JP2022014635A - 室内ユニット据付システム、室内ユニットの据付制御装置、および、室内ユニットの据付方法 - Google Patents

室内ユニット据付システム、室内ユニットの据付制御装置、および、室内ユニットの据付方法 Download PDF

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Figure 2022014635000001
【課題】室内ユニットの据付作業の工数削減や工程短縮が求められている。
【解決手段】室内ユニット据付システムは、複数の吊り金具(23)を有する室内ユニット(20)を天井に据え付けるためのシステムである。室内ユニット据付システムは、リフター(150)と、制御部(170)と、を備える。リフター(150)は、複数のネジ部材(95)の下方空間から、室内ユニット(20)を上に持ち上げる。複数のネジ部材(95)は、天井に固定され、天井から下に延びる。制御部(170)は、リフター(150)を制御して、各ネジ部材(95)の下部が室内ユニット(20)の吊り金具(23)を通るように、室内ユニット(20)を所定の高さ位置まで上げさせる。
【選択図】図7C

Description

複数の吊り金具を有する室内ユニットを天井に据え付けるための室内ユニット据付システム、室内ユニットの据付制御装置、および、室内ユニットの据付方法、に関する。
従来から、空気調和装置の室内ユニットを、部屋(室内)の天井に据え付けることが行われている。特許文献1(特開平7-332697号公報)には、天井から垂下された4本のネジ部材(吊下げボルト)に室内ユニットが吊下げ支持された構造が示されている。室内ユニットのケーシングの吊り金具(フック部材)に形成されている長孔に、ネジ部材が通って、下からナットが螺着されると、室内ユニットのケーシングが天井に吊下げ支持された状態になる。
上記の室内ユニットの据付作業は、2人の作業員によって行われることが多い。室内ユニットを持ち上げ、室内ユニットを吊下げ支持させる、脚立を使った一連の工程は、空調設備施工の中でも工数がかかる工程である。この室内ユニットの据付作業の工数削減や工程短縮が求められている。
第1観点の室内ユニット据付システムは、複数の吊り金具を有する室内ユニットを天井に据え付けるためのシステムである。室内ユニット据付システムは、リフターと、制御部と、を備える。リフターは、複数のネジ部材の下方空間から、室内ユニットを上に持ち上げる。複数のネジ部材は、天井に固定され、天井から下に延びる。ここで、天井とは、天井にある梁などの構造部材を指す。制御部は、リフターを制御して、各ネジ部材の下部が室内ユニットの吊り金具を通るように、室内ユニットを所定の高さ位置まで上げさせる。
このシステムによれば、制御部に制御されるリフターが室内ユニットを持ち上げ、各ネジ部材の下部が室内ユニットの吊り金具を通った状態になる。このため、作業員の負担や工数が減る。
第2観点の室内ユニット据付システムは、第1観点の室内ユニット据付システムであって、第1センサをさらに備える。第1センサは、リフターが持ち上げる室内ユニットとともに上下に移動し、室内ユニットの高さ位置を計測する。
このシステムによれば、第1センサによって室内ユニットの高さ位置が計測されるため、室内ユニットを所定の高さ位置まで正確にリフターで上げさせることができる。
第3観点の室内ユニット据付システムは、第2観点の室内ユニット据付システムであって、第1センサは、複数のネジ部材それぞれの下端を検知することによって、室内ユニットとネジ部材との相対的な高さ位置を計測する。
このシステムでは、室内ユニットとともに上昇する第1センサがネジ部材の下端を検知する形を採用しているため、第1センサを簡易なものとすることができる。
第4観点の室内ユニット据付システムは、第2観点の室内ユニット据付システムであって、第1センサが1つのネジ部材に対して複数設けられている、あるいは、第1センサが可動センサである。
このシステムでは、第1センサによる室内ユニットの高さ位置の計測精度が高くなる。
第5観点の室内ユニット据付システムは、第1観点から第4観点のいずれかの室内ユニット据付システムであって、室内ユニットを水平移動させる搬送部をさらに備える。
このシステムによれば、天井に固定されている複数のネジ部材の下方の空間まで、搬送部を使って室内ユニットを移動させることが可能になる。
第6観点の室内ユニット据付システムは、第5観点の室内ユニット据付システムであって、搬送部は、BIM(Building Information Modeling)に基づいて、室内ユニットをネジ部材の下方の所定位置まで搬送する。
このシステムでは、室内や天井の形状情報を含むBIMに基づいて、搬送部が室内ユニットを搬送する。このため、比較的安価に室内ユニット据付システムを構成することができる。
第7観点の室内ユニット据付システムは、第5観点の室内ユニット据付システムであって、ネジ部材に対する相対平面位置を検知する第2センサ、をさらに備える。制御部は、第2センサの検出結果を用いて、搬送部を使って室内ユニットを所定位置まで搬送させる。
