JP2000127350A - インキチャンバ―ドクタ―を印刷機械のアニロックスロ―ラ―に位置決めしたり取外したりするための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 インキチャンバードクターの中央平面が、ド
クターブレードの摩耗にかかわらず、常にアニロックス
ローラーの直径平面と整合することを保証する印刷機械
の装置。 【解決手段】 インキチャンバードクター１９のストリ
ップ形状ハウジング２０の側面は、側部材のガイドに使
用することができるガイド手段１４，４３を有する。イ
ンキチャンバードクター１９は、インキチャンバードク
ター１９の中央平面とアニロックスローラー１１の軸線
の両方を含む平面内で、アニロックスローラー１１に位
置決めされるまで、少なくともアニロックスローラー１
１に面したガイド１４，４３の端領域内で摺動すること
ができその上、インキチャンバードクター１９をアニロ
ックスローラー１１に押付けるための、及び／又はイン
キチャンバードクター１９をアニロックスローラー１１
に保持するための手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の形状に配置
された２つのドクターブレードを支持し、アニロックス
ローラーブロックの側部材に取付けられ、かつ印刷機の
印刷ローラーの方向にガイド内を摺動することができる
インキチャンバードクターを印刷機械のアニロックスロ
ーラーに位置決めしたり取外したりするための装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】中央イ
ンキ溝を有するストリップ形状ハウジングと、ドクター
の側面に固定され、かつ中央平面に対して対称であり、
側シールをなすドクターブレードとを有するインキチャ
ンバードクターを、旋回レバー及び、該レバーに作用す
る圧力媒体ピストン−シリンダーユニットを使用してア
ニロックスローラーに押付けることが知られている。こ
のインキチャンバードクターの旋回可能な装着の結果、
ドクターブレードが不均一な摩耗を受け、摩耗が増大す
るにつれて、インキチャンバードクターがアニロックス
ローラーの直径平面に対して僅かに傾斜する傾向がある
ので、アニロックスローラーに対するドクターブレード
の位置が変化する。ドクターブレードのひどい摩耗の場
合には、インキチャンバードクターの中央平面はアニロ
ックスローラーの直径平面から大きく回転するので、適
切なドクター作用がもはや保証されない。

【０００３】従って、本発明の目的は、インキチャンバ
ードクターの中央平面が、常にアニロックスローラーの
直径平面と整合する装置、特に、ドクターブレードの摩
耗にかかわらずインキチャンバードクターの中央平面が
アニロックスローラーの直径平面と常に整合することを
保証する序文に記載したタイプの装置を提供することに
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は序文に記載した
タイプの装置、即ち、インキチャンバードクターのスト
リップ形状ハウジングの側面が、アニロックスローラー
ブロックの側部材のガイドに使用することができるガイ
ド手段を備え、インキチャンバードクターが、インキチ
ャンバードクターの中央平面とアニロックスローラーの
軸線とを含む平面で前記アニロックスローラーの適所に
配置されるまで、インキチャンバードクターを少なくと
もアニロックスローラーに面したガイドの端領域におい
て摺動させることができ、かつインキチャンバードクタ
ーをアニロックスローラーに押付け、及び／又はインキ
チャンバードクターをアニロックスローラーに保持する
ための手段を備えた装置によって、この問題を解決し
た。

【０００５】インキチャンバードクターの中央平面であ
るインキチャンバードクターの変位平面がアニロックス
ローラーの直径平面と整合しているので、インキチャン
バードクターは、適所に配置され、かつアニロックスロ
ーラーに押付けられたとき、それ自身平行なままである
から、インキチャンバードクターの中央平面に対称に配
置されたドクターブレードは、均一にのみ摩耗し、イン
キチャンバードクターの摩耗の度合いに関わりなく、ア
ニロックスローラーに対して同じ正しい角度位置が常に
維持される。

【０００６】有利には、ガイド手段はインキチャンバー
ドクターの面に連結された支持部に配置される。

【０００７】好ましい実施形態では、ガイド手段が中央
平面内で間隔を隔てた２本のボルトを有し、ガイドは、
側部材に凹部として設けられた溝からなる。これらの溝
はアニロックスローラーの直径平面と整合する。

