JP2000123347A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2000123347A
JP2000123347A JP10289828A JP28982898A JP2000123347A JP 2000123347 A JP2000123347 A JP 2000123347A JP 10289828 A JP10289828 A JP 10289828A JP 28982898 A JP28982898 A JP 28982898A JP 2000123347 A JP2000123347 A JP 2000123347A
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Taro Sasaki
太郎 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性粉末が磁性塗料に対して良好な分散安定
性を示し、さらに磁気特性や電磁変換特性に優れ、高密
度記録領域において良好な記録再生特性を発揮する磁気
記録媒体を提供する。 【解決手段】 非磁性支持体2上に、飽和磁化が143
Am2/kg以上の磁性金属粉末と結合剤とを主体とす
る磁性層3が形成された磁気記録媒体1であって、強磁
性金属粉末は、遷移金属を主体とし、Al、Si及びS
mが添加されかつAlの含有率Al/(Al+Si+S
m)が25原子%以上46原子%以下であり、結合剤
は、全結合剤のうち極性基を有する塩化ビニル系共重合
体を20重量%以上含有し、磁性層3は、厚さが0.5
μm以下に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオテー
プ、ビデオテープ、データカートリッジ、フロッピーデ
ィスク等に用いられる磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置、ビデオ装置及びコンピ
ュータ装置等の磁気記録再生装置で用いられる磁気記録
媒体としては、磁性粉末、結合剤及び各種添加剤を有機
溶媒に分散、混練することによって調製される磁性塗料
を非磁性支持体上に塗布し乾燥させて磁性層を形成す
る、いわゆる塗布型の磁気記録媒体が生産性、汎用性に
優れることから主流を占めている。
【0003】近年、各種の磁気記録再生装置において
は、小型軽量化、高画質化、長時間化が進められ、それ
に伴い上述した塗布型の磁気記録媒体に対しても高密度
記録化が強く要望されるようになっている。
【0004】塗布型の磁気記録媒体においては、高密度
記録領域での特性を改善するために、まず磁性粉末の選
択が重要である。そして、磁気記録媒体の高密度記録領
域での特性を改善する磁性粉末としては、保磁力が高く
飽和磁束密度が大きくかつ微粒子であることが必要であ
る。
【0005】そこで、従来より用いられていた酸化鉄系
磁性粉末に代えて、鉄を主体とする強磁性金属粉末が磁
気記録媒体の磁性層に含有させる磁性粉末として使用さ
れるようになっている。
【0006】強磁性金属粉末は、例えば鉄を主体とする
針状のオキシ水酸化鉄或いは酸化鉄を還元性ガス中で加
熱還元した後、酸化安定性を確保するために粒子表面に
薄い酸化皮膜を形成させることで生成されるものであ
り、酸化鉄系磁性粉末に比べて高保持力、高磁化量が得
られる。
【0007】また、高密度記録領域での特性を改善する
次の手法として、磁性塗料の分散性を確保することが挙
げられる。磁性塗料の分散性の向上に伴い、磁化特性や
粒子配向性の指標である角形比が向上する。また、磁性
塗料の分散性の向上に伴い、磁性塗料塗布後の磁性層表
面が平滑化され、VTR等のヘッドとの間に生じるいわ
ゆるスペーシング損失が減少して電磁変換特性が向上す
る。
【0008】さらに、上述した強磁性金属微粉末を用い
た磁気記録媒体においては、高密度記録領域での特性を
さらに改善する目的で、磁性層の薄層化が行われてい
る。磁気記録媒体は、磁性層の薄層化によって磁化領域
の反磁界が減少するため自己減磁損失が減少し、その結
果、磁気記録媒体の電磁変換特性を改善することができ
る。
【0009】磁性層の薄層化の手法としては、同時二層
(重層)塗布が主として採用されている。同時二層塗布
は、非磁性支持体上にダイコード法により磁性層形成用
塗料と非磁性の下塗り層形成用塗料とをダイから同時に
押し出しながら塗布する方法であり、下塗り層の厚みを
