JP2000124634A - 電気部品のケース - Google Patents
電気部品のケースInfo
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- JP2000124634A JP2000124634A JP10294740A JP29474098A JP2000124634A JP 2000124634 A JP2000124634 A JP 2000124634A JP 10294740 A JP10294740 A JP 10294740A JP 29474098 A JP29474098 A JP 29474098A JP 2000124634 A JP2000124634 A JP 2000124634A
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- Japan
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- case
- electric
- nut
- component
- electric component
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品
に広く汎用することができるとともに、生産台数の少な
い電気自動車に応用した場合にローコスト化を図ること
ができる。 【解決手段】 部品載置面に受け部を有し、該受け部に
埋設又は圧入されたナット３０に、電気部品をボルト４
０で締結する電気部品のケースにおいて、部品載置面１
１に、ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品２０
Ａ，２０Ｂ…に対応した配置で複数の受け部１２ａ〜１
２ｏを設け、これら受け部１２ａ〜１２ｏを電気部品２
０Ａ，２０Ｂ…の種類に応じて選択し、ナット３０を埋
設又は圧入した構成としてある。
に広く汎用することができるとともに、生産台数の少な
い電気自動車に応用した場合にローコスト化を図ること
ができる。 【解決手段】 部品載置面に受け部を有し、該受け部に
埋設又は圧入されたナット３０に、電気部品をボルト４
０で締結する電気部品のケースにおいて、部品載置面１
１に、ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品２０
Ａ，２０Ｂ…に対応した配置で複数の受け部１２ａ〜１
２ｏを設け、これら受け部１２ａ〜１２ｏを電気部品２
０Ａ，２０Ｂ…の種類に応じて選択し、ナット３０を埋
設又は圧入した構成としてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト締結位置の
異なる複数種類の電気部品に汎用することができる電気
部品のケースであって、例えば、生産台数の少ない電気
自動車に好適な電気部品のケースに関する。
異なる複数種類の電気部品に汎用することができる電気
部品のケースであって、例えば、生産台数の少ない電気
自動車に好適な電気部品のケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、電気自動車に搭載される従来の
電源ボックスは、図３（ａ）及びそのＺ−Ｚ断面図であ
る同図（ｂ）に示すように、合成樹脂製のケース１１０
にヒューズ，リレー等の電気部品２０Ａ，２０Ｂを収納
した構成となっている。
電源ボックスは、図３（ａ）及びそのＺ−Ｚ断面図であ
る同図（ｂ）に示すように、合成樹脂製のケース１１０
にヒューズ，リレー等の電気部品２０Ａ，２０Ｂを収納
した構成となっている。
【０００３】ケース１１０の部品載置面１１１には、各
電気部品２０Ａ，２０Ｂの締結部２１に対応する受け部
（下穴）１１２が一体成形してある。また、ケース１１
０の成形後、全ての受け部１１２には、図４（ａ），
（ｂ）に示すようなアウトサートナット（ナット）３０
が圧入される。
電気部品２０Ａ，２０Ｂの締結部２１に対応する受け部
（下穴）１１２が一体成形してある。また、ケース１１
０の成形後、全ての受け部１１２には、図４（ａ），
（ｂ）に示すようなアウトサートナット（ナット）３０
が圧入される。
【０００４】そして、各電気部品２０Ａ，２０Ｂの締結
部２１に挿通したボルト４０を、受け部１１２内のアウ
トサートナット３０に締結することにより、各電気部品
２０Ａ，２０Ｂをケース１１０に固定してある。
部２１に挿通したボルト４０を、受け部１１２内のアウ
トサートナット３０に締結することにより、各電気部品
２０Ａ，２０Ｂをケース１１０に固定してある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した電
源ボックスのケース１１０は、各電気部品２０Ａ，２０
Ｂの締結部２１に対応する受け部１１２のみを設けた専
用設計となっており、ボルト締結位置の異なる他の電気
部品の追加変更を全く考慮していなかった。このため、
ボルト締結位置の異なる他の電気部品からなる電源ボッ
クスに、ケース１１０を汎用することができないという
問題があった。
