JP2021068648A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の二次電池では、蓋と栓の接合強度を高めることが出来ない問題がある。【解決手段】本発明の二次電池は、発電体が収納されるケース20と、ケース20を封止する蓋25と、蓋25に設けられた開口に対して超音波溶接により接合され、開口を封止するキャップ41と、を有し、開口の周囲にケース20の開口端の向く方向であって、ケース20の外側に向かう第1の方向に向かって凸形状となるリブ40が設けられ、キャップ41は、リブ40を覆う形状を有する。【選択図】図3

Description

本発明は二次電池に関し、例えば、発電体を収納するケースと当該ケースを封止する蓋とを有し、蓋に設けられる開口を封止する栓が蓋に設けられる二次電池に関する。
近年、二次電池の利用が拡大している。二次電池では、電池セルのケース内に電解液を注入するための注液口が蓋に設けられる。この注液口は、二次電池が完成した状態では塞いでおく必要がある。溶接の方法としては、レーザー溶接、超音波溶接がある。しかしながら、注液孔は注液時に電解液が開口部に付着しやすく、電解液が付着した状態で注液孔をレーザー溶接すると、ボイドやピンホールが発生しやすい問題がある。一方、超音波溶接では、非溶接物に対して圧力を加えながら超音波を印加するため、このようなボイドやピンホールは発生しない。そこで、注液口を超音波溶接により封止する方法が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の密閉型電池は、発電要素を内蔵せる電池ケースと該電池ケースの開口部を閉塞する封口蓋板とを具備し、該封口蓋板には注液孔が形設されており、該注液孔は封口栓が超音波溶接されることにより気密封止され、該封口栓と該封口蓋板の材質がアルミニウムであることを特徴とする。
特許第3614891号公報
注液孔に対する超音波溶接では、溶接時の圧力を受けるアンビル(受け治具)を用いないアンビルレス溶接を行う必要がある。そのため、注液孔に対する超音波溶接では、加圧に伴うケースの変形を抑えながら加圧及び加振を行う必要があり、加圧不足に起因する接合強度が発生するおそれがある。また、このような接合強度不足は、充放電に伴うケースの膨張及び収縮に起因する耐圧疲労強度の低下を招く。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、注液孔を封止する封口栓を超音波溶接する際に、ケースの変形を抑制しながら加圧力を高めることができず栓の接合強度を高めることが出来ない問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二次電池の信頼性を向上させることを目的とするものである。
本発明の二次電池の一態様は、発電体が収納されるケースと、前記ケースを封止する蓋と、前記蓋に設けられた開口に対して超音波溶接により接合され、前記開口を封止するキャップと、を有し、前記開口の周囲に前記ケースの開口端の向く方向であって、前記ケースの外側に向かう第1の方向に向かって凸形状となるリブが設けられ、前記キャップは、前記リブを覆う形状を有する。
本発明の二次電池では、開口の周囲に沿ってリブを設け、当該リブを覆うようにキャップを取り付けることで、開口を封止する栓と蓋との接合強度を高めることができる。
本発明の二次電池によれば、二次電池の信頼性を向上させることができる。
実施の形態1にかかる二次電池の構造の概略図である。 実施の形態1にかかる二次電池の蓋の構造を説明する図である。 実施の形態1にかかる二次電池の蓋の注液口及びキャップの構造を説明する図である。 実施の形態1にかかる二次電池のキャップを溶接する溶接装置を説明する図である。 実施の形態2にかかる二次電池の蓋の注液口及びキャップの構造を説明する図である。 実施の形態3にかかる二次電池の蓋の開口部及び開放弁の構造を説明する図である。 実施の形態4にかかる二次電池の蓋の注液口及びキャップの構造を説明する図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
まず、図1に実施の形態1にかかる二次電池1の構造の概略図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかる二次電池1は、捲回体10、ケース20、集電部品21、23、蓋25を有する。
