JP2000127080A - 表皮材のトリムカット用治具 - Google Patents

表皮材のトリムカット用治具

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JP2000127080A
JP2000127080A JP10297220A JP29722098A JP2000127080A JP 2000127080 A JP2000127080 A JP 2000127080A JP 10297220 A JP10297220 A JP 10297220A JP 29722098 A JP29722098 A JP 29722098A JP 2000127080 A JP2000127080 A JP 2000127080A
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Hiroaki Miya
太昭 宮
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂芯材と表皮材との貼合せ成形体における
表皮材の端末処理における表皮材のトリムカット処理を
治具化することにより、端末処理作業を手際良くかつ精
度良く行なう。 【解決手段】 作業台20上に、加工対象のトリムカッ
トラインに沿って設置されるLMガイド31,41と、
このLMガイド31,41に摺動自在に装着されるスラ
イダ32,42と、スライダ32,42に設置されるト
リムカット刃33,50と、このトリムカット刃33,
50を覆うプロテクタ34,(駒51)と操作用把手3
5,(操作レバー48)とを備え、トリムカット刃3
3,50を余剰の表皮材11bをカットするカット位置
に位置させ、スライダ32,42を操作用把手35,
(操作レバー48)の操作により摺動動作させて、表皮
材11bを手際良くカット処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯材表面に表皮材
を貼着してなる貼合せ成形体において、余剰の表皮材を
手際良く、かつ美麗にカット処理できる表皮材のトリム
カット用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には各種内装部品が設
置されており、ドアパネルには、図12に示すドアトリ
ム1が内装されている。このドアトリム1は、図13に
示すように、所望の曲面形状に成形され、保形性とドア
パネルへの取付剛性を備えた芯材2と、芯材2表面に一
体貼着され、表面風合,クッション性等を備えた表皮材
3とから構成されている。
【0003】そして、ドアトリム1は、量産部品である
ため、プレス成形やモールドプレス成形、射出成形等に
より芯材2と表皮材3とを一体成形するのが主流であ
り、かつ、ドアトリム1の上端縁には、下方向にフラン
ジ4を折曲形成し、ドアウインドウガラスをシールする
ドアインナーシール5が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、芯材2と
表皮材3との積層体からなる内装部品においては、成形
後の端末処理として表皮材3の余剰部分をトリムカット
処理しているが、従来は、カッター等による手作業のた
め、例えば、図14(a)に示すように、カット不足の
場合には、ドアインナーシール5の適正な姿勢が得られ
ず、図中矢印で示すように、表皮材3によりドアインナ
ーシール5がドアウインドウ側に押しやられ、ドアウイ
ンドウガラスの昇降操作時、過度の力を必要とし、円滑
なドアウインドウガラスの昇降操作が得られないという
欠点があった。
【0005】逆に表皮材3を過剰にカットした場合は、
図14(b)に示すように、芯材2の露出部2aが室内
側から目立ち、著しい美観の低下を招くという欠点があ
った。
【0006】また、ドアインナーシール5の設置箇所ば
かりでなく、ドアパネルと突き合わされる側縁部(図1
2中符号aで示す)においても、表皮材3のカット処理
を適切に行なわない場合には、相手部品との干渉や芯材
2の露出による意匠性の低下を招くという問題点があっ
た。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、芯材表面に表皮材を一体貼着してなる貼合せ
成形体における、表皮材の端末処理を手際良く、かつ美
麗に行なえる表皮材のトリムカット用治具を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、芯材表面に表皮材
を貼着してなる貼合せ成形体の余剰の表皮材をトリムカ
ット処理する表皮材のトリムカット用治具において、前
記トリムカット用治具は、表皮材のトリムカットライン
に沿って作業台上に固着されるLMガイドと、このLM