源ボックスのケース１１０は、各電気部品２０Ａ，２０
Ｂの締結部２１に対応する受け部１１２のみを設けた専
用設計となっており、ボルト締結位置の異なる他の電気
部品の追加変更を全く考慮していなかった。このため、
ボルト締結位置の異なる他の電気部品からなる電源ボッ
クスに、ケース１１０を汎用することができないという
問題があった。
【０００６】また、専用のケース１１０を製造するため
に専用の金型が必要となり、現在、生産台数の少ない電
気自動車では、該金型の減価償却のため、ケース１１０
のコストが高くなるという問題があった。
に専用の金型が必要となり、現在、生産台数の少ない電
気自動車では、該金型の減価償却のため、ケース１１０
のコストが高くなるという問題があった。
【０００７】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品
に広く汎用することができるとともに、生産台数の少な
い電気自動車に応用した場合にローコスト化を図ること
ができる電気部品のケースの提供を目的とする。
のであり、ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品
に広く汎用することができるとともに、生産台数の少な
い電気自動車に応用した場合にローコスト化を図ること
ができる電気部品のケースの提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気部品のケースは、部品載置面に受け部
を有し、該受け部に埋設又は圧入されたナットに、電気
部品をボルトで締結する電気部品のケースにおいて、前
記部品載置面に、ボルト締結位置の異なる複数種類の前
記電気部品に対応した配置で複数の前記受け部を設け、
これら受け部を前記電気部品の種類に応じて選択し、前
記ナットを埋設又は圧入した構成としてある。
に、本発明の電気部品のケースは、部品載置面に受け部
を有し、該受け部に埋設又は圧入されたナットに、電気
部品をボルトで締結する電気部品のケースにおいて、前
記部品載置面に、ボルト締結位置の異なる複数種類の前
記電気部品に対応した配置で複数の前記受け部を設け、
これら受け部を前記電気部品の種類に応じて選択し、前
記ナットを埋設又は圧入した構成としてある。
【０００９】このような構成によれば、ケースに収納す
る電気部品のボルト締結位置に対応するいずれかの受け
部に、ナットを選択的に埋設又は圧入することにより、
ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品をケースに
固定することができる。
る電気部品のボルト締結位置に対応するいずれかの受け
部に、ナットを選択的に埋設又は圧入することにより、
ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部品をケースに
固定することができる。
【００１０】これにより、ボルト締結位置の異なる複数
種類の電気部品に、同じ構成のケースを広く汎用するこ
とができる。特に、本発明を生産台数の少ない電気自動
車に応用した場合は、ケースを製造する金型の利用頻度
が高まり、減価償却費の削減によってケースのローコス
ト化を図ることができる。
種類の電気部品に、同じ構成のケースを広く汎用するこ
とができる。特に、本発明を生産台数の少ない電気自動
車に応用した場合は、ケースを製造する金型の利用頻度
が高まり、減価償却費の削減によってケースのローコス
ト化を図ることができる。
【００１１】また、ケースに収納する電気部品のボルト
締結位置に対応する受け部のみに、ナットを埋設又は圧
入する構成としてあるので、該電気部品の締結位置の間
違えが生じないという効果もある。
締結位置に対応する受け部のみに、ナットを埋設又は圧
入する構成としてあるので、該電気部品の締結位置の間
違えが生じないという効果もある。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気部品のケース
の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図
１は本発明の一実施形態に係る電気部品のケースを示す
ものであり、同図（ａ）は平面図，同図（ｂ）は同図
（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。また、図２は上記電気部
品のケースに、ボルト締結位置の異なる他の電気部品を
固定した状態を示すものであり、同図（ａ）は平面図，
同図（ｂ）は同図（ａ）のＹ−Ｙ断面図である。
の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図
１は本発明の一実施形態に係る電気部品のケースを示す
ものであり、同図（ａ）は平面図，同図（ｂ）は同図
（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。また、図２は上記電気部
品のケースに、ボルト締結位置の異なる他の電気部品を
固定した状態を示すものであり、同図（ａ）は平面図，
