JP2000128490A - 基礎架台の水平出し方法および装置 - Google Patents

基礎架台の水平出し方法および装置

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JP2000128490A
JP2000128490A JP10321454A JP32145498A JP2000128490A JP 2000128490 A JP2000128490 A JP 2000128490A JP 10321454 A JP10321454 A JP 10321454A JP 32145498 A JP32145498 A JP 32145498A JP 2000128490 A JP2000128490 A JP 2000128490A
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Takeshi Nagashima
健 長島
Shinobu Kayaba
忍 榧場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御盤などを設置する際に使用する基礎架台
の水平出しを少ない人数で効率よく且つ高い精度で自動
的に行う。 【解決手段】 先ず、基礎架台3の基準隅部3aが支持
されるジャッキ装置12を操作してその基準値に設定す
る。次に傾斜検出装置15からの傾斜信号を受けた制御
装置14が予めプログラムされた手順で各動力駆動ジャ
ッキ装置13を駆動し、それらの傾斜が許容範囲内にな
るように各調整隅部3b,3c,3dの高さを調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御盤や電源盤など
の盤やその他の機器類を基礎部や床などの基盤上に据え
付けるために使用される基礎架台の水平出し方法および
水平出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御盤や電源盤などの盤やその他の機器
類を基礎コンクリート等の基礎部や床などの基盤上に据
え付ける場合、基盤上に固定した複数の脚に基礎架台を
取り付け、その基礎架台上に盤をボルト等の固定具で固
定して据え付ける方法が一般的である。しかし基礎架台
上に盤を据え付ける際には、基礎架台の上面が水平でな
いと盤が傾くので、基礎架台を脚に取り付ける前に予め
架台の水平出しを行う必要がある。図6は従来の基礎架
台の水平出し方法の模式的な説明図である。水平出しす
るには先ず基礎コンクリート等の基盤1上の所定位置に
4つの手動式のジャッキ装置2を配置し、それら手動ジ
ャッキ装置2上に基礎架台3の4つの隅部下方を支持さ
せる。そして図示のように1つの隅部上に定規4を立
て、それを光学式などの高さ測定装置5で覗いて当該隅
部の高さを測定し、それが基準高さに一致するようにジ
ャッキ装置2を手動で昇降させる。そしてその操作を残
りの隅部についても繰り返して行い、最終的に基礎架台
3の水平度を許容範囲内にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の水平出し
方法は、図示のようにその操作に3名を必要とする。ま
た作業者の判断部分が多く水平精度にバラツキがでると
共に、作業に時間がかかるという問題もある。そこで本
発明は、従来の水平出し方法におけるこのような問題を
解決する基礎架台の水平出し方法およびそのための装置
を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、基礎架台3の4つの隅部を下方か
らジャッキ装置で支持して水平出しする方法である。そ
して、1つの隅部を基準隅部、残りの隅部を調整隅部と
し、調整隅部を支持するジャッキ装置を動力駆動ジャッ
キ装置とすると共に、それを駆動する制御装置を設け、
先ず基準隅部が支持されるジャッキ装置を操作して、基
準隅部の高さを基準値に設定し、次に基礎架台の各辺の
傾斜を傾斜検出装置により検出して制御装置に入力し、
その傾斜が許容範囲内になるように調整隅部が支持され
る動力駆動ジャッキ装置を前記制御装置により昇降駆動
して、その高さを調整する、ことを特徴とするものであ
る。本方法によれば、基準隅部の高さを基準値に設定し
た後に、傾斜検出装置からの検出信号に基づき、制御装
置が傾斜を許容範囲内にするように動力駆動ジャッキ装
置を昇降して基礎架台の水平出しを自動的に行う。その
ため作業者1名でも高い水平度の水平出しが可能とな
り、作業時間も短縮される。
【0005】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の基礎架台の水平出し方法の実施の形態であって、
