JP2000127991A - 衝撃吸収式ステアリング装置および自動車 - Google Patents

衝撃吸収式ステアリング装置および自動車

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JP2000127991A
JP2000127991A JP10309972A JP30997298A JP2000127991A JP 2000127991 A JP2000127991 A JP 2000127991A JP 10309972 A JP10309972 A JP 10309972A JP 30997298 A JP30997298 A JP 30997298A JP 2000127991 A JP2000127991 A JP 2000127991A
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steering
steering column
column
bracket
guide plate
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JP10309972A
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English (en)
Inventor
Masaharu Igarashi
正治 五十嵐
Mitsuo Ichikawa
光雄 市川
Sakae Matsumoto
栄 松本
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/19Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable incorporating energy-absorbing arrangements, e.g. by being yieldable or collapsible
    • B62D1/195Yieldable supports for the steering column

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングコラムの上方への移動を規制
し、もってステアリングシャフトやステアリングコラム
の円滑なコラプスを実現した衝撃吸収式ステアリング装
置や同ステアリング装置を装着した自動車を提供する。 【解決手段】 固定ブラケット51の内側面にはL字断
面形状のスティフナプレート62が溶接・一体化されて
おり、スティフナプレート62の後面下端部には後方に
向けて矩形断面形状のガイドプレート63が溶接・一体
化されている。ガイドプレート63は、ステアリングコ
ラム1のチルト作動範囲の上限位置において、ステアリ
ングコラム1の上面と所定の間隙tをもって対峙してい
る。また、ガイドプレート63の後部には、その下面か
ら上面にかけて低摩擦素材からなるスリップシート65
が貼着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃吸収式ステア
リング装置や同ステアリング装置を装着した自動車に係
り、詳しくは、衝突時におけるステアリングシャフトお
よびステアリングコラムのコラプスの円滑化等を図る技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車が他の自動車や建造物等に衝突し
た場合、運転者が慣性でステアリングホイールに二次衝
突し、頭部や胸部に深刻な損傷を受けることがある。近
年の自動車では、このような事態を未然に防ぐべく、衝
撃吸収式ステアリング装置が広く採用されている。衝撃
吸収式ステアリング装置は、運転者が二次衝突した際に
ステアリングホイール側のステアリングシャフトがコラ
プス(短縮動)するもので、ステアリングシャフトをア
ウタシャフトとインナシャフトとに分割すると共に、両
シャフトをセレーション等により摺動可能に結合させて
いる。また、衝撃吸収式ステアリング装置の多くは、ス
テアリングコラムも、アウタコラムとインナコラムとに
分割し、両コラムを摺動自在に結合させている。
【0003】通常、アウタシャフトとインナシャフトと
の間には、コラプスに抗する衝撃エネルギ吸収手段(セ
レーション噛合部の摺動抵抗等)が形成されており、所
定値以上の軸方向荷重が作用したときにステアリングシ
ャフトがコラプスし、その際に衝撃エネルギ吸収手段に
