JP2000123908A - キャップコネクタ - Google Patents

キャップコネクタ

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JP2000123908A
JP2000123908A JP10294791A JP29479198A JP2000123908A JP 2000123908 A JP2000123908 A JP 2000123908A JP 10294791 A JP10294791 A JP 10294791A JP 29479198 A JP29479198 A JP 29479198A JP 2000123908 A JP2000123908 A JP 2000123908A
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fitting
plug connector
connector
cap connector
housing
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Noriaki Sai
徳明 蔡
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AMP Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの成形を容易にしつつ、相手プラ
グコネクタにかたを持たないようにして受容できるキャ
ップコネクタを提供すること。 【解決手段】 キャップコネクタ１０のハウジング２０
に設けられる嵌合開口２１の内側面６０は傾斜して成
り、内側面６０上に複数の細幅リブ７０が形成される。
細幅リブ７０の端縁７１は傾斜することなく、嵌合方向
に整合して直線的に延びるよう形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気等の相互接続
を実現するためにプラグコネクタを受容する嵌合開口を
具えるキャップコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のキャップコネクタの例が特開平
９−３２０６８８号公報に開示される。開示されるキャ
ップコネクタは、略矩形箱形にして一側に嵌合開口を有
するハウジングを含む。嵌合開口の一側面にはプラグコ
ネクタのロックアームと係合するための係合部が形成さ
れる。通常このような形状のハウジングを成形する際に
は、ハウジング内部の嵌合開口を成形するための抜き金
型が使用されるが、抜き金型の抜けを容易にしてハウジ
ングの変形を抑えるために通常その内側面は僅かに傾斜
するよう設計される。
【０００３】
【発明の解決すべき課題】この種のキャップコネクタに
おける問題は、上記の如き傾斜によってプラグコネクタ
と嵌合した際にがたを生じることである。このようなが
たは、例えば自動車等の振動環境下で使用される場合に
は接続の不良につながる虞もある。本発明の目的は、金
型の抜きを容易にしつつ、プラグコネクタとの嵌合時に
がたを生じにくい構成のキャップコネクタを提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形箱形にし
て一側にプラグコネクタを受容する嵌合開口を有するハ
ウジングを具え、前記嵌合開口は開口端に向けて拡開す
るよう傾斜する内側面を具えるキャップコネクタにおい
て、前記ハウジングの前記内側面には、嵌合方向に整合
して直線的に延びる端縁を含む複数の細幅リブが設けら
れることを特徴とする。
【０００５】好ましくは、前記細幅リブは前記嵌合開口
の奥端近傍で前記対向内側面に一致する形状とされる。
【０００６】好ましくは、前記細幅リブの幅は、前記プ
ラグコネクタが受容されるときに前記細幅リブが変形可
能となる寸法とされる。
【０００７】好ましくは、前記嵌合開口の内側面の少な
くとも一つには前記プラグコネクタに係合する係合手段
が形成され、前記細幅リブは少なくとも前記係合手段が
設けられる面に対向する側の面に形成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明の好適実施形態となるキャップコネクタについて説明
する。
【０００９】図１は、本発明によるキャップコネクタの
斜視図である。図２は、図１のキャップコネクタの正面
図である。図３は、図２中の線Ａ−Ａに沿う断面図であ
る。図４は、図１のキャップコネクタの一部を破断して
示す平面図である。図５は、図２中の底側部分の部分拡
大図である。
【００１０】本発明によるキャップコネクタ１０は、略
矩形の外形を有するハウジング２０及びそれに支持され
るコンタクト５０ａ、５０ｂを有する。ハウジング２０
は、図示しない相手プラグコネクタを受容するために、
一側に向けて開口する嵌合開口２１を有する。ハウジン
グ２０の底面２２は図示しない回路基板に実装される実
装面とされ、底面２２に台座部２３ａ、２３ｂを具え
る。コンタクト５０ａ、５０ｂは、略Ｌ字形状に折り曲
げられ、コネクタ嵌合方向に延びる雄型の接触部５１
ａ、５１ｂ、及び図示しない回路基板に接続されるため
のタイン５２ａ、５２ｂを有する。本実施形態によれ
ば、接触部５１ａ、５１ｂは２列に配列される。
【００１１】嵌合開口２１は、その頂側の位置にロック