捲回体10は、正極シートと負極シートとセパレータシートが積層された状態で3周以上捲回され、かつ、横断面が扁平形状に形成されたものである。捲回体10は、発電体11、第1の集電部12、第2の集電部13を有する。発電体11は、正極シートのうち正極活物質が塗工された領域と、負極シートのうち負極活物質が塗工された領域と、セパレータシートと、が積層された領域である。発電体11は、二次電池の電気エネルギーを蓄積する機能を有する。第1の集電部12は、捲回体に含まれるシートのうち正極シートと負極シートの一方のシートが捲回された部分である。第2の集電部13は、捲回体に含まれるシートのうち正極シートと負極シートの他方のシートが捲回された部分である。第1の集電部12又は第2の集電部13として設けられるシートには活物質は塗工されない。
ここで、正極シート及び負極シートに塗工される活物質について説明する。正極シートには、活物質として、例えば、LiCoO2、LiMn2O4、LiNiO2等が塗工される。また、負極シートには、活物質として、例えば、黒鉛(LiC6)、チタネイト(Li4Ti5O12)等が塗工される。そして、積層体では、正極シートにおいて活物質が塗工される活物質領域と、負極シートのうち活物質が塗工される活物質領域と、が重ね合わされるように積層され、セパレータシートはこの正負の活物質領域に挟まれるように設けられる。なお、以下の説明では、正極シートと負極シートとを含む語として電極シートを用いる。
ケース20には、集電部品21及び集電部品23が捲回体10に取り付けられ状態で捲回体10、集電部品21及び集電部品23が収納される。そして、捲回体10、集電部品21及び集電部品23がケース20に収納された状態で蓋25とケース20が接合される。
ここで、第1の集電部12には、集電部品21が溶接技術等を用いて接合される。第2の集電部13には、集電部品23が溶接技術等を用いて接合される。そして、集電部品21には、極柱22が蓋25側に突出するように設けられる。集電部品23には、極柱24が蓋25側に突出するように設けられる。そして、ケース20に蓋25が被せられた状態で、極柱22及び極柱24は、ケース20に設けられた電極取り出し穴を介して、蓋25から突出する状態となる。
実施の形態1にかかる二次電池1では、蓋25の構造、特にケース20内に電解液を注入するために設けられる注液口と当該注液口を封止するキャップの構造に特徴の1つがある。そこで、図2に実施の形態1にかかる二次電池の蓋25の構造を説明する図を示す。
図2に示すように、実施の形態1にかかる蓋25は、複数の開口が設けられる。図2に示す例では、開口として、電極取り出し穴30、電極取り出し穴31、注液口32、開放弁33が設けられる。電極取り出し穴30、電極取り出し穴31は、ケース20内に納められる集電部品に設けられる極柱22、24を取り出すための穴である。注液口32は、ケース20に蓋25が溶接により取り付けられた後にケース20内に電解液を注入するための穴である。注液口32は、注液後にキャップにより封止される。開放弁33は、予め蓋25に設けられた開口に封止弁が取り付けられたものであり、ケース20を密閉状態とした状態でケース20内の内圧が予め設定された圧力以上に高まった場合に、ケース20内の気体を放出するための弁である。
続いて、実施の形態1にかかる二次電池1の特徴的な構造の1つである注液口32とキャップの構造について詳細に説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかる二次電池1の25蓋の注液口32及びキャップ41の構造を説明する図を示す。図3に示す例は、図2のIII−III線に沿った二次電池1の断面図である。
図3では、蓋25に設けられる注液口32と、注液口32を封止するキャップ41とを示した。また、図3では、キャップ41を蓋25に溶接するための溶接チップ51を示した。キャップ41は、蓋25に超音波溶接により接合される。
図3に示すように、実施の形態1にかかる蓋25では、注液口32の周囲にリブ40を設ける。このリブ40は、開口(例えば、注液口32)の周囲にケース20の開口端の向く方向であって、ケース20の外側に向かう第1の方向に向かって凸形状を有する。また、実施の形態1では、キャップ41が、蓋25に取り付けられた状態で、蓋25から突出する側に凸形状となる湾曲した形状を有する。そして、リブ40は、当該キャップ41の形状に合わせるように、第1の方向と直交する方向であって、蓋25の注液口32から離れる方向となる第2の方向に向かって高さが低くなる湾曲形状を有する。
図3に示す例では、上図に溶接前の状態を示し、下図に溶接後の注液口32の状態を示した。実施の形態1にかかる二次電池1では、ケース20に3000系アルミニウム(例えば、Al−Mn系合金)を用い、蓋25に1000系アルミニウム(例えば、純アルミニウム)を用い、キャップ41に5000系アルミニウム(例えば、Al−Mg系合金)を用いる。1000系アルミニウムと3000系アルミニウムは、レーザー溶接で接合することが可能である。しかしながら、1000系アルミニウムと5000系アルミニウムは、レーザー溶接を行うとクラック等が生じるため、蓋25とキャップ41はレーザー溶接を行うことは難しい。そこで、実施の形態1にかかる二次電池1では、蓋25とキャップ41を超音波溶接により接合する。
