを併用する場
合には、ゼラチン100重量部に対してグリセリンを40〜2
00重量部、特に50〜120重量部、プロピレングリコール
を20〜300重量部、特に40〜100重量部配合するのが好ま
しい。グリセリンと(b3)としてポリエチレングリコール
を併用する場合には、ゼラチン100重量部に対してグリ
セリンを50〜100重量部、特に60〜80重量部、ポリエチ
レングリコールを40〜200重量部、特に50〜100重量部配
合するのが好ましい。
【0016】また、(b1)グリセリン、(b2)糖類及び(b3)
グリコール類の三者を併用する場合には、ゼラチン100
重量部に対してグリセリンを50〜200重量部、特に60〜1
50重量部、糖類を30〜130重量部、特に40〜80重量部、
グリコール類を20〜120重量部、特に50〜100重量部配合
するのが好ましい。
【0017】剤皮の(C)成分の水不溶性セルロース類と
しては、結晶セルロース、エチルセルロース、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース、デンプン類等が挙げら
れる。水不溶性セルロース類の配合量は、(A)成分のゼ
ラチン100重量部に対し、5〜100重量部、特に25〜75重
量部が好ましい。水不溶性セルロース類の配合量がゼラ
チン100重量部に対し5重量部未満では、カプセルの付
着性が十分に改善されず、保存時にカプセル同士又はカ
プセルと容器とが付着し、また口中での付着感が生じる
ため、好ましくない。また水不溶性セルロース類の配合
量がゼラチン100重量部に対し100重量部を超えると、成
型が困難となる。
【0018】本発明ソフトカプセルの剤皮中には、上記
(A)〜(C)成分以外に、必要に応じて、着色剤、防腐剤、
崩壊剤、界面活性剤、芳香剤、矯味剤、矯臭剤等を配合
することができる。
【0019】本発明ソフトカプセルは、通常のソフトカ
プセルの製造法に準じて製造することができる。すなわ
ち、例えば加熱溶融した(A)〜(C)成分、水及びその他の
任意成分からなるカプセル剤皮用組成物を、シート状に
延ばしながらソフトカプセル製造機に送り込み、金型に
合わせて変形させると同時にカプセル内容物を注入し、
冷却固化させることにより製造される。
【0020】本発明ソフトカプセルの剤皮は上記の如き
組成となっているため、当該カプセルのいずれの部分で
も手指で捩じり切り開披することができるが、更に当該
カプセルの一部、特に図1及び図2に示す如く、本体1
0の端部に細身ちぎり部11を形成せしめれば、より容
易かつ確実に捩じり切り開披することができ有利であ
る。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】試験例1 種々の組成のゼラチン組成物からゼラチンシートを作製
し、その捩じり切り性、並びにシート同士の付着性につ
いて評価した。 〈ゼラチンシートの作製〉 (1) 1リットルのビーカーに精製水適量及び(日局)
濃グリセリン100gを量り取り、混合した。次に(日
局)ゼラチン100gを攪拌しながら加え、約60℃の水浴
にて加温し、ゼラチンを均一に溶解させてゼラチン組成
物1を得た。
【0023】(2) 1リットルのビーカーに(日局)D-
ソルビトール液150g及び(日局)濃グリセリン50gを
量り取り、更に精製水適量を加え混合した。この液に
(日局)結晶セルロース(アビセル,旭化成工業社製)
50gを加え、十分に混合した。次に(日局)ゼラチン10
0gを攪拌しながら加え、約60℃の水浴にて加温し、ゼ
ラチンを均一に溶解させてゼラチン組成物2を得た。
【0024】(3) 1リットルのビーカーに精製水適
量、(日局)濃グリセリン80g及び白糖40gを量り取
り、混合した。ビーカーを80℃以上の熱湯に入れ攪拌し
ながら白糖を完全に溶解させた。溶液を室温まで放冷し
た後、ポリエチレングリコール400を40g、及びポリエ
チレングリコール4000を40g加えて撹拌・溶解させ、更
に(日局)結晶セルロース(アビセル,旭化成工業社
製)50gを加え、分散させた。次にコハク化ゼラチン
(医薬品添加物規格)100gを攪拌しながら加え、約60
℃の水浴にて加温し、コハク化ゼラチンを均一に溶解さ
せてゼラチン組成物3を得た。
【0025】(4) 1リットルのビーカーに精製水適
量、(日局)濃グリセリン60g、ポリエチレングリコー
ル400を80g、及びポリエチレングリコール4000を70g
量り取り、撹拌して溶解させ、更に結晶セルロース50g
