JP2000123822A - 密閉電池およびその製造方法 - Google Patents

密閉電池およびその製造方法

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JP2000123822A JP11203046A JP20304699A JP2000123822A JP 2000123822 A JP2000123822 A JP 2000123822A JP 11203046 A JP11203046 A JP 11203046A JP 20304699 A JP20304699 A JP 20304699A JP 2000123822 A JP2000123822 A JP 2000123822A
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税 萩原
Masaharu Yamanaka
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    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装缶の開口部に蓋体を気密に接合した電池
ケースを有し、かつ前記電池ケースの注入孔を金属封止
部材で気密に封止した構造の密閉電池を提供する。 【構成】 アルミニウム系金属からなる外装缶の開口部
にアルミニウム系金属からなる蓋体を溶接により接合し
た構造を有する電池ケースと、この電池ケース内に収納
され、セパレータを挟んで対峙された正極および負極を
有する発電要素と、前記電池ケースに設けられ、電解液
を注入するための注入孔と、前記電池ケース内に前記注
入孔を通して注入された電解液と、前記注入孔を含む前
記電池ケースに取付けられたアルミニウム系金属からな
る封止部材とを具備し、前記封止部材は前記注入孔周囲
の前記電池ケースに対して超音波溶接により接合され、
前記注入孔を気密封止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉電池および密
閉電池の製造方法に関し、特に電解液の注入孔を封止す
る構造を改良した密閉電池およびその製造方法に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密閉電池、例えば角型密
閉電池は次のような構造を有する。
【0003】(1)有底角筒形の金属製外装缶と、この
外装缶内に収納された発電要素と、前記外装缶の開口部
から注入された電解液と、前記外装缶の上端開口部に溶
接により接合され、ハーメティックシールにより絶縁さ
れた電極端子を有する金属製蓋体とを備えた密閉電池。
【0004】(2)有底角筒形の外装缶と、この外装缶
内に収納された発電要素と、前記外装缶の開口部に溶接
により接合され、ハーメティックシールにより絶縁され
た電極端子および電解液の注入孔を有する金属板材から
なる蓋体と、前記蓋体の注入孔を通して前記外装缶内に
注入された電解液と、前記注入孔に差し込まれ、ろう付
けまたは抵抗溶接により接合された球形状または釘形の
栓体とを備えた密閉電池。
【0005】しかしながら、前述した(1)の構造を有
する角型密閉電池では外装缶の上端開口部に蓋体を溶接
する際、前記外装缶内に既に電解液が収容され、電解液
が蒸発された雰囲気下でなされる。このため、前記外装
缶と前記蓋体との溶接箇所に電解液蒸気が付着して溶接
不良が生じて密閉性が著しく低下される。
【0006】前記(2)の構造を有する角型密閉電池で
は、前記栓体を電解液が付着されている注入孔に差し込
み、抵抗溶接またはろう付けを行なう。このため、前記
電解液の蒸発により前記栓体の接合不良を招く恐れがあ
る。また、軽量化を図る目的で前記蓋体をアルミニウム
により形成する場合、前記栓体をろう付けや抵抗溶接に
より前記蓋体の注入孔に接合することが困難になる。
【0007】なお、注入孔を外装缶の底面や側面に設け
た密閉電池においても、部位が異なるだけで、他の構成
が変わらないため注入孔を蓋体に設けた電池と同様な問
題が起こる。
【0008】また、角型の密閉電池のみならず、円筒型
の密閉電池においても、前記(1)の技術では角型と同
様な理由から溶接不良が生じて密閉性が低下する。前記
(2)の技術では、角型と同様な理由から接合不良が起
こったり、接合自体が困難になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外装缶の開
口部に蓋体を気密に接合またはカシメを行なった電池ケ
ースを有し、かつ前記電池ケースの注入孔を金属封止部
材で気密に封止した構造の密閉電池およびその製造方法
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる密閉電池
は、アルミニウム系金属からなる外装缶の開口部にアル
ミニウム系金属からなる蓋体を溶接により接合した構造
を有する電池ケース;この電池ケース内に収納され、セ
パレータを挟んで対峙された正極および負極を有する発
電要素;前記電池ケースに設けられ、電解液を注入する
ための注入孔;前記電池ケース内に前記注入孔を通して
注入された電解液;および前記注入孔を含む前記電池ケ
ースに取付けられたアルミニウム系金属からなる封止部
材;を具備し、前記封止部材は、前記注入孔周囲の前記
電池ケースに対して超音波溶接により接合され、前記注
入孔を気密封止することを特徴とするものである。
【0011】本発明に係わる密閉電池の製造方法は、ア
ルミニウム系金属からなる外装缶内にセパレータを挟ん
で対峙された正極および負極を有する発電要素を収納す
る工程;前記外装缶の開口部にアルミニウム系金属から
なる蓋体を溶接により接合して電池ケースを作製する工
程;前記電池ケースに電解液を注入するための注入孔を
開口する工程;前記電池ケース内に電解液を前記注入孔
を通して注入する工程;および前記注入孔を含む前記電
池ケースにアルミニウム系金属板材を配置した後、先端
面に複数の突起が形成された円筒部を一端側に有する円
柱状ホーンにおける前記円筒部の先端面を前記金属板材
に対してその円筒部が前記注入孔を包囲するように当接
