JP2000126202A - 外科統合システム - Google Patents

外科統合システム

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JP2000126202A
JP2000126202A JP30291998A JP30291998A JP2000126202A JP 2000126202 A JP2000126202 A JP 2000126202A JP 30291998 A JP30291998 A JP 30291998A JP 30291998 A JP30291998 A JP 30291998A JP 2000126202 A JP2000126202 A JP 2000126202A
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transmitting
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operator
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JP30291998A
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Inventor
Junichi Onishi
順一 大西
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤレスリモコンの送信部と受信部との位置
合わせが容易で、かつ送信部と受信部との位置関係にず
れが生じたとき適正な位置に制御可能な外科統合システ
ムを提供すること。 【解決手段】術者側送受信部31aには、術者側送受信
部31aから装置側送受信部32aに向けて照射される
赤外光の照射方向を制御する方向制御機構部34が設け
られている。受光レベルが「適正な値でない」場合、照
射方向制御部45で方向制御機構部34を駆動させる適
正位置制御信号が生成され、発光回路32cから制御信
号受信回路38に伝送される。この適正位置制御信号を
受けた制御信号受信回路38では、この適正位置制御信
号を方向制御機構部34に出力してステッピングモータ
を駆動させて術者側送受信部31aから装置側送受信部
32aに向けて照射される赤外光の照射方向を変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被制御装置
である手術用機器を、手術に携わっている術者自身が集
中操作手段を操作して制御する外科統合システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年では内視鏡を用いた外科手術が行わ
れており、この内視鏡外科手術では、観察を行うための
内視鏡、内視鏡に接続されるカメラヘッド、カメラヘッ
ドで撮像した画像信号を処理する内視鏡用カメラ装置、
被写体へ照明光を供給する光源装置、被写体画像を表示
するモニタなどの医療用内視鏡システムに加え、腹腔内
を膨張させるために用いる気腹装置、手技を行うための
処置装置であり生体組織を切除あるいは凝固する高周波
焼灼装置などの手術用機器が使用されている。このた
め、体腔内などの観察、検査のみならず、内視鏡で被処
置部位を観察しながら各種処置を行える。
【0003】しかし、従来の医療用内視鏡システムを用
いた内視鏡外科手術においては、複数の装置でシステム
が構成され、各装置を別個に操作、制御して各種処置な
どを行っていたので操作が極めて煩雑であった。
【0004】このため、特開平6−114065号公報
には複数の手術装置のシステム化を容易にし、操作性の
向上を図る目的で、装置本体に双方向通信可能な通信ポ
ートを備えるとともに、認識番号を個別に有する複数の
手術用機器と、この各手術用機器の通信ポートに接続さ
れ、この各手術用機器を目的に応じて集中制御可能な制
御手段を備えた手術装置制御システムが開示されてい
る。このシステムでは、各機器の制御をカートに搭載し
た集中制御装置や手術用ベットに取り付けたDr用リモ
コンで行っていた。
【0005】図7を参照して従来の手術装置制御システ
ムを説明する。図に示すように患者が横たわる手術用ベ
ット100の両側には、複数の被制御装置である内視鏡
周辺装置を搭載した第1カート110、第2カート12