より衝撃エネルギが吸収される。尚、ステアリングコラ
ムの上方部分は、ステアリングアッパシャフトのコラプ
スを可能とするべく、運転者が二次衝突した際には車体
構造部材から脱落するものが一般的である。
【0004】一方、自動車のステアリング装置は、不特
定多数の運転者により使用(操舵)されるため、個人の
体格や運転姿勢等に対応してステアリングホイールの位
置を調整できることが望ましい。このような要望に答え
るべく、乗用車に限らず貨物車等においても、チルト機
構を有するチルトステアリング装置が多く採用されてい
る。チルト機構は、ステアリングホイールの位置を上下
方向に調整するための機構であり、ステアリングシャフ
トおよびステアリングコラムの揺動中心となるチルトピ
ボットと、所望の位置(揺動角度)でステアリングコラ
ムを固定するチルト調整機構等からなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チルト機構を有する衝
撃吸収式ステアリング装置には、二次衝突時におけるス
テアリングコラムの揺動に起因し、衝撃エネルギの吸収
が円滑に行われないことがあった。例えば、運転者がス
テアリングホイールに二次衝突すると、ステアリングコ
ラムは、クロスメンバ等の車体構造部材から脱落した後
にチルトピボットを揺動中心として揺動する。この際、
ステアリングコラムが上方に大きく揺動すると、前方に
移動する運転者の体に押圧されたステアリングコラムや
ステアリングシャフトには曲げモーメントが作用し、ス
テアリングアッパシャフトが少なからず撓む。
【0006】その結果、インナシャフトがアウタコラム
に進入し難くなり、ステアリングアッパシャフトが円滑
にコラプスせず、衝撃エネルギの吸収性能が損なわれる
ことになる。特に、ステアリングコラムに電動モータや
ギヤボックス等からなる電動アシスト機構が設けられた
ものでは、電動アシスト機構の慣性等により、ステアリ
ングコラムに生じる曲げモーメントが大きくなり、ステ
アリングシャフトが更にコラプスし難くなる問題があっ
た。本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、ステア
リングコラムの上方への移動を規制し、もってステアリ
ングシャフトの円滑なコラプスを実現した衝撃吸収式ス
テアリング装置や同ステアリング装置を装着した自動車
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するべく、請求項1の発明では、後端部にステアリング
ホイールが装着されると共に、コラプシブル機構が設け
られたステアリングアッパシャフトと、その内部に前記
ステアリングアッパシャフトを回動自在に支持するステ
アリングコラムと、このステアリングコラムの前端側に
形成され、車体構造部材へのステアリングコラム前部の
固定に供される第1のコラムブラケットと、前記ステア
リングコラムの後端側に形成され、車体構造部材へのス
テアリングコラム後部の固定に供されると共に、当該ス
テアリングコラム後部が当該車体構造部材に対して前方
に離脱することを許容する第2のコラムブラケットと、
前記ステアリングコラムにおける前記第1のコラムブラ
ケットと前記第2のコラムブラケットとの間に設けら
れ、前記ステアリングアッパシャフトのコラプス動に伴
って作動するコラプシブル機構とを備えた衝撃吸収式ス
テアリング装置において、前記固定ブラケットには、前
記ステアリングホイールへの衝撃力により前記固定ブラ
ケットから前記移動ブラケットが離脱し、前記ステアリ
ングコラム後部が前方に移動する際における当該ステア
リングコラムの上方への移動を規制するべく、当該ステ
アリングコラムの上面が当接するガイドプレートが固着
されたものを提案する。この発明では、運転者の二次衝
突によりステアリングホイールに上方に跳ね上げる力が
作用しても、ガイドプレートによりステアリングコラム
の上方への移動が規制されるため、ステアリングシャフ
トやステアリングコラムの撓みが殆ど起こらず、両者の
コラプスが円滑に行われる。
【0008】また、請求項2の発明では、請求項1の衝
撃吸収式ステアリング装置において、前記ガイドプレー
トには、少なくとも前記ステアリングコラムとの当接部
位が低摩擦素材により形成されたことものを提案する。
この発明では、ガイドプレートとステアリングコラムと
の間の摩擦抵抗が小さくなるため、ステアリングコラム
のコラプスがより円滑に行われる。
【0009】また、請求項3の発明では、請求項1また
