JP2000127992A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JP2000127992A
JP2000127992A JP29870598A JP29870598A JP2000127992A JP 2000127992 A JP2000127992 A JP 2000127992A JP 29870598 A JP29870598 A JP 29870598A JP 29870598 A JP29870598 A JP 29870598A JP 2000127992 A JP2000127992 A JP 2000127992A
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JP
Japan
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shaft
steering
housing
rotating shaft
steering shaft
Prior art date
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Application number
JP29870598A
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English (en)
Inventor
Masaaki Tomita
雅明 富田
Ryoji Mizutani
良治 水谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP29870598A priority Critical patent/JP2000127992A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵軸の外周に同軸的に配置した電動機の回
転軸がステータに対して径方向に変位するのを抑制し
て、電動機における回転軸のステータに対する偏心・偏
角を抑制すること。 【解決手段】 ハウジング10に対して軸方向移動可能
かつ回転不能に支持された操舵軸30の外周に同軸的に
配置した電動機の回転軸51がハウジング10に対して
ボール軸受14を介して回転自在に支持され、また操舵
軸30と回転軸51間に介装されて回転軸51の回転を
操舵軸30の軸方向移動に変換するボールスクリュー機
構のナット42が回転軸51に対して軸直方向の力を伝
達可能に連結されてなるステアリング装置において、ボ
ール軸受14とハウジング10間に形成される径方向の
隙間に、弾性体15を径方向にて予圧縮状態で介装し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等車両にお
いて採用されるステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステアリング装置の一つとして、ハウジ
ングに対して軸方向移動可能かつ回転不能に支持された
操舵軸の外周に同軸的に配置した電動機の回転軸が前記
ハウジングに対して軸受を介して回転自在に支持され、
また前記操舵軸と前記回転軸間に介装されて前記回転軸
の回転を前記操舵軸の軸方向移動に変換するボールスク
リュー機構のナットが前記回転軸に対して軸直方向(径
方向)の力を伝達可能に連結されてなるものがあり、例
えば特開平7−40843号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報に示され
ているステアリング装置においては、電動機の回転軸が
一端にて軸受を介して微小揺動可能かつ回転可能に支持
されているため、操舵軸からボールスクリュー機構のナ
ットを介して回転軸に径方向の力が作用すると、回転軸
が径方向にて揺動変位して電動機のステータに対して偏
心・偏角することがあり、回転軸の円滑な回転を阻害す
るおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、ハウジングに対して
軸方向移動可能かつ回転不能に支持された操舵軸の外周
に同軸的に配置した電動機の回転軸が前記ハウジングに
対して軸受を介して回転自在に支持され、また前記操舵
軸と前記回転軸間に介装されて前記回転軸の回転を前記
操舵軸の軸方向移動に変換するボールスクリュー機構の
ナットが前記回転軸に対して軸直方向の力を伝達可能に
連結されてなるステアリング装置において、前記軸受と
前記ハウジング間または前記軸受と前記回転軸間に形成
される径方向の隙間に、弾性体を径方向にて予圧縮状態
で介装したことに特徴がある。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によるステアリング装置に