ガイトに沿ってスライド自在に装着されるスライダと、
このスライダに設置されるトリムカット刃と、上記スラ
イダを摺動させる操作部を備え、上記スライダの摺動動
作により表皮材の余剰部分をカット処理するようにした
ことを特徴とする。
【0009】次いで、本願の請求項2記載の発明は、前
記トリムカット用治具は、前記トリムカット刃を被覆す
るプロテクタが取り付けられており、このプロテクタに
は、カット対象となる表皮材を挿通させるガイド溝が設
けられていることを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項3記載の発明は、前記
トリムカット用治具は、スライダの上面にトリムカット
刃を備えた進退部材がスライダの摺動方向と直交する方
向に進退自在に設置され、操作レバーの操作により進退
部材を加工対象側に前進操作させた際、進退部材の駒が
表皮材に当接することにより、駒が停止し、進退部材と
トリムカット刃が加工対象側に前進し、トリムカット刃
が表皮材に突き刺さり、その状態でスライダをLMガイ
ドに沿って摺動操作することにより、所望のトリムカッ
トラインに沿って表皮材をカット処理するようにしたこ
とを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、表
皮材カットラインに沿って作業台上にLMガイドが設置
され、このLMガイドに沿ってスライダを摺動操作させ
れば、スライダに固着されるているトリムカット刃によ
り、表皮材の余剰部分を適切にカット処理できる。
【0012】次いで、請求項2記載の発明によれば、ト
リムカット刃の上面にプロテクタが設置されており、こ
のプロテクタに設けられているガイド溝内にカットすべ
き表皮材を挿通させてスライダを摺動操作することによ
り、表皮材がガイド溝内で確実に保持され、良好な表皮
材のカット処理が施せるとともに、表皮材のカット処理
後の端材もガイド溝内に収容でき、作業台上に散乱する
ことがない。
【0013】更に、請求項3記載の発明によれば、操作
レバーを操作することにより、テーブル上で進退部材を
前進操作させ、その際、トリムカット刃の上面に設置さ
れた駒は、表皮材に突き当たり、駒の前進動作が停止
し、トリムカット刃並びに進退部材が前進して突出し、
トリムカット刃が表皮材の余剰部分に突き刺さることに
なり、この状態でスライダをLMガイドに沿って摺動動
作させれば、表皮材の余剰部分を適切にカット処理でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表皮材のトリ
ムカット用治具の実施形態について、添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0015】図1乃至図3は本発明に係るトリムカット
用治具を適用して端末処理を施した自動車用ドアトリム
を示すもので、図1は自動車用ドアトリムの正面図、図
2は同自動車用ドアトリムの構成を示す断面図、図3は
同自動車用ドアトリムの分解図である。
【0016】また、図4乃至図8は本発明に係るトリム
カット用治具の第1実施形態を示すもので、図4はトリ
ムカット用治具をセットした作業台全体を示す全体図、
図5はトリムカット用治具の分解斜視図、図6,図7は
トリムカット用治具の構成を示す断面図、図8はトリム
カット用治具の端末処理操作を示す説明図である。
【0017】更に、図9乃至図11は本発明に係るトリ
ムカット用治具の第2実施形態を示すもので、図9はト
リムカット用治具の外観図、図10,図11は同トリム
カット用治具の各断面図であり、図10はトリムカット
刃の後退時の状態、図11はトリムカット刃の前進時の
状態をそれぞれ示す。
【0018】まず、本発明に係るトリムカット用治具を
適用する自動車用ドアトリムの構成について、図1乃至
図3に基づいて簡単に説明する。
【0019】自動車用ドアトリム10は、ドアトリムア
ッパー11とドアトリムロア12との上下二分割体から
構成されており、ドアトリムアッパー11は、タルクを
混入したポリプロピレン樹脂をモールドプレス成形金型
内で所望形状に成形してなる樹脂芯材11aと、樹脂芯
材11aのプレス成形時に金型内に予めセットされ、樹
脂芯材11aに一体貼着される表皮材11bとから構成
されており、表皮材11bとしては、クロス裏面にポリ
ウレタンを裏打ちした積層シート材料が使用されてい
る。
【0020】同様に、ドアトリムロア12においても、
モールドプレス成形によりタルクを混入したポリプロピ
レン樹脂を所望形状に成形してなる樹脂芯材12aと樹
脂芯材12aのモールドプレス成形時に一体化される表
皮材12bとから構成され、表皮材12bは、ドアトリ
ムアッパー11の表皮材11bと表面風合,感触等を相