させ、このホーンを通して前記金属板材に超音波を付与
して溶接すると共に前記円筒部の外縁に沿って溶断する
ことにより円板状の封止部材を前記電池ケースに接合し
て前記注入孔を気密封止する工程;を具備したことを特
徴とするものである。
【0012】本発明に係わる別の密閉電池は、金属から
なる外装缶の開口部に金属からなる蓋体を溶接もしくは
カシメにより気密に固定した構造を有する電池ケース;
前記電池ケース内に収納され、セパレータを挟んで対峙
された正極および負極を有する発電要素;前記電池ケー
スに設けられ、電解液を注入するための注入孔;前記電
池ケース内に前記注入孔を通して注入された電解液;お
よび前記注入孔を気密に封止するための封止部材;を具
備し、前記封止部材は、金属製平板の中心付近に突出部
を有する形状をなし、この突出部を前記注入孔に挿入し
た状態で前記平板が前記電池ケースに接合されているこ
とを特徴とするものである。
【0013】本発明に係わるさらに別の密閉電池は、金
属からなる外装缶の開口部に金属からなる蓋体を溶接も
しくはカシメにより気密に固定した構造を有する電池ケ
ース;前記電池ケース内に収納され、セパレータを挟ん
で対峙された正極および負極を有する発電要素;前記電
池ケースに設けられ、電解液を注入するための注入孔;
前記電池ケース内に前記注入孔を通して注入された電解
液;および前記注入孔を気密に封止するための封止部
材;を具備し、前記封止部材は、金属製平板の中心付近
に突出部を有する形状をなし、この突出部を前記注入孔
に挿入した状態で前記平板が前記注入孔を囲むように溶
接して前記電池ケースに接合されていることを特徴とす
るものである。
【0014】本発明に係わる別の密閉電池の製造方法
は、金属からなる外装缶内にセパレータを挟んで対峙さ
れた正極および負極を有する発電要素を収納する工程;
前記外装缶のの開口部に金属からなる蓋体を溶接もしく
はカシメにより気密に固定して電池ケースを作製する工
程;前記電池ケースに電解液を注入するための注入孔を
開口する工程;前記電池ケース内に電解液を前記注入孔
を通して注入する工程;および金属製平板の中心付近に
突出部を有する形状をなす封止部材における前記突出部
を前記注入孔に挿入して前記注入孔を気密封止すると共
に、前記平板を前記電池ケース表面に当接させた後、前
記平板と前記電池ケースとを溶接する工程;を具備した
ことを特徴とするものである。
【0015】本発明に係わるさらに別の密閉電池の製造
方法は、金属からなる外装缶内にセパレータを挟んで対
峙された正極および負極を有する発電要素を収納する工
程;前記外装缶のの開口部に金属からなる蓋体を溶接も
しくはカシメにより気密に固定して電池ケースを作製す
る工程;前記電池ケースに電解液を注入するための注入
孔を開口する工程;前記電池ケース内に電解液を前記注
入孔を通して注入する工程;および金属製平板の中心付
近に突出部を有する形状をなす封止部材を用意し、この
突出部を前記注入孔に挿入しながら、前記平板を前記電
池ケース表面に当接させた後、前記平板と前記電池ケー
スとを前記注入孔を囲むように溶接して前記注入孔を気
密封止する工程;を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる密閉電池を
角型密閉電池を例として図面を参照して詳細に説明す
る。ここで、角型とは外装缶を発電要素を含む面で切断
したときの形状が長方形であることを意味するが、コー
ナ部においてアールが付けられることを許容するもので
ある。
【0017】図1は、本発明に係わる密閉電池、例えば
角型密閉リチウムイオン二次電池を示す斜視図である。
【0018】角型の電池ケース1は、例えばアルミニウ
ム系金属からなる有底矩形筒状をなす外装缶2の開口部
にアルミニウム系金属からなる蓋体3を例えばレーザ溶
接により気密に接合した構造を有する。前記外装缶2
は、例えば正極端子を兼ね、底部内面に絶縁フィルム4
が配置されている。
【0019】発電要素である電極体5は、前記電池ケー
ス1の外装缶2内に収納されている。前記電極体5は、
例えば負極6とセパレータ7と正極8とを前記正極8が
最外周に位置するように渦巻状に捲回した後、扁平状に
プレス成形することにより作製される。中心付近にリー
ド取出穴を有する例えば合成樹脂からなるスペーサ9
は、前記外装缶2内の前記電極体5上に配置されてい
る。
【0020】前記蓋体3の中心付近には、負極端子の取
出し穴10が開口されている。注入孔11は、前記取出
し穴10から離れた前記蓋体3の箇所に開口されてい
る。電解液は、前記注入孔11を通して前記外装缶2内
に注入されている。負極端子12は、前記蓋体3の穴1
0にガラス製または樹脂製の絶縁材13を介してハーメ
ティクシールされている。前記負極端子12の下端面に
は、リード14が接続され、かつこのリード14の他端
は前記電極体5の負極6に接続されている。
【0021】上部側絶縁紙17は、前記蓋体3の外表面
全体に被覆されている。スリット18を有する下部側絶
縁紙19は、前記外装缶2の底面に配置されている。二
つ折りされたPTC(Positive Thermal Coefficien
t)素子20は、一方の面が前記外装缶2の底面と前記
下部側絶縁紙19の間に介装され、かつ他方の面が前記
スリット18を通して前記絶縁紙19の外側に延出され
ている。外装チューブ21は、前記外装缶2側面から上
下面の絶縁紙17、19の周辺まで延出するように配置
され、前記上部側絶縁紙17および下部側絶縁紙19を
前記外装缶2に固定している。このような外装チューブ
21の配置により、外部に延出された前記PTC素子2
0の他方の面が前記下部側絶縁紙19の底面に向けて折
り曲げられる。
【0022】前記電池ケースの材質であるアルミニウム
系金属としては、例えば純アルミニウム、0.05重量
%以下のMgおよび0.2重量%以下のCuを含むアル
ミニウム合金を挙げることができる。このようなアルミ
ニウム系金属としては、例えばJISの合金番号でA1
050、A1100、A1200、A3003等を挙げ
ることができる。ただし、電池ケースはアルミニウム系
金属の他にステンレスまたは鉄を用いることを許容す
る。