【０００８】好ましくは、ボルトは、ボルトの中心線か
ら延びる平面に平行な２つの平行な側面を有するスライ
ダーを貫通し、該スライダーは溝の直線部分の末端の両
側に配置されたガイド部材又はロール上を走る。この設
計では又、ドクターブレードの摩耗に関わらず、インキ
チャンバードクターの中央平面がアニロックスローラー
の直径平面に整合することを保証するために、インキチ
ャンバードクター用の直線ガイドを用いる。

【０００９】有利には、溝の直線端部は、頂部が開放し
た、側部材の凹部から延び、該凹部にインキチャンバー
ドクターのガイドボルトを挿入することができる。

【００１０】凹部の底側は溝の底側面と整合する。

【００１１】他の好ましい実施形態では、凹部の底側に
は、溝の反対側の端に、ボルトの半径と等しい半径のほ
ぼ半円形の凹部が設けられ、その各凹部に各ボルトを挿
入することができ、少なくとも一方の側部材には、当接
面に載ったフック形状のラッチが設けられ、インキチャ
ンバードクターが凹部の中に挿入されたボルトを中心に
旋回した後、該ラッチによって、他方のボルトを止める
ことができる。このようにして、アニロックスローラー
から引っ込められたインキチャンバードクターを旋回さ
せることができるので、ドクターブレード及びインキ溝
に容易に接近できる。

【００１２】案内用の傾斜面を有する支持部が、凹部の
中央領域に配置されていて、インキチャンバードクター
のボルトを挿入する目的に役立つ。これらの傾斜した平
面は、ドクターブレードを下方に向けて凹部に挿入され
たインキチャンバードクターを、溝の直線ガイド部分に
入るように確実に９０゜正確に回転させることができ、
これによりインキチャンバードクターがアニロックスロ
ーラーに対称的に押付けられることを保証する。

【００１３】本発明の他の実施形態では、バネ負荷式レ
バーが、直線ガイド溝より上で、側部材に設けられ、該
レバーはテーパのないスロットを有し、かつリンク仕掛
け又はパイプを介して連結され、側部材に同期的に回動
可能に取付けられる。ドクターブレードに面したインキ
チャンバードクターのボルトが直線ガイド溝に入ったと
き、該ボルトはレバーのスロットに入る。これらレバー
は、インキチャンバードクターを、傾斜させないように
アニロックスローラーの適所に位置決めすることができ
ることを保証する。

【００１４】有利には、インキチャンバードクターがア
ニロックスローラーの方向に移動するとき、ボルトがス
ロットの中に入るにつれて張力が増すバネによってレバ
ーに負荷がかけられ、それにより、スプリングの力線が
レバーの旋回軸線を通り過ぎたとき、バネは容易に撓む
撓むバネ作用でインキチャンバードクターをアニロック
スローラーに向って移動させる。

【００１５】インキチャンバードクターを必要な圧力で
アニロックスローラーに押付けるために、レバーは圧力
媒体シリンダーのピストン用の当接部を備える。

【００１６】本発明の１つの実施形態を、図面を参照し
て、以下に詳細に説明する。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１は、印刷機械（詳細には図示
せず）の２つの側部材の側フレーム１を示し、該側フレ
ームに対抗圧胴２が取付けられ、２つの印刷ユニット
４、４'のブロック軸受印刷胴３、３'を対抗圧胴のとこ
ろに取付けることができる。印刷ユニット４、４'は側
部材の窓を通して見え、それによって、窓の切除部下
に、印刷ローラー軸受ブロック５、５'用のガイド、及
びアニロックスローラー軸受ブロック６、６'用のガイ
ドがある。

【００１８】軸受ブロック５、６を、図２に示す、それ
らのガイドレール７上で双矢印Ａ及びＢの方向に通常の
仕方で移動させることができる。反対側の側フレームに
は対応するガイドレールが設けられ、印刷ローラー及び
アニロックスローラーの軸受ブロックをそのガイドレー
ル上で同期的に移動させることができる。