違させてアクセント効果を付与するために、塩ビシート
裏面にポリエチレンフォームを裏打ちした積層シート材
料を使用している。
【0021】尚、ドアトリムアッパー11並びにドアト
リムロア12の素材並びに成形方法は、これに限定され
ることなく、PP複合樹脂板を芯材として使用し、コー
ルドプレス成形により樹脂芯材11a,12aと表皮材
11b,12bを一体プレス成形しても良い。また、図
示はしないが、ドアトリムアッパー11とドアトリムロ
ア12とは、超音波溶着固定、機械止め固定等により一
体化されている。
【0022】更に、ドアトリムアッパー11の上縁側に
は、図示しないドアウインドウガラスをシールするドア
インナーシール13を取り付けるためにインナーシール
用フランジ14が形成されており、ドアインナーシール
13を取り付けるインナーシール用フランジ14の上端
は、フランジ14面と面一となるように、表皮材11b
が過不足なくカット処理されており、従来の図14に示
すように切断木口が外部に露出したり、また、ドアイン
ナーシール13が不自然な取付姿勢を強いられることが
ないようになっている。
【0023】次いで、本発明に係るトリムカット用治具
を使用する箇所、すなわちトリムカットラインは、図3
に示すように、ドアトリムアッパー11の上縁部分aと
一方側縁部b並びにドアトリムロア12の一方側縁部c
であり、このトリムカットラインa,b,cに沿って表
皮材11b,12bは、精度良くカット処理が行なわれ
る。
【0024】次いで、図4乃至図8に基づいて、本発明
に係るトリムカット用治具の第1実施形態について説明
する。尚、トリムカット処理として、ドアトリムアッパ
ー11に適用した場合について説明する。
【0025】図4に示すように、ドアトリムアッパー1
1をセットする作業台20の2箇所、すなわちドアトリ
ムアッパー11の表皮材11bをカットするトリムカッ
トラインa,bのそれぞれに対応するように2箇所にト
リムカット用治具30が設置されている。
【0026】このトリムカット用治具30の構成は、図
5に示すように、トリムカットラインa,bに対応して
延びるLMガイド31と、このLMガイド31に沿って
摺動自在に装着されているスライダ32と、スライダ3
2の上面に設置されるトリムカット刃33を覆うように
スライダ32の上面に取り付けられるプロテクタ34と
プロテクタ34に取り付けられる操作用把手35とから
構成されている。
【0027】更に詳しくは、スライダ32に対してトリ
ムカット刃33並びにプロテクタ34は、スライダ32
の取付孔32aに対してトリムカット刃33の取付孔3
3aをスライダ32の取付孔32aの1箇所に合わせ、
更に、プロテクタ34の取付孔34aとスライダ32の
取付孔32aを合致させてビス36を挿通させて締付け
固定することにより、スライダ32に対してトリムカッ
ト刃33並びにプロテクタ34を固定するようにしてい
る。尚、プロテクタ34には、表皮材を挿通保持してガ
イドするガイド溝37が形成されている。
【0028】上記、トリムカット用治具30は上述した
ように構成されているが、加工対象であるドアトリムア
ッパー11のトリムカットラインa,bの高さ位置が異
なるため、ドアトリムアッパー11の上縁部分のトリム
カットラインaに対しては、図6に示すように、トリム
カット刃33の取付基準位置は、作業台20にドアトリ
ムアッパー11をセットした際、インナーシール用フラ
ンジ14面と一致するように取り付けられている。
【0029】また、ドアトリムアッパー11の他方側の
トリムカットラインbをカット処理するトリムカット用
治具30は、図7に示すように、ドアトリムアッパー1
1の両側縁部と同一高さにトリムカット刃33が位置す
るように、作業台20にエンボス凹部21が形成され、
このエンボス凹部21内にLMガイド31が固着されて
いる。
【0030】このように、ドアトリムアッパー11のカ
ットラインa,bのいずれの場合においても、図8に示
すように、ドアトリムアッパー11における表皮材11
bの余剰部分をプロテクタ34のガイド溝37内に挿通
させて、操作用把手35を操作することにより、スライ
ダ32をLMガイド31に沿って摺動動作させれば、表
皮材11bのカット処理を手際良く正確に行なえ、その
際、表皮材11bはガイド溝37内で保持されるため、
精度の良いカット処理が可能になるとともに、ガイド溝
37内に端材が収容されるため、端材が作業台上に散乱
することがなく、端材の除去も簡単に行なえる。
【0031】尚、このガイド溝37の溝幅としては、指
が入らない寸法であれば特に幅寸法を限定するものでは
ないが、3〜5mm程度が好ましい。また、トリムカッ
ト刃33を交換する際には、ビス36を緩めることによ
り、プロテクタ34をスライダ32から取り外せば、簡