0が配置されている。前記第1カート110には内視鏡
用カメラ装置111,112、光源装置113,11
4、画像処理装置115、VTR116、第1モニタ1
01、システムコントローラ117、集中表示パネル1
03が搭載され、それぞれの機器は図示しないシリアル
インターフェイスケーブルで前記システムコントローラ
117に接続されて双方向の通信を行っている。
【0006】また、前記内視鏡用カメラ装置111,1
12及び光源装置113,114は、光源視管104,
105にそれぞれ接続されている。
【0007】一方、第2カート120には高周波焼灼装
置(電気メス装置)121、気腹装置122、第2モニ
タ102、集中操作パネル106及び中継ユニット12
3が搭載され、それぞれの機器は図示しないシリアルイ
ンターフェイスケーブルでこの中継ユニット123に接
続されて双方向の通信を行っている。そして、前記シス
テムコントローラ117と前記中継ユニット123とは
カート間ケーブル107で接続されて双方向通信を行っ
ている。
【0008】また、前記気腹装置122にはCO2 ボン
ベ124が接続され、気腹装置122から患者に延びた
気腹チューブ125により患者の腹腔内にCO2 ガスが
供給されるようになっている。
【0009】前記手術用ベット100にはDr用リモコ
ン108が設けられている。このDr用リモコン108
は、Dr自身で前記第1カート110及び第2カート1
20に搭載されている機器の設定や操作を自在に行える
ようにシステムコントローラ117に接続されている。
【0010】また、各内視鏡周辺装置の動作状態を集中
表示する集中表示パネル103と、遠隔的に各内視鏡周
辺装置を集中操作する集中操作パネル106とはシステ
ムコントローラ117に双方向の通信を行うように接続
されている。
【0011】また、リモコン装置として例えば実開平5
−50891号公報には、リモコンユニット側で電子機
器本体の現在のモードを確認し、そのモードに対応する
機能スイッチの操作及び機能表示のみが可能となるよう
に、リモコンユニットを電子機器本体に向けてパワー・
オン・キーを押した場合、機器のパワー・スイッチをオ
ンとし、さらにリモコンユニットに対して機器の現在の
モードの出力信号を送出する手段を電子機器本体に備え
るとともに、信号を受けてそのモードだけのスイッチの
操作及び機能表示を可能とする手段をリモコンユニット
に設けたリモコンシステムが開示され、特開平5−26
8676号公報にはリモコン送信機に音声認識手段を持
たせることで、音声により予め定めておいたキーに記憶
させてあるリモコン・コードを送信できるようにしたリ
モコン送信機が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、術者が
滅菌域から各機器の設定を行うことが可能な従来の手術
装置制御システムのDr用リモコンではこのリモコン本
体に制御用のケーブルが接続されていたので、術者の移
動範囲に制約があり、術者がケーブルに触れてしまう等
の問題があった。
【0013】この問題を解決するため、Dr用リモコン
に接続されるケーブルをなくして、送受信手段として例
えば赤外線リモコン等のワイヤレスリモコンにすること
も考えられるが、この赤外線リモコンでは送信部と受信
部との位置関係を常に直線的な位置関係になるように精
度よく設置しないと、正常な送受信ができない。また、
万一、術者や関係者が術中、送信部又は受信部に触れて
しまって位置ずれが生じると正常な送受信が行えなくな
る。このため、送信部及び受信部を設置する場所が限定
されるという問題があった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ワイヤレスリモコンの送信部と受信部との位置合
わせが容易で、かつ送信部と受信部との位置関係にずれ
が生じたとき、手術に悪影響を及ぼすことなく送信部と
受信部との位置関係を適正な位置に制御可能な外科統合
システムを提供することを目的にしている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の外科統合システ
ムは、複数の被制御装置と双方向通信を行うための通信
手段と、各被制御装置の有する情報を表示する集中表示
手段と、各被制御装置を集中的に遠隔制御する術者用の