同図（ｂ）は同図（ａ）のＹ−Ｙ断面図である。
【００１３】図１（ａ），（ｂ）において、１０は合成
樹脂製のケースであり、その部品載置面１１に、ボルト
締結位置の異なる複数種類の電気部品２０Ａ，２０Ｂ…
に対応した配置で複数の受け部（下穴）１２ａ〜１２ｏ
を一体成形した構成となっている。
樹脂製のケースであり、その部品載置面１１に、ボルト
締結位置の異なる複数種類の電気部品２０Ａ，２０Ｂ…
に対応した配置で複数の受け部（下穴）１２ａ〜１２ｏ
を一体成形した構成となっている。
【００１４】このようなケース１０の成形後、電気部品
２０Ａと電気部品２０Ｂの締結部２１に対応する受け部
１２ｃ，１２ｉ及び１２ｋ，１２ｌ，１２ｍ，１２ｎ
に、それぞれアウトサートナット（ナット）３０を選択
的に圧入してある。
２０Ａと電気部品２０Ｂの締結部２１に対応する受け部
１２ｃ，１２ｉ及び１２ｋ，１２ｌ，１２ｍ，１２ｎ
に、それぞれアウトサートナット（ナット）３０を選択
的に圧入してある。
【００１５】そして、各電気部品２０Ａ，２０Ｂの締結
部２１に挿通したボルト４０を、これら受け部１２ｃ，
１２ｉ及び１２ｋ，１２ｌ，１２ｍ，１２ｎ内のアウト
サートナット３０に締結することにより、各電気部品２
０Ａ，２０Ｂをケース１０に固定している。
部２１に挿通したボルト４０を、これら受け部１２ｃ，
１２ｉ及び１２ｋ，１２ｌ，１２ｍ，１２ｎ内のアウト
サートナット３０に締結することにより、各電気部品２
０Ａ，２０Ｂをケース１０に固定している。
【００１６】次に、図２（ａ），（ｂ）において、ボル
ト締結位置の異なる他の電気部品２０Ｃと電気部品２０
Ｄを、上記と同じケース１０に固定する場合は、これら
電気部品２０Ｃ，２０Ｄの締結部２１に対応する受け部
１２ａ，１２ｆ，１２ｇ及び１２ｋ，１２ｏに、それぞ
れアウトサートナット３０を選択的に圧入し、これらア
ウトサートナット３０に各電気部品２０Ｃ，２０Ｄをボ
ルト４０で締結する。
ト締結位置の異なる他の電気部品２０Ｃと電気部品２０
Ｄを、上記と同じケース１０に固定する場合は、これら
電気部品２０Ｃ，２０Ｄの締結部２１に対応する受け部
１２ａ，１２ｆ，１２ｇ及び１２ｋ，１２ｏに、それぞ
れアウトサートナット３０を選択的に圧入し、これらア
ウトサートナット３０に各電気部品２０Ｃ，２０Ｄをボ
ルト４０で締結する。
【００１７】このような構成からなる本実施形態の電気
部品のケースによれば、ケース１０に収納する電気部品
２０Ａ，２０Ｂ…のボルト締結位置に対応するいずれか
の受け部１２ａ〜１２ｏに、アウトサートナット３０を
選択的に圧入することにより、ボルト締結位置の異なる
複数種類の電気部品２０Ａ，２０Ｂ…をケース１０に固
定することができる。
部品のケースによれば、ケース１０に収納する電気部品
２０Ａ，２０Ｂ…のボルト締結位置に対応するいずれか
の受け部１２ａ〜１２ｏに、アウトサートナット３０を
選択的に圧入することにより、ボルト締結位置の異なる
複数種類の電気部品２０Ａ，２０Ｂ…をケース１０に固
定することができる。
【００１８】これにより、ボルト締結位置の異なる複数
種類の電気部品２０Ａ，２０Ｂ…に、同じ構成のケース
１０を広く汎用することができる。特に、生産台数の少
ない電気自動車に応用した場合は、ケース１０を製造す
る金型の利用頻度が高まり、減価償却費の削減によって
ケース１０のローコスト化を図ることができる。
種類の電気部品２０Ａ，２０Ｂ…に、同じ構成のケース
１０を広く汎用することができる。特に、生産台数の少
ない電気自動車に応用した場合は、ケース１０を製造す
る金型の利用頻度が高まり、減価償却費の削減によって
ケース１０のローコスト化を図ることができる。
【００１９】また、ケース１０に収納する電気部品（例
えば、２０Ａ，２０Ｂ）のボルト締結位置に対応する受
け部（例えば、１２ｃ，１２ｉ及び１２ｋ，１２ｌ，１
２ｍ，１２ｎ）のみに、アウトサートナット３０を圧入
する構成としてあるので、該電気部品（２０Ａ，２０
Ｂ）の締結位置の間違えが生じないという効果もある。
えば、２０Ａ，２０Ｂ）のボルト締結位置に対応する受
け部（例えば、１２ｃ，１２ｉ及び１２ｋ，１２ｌ，１
２ｍ，１２ｎ）のみに、アウトサートナット３０を圧入
する構成としてあるので、該電気部品（２０Ａ，２０
Ｂ）の締結位置の間違えが生じないという効果もある。
【００２０】なお、本発明の電気部品のケースは、上述
した実施形態に限定されるものではない。例えば、図１
（ａ），（ｂ）及び図２（ａ），（ｂ）に示した受け部
１２ａ〜１２ｏの数と配置は、一例であってこれに限定
されるものではない。実際にケース１０に収納する各種
電気部品の、全てのボルト締結位置に対応するような数
と配置で受け部を設ける。
した実施形態に限定されるものではない。例えば、図１
（ａ），（ｂ）及び図２（ａ），（ｂ）に示した受け部
１２ａ〜１２ｏの数と配置は、一例であってこれに限定
されるものではない。実際にケース１０に収納する各種
電気部品の、全てのボルト締結位置に対応するような数
と配置で受け部を設ける。
【００２１】また、上述した実施形態では、ケース１０
の成形後、受け部１２ａ〜１２ｏのいずれかにアウトサ