このシステムでは、第2センサを備えるため、室内や天井の設計図面の情報などが無い場合にも、室内ユニットが所定位置まで搬送される。
第8観点の室内ユニット据付システムは、第5観点の室内ユニット据付システムであって、ネジ部材に対する相対平面位置を検知する第3センサ、をさらに備える。制御部は、搬送部を使って、BIM(Building Information Modeling)に基づいて、室内ユニットをネジ部材の真下の位置の近傍まで搬送する。さらに、制御部は、第3センサの検出結果に基づいて、室内ユニットをネジ部材の真下の位置まで搬送する。
このシステムでは、おおよその位置までBIMに基づいて室内ユニットを搬送し、さらに第3センサの検出結果に基づいて室内ユニットをネジ部材の真下の位置まで搬送する。このため、室内ユニットがネジ部材の真下の位置に正確に速く搬送される。
第9観点の室内ユニット据付システムは、第2観点の室内ユニット据付システムであって、第1センサは、さらに、ネジ部材に対する相対平面位置を検知する。
このシステムによれば、第1センサが、室内ユニットの高さ位置を計測する機能とともに、ネジ部材に対する相対平面位置を検知する機能も併せ持つため、天井に固定されている複数のネジ部材の下方に室内ユニットを持ってくることが容易になる。
第10観点の室内ユニット据付システムは、第1観点から第9観点のいずれかの室内ユニット据付システムであって、吊り金具とネジ部材との平面位置のズレを矯正する漏斗状部材、をさらに備える。
このシステムでは、天井に固定されている複数のネジ部材の下方空間において、リフターによって持ち上げる前の室内ユニットの平面位置が正規の位置から少しずれていたとしても、漏斗状部材が存在するため、室内ユニットの吊り金具にネジ部材の下部が通る。
第11観点の室内ユニット据付システムは、第10観点の室内ユニット据付システムであって、ナット装着部をさらに備える。ナット装着部は、吊り金具を通って吊り金具の下方空間に下端が位置する状態になったネジ部材に対し、下方からナットをねじ込む。
このシステムによれば、人手でナットをネジ部材にねじ込む必要がなくなり、室内ユニットを据え付ける作業者の負担が更に軽減される。
第12観点の室内ユニット据付システムは、第11観点の室内ユニット据付システムであって、ナット装着部が、調芯機能を有する。
このシステムによれば、ネジ部材へのナットのねじ込みにおいて芯がずれてナットによる室内ユニットの固定に不具合が生じることが抑制される。
第13観点の室内ユニットの据付制御装置は、複数の吊り金具を有する室内ユニットを天井に据え付けるための制御装置であって、第1制御部と、第2制御部とを備える。第1制御部は、室内ユニットを、天井の下方の所定位置まで搬送させる。第2制御部は、複数のネジ部材の下部が吊り金具を通るように、リフターを用いて室内ユニットを所定の高さ位置まで上げさせる。複数のネジ部材は、天井に固定され、天井から下に延びる。ここで、天井とは、天井にある梁などの構造部材を指す。
この据付制御装置では、天井の下方の所定位置までの室内ユニットの搬送が、第1制御部によって制御され、リフターによる室内ユニットの持ち上げが、第2制御部によって制御される。その結果、各ネジ部材の下部が室内ユニットの吊り金具を通った状態になる。これにより、作業員の負担や工数が減る。
第14観点の室内ユニットの据付方法は、複数の吊り金具を有する室内ユニットを天井に据え付けるための方法であって、第1ステップと、第2ステップとを備える。第1ステップでは、搬送部が、室内ユニットを、天井の下方の所定位置まで搬送する。第2ステップでは、リフターが、室内ユニットを、複数のネジ部材の下方空間から、所定の高さ位置まで持ち上げる。複数のネジ部材は、天井に固定され、天井から下に延びる。ここで、天井とは、天井にある梁などの構造部材を指す。
この据付方法によれば、第1ステップ、第2ステップによって、作業員の負担や工数が減る。
第15観点の室内ユニットの据付方法は、第14観点の室内ユニットの据付方法であって、第3ステップをさらに備える。第2ステップにおいて室内ユニットが持ち上げられる所定の高さ位置は、仮据付位置である。第3ステップにおいて、室内ユニットは、手動で本据付位置に高さ調整される。
この据付方法では、建物への室内ユニットの仮据付が、通常は天井ボードの設置前に行われることに鑑みて、第3ステップを設けている。第3ステップによって、天井ボードの高さ位置と室内ユニットの下面の高さ位置とを手動で細かく合わせることができる。
室内ユニット据付システムの対象となる室内ユニットが天井に据え付けられた状態を示す概略斜視図。 天井設置型の室内ユニットの概略斜視図。 天井に固定されているネジ部材およびそれらに吊下げ支持された室内ユニットを示す側面図。 室内ユニットの吊り金具にネジ部材が貫通し、ネジ部材にナットが締め付けられている状態を示す側面図。 室内ユニットの吊り金具にネジ部材が貫通し、ネジ部材にナットが締め付けられている状態を、下から見た、所定高さ位置での室内ユニットの断面図。 室内ユニット据付システムの構成を示す概念図。 室内ユニットの据付方法の事前工程を示す図。 室内ユニット据付装置の構成および室内ユニットの据付方法の平面搬送工程を示す図。 室内ユニットの据付方法の室内ユニット上昇工程を示す図。 室内ユニットの据付方法の室内ユニット仮据付工程を示す図。 室内ユニットの据付方法の天井ボード施工の工程を示す図。 室内ユニットの据付方法の室内ユニット本据付工程を示す図。 室内ユニットの据付方法の概略ステップを示す図。 変形例Aに係る室内ユニット据付システムの室内ユニット据付装置の構成を示す図。 変形例Bに係る室内ユニット据付システムの室内ユニット据付装置の構成を示す図。 変形例Cに係る室内ユニット据付システムの室内ユニット据付装置の構成を示す図。