この超音波溶接では、溶接する2つの部材間に与える圧力が接合強度に影響する。そこで、超音波溶接時に蓋25とキャップ41との間に圧力を加えるための溶接装置を用いて、実施の形態1にかかる二次電池1を製造する。そこで、この溶接装置50について説明する。図4に実施の形態1にかかる二次電池1のキャップ41を溶接する溶接装置50を説明する図を示す。なお、図4に示す例では、溶接チップ51を降下させ、かつ、溶接チップ51を介してキャップ41に超音波振動を与えるホーンが備え付けられる加振部については図示を省略した。
図4に示すように、溶接装置50は、ワークとなる注液済みの二次電池1を支持する支持治具と、溶接チップ51に対して加圧及び加振を行う加振部(不図示)と、を有する。図4では、主に支持治具について図示した。支持治具は、ベース部材52、ワークガイド壁53、ワーク支持プレート54、スライダー55、弾性部材56を有する。
支持治具は、ワークを保持するワークガイド壁53をベース部材52に直交する方向に形成する。また、支持治具は、ワークガイド壁53とベース部材52で囲まれる領域の底部に、平板部材で形成され、ワークの底部を支持するワーク支持プレート54を設ける。そして、ワーク支持プレート54をワークの底側から支えるようにスライダー55を設ける。スライダー55は、ワーク支持プレート54を加圧の偏りにかかわらず平行に上下させるためのものである。また、支持治具では、ワーク支持プレート54とベース部材52との間に挟まれる領域に弾性部材56が設けられる。弾性部材56は、複数のバネ、或いは、ウレタンゴムで形成される。この弾性部材56は、一定の圧縮力に対して一定の縮み量となる部材である。
溶接装置50では、このような支持治具を用いて、支持治具に二次電池1を入れた状態で、先端に溶接チップ51が設けられるホーンにより二次電池1をワーク支持プレート54側に押し当てる。このとき、二次電池1の沈み込み量PDが所定の大きさになったときに二次電池1の蓋25とキャップ41との間に一定の圧力がかかる。このように、溶接装置50を用いることで、沈み込み量PDの大きさにより蓋25とキャップ41との間に安定した加圧力を加えることができる。そして、溶接チップ51によりキャップ41を蓋25に一定の加圧力をかけた状態で加振することで、溶接装置50は、キャップ41を蓋25に超音波溶接を行う。
上記説明より、実施の形態1にかかる二次電池1では、蓋25に設けられる開口(例えば、注液口32)の外周に沿ってリブ40を設ける。このリブ40は、ケース20の開口端の向く方向であって、ケース20の外側に向かう第1の方向に向かって凸形状となり、かつ、その上面が第1の方向と直交する方向であって、蓋25の開口から離れる方向となる第2の方向に向かって高さが低くなる湾曲形状を有する。これにより、実施の形態1にかかる二次電池1では、注液口32の外周に沿った領域の強度を高めることができる。そして、このような形状のリブ40を覆うようにキャップ41を超音波溶接する。これにより、実施の形態1にかかる二次電池では、キャップ41の超音波溶接工程においてキャップ41に圧力をかけた際の蓋25及びケース20の変形を抑制することができる。
また、実施の形態1にかかる二次電池1では、上述したように、ケース20の内圧が高まるとケース20及び蓋25の変形を招くことがある。しかしながら、実施の形態1にかかる二次電池1では、リブ40とリブ40を覆うキャップ41とにより注液口32を封止するため、平坦面と平坦面とを溶接する形態で注液口32を封止する場合よりも溶着面積を大きくすることができる。これにより、実施の形態1にかかる二次電池1では、内圧上昇に起因する変形に対しても蓋25とキャップ41の間の溶着状態を維持することができる。
また、実施の形態1にかかる溶接装置50を用いることで、キャップ41の超音波溶接工程において、キャップ41の押圧力を安定させることができる。特に、二次電池では、蓋25の内圧が上昇することがあり、キャップ41の溶接強度が低下すると開放弁33による気体開放が行われる前に、キャップ41が破損して注液口32から気体がもれるおそれがある。しかしながら、溶接装置50を用いてキャップ41を蓋25に溶接することで、キャップ41と蓋25の溶着力のばらつきを抑制して、内圧制御を適切に行うことができる。
また、リブ40により、実施の形態1にかかる二次電池1では、超音波溶接工程生じる異物がリブ40の湾曲形状に沿って外側に排出されるため、注液口32から蓋25内に入り込むことを防止することができる。
実施の形態2
実施の形態2では、注液口32の外周に設けられるリブとキャップの形状の別の形態について説明する。なお、実施の形態2の説明では、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については実施の形態1と符号を付して説明を省略する。