は2の衝撃吸収式ステアリング装置において、前記ステ
アリングコラムがチルト機構を有し、当該ステアリング
コラムがチルト調整範囲の上限で前記ガイドプレートと
当接するものを提案する。この発明では、ガイドプレー
トが、チルト調整時にステアリングコラムが上限まで揺
動した際のストッパとなると共に、ガイドプレートが弾
性素材で形成されたものにあっては、ガイドプレートと
ステアリングコラムとの当接時における打音が防止され
る。
【0010】また、請求項4の発明では、後端部にステ
アリングホイールが装着されると共に、コラプシブル機
構が設けられたステアリングアッパシャフトと、その内
部に前記ステアリングアッパシャフトを回動自在に支持
するステアリングコラムと、このステアリングコラムの
前端側に形成され、車体構造部材へのステアリングコラ
ム前部の固定に供される第1のコラムブラケットと、前
記ステアリングコラムの後端側に形成され、車体構造部
材へのステアリングコラム後部の固定に供されると共
に、当該ステアリングコラム後部が当該車体構造部材に
対して前方に離脱することを許容する第2のコラムブラ
ケットと、前記ステアリングコラムにおける前記第1の
コラムブラケットと前記第2のコラムブラケットとの間
に設けられ、前記ステアリングアッパシャフトのコラプ
ス動に伴って作動するコラプシブル機構とを備えた衝撃
吸収式ステアリング装置が装着された自動車において、
前記車体構造部材には、前記ステアリングホイールへの
衝撃力により前記固定ブラケットから前記移動ブラケッ
トが離脱し、前記ステアリングコラム後部が前方に移動
する際における当該ステアリングコラムの上方への移動
を規制するべく、当該ステアリングコラムの上面が当接
するガイドプレートが固着されたものを提案する。この
発明では、運転者の二次衝突によりステアリングホイー
ルに上方に跳ね上げる力が作用しても、ガイドプレート
によりステアリングコラムの上方への移動が規制される
ため、ステアリングシャフトやステアリングコラムの撓
みが殆ど起こらず、両者のコラプスが円滑に行われる。
【0011】また、請求項5の発明では、請求項4の自
動車において、前記ガイドプレートには、少なくとも前
記ステアリングコラムとの当接部位が低摩擦素材により
形成されたことものを提案する。この発明では、ガイド
プレートとステアリングコラムとの間の摩擦抵抗が小さ
くなるため、ステアリングコラムのコラプスがより円滑
に行われる。
【0012】また、請求項6の発明では、請求項4また
は5の自動車において、前記ステアリングコラムがチル
ト機構を有し、当該ステアリングコラムがチルト調整範
囲の上限で前記ガイドプレートと当接するものを提案す
る。この発明では、ガイドプレートが、チルト調整時に
ステアリングコラムが上限まで揺動した際のストッパと
なると共に、ガイドプレートが弾性素材で形成されたも
のにあっては、ガイドプレートとステアリングコラムと
の当接時における打音が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るステア
リング装置の車室側部分を示す側面図であり、同図中の
符号1はステアリングコラムを示す。ステアリングコラ
ム1は、チルト機構3とピボットピン5とを介して、車
体構造部材たるクロスメンバ7,9に固定されている。
ステアリングコラム1には、その内部にステアリングア
ッパシャフト11が回動自在に支持されると共に、下部
に電動モータ13やギヤハウジング15,アウトプット
シャフト17等からなる電動アシスト機構19が一体化
されている。
【0014】ステアリングアッパシャフト11の後端に
はステアリングホイール21が取り付けられており、運
転者がステアリングホイール21を回動させると、その
回転力が電動アシスト機構19により増大されてアウト
プットシャフト17に伝達される。図1中、23はチル
ト機構3の調整手段であるチルトレバー、25は自在継
手27を介してステアリングアッパシャフト11の前端
に連結されたロアステアリングシャフトをそれぞれ示
す。また、29はステアリングコラム1を覆うコラムカ
バー、31は車室とエンジンルームとを区画するダッシ
ュボードをそれぞれ示す。
【0015】図2(図1中のA部拡大断面図)に示した
ように、ステアリングコラム1は、ステアリングホイー
ル21側のアウタコラム41と電動アシスト機構19側
のインナコラム43とからなっており、アウタコラム4
1とインナコラム43とが摺動自在に結合されている。
また、ステアリングアッパシャフト11も、ステアリン