(1)全体構成
図6に示す室内ユニット据付システム300は、例えば、新設のオフィスビルや商業施設といった建物の各部屋の天井に据え付ける空気調和装置の室内ユニットを、なるべく少ない人手、工数で天井に固定するためのシステムである。
図1に示すように、建物の部屋RMには、その天井90に、複数の室内ユニット20(図2参照)が取り付けられることが多い。この作業は、1つの室内ユニット20を2人の作業員が持ち上げ、天井90に固定されているネジ部材95(図3および図4参照)を室内ユニット20の吊り金具23の孔23a(図5参照)に通す作業を含む。その後、ナット締めによって、複数のネジ部材95に室内ユニット20が吊下げられた状態になる。これまで、室内ユニットを天井に据え付ける作業は、二人がかりで行う必要があり、脚立などを用いた高所作業を含むことから、作業負担が大きく、その工数も大きい作業となっている。
室内ユニット据付システム300は、作業員の作業負担の軽減、高所作業の抑制、施工品質の向上、などを狙って開発されたシステムであり、工数短縮によるコスト削減効果も見込まれている。
図6に示すように、室内ユニット据付システム300は、主として、室内ユニット据付装置100から成り、室内ユニット据付装置100が部屋RMや天井90の配置データを保持していないときには、インターネット回線301などを介してBIMサーバ310から当該データを入手する構成となっている。
(2)詳細構成
(2-1)室内ユニット据付装置
室内ユニット据付装置(以下、単に据付装置と言う)100は、部屋RMにおいて用いられる自走ロボットであり、図4や図5に示す複数の吊り金具23を有する室内ユニット20を天井90に据え付ける。据付装置100は、リフター150と、走行機構160と、自動ナット装着機151aと、制御部170と、位置検出センサ180と、を備えている。
なお、空気調和装置の室内ユニット20は、例えば図2に示す4方吹きの天井設置型の室内ユニットである。室内ユニット20は、主として、熱交換器やファンなどを収容する本体ケーシング21と、本体ケーシング21の下面に装着される化粧パネル22と、本体ケーシング21の側面にネジ固定されている4つの吊り金具23とを備えている。室内ユニット20は、下面中央の吸込口21aから室内空気を吸い込み、冷房、除湿、あるいは暖房処理を行った後の空調空気を、下面周囲の4つの吹出口21bから部屋RMに戻すことで、部屋RMの冷房や暖房を行う。化粧パネル22の4つの角には、着脱自在のカバー22aが設けられており、このカバー22aを外すことで吊り金具23にアクセスすることができる。
(2-1-1)リフター
据付装置100に備わるリフター150は、図3や図4に示す複数(ここでは4本)のネジ部材95の下方空間から、室内ユニット20を上に持ち上げるための装置である。
各ネジ部材95は、天井90に固定され、天井90から真下にまっすぐに延びる。ここで、天井90とは、部屋RMの上部にある天井スラブ91や梁92などの構造部材を指す。ここでは、図3に示すように、天井スラブ91にネジ部材95が固定され、ネジ部材95は鉛直方向に延びている。ネジ部材95の下端の高さ位置は、天井ボード93の高さ位置よりも上である。
リフター150は、上部の台151をモータの力で上下に移動させる機械装置である。台151は、上面に室内ユニット20を載置するための台である。台151には、図7Dに示すように、後述する自動ナット装着機151aが内蔵されている。
リフター150は、モータの駆動力を電動ボールネジあるいはリンク機構によって上下方向の力に変えて、台151を上昇させたり下降させたりする。
(2-1-2)走行機構
据付装置100に備わる走行機構160は、据付装置100の本体101に内蔵されている機構であり、部屋RMの床面80に接する複数の車輪102と、車輪102の向きを変える方向変換機構と、それらの車輪102や方向変換機構を駆動するための複数のモータ161と、を有している。走行機構160は、台151に載せられた室内ユニット20を水平移動させる搬送部、の役割を果たす。
(2-1-3)自動ナット装着機
据付装置100に備わる自動ナット装着機151aは、台151に載せられる室内ユニット20の平面サイズに合わせて、台151の適切な平面位置に埋め込まれる機械装置である。自動ナット装着機151aは、室内ユニット20の4つの吊り金具23の真下に位置するように、台151に埋め込まれる。後述する制御部170からの指令があると、予めセットされているナット96を上に持ち上げ、吊り金具23を貫通した状態のネジ部材95に下方からナット96をねじ込む。これらのナット96の持ち上げ動作およびねじ込み動作は、自動ナット装着機151aの各モータの駆動によって行われる。
