JP2000128445A - ギアードエレベーターの制御装置 - Google Patents

ギアードエレベーターの制御装置

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JP2000128445A
JP2000128445A JP10305047A JP30504798A JP2000128445A JP 2000128445 A JP2000128445 A JP 2000128445A JP 10305047 A JP10305047 A JP 10305047A JP 30504798 A JP30504798 A JP 30504798A JP 2000128445 A JP2000128445 A JP 2000128445A
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JP
Japan
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speed
elevator
car
circuit
driving
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JP10305047A
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English (en)
Inventor
Manabu Mitsutomi
学 光富
Shigeru Oki
大木  茂
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ギアードエレベーターの運転条件によって発生
する、減速機のバックラッシュによる振動と、それに起
因するロープ系の共振現象や綱車を介しての共振現象を
抑える制御手段を提供する。 【解決手段】ギアードエレベーターの積載荷重,運転方
向及び運転速度を指令する手段と、加速度を推定或いは
検出する手段と、運転前後の乗りかご位置を検出する手
段によって速度制御装置を切り替える手段を備えている
ことにより、ギアードエレベータにおいて、運転条件及
び駆動システムの機構系による共振現象を回避し、乗り
かご振動を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギアードエレベー
ターの制振制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ギアードエレベーターの駆動システムで
は、ロープを介して乗りかごと釣合いおもりを駆動する
とかご内の乗客数,かご位置,運転方向,運転速度等に
よって、モータ動力を負荷に伝動するギアのバックラッ
シュに起因する振動現象が生じ、このバックラッシュの
単発振動がロープ系の共振現象や綱車を介しての共振現
象を誘発して持続振動ともなり、乗り心地に悪影響を及
ぼす。特に高階床のエレベーターにおいては、綱車を介
しての2次共振が顕著となり、この振動を抑制するため
に速度制御系に共振回避の為の帯域阻止フィルタを使う
ことがあるがバックラッシュ発生時に、反ってその単発
振動を助長した持続振動となり乗り心地を悪化させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ギア
ードエレベーターの運転条件による乗りかごの振動を抑
制する制振制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明の制御装置はエレベーターの積載荷重を検出
する手段と、運転方向を指令する手段及び運転速度を検
出する手段と、運転前後の乗りかご位置を検出する手段
によって速度制御装置を切り替える手段を備えたことを
特徴とする。
【0005】また、本発明の制御装置はエレベーターの
積載荷重を検出する手段と、運転方向及び加速度を指令
する手段と、運転前後の乗りかご位置を検出する手段に
よって速度制御装置を切り替える手段を備えたことを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の一実
施例を説明する。
【0007】図5に示すギアードエレベーターのシステ
ム構成の概略を説明する。まず、駆動源となるモータ1
の電源は交流電源2からコンバータ3,インバータ4を
介して供給される。モータ1は減速機5を介して綱車6
に動力を伝達し、乗りかご7と主ロープ8を介して釣合
いおもり9をトラクション駆動する。乗りかご7の制動
保持はブレーキ回路10,ブレーキ11により行う。
【0008】また、乗りかご7に設置した負荷検出装置
12から負荷検出回路13により、乗りかご7の積載量
を検出し、モータ1に直結されたロータリエンコーダ1
4から、速度検出回路15を介してエレベーターの速度
を検出し、モータ電流は電流検出器16、及び電流検出
回路17を介して検出する。
【0009】これら積載量,エレベーター速度,モータ