基準隅部における基礎架台の上に直接または間接的に載
置したスケール反射体を利用し、光学的高さ測定装置に
より該部分の高さを測定し基準値に設定することを特徴
とするものである。このようにすると基準値を迅速且つ
高精度で設定することができる。さらに請求項3に記載
の発明は、請求項1または請求項2に記載の基礎架台の
水平出し方法の好ましい実施の形態であって、基礎架台
の上に載置したストレートエッジに傾斜検出装置を支持
させることを特徴とするものである。このようなストレ
ートエッジを使用すると、基礎架台に歪みなどによる僅
かな反りなどがあっても、傾斜検出装置に誤差を生じる
ことなく、高い精度で水平出しを行うことができる。
【0006】また前記課題を解決する請求項4に記載の
発明は、基礎架台の4つの隅部を下方からジャッキ装置
で支持して水平出しする装置である。そして1つの隅部
を基準隅部、残りの隅部を調整隅部とし、基準隅部の高
さを測定する光学的高さ測定装置と、調整隅部を個別に
支持する3つの動力駆動ジャッキ装置と、それらの動力
駆動ジャッキ装置を駆動する制御装置と、基礎架台の隅
部間の傾斜を検出する傾斜検出装置を備えていることを
特徴とするものである。
【0007】本装置によれば、光学的高さ測定装置を使
用して基準隅部の高さを基準値に設定することができる
と共に、傾斜検出装置からの検出信号に基づき、制御装
置が傾斜を許容範囲内にするように動力駆動ジャッキ装
置を昇降して基礎架台の水平出しを自動的に行う。その
ため本装置を使用すると、作業者1名でも高い水平度の
水平出しが可能となり、作業時間も短縮される。また請
求項5に記載の発明は、請求項4に記載の基礎架台の水
平出し装置の実施の形態であって、傾斜検出装置を支持
するために基礎架台の上にストレートエッジが配置され
ることを特徴とするものである。このようなストレート
エッジを使用すると、基礎架台に歪みなどによる僅かな
反りなどがあっても、傾斜検出装置に誤差を生じること
なく高い精度で水平出しが行える。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の基礎架台の水平出し方
法を実施する装置の1例の模式的な斜視図である。この
水平出し装置10は、4つの横架材を方形状に組み立て
た基礎架台3に対し、その基準隅部3aの高さを測定す
る光学的高さ測定装置11と、基準隅部3aを下方から
支持する手動式のジャッキ装置12と、調整隅部3b,
3c,3dを個別に支持する3つの動力駆動ジャッキ装
置13と、それらの動力駆動ジャッキ装置13を駆動す
る制御装置14と、基礎架台3の各辺の中間部の傾斜を
検出する3つの傾斜検出装置15を備えている。なお制
御装置14には動力駆動ジャッキ装置13を遠隔操作す
るための遠隔制御箱14aが接続される。またジャッキ
装置12や動力駆動ジャッキ装置13は、コンピュータ
室のフリーアクセスフロア等が載置される基礎コンクリ
ート1上に配置される。
【0009】各傾斜検出装置15は後述するように、セ
ンサボックス15a内に傾斜センサを収容したもので、
それらセンサボックス15aは基礎架台3の上に配置し
た直線性が高く表面平滑のストレートエッジ16上に支
持される。また基準隅部3aと各調整隅部3b,3c,
3dの上方に位置するストレートエッジ16上に、目盛
りを付けたスケール反射体17が配置される。なおスト
レートエッジ16を使用しない場合は、基礎架台3の上
にスケール反射体17をこのように間接的ではなく直接
的に配置する。光学的高さ測定装置11は例えばレーザ
ー式高さ測定器であり、手動または自動的に昇降可能と
された設置台18に配置される。そして光学的高さ測定
装置11からの放射光はスケール反射体17により反射
され、その反射位置の目盛りから高さを測定するように
なっている。
【0010】手動式のジャッキ装置12は図6の従来の
水平出し方法に使用されているものと同様なものが使用
される。しかし基準隅部3a部分を動力駆動ジャッキ装
置13で支持することもできる。図2は動力駆動ジャッ
キ装置13の1例を示す縦断面図である。動力駆動ジャ
ッキ装置13は基部19と、基部19に取り付けられた
可逆減速式の電動機20と、基部19に固定された軸受
部21と、軸受部21に軸支された駆動軸22と、駆動
軸22の上部に固定された外ネジ23と、外ネジ23と
噛合う内ネジ25を設けた昇降筒体24と、その昇降筒
体24を回り止めしてスライド自在に支持する支持体2
6と、昇降筒体24の上部に複数のボルト27で固定さ
れた受板28を備えている。そして電動機20の出力軸
29と駆動軸22がプーリー29a、29bおよびベル
ト29cにより連結される。なお前記基部19の底面は