単に行なうことができる。
【0032】次に、図9乃至図11は、本発明の第2実
施形態であるトリムカット用治具40の構成について説
明する。
【0033】図9に示すように、トリムカット用治具4
0は、トリムカットラインaに沿って設けられたLMガ
イド41と、このLMガイド41に沿って摺動自在に装
着されるスライダ42と、このスライダ42の上面にテ
ーブル43並びに支持部材44がボルト45により共締
め固定されており、支持部材44の軸孔46内に支持ロ
ッド47が挿通可能に支持され、この支持ロッド47
は、操作レバー48の操作により軸孔46内を摺動す
る。また、支持ロッド47の先端には、テーブル43上
を摺動する進退部材49が取り付けられており、この進
退部材49にトリムカット刃50が固着され、トリムカ
ット刃50上にプロテクタ機能をもつ駒51がスプリン
グ52により前進側に付勢された状態で取り付けられて
いる。
【0034】従って、図10に示すように、作業台20
上にドアトリムアッパー11をセットした後、操作レバ
ー48を上方に持ち上げれば、支持ロッド46が進退部
材49を作業台20側に前進させ、図11に示すよう
に、駒51が表皮材11bに突き当たり停止する。更
に、操作レバー48の操作を続行すると、スプリング5
2が圧縮されて駒51は停止したままで進退部材49が
前進し、トリムカット刃50が露出して表皮材11bに
突き刺さることになる。
【0035】そして、この状態で操作レバーを紙面と直
交する方向に操作することにより、スライダ42をLM
ガイド41に沿って摺動動作させ、トリムカット刃50
によりドアトリムアッパー11のトリムカットラインa
に沿って余剰の表皮材11bのカット処理が完了する。
【0036】このように、本発明に係る第2実施形態に
おけるトリムカット用治具40においても、操作レバー
48を操作して表皮材11bに対してトリムカット刃5
0を突き刺した後、操作レバー48を操作して、スライ
ダ42をLMガイド41に沿って摺動動作させて表皮材
11bのカット処理を行なうというものであるから、従
来のカッタを手作業でカット処理する方法に比べ、手際
良くしかも、精度良く表皮材11bのカット処理が行な
える。
【0037】また、この第2実施形態においては、操作
レバー48によりトリムカット刃50の前進ストローク
を適宜調整できるため、作業台20にセットされるドア
トリムアッパー等の被加工対象の上下位置を精密に設定
しておけば、前後方向に多少ばらついてもばらつきを有
効に吸収できる。
【0038】上述したように、本発明に係るトリムカッ
ト用治具30,40を使用すれば、貼合せ成形体におけ
る表皮材の端末カット処理を手際良くかつ精度良く行な
うことができるが、この端末カットラインは直線状であ
ることが条件であるが、例えば、多少湾曲したカットラ
インにおいては両端をクランプして直線状態に規制して
行なえば可能であり、広範囲に適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るトリム
カット用治具は、以下に記載する格別の作用効果を有す
る。
【0040】(1)請求項1記載の発明によれば、表皮
材のトリムカットラインに沿って作業台上にLMガイド
が設置され、このLMガイドに摺動自在にスライダが装
着され、スライダにトリムカット刃が設けられるという
構成であるため、従来のカッターによるハンド作業を治
具化でき、表皮材の端末部分のカット処理を適切に行な
うことができるとともに、過剰のカット処理にによる切
断木口の露出等の見栄えの低下やカット不足による相手
部品への干渉等を未然に防止でき、品質性能に優れた内
装部品の端末処理が期待できるという効果を有する。
【0041】(2)請求項2記載の発明によれば、プロ
テクタのガイド溝内に表皮材を差し入れてスライダを摺
動動作させることにより、このガイド溝内で表皮材を保
持できるため、精度の良いカット処理が行なえるととも
に、表皮材の端材部分はガイド溝内に収容されることに
より、端材が散乱することがなく、端材の除去効率にも
優れるという効果を有する。
【0042】(3)請求項3記載の発明によれば、操作
レバーを操作することにより、テーブル上で進退部材を
前進操作させ、その際、トリムカット刃の上面に設置さ
れた駒は、表皮材に突き当たり、駒の前進動作が停止
し、トリムカット刃のみが前進して露出し、表皮材の余
剰部分に突き刺さることになり、この状態で操作レバー
を操作してスライダをLMガイドに沿って摺動動作させ
れば、表皮材の余剰部分を適切にカット処理でき、操作
レバーの操作によりトリムカット刃の前進ストロークを
自在に調整できるため、被加工対象物は上下方向の位置
精度が求められるだけで、前後方向に多少ばらついても