電流は入出力回路18を介してマイコン回路19によ
り、図1に示すシステムで速度制御を行い、PWMパル
ス信号を発生し、ゲートドライブ回路20で増幅し、イ
ンバータ4のゲート信号とする。
【0010】本発明の第1の実施例を図2をもとに説明
する。
【0011】図2は、エレベーターの速度制御システム
図の一例を示している。図3は加速度パターン発生回路
のシステム構成を示している。まず、図3において、乗
りかご或いはホール呼びによってエレベーターを起動す
る前に、かご呼び,ホール呼びによる運転条件、即ち、
運転方向と運転速度をマイコン回路19により決定し、
負荷検出回路13により得られる積載量と前記運転方向
と運転速度から加速度パターン発生回路21で加速度パ
ターンを決定し、加速度指令を出力し、積分器22を通
して速度指令ωrとする。
【0012】速度検出回路15から得られるモータの速
度ω0をローパスフィルタ23及び位相補正用のダンピ
ングフィルタ24を介してωmとしてフィードバック
し、速度指令ωrとの偏差を速度制御器25或いは速度
制御器26に入力する。なお、速度制御器25,26の
切り替えはSW4により行う。
【0013】この速度制御器25或いは26の出力をト
ルク指令Tqとし、これを比例演算器27によりトルク
電流指令Iqとする。一方、トルク指令から比例演算器
28により算出したすべり周波数ωsとモータ速度ωo
からモータの一次電流周波数指令ω1を算出する。ω1
は積分器29を介して位相指令θを算出する。
【0014】一方、モータ特性により定まる励磁電流指
令Idとトルク電流指令Iq及び位相指令θ及び電流検
出回路17から得られるモータ電流Imから、ベクトル
演算及び電流制御器30により、モータ出力電圧指令の
dq軸成分Vd,Vqを算出し、位相指令θとVd,V
qからPWM発生回路31により、インバータ4のゲー
トドライブ信号を作成し、ゲートドライブ回路20に送
られる。
【0015】本実施例では、エレベーターの起動前に負
荷検出回路13から乗りかご7の積載量の情報を得て、
かご呼び,ホール呼びにより決定される運転速度と方向
から加速度パターン発生回路21により図4に示すよう
な加速度指令パターンを得るが、このとき図2の速度制
御システムの速度応答時間、つまり、速度応答時定数T
1をマイコン回路19により算出しておく。
【0016】加速度零判定回路32は加速度パターン発
生回路21から加速度指令パターンの情報を得て、これ
とT1から加速度応答時間を考慮に入れた図4に示す推
定加速度を算出する。この推定加速度パターンの8つの
領域で、加速度αが|α|<|α0|の条件で減速機5
のバックラッシュによる振動が発飢する可能性のあるT
0の期間の間だけ、SW4により速度制御器25を26
に切り替え速度制御を行う。なお、速度制御器25はロ
ープ系の共振現象に対応したコントローラで制御系の安
全余裕を十分確保したものである。
【0017】速度制御器26はロープ系の共振現象が発
生しない程度にゲインをアップさせたコントローラであ
る。これにより、バックラッシュ発生の可能性のある領
域T0でゲインアップにより単発,持続振動を抑制す
る。
【0018】なお、高階床のエレベーターなどでは、エ
レベーター起動前にロータリエンコーダ14から位置検
出回路33を介してかご位置を検出し、この情報により
主ロープ8或いは主ロープ重量補償ロープの重量も乗り
かご積載量と同様に考慮に入れて、マイコン回路19に
より、速度制御システムの応答時間T1を算出すること
でより正確な推定加速度を模擬出来る。
【0019】また、この応答時間T1は実際に現実のエ
レベーターで据付け時の低速運転可能な時期に速度指令
のステップ応答などを測定することによって求めてお
き、乗りかご積載量に応じてテーブル化しておくと、よ
り正確にモータ加速度を模擬出来る。
【0020】本発明の他の実施例を図1をもとに説明す
る。
【0021】本実施例は図2の実施例の速度制御システ
ムと基本的な構成は同じだが、高階床のエレベーターで
は発生しがちな、綱車を介しての2次共振現象を抑制す
る為に2次共振周波数近傍の帯域阻止フィルタ34をS
W2を介して備え、さらにSW2の切り替え時のトルク
指令Tqのオフセット誤差をなくするためにハイパスフ
ィルタ35を備えている。
【0022】さらに帯域阻止フィルタ34は速度制御系
全体の位相を急変させるため、これに対応し、位相余裕
を確保する為に、SW3を介してローパスフィルタ36
を設けてSW2が帯域阻止フィルタ34にスイッチした
場合に対応している。
【0023】加速度零判定回路37は速度検出回路15
の信号を微分器38にて加速度αを得て図4の如く加速
度αが|α|<|α0|の条件でSW1,2,3を切り
替える。バックラッシュ発生の上記条件で、SW1によ
り速度制御器26に切り替え、同時にSW2は帯域阻止
フィルタをカットしフィルタを通さずにトルク指令Tq
とする。また同時にSW3は帯域阻止フィルタ対応のも
のでないローパスフィルタ23に切り替える。