図1のコンクリート基礎1上に接触し、受板28の上面
は基礎架台3の底面に接触する。また29dは動力駆動
ジャッキ装置13を運搬する際のレバーである。
【0011】図3は傾斜検出装置15の1例を示すもの
で、同図(a)は正面図、(b)は側面図である。これ
らの図において、傾斜検出装置15はセンサボックス1
5aと、その内部に収容された傾斜センサ40を有して
いる。センサボックス15aはその前面に上下2つの蓋
部15bがビス止めされ、下側の蓋部15bおよび裏面
の下側にはそれぞれバネ性を有するクランプ等の2対の
掛合部材15cが取り付けられる。これら掛合部材15
cはストレートエッジ16の側面に設けた溝部(図1に
は図示せず)に掛合できるようになっている。さらにセ
ンサボックス15aの底部には2つの突条部材15dが
突出される。これらの突起部材15dはストレートエッ
ジ16の上面に設けた溝部(図1には図示せず)に掛合
できるようになっている。
【0012】基礎架台3の隅部間の傾斜を検出する傾斜
センサ40は、その設定場所の傾斜に比例した電気信号
を出力するもので、例えば米国のル−カス(Luca
s)社からクリノメーター(商品名)として市販されて
いる高精度の小型傾斜センサを使用できる。このクリノ
メーターはチャンバ内に液体が封入され、傾斜による液
面変化を静電容量変化として捉え、それを増幅してアナ
ログ信号を出力するようになっており、標準仕様は最大
測定傾斜角度±60度、感度60mV/±10度であ
る。
【0013】図4は制御装置14を収容する制御箱を示
すもので、同図(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。これらの図において、制御箱30の正面には電源ス
イッチ31、完了ブザー32、調整中ランプ33、完了
ランプ34およびそれらを保護する保護把手35が上下
に一対設けられる。また制御箱30の側面には電源用コ
ネクタ36、動力駆動ジャッキ装置13へのケーブル用
コネクタ37、傾斜センサ40へのケーブル用コネクタ
38および遠隔制御箱14aへのケーブル用コネクタ3
9が設けられる。
【0014】図5は制御装置14とそれに接続される機
器のブロック図である。AC電源は電源スイッチ31を
経てDC24Vの電源装置41、DC±12Vの電源装
置42、コンバータ43、遠隔制御箱14a,モータド
ライバ44等に供給される。電源装置41からのDC2
4V電源は遠隔制御箱14a,シーケンサ45等へ供給
され、電源装置42からのDC±12V電源は傾斜セン
サ40の電源として供給される。コンバータ43は傾斜
センサ40の低いレベルのアナログ出力をシーケンサ4
5の入力レベルまで高める増幅装置である。またモータ
ドライバ44はシーケンサ45の出力制御信号を受けて
各動力駆動ジャッキ装置13の電動機20へ正回転また
は逆回転駆動指令を出力するもので、例えばサイリスタ
装置などが使用される。
【0015】次に上記装置の作用を各図面を参照して説
明する。先ず図1のように基準隅部3aの位置にジャッ
キ装置12、3つの調整隅部3b,3c,3dの位置に
動力駆動ジャッキ装置13をそれぞれ配置する。その際
ジャッキ装置12と動力駆動ジャッキ装置13の支持高
さは概略均一にしておくことが望ましい。次に基礎架台
3をジャッキ装置12と各動力駆動ジャッキ装置13の
上に載置する。次に、図1のように基礎架台3の3辺上
にそれぞれストレートエッジ16を配置する。このスト
レートエッジ16は基礎架台3に歪みなどによる僅かな
反りなどがあっても、傾斜検出装置15を正しい姿勢で
配置する目的で設けられるものである。なおストレート
エッジ16を基礎架台3の上に配置するに際して、その
両端部近傍の下に薄いブロック(図示せず)を介在させ
ることが望ましい。
【0016】さらに各ストレートエッジ16の上に傾斜
検出装置15をそれぞれ配置する。その際、図3に示す
ように、傾斜検出装置15のセンサボックス15aに設
けた2対の掛合部材15cをストレートエッジ16の側
面に設けた図示しない溝部に掛合させると共に、センサ
ボックス15aに設けた2つの突条部材15dをストレ
ートエッジ16の上面に設けた図示しない溝部に掛合す
る。さらに基準隅部3a、調整隅部3b,3c,3dの
各位置におけるストレートエッジ16の上にそれぞれス
ケール反射体17を配置する。
【0017】次に光学的高さ測定装置11およびスケー
ル反射体17を利用して基準隅部3aの高さを測定し、
その測定値を参照しながらジャッキ装置12を操作して
基準隅部3aの高さを基準値に設定する。ジャッキ装置
12を動力式駆動ジャッキ装置とする場合には、遠隔制
御箱14aと同様な装置を使用して遠隔操作することが