集中操作手段とを備える外科統合システムであって、前
記集中操作手段は、無線で信号の送受を行う術者側と被
制御装置側とに設けた一対の送受信手段を有し、この一
対の送受信手段の位置制御を、少なくとも一方の送受信
手段に設けた位置制御手段で行う。
【0016】この構成によれば、一対の送受信手段の相
対的な位置関係が、一方の送受信手段に設けた位置制御
手段によって適正な位置に制御して、常時、最良の通信
状態になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図6は本発明の一実施
形態に係り、図1は内視鏡外科手術システムの構成例を
説明する図、図2はDr用遠隔操作装置の操作部を示す
斜視図、図3は操作部の液晶タッチパネルを説明する
図、図4はDr用遠隔操作装置の構成を示すブロック
図、図5は術者側送受信部と装置側送受信部との相対的
な位置関係を示す図、図6はDr用遠隔操作装置の動作
を説明するフローチャートである。
【0018】図1に示すように本実施形態の内視鏡外科
手術システムは、患者が横たわる手術用ベット9の両側
に配置した第1カート10及び第2カート20に複数の
被制御装置である内視鏡周辺装置が搭載されている。
【0019】前記第1カート10には内視鏡用カメラ装
置11,12、光源装置13,14、画像処理装置1
5、VTR16、第1モニタ1、システムコントローラ
17、集中表示パネル3が搭載され、それぞれの機器は
図示しないシリアルインターフェイスケーブルで前記シ
ステムコントローラ17に接続されて、双方向の通信を
行えるようになっている。なお、前記内視鏡用カメラ装
置11,12及び光源装置13,14は、光源視管4,
5にそれぞれ接続されている。
【0020】一方、第2カート20には高周波焼灼装置
(電気メス装置とも記載する)21、気腹装置22、第
2モニタ2、看護婦などが遠隔的に操作する集中操作パ
ネル6及び中継ユニット23が搭載され、それぞれの内
視鏡周辺装置は図示しないシリアルインターフェイスケ
ーブルでこの中継ユニット23に接続されて、双方向の
通信を行えるようになっている。そして、前記システム
コントローラ17と前記中継ユニット23とはカート間
ケーブル7で接続されて双方向の通信を行えるようにな
っている。
【0021】前記気腹装置22にはCO2 ボンベ24が
接続され、気腹装置22から患者に延びた気腹チューブ
25により患者の腹腔内にCO2 ガスが供給されるよう
になっている。
【0022】滅菌領域にある前記手術用ベット9には術
者が使用する集中操作手段であるDr用遠隔操作装置の
操作部31が着脱自在に設けられ、前記第1カート10
にはこの操作部31から照射される赤外光による信号を
受信する送受信手段の一方を構成する後述する装置側送
受信部32a(図4参照)を有するDr用遠隔操作装置
の装置側送受信装置32が設けられている。この装置側
送受信装置32とシステムコントローラ17とは図示し
ないシリアルインターフェイスケーブルで双方向の通信
を行えるように接続されている。
【0023】前記操作部31は、前記第1カート10及
び第2カート20に搭載されているそれぞれの内視鏡周
辺装置の設定や操作を、滅菌領域に居ながらにしてDr
自身が自在に行うためのものである。
【0024】また、各内視鏡周辺装置の動作状態を集中
表示する集中表示パネル3と、看護婦などが遠隔的に各
内視鏡周辺装置を集中操作する集中操作パネル6とがシ
ステムコントローラ17に双方向の通信を行うように接
続されている。
【0025】前記集中操作パネル6は、液晶ディスプレ
ー等の表示部と、この表示部の上に一体的に設けられた
タッチセンサとにより構成され、各装置の状態表示や操
作スイッチなどを設定画面として表示する表示機能とと
もに、タッチセンサの所定領域を触れることで操作スイ
ッチによる操作を行える操作機能を有し、この遠隔的な
操作でシステムコントローラ17を介して各内視鏡周辺
装置の操作を直接行うのと同等の操作を行うことができ
るようになっている。
【0026】このことにより、Dr用遠隔操作装置の操
作部31と集中操作パネル6とによって、各内視鏡周辺
装置の動作を制御することができるようになっている。
【0027】図2に示すように前記操作部31の上面部
には内視鏡周辺装置を集中操作する例えば液晶タッチパ