【００１９】図２から明らかなように、印刷ローラー３
はブロック８を支える。印刷すべき巻取り紙９が対抗圧
ローラー２の上を走る。

【００２０】アニロックスローラー軸受ブロック６の側
部材（図２に一方の側部材１０だけを示す）には、アニ
ロックスローラー１１が通常の仕方で取付けられる。作
動時、図６に示すように、インキチャンバードクター１
９が適所に配置され、かつアニロックスローラー１１に
押付けられる。側フレーム１０の内側には、頂部が開放
した凹部１２が設けられ、該凹部１２の段状の底側１３
は、アニロックスローラー１１の直径平面に走る溝１４
の底側面と整合する。溝１４の床面は凹部１２の側壁と
整合する。凹部１２には、三角形支持部１５があり、そ
の側面１６、１７がガイドを形成する。凹部１２の底側
１３は、溝１４と反対側に幾分半円形の凹部１８を有す
る。

【００２１】凹部１２は、挿入すべきインキチャンバー
ドクター１９をインキユニットに導入するのに役立つ。
インキチャンバードクター１９は、長手方向に延びるス
トリップ形状（strip-shaped）のハウジング２０を有
し、その一方の側にインキ溝２１が設けられている。ハ
ウジング２０には、インキ溝２１の両側に、インキ溝２
１を通る長手方向中央平面に対称に屋根形傾斜面が設け
られ、図６に示すドクターブレード２２、２３が、長手
方向中央平面に対称に、通常の仕方で屋根形傾斜面上に
固定される。インキ溝２１の外側は通常の仕方で、シー
ルで閉鎖される。インキを供給し、そしてそれを排出す
るのに役立つ管路はより良い概観のために図示されな
い。

【００２２】底の方に突出したこれら支持部２５は、イ
ンキチャンバードクター１９の平行面２４に連結され
る。間隔を隔てたボルト２６、２７は、インキチャンバ
ードクターの中央平面で前記支持部に固定される。ボル
ト２６、２７は直角スライダー２８を貫き、スライダー
２８の摺動面２９、３０はインキチャンバードクター１
９の長手方向中央平面に平行である。支持部２５の前側
とスライダー２８との間には、図２に示すように隙間が
ある。ボルト２６、２７はスライダー２８を越えて突出
す。

【００２３】２つのレバー３２が、ガイド溝１４より上
で、側部材１０に回動可能に取付られる。同期運動のた
めに、前記レバーをバー又はパイプ３４に回動するよう
に取付けられたパイプ３３に固定する。側部材１０に永
久的に連結されたパイプ３４は横材を形成する。レバー
３２には、軸ジャーナル３５を中心に旋回することがで
き、かつレバー３２と平行なバー３６が設けられ、該バ
ー３６は、一方では支持アイに、他方では、側部材１０
に固定された当接部３８に支えられた圧縮バネ３７を取
付けるのに役立つ。圧縮バネ３７とジャーナル３５は、
レバー３２が図３に示す位置から図６に示す位置へ旋回
するときに、圧縮バネの力線がパイプ３３の軸線を通り
過ぎ、パイプ３３の軸線によって形成された死点を通り
過ぎた後、バネがレバー３２に反対旋回方向に対して負
荷をかけるように配置する。

【００２４】レバー３２の自由端にはテーパのないスロ
ット４０が設けられる。スロット４０によって分割され
たレバーの底脚部４１はより長く設計され、そしてレバ
ーの底端に内方に向いた突出部４２を有する。