【0023】前記電池ケースをアルミニウム系金属によ
り作った場合には、その厚さを0.5mm以上、より好
ましくは1mm以上にすることが望ましい。電池ケース
の厚さを0.5mm未満にすると、強度が低下して外装
缶に収納された発電要素を十分に保護することが困難に
なる。
【0024】前記電池ケースを鉄またはステンレスによ
り作った場合には、その厚さを0.2mm以上、より好
ましくは1mm以上にすることが望ましい。電池ケース
の厚さを0.2mm未満にすると、強度が低下して外装
缶に収納された発電要素を十分に保護することが困難に
なる。
【0025】前記電池ケースを構成する外装缶と蓋体
は、レーザ溶接により接合する場合に限らず、カシメに
より接合してもよい。
【0026】前記負極、セパレータ、正極および電解液
は、密閉電池がリチウムイオン二次電池の場合、次のよ
うな形態のものが用いられる。
【0027】前記負極は、例えばリチウムイオンが出し
入れされる炭素質物質を含むペーストをアルミニウム薄
板のような集電体の両面に保持させた構造を有する。
【0028】前記正極は、例えばリチウムニッケル酸化
物、リチウムコバルト酸化物、リチウムマンガン酸化物
のような活物質を含むペーストを銅薄板のような集電体
の両面に保持させた構造を有する。
【0029】前記セパレータとしては、例えばポリプロ
ピレンのような合成樹脂からなる多孔性フィルムが用い
られる。
【0030】前記電解液としては、例えば過塩素酸リチ
ウム、ホウフッ化リチウム、六フッ化リチウム、六フッ
化燐リチウム等の電解質をエチレンカーボネート、プロ
ピレンカーボネートのような有機溶媒で溶解したもの等
が用いられる。
【0031】次に、前記蓋体3の注入孔を封止するため
の3つの形態を詳細に説明する。
【0032】封止形態(1) 図2は、図1の二次電池の蓋体を示す上面図、図3は図
2のIII−III線に沿う拡大断面図。
【0033】例えば金属円板からなる封止部材15は、
前記蓋体3の前記注入孔11を通して電解液を注入した
後において前記注入孔11周囲の前記蓋体3に対して超
音波溶接により接合され、前記注入孔11を気密封止し
ている。すなわち、前記封止部材15は図2および図3
に示すように前記注入孔11を囲むように形成されたド
ーナツ状の超音波溶接部16により前記蓋体3に対して
接合されている。
【0034】前記封止部材の材質であるアルミニウム系
金属としては、例えば純アルミニウム、0.05重量%
以下のMgおよび0.2重量%以下のCuを含むアルミ
ニウム合金を挙げることができる。このようなアルミニ
ウム系金属としては、例えばJISの合金番号でA10
50、A1100、A1200、A3003等を挙げる
ことができる。特に、前記封止部材の材質は焼きなまし
により調質された最も軟質のアルミニウムのO材である
ことが好ましい。このようなアルミニウムのO材からな
る封止部材は、超音波溶接性が高いために前記電池ケー
ス(例えば蓋体)に良好に接合することが可能になる。
【0035】前記金属板材からなる封止部材は、その溶
接しろ部分の厚さを0.08〜0.30mmにすること
が好ましい。前記封止部材の溶接しろ部分の厚さを0.
08mm未満にすると、前記封止部材による前記電池ケ
ース(例えば蓋体)に開口された注入孔の気密封止が困
難になる。一方、前記封止部材の溶接しろ部分の厚さが
0.30mmを超えるとこの封止部材を電池ケース(例
えば蓋体)に良好に超音波溶接することが困難になる。
このため、前記封止部材による前記注入孔の気密封止性
が損なわれる恐れがある。より好ましい前記封止部材の
厚さは、0.10〜0.25mmである。
【0036】封止形態(2) 図5は、図1の二次電池の蓋体を示す上面図、図6は図
5の要部断面図、図7は鋲形状の封止部材を蓋体の注入
孔に圧入する状態を示す斜視図である。なお、前述した
図2、図3と同様な部材は同符号を付して説明を省略す
る。
【0037】金属製の円板41の中心付近に金属製突出
棒42(突出部)を取着するか、もしくは前記円板41
をプレス加工して形成した鋲形状をなす封止部材15に
おける前記突出棒42は、蓋体3の注入孔11内に圧入
して前記注入孔11を気密封止すると共に前記封止部材
15の前記円板41を前記蓋体3表面に当接させてい
る。前記円板41と前記蓋体3は、溶接、例えばスポッ
ト溶接された複数、例えば4つの溶接部43を有し、こ
れらの溶接部43により前記封止部材15と前記蓋体3
とを接合している。
【0038】前記封止部材は、例えば鉄またはステンレ
スから作られる。ただし、前記蓋体をアルミニウム系金
属から作った場合、前記封止部材も同様なアルミニウム
系金属から作ることによって密閉電池をより軽量化する
ことが可能になる。
【0039】前記封止部材の円板は、0.1mm以上の
厚さを有することが好ましい。この円板の厚さを0.1
mm未満にすると、前記封止部材による前記注入孔の気
密封止が困難になる。
【0040】図7に示すように前記封止部材15の突出
棒42の外径(φ1)は、前記蓋体3の注入孔11の内
径(φ2)より0.02〜0.1mm大きいことが好ま
しい。この寸法差を0.02mm未満にすると、前記封
止部材により前記注入孔を良好に気密封止することが困
難になる恐れがある。一方、前記寸法差が0.1mmを
超えると、前記封止部材の突出棒を前記蓋体の注入孔へ
の挿入と、気密保持が困難になる。
【0041】前記封止部材の突出棒を前記蓋体の注入孔
に圧入する時の力は、5〜12kgfにすることが好ま
しい。
【0042】前記封止部材の突出棒は、先端をテーパ状
にすることが好ましい。
【0043】前記封止部材の円板と蓋体との溶接は、例
えば抵抗溶接、レーザ溶接または超音波溶接が用いられ
る。超音波溶接を適用する場合には、アルミニウム系金
属から作られた前記蓋体および封止部材が用いられる。
このようなアルミニウム系金属としては、例えばJIS
の合金番号でA1050、A1100、A1200、A
3003等を挙げることができる。
【0044】なお、封止部材の円板と蓋体との溶接はス
ポット溶接に限らず、蓋体の注入孔を囲むように例えば
円環状の溶接部を形成してもよい。
【0045】封止形態(3) 図8は、図1の二次電池の蓋体を示す上面図、図9は図