1μm〜3μmとすることにより、磁性層を0.1μm
〜0.5μmに塗布した場合であっても、磁性層を単層
で薄層塗布する場合に比べ均一かつ安定して塗布でき
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、強磁性金属微粉末の粒子の磁化量が大きいと、塗料
としたときの分散安定性が低下する傾向にある。すなわ
ち、磁化量が大きいと、粒子間の磁気的な凝集作用が大
きくなり、塗料を静置或いはそれに近い状態とした時に
粒子の沈降や、溶剤の分離が起きる。その結果、磁性塗
料塗布時に塗りムラ等が発生して塗布性が悪化し、磁気
特性が悪化する傾向がある。
【0011】上述した塗りムラの問題は、磁性層が薄層
化された場合、より深刻となりC/N等の電磁変換特性
を悪化させる。
【0012】また、磁気的な凝集作用以外の磁性塗料の
分散安定性に影響を与える要素としては、粒子表面の化
学的な性質と結合剤の相性が挙げられる。例えば、粒子
表面が塩基性であるとき、結合剤として極性基を含有す
る樹脂を用いたとき、その極性基積が塩基性であるより
は酸性である方が、より吸着量が増し、分散安定性に有
利に働く場合がある。逆に、粒子表面が酸性の場合は塩
基性の極性基を用いた方が有効であることが多い。
【0013】強磁性金属微粉末における粒子表面の酸
性、塩基性は、粒子表面に存在する元素や化合物によっ
て大きく異なる。一般にアルミニウム酸化物やカルシウ
ム酸化物が粒子表面に存在するとき、粒子表面は塩基性
であり、酸化ケイ素が存在する場合は酸性となる。
【0014】さらに、結合剤として用いる樹脂の骨格に
よっても分散安定性は異なった性質を示す。例えば、塩
化ビニル系共重合体とポリエステルポリウレタンとでは
粒子に吸着する形態が異なり、一般に前者の方が吸着層
の立体障害効果が大きく、分散安定性は良好な傾向が見
られる。
【0015】そこで本発明は、上述したような従来の実
情を改善すべく、磁性粉末が磁性塗料に対して良好な分
散安定性を示し、さらに磁気特性に優れ、高密度記録領
域において良好な記録再生特性を発揮する磁気記録媒体
を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明に係る磁気記録媒体は、非磁性支持体上に、飽和
磁化が143Am2/kg以上である強磁性金属粉末と
結合剤とを主体とする磁性層が形成され、強磁性金属粉
末が遷移金属を主体として、Al、Si及びSmが添加
されかつAlの含有率Al/(Al+Si+Sm)が2
5原子%以上46原子%以下であり、結合剤が全結合剤
のうち極性基を有する塩化ビニル系共重合体を20重量
%以上含有し、磁性層の厚さが0.5μm以下に形成さ
れたことを特徴とする。
【0017】上述した構成を有する本発明に係る磁気記
録媒体によれば、Alの添加量Al/(Al+Si+S
m)が25原子%〜46原子%である強磁性金属粉末
と、極性基を有する塩化ビニル系共重合体を20重量%
以上含有する結合剤とを用いて厚さが0.5μm以下の
磁性層を形成してなることから、磁性塗料の分散安定性
が向上し、かつ磁気特性や電磁変換特性も向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気記録媒体
の具体的な実施の形態について、詳細に説明する。
【0019】本実施の形態に係る磁気記録媒体は、非磁
性支持体上に、飽和磁化が143Am2/kg以上であ
る強磁性金属粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成
されたものである。
【0020】強磁性金属粉末は、遷移金属を主体とし、
形状保持剤としてAl、Si及びSmが添加されてなる
とともに、Alの含有率Al/(Al+Si+Sm)が
25原子%以上46原子%以下に規制される。また、結
合剤は、全結合剤のうち極性基を含む塩化ビニル系共重
合体が20重量%以上含有されている。
【0021】上述した強磁性金属粉末においては、主体
となる遷移金属がFeであることが好ましく、Co、N
i、Cr、Mn等を含有するFe系合金が好ましく用い
られる。特に、Fe−Co系合金においては、高い飽和
磁化を得ることができる。なお、Fe−Co系合金にお
けるCoの添加量は、Feに対し1原子%〜50原子%
程度が好適である。
【0022】強磁性金属粉末は、一般に出発原料とし
て、オキシ水酸化鉄が好ましく使用され、これを脱水し
て酸化鉄Fe23とし、さらに還元してFe系金属粉末