ネル33が設けられ、側部にはこの液晶タッチパネル3
3で設定された制御信号や後述する位置設定制御信号を
赤外光として前記装置側送受信部32aに向けて照射
(送信出力)する送受信手段の他方を構成する術者側送
受信部31aが設けられている。すなわち、Dr用遠隔
操作装置には操作部31と装置側送受信装置32とに一
対の送受信手段として送受信部31a,32aが設けら
れている。
【0028】図3に示すように前記液晶タッチパネル3
3には例えば前記電気メス装置21の出力制御を行う出
力UPスイッチ35a及び出力DOWNスイッチ35b
を備えた電気メス用スイッチ35や、前記操作部31の
術者側送受信部31aと前記第1カート10の装置側送
受信装置32の装置側送受信部32aとの相対位置関係
を最適な状態に制御するための位置設定制御信号の出力
を行う設定スイッチ36aを有する位置制御スイッチ3
6等各種操作スイッチが設けられている。
【0029】なお、前記操作部31に設けるスイッチ
は、液晶タッチパネル33に設けられるスイッチに限定
されるものではなく、他の表示媒体であっても、また機
械式スイッチや音声入力方式のスイッチ等であってもよ
い。
【0030】図4に示すように前記操作部31に設けら
れている術者側送受信部31aにはこの術者側送受信部
31aから前記装置側送受信部32aに向けて照射され
る赤外光の照射方向を可変制御する例えばステッピング
モータ等の駆動部を備えた位置制御手段としての方向制
御機構部34が設けられている。この方向制御機構部3
4は、制御信号受信回路38から出力される後述する適
正位置制御信号に基づいて駆動制御されるようになって
いる。
【0031】また、前記操作部31には液晶タッチパネ
ル33の電気メス用スイッチ35で設定された制御信号
や、位置制御スイッチ36の設定スイッチ36aを押す
ことによって出力される位置設定制御信号を赤外光に処
理する送信回路39が設けられている。この送信回路3
9で処理された赤外光は、前記術者側送受信部31aか
ら一点鎖線で示すように装置側送受信部32aに向けて
照射される。
【0032】前記装置側送受信部32aで受光された赤
外光は、装置側送受信装置32に設けられている受信回
路32bで電気信号に変換された後、システムコントロ
ーラ17の送受信部41に出力される。
【0033】前記システムコントローラ17には前記装
置側送受信装置32の受信回路32bから出力された制
御信号や位置設定制御信号が入力されるとともに、前記
装置側送受信装置32に設けられている発光回路32c
に後述する照射方向制御部45で生成された適正位置制
御信号を出力する送受信部41と、この送受信部41を
介して入力される位置設定制御信号を受けることによっ
て前記装置側送受信部32aにおける赤外光の受光レベ
ルを測定する旨の指示信号を前記送受信部41に対して
出力する信号処理部42と、前記送受信部41の後段に
位置して、前記信号処理部42からの指示信号を受けた
送受信部41から出力された位置制定制御信号の受光レ
ベルを検出する受光レベル検出部43と、この受光レベ
ル検出部43で検出した結果を受けて前記装置側送受信
部32aにおける受光レベルが適正な値であるか否かを
判定する受光レベル判定部44と、この受光レベル判定
部44での判定結果を受けて前記術者側送受信部31a
から前記装置側送受信部32aに向けて照射される赤外
光の方向を制御する前記方向制御機構部34を駆動させ
る適正位置制御信号を生成する照射方向制御部45とで
構成されている。
【0034】前記照射方向制御部45で生成された適正
位置制御信号は、前記送受信部41を介して前記発光回
路32cに出力され、この発光回路32cで赤外光に処
理されて装置側送受信部32aから術者側送受信部31
aに向けて照射される。
【0035】そして、前記術者側送受信部31aで受光
された赤外光は、前記制御信号受信回路38で電気信号
に変換されて、方向制御機構部34に適正位置制御信号
が出力される。
【0036】つまり、前記受光レベル判定部44で、受
光レベルが「適正な値でない」と判定し、その判定結果
が照射方向制御部45に入力された場合、この照射方向
制御部45で方向制御機構部34を駆動させる適正位置
制御信号が生成する。
【0037】そして、この適正位置制御信号が送受信部