(2-2)位置検出センサ
据付装置100に備わる4つの位置検出センサ180は、4つのネジ部材95それぞれに対応するように、台151の側端に固定されている。図7Bなどでは、1つの位置検出センサ180のみを示し、他の位置検出センサ180の図示を省略している。位置検出センサ180は、リフター150が持ち上げる台151(および室内ユニット20)とともに上下に移動し、室内ユニット20の高さ位置を計測する。より具体的に説明すると、位置検出センサ180は、水平方向に光を照射し、反射光の受光によって複数のネジ部材95それぞれの下端を検知することで、台151に載せられている室内ユニット20とネジ部材95との相対的な高さ位置を計測する。位置検出センサ180は、所定の反射光を受光したときに、自身がネジ部材95の下端部と同じ高さ位置にあることを検出する。後述する制御部170は、位置検出センサ180からの検出結果を受けて、台151の上昇動作を制御する。
(2-3)制御部
制御部170は、据付装置100の走行機構160、リフター150および自動ナット装着機151aを制御して、室内ユニット20を天井90に据え付ける作業者を支援する。制御部170は、コンピュータにより実現されるものである。制御部170は、制御演算装置と記憶装置とを備える。制御演算装置には、CPU又はGPUといったプロセッサを使用できる。制御演算装置は、記憶装置に記憶されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って所定の画像処理や演算処理を行う。さらに、制御演算装置は、プログラムに従って、演算結果を記憶装置に書き込んだり、記憶装置に記憶されている情報を読み出したりすることができる。記憶装置は、データベースとして用いることができる。
図6の第1制御部171、第2制御部172は、制御演算装置により実現される機能ブロックを示している。ここでは、第1制御部171が走行機構160を制御し、第2制御部172がリフター150および自動ナット装着機151aを制御する。
第1制御部171は、台151に室内ユニット20が載せられた状態で、あるいは、台151に室内ユニット20が載せられる前に、走行機構160を制御して、室内ユニット20の載置台である台151を、天井90の据え付け位置に固定されているネジ部材95の下方の所定位置まで移動させる。
第2制御部172は、リフター150を制御して、各ネジ部材95の下部が室内ユニット20の吊り金具23の孔23a(図5参照)を通るように、台151に載った室内ユニット20を所定の高さ位置まで上げさせる。また、第2制御部172は、室内ユニット20が仮据付された後、台151を下降させる。
なお、制御部170の記憶装置には、建物の部屋RMや天井90の配置データが保持されている。この配置データを使用して、制御部170は、リフター150や走行機構160によって台151を所定位置に上昇あるいは移動させる。制御部170は、部屋RMや天井90の配置データが無いときには、後述するBIMサーバ310に接続し、BIMサーバ310から必要なデータをダウンロードする。
(2-4)BIMサーバ
BIMサーバ310は、室内ユニット20を設置する建物を管理する者あるいは設計する者が所有するWeb上のサーバであり、部屋RMや天井90を含む建物の各種情報を一括管理している。BIMサーバ310は、データベースサーバ320と接続されており、建物の3D形状データ321、2D図面データ322、建物を構成する各部材の素材情報323などを連動させて保存する。
BIMサーバ310は、据付装置100を使用する者から適切なIDおよびパスワードによるアクセスがあって建物の図面データ等の要求があった場合には、ダウンロードを許可したりデータを据付装置100に送信したりする。
(2-5)漏斗状部材
漏斗状部材198は、下に小径の円開口、上に大径の円開口が開いているファンネル部材であり、図7Bに示すように、室内ユニット20の吊り金具23の上面に接着剤などによって固定される。漏斗状部材198は、予め室内ユニット20に固定しておいてもよいし、据付装置100の台151に室内ユニット20を載置した後に吊り金具23の上に固定してもよい。漏斗状部材198は、吊り金具23の孔23aの幅と同等の径の下部開口を有している。吊り金具23の孔23aは、平面視において長円となっている。漏斗状部材198は、吊り金具23の孔23aとネジ部材95との平面位置のズレを矯正する役割を果たす。
(3)動作
次に、室内ユニット据付システム300の据付装置100の動作について、図7A~図7Fおよび図8を参照しながら説明する。