ートナット３０を圧入することとしたが、ケース１０の
成形時に、受け部１２ａ〜１２ｏのいずれかにインサー
トナット（ナット）を埋設するようにしてもよい。
の成形後、受け部１２ａ〜１２ｏのいずれかにアウトサ
ートナット３０を圧入することとしたが、ケース１０の
成形時に、受け部１２ａ〜１２ｏのいずれかにインサー
トナット（ナット）を埋設するようにしてもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気部品のケー
スによれば、ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部
品に広く汎用することができ、特に、生産台数が極めて
少ない電気自動車に応用した場合は、電気部品のケース
のローコスト化を図ることができる。
スによれば、ボルト締結位置の異なる複数種類の電気部
品に広く汎用することができ、特に、生産台数が極めて
少ない電気自動車に応用した場合は、電気部品のケース
のローコスト化を図ることができる。
【図１】本発明の一実施形態に係る電気部品のケースを
示すものであり、同図（ａ）は平面図，同図（ｂ）は同
図（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。
示すものであり、同図（ａ）は平面図，同図（ｂ）は同
図（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。
【図２】上記電気部品のケースに、ボルト締結位置の異
なる他の電気部品を固定した状態を示すものであり、同
図（ａ）は平面図，同図（ｂ）は同図（ａ）のＹ−Ｙ断
面図である。
なる他の電気部品を固定した状態を示すものであり、同
図（ａ）は平面図，同図（ｂ）は同図（ａ）のＹ−Ｙ断
面図である。
【図３】従来の電気部品のケース（電気自動車用の電源
ボックス）を示すものであり、同図（ａ）は平面図，同
図（ｂ）は同図（ａ）のＺ−Ｚ断面図である。
ボックス）を示すものであり、同図（ａ）は平面図，同
図（ｂ）は同図（ａ）のＺ−Ｚ断面図である。
【図４】同図（ａ），（ｂ）は、従来の電気部品のケー
スにおける受け部及びアウトサートナット（ナット）を
示す部分断面図である。
スにおける受け部及びアウトサートナット（ナット）を
示す部分断面図である。
１０ ケース １１ 部品載置面 １２ａ〜１２ｏ 受け部 ２０Ａ，２０Ｂ，２０Ｃ，２０Ｄ 電気部品 ２１ 締結部 ３０ アウトサートナット
（ナット） ４０ ボルト
（ナット） ４０ ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 部品載置面に受け部を有し、該受け部に
埋設又は圧入されたナットに、電気部品をボルトで締結
する電気部品のケースにおいて、 前記部品載置面に、ボルト締結位置の異なる複数種類の
前記電気部品に対応した配置で複数の前記受け部を設
け、これら受け部を前記電気部品の種類に応じて選択
し、前記ナットを埋設又は圧入したことを特徴とした電
気部品のケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10294740A JP2000124634A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 電気部品のケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10294740A JP2000124634A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 電気部品のケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000124634A true JP2000124634A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17811703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10294740A Abandoned JP2000124634A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 電気部品のケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000124634A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011256835A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10294740A patent/JP2000124634A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011256835A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050721 |