おいては、電動機の回転軸をハウジングに対して回転自
在に支持する軸受とハウジング間または同軸受と電動機
の回転軸間に形成される径方向の隙間に、弾性体を径方
向にて予圧縮状態で介装したため、電動機の回転軸が弾
性体により常に軸中心へ向けて付勢されている状態とな
り、ボールスクリュー機構のナットからの入力(径方向
の力)に対して常に抗力を発生させることができる。し
たがって、回転軸の径方向への変位を抑制することがで
きて、回転軸のステータに対する偏心・偏角を抑制する
ことができ、これによって回転軸の円滑な回転を実現す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明を電動式パワース
テアリング装置に実施したものを示していて、このパワ
ーステアリング装置においては、車両の左右方向に延在
して配設されて車体(図示省略)に組付けられるハウジ
ング10に対して入力軸20、操舵軸30、ボールスク
リュー機構40及び電動機50等が組付けられている。
【0007】入力軸20は、ハウジング10に回転可能
かつ軸方向へ移動不能に組付けられており、ハウジング
10から突出した外端部にて自在継手,中間シャフト,
自在継手,ステアリングメインシャフト等を介してステ
アリングホイール(全て図示省略)にトルク伝達可能に
連結されるようになっている。また、入力軸20は、内
端部に形成したピニオン(図示省略)にて操舵軸30の
一側外周に形成したラック歯31と操舵力伝達可能に係
合していて、その回転によって操舵軸30を車両の左右
方向(操舵軸の軸方向)へ移動させるようになってい
る。
【0008】操舵軸30は、ラックバーともよばれるも
のであり、ピニオンに対応した部位(ラック歯31を形
成した部位の背面部)をピニオンに対向して設けた周知
のラックガイド11(ハウジング10に組付けられてい
る)にて操舵軸30の径方向に移動可能に弾性支持され
るとともに、左端部をエンドストッパ12(軸受として
の機能とストッパとしての機能を有してハウジング10
に組付けられている)によって操舵軸30の径方向に移
動不能に固定支持された状態で、車両の左右方向(操舵
軸の軸方向)へ移動可能かつ回転不能に組付けられてい
て、ハウジング10を貫通しており、左右両端にてタイ
ロッドとナックルアームを介して転舵輪(全て図示省
略)に操舵力伝達可能に連結されるようになっている。
また、操舵軸30には、ボールスクリュー機構40のね
じ軸41が一体的に形成されていて、このねじ軸41の
外周には螺旋溝41aが形成されている。
【0009】ボールスクリュー機構40は、操舵軸30
の弾性支持部(ラックガイド11によって支持されてい
る部分)と固定支持部(エンドストッパ12によって支
持されている部分)間にて電動機50における回転軸5
1の回転を操舵軸30の軸方向変位に変換して伝達する
回転変位変換手段であり、操舵軸30に対して同軸的に
設けられていて、操舵軸30に一体的に形成したねじ軸
41と、このねじ軸41の外周にて電動機50の回転軸
51に一体的に(トルク伝達可能かつ軸直方向の力を伝
達可能に)組付けたナット42と、このナット42とね
じ軸41間にてねじ軸41外周に形成した螺旋溝41a
とナット42の内周に形成した螺旋溝42a間に介装さ
れた多数のボール(鋼球)43によって構成されてい
る。ナット42は、回転軸51の図示左端部内にトルク
伝達可能かつ操舵軸方向へ移動不能にスプライン結合さ
れていて、そのスプライン嵌合部には環状の弾性体(ゴ
ム製のOリング)44が径方向にて予圧縮状態で介装さ
れている。
【0010】電動機50は、ボールスクリュー機構40
を介して操舵軸30に軸方向の操舵助勢力を付与するも
のであり、操舵軸30に対して同軸的に組付けられてい
て、ハウジング10にボール軸受13,14を介して回
転可能かつ軸方向へ移動不能に組付けた筒状の回転軸
(ロータ)51と、ハウジング10の一部をも構成する
ステータ52を備えており、その回転出力を周知の操舵
トルクセンサ(図示省略)や回転軸51の回転を検出す
るセンサ(図示省略)等からの信号に基づいて制御装置
(図示省略)によって制御されるようになっている。
【0011】ボール軸受13は、ハウジング10の内周
面と回転軸51の外周面にそれぞれ密に嵌合するように
して組付けられている。一方、ボール軸受14は、回転
軸51の外周面に密に嵌合するとともに、ハウジング1
0の内周面に対して僅かな径方向隙間(組付性を良好と
するための隙間)を有して嵌合するようにして(すきま
ばめにて)組付けられていて、上記した径方向隙間に対
応して環状の弾性体(ゴム製のOリング)15が径方向
にて予圧縮状態で介装されている。
【0012】上記のように構成した本実施形態の電動式
