JP2000125798A - 豆腐製造装置 - Google Patents

豆腐製造装置

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JP2000125798A
JP2000125798A JP10334892A JP33489298A JP2000125798A JP 2000125798 A JP2000125798 A JP 2000125798A JP 10334892 A JP10334892 A JP 10334892A JP 33489298 A JP33489298 A JP 33489298A JP 2000125798 A JP2000125798 A JP 2000125798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
temperature
bean curd
tofu
coagulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP10334892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nakajima
斉 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakajima KK
Original Assignee
Nakajima KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JP2000125798A publication Critical patent/JP2000125798A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キメの細かい美味な豆腐の製造ができる小型で
安価な豆腐製造装置を提供する。 【解決手段】本体と通電可能に接続することにより凝固
ケースに注いだ苦汁と豆乳との混合液を抵抗体とするこ
とができる。豆乳と苦汁の混合液に温度センサーの検知
棒を差し込むことによって、必要以上に温度が上昇しな
いよう自動的に凝固温度管理等を行うことができる。こ
れにより装置の小型化が可能となり又キメの細かい豆腐
の製造が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豆腐業者を対象と
したキメの細かい美味な豆腐の製造ができ、しかも小型
で安価な豆腐製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の豆腐製造装置としては、量販店な
どに納入する業者が利用する大量生産を目的とした大型
の装置のもの(特許第2511967号)か、小型のも
のは、素人が家庭で製造するためのものであった(実開
平7−25794号)。
【0003】しかしながら、前者は高額なだけでなく、
主として食通を対象とし大量に販売する必要のない一般
の豆腐業者では購入価値が少なく、また後者のものでは
装置そのものが専門業者が使用するには不十分なもので
到底利用できるものではなかった。
【0004】しかも、上記従来装置は、豆乳の製造工程
までも自動化しているが、豆腐業者は、専門的知識を要
する豆乳と苦汁の混入作業よりも、混入後に行う豆乳の
凝固作業が繁雑で余分な時間を取られている。従って、
その作業の自動化が望まれていた。
【0005】また、凝固剤として100%の苦汁を利用
することは、その温度調節が難しいためキメの細かい豆
腐はできなかったので従来の装置はほとんどが100%
の苦汁を使用できるものではなかった。その解消を図っ
たものが開発されているが、満足できるものではないだ
けでなく、複雑な工程のものであり装置の大型化は回避
できなかった(特開平8−252072号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように豆腐業者に
とっては、より多くの需要者に自家製でキメの細かい美
味しい豆腐を提供するためにも豆腐の製造作業のうち凝
固温度の調節などの最も手間の掛かる凝固作業を自動化
できる小型で、安価な豆腐製造装置の導入が望まれてい
た。
【0007】そのような豆腐業者の要望に応えるべく、
キメの細かい美味な豆腐の製造ができ、しかも小型かつ
安価な豆腐製造装置を発明したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような豆
腐製造装置の従来技術の問題点を解決すべく、豆乳に苦
汁を添加しても低温度では凝固反応が少なく高温度では
凝固反応が強くなるという性格があることに注目し、電
極を持った凝固ケースに100%の苦汁を混入した豆乳
を注ぐことによりこの混合液を抵抗体とするとともに、
この凝固ケースと本体とを通電可能に接続し、豆乳と苦
汁の混合液に温度センサーの検知棒を差し込むことによ
って、必要以上に温度が上昇しないよう自動的に凝固温
度管理等を行い豆腐を製造できるようにしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施形態】本発明は、電極をもった凝固ケース
に液体苦汁を泡立たないようにしながらよく混ぜた豆乳
との混合液を注ぎ込み、該凝固ケースを本体に設置する
と同時に、本体と通電可能に接続しうるようにし、凝固
ケースに投入した苦汁と豆乳との混合液に温度センサー
の検知棒を差し込めるようにしている。
【0010】このように凝固ケースに電極を持たせるこ
とによって、凝固ケースに注ぎ込まれた混合液自体を抵
抗体とすることができる。そして、混合液は温度が低い
状態では少ししか凝固しないので抵抗も少なく温度も少
ししか上がらないが、凝固すると温度が少し上がりそれ
により又凝固するという繰り返しにより温度がゆっくり
上昇し、混合液もゆっくり凝固することとなる。そのた
め温度が一気に上昇することはないので食感の良いキメ
の細かい豆腐を製造することができる。
【0011】凝固ケースに設けた電極は、チタン電極で
あることが望ましい。純チタンは、電流の通過性がよ
く、不純物の発生がないからである。
【0012】温度センサーによって、豆乳温度が上昇し
過ぎないように適当な温度に設定していると、設定温度
でスイッチが自動的に切れるので必要以上に温度が上昇