【００２５】ガイドロール４３が、溝１４の両側に、前
記溝に平行な列を成して配列される。

【００２６】インキチャンバードクターは、インキチャ
ンバードクターを浸漬させるために、図３に示すよう
に、インキ溝２１を下方に向けて、特に、スライダー２
８を越えて突出するボルト２７の底側のピンが、傾斜面
１６及びこれと向い合った傾斜面４５を越えて凹部１２
の中に挿入され、ついには、ボルト２７の端が凹部１２
の底面１３に当たるように、アニロックスローラー軸受
ブロックに案内される。インキチャンバードクターのこ
の位置は図４から明らかである。この位置では、ボルト
２７の自由に突出した底端部も、レバー３２の底脚部４
１の突出部４２に載る。次いで、インキチャンバードク
ター１９を、図４に示す位置から、図５に示す位置へ９
０゜旋回させる。この位置では、ガイドボルト２６、２
７の突出端部は溝１４と整合する。ボルト２７はスライ
ダー２８と支持部２５との間の部分にあり、同時に、レ
バー３２のスロット４０の入口の領域にある。この段階
で、インキチャンバードクター１９を、例えば手動で、
アニロックスローラー１１の方向に、この位置へ移動さ
せる。この変位過程中、圧縮バネ３７の張力（tensio
n）は、圧縮バネの力線がパイプ３３の中心軸線を通り
過ぎるまで増加するので、レバー３２は、今度は、図６
に示すように、インキチャンバードクター１９を、アニ
ロックスローラー１１に当てるようにする。インキチャ
ンバードクターを移動させてアニロックスローラーに当
てた後、側部材に回動可能に取付けられた圧力媒体シリ
ンダー５１によってピストンロッド５０を移動させ、ピ
ストンロッド５０はその圧力部材５２で突出部４２に当
り、そして、レバー３２によってインキチャンバードク
ター１９の中央をアニロックスローラー１１に押付け
る。

【００２７】従来の仕方でドクターブレード２２、２３
を交換し、又はインキチャンバードクターを修理するこ
とになれば、インキチャンバードクター１９を、ボルト
２６が凹部１８に落ち込むまで、ガイド溝１４の中へ、
凹部１２の底縁１３上で後方に摺動させる。この位置で
は、反対側のボルト２７は溝１４を離れ、インキチャン
バードクターは凹部１８の中のボルト２６を中心に、図
７に示す位置に旋回することができ、その位置では、ボ
ルトは側部材の当接面６０で支えられる。フック６１を
備えたラチェットレバー６２を、当接面６０より上で、
側部材に固定された軸ジャーナル６３を中心に回動させ
ることができる。このラチェットレバー６２は、図７に
示すインキチャンバードクターの位置でボルト２７の片
持ちピンの後ろに係合するので、インキチャンバードク
ターは、図７に示すように容易に接近できる位置に固定
される。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、印刷機械の共通の対抗圧胴に位置決め
された２つのインキユニットの概略側面図である。

【図２】図２は図１の印刷ユニットの側面の上面図であ
る。

【図３】図３は、インキチャンバードクターを挿入した
印刷ユニットの、図２のIII−IIIに沿った断面図であ
る。

【図４】図４は、インキチャンバードクターの挿入中
の、図３に対応する図である。

【図５】図５は、インキチャンバードクターがガイド溝
の入口に到達した、インキチャンバードクターの挿入中
の、図３及び４に対応する図である。

【図６】図６は、インキチャンバードクターがアニロッ
クスローラーにおける、その押付け位置にある、図３乃
至５に対応する図である。

【図７】図７は、インキチャンバードクターがガイド溝
から引っ込められ、ドクターブレード及びインキ溝に接
近できる旋回位置で止められた図３に対応する図であ
る。

【符号の説明】

３ 印刷ローラー １１ アニロックスローラー １２ 凹部 １４ 溝 １９ インキチャンバードクター ２０ ハウジング ２１ インキ溝 ２２、２３ ドクターブレード ２６、２７ ガイドボルト ２８ スライダー ３２ レバー ３６ バー ３７ 圧縮バネ ４０ スロット ４２ 突出部 ４３ ガイドロール ５１ 圧力媒体シリンダー