まず、据付装置100による室内ユニット20の据付工程の前に行われる、ネジ部材95の固定作業について説明する。部屋RMの天井90の所定位置に、多数のネジ部材95が固定される。ある部屋RMに4台の室内ユニット20が据え付けられる場合、ネジ部材95は、各4本、合計16本が天井90の天井スラブ91あるいは梁92に固定される。この段階では、まだ天井ボード93は未だ設置されていない。作業員は、天井へのアンカー墨出し、吊り用アンカー打ち、全ねじボルトであるネジ部材95の固定、の順に作業を進める。これにより、図7Aに示すように、ネジ部材95が天井90に固定された状態になる。なお、ネジ部材95は、照明器具など他の機器の設置にも使われる部材である。室内ユニット20用の16本以外にも、多数のネジ部材95が天井90に固定されている。
次に、制御部170によって図8のステップS10が行われる。ここでは、室内ユニット20を据付装置100の台151に載せる場所において、人手によって1台の室内ユニット20が台151に載せられる。そして、制御部170の第1制御部171が、BIMの天井90の配置データを参照して、室内ユニット20が天井90の据付場所の真下へと移動するように、走行機構160を駆動、制御する。これにより、図7Bに示すように、室内ユニット20を台151に載置した据付装置100が、天井90の据付場所に固定された4本のネジ部材95の真下の所定位置に移動する。この所定位置は、台151上の室内ユニット20の吊り金具23の孔23aの各平面位置と、4つのネジ部材95の各平面位置とが一致する位置である。
次に、制御部170によって図8のステップS21が行われる。ここでは、リフター150が駆動され、天井90のネジ部材95に向けて、台151およびその上の室内ユニット20が真上に上昇する。このとき、図7Cに示すように、台151に固定されている位置検出センサ180も上昇する。
図7Cに示す状態から少し台151が上昇すると、位置検出センサ180が、ネジ部材95の下端部を検出する。すると、制御部170の第2制御部172は、検出タイミングから所定高さ寸法だけ台151を上昇させて、図7Dに示す高さ位置で台151を停止させる(図8のステップS22)。図7Dに示す室内ユニット20の高さ位置は、図7Fに示す最終的な本据付位置ではなく、天井ボード93を設置する前の仮据付位置である。仮据付位置は、本据付位置よりも少し高い位置である。図7Eに示すように、仮据付位置にある室内ユニット20の本体ケーシング21の下面は、後に設置される天井ボード93の上面より高さ寸法Hだけ高い位置にくる。
図8のステップS22に続き、図8のステップS23が、第2制御部172によって実行される。仮据付位置にある図7Dの室内ユニット20は、その吊り金具23の孔23aに各ネジ部材95が貫通した状態となっている。ステップS23では、自動ナット装着機151aの作動によって、4ヵ所それぞれにおいて、ナット96が下方からネジ部材95にねじ込まれる。ここでは、ナット96として、ダブルナットを用いている。
図7Dに示す高さ位置(仮据付位置)で室内ユニット20がナット96によってネジ部材95に仮据付されると、リフター150によって台151が下降し、据付装置100は、次に仮据付する別の室内ユニット20のピックアップに向かう。
全ての室内ユニット20の仮据付が終わると、図7Eに示すように、作業員の手によって天井ボード93が設置される。上述のように、室内ユニット20の本体ケーシング21の下面は、天井ボード93の上面よりも高い位置にある。このため、天井ボード93の設置作業において、室内ユニット20の存在が邪魔になることはない。
天井ボード93の設置が終わると、室内ユニット20の下方に位置している天井ボード93の一部分が切り抜かれ、作業員の手によって室内ユニット20の据付高さ調整が行われる(図8のステップS30)。具体的には、4ヵ所それぞれのナット96を下から作業員が回し、室内ユニット20が仮据付位置から本据付位置へと少し降ろされる。高さ位置が下がり、図7Fに示すように本据付位置に据え付けられた状態の室内ユニット20の本体ケーシング21には、その後、化粧パネル22が装着される。化粧パネル22は、天井ボード93と室内ユニット20の本体ケーシング21との平面視における環状の隙間を埋める役割を果たす。化粧パネル22の周縁部の上面の高さ位置は、天井ボード93の下面の高さ位置と同じである。
(4)特徴
(4-1)
室内ユニット据付システム300では、据付装置100の制御部170に制御されるリフター150が室内ユニット20を持ち上げ、各ネジ部材95の下部が室内ユニット20の吊り金具23の孔23aを通った状態になる。このように、従来は作業員が手動で行っていた室内ユニットを持ち上げる作業が自動化され、室内ユニット20の据付工程における作業員の負担や工数が減っている。
(4-2)
室内ユニット据付システム300では、位置検出センサ180によって室内ユニット20の高さ位置が計測される。このため、据付装置100の制御部170は、リフター150によって、室内ユニット20を所定の高さ位置まで正確に上昇させることができる。
また、室内ユニット据付システム300では、室内ユニット20とともに上昇する台151に固定した位置検出センサ180がネジ部材95の下端を検知する、という構成を採用している。このため、位置検出センサ180を、簡易で低コストのものにすることができている。
(4-3)