できる。また光学的高さ測定装置11の測定出力を制御
装置14に入力し、予めプログラムされた制御装置14
からその動力式駆動ジャッキ装置に駆動指令を出力して
基準値を設定することもできる。
【0018】次に制御装置14を作動状態とし、シーケ
ンサ45に予めプログラムされた手順で調整隅部3b,
3c,3dの高さを順次調整して基礎架台3の傾斜を許
容範囲内に調整する。この調整は先ず、基準隅部3aと
それに隣接する調整隅部3bの間の傾斜を検出する傾斜
検出装置15の検出値が許容範囲内か否かをシーケンサ
45が判断し、それが許容範囲を外れているときは、許
容範囲内になるように調整隅部3bを支持する動力駆動
ジャッキ装置13を昇降駆動してその高さを調整する。
シーケンサ45の駆動信号はモータドライバ44で電動
機駆動レベルの駆動信号に変換されて、動力駆動ジャッ
キ装置13の電動機20を駆動する。
【0019】図2に示すように、電動機20が駆動する
とその出力軸29の減速された回転はプーリー29a,
ベルト29c、プーリー29bを経て駆動軸22に伝達
され、それによって昇降筒体24が昇降する。昇降筒体
24の昇降により受板28のレベル、すなわち動力駆動
ジャッキ装置13の高さが変化する。次に基準隅部3a
とそれに隣接する反対側の調整隅部3cの間の傾斜を検
出する傾斜検出装置15の検出値が許容範囲内か否かを
シーケンサ45が判断し、それが許容範囲を外れている
ときは、許容範囲内になるように調整隅部3cを支持す
る動力駆動ジャッキ装置13を昇降駆動してその高さを
調整する。
【0020】さらに調整隅部3bとそれに隣接する調整
隅部3dの間の傾斜を検出する傾斜検出装置15の検出
値が許容範囲内か否かをシーケンサ45が判断し、それ
が許容範囲を外れているときは、許容範囲内になるよう
に調整隅部3dを支持する動力駆動ジャッキ装置13を
昇降駆動してその高さを調整する。以上により基礎架台
3の水平出し操作が完了するが、その操作中は調整中ラ
ンプ33が点灯し、水平出し操作が完了すると調整中ラ
ンプ33が消灯し、完了ランプ34が点灯し完了ブザー
32が起動する。従って完了ランプ34と完了ブザー3
2により水平出し操作が完了したことを知ることができ
るので、制御装置14を停止状態とし、完了ランプ34
を消灯し、完了ブザー32を停止する。
【0021】上記のようにして水平出し操作が完了した
ら、基礎架台3の上から傾斜検出装置15、スケール反
射体17、ストレートエッジ16を取り除き、次いで図
示しない複数の脚を基礎架台3の下側の適当な位置に設
置してコンクリート基礎1に固定する。
【0022】上記の水平出し操作において、許容範囲は
基礎架台3に据え付けられる盤の特性などによって異な
るが、基礎架台3の4隅相互間の高さの差は2mm以
内、好ましくは1mm以内の範囲とされる。また、上記
の水平出し操作では基準隅部3aを基準値に設定した後
に、調整隅部3b、3c,3dの順に高さ調整したが、
必ずしもこの順序にする必要はなく、例えば調整隅部3
b、3d,3cの順でもよい。さらに上記の例では各調
整隅部3b、3c,3dにおけるストレートエッジ16
の上にそれぞれ配置したスケール反射体17と光学的高
さ測定装置11を利用して、各調整隅部3b、3c,3
dの調整後の高さ確認を行うようにしているがこの確認
操作は省略してもよい。また場合によっては各調整隅部
3b、3c,3dの高さ調整を遠隔制御箱14aにより
手動で行うこともできる。さらにシーケンサ45として
マイクロコンピュータを使用することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の基礎架台
の水平出し方法によれば、基準隅部の高さを基準値に設
定した後に、傾斜検出装置からの検出信号に基づき、制
御装置が傾斜を許容範囲内にするように動力駆動ジャッ
キ装置を昇降して基礎架台の水平出しを自動的に行うこ
とができる。そのため作業者1名で高い水平度の水平出
しが可能となり、作業時間も短縮される。また請求項2
に記載の基礎架台の水平出し方法は、基準隅部における
基礎架台の上に直接または間接的に載置したスケール反
射体を利用し、光学的高さ測定装置により該部分の高さ
を測定し基準値に設定するので、基準値を迅速且つ高精
度で設定することができる。さらに請求項3に記載の基
礎架台の水平出し方法は、基礎架台の上に載置したスト
レートエッジに傾斜検出装置を支持させるので、基礎架
台に歪みなどによる僅かな反りなどがあっても、傾斜検
出装置に誤差を生じることなく、高い精度で水平出しを
行うことができる。
【0024】さらに請求項4に記載の基礎架台の水平出
し装置によれば、光学的高さ測定装置を使用して基準隅