とするが、いずれの反応も高温下での熱処理で行われる
ため、オキシ水酸化鉄が持っている針状性や磁気特性は
失われる方向に働く。このような強磁性金属粉末の生成
過程で起こる針状性や磁気特性の劣化を抑える目的か
ら、粒子表面には、上述したように形状保持剤としてA
lやSi、Sm等の希土類酸化物を被着させる必要があ
る。強磁性金属粉末は、Al、Si及びSmが粒子表面
に被着されると、針状性、磁気特性の劣化が抑えられる
とともに、塩化ビニル系共重合体に適した表面性状とな
る。
【0023】なお、Al、Si及びSmは、上述したよ
うにAlの含有率Al/(Al+Si+Sm)が25原
子%以上46原子%以下となるように添加されている。
強磁性金属粉末においては、Alの含有率Al/(Al
+Si+Sm)が25原子%未満の場合には、強磁性金
属粉末が凝集して磁性塗料の分散安定性が劣化するため
好ましくない。また、Alの含有率Al/(Al+Si
+Sm)が46原子%を越える場合には、強磁性金属粉
末の角形比及び保磁力が低下するため好ましくない。
【0024】ところで、強磁性金属粉末の出発原料とな
るオキシ水酸化鉄としては、α−FeOOH、β−Fe
OOH、γーFeOOH等が好ましく用いられ、特に、
α−FeOOH、γーFeOOHが好適である。
【0025】これらオキシ水酸化鉄の形状は、生成され
る強磁性金属粉末の形状としてそのまま反映される。し
たがって、出発原料として用いるオキシ水酸化鉄として
は、強磁性金属粉末の微細化と保磁力の向上等との関係
から、長軸長が0.05μm〜0.20μm、軸比が3
〜15であって、針状、柱状、紡錘状、棒状のものが好
ましい。
【0026】なお、オキシ水酸化鉄には、上述したよう
なCo、Ni、Cr、Mnの他にMg、Ca、Ba、S
r、Zn、Ti、Mo、Ag、Cu、Na、K、Li、
Al、Zr等の金属化合物が共存していても良い。
【0027】また、Al、Si、Smの被着処理は、こ
れら元素の可溶性の塩、例えば塩化物、硫酸塩、硝酸塩
等を用いることで行われる。具体的には、オキシ水酸化
鉄を水に懸濁させた懸濁液に、Al、Si化合物等を溶
解させた水溶液を添加して均一に溶解させ、この懸濁液
のpHをアルカリ側に調整することにより、Al、S
i、Sm等の形状保持剤を被着させる。このように被着
処理を施す際に行われるpH調整には、一般に水酸化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム等が用いられることが多い。
被着処理後のオキシ水酸化鉄は、洗浄された後、ろ過、
乾燥、粉砕されて微細な粉末とされる。その後、オキシ
水酸化鉄は、非還元性雰囲気中400℃〜750℃で加
熱処理されることにより、酸化鉄Fe23となり、被着
層が酸化物層として定着する。
【0028】そして、上述したような被着処理が施され
た酸化鉄Fe23に対して還元処理が行われる。還元処
理は、形状保持剤、すなわちAl、Si、Smが被着し
た酸化鉄Fe23を還元性雰囲気中400℃〜600℃
で加熱処理することにより行われる。還元性雰囲気とし
ては、一般的な水素を主体とするガスが用いられる。
【0029】次に、還元処理を終了した金属磁性粉末に
対して徐酸化処理を行うことで酸化被膜を形成する。徐
酸化処理は、金属磁性粉末に適当な低酸素濃度のガスを
接触させることにより行われる。ガス接触方法は、固気
相、液相どちらでもよい。その後、水分を含むガスを接
触させ、水分を付加する。このようにして、本実施の形
態においては、粒子形状、磁気特性、酸化安定性のいず
れについても優れた金属磁性粉末を得ることができる。
【0030】また、本実施の形態で使用される結合剤
は、上述したように極性基を含む塩化ビニル系共重合体
を20重量%以上含有している。極性基としては、磁性
粉末の分散性を向上させる目的で、−SO3M、−OS
3M、−COOM、P=O(OM)2等の極性官能基が
導入される。ここで、式中Mは、水素原子あるいは、リ
チウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属であ
る。さらに、極性官能基としては、−NR12、−NR
123+X−の末端基を有する側鎖型のもの、>NR1
2+X−の主鎖型のものを導入してもよい。ここで、式
中R1、R2及びR3は、水素原子或いは炭化水素基であ
り、X−は弗素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン元素