室内ユニット据付システム300では、据付装置100が走行機構160を備えているため、天井90に固定されているネジ部材95の下方の空間まで、台151に載せた室内ユニット20を移動させることができる。これにより、別の搬送装置を使って作業員が室内ユニットを運ぶ手間が省かれる。
(4-4)
室内ユニット据付システム300では、予め入手して制御部170に記憶させている部屋RMや天井90の形状情報、あるいは、部屋RMや天井90の形状情報を含むBIM、に基づいて、据付装置100の走行機構160が室内ユニット20を搬送する。このため、搬送先を特定するために天井90の状態を撮影するカメラを設置する場合に比べて、安価に室内ユニット据付システム300を構成することができている。
(4-5)
室内ユニット据付システム300では、室内ユニット20の吊り金具23の上面に、漏斗状部材198を固定する。これにより、天井90に固定されているネジ部材95の下方空間において、リフター150によって持ち上げる前の室内ユニット20の平面位置が正規の位置から少しずれていたとしても、室内ユニット20の吊り金具23の孔23aにネジ部材95の下部が通るようになっている。
(4-6)
室内ユニット据付システム300では、据付装置100が、自動ナット装着機151aを備える。これにより、人手でナット96をネジ部材95にねじ込む必要がなくなっており、室内ユニット20を据え付ける作業者の負担が更に軽減されている。
(4-7)
室内ユニット据付システム300では、据付装置100の制御部170において、天井90の下方の所定位置までの室内ユニット20の搬送が第1制御部171によって制御され、リフター150による室内ユニット20の持ち上げが第2制御部172によって制御される。これにより、各ネジ部材95の下部が室内ユニット20の吊り金具23を通った状態になる。このため、室内ユニット据付システム300では、作業員の負担や工数が大きく減ることになる。
(4-8)
上記の室内ユニット20の据付方法では、据付装置100の走行機構160によって室内ユニット20を天井90の下方の所定位置まで搬送させ(図8のステップS10)、据付装置100のリフター150によって室内ユニット20を所定の高さ位置まで上昇させている(図8のステップS21、S22)。このような方法により、作業員の負担や工数が減っている。
さらに、上記の室内ユニット20の据付方法では、建物の天井90への室内ユニット20の仮据付が、天井ボード93の設置前に行われることに鑑みて、図8のステップS23およびステップS30を設けている。ここでは、図8のステップS30において、天井ボード93の高さ位置と室内ユニット20の下面の高さ位置とを、目視しながら手動で細かく合わせることができる。
(5)変形例
(5-1)変形例A
上記の室内ユニット据付システム300では、各ネジ部材95に対して、1つずつ位置検出センサ180が設けられている。この構成に代えて、図9Aに示すように、各ネジ部材95に対して、複数の位置検出センサ181a,181b,181cを設けてもよい。この場合には、少しコストアップするけれども、リフター150による台151の上昇停止のタイミングを更に適切に決定することができ、室内ユニット20の据付高さ位置の精度が高くなる。
また、図9Aに示す構成に代えて、図7Bや図7Cに示す位置検出センサ180を可動センサとしてもよい。位置検出センサ180の高さ位置が変えることによって、室内ユニット20の据付高さ位置の精度が高くなったり、室内ユニット20の据付高さ位置を容易に変えることが可能になったりする。
(5-2)変形例B
上記の室内ユニット据付システム300では、予め記憶させた又はBIMから入手した建物の部屋RMや天井90の配置データを使って、制御部170が走行機構160を制御し、据付装置100の台151を所定位置に水平移動させている。この構成に代えて、図9Bに示すように、天井90のネジ部材95に対する相対平面位置を検知する第2のセンサ182bをさらに配備してもよい。位置検出センサ180に相当する第1のセンサ182aに加え、第2のセンサ182bを配備した場合、制御部170は、天井90などの図面データが存在しないときでも、第2のセンサ182bの検出結果を用いて、据付装置100の台151に載せた室内ユニット20を所定位置まで搬送させることができる。また、天井90などの図面データがある場合にも、ネジ部材95が必ずしも正しい位置に取り付けられているとは限らないため、第2のセンサ182bを設置している据付装置100を採用したときには第2のセンサ182bを活用することが好ましい。
(5-3)変形例C
上記の室内ユニット据付システム300では、予め記憶させた又はBIMから入手した建物の部屋RMや天井90の配置データを使って、制御部170が走行機構160を制御し、据付装置100の台151を所定位置に水平移動させている。この構成に代えて、図9Cに示すように、位置検出センサ180を、室内ユニット20の高さ位置を計測するだけではなく、さらに、ネジ部材95に対する相対平面位置を計測する機能を持つもの(位置検出センサ183)にしても良い。例えば、位置検出センサ183としてカメラを採用すれば、水平方向および上方向を含む画像の撮影およびネジ部材95の位置把握のための画像解析によって、室内ユニット20の高さ位置および平面位置(ネジ部材95に対する相対平面位置)を計測させることが可能である。