することはなく、設定後は製造装置に任せておけば装置
に見守る必要はなく、製造中に他の作業ができるので作
業能率が捗り無用な人件費を省くことができる。
【0013】凝固ケースは、本体に設けたレール上をス
ライドするように本体内に押し込むだけでコンセントを
ソケットに差し込めるので凝固ケースを本体に確実に設
置することができる。従って、その取扱いが簡単である
ので未熟練者でも容易に作業ができることとなる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照しながら実施例について説明
する。
【0015】図1において、1は、豆腐製造装置の本体
であって、前面部には凝固ケース4を設置する受台部1
1を形成し、受台部11は、凝固ケース4がスライドす
るように凝固ケース4の底面と噛合するレール12を設
けている。
【0016】3は、蓋であって、本体1の上端部に軸装
している。
【0017】5は、温度センサーであって、先端に設け
た検知棒51が凝固ケース4に投入された豆乳に差込み
可能なように本体に取り付けている。
【0018】図2において、凝固ケース4は、チタン電
極を取り付け、背面には、本体1に設けたソケット13
に差し込むコンセント41を設けている。
【0019】61は、本体の上面に設けた操作部であっ
て、スイッチ61と温度表示部62等の操作表示部とか
らなっている。
【0020】図3は、本発明の電気回路図であって、6
1は、スイッチであって、蓋閉確認スイッチ63及びケ
ース定位置確認スイッチ64の確認により通電するよう
にしている。65は、運転準備ランプ、66は、加熱ラ
ンプ、67は、加熱中ランプである。5は、温度センサ
ーであって、68は、ケースに取り付けた電極である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、このような構成としているた
め、液体苦汁を泡立たないようにしながらよく混ぜた豆
乳を凝固ケース4に注ぎ込み、凝固ケース4を本体1の
レール12に乗せスライドさせて凝固ケース4のコンセ
ント41をソケット13に差し込む。そして、温度セン
サー5の検知棒51を豆乳に差し込んだ後、蓋3を閉め
スイッチ61を入れると、運転準備ランプ65が点灯す
る。この場合、蓋3が閉まっていなかったり、凝固ケー
ス4が定位置にない時は運転準備ランプ65は点灯せ
ず、加熱しない。従って、準備が不十分な状態で加熱進
行することはないので安全である。
【0022】加熱を開始すると加熱中ランプ67が点灯
し、所定時間後に加熱ランプ66及び準備ランプ65が
消灯するのでそのまま蓋3をしたまま蒸らし、本体1か
ら凝固ケース4を取り出し豆腐をケースから取り出せば
よい。以上のように煩雑な工程を必要とせずに食感の良
い美味な豆腐の製造ができるとともにコストアップの低
減を図ることができる。
【0023】温度センサー5の検知棒51を直接豆乳に
差し込めるようにしているので豆乳の質等に対応した適
格な温度調節が行えることと成る。
【0024】電極を凝固ケースに設けているので苦汁と
豆乳との混合液が電気の抵抗体とすることができる。混
合液は温度が低い状態では少ししか凝固しないので抵抗
も少なく温度も少ししか上がらないが、凝固すると温度
が少し上がりそれにより又凝固するという繰り返しによ
り温度がゆっくり上昇し、混合液もゆっくり凝固するこ
ととなる。そのために混合液の温度が一気に上昇するこ
とはないので食感の良いキメの細かい豆腐の製造が可能
となる。
【0025】しかも、温度センサー5により温度調節を
行っているので必要以上に凝固温度が上昇することがな
いため100%苦汁を使用してもゆっくり温度が上昇し
極端に豆乳の反応が早まることがなく、キメの細かい美
味な豆腐を製造することができる。
【0026】本発明装置では、苦汁を混入した豆乳を凝
固ケースに注ぎ込んだ後は温度管理等を温度センサーに
任せておけば美味な豆腐の製造ができるので従来のよう
に煩わしい凝固作業の簡略化を図ることができる。な
お、本装置は凝固剤として、苦汁だけでなくグルコノデ
ルタラクトンなどの他の凝固剤を使用することもできる
のは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】本発明装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1本体 3蓋 4凝固ケース 5温度センサー 6操作部 11受台部 12レール 13ソケット 41コンセント 61スイッチ 62温度表示部 63蓋閉確認スイッチ 64ケース定位置確認スイッチ 65運転準備ランプ 66加熱ランプ 67加熱中ランプ 68電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チタン電極を取り付け背面にコンセントを
    もち、投入された苦汁と豆乳との混合液を電気の抵抗体
    とするようにした凝固ケースと、該ケースに投入された
    豆乳に差し込み可能とした温度センサーと、前記凝固ケ
    ースをスライドさせて設置させるレールと、凝固ケース
    のコンセントと連結するソケットをもった本体とからな
    る豆腐製造装置
JP10334892A 1998-10-19 1998-10-19 豆腐製造装置 Pending JP2000125798A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1332680A1 (en) * 2002-01-30 2003-08-06 Kim, Hong-bae Device for sensing and blocking froth in a home machine for manufacturing soybean milk, watery bean curd, and bean curd
JP2004024233A (ja) * 2002-05-01 2004-01-29 Fukuoka Institute Of Technology 豆乳凝固装置
KR101150055B1 (ko) 2012-01-20 2012-05-31 김상권 가정용 전두부 제조 장치

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