8の要部断面図である。なお、前述した図2、図3と同
様な部材は同符号を付して説明を省略する。
【0046】金属製の円板41の中心付近に金属製突出
棒42(突出部)を取着するか、もしくは前記円板41
をプレス加工して形成した鋲形状をなす封止部材15に
おける前記突出棒42は、蓋体3の注入孔11内に挿入
されて前記円板41を前記蓋体3表面に当接させてい
る。前記円板41と前記蓋体3は、前記注入孔11を囲
むように溶接された例えば円環状の溶接部44を有し、
この溶接部44により前記封止部材15を前記蓋体3に
接合すると共に、前記注入孔11を気密封止している。
【0047】前記封止部材は、例えば鉄またはステンレ
スから作られる。ただし、前記蓋体をアルミニウム系金
属から作った場合、前記封止部材も同様なアルミニウム
系金属から作ることによって密閉電池をより軽量化する
ことが可能になる。
【0048】前記封止部材の円板は、0.1mm以上の
厚さを有することが好ましい。この円板の厚さを0.1
mm未満にすると、前記封止部材による前記注入孔の気
密封止が困難になる。
【0049】前記封止部材の円板と蓋体との溶接は、例
えば抵抗溶接、レーザ溶接または超音波溶接が用いられ
る。例えば前述した図4に示すホーン33を用いた超音
波溶接を適用する場合には、アルミニウム系金属から作
られた前記蓋体および封止部材が用いられる。このよう
なアルミニウム系金属としては、例えばJISの合金番
号でA1050、A1100、A1200、A3003
等を挙げることができる。
【0050】次に、前述した密閉電池の製造方法を説明
する。
【0051】まず、アルミニウム系金属からなる有底角
形の外装缶2内の底面に絶縁紙4を配置し、この中に発
電要素(例えば正極8および負極6をセパレータ7を挟
んで渦巻き状に捲回し、扁平状に成形した電極体5)を
収納する。つづいて、前記外装缶2内の前記電極体5上
に中心付近にリード取出し穴を有するスペーサ9を配置
した後、前記外装缶2の上端開口部にアルミニウム系金
属からなる蓋体3を例えばレーザ溶接により気密に接合
して内部に電極体5が収納された電池ケース1を組み立
てる。なお、前記蓋体3は絶縁材13を介してハーメテ
ィックシールされた電極端子(負極端子12)および電
解液の注入孔11を有する。
【0052】次いで、前記外装缶2内に電解液を前記蓋
体3の注入孔11を通して注入した後、この注入孔を気
密封止する。つづいて、前記蓋体3表面に絶縁紙17を
位置させ、かつ前記外装缶2の底部外面にスリット18
を有する絶縁紙19を配置すると共に、この絶縁紙18
に二つ折りされたPTC素子20を配置し、前記外装缶
2を含む全体を外装チューブ21に入れ、このチューブ
21を熱収縮する。これにより上部側の絶縁紙17は前
記蓋体3に、下部側の絶縁紙19およびPTC素子20
は前記外装缶2の底部に、それぞれ固定され、例えば前
述した図1に示す構造の角型密閉リチウムイオン二次電
池のような角型密閉電池が製造される。
【0053】前述した密閉電池の製造において、蓋体の
注入孔の封止は次の3つの方法によりなされる。
【0054】封止方法(1) 前記外装缶2内に電解液を前記蓋体3の注入孔11を通
して注入した後、前記外装缶2を支持固定し、前記注入
孔11を含む前記蓋体3の外表面に長尺のアルミニウム
系金属板材を捲回したフープからアルミニウム系金属板
材を配置する。つづいて、図4の(A),(B)に示す
下端付近に円筒部31を有し、かつ前記円筒部31下面
に多数の突起(例えばピラミッド形の突起)32が形成
された円柱状ホーン33を備えた超音波溶接装置を用い
て前記金属板材を超音波溶接すると共に溶断することに
より円板状の封止部材15を前記蓋体3に接合する。詳
述すると、前記ホーン33の円筒部31下面を前記金属
板材の所定位置に当接させた後、図示しない超音波振動
部材により前記ホーン33を超音波振動させることによ
り前記円柱状ホーン33の当接箇所に超音波溶接部が形
成されるとともに、そのホーン33の外周縁で前記板材
を溶断することにより円板状の封止部材15を前記蓋体
3に接合するとともに、前記注入孔11を気密封止す
る。つまり、前述した図2および図3に示すように円板
状の封止部材15が前記注入孔11を囲むように形成さ
れたドーナツ状の超音波溶接部16により前記蓋体3に
対して接合される。
【0055】前記超音波溶接において、前記ホーン33
における円筒部31下面に多数の突起32を形成するこ
とにより前記ホーン33が前記金属板材に対して効果的
に食い込み、溶断により形成された円板状の封止部材1
5から前述した図2および図3に示すように蓋体3に向
かって深い超音波溶接部16が形成され、前記蓋体3の
注入孔11を良好に気密封止することが可能になる。な
お、前記突起32はその数を多くするほど効果が大きく
なる。
【0056】また、図4に示す円柱状ホーン33の円筒
部31の外周縁のアール(R1)を0.2以下と急峻に
し、同円筒部31の内周縁のアール(R2)を0.5以
上と緩慢にすることが好ましい。このような形状のホー
ン33を用いることによって、このホーン33の円筒部
31を前記金属板材に当接させて超音波振動を付与する
際、前記円筒部31の外周縁がカッターの役目をなし、
前記アルミニウム系金属板材を容易に溶断して前記円筒
部31と同様な外形寸法を持つ封止部材を蓋体に接合で
きるとともに、前記円筒部31の内周縁で溶断されるの
を防止することが可能になる。
【0057】封止方法(2) 金属製円板41の中心付近に金属製突出棒42を固定し
た鋲形状をなす封止部材15を用意し、この封止部材1
5の突出棒42を電解液注入後の前記注入孔11に圧入
して前記注入孔11を気密封止すると共に、前記平板4
1を前記蓋体3表面に当接させた後、前記平板41と前
記蓋体3を例えばスポット溶接して4つの溶接部43に
より前記封止部材14を前記蓋体3に接合する。
【0058】封止方法(3) 金属製円板41の中心付近に金属製突出棒42を形成し
た鋲形状をなす封止部材15を用意し、この封止部材1
5の突出棒42を電解液注入後の前記注入孔11に挿入
して前記平板41を前記蓋体3表面に当接させた後、前