を攪拌しながら加え、分散させた。次に(日局)ゼラチ
ン100gを攪拌しながら加え、約60℃の水浴にて加温
し、ゼラチンを均一に溶解させてゼラチン組成物4を得
た。
【0026】(5) (1)〜(4)で得たゼラチン組成物1〜
4をプラスチックの板(約80cm×80cm)上に均一に流
し、25〜30℃にて乾燥して、約0.5mm厚のゼラチンシー
トを得た。ゼラチンシートから約1cm×1cmのチップを
切り取り、ゼラチンシート1〜4を得た。
【0027】〈評価〉5名のパネラーにより、各ゼラチ
ンシートの端部を摘んで捩じり回したときのちぎれ具
合、また各ゼラチンシートをガラス瓶中に密封し、40℃
で1ヵ月保存した場合のシート同士及びシートと容器と
の付着性を評価した。この結果を以下に示す。
【0028】ゼラチンシート1(比較品): 10回の
捩じり回しでもちぎれなかった。また保存後のシートの
付着が著しかった。
【0029】ゼラチンシート2: 3〜5回の捩じり回
しでちぎれた。また保存後のシートの付着はなく、サラ
サラしていた。
【0030】ゼラチンシート3: 2〜3回の捩じり回
しでちぎれた。また保存後のシートの付着はなく、サラ
サラしていた。
【0031】ゼラチンシート4: 3〜4回の捩じり回
しでちぎれた。また保存後のシートの付着はなく、サラ
サラしていた。
【0032】比較例1 以下に示す方法で、試験例1のゼラチンシート1と同一
組成の剤皮を有するゼラチンカプセルを調製した。200
リットルのステンレスタンクに精製水約8.5kg及び濃グ
リセリン5.0kgを入れ攪拌した。次にゼラチン5.0kgを入
れて攪拌し、ゼラチンを十分膨潤させた後、ステンレス
タンクに60〜70℃の温水を通してゼラチンを溶解した。
次いで減圧下脱泡し、ゼラチンカプセルの成型に用い
た。カプセルの成型は、ロータリー式自動成型機を用
い、5号オーバルをモデルに選定して行った。カプセル
の内容物として中鎖脂肪酸トリグリセライド300mgを充
填して成型後、カプセル剤皮の水分が6〜10重量%とな
るように20〜25℃の乾燥室で乾燥して、図1及び図2に
示す如き形態のソフトカプセル1(比較品)を得た。
【0033】実施例1 以下に示す方法で、試験例1のゼラチンシート2と同一
組成の剤皮を有するゼラチンカプセルを調製した。200
リットルのステンレスタンクに精製水約4.5kg、濃グリ
セリン2.5kg及びD-ソルビトール液7.5kgを入れ攪拌し
た。この液に結晶セルロース(アビセルPH101,旭化成
工業社製)2.5kgを加えて分散させた。次にゼラチン5.0
kgを攪拌しながら加え、タンクに60〜70℃の温水を通
じ、ゼラチンを溶解した。次いで減圧下脱泡して、ゼラ
チン溶液を得た。このゼラチン溶液を用いる以外は比較
例1と同様にしてカプセル成型を行い、図1及び図2に
示す如き形態のソフトカプセル2(本発明品)を得た。
【0034】実施例2 以下に示す方法で、試験例1のゼラチンシート3と同一
組成の剤皮を有するゼラチンカプセルを調製した。200
リットルのステンレスタンクに精製水約5.0kg、濃グリ
セリン4.0kg及び白糖2.0kgを秤り取り混合した。次にス
テンレスタンクに60〜70℃の温水を通し攪拌しながら白
糖を溶解させた。水道水を通し溶液を室温付近まで冷却
した後、ポリエチレングリコール400を2.0kg及びポリエ
チレングリコール4000を2.0kg加え、攪拌して溶解させ
た。更にこの液に結晶セルロース(アビセルPH101,旭
化成工業社製)2.5kgを分散させた。次にコハク化ゼラ
チン(特開昭55-138457号公報)5.0kgを攪拌しながら徐
々に加え、ステンレスタンクに60〜70℃の温水を通し、
コハク化ゼラチンを溶解した。次いで減圧下脱泡して、
ゼラチン溶液を得た。このゼラチン溶液を用いる以外は
比較例1と同様にしてカプセル成型を行い、図1及び図
2に示す如き形態のソフトカプセル3(本発明品)を得
た。
【0035】実施例3 以下に示す方法で、試験例1のゼラチンシート4と同一
組成の剤皮を有するゼラチンカプセルを調製した。200
リットルのステンレスタンクに精製水約5.0kgを投入
し、濃グリセリン3.0kg、ポリエチレングリコール400を
4.0kg及びポリエチレングリコール4000を3.5kg加え、攪
拌して溶解させた。この液に結晶セルロース(アビセル
PH101,旭化成工業社製)2.5kgを攪拌しながら加えて分
散させた。次にゼラチン5.0kgを入れて攪拌し、タンク