41を介して発光回路32cに伝送され、装置側送受信
部32a、術者側送受信部31aを介して制御信号受信
回路38に伝送される。この適正位置制御信号を受けた
制御信号受信回路38では、この適正位置制御信号を方
向制御機構部34に出力してステッピングモータを駆動
させて前記術者側送受信部31aから装置側送受信部3
2aに向けて照射される赤外光の照射方向を変更する。
なお、照射方向を変更している間も、前記術者側送受信
部31aから装置側送受信部32aに向けて位置設定制
御信号が出力され続けており、前記受光レベル判定部4
4で受光レベルが規定の値になるまで繰り返し受光レベ
ルの判定を行って位置制御が行われる。
【0038】そして、前記受光レベル判定部44で受光
レベルが「適正な値である」と判定したときには、その
判定結果が照射方向制御部45に出力される。このと
き、方向制御機構部34では「適正な値である」と判定
されたときの適正位置制御信号を前記制御信号受信回路
38に継続的に出力する。このことによって、術者側送
受信部31aからの赤外光の照射方向が適正な状態に保
持される。
【0039】図5及び図6を参照して上述のように構成
したDr用遠隔操作装置を備えた内視鏡外科手術システ
ムの作用を説明する。まず、Dr用遠隔操作装置の操作
部31を、手術用ベット9近傍の術者自身の操作し易い
位置に取り付ける。そして、図5に示すように操作部3
1の術者側送受信部31aを第1カート10に配置され
ている装置側送受信装置32の方向に合わせる。このと
き、術者側送受信部31aを実線から破線、又は、破線
から実線に示すように手動で操作する。このことによっ
て、装置側送受信部32aと術者側送受信部31aとの
位置を大まかに設定する。
【0040】次に、図6のステップS1に示すように前
記操作部31に設けられている液晶タッチパネル33の
設定スイッチ36aをオン状態にする。すると、前記設
定スイッチ36aがオン状態になったことにより、ステ
ップS2に示すように前記送信回路39を介して術者側
送受信部31aから装置側送受信部32aに向かって位
置設定制御信号である赤外光が照射される。そして、前
記赤外光が装置側送受信部32aで受光され、受信回路
32bを介してシステムコントローラ17の送受信部4
1を介して信号処理部42に入力される。
【0041】すると、前記信号処理部42ではこの位置
設定制御信号を受けたことによって、前記送受信部41
に対して位置設定制御信号を受光レベル検出部43に出
力して装置側送受信部32aにおける赤外光の受光レベ
ルを測定する旨の指示信号を出力する。この指示信号を
受けた前記送受信部41では位置設定制御信号を受光レ
ベル検出部43に出力する。
【0042】前記受光レベル検出部43では入力された
位置設定制御信号の受光レベルを検出し、この検出結果
を受光レベル判定部44に出力する。
【0043】次いで、ステップS3に示すようにこの受
光レベル判定部44では検出結果を照会して受光レベル
が適正な値であるか否かの判定を行い、この判定結果を
照射方向制御部45に出力する。
【0044】この照射方向制御部45では入力された判
定結果が「適正な値でない」場合、ステップS4に移行
して前記術者側送受信部31aを可動させるための適正
位置制御信号を生成し、この適正位置制御信号を前記送
受信部41及び発光回路32cを介して装置側送受信部
32aから術者側送受信部31aに向けて照射する。す
ると、この適正位置制御信号を受けた制御信号受信回路
38では、ステップS5に示すように方向制御機構部3
4の駆動手段であるステッピングモータを駆動させて、
術者側送受信部31aの照射方向を変更させる。そし
て、前記受光レベル判定部44で受光レベルが規定の値
以上になるまでステップS3からステップS5までの動
作を繰り返し行う。
【0045】そして、受光レベル判定部44で受光レベ
ルが「適正な値である」と判定されたときには、「適正
な値である」と判定したときに生成した適正位置制御信
号を継続的に照射方向制御部45から送受信部41に出
力する。このことにより、術者側送受信部31aから照
射される赤外光の方向が適正な状態に保持される。
【0046】手術中は、前記設定スイッチ36aをオン
状態にしておく。このことによって、液晶タッチパネル
33で設定した制御信号が術者側送受信部31aから装