グホイール21側のアウタシャフト45と電動アシスト
機構19側のインナシャフト47とからなっており、ア
ウタシャフト45とインナシャフト47とがセレーショ
ン結合されている。本実施形態の場合、ステアリングア
ッパシャフト11では、アウタシャフト45とインナシ
ャフト47とが比較的タイトにセレーション結合されて
おり、これにより、コラプス時に衝撃エネルギを吸収す
る衝撃吸収機構が形成されている。
【0016】図3(図2中のB矢視図)および図4(図
2中のC−C断面図)に示したように、チルト機構3
は、クロスメンバ7に締結されたコ字断面形状の固定ブ
ラケット51と、固定ブラケット51を挟み込むかたち
でステアリングコラム1(アウタコラム41)に溶接・
一体化された移動ブラケット53と、両ブラケット5
1,53を貫通するチルトボルト55とを主要構成部材
としている。固定ブラケット51の側面には前方が開い
たU字型のボルト保持溝57が形成される一方、移動ブ
ラケット53の側面にはピボットピン5を中心とする円
弧状の長孔59が形成されており、これらボルト保持溝
57と長孔59とにチルトボルト55が嵌り込んでい
る。チルトボルト55はチルトレバー23と一体または
分離可能なナット61に螺合しており、運転者がチルト
レバー23を操作することにより、移動ブラケット53
(すなわち、ステアリングコラム1)が固定ブラケット
51に対して固定あるいは開放される。
【0017】固定ブラケット51の内側面にはL字断面
形状のスティフナプレート62が溶接・一体化されてお
り、スティフナプレート62の後面には後方に向けて矩
形断面形状のガイドプレート63が溶接・一体化されて
いる。ガイドプレート63は、ステアリングコラム1の
チルト作動範囲の上限位置において、ステアリングコラ
ム1の上面と所定の間隙tをもって対峙している。ま
た、ガイドプレート63の後部には、その下面から上面
にかけて低摩擦素材(例えば、PTFE等の合成樹脂)
からなるスリップシート65が貼着されている。
【0018】以下、第1実施形態の作用を説明する。車
両の衝突に伴い運転者がステアリングホイール21に二
次衝突すると、ステアリングアッパシャフト11とステ
アリングコラム1とには前向きの荷重が作用する。そし
て、その荷重が所定の値を超えた場合、インナシャフト
47がアウタシャフト45に進入し、ステアリングアッ
パシャフト11がコラプスする。また、アウタコラム4
1が所定量前進すると、図5に示したように、チルトボ
ルト55がボルト保持溝57から前方に抜け出し、固定
ブラケット51から移動ブラケット53(ステアリング
コラム1)が脱落してピボットピン5を揺動中心にして
自由に揺動する。この際、ステアリングコラム1には、
運転者に対して傾斜配置されているため、運転者の衝突
によって上方に跳ね上げる力が作用する。
【0019】ところが、本実施形態の場合、ステアリン
グコラム1が若干量上方に揺動すると、ガイドプレート
63の下面にステアリングコラム1の上面が当接し、ス
テアリングコラム1が所定の揺動角度で係止される。こ
れにより、ステアリングアッパシャフト11に作用する
曲げモーメントがごく小さくなり、そのコラプスが円滑
に行われることになる。尚、ステアリングコラム1は、
摩擦係数の低いスリップシート65を介してガイドプレ
ート63に接触するため、殆ど摩擦抵抗の無い状態でガ
イドプレート63に対して摺動する。
【0020】図6は、本発明の第2実施形態に係るステ
アリング装置を示す要部断面図である。第1実施形態の
ステアリング装置では、電動アシスト機構を備えない他
は第1実施形態と略同様の構成が採られているが、ガイ
ドプレート63の形状等が異なっている。すなわち、ガ
イドプレート63は、スティフナプレートを兼ねたT字
断面形状の鋼板プレス成形品であり、その下面に弾性素
材(本実施形態では、PP等の合成樹脂)からなるスト
ッパプレート67が貼着されている。ストッパプレート
67は、ステアリングコラム1のチルト作動範囲の上限
位置において、ステアリングコラム1の上面と当接(弾
性接触)する。
【0021】以下、第2実施形態の作用を説明する。第
2実施形態においても、運転者の二次衝突時によりステ
アリングコラム1が脱落し、ステアリングコラム1が若
干量上方に揺動すると、ストッパプレート67の下面に
ステアリングコラム1の上面が当接し、これにより、ス
テアリングコラム1が所定の揺動角度(チルト作動範囲
の上限位置)で係止される。また、ストッパプレート6