記平板41と前記蓋体3を前記注入孔を囲むように溶接
して例えば円環状の溶接部44を形成し、前記封止部材
14を前記蓋体3に接合すると共に、前記注入孔11を
気密封止する。
【0059】なお、本発明に係わる密閉電池において注
入孔は電池ケース1の蓋体3に開口される場合に限らな
い。例えば、図10に示すように外装缶2の側面に注入
孔11を開口し、この注入孔11を含む外装缶2の側面
に封止蓋15を超音波溶接により接合してもよい。ま
た、電池ケースの外装缶の底面に注入孔を開口し、この
注入孔を含む外装缶の底面に封止蓋を超音波溶接により
接合してもよい。
【0060】また、本発明に係わる密閉電池において外
装缶2と電極体5との電気的接合は、図に示す構造にし
てもよい。すなわち、電極体5の最外周をセパレータ7
とし、その代わりに電極体5から正極リード22を蓋体
3の側に設けて、蓋体3における電極体5側の面に対し
て正極リード22を溶接によって接合する。このように
すれば、蓋体3と外装缶2とは溶接によって電気的に接
合されるので、蓋体3を介して間接的に外装缶2と電極
体5とを電気的に接合することができる。
【0061】さらに、前述した密閉電池において電極体
を外装缶に収納する際にその負極が外側に位置するよう
にして外装缶を負極端子とし、蓋体にハーメティクシー
ルされた電極端子を正極端子とする構造にしてもよい。
【0062】本発明に係わる密閉電池は角型の密閉電池
に限らず、形状が異なるだけで電池としての基本構成が
変わらない円筒型等の密閉電池にも同様に適用すること
ができる。
【0063】以上説明した本発明に係わる密閉電池は、
注入孔を通して電解液を注入した後において、アルミニ
ウム系金属からなる封止部材を前記注入孔周囲のアルミ
ニウム系金属からなる電池ケース(例えば蓋体)に対し
て超音波溶接により接合した構成を有する。
【0064】このような構成によれば、電池ケースおよ
び封止部材が比較的軟質のアルミニウム系金属により作
られているため、それら部材を溶接条件が安定した超音
波溶接により容易に接合することができる。特に、封止
部材の材質として焼きなましにより調質された最も軟質
のアルミニウムのO材を用いれば、電池ケースに対して
より一層良好な超音波溶接を実現できる。その上、前記
注入孔を封止する前記封止部材の溶接しろ部分の厚さを
0.08〜0.30mmにすることによって、より一層
信頼性の高い超音波溶接を実現できる。
【0065】また、前記注入孔内面に電解液が付着して
いても、超音波溶接箇所である前記注入孔周辺の電池ケ
ース(例えば蓋体)外面には電解液が存在しないため、
前記電解液による溶接への影響を受けることなく前記注
入孔を含む前記蓋体に封止部材を良好に超音波溶接する
ことができる。
【0066】したがって、電池ケースに開口された電解
液の注入孔を封止部材によって良好に気密封止した軽量
の密閉電池を得ることができる。特に、前記封止部材と
前記注入孔周囲の前記電池ケースとの超音波溶接部の形
状をドーナツ状にすることによって、前記注入孔をより
一層良好に気密封止することが可能になる。
【0067】本発明の方法によれば、アルミニウム系金
属からなる外装缶内にセパレータを挟んで対峙された正
極および負極を有する発電要素を収納する工程と、前記
外装缶の開口部にアルミニウム系金属からなる蓋体を溶
接により接合して電池ケースを作製する工程と、前記電
池ケースに電解液を注入するための注入孔を開口する工
程と、前記電池ケース内に電解液を前記注入孔を通して
注入する工程と、前記注入孔を含む前記電池ケースにア
ルミニウム系金属板材を配置した後、先端面に多数の突
起が形成された円筒部を一端側に有する円柱状ホーンに
おける前記円筒部の先端面を前記金属板材にその円筒部
が前記注入孔を包囲するように当接させ、このホーンを
通して前記金属板材に超音波を付与して溶接すると共に
前記円筒部の外縁に沿って溶断することにより円板状の
封止部材を前記電池ケースに接合して前記注入孔を気密
封止する工程とを具備することによって、電池ケースに
開口された電解液の注入孔を封止部材によって良好に気
密封止した軽量の密閉電池を容易に製造することができ
る。
【0068】本発明に係わる別の密閉電池は、金属製平
板の中心付近に金属製突出棒を形成した鋲形状をなす封
止部材を用いて、この突出棒を電解液の注入後の注入孔
に圧入して前記注入孔を気密封止すると共に、前記平板
を前記ケース表面に当接させ、かつ前記平坦と前記ケー
スとを溶接して前記ケースに接合した構成を有する。
【0069】このような構成によれば、前記封止部材の
突出棒を前記電池ケース(例えば蓋体)の注入孔に挿入
し、前記電池ケース表面に当接された記封止部材の平板
とを溶接することによって、電池ケースに開口された電
解液の注入孔を封止部材によって極めて良好に気密封止
した密閉電池を得ることができる。
【0070】特に、前記注入孔の径に比べて0.02〜
0.1mm大きな外径を持つ突出棒を有する前記封止部
材を用いることによって、前記注入孔をより一層良好に
気密封止することが可能になる。
【0071】本発明の別の方法によれば、金属からなる
外装缶内にセパレータを挟んで対峙された正極および負
極を有する発電要素を収納する工程と、前記外装缶のの
開口部に金属からなる蓋体を溶接もしくはカシメにより
気密に固定して電池ケースを作製する工程と、前記電池
ケースに電解液を注入するための注入孔を開口する工程
と、前記電池ケース内に電解液を前記注入孔を通して注
入する工程と、金属製平板の中心付近に金属製突出棒を
形成した鋲形状をなす封止部材を用意し、この封止部材
の突出棒を前記注入孔に挿入して前記注入孔を気密封止
すると共に、前記平板を前記ケース表面に当接させた
後、前記平板と前記ケースとを溶接する工程とを具備す
ることによって、電池ケースに開口された電解液の注入
孔を封止部材によって極めて良好に気密封止した密閉電
池を製造できる。
【0072】本発明に係わるさらに別の密閉電池は、金
属製平板の中心付近に金属製突出棒を形成した鋲形状を
なす封止部材を用い、この突出棒を電池ケース(例えば
蓋体)の注入孔に挿入して前記平板を前記ケース表面に