【0024】これにより、バックラッシュの単発振動が
帯域阻止フィルタ34により帯域を阻止した周波数の持
続振動を発生することなく、さらに速度制御器26のゲ
インを2次共振振動を起こさない程度に上げることでバ
ックラッシュの単発振動を抑制することが出来る。バッ
クラッシュ発生の条件でない場合はSW1は速度制御系
全体のゲインを調整した速度制御器25にセットし、S
W2は帯域阻止フィルタ34,ハイパスフィルタ35を
通してトルク指令とし、SW3は制御系の位相余裕を考
慮したローパスフィルタ36を通すことによりエレベー
ターの2次共振を抑制することが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、モータ
及びモータを駆動源とするエレベーターにおいて、運転
条件による駆動システムの機構系による共振現象を回避
し、負荷機構の振動或いは乗りかご振動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のエレベーターの速度制御シス
テム図。
【図2】本発明の他の実施例のエレベーターの速度制御
システム図。
【図3】本発明の実施例のエレベーターの加速度指令の
構成図。
【図4】本発明の実施例のエレベーターの加速度パター
ン図。
【図5】ギアードエレベーターの基本システム構成図。
【符号の説明】
1…モータ、2…交流電源、3…コンバータ、4…イン
バータ、5…減速機、6…綱車、7…乗りかご、8…主
ロープ、9…釣合いおもり、10…ブレーキ回路、11
…ブレーキ、12…負荷検出装置、13…負荷検出回
路、14…ロータリエンコーダ、15…速度検出回路、
16…電流検出器、17…電流検出回路、18…入出力
回路、19…マイコン回路、20…ゲートドライブ回
路、21…加速度パターン発生回路、22,29…積分
器、23…ローパスフィルタ、24…ダンピングフィル
タ、25,26…速度制御器、27,28…比例演算
器、30…電流制御器,ベクトル演算器、31…PWM
発生回路、32,37…加速度零判定回路、33…位置
検出回路、34…帯域阻止フィルタ、35…ハイパスフ
ィルタ、36…ローパスフィルタ、38…微分器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大木 茂 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立システムプラザ勝田 日立水戸エンジニ アリング株式会社内 Fターム(参考) 3F002 CA02 CA03 DA08 DA10 5H576 AA07 BB04 CC05 EE01 EE11 EE30 GG02 GG04 GG07 GG08 HB01 JJ03 JJ05 JJ22 JJ23 JJ26 KK05 KK08 LL07 LL22 LL30 LL42 LL52 LL60 PP01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギアードエレベーターの速度制御装置にお
    いて、エレベーターの負荷を検出する手段と運転方向を
    指令する手段及び速度を検出する手段によって、上記速
    度制御装置を切り替える手段を有することを特徴とする
    制振制御装置。
  2. 【請求項2】ギアードエレベーターの速度制御装置にお
    いて、エレベーターの負荷を検出する手段と、運転前後
    の乗りかごの位置を検出する手段と運転方向を指令する
    手段及び速度を検出する手段によって、上記速度制御装
    置のフィルタ構成を切り替える手段を有することを特徴
    とする制振制御装置。
  3. 【請求項3】ギアードエレベーターの速度制御装置にお
    いて、エレベーターの負荷を検出する手段と、運転前後
    の乗りかごの位置を検出する手段と運転方向を指令する
    手段及び速度を検出する手段によって、上記速度制御装
    置の速度制御器のゲインを切り替える手段を有すること
    を特徴とする制振制御装置。
JP10305047A 1998-10-27 1998-10-27 ギアードエレベーターの制御装置 Pending JP2000128445A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100880931B1 (ko) * 2007-10-24 2009-02-04 이상숙 하중별 속도제어가 가능한 리프트 속도제어장치
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WO2020250329A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 三菱電機株式会社 調整量算出装置およびエレベータ装置の調整方法

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