イオン或いは無機・有機イオンである。また、極性官能
基としては、−OH、−SH、−CN、エポキシ基等で
もよい。これら極性官能基の量は、10-1〜10-8mo
l/gであり、好ましくは10-2〜10-6mol/gで
ある。
【0031】なお、本実施の形態で使用される結合剤
は、塩化ビニル系共重合体を20重量%以上含有してい
ればよく、塩化ビニル系共重合体以外の樹脂として、従
来より磁気記録媒体用に使用されている公知の熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂等が使用可能であり、
重量平均分子量が15000〜200000のものが好
ましい。これらの結合剤は、磁気記録媒体に走行耐久
性、可撓性、靱性を付与したり、非磁性支持体との接着
を良好にする等の目的で使用される。
【0032】熱可塑性樹脂の例としては、酢酸ビニル、
アクリル酸エステル-アクリロニトリル共重合体、アク
リル酸エステル-塩化ビニリデン共重合体、メタクリル
酸エステル-塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エ
ステル-エチレン共重合体、ポリ弗化ビニル、塩化ビニ
リデン-アルリロニトリル共重合体、アクリロニトリル-
ブタジエン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチ
ラール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブチ
レート、セルロースダイアセテート、セルローストリア
セテート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロー
ス)、スチレンブタジエン共重合体、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、合成ゴム等が挙げ
られる。
【0033】これらの熱可塑性樹脂は、塩化ビニル-酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル-塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル-アクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステル-塩化ビニル-塩化ビニリデン共重合体、塩化
ビニル-アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸エス
テル-塩化ビニル共重合体のかたちで含有していてもよ
いことは勿論である。
【0034】また、熱硬化性樹脂或いは反応型樹脂の例
としてはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹
脂、シリコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアル
デヒド樹脂等が挙げられる。
【0035】上述したような樹脂からなる結合剤は、1
種単独で用いてもよいが、2種以上を併用することも可
能である。さらに、これら塩化ビニル系共重合体以外の
結合剤にも、磁性粉末の分散性を向上させる目的で極性
基を含有していてもよいことは勿論である。
【0036】これらの結合剤の使用量は、非磁性粉末1
00重量部に対して、1重量部から100重量部、好ま
しくは、10重量部から50重量部である。結合剤の使
用量が多すぎると、ドライブでの繰り返し摺動により塗
膜の塑性流動が生じやすく、走行耐久性が低下する。一
方、結合剤の使用量が少なすぎると、非磁性粉末の分散
不良や塗膜の力学的強度が低下する等の問題が生じる。
【0037】また、このような結合剤に対しては、耐久
性の向上を図るために、硬化剤を添加することが好まし
い。この硬化剤としては、多官能イソシアネートが使用
可能であり、特にトリレンジイソシアネート(TDI)
系が好適である。硬化剤の添加量は、全結合剤量に対し
て5〜30重量%が好ましい。
【0038】非磁性支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテ
ート、セルロースダイアセテート、セルロースブチレー
ト等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ポリアミドイミド等のプラスチックの他、アルミ