当接させ、かつ前記平板と前記ケースとを前記注入孔を
囲むように溶接して前記ケースに接合されることにより
前記注入孔を気密封止した構成を有する。
【0073】このような構成によれば、前記封止部材の
突出棒を前記電池ケース(例えば蓋体)の注入孔に挿入
することによって、前記封止部材を前記注入孔を含む電
池ケースに簡単に位置決めできるとともに、前記電池ケ
ース表面に当接された記封止部材の平板とを前記注入孔
を囲むように溶接する際に前記封止部材の位置ずれを防
止できるため、電池ケースに開口された電解液の注入孔
を封止部材によって極めて良好にに気密封止した密閉電
池を得ることができる。
【0074】本発明のさらに別の方法によれば、金属か
らなる外装缶内にセパレータを挟んで対峙された正極お
よび負極を有する発電要素を収納する工程と、前記外装
缶のの開口部に金属からなる蓋体を溶接もしくはカシメ
により気密に固定して電池ケースを作製する工程と、前
記電池ケースに電解液を注入するための注入孔を開口す
る工程と、前記電池ケース内に電解液を前記注入孔を通
して注入する工程と、金属製平板の中心付近に金属製突
出棒を形成した鋲形状をなす封止部材を用意し、この封
止部材の突出棒を前記注入孔に挿入して前記平板を前記
ケース表面に当接させた後、前記平板と前記ケースとを
前記注入孔を囲むように溶接して前記注入孔を気密封止
する工程とを具備することによって、電池ケースに開口
された電解液の注入孔を封止部材によって極めて良好に
気密封止した密閉電池を製造できる。
【0075】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を前述した図
1〜図3に示す角型密閉電池を参照して詳細に説明す
る。
【0076】(実施例1)まず、アルミニウム(JIS
合金番号A3003)からなる有底角筒形の外装缶2内
の底面に絶縁紙4を配置し、この中に正極8および負極
6をセパレータ7を挟んで渦巻き状に捲回し、扁平状に
成形した電極体5を収納した。つづいて、前記外装缶2
内の前記電極体5上の中心付近にリード取出し穴を有す
るスペーサ9を配置した後、アルミニウム(JIS合金
番号A3003)からなる厚さ1.0mmの蓋体3を前
記外装缶2の上端開口部にレーザ溶接により気密に接合
した。なお、前記蓋体3には絶縁材13を介してハーメ
ティクシールされた負極端子12および電解液の注入孔
11(孔径2.0mm)を有する。
【0077】次いで、前記外装缶2内に六フッ化燐リチ
ウムの電解質をエチレンカーボネートとメチルエチルカ
ーボネートで溶解した非水溶媒系電解液を前記蓋体3の
注入孔11を通して注入した。つづいて、幅6mm、厚
さ0.05mmのアルミニウム(JIS合金番号A30
03で焼きなましを行なったO材)からなる長尺板材の
フープから引き出した板材を前記注入孔11を含む前記
蓋体3の外表面に配置した。
【0078】次いで、前述した図3に示す円柱状ホーン
33を備えた超音波溶接装置を用意した。この円柱状ホ
ーン33は、下端付近に外径4.5mm、内径3.0m
mで、外周のエッジR1が0.2、内周のエッジR2
0.5の円筒部31を有し、かつ前記円筒部31下面に
高さ0.05mm、ピッチ0.2mmの多数のピラミッ
ド形突起32が形成されている。前記円柱状ホーン33
の円筒部31下面の多数の突起32を前記蓋体3のアル
ミニウム板材の所定位置に当接させて食い込ませた後、
図示しない超音波振動部材により前記ホーン33を超音
波振動させることにより前記円柱状ホーン33の当接箇
所に図2に示すように外径4.5mm、内径3.0mm
のドーナツ状の超音波溶接部16を形成するとともに、
そのホーン33の外周縁のカッター作用により前記板材
を溶断することにより外径寸法が4.5mmの円板状の
封止部材15を前記蓋体3に接合して前記注入孔11を
塞いだ。この時の超音波溶接条件は、振幅18μm、加
圧力2.5kgf/cm2、エネルギー0.70Jとし
た。
【0079】次いで、前記蓋体3表面に絶縁紙17を配
置し、かつ前記外装缶2の底部外面にスリット18を有
する絶縁紙19を配置すると共に、この絶縁紙19に二
つ折りされたPTC素子20を配置した。前記外装缶2
を含む全体を外装チューブ21に入れ、このチューブ2
1を熱収縮することにより上部側の絶縁紙17を前記蓋
体3に、下部側の絶縁紙19およびPTC素子20を前
記外装缶2の底部に固定することにより前述した図1に
示す構造の角型密閉リチウムイオン二次電池を製造し
た。
【0080】(実施例2〜6)幅6mmで下記表1に示
す厚さのアルミニウムのO材からなる長尺板材を用い、
実施例1と同様な形状のホーンを有する超音波溶接装置
による超音波溶接条件を振幅18μm、加圧力1.0〜
3.0kgf/cm2、エネルギー0.4〜0.75J
とした以外、実施例1と同様な方法により封止部材を電
池ケースの注入孔を含む蓋体に超音波溶接し、前述した
図1に示す構造の5種の角型密閉リチウムイオン二次電
池を製造した。
【0081】得られた実施例1〜6の各二次電池100
個について、電解液の漏れ等を起こさない良品の割合を
調べた。その結果を下記表1に示す。
【0082】
【表1】
【0083】前記表1から明らかなように厚さが0.0
8〜0.30mmの封止部材を有する二次電池は、極め
て高い良品率を有することがわかる。
【0084】(実施例7)実施例1と同様に外装缶に電
極体を収納し、外装缶に注入孔が開口された蓋体をレー
ザ溶接により気密に接合した後、電解液を前記注入孔を
通して注入した。つづいて、外径2.08mm弱の突出
棒を有し、円板の厚さが0.15mmの鋲状封止部材を
用い、この封止部材の突出棒を前記電池ケースの蓋体の
注入孔(孔径;2.0mm)に挿入するとともに前記円
板を前記蓋体表面に当接させた。この後、前記円板と前
記蓋体とをスポット溶接することにより前述した図1,
図5,図6に示す構造角型密閉リチウムイオン二次電池
を製造した。
【0085】(実施例8,9)まず、厚さが0.15m
mの円板中心付近に外径2.0mm弱の突出棒を形成し
た鋲状封止部材を用い、実施例1と同様に電極体の収
納、電解液の注入後の電池ケースの蓋体の注入孔(孔
径;2.0mm)に前記封止部材の突出棒を挿入した。