置側送受信部32aに照射され、装置側送受信装置3
2、システムコントローラ17を介して各内視鏡周辺装
置に伝送される。また、何らかの要因によって術者側送
受信部31aと装置側送受信部32aとの相対的な位置
関係にずれが生じた場合には、受光レベル判定部44で
受光レベルが「適正な値でない」と判定し、フローチャ
ートに示すステップS3からステップS5までの動作を
繰り返し行って、術者側送受信部31aと装置側送受信
部32aとの相対的な位置関係を適正な状態に制御す
る。
【0047】なお、何らかの要因によって術者側送受信
部31aと装置側送受信部32aとの相対的な位置関係
が制御不可能な状態にまで位置ずれしてしまった場合、
すなわち前記受光レベル検出部43における検出レベル
が規定値以下になってしまったときには音声や集中表示
パネル3や集中操作パネル6への表示によって、術者側
送受信部31aと装置側送受信部32aとの相対的な位
置関係が異常に位置ずれしていることを告知する。この
とき、術者側送受信部31aを手動で操作して、装置側
送受信部32aと術者側送受信部31aとの大まかな位
置合わせを行う。すると、直ちに術者側送受信部31a
と装置側送受信部32aとの相対的な位置関係の制御が
行われる。
【0048】このように、Dr用遠隔操作装置の信号の
送受を赤外光で行うとき、Dr用遠隔操作装置の術者側
送受信部と装置側送受信部との少なくとも一方に方向制
御機構部を設け、この方向制御機構部による送受信部の
方向制御を、赤外光の受光レベルの値にしたがって生成
される適正位置制御信号によって方向制御機構部を駆動
制御して行うことにより、術者側送受信部と装置側送受
信部との相対的な位置合わせを確実かつ正確に行うこと
ができる。このことによって、制御信号の送受が安定的
に行えるとともに、術前の準備段階での術者側送受信部
と装置側送受信部との相対的位置な位置合わせ作業が簡
略化される。
【0049】また、術中何らかのトラブルにより術者側
送受信部と装置側送受信部との相対的位置関係がズレて
しまった場合でも、常時、術者側送受信部から装置側送
受信部に向けて位置設定制御信号が照射されるととも
に、受光レベル判定部によって受光レベルの判定が行わ
れるので、万一の位置ずれの際には手術を中断すること
なく、両者の相対位置関係を制御することができる。
【0050】なお、本実施形態において操作部31の術
者側送受信部31aを可動制御する構成であったが、第
1カート10に設ける装置側送受信装置32の装置側送
受信部32aの受光方向を可動制御するようにこの装置
側送受信装置32に方向制御機構部を設ける構成であっ
てもよい。
【0051】また、前記内視鏡外科手術システムにおい
て気腹装置22は、通常患者の腹腔内の圧力を制御して
常に一定に保つようになっている。しかし、腹腔内には
CO2 ガスが供給されている。このため、CO2 ガスが
血管内に浸透することにより、血管内の血中濃度が高ま
る危険性がある。そこで、患者の血中濃度を、常時測定
して設定腹腔圧に依存せず、その血中濃度結果に基づき
気腹装置22によるガスの供給を監視する。そして、C
2 ガスの血中内濃度が上がったとき、その旨を集中操
作パネル6又は集中表示パネル3に表示するとともに、
ブザー等により告知する。このことにより、気腹時の安
全性の向上を図ることができる。
【0052】さらに、集中操作パネル6等には操作用と
してタッチパネル付き液晶表示器が使用されるが、この
液晶表示器は他の表示装置、例えば蛍光表示管等に比
べ、明るさの点で劣っている。したがって、操作(使
用)環境によっては表示面が暗く、使いづらい場合があ
る。このため、管面輝度を常時測定し、この管面輝度を
基に適正輝度となるように液晶バックライトの光量を制
御することによって、常時適正輝度で使用することが可
能になる。
【0053】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0054】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0055】(1)複数の被制御装置と双方向通信を行
うための通信手段と、各被制御装置の有する情報を表示
する集中表示手段と、各被制御装置を集中的に遠隔制御
する術者用の集中操作手段とを備える外科統合システム