ニウム合金、チタン合金等の軽金属、アルミナガラス等
のセラミック等が本実施の形態に係る磁気記録媒体にお
いて使用可能である。非磁性支持体にAl合金板やガラ
ス板等の剛性を有する基板を使用した場合には、基板表
面にアルマイト処理等の酸化被膜やNi−P被膜等を形
成してその表面を硬くするようにしてもよい。
【0039】本実施の形態に係る磁気記録媒体は、上述
した強磁性金属粉末を結合剤、溶剤とともに混合、分散
させて磁性塗料とし、この磁性塗料を非磁性支持体上に
塗布することにより磁性層が形成されて構成される。
【0040】磁性塗料の調製は、混練工程、混合工程、
分散工程の各工程を経て行われる。磁性塗料の分散工程
及び混練工程には、ロールミル、ボールミル、サンドミ
ル、アジター、ニーダー、エクストルーダー、ホモジナ
イザー、超音波分散機等が用いられる。
【0041】磁性塗料を非磁性支持体上に塗布するに
は、主にグラビアコーターもしくはダイコーターが用い
られる。図1に示す磁気記録媒体1は、磁性塗料と下塗
り層塗料とが同時二層塗布によって、非磁性支持体2の
一方の面2aと磁性層3との間に磁性層3の接着を向上
させる下塗り層4が形成されたものである。磁性層3
は、下塗り層4上に乾燥膜厚が0.5μm以下になるよ
うに塗布されて形成されている。
【0042】また、磁気記録媒体1には、非磁性支持体
2の他方の面2bに媒体の走行性向上のため、例えばシ
リカ、カーボンブラック等の非磁性粉末及び結合剤(磁
性塗料を構成するものと同様のものであってよい)から
なるバックコート層5が0.4〜0.8μm厚に形成さ
れている。
【0043】上述したように磁性層や下塗り層が塗布、
形成された磁気記録媒体は、磁場中で乾燥機に挿入され
た後、カレンダー装置に導かれ、巻取りロールに巻き取
られる。さらに、バックコート層を塗布した後に、例え
ば8mm幅にスリットしてこれをカセット内に収納し
て、テープカセットが製造される。
【0044】なお、磁気記録媒体を構成する他の構成要
素は、通常の塗布型の磁気記録媒体で用いられているも
のが使用可能である。例えば、磁性層には、走行性の向
上を図るために、潤滑剤を添加してもよい。潤滑剤とし
ては、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸と炭素数2〜
12の1価〜6価アルコールのいずれか1つとエステ
ル、混合エステルまたはジ脂肪酸エステル、トリ脂肪酸
エステルを用いることができる。具体例としては、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エラ
イジン酸、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ペンチ
ル、ステアリン酸ヘプチル、ステアリン酸オクチル、ス
テアリン酸イソオクチル、ミリスチン酸オクチルが挙げ
られる。
【0045】また、磁性層には、さらに必要に応じてレ
シチン或いはカルボン酸等の分散剤、アルミナ等の研磨
剤、カーボンブラック等の帯電防止剤等の添加剤が添加
されていてもよい。これら添加剤としては、従来公知の
材料が使用可能であり、何ら限定されるものではない。
【0046】さらに、本実施の形態に係る磁気記録媒体
は、上述した構成を有するものに限定されるものではな
く、例えば、より平滑な表面を得るために、非磁性支持
体上に磁性塗料を塗布する以前に、磁性或いは非磁性別
の塗料をあらかじめ塗布してもよい。さらに、磁性層の
表面にはオーバーコート層を設けてもよい。
【0047】
【実施例】以下、本発明に係る磁気記録媒体の実施の形
態について、具体的な実施例を挙げて比較例と対比しつ
つ説明する。なお、本発明に係る磁気記録媒体は以下に
掲げる実施例に限定されるものではないことは言うまで
もない。
【0048】ここで、実施例及び比較例において使用さ
れた強磁性金属粉末A〜Hの特性を表1に示す。表1に
示された強磁性金属粉末A〜Hの磁気特性は、試料振動
型磁力計(東英工業製VSM、印加磁界15kOe、ス
ィープ速度10min/10kOe)で測定し、比表面
積はmicromeritics社製の高速表面分析機
(RAPID SURFACE AREA ANALY
ZER)にて求めた。また、平均長軸長は、電子顕微鏡
写真を撮影し、その粒径を測定したものである。さら
に、原子比Al/(Fe+Co),Si/(Fe+C
o),Co/Fe,Sm/(Fe+Co)は、蛍光X線