この後、実施例1と同様な下部付近に円筒部を有するホ
ーンを備えた超音波溶接装置、および外径4.5mm、
外周のエッジが0.2で、かつ円形下面に高さ0.05
mm、ピッチ0.2mmの多数のピラミッド形突起が形
成された全体が円柱状をなすホーンを備えた超音波溶接
装置により振幅18μm、加圧力2.0kgf/cm
2、エネルギー0.6Jの超音波溶接条件で超音波溶接
することにより前述した図1,図8,図9に示す構造の2
種の角型密閉リチウムイオン二次電池を製造した。
【0086】得られた実施例7〜9の各二次電池100
個について、電解液の漏れ等を起こさない良品の割合を
調べた。その結果を下記表2に示す。
【0087】
【表2】
【0088】前記表2から明らかなように鋲状封止部材
を用いて電池ケースの注入孔を含む蓋体に溶接した実施
例7〜9の二次電池は、いずれも極めて高い良品率を有
することがわかる。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば外
装缶の開口部に蓋体を気密に接合またはカシメを行なっ
た電池ケースを有し、かつ前記電池ケースの注入孔を金
属封止部材で気密に封止した信頼性の高い密閉電池およ
びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる密閉型電池の一例である角型密
閉リチウムイオン二次電池を示す部分切欠斜視図。
【図2】図1の二次電池の蓋体を示す図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】超音波溶接装置に組込まれるホーンを示す図。
【図5】本発明に係わる別の密閉型電池における蓋体を
示す図。
【図6】図5の要部断面図。
【図7】図5の要部斜視図。
【図8】本発明に係わるさらに別の密閉型電池における
蓋体を示す図。
【図9】図8の要部断面図。
【図10】本発明に係わる角型密閉リチウムイオン二次
電池の別の形態示す側面図。
【図11】本発明に係わる角型密閉リチウムイオン二次
電池のさらに別の形態を示す部分切欠斜視図。
【符号の説明】
1…電池ケース 2…外装缶、 3…蓋体、 5…電極体、 11…注入孔、 15…封止部材、 16…超音波溶接部、 20…PTC素子、 21…外装チューブ、 31…円筒部、 32…突起 33…ホーン、 41…円板、 42…突出棒、 43,44…溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 克久 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社エイ・ティーバッテリー内 (72)発明者 小口 雄二 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社エイ・ティーバッテリー内 (72)発明者 萩原 税 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 (72)発明者 山中 正治 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム系金属からなる外装缶の開
    口部にアルミニウム系金属からなる蓋体を溶接により接
    合した構造を有する電池ケース;この電池ケース内に収
    納され、セパレータを挟んで対峙された正極および負極
    を有する発電要素;前記電池ケースに設けられ、電解液
    を注入するための注入孔;前記電池ケース内に前記注入
    孔を通して注入された電解液;および前記注入孔を含む
    前記電池ケースに取付けられたアルミニウム系金属から
    なる封止部材;を具備し、前記封止部材は、前記注入孔
    周囲の前記電池ケースに対して超音波溶接により接合さ
    れ、前記注入孔を気密封止することを特徴とする密閉電
    池。
  2. 【請求項2】 前記注入孔は、前記電池ケースの前記蓋
    体に設けられることを特徴とする請求項1記載の密閉電
    池。
  3. 【請求項3】 前記封止部材への超音波溶接による接合
    部の形状は、ドーナツ状であることを特徴とする請求項
    1または2記載の密閉電池。
  4. 【請求項4】 前記封止部材は、板状であることを特徴
    とする請求項1ないし3いずれか記載の密閉電池。
  5. 【請求項5】 前記封止部材は、前記注入孔に挿入され
    る突出棒を有する鋲形状をなすことを特徴とする請求項
    1ないし3いずれか記載の密閉電池。
  6. 【請求項6】 前記封止部材の溶接しろ部分の厚さは、
    0.08〜0.30mmであることを特徴とする請求項
    1ないし5いずれか記載の密閉電池。
  7. 【請求項7】 前記封止部材は、焼きなましされた最も
    軟質のアルミニウムのO材からなることを特徴とする請
    求項1ないし6いずれか記載の密閉電池。
  8. 【請求項8】 アルミニウム系金属からなる外装缶内に
    セパレータを挟んで対峙された正極および負極を有する
    発電要素を収納する工程;前記外装缶の開口部にアルミ
    ニウム系金属からなる蓋体を溶接により接合して電池ケ
    ースを作製する工程;前記電池ケースに電解液を注入す
    るための注入孔を開口する工程;前記電池ケース内に電
    解液を前記注入孔を通して注入する工程;および前記注
    入孔を含む前記電池ケースにアルミニウム系金属板材を
    配置した後、先端面に複数の突起が形成された円筒部を
    一端側に有する円柱状ホーンにおける前記円筒部の先端
    面を前記金属板材に対してその円筒部が前記注入孔を包
    囲するように当接させ、このホーンを通して前記金属板
    材に超音波を付与して溶接すると共に前記円筒部の外縁
    に沿って溶断することにより円板状の封止部材を前記電
    池ケースに接合して前記注入孔を気密封止する工程;を
    具備したことを特徴とする密閉電池の製造方法。
  9. 【請求項9】 金属からなる外装缶の開口部に金属から
    なる蓋体を溶接もしくはカシメにより気密に固定した構