変形例Cによれば、位置検出センサ183が、室内ユニット20の高さ位置を計測する機能とともに、ネジ部材95に対する相対平面位置を検知する機能も併せ持つため、天井90などの図面データが存在しないときであっても、天井90に固定されている複数のネジ部材95の真下に室内ユニット20を移動させることができる。
(5-4)変形例D
上記の変形例Bあるいは変形例Cの構成を採る場合、台151に載せられた室内ユニット20のネジ部材95に対する相対平面位置を検知することが可能である。すると、制御部170の第1制御部171は、室内ユニット20をネジ部材95の下方空間まで搬送させるための走行機構160の制御において、センサが検知した室内ユニット20のネジ部材95に対する相対平面位置と、BIMから得た天井90のネジ部材95の配置データとの両方を使うことができる。以下に、それら両方を用いた走行機構160の制御を示す。
まず、第1制御部171は、BIMから得た天井90のネジ部材95の配置データに基づいて走行機構160を制御し、図面上のネジ部材95の下方の所定位置まで、室内ユニット20を搬送させる。次に、第1制御部171は、室内ユニット20のネジ部材95に対する相対平面位置をセンサに検知させて、その時点における室内ユニット20の平面位置とネジ部材95の真下の平面位置とのズレを計算する。このズレがゼロになるように、第1制御部171は、走行機構160を制御して、室内ユニット20の平面位置を微修正する。
変形例Dによれば、まずBIMから推定されるネジ部材95の下方の位置まで室内ユニット20を搬送し、その後にセンサの検出結果に基づいて室内ユニット20をネジ部材95の真下の位置まで搬送することができる。このため、室内ユニット20を、ネジ部材95の真下の位置に、正確かつ迅速に搬送することができる。
(5-5)変形例E
上記の室内ユニット据付システム300では、漏斗状部材198を使用して、リフター150によって持ち上げる前の室内ユニット20の平面位置が正規の位置から少しずれていたとしても、室内ユニット20の吊り金具23の孔23aにネジ部材95の下部が通るようにしている。
しかし、正確な図面データによって、あるいは、変形例B,Cのセンサ(室内ユニット20のネジ部材95に対する相対平面位置を検知するセンサ)によって、リフター150によって持ち上げる前の室内ユニット20の吊り金具23の平面位置とネジ部材95の平面位置とが殆どずれない場合には、漏斗状部材198を使用しなくても良い。
(5-6)変形例F
上記の室内ユニット据付システム300では、据付装置100が自動ナット装着機151aを備えているが、ナット96の装着作業は、作業員が人手で行ってもよい。図7Dに示すように、室内ユニット20が台151に支えられた状態で、吊り金具23の孔23aにネジ部材95の下部が通っていれば、作業員は、比較的容易にナット96をネジ部材95に下からねじ込むことができる。
(5-7)変形例G
上記の室内ユニット据付システム300では、据付装置100が自動ナット装着機151aを備えている。この自動ナット装着機151aは、調芯機能を有する機械であることが好ましい。調芯機能があれば、もし天井90の固定されているネジ部材95が少し傾斜しているような場合にも、ナット96による室内ユニット20の固定に不具合が生じることが抑えられる。
(5-8)変形例H
上記の室内ユニット20の据付方法では、据付装置100の走行機構160によって室内ユニット20を天井90のネジ部材95の下方の所定位置まで搬送させ(図8のステップS10)、据付装置100のリフター150によって室内ユニット20を所定の高さ位置まで上昇させている(図8のステップS21、S22)。これに代えて、ネジ部材95の下方の所定位置まで、室内ユニット20を載せずに据付装置100だけを移動させ、ネジ部材95の下方位置において据付装置100の台151に人手で室内ユニット20を載せる、という方法を採用しても良い。この場合には、台151に載せられた室内ユニット20が、リフター150によって自動的に上昇させられ、所定の高さ位置で停止する。その後、自動ナット装着機151aによって、あるいは、手動で、ナット96をネジ部材95に締めることで、室内ユニット20が仮据付される。
(5-9)変形例I
上記の室内ユニット20の据付方法では、据付装置100の台151に室内ユニット20を載せる作業を、作業員に行わせている。これを、パラレルリンクロボットなどの移載装置を使って、室内ユニット20をピックアップし、自動的に台151に載せる、という方法を採っても良い。
(5-10)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
20 室内ユニット
23 吊り金具
90 天井
95 ネジ部材
96 ナット
100 室内ユニット据付装置
150 リフター
160 走行機構(搬送部)
170 制御部(室内ユニットの据付制御装置)
171 第1制御部
172 第2制御部
180 位置検出センサ(第1センサ)