分析装置により測定した。
【0049】
【表1】
【0050】また、実施例及び比較例において塗布され
た磁性塗料の組成を表2に示す。なお、表2に示すよう
に、結合剤には、極性基として−SO3Naを含有する
塩化ビニル樹脂(商品名:MR−110;日本ゼオン社
製)及び極性基として−SO3Kを含有するポリエステ
ルポリウレタン樹脂(商品名:UR−8200;東洋紡
社製)を用いた。
【0051】
【表2】
【0052】まず、表1に示す強磁性金属粉末A〜Hを
含有する表2に示す組成(1)〜(4)の磁性塗料を用
いて磁性層が形成された実施例1〜実施例9及び比較例
1〜比較例23の磁気テープを以下のようにして作製し
た。
【0053】比較例1 まず、表1に示す強磁性微粉末Aを用いるとともに、表
2の組成(1)に示される結合剤、添加剤、溶剤を常法
に従って混合し、2軸式エクストルーダーにより混練
し、さらに溶剤を加えディスパーで予備分散した後、サ
ンドミルで6時間分散して、磁性塗料を調製した。
【0054】次に、下塗り層用塗料を調製し、この下塗
り層用塗料と磁性塗料にポリイソシアネート2重量部を
それぞれ加え、同時二層式ダイコーターを用いて非磁性
支持体上に塗布した。なお、下塗り層用塗料の組成は以
下の通りである。
【0055】 (下塗り層用塗料の組成) 針状ヘタマイト 100重量部 (長軸0.15μm,比表面積52m2/g) 塩化ビニル樹脂(商品名:MR−110) 10重量部 ポリエステルポリウレタン(商品名:UR−8200) 10重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 100重量部 この時、磁性層が0.14μm、下塗り層が1.5μm
の厚さに塗布されている。そして、この塗膜にソレノイ
ドコイルにより配向処理した後、乾燥、カレンダー処
理、硬化処理を行った。
【0056】さらに、バック塗料を上述した磁性塗料の
塗布面の反対面に0.5μmとなるように塗布してバッ
ク層を形成し、8mm幅にスリットして磁気テープとし
た。なお、バック塗料の組成は以下の通りである。
【0057】 (バック塗料の組成) カーボンブラック(商品名:旭#50) 100重量部 ポリエステルポリウレタン 100重量部 (商品名:ニッポランN−2304) メチルエチルケトン 500重量部 トルエン 500重量部比較例2〜比較例4 表1に示す強磁性金属粉末Aを用いるとともに、表2に
示す組成(2)組成(3)及び組成(4)の磁性塗料を
それぞれ用いて磁性層を形成した。これ以外は、磁性塗
料の作製方法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、
比較例1と同様の手法により磁気テープを作製した。
【0058】実施例1〜実施例3 表1に示す強磁性金属粉末Bと、表2に示す組成
(1)、組成(2)及び組成(3)の磁性塗料をそれぞ
れ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方法、塗布方
法、配向処理、バック層形成等、比較例1と同様の手法
により磁気テープを作製した。
【0059】比較例5 表1に示す強磁性金属粉末Bと、表2に示す組成(4)
の磁性塗料を用いた。これ以外は、磁性塗料塗料の作製
方法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1
と同様の手法により磁気テープを作製した。
【0060】実施例4〜実施例6 表1に示す強磁性金属粉末Cと、表2に示す組成
(1)、組成(2)及び組成(3)の磁性塗料をそれぞ
れ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方法、塗布方
法、配向処理、バック層形成等、比較例1と同様の手法
により磁気テープを作製した。
【0061】比較例6 表1に示す強磁性金属粉末Cと、表2に示す組成(4)
の磁性塗料を用いた。これ以外は、磁性塗料塗料の作製
方法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1
と同様の手法により磁気テープを作製した。
【0062】実施例7〜実施例9 表1に示す強磁性金属粉末Dと、表2に示す組成
(1)、組成(2)及び組成(3)の磁性塗料をそれぞ
れ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方法、塗布方
法、配向処理、バック層形成等、比較例1と同様の手法