    造を有する電池ケース;前記電池ケース内に収納され、
    セパレータを挟んで対峙された正極および負極を有する
    発電要素;前記電池ケースに設けられ、電解液を注入す
    るための注入孔;前記電池ケース内に前記注入孔を通し
    て注入された電解液;および前記注入孔を気密に封止す
    るための封止部材;を具備し、前記封止部材は、金属製
    平板の中心付近に突出部を有する形状をなし、この突出
    部を前記注入孔に挿入した状態で前記平板が前記電池ケ
    ースに接合されていることを特徴とする密閉電池。
  10. 【請求項10】 前記封止部材の突出部は、前記注入孔
    の径に比べて0.02〜0.1mm大きな外径を有する
    ことを特徴とする請求項9記載の密閉電池。
  11. 【請求項11】 金属からなる外装缶の開口部に金属か
    らなる蓋体を溶接もしくはカシメにより気密に固定した
    構造を有する電池ケース;前記電池ケース内に収納さ
    れ、セパレータを挟んで対峙された正極および負極を有
    する発電要素;前記電池ケースに設けられ、電解液を注
    入するための注入孔;前記電池ケース内に前記注入孔を
    通して注入された電解液;および前記注入孔を気密に封
    止するための封止部材;を具備し、前記封止部材は、金
    属製平板の中心付近に突出部を有する形状をなし、この
    突出部を前記注入孔に挿入した状態で前記平板が前記注
    入孔を囲むように溶接して前記電池ケースに接合されて
    いることを特徴とする密閉電池。
  12. 【請求項12】 前記注入孔は、前記電池ケースの前記
    蓋体に設けられることを特徴とする請求項9ないし11
    いずれか記載の密閉電池。
  13. 【請求項13】 前記封止部材の平板は、0.10mm
    以上の厚さを有することを特徴とする請求項9ないし1
    2いずれか記載の密閉電池。
  14. 【請求項14】 前記封止部材および前記電池ケースの
    うち、少なくとも一方は、アルミニウムまたはアルミニ
    ウム系合金からなることを特徴とする請求項9ないし1
    3いずれか記載の密閉電池。
  15. 【請求項15】 前記封止部材および前記電池ケース
    は、鉄またはステンレスからなることを特徴とする請求
    項9ないし13いずれか記載の密閉電池。
  16. 【請求項16】 前記電池ケースは、アルミニウムまた
    はアルミニウム系合金からなる場合、0.5mm以上の
    厚さは有し、鉄またはステンレスからなる場合、0.2
    mm以上の厚さを有することを特徴とする請求項9ない
    し13いずれか記載の密閉電池。
  17. 【請求項17】 金属からなる外装缶内にセパレータを
    挟んで対峙された正極および負極を有する発電要素を収
    納する工程;前記外装缶のの開口部に金属からなる蓋体
    を溶接もしくはカシメにより気密に固定して電池ケース
    を作製する工程;前記電池ケースに電解液を注入するた
    めの注入孔を開口する工程;前記電池ケース内に電解液
    を前記注入孔を通して注入する工程;および金属製平板
    の中心付近に突出部を有する形状をなす封止部材におけ
    る前記突出部を前記注入孔に挿入して前記注入孔を気密
    封止すると共に、前記平板を前記電池ケース表面に当接
    させた後、前記平板と前記電池ケースとを溶接する工
    程;を具備したことを特徴とする密閉電池の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記封止部材の突出部は、前記注入孔
    の径に比べて0.02〜0.1mm大きな外径を有する
    ことを特徴とする請求項17記載の密閉電池の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 金属からなる外装缶内にセパレータを
    挟んで対峙された正極および負極を有する発電要素を収
    納する工程;前記外装缶のの開口部に金属からなる蓋体
    を溶接もしくはカシメにより気密に固定して電池ケース
    を作製する工程;前記電池ケースに電解液を注入するた
    めの注入孔を開口する工程;前記電池ケース内に電解液
    を前記注入孔を通して注入する工程;および金属製平板
    の中心付近に突出部を有する形状をなす封止部材を用意
    し、この突出部を前記注入孔に挿入しながら、前記平板
    を前記電池ケース表面に当接させた後、前記平板と前記
    電池ケースとを前記注入孔を囲むように溶接して前記注
    入孔を気密封止する工程;を具備したことを特徴とする
    密閉電池の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記封止部材および前記電池ケースの
    うち、少なくとも一方は、アルミニウムまたはアルミニ
    ウム系合金からなることを特徴とする請求項17ないし
    19いずれか記載の密閉電池の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記封止部材および前記電池ケース
    は、鉄またはステンレスからなることを特徴とする請求
    項17ないし19いずれか記載の密閉電池の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記電池ケースは、アルミニウムまた
    はアルミニウム系合金からなる場合、0.5mm以上の
    厚さは有し、鉄またはステンレスからなる場合、0.2
    mm以上の厚さを有することを特徴とする請求項17な
    いし20いずれか記載の密閉電池の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記溶接は、抵抗溶接、レーザ溶接ま
    たは超音波溶接であることを特徴とする請求項17いし
    22ずれか記載の密閉電池の製造方法。
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