図5に実施の形態4にかかる二次電池の蓋の注液口及びキャップの構造を説明する図を示す。図5に示すように、実施の形態2にかかるキャップ41aは、蓋25側に向かって凹形状となる形状を有する。また、注液口32の外周に沿って設けられるリブ40aは、断面視において、ケース20の開口端の向く方向であって、ケース20の外側に向かう第1の方向に向かって凸形状となり、かつ、その上面が第1の方向と直交する方向であって、蓋25の開口から離れる方向となる第2の方向に向かって高さが低くなるスロープ形状を有する。そして、キャップ41aにおいてリブ40aと接する部分は、リブ40aのスロープの形状に合わせた形状を有する。そして、図5の下図に示すように、実施の形態2にかかる二次電池では、リブ40aとキャップ41aが密着するように、キャップ41aが蓋25に超音波溶接される。
実施の形態2では、リブとキャップの形状の別の形態について説明した。リブとキャップの形状を、上記説明したような形状としても、リブ40aにより注液口32の外周部の強度を高めることができるため、適切な加圧力による超音波溶接を行うことができ、キャップ41aと蓋25との接合強度を高めることができる。また、実施の形態2においても、リブ40aを設けることより、溶接により生じた異物はリブ40aのスロープ形状に沿ってケース20の外に排出される。また、実施の形態2にかかる二次電池においても、リブ40aとキャップ41aとの溶着部分の面積を大きくすることができるため、ケース20の内圧上昇に起因する変形に高い耐性を得ることができる。
実施の形態3
実施の形態3では、注液口32の外周に設けられるリブとキャップの形状の別の形態について説明する。なお、実施の形態3の説明では、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については実施の形態1と符号を付して説明を省略する。
図6に実施の形態3にかかる二次電池の蓋の注液口及びキャップの構造を説明する図を示す。図6に示すように、実施の形態3にかかるキャップ41bは、蓋25側に向かって凹形状となる形状を有する。また、注液口32の外周に沿って設けられるリブ40bは、キャップ41bの凹形状の角部に合わせた形状であって、断面視において矩形形状を有する。そして、図6の下図に示すように、実施の形態3にかかる二次電池では、リブ40bとキャップ41bが密着するように、キャップ41bが蓋25に超音波溶接される。
実施の形態3では、リブとキャップの形状の別の形態について説明した。リブとキャップの形状を、上記説明したような形状としても、リブ40bにより注液口32の外周部の強度を高めることができるため、適切な加圧力による超音波溶接を行うことができ、キャップ41bと蓋25との接合強度を高めることができる。また、実施の形態3にかかる二次電池においても、リブ40aとキャップ41bとの溶着部分の面積を大きくすることができるため、ケース20の内圧上昇に起因する変形に高い耐性を得ることができる。なお、実施の形態3にかかる二次電池では、異物の混入を防ぐ能力が実施の形態1、2に比べて小さくなるが、リブ40bを有することで、超音波溶接時の蓋25の変形が防がれるため、リブ40bがない形態に比べて異物の発生量が少なくなる。
実施の形態4
実施の形態4では、実施の形態2と同様の構造を適用して、開放弁33が設けられる開口を封止する方法を説明する。なお、実施の形態4の説明では、実施の形態1、2で説明した構成要素と同じ構成要素については実施の形態1、2と符号を付して説明を省略する。
図7に実施の形態4にかかる二次電池の蓋の開口部及びキャップの構造を説明する図を示す。図7に示すように、実施の形態4にかかるキャップ41cは、蓋25側に向かって凹形状となる形状を有する。また、実施の形態4にかかるキャップ41cは、開放弁33となる開口部を覆う部分が、他の部分よりも薄く形成される。
そして、実施の形態4にかかる二次電池の開放弁33が設けられる蓋の開口部の外周に沿って設けられるリブ40cが設けられる。リブ40cは、断面視において、ケース20の開口端の向く方向であって、ケース20の外側に向かう第1の方向に向かって凸形状となり、かつ、その上面が第1の方向と直交する方向であって、蓋25の開口から離れる方向となる第2の方向に向かって高さが低くなるスロープ形状を有する。また、実施の形態4にかかるリブ40cでは、開放弁33となる開口の淵に沿った部分は、スロープ形状ではなく、蓋25の取り付け面に対して平行になる平面形状となる平坦部42となるように形成される。また、実施の形態4にかかるそして、キャップ41cにおいてリブ40cと接する部分は、リブ40cのスロープの形状に合わせた形状を有する。そして、図7の下図に示すように、実施の形態4にかかる二次電池では、リブ40cとキャップ41cが密着するように、キャップ41cが蓋25に超音波溶接される。