アーム係合部２４、及び嵌合キー構造２５を具える。ロ
ックアーム係合部２４は嵌合開口２１の頂側の略中央に
位置し、特に図３に示すように、内側に向けて突出する
係合突起２６を有する。係合突起２６は、相手プラグコ
ネクタが具えるロックアームに係合し、嵌合時に両コネ
クタの嵌合状態を維持するためのものである。係合突起
２６の両側には第１の突出壁２７が形成される。第１の
突出壁２７は、嵌合過程又は嵌合後のロックアームの望
まれない変位を抑える機能も有するが嵌合キー構造２５
の一部も構成している。
【００１２】嵌合キー構造２５は、第１の突出壁２７、
更にその外側に形成される第２の突出壁２８、及び両側
壁２９によって画定される。第１の突出壁２７と第２の
突出壁２８とによって第１の凹部３１が画定され、一
方、第２の突出壁２８と側壁２９によって第２の凹部３
２が画定される。従って、これらの凹部３１、３２から
外れた位置に突出構造を有するプラグコネクタの受容を
阻止できると共に、正規のプラグコネクタを逆方向に向
けた状態での嵌合も阻止できる。
【００１３】本好適実施形態によるキャップコネクタ１
０の特徴的な点は、嵌合開口２１の内側面６０が大きく
拡開するように傾斜して形成されると共に、嵌合方向に
延びるように複数の細幅リブ７０が形成される点であ
る。この点について以下に詳細に説明する。
【００１４】従来のキャップコネクタによれば、内側面
を若干（通常０．５度程度）傾斜して形成し、これによ
り樹脂成形時に嵌合開口を形成するために使用される金
型の抜きを保証することが行われている。本実施形態に
よれば、内側面６０の傾斜角度を従来のキャップコネク
タよりも更に大きくして金型の抜きが更に容易に且つ確
実に行えるようにしている。この傾斜角度は特に図５中
にａとして示している。なお図５は底側の面を示すもの
であるが、言うまでもなく頂側及び両横側の内側面６０
にも同様の傾斜を設定する。
【００１５】本好適実施形態によるキャップコネクタ１
０は、更に内側面６０上に複数の細幅リブ７０を有す
る。細幅リブ７０はキャップコネクタ１０の奥行方向即
ち嵌合方向に渡って延びる。特に注目すべき点は、細幅
リブ７０の端縁７１は傾斜して延びるのでなく、嵌合方
向に整合して直線的に延びる点である。細幅リブ７０は
十分細い幅（例えば０．５ｍｍ程度）を有するので、金
型の抜きを阻害するものでない点に注目すべきである。
このように細幅リブ７０を複数（本実施形態では嵌合開
口２１内に計９個）形成することで、相手プラグコネク
タとの嵌合時に細幅リブ７０の端縁７１をプラグコネク
タの外側面と係合させてプラグコネクタのがたを最小に
でき又は寸法を適正化してがたを無くすことができる。
後者の場合、細幅リブ７０は若干変形可能とされ得る。
このように、本実施形態によるキャップコネクタによれ
ば、その成形を容易に且つ正確な寸法で実現可能である
と同時に、相手プラグコネクタと嵌合したときにプラグ
コネクタのがたを最小にすることが可能となる。
【００１６】なお、細幅リブ７０の数を最小にすること
が必要とされる場合には、細幅リブを嵌合開口２１の底
側にのみ形成するようにしても良い。嵌合されるプラグ
コネクタは、ロックアームに対向する側で複数の細幅リ
ブ７０によって支持されるので、嵌合後のプラグコネク
タのがたが確実に防止される。
【００１７】以上のように、本発明の実施形態となるキ
ャップコネクタについて説明したが、これはあくまでも
例示的なものであり、本発明を制限するものではなく、
当業者によって更に様々な変形変更が可能である。
【００１８】
【発明の効果】本発明のキャップコネクタによれば、ハ
ウジングの内側面には、嵌合方向に整合して直線的に延
びる端縁を含む複数の細幅リブが設けられることを特徴
とするので、ハウジングの樹脂成形を容易にしつつ、相
手プラグコネクタとの嵌合時にプラグコネクタにかたを
持たせないようにして嵌合状態を維持できる。従って、
振動を受けたときの各部材の変形破損及び微摺動摩耗等
によるコンタクトの接触不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるキャップコネクタの斜視図。
【図２】図１のキャップコネクタの正面図。
【図３】図２中の線Ａ−Ａに沿う断面図。
【図４】図１のキャップコネクタの一部を破断して示す
平面図。
【図５】図２中の底側部分の部分拡大図
【符号の説明】
１０ キャップコネクタ ２０ ハウジング ２１ 嵌合開口 ６０ 内側面 ７０ 細幅リブ ７１ 端縁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】矩形箱形にして一側にプラグコネクタを受
    容する嵌合開口を有するハウジングを具え、前記嵌合開
    口は開口端に向けて拡開するよう傾斜する内側面を具え
    るキャップコネクタにおいて、 前記ハウジングの前記内側面には、嵌合方向に整合して
    直線的に延びる端縁を含む複数の細幅リブが設けられる
    ことを特徴とするキャップコネクタ。
JP29479198A 1998-10-16 1998-10-16 キャップコネクタ Expired - Lifetime JP3320366B2 (ja)

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