パワーステアリング装置においては、操舵力が入力軸2
0のピニオンから操舵軸30のラック歯31形成部位に
直接伝達されるとともに、電動機50の出力が制御装置
(図示省略)の制御下にてボールスクリュー機構40を
介して操舵軸30のねじ軸41形成部位に伝達され、こ
の電動機50の出力(操舵助勢力)によって操舵トルク
が的確に助勢される。
【0013】ところで、上記のように構成した本実施形
態の電動式パワーステアリング装置においては、電動機
50の回転軸51をハウジング10に対して回転自在に
支持するボール軸受14とハウジング10間に形成され
る径方向の隙間に、弾性体15を径方向にて予圧縮状態
で介装したため、電動機50の回転軸51が弾性体15
により常に軸中心へ向けて付勢されている状態となり、
ボールスクリュー機構40のナット42からの入力(径
方向の力)に対して常に抗力を発生させることができ
る。したがって、回転軸51の径方向への変位を抑制す
ることができて、回転軸51のステータ52に対する偏
心・偏角を抑制することができ、これによって回転軸5
1の円滑な回転を実現することができる。
【0014】また、本実施形態においては、ボールスク
リュー機構40のナット42と電動機50の回転軸51
とのスプライン嵌合部にも弾性体44が径方向にて予圧
縮状態で介装されているため、車両の縁石乗り上げ等に
よる操舵軸30の一時的な湾曲等に起因して生じるねじ
軸41の径方向での振れを弾性体44にて吸収すること
ができて、ナット42から回転軸51への偏心・偏角、
振れの伝播を防ぐことができ、これによっても回転軸5
1の円滑な回転を実現することができる。
【0015】上記実施形態においては、ボール軸受14
とハウジング10間に形成される径方向の隙間に弾性体
15を径方向にて予圧縮状態で介装して実施したが、ボ
ール軸受14と回転軸51間に径方向の隙間が形成され
る場合には、この隙間に弾性体を径方向にて予圧縮状態
で介装して実施することも可能である。また、回転軸5
1の組付性を更に良好とすべくボール軸受13とハウジ
ング10間またはボール軸受13と回転軸51間にも径
方向の隙間が形成される場合には、この隙間にも弾性体
を径方向にて予圧縮状態で介装して実施することも可能
である。
【0016】また、上記実施形態においては、電動式パ
ワーステアリング装置に本発明を実施したが、本発明
は、ハウジングに対して軸方向移動可能かつ回転不能に
支持された操舵軸の外周に同軸的に配置した電動機の回
転軸が前記ハウジングに対して軸受を介して回転自在に
支持され、また前記操舵軸と前記回転軸間に介装されて
前記回転軸の回転を前記操舵軸の軸方向移動に変換する
ボールスクリュー機構のナットが前記回転軸に対して軸
直方向の力を伝達可能に連結されてなる種々なステアリ
ング装置にも同様または適宜変更して実施し得るもので
あり、上記実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施してなる電動式パワーステアリ
ング装置の一実施形態を概略的に示す全体図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…ラックガイド、12…エンド
ストッパ、13…ボール軸受、14…ボール軸受、15
…弾性体、20…入力軸、30…操舵軸、40…ボール
スクリュー機構、41…ねじ軸、42…ナット、43…
ボール、50…電動機、51…回転軸、52…ステー
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに対して軸方向移動可能かつ
    回転不能に支持された操舵軸の外周に同軸的に配置した
    電動機の回転軸が前記ハウジングに対して軸受を介して
    回転自在に支持され、また前記操舵軸と前記回転軸間に
    介装されて前記回転軸の回転を前記操舵軸の軸方向移動
    に変換するボールスクリュー機構のナットが前記回転軸
    に対して軸直方向の力を伝達可能に連結されてなるステ
    アリング装置において、前記軸受と前記ハウジング間ま
    たは前記軸受と前記回転軸間に形成される径方向の隙間
    に、弾性体を径方向にて予圧縮状態で介装したことを特
    徴とするステアリング装置。
JP29870598A 1998-10-20 1998-10-20 ステアリング装置 Pending JP2000127992A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29870598A JP2000127992A (ja) 1998-10-20 1998-10-20 ステアリング装置

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