実施の形態4では、キャップ41cとして開放弁33を構成する例について説明した。このように、開放弁33をキャップとすることで、開放弁33となるキャップ41cとの接合強度を高めることができる。そして、実施の形態3にかかる二次電池では、リブ40cとキャップ41cとの溶着力を高めることができるため、キャップ41cに形成した開放構造(他の部分より薄い部分)によって気体が開放される内圧の制御をより高精度に行うことができる。
また、実施の形態4にかかる二次電池では、リブ40cにおいてキャップ41cと対向する上端部にスロープに加えて平坦部42を設ける。これにより、実施の形態4にかかる二次電池では、キャップ41cと25との接合力をより安定させ、開放弁33の開放圧力をより高精度に制御することができる。
上記説明より、実施の形態4にかかる二次電池1では、蓋25に設けられる開口(例えば、開放弁33が取り付けられる開口)の外周に沿って第1の方向でケース20から突出する凸形状となるリブ40を設ける。これにより、実施の形態4にかかる二次電池では、開放弁33の外周に沿った領域の強度を高めることができる。そして、このような形状のリブ40cを覆うようにキャップ41cを超音波溶接する。これにより、実施の形態4にかかる二次電池では、キャップ41cの超音波溶接工程においてキャップ41cに圧力をかけた際の蓋25及びケース20の変形を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
(付記1)
ベース部材と、
前記ベース部材に直交する方向に形成され、ワークを保持するワークガイド壁と、
平板部材で形成され、前記ワークの底部を支持するワーク支持プレートと、
前記ワーク支持プレートに取り付けられ、前記ワーク支持プレートを平行に上下させるスライダーと、
前記ワーク支持プレートと前記ベース部材との間に挟まれる領域に設けられ、一定の圧縮力に対して一定の縮み量となる弾性部材と、
前記ワーク支持部レートと対向する方向から前記ワークを押し込み、かつ、前記ワークに超音波振動を与える接合チップが先端に取り付けられるホーンと、
を有する超音波溶接装置。
1 二次電池
10 捲回体
11 発電体
12 第1の集電部
13 第2の集電部
20 ケース
21 集電部品
22 極柱
23 集電部品
24 極柱
25 蓋
26 蓋溶接部
30 電極取り出し穴
31 電極取り出し穴
32 注液口
33 開放弁
40 リブ
41 キャップ
50 溶接装置
51 溶接チップ
52 ベース部材
53 ワークガイド壁
54 ワーク支持プレート
55 スライダー
56 弾性部材

Claims (6)

  1. 発電体が収納されるケースと、
    前記ケースを封止する蓋と、
    前記蓋に設けられた開口に対して超音波溶接により接合され、前記開口を封止するキャップと、を有し、
    前記開口の周囲に前記ケースの開口端の向く方向であって、前記ケースの外側に向かう第1の方向に向かって凸形状となるリブが設けられ、
    前記キャップは、前記リブを覆う形状を有する二次電池。
  2. 前記キャップは、前記蓋に接合された状態で前記蓋から突出する側に凸形状となる湾曲した形状を有し、
    前記リブは、前記第1の方向と直交する方向であって、前記蓋の開口から離れる方向となる第2の方向に向かって高さが低くなる湾曲形状を有する請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記リブは、前記凸形状とされる部分が、前記第1の方向と直交する方向であって、前記蓋の開口から離れる方向となる第2の方向に向かって高さが低くなるスロープ形状に形成され、
    前記キャップは、前記スロープ形状に合わせた形状を有する請求項1に記載の二次電池。
  4. 前記リブは、前記凸形状とされる部分が、断面視において矩形形状を有し、
    前記キャップは、前記蓋側に向かって凹形状となる形状を有する請求項1に記載の二次電池。
  5. 前記キャップは、前記ケースを密閉状態とした状態で前記ケース内の内圧が予め設定された圧力以上に高まった場合に、前記ケース内の気体を放出する開放弁である請求項1に記載の二次電池。
  6. 前記蓋と前記キャップは、異なる種類のアルミニウムで形成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の二次電池。
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Citations (3)

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