に60〜70℃の温水を通じ、ゼラチンを溶解した。次いで
減圧下脱泡して、ゼラチン溶液を得た。このゼラチン溶
液を用いる以外は比較例1と同様にしてカプセル成型を
行い、図1及び図2に示す如き形態のソフトカプセル4
(本発明品)を得た。
【0036】試験例2 比較例1及び実施例1〜3で得られた各ソフトカプセル
について、5名のパネラーにより、細身ちぎり部11を
摘んで捩じり回したときのちぎれ具合を評価し、また各
ゼラチンカプセル50個をガラス瓶中に密封し、40℃で1
週間保存した場合のカプセル同士及びカプセルと容器と
の付着性を評価した。この結果を以下に示す。
【0037】ソフトカプセル1(比較品): 8〜10
回の捩じり回しでちぎれた。また保存後、カプセル同士
が瓶の中で付着して離れなかった。
【0038】ソフトカプセル2(本発明品): 2〜3
回の捩じり回しでちぎれた。また保存後もカプセルの付
着は全くなく、サラサラしていた。
【0039】ソフトカプセル3(本発明品): 1〜2
回の捩じり回しでちぎれた。また保存後もカプセルの付
着は全くなく、サラサラしていた。
【0040】ソフトカプセル4(本発明品): 2〜3
回の捩じり回しでちぎれた。また保存後もカプセルの付
着は全くなく、サラサラしていた。
【0041】
【発明の効果】本発明ソフトカプセルは、鋏等の器具を
用いずとも、手指で容易かつ確実に捩じり切り開披する
ことができ、しかも付着性が少なく保管性に優れている
ため、速効性が要求される内服剤はもとより、内容物を
取り出して使用する外用剤や化粧品に特に好適に利用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明捩じり切り開披型ソフトカプセルの平面
説明図。
【図2】図1のA−A線断面説明図。
【符号の説明】
10:カプセル本体 11:細身ちぎり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 逸見 静岡県富士市久沢97番地8号 東海カプセ ル株式会社内。 Fターム(参考) 4C076 AA57 AA58 DD38 DD67 EE23 EE31 EE42 FF07 FF70

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剤皮が次の成分(A)、(B)及び(C) (A)ゼラチン (B)ゼラチン100重量部に対し合計で100〜600重量部の(b
    1)〜(b3)から選ばれる1種又は2種以上の可塑剤 (b1)グリセリン (b2)D-ソルビトール、ショ糖、マンニトール、果糖、シ
    ョ糖アルコール及び異性化糖から選ばれる糖類 (b3)プロピレングリコール及びポリエチレングリコール
    から選ばれるグリコール類 (C)水不溶性セルロース類 を含有することを特徴とする捩じり切り開披型ソフトカ
    プセル。
  2. 【請求項2】 (B)成分が、(b1)グリセリンを含有する
    ものである請求項1記載の捩じり切り開披型ソフトカプ
    セル。
  3. 【請求項3】 (B)成分が、(b1)グリセリンと、(b2)糖
    類及び(b3)グリコール類の少なくとも1種との組合せか
    らなるものである請求項2記載の捩じり切り開披型ソフ
    トカプセル。
  4. 【請求項4】 剤皮中の(b1)グリセリンの含有量が、ゼ
    ラチン100重量部に対し50〜300重量部である請求項2又
    は3記載の捩じり切り開披型ソフトカプセル。
  5. 【請求項5】 (B)成分が、D-ソルビトール、ショ糖及
    びマンニトールから選ばれる糖類を含有するものである
    請求項1〜4のいずれかに記載の捩じり切り開披型ソフ
    トカプセル。
  6. 【請求項6】 剤皮中の(C)成分の含有量が、ゼラチン1
    00重量部に対して5〜100重量部である請求項1〜5の
    いずれかに記載の捩じり切り開披型ソフトカプセル。
  7. 【請求項7】 一部に細身ちぎり部を形成したことを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の捩じり切り開
    披型ソフトカプセル。
JP10298166A 1998-10-20 1998-10-20 捩じり切り開披型ソフトカプセル Pending JP2000128778A (ja)

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