部の高さを基準値に設定することができると共に、傾斜
検出装置からの検出信号に基づき、制御装置が傾斜を許
容範囲内にするように動力駆動ジャッキ装置を昇降して
基礎架台の水平出しを自動的に行う。そのため本装置を
使用すると、作業者1名で高い水平度の水平出しが可能
となり、作業時間も短縮される。さらに請求項5に記載
の基礎架台の水平出し装置は、傾斜検出装置を支持する
ために基礎架台の上にストレートエッジが配置されるの
で、基礎架台に歪みなどによる僅かな反りなどがあって
も、傾斜検出装置に誤差を生じることなく高い精度で水
平出しが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎架台の水平出し方法を実施する装
置の1例の模式的な斜視図。
【図2】動力駆動ジャッキ装置13の1例を示す縦断面
図。
【図3】傾斜検出装置15の1例を示す正面図及び側面
図。
【図4】制御装置14を収容する制御箱の正面図および
側面図。
【図5】制御装置14部分のブロック図。
【図6】従来から行われている基礎架台の水平出し方法
の模式的な説明図。
【符号の説明】
1 コンクリート基礎 2 手動ジャッキ装置 3 基礎架台 3a 基準隅部 3b 調整隅部 3c 調整隅部 3d 調整隅部 4 定規 5 高さ測定装置 10 水平出し装置 11 光学的高さ測定装置 12 ジャッキ装置 13 動力駆動ジャッキ装置 14 制御装置 14a 遠隔制御箱 15 傾斜検出装置 15a センサボックス 15b 蓋部 15c 掛合部材 15d 突起部材 16 ストレートエッジ 17 スケール反射体 18 設置台 19 基部 20 電動機 21 軸受部 22 駆動軸 23 外ネジ 24 昇降筒体 25 内ネジ 26 支持体 27 ボルト 28 受板 29 出力軸 29a プーリー 29b プーリー 29c ベルト 29d レバー 30 制御箱 31 電源スイッチ 32 完了ブザー 33 調整中ランプ 34 完了ランプ 35 保護把手 36 電源用コネクタ 37 ケーブル用コネクタ 38 ケーブル用コネクタ 39 ケーブル用コネクタ 40 傾斜センサ 41 電源装置 42 電源装置 43 コンバータ 44 モータドライバ 45 シーケンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎架台3の4つの隅部を下方からジャ
    ッキ装置で支持して水平出しする方法において、 1つの隅部を基準隅部3a、残りの隅部を調整隅部3
    b,3c,3dとし、 調整隅部3b,3c,3dを支持するジャッキ装置を動
    力駆動ジャッキ装置13とすると共に、それを駆動する
    制御装置14を設け、 先ず基準隅部3aが支持されるジャッキ装置12を操作
    して、基準隅部3aの高さを基準値に設定し、 次に基礎架台3の各辺の傾斜を傾斜検出装置15により
    検出して制御装置14に入力し、その傾斜が許容範囲内
    になるように調整隅部3b,3c,3dを支持する動力
    駆動ジャッキ装置13を前記制御装置14により昇降駆
    動してその高さを調整する、ことを特徴とする基礎架台
    の水平出し方法。
  2. 【請求項2】 基準隅部3aにおける基礎架台3の上に
    直接または間接的に配置したスケール反射体17を利用
    し、光学的高さ測定装置11により該部分の高さを測定
    し基準値に設定する請求項1に記載の基礎架台の水平出
    し方法。
  3. 【請求項3】 基礎架台3の上に配置したストレートエ
    ッジ16に傾斜検出装置15を支持させるようにした請
    求項1または請求項2に記載の基礎架台の水平出し方
    法。
  4. 【請求項4】 基礎架台3の4つの隅部を下方からジャ
    ッキ装置で支持して水平出しする装置において、1つの
    隅部を基準隅部3a、残りの隅部を調整隅部3b,3
    c,3dとし、 基準隅部3aの高さを測定する光学的高さ測定装置11
    と、調整隅部3b,3c,3dを個別に支持する3つの
    動力駆動ジャッキ装置13と、それらの動力駆動ジャッ
    キ装置13を駆動する制御装置14と、前記基礎架台3
    の隅部間の傾斜を検出する傾斜検出装置15を備えてい
    ることを特徴とする基礎架台の水平出し装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜検出装置15を支持するために
    基礎架台3上にストレートエッジ16が配置される請求
    項4に記載の基礎架台の水平出し装置。
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