7が潤滑性を有する合成樹脂により製作されているた
め、第1実施形態と同様に、ステアリングコラム1の摺
動が円滑に行われる。一方、本実施形態では、ストッパ
プレート67が弾性素材であるため、チルト調整時にス
テアリングコラム1を上端まで移動させた際の衝撃が吸
収され、チルトボルト55と移動ブラケット53との衝
突による金属打音や当接部の変形も防止される。
【0022】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、ガイドプレートに低摩擦素
材や弾性素材を貼着するようにしたが、これらは必ずし
も必要ではない。また、上記各実施形態では、ステアリ
ング装置の構成部材たるスティフナプレート62にガイ
ドプレート63を固着あるいは一体成形させるようにし
たが、図7に示したようにクロスメンバ7等の車体構造
部材にガイドプレート63を固着(図示例では、ボルト
締め)させるようにしてもよい。また、上記各実施形態
はチルト機構を有する衝撃吸収式ステアリング装置に本
発明を適用したものであるが、チルト機構を備えないも
のに適用してもよい。また、ステアリングアッパシャフ
トに設けるコラプシブル機構としては、実施形態で挙げ
たセレーションタイプの他、メッシュタイプやボールタ
イプ等を採用してもよい。その他、チルト機構の具体的
構成やステアリングシャフトやステアリングコラム等の
具体的形状等についても、本発明の主旨を逸脱しない範
囲であれば、適宜変更可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る衝撃吸
収式ステアリング装置や自動車によれば、後端部にステ
アリングホイールが装着されると共に、コラプシブル機
構が設けられたステアリングアッパシャフトと、その内
部に前記ステアリングアッパシャフトを回動自在に支持
するステアリングコラムと、このステアリングコラムの
前端側に形成され、車体構造部材へのステアリングコラ
ム前部の固定に供される第1のコラムブラケットと、前
記ステアリングコラムの後端側に形成され、車体構造部
材へのステアリングコラム後部の固定に供されると共
に、当該ステアリングコラム後部が当該車体構造部材に
対して前方に離脱することを許容する第2のコラムブラ
ケットと、前記ステアリングコラムにおける前記第1の
コラムブラケットと前記第2のコラムブラケットとの間
に設けられ、前記ステアリングアッパシャフトのコラプ
ス動に伴って作動するコラプシブル機構とを備えた衝撃
吸収式ステアリング装置や同ステアリング装置を備えた
自動車において、前記固定ブラケットあるいは車体構造
部材には、前記ステアリングホイールへの衝撃力により
前記固定ブラケットから前記移動ブラケットが離脱し、
前記ステアリングコラム後部が前方に移動する際におけ
る当該ステアリングコラムの上方への移動を規制するべ
く、当該ステアリングコラムの上面が当接するガイドプ
レートを固着するようにしたため、運転者の二次衝突に
よりステアリングホイールに上方に跳ね上げる力が作用
しても、ガイドプレートによりステアリングコラムの上
方への揺動が規制されるため、ステアリングシャフトや
ステアリングコラムの撓みが殆ど起こらず、両者のコラ
プスが円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリング装置の第1実施形態
を示す側面図である。
【図2】図1中のA部拡大断面図である。
【図3】図2中のB矢視図である。
【図4】図2中のC−C断面図である。
【図5】第1実施形態の作用を示す説明図である。
【図6】本発明に係るステアリング装置の第2実施形態
を示す要部断面図である。
【図7】本発明に係る自動車の要部を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥ステアリングコラム 3‥‥チルト機構 5‥‥ピボットピン 7‥‥クロスメンバ 11‥‥ステアリングアッパシャフト 19‥電動アシスト機構 21‥‥ステアリングホイール 23‥‥チルトレバー 41‥‥アウタコラム 43‥‥インナコラム 45‥‥アウタシャフト 47‥‥インナシャフト 51‥‥固定ブラケット 53‥‥移動ブラケット 55‥‥チルトボルト 63‥‥ガイドプレート 65‥‥スリップシート 67‥‥ストッパプレート