において、前記集中操作手段は、無線で信号の送受を行
う術者側と被制御装置側とに設けた一対の送受信手段を
有し、この一対の送受信手段の位置制御を、少なくとも
一方の送受信手段に設けた位置制御手段で行うことを特
徴とする外科統合システム。
【0056】(2)前記位置制御手段は、術者側に設け
た一方の送受信手段から他方の送受信手段に向けて照射
される位置設定制御信号の出力を確認後、この位置設定
制御信号の受光レベルに基づいて生成される適正位置制
御信号によって一対の送受信手段の位置制御を行う外科
統合システム。
【0057】(3)複数の被制御装置と双方向通信を行
うための通信手段と、各被制御装置の有する情報を表示
する集中表示手段と、各被制御装置を集中的に遠隔制御
する術者用の集中操作手段とを備える外科統合システム
において、前記集中操作手段は、無線で信号の送受を行
う術者側と被制御装置側とに設けた一対の送受信手段を
有し、この一対の送受信手段の位置制御を、術者側に設
けた一方の送受信手段から他方の送受信手段に向けて照
射される位置設定制御信号の出力を確認後、この位置設
定制御信号の受光レベルに基づいて生成される適正位置
制御信号によって、少なくとも一方の送受信手段に設け
た位置制御手段を駆動して行う外科統合システム。
【0058】(4)前記位置制御手段は、術者側の送受
信手段の照射方向を制御する付記1又は付記3記載の外
科統合システム。
【0059】(5)前記位置制御手段は、被制御装置側
の送受信手段の受光方向を制御する付記1又は付記3記
載の外科統合システム。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
イヤレスリモコンの送信部と受信部との位置合わせが容
易で、かつ送信部と受信部との位置関係にずれが生じた
とき、手術に悪影響を及ぼすことなく送信部と受信部と
の位置関係を適正な位置に制御可能な外科統合システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本発明の一実施形態に係り、
図1は内視鏡外科手術システムの構成例を説明する図
【図2】Dr用遠隔操作装置の操作部を示す斜視図
【図3】操作部の液晶タッチパネルを説明する図
【図4】Dr用遠隔操作装置の構成を示すブロック図
【図5】術者側送受信部と装置側送受信部との相対的な
位置関係を示す図
【図6】Dr用遠隔操作装置の動作を説明するフローチ
ャート
【図7】従来の手術装置制御システムの構成例を示す説
明図
【符号の説明】
31…操作部 31a…術者側送受信部 34…方向制御機構部 32a…装置側送受信部 44…受光レベル判定部 45…照射方向制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/10 H04B 9/00 R 10/22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被制御装置と双方向通信を行うた
    めの通信手段と、各被制御装置の有する情報を表示する
    集中表示手段と、各被制御装置を集中的に遠隔制御する
    術者用の集中操作手段とを備える外科統合システムにお
    いて、 前記集中操作手段は、無線で信号の送受を行う術者側と
    被制御装置側とに設けた一対の送受信手段を有し、 この一対の送受信手段の位置制御を、少なくとも一方の
    送受信手段に設けた位置制御手段で行うことを特徴とす
    る外科統合システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329130A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Pentax Corp 電子内視鏡システム
JP2010162288A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Olympus Medical Systems Corp 医療装置
JP2012520091A (ja) * 2009-03-12 2012-09-06 エルベ エレクトロメディツィン ゲーエムベーハー 医療機器のための切換制御装置および操作部

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