精度の良いカット処理が行なえるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトリムカット用治具を使用して端
末処理を行なった自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示すドアトリムのドアトリムアッパーと
ドアトリムロアとを分離して示す正面図。
【図4】本発明に係る表皮材のトリムカット用治具の第
1実施形態を設置した作業台を示す全体図。
【図5】本発明に係るトリムカット用治具の第1実施形
態を示す分解斜視図。
【図6】図4中VI−VI線断面図。
【図7】図4中VII −VII 線断面図。
【図8】本発明に係るトリムカット用治具の第1実施形
態におけるカット処理工程を示す説明図。
【図9】本発明に係るトリムカット用治具の第2実施形
態を示す外観図。
【図10】図9に示すトリムカット用治具におけるトリ
ムカット刃の後退時の状態を示す断面図。
【図11】図9に示すトリムカット用治具におけるトリ
ムカット刃の前進時の状態を示す断面図。
【図12】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図13】図12中XIII−XIII線断面図。
【図14】従来の自動車用ドアトリムのドアインナーシ
ール取付部を示すもので、(a)は表皮材のカット不足
の不具合を示し、(b)は表皮材の過剰カットの不具合
を示す各説明図である。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 ドアトリムアッパー 11a 樹脂芯材 11b 表皮材 12 ドアトリムロア 12a 樹脂芯材 12b 表皮材 13 ドアインナーシール 14 インナーシール取付用フランジ 20 作業台 21 エンボス凹部 30 トリムカット用治具 31 LMガイド 32 スライダ 33 トリムカット刃 34 プロテクタ 35 操作用把手 37 ガイド溝 40 トリムカット用治具 41 LMガイド 42 スライダ 43 テーブル 48 操作レバー 49 進退部材 50 トリムカット刃 51 駒 52 スプリング a,b,c トリムカットライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材(11a)表面に表皮材(11b)
    を貼着してなる貼合せ成形体(11)の余剰の表皮材
    (11b)をトリムカット処理する表皮材のトリムカッ
    ト用治具において、 前記トリムカット用治具(30,40)は、表皮材のト
    リムカットラインに沿って作業台(20)上に固着され
    るLMガイド(31,41)と、このLMガイト(3
    1,41)に沿ってスライド自在に装着されるスライダ
    (32,42)と、このスライダ(32,42)に設置
    されるトリムカット刃(33,50)と、上記スライダ
    (32,42)を摺動させる操作部(35,48)を備
    え、上記スライダ(32,42)の摺動動作により表皮
    材(11b)の余剰部分をカット処理するようにしたこ
    とを特徴とする表皮材のトリムカット用治具。
  2. 【請求項2】 前記トリムカット用治具(30)は、前
    記トリムカット刃(33)を被覆するプロテクタ(3
    4)が取り付けられており、このプロテクタ(34)に
    は、カット対象となる表皮材(11b)を挿通させるガ
    イド溝(37)が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の表皮材のトリムカット用治具。
  3. 【請求項3】 前記トリムカット用治具(40)は、ス
    ライダ(42)の上面にトリムカット刃(50)を備え
    た進退部材(49)がスライダ(42)の摺動方向と直
    交する方向に進退自在に設置され、操作レバー(48)
    の操作により進退部材(49)を加工対象側に前進操作
    させた際、進退部材(49)の駒(51)が表皮材(1
    1b)に当接することにより、駒(51)が停止し、進
    退部材(49)とトリムカット刃(50)が加工対象側
    に前進し、トリムカット刃(50)が表皮材(11b)
    に突き刺さり、その状態でスライダ(42)をLMガイ
    ド(41)に沿って摺動操作することにより、所望のト
    リムカットラインに沿って表皮材(11b)をカット処
    理するようにしたことを特徴とする請求項1記載の表皮
    材のトリムカット用治具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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