フロントページの続き (72)発明者 松本 栄 群馬県前橋市総社町一丁目8番1号 日本 精工株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DC16 DC17 DC39 DD02 DD19 DD25 DE06 DE22 DE45 DE54 3D033 CA02 3J066 AA04 AA23 BA03 BB01 BD07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後端部にステアリングホイールが装着され
    ると共に、コラプシブル機構が設けられたステアリング
    アッパシャフトと、 その内部に前記ステアリングアッパシャフトを回動自在
    に支持するステアリングコラムと、 このステアリングコラムの前端側に形成され、車体構造
    部材へのステアリングコラム前部の固定に供される第1
    のコラムブラケットと、 前記ステアリングコラムの後端側に形成され、車体構造
    部材へのステアリングコラム後部の固定に供されると共
    に、当該ステアリングコラム後部が当該車体構造部材に
    対して前方に離脱することを許容する第2のコラムブラ
    ケットと、 前記ステアリングコラムにおける前記第1のコラムブラ
    ケットと前記第2のコラムブラケットとの間に設けら
    れ、前記ステアリングアッパシャフトのコラプス動に伴
    って作動するコラプシブル機構とを備えた衝撃吸収式ス
    テアリング装置において、 前記固定ブラケットには、前記ステアリングホイールへ
    の衝撃力により前記固定ブラケットから前記移動ブラケ
    ットが離脱し、前記ステアリングコラム後部が前方に移
    動する際における当該ステアリングコラムの上方への移
    動を規制するべく、当該ステアリングコラムの上面が当
    接するガイドプレートが固着されたことを特徴とする衝
    撃吸収式ステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記ガイドプレートには、少なくとも前記
    ステアリングコラムとの当接部位が低摩擦素材により形
    成されたことを特徴とする、請求項1記載の衝撃吸収式
    ステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記ステアリングコラムがチルト機構を有
    し、当該ステアリングコラムがチルト調整範囲の上限で
    前記ガイドプレートと当接することを特徴とする、請求
    項1または2記載の衝撃吸収式ステアリング装置。
  4. 【請求項4】後端部にステアリングホイールが装着され
    ると共に、コラプシブル機構が設けられたステアリング
    アッパシャフトと、 その内部に前記ステアリングアッパシャフトを回動自在
    に支持するステアリングコラムと、 このステアリングコラムの前端側に形成され、車体構造
    部材へのステアリングコラム前部の固定に供される第1
    のコラムブラケットと、 前記ステアリングコラムの後端側に形成され、車体構造
    部材へのステアリングコラム後部の固定に供されると共
    に、当該ステアリングコラム後部が当該車体構造部材に
    対して前方に離脱することを許容する第2のコラムブラ
    ケット、 前記ステアリングコラムにおける前記第1のコラムブラ
    ケットと前記第2のコラムブラケットとの間に設けら
    れ、前記ステアリングアッパシャフトのコラプス動に伴
    って作動するコラプシブル機構とを備えた衝撃吸収式ス
    テアリング装置が装着された自動車において、 前記車体構造部材には、前記ステアリングホイールへの
    衝撃力により前記固定ブラケットから前記移動ブラケッ
    トが離脱し、前記ステアリングコラム後部が前方に移動
    する際における当該ステアリングコラムの上方への移動
    を規制するべく、当該ステアリングコラムの上面が当接
    するガイドプレートが固着されたことを特徴とする自動
    車。
  5. 【請求項5】前記ガイドプレートには、少なくとも前記
    ステアリングコラムとの当接部位が低摩擦素材により形
    成されたことを特徴とする、請求項4記載の自動車。
  6. 【請求項6】前記ステアリングコラムがチルト機構を有
    し、当該ステアリングコラムがチルト調整範囲の上限で
    前記ガイドプレートと当接することを特徴とする、請求
    項4または5記載の自動車。
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