182b 第2のセンサ(第2センサ)
190 漏斗状部材
300 室内ユニット据付システム
310 BIMサーバ
特開平7-332697号公報

Claims (15)

  1. 複数の吊り金具(23)を有する室内ユニット(20)を天井(90)に据え付けるための室内ユニット据付システム(300)であって、
    前記天井に固定され前記天井から下に延びる複数のネジ部材(95)の下方空間から、前記室内ユニットを上に持ち上げる、リフター(150)と、
    前記リフターを制御し、各前記ネジ部材の下部が前記吊り金具を通るように、前記室内ユニットを所定の高さ位置まで上げさせる、制御部(170)と、
    を備える室内ユニット据付システム。
  2. 前記リフターが持ち上げる前記室内ユニットとともに上下に移動し、前記室内ユニットの高さ位置を計測する第1センサ(180)、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の室内ユニット据付システム。
  3. 前記第1センサは、複数の前記ネジ部材それぞれの下端を検知することによって、前記室内ユニットと前記ネジ部材との相対的な前記高さ位置を計測する、
    請求項2に記載の室内ユニット据付システム。
  4. 前記第1センサは、
    1つの前記ネジ部材に対して複数設けられている、
    又は、
    可動センサである、
    請求項2に記載の室内ユニット据付システム。
  5. 前記室内ユニットを水平移動させる搬送部(160)、
    をさらに備える、
    請求項1から4のいずれかに記載の室内ユニット据付システム。
  6. 前記搬送部は、BIM(Building Information Modeling)に基づいて、前記室内ユニットを前記ネジ部材の下方の所定位置まで搬送する、
    請求項5に記載の室内ユニット据付システム。
  7. 前記ネジ部材に対する相対平面位置を検知する第2センサ(182b)、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2センサの検出結果を用いて、前記搬送部を使って前記室内ユニットを所定位置まで搬送させる、
    請求項5に記載の室内ユニット据付システム。
  8. 前記ネジ部材に対する相対平面位置を検知する第3センサ(182b)、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記搬送部を使って、
    BIM(Building Information Modeling)に基づいて、前記室内ユニットを前記ネジ部材の真下の位置の近傍まで搬送し、
    さらに、
    前記第3センサの検出結果に基づいて、前記室内ユニットを前記ネジ部材の真下の位置まで搬送する、
    請求項5に記載の室内ユニット据付システム。
  9. 前記第1センサは、さらに、前記ネジ部材に対する相対平面位置を検知する、
    請求項2に記載の室内ユニット据付システム。
  10. 前記吊り金具と前記ネジ部材との平面位置のズレを矯正する漏斗状部材(198)、
    をさらに備える、
    請求項1から9のいずれかに記載の室内ユニット据付システム。
  11. 前記吊り金具を通って前記吊り金具の下方空間に下端が位置する状態になった前記ネジ部材に対し、下方からナットをねじ込む、ナット装着部(151a)、
    をさらに備える、
    請求項10に記載の室内ユニット据付システム。
  12. 前記ナット装着部が、調芯機能を有する、
    請求項11に記載の室内ユニット据付システム。
  13. 複数の吊り金具(23)を有する室内ユニット(20)を天井(90)に据え付けるための室内ユニットの据付制御装置(170)であって、
    前記室内ユニットを前記天井の下方の所定位置まで搬送させる、第1制御部(171)と、
    前記天井に固定され前記天井から下に延びる複数のネジ部材(95)の下部が前記吊り金具を通るように、リフター(150)を用いて前記室内ユニットを所定の高さ位置まで上げさせる、第2制御部(172)と、
    を備える、
    室内ユニットの据付制御装置。
  14. 複数の吊り金具(23)を有する室内ユニット(20)を天井(90)に据え付けるための室内ユニットの据付方法であって、
    搬送部(160)が、前記室内ユニットを前記天井の下方の所定位置まで搬送する、第1ステップ(S10)と、
    リフター(150)が、前記室内ユニットを、前記天井に固定され前記天井から下に延びる複数のネジ部材(95)の下方空間から、所定の高さ位置まで持ち上げる、第2ステップ(S21)と、
    を備える、
    室内ユニットの据付方法。
  15. 第3ステップ(S30)をさらに備え、
    前記所定の高さ位置は、仮据付位置であって、
    前記室内ユニットは、前記第3ステップにおいて、本据付位置に手動で高さ調整される、
    請求項14に記載の室内ユニットの据付方法。
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