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 屋根の形状に配置された２つのドクター
   ブレード（２２、２３）を有し、かつガイド（７）内で
   印刷機械の印刷ローラー（３）の方向に摺動させること
   ができるアニロックスローラーブロック（６）の側部材
   （１０）に取付けられたインキチャンバードクター（１
   ９）を、印刷機械のアニロックスローラー（１１）に位
   置決めしたり取外したりするための装置において、 インキチャンバードクター（１９）のストリップ形状ハ
   ウジング（２０）の側面（２４）が、側部材（１０）の
   ガイド（１４、４３）に使用することができるガイド手
   段（２６、２７、２８）を有し、 インキチャンバードクター（１９）を、該インキチャン
   バードクターがインキチャンバードクター（１９）の中
   央平面とアニロックスローラー（１１）の軸線の両方を
   含む平面内で、前記アニロックスローラーの適所に位置
   決めされるまで、少なくともアニロックスローラーに面
   したガイドの端領域内で摺動させることができ、更に、
   インキチャンバードクター（１９）をアニロックスロー
   ラー（１１）に押付け、及び／又はインキチャンバード
   クターをアニロックスローラーに保持するための手段
   （５０、５１、５２）を備える、ことを特徴とする前記
   装置。
2. 【請求項２】 ガイド手段が、インキチャンバードクタ
   ー（１９）の面（２４）に連結された支持部（２５）に
   位置決めされることを特徴とする、請求項１に記載の装
   置。
3. 【請求項３】 ガイド手段が、インキチャンバードクタ
   ーの中央平面で間隔を隔てた２本のボルト（２６、２
   ７）を有し、ガイドが、側部材（１０）に凹部として設
   けられた溝（１４）からなることを特徴とする、請求項
   １又は２に記載の装置。
4. 【請求項４】 ボルト（２６、２７）が、ボルト（２
   ６、２７）の中心線から延びる平面に平行な２つの平行
   な側面（２９、３０）を有するスライダー（２８）を貫
   き、前記スライダーが、溝（１４）の直線部分の両側に
   配置されたガイド部材又はロール（４３）上を走ること
   を特徴とする、請求項１乃至３の何れか１項に記載の装
   置。
5. 【請求項５】 溝（１４）の直線端部が、頂部が開放し
   た凹部（１２）から延び、開放した頂部にガイドボルト
   （２６、２７）を挿入することができることを特徴とす
   る、請求項１乃至４の何れか１項に記載の装置。
6. 【請求項６】 凹部（１２）の底側（１３）が溝（１
   ４）の底側面と整合することを特徴とする、請求項１乃
   至５の何れか１項に記載の装置。
7. 【請求項７】 凹部（１２）の底側（１３）には、ボル
   ト（２６）の半径と等しい半径のほぼ半円形の凹部（１
   ８）が、溝（１４）と反対側の端に設けられ、各ボルト
   （２６）を各凹部（１８）に挿入することができ、少な
   くとも一方の側部材には当接面（６０）に載ったフック
   形状ラッチ（６２）が設けられ、インキチャンバードク
   ター（１９）が凹部（１８）に挿入されたボルト（２
   ６）を中心に旋回した後、前記ラッチ（６２）によって
   他方のボルト（２７）が止められることを特徴とする、
   請求項１乃至６の何れか１項に記載の装置。
8. 【請求項８】 案内用の傾斜面（１６、１７）を有する
   支持部（１５）が凹部（１２）の中央領域に配置され、
   インキチャンバードクター（１９）のボルト（２６、２
   ７）を挿入する目的に役立つことを特徴とする、請求項
   １乃至７の何れか１項に記載の装置。
9. 【請求項９】 テーパーのないスロット（４０）を有
   し、かつリンク仕掛け又はパイプを介して側部材（１
   ０）に連結されたレバー（３２）が、直線ガイド溝（１
   ４）より上で、同期的に回動可能に取付けられ、ボルト
   が直線ガイド溝（１４）に入るとき、インキチャンバー
   ドクターのドクターブレード（２２、２３）に面したボ
   ルト（２７）がレバーのスロット（４０）の中に入るこ
   とを特徴とする、請求項１乃至８の何れか１項に記載の
   装置。
10. 【請求項１０】 インキチャンバードクター（１９）が
    アニロックスローラー（１１）の方向に移動するとき、
    ボルト（２７）がスロット（４０）に入るにつれて張力
    が増すバネ（３７）によってレバー（３２）に負荷がか
    けられ、バネの力線がレバー（３２）の旋回軸線を通り
    過ぎたとき、前記バネ（３７）はインキチャンバードク
    ターを、容易に撓むバネ作用でアニロックスローラー
    （１１）に向って移動させることを特徴とする、請求項
    １乃至９の何れか１項に記載の装置。
11. 【請求項１１】 レバー（３２）は圧力媒体シリンダー
    （５１）のピストン（５０）用の当接部（４２）を備え
    ていることを特徴とする、請求項１乃至１０の何れか１
    項に記載の装置。