により磁気テープを作製した。
【0063】比較例7 表1に示す強磁性金属粉末Dと、表2に示す組成(4)
の磁性塗料を用いた。これ以外は、磁性塗料塗料の作製
方法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1
と同様の手法により磁気テープを作製した。
【0064】比較例8〜比較例11 表1に示す強磁性金属粉末Eと、表2に示す組成
(1)、組成(2)、組成(3)及び組成(4)の磁性
塗料をそれぞれ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方
法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1と
同様の手法により磁気テープを作製した。
【0065】比較例12〜比較例15 表1に示す強磁性金属粉末Fと、表2に示す組成
(1)、組成(2)、組成(3)及び組成(4)の磁性
塗料をそれぞれ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方
法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1と
同様の手法により磁気テープを作製した。
【0066】比較例16〜比較例19 表1に記載の強磁性金属粉末Gと、表2に示す組成
(1)、組成(2)、組成(3)及び組成(4)の磁性
塗料をそれぞれ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方
法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1と
同様の手法により磁気テープを作製した。
【0067】比較例20〜比較例23 表1に記載の強磁性金属粉末Hと、表2に示す組成
(1)、組成(2)、組成(3)及び組成(4)の磁性
塗料をそれぞれ用いた。これ以外は、磁性塗料の作製方
法、塗布方法、配向処理、バック層形成等、比較例1と
同様の手法により磁気テープを作製した。
【0068】評価 まず、各実施例、比較例の磁気テープについて以下のよ
うに特性を評価した。
【0069】磁気特性の評価は、保磁力、角形比につい
て、試料振動型磁力計(東英工業製VSM、印加磁界1
0kOe、スィープ速度3min/10kOe)を用い
て測定した。このうち角型比は、分散向上に伴い上昇す
るので、分散性の指標として用いることができる。
【0070】また、各磁気テープの磁性層(カレンダー
処理前)の光沢度の評価は、JIS−8741で規定さ
れるGloss45°に準じた。すなわち、グロスメー
タ(日本電色工業社製)を用い、光線の入射角度を45
°として測定される光沢度を、同様にして測定される標
準表面を持つ基準板の光沢度を100%として相対値換
算することで求めた。光沢度についても分散の指標とし
て用いることができる。
【0071】溶剤分離の評価は、調製した磁性塗料を3
0分間静置し、磁性塗料が溶剤分離を起こしているか否
かを目視で判定した。
【0072】磁性層の厚みムラは、厚みによってレーザ
光の吸光度が変化することを利用して、780nmのレ
ーザ光をスリット前のテープに透過させることにより微
小間隔の厚みの変化を測定した測定した。具体的には、
まず、テープ面に対して垂直にレーザ光を当て、透過光
からそのポイントの吸光度を求め、さらに塗布方面(長
手方向)にたいして90°となる方向に測定ポイントを
移動させながら、10μm間隔ごとにデータを取り込
み、最終的に30nmまでのデータを取り込んだ。そし
て、吸光度のバラつきが厚みのバラつきとなるため、吸
光度の標準偏差を厚みムラの標準偏差の指標として用い
た。
【0073】これらの結果を表3にまとめた。
【0074】
【表3】
【0075】表3の結果からわかるように、Fe−Co
合金に、Al,Si,Smが、25原子%≦Al/(A
l+Si+Sm)≦46原子%の割合で添加された強磁
性金属粉末B、C又はDが用いられ、極性基を有する塩
化ビニル樹脂を20重量%以上含有した組成(1)、
(2)又は(3)で調製された磁性塗料を塗布して磁性
層が形成された実施例1〜実施例9の磁気テープにおい
ては、溶剤分離が防止されかつ分散安定性に優れた磁性
塗料を得ることができ、また各数値も高い値を示し良好
な磁気特性を得ることができることが判断できる。
【0076】これに対して、飽和時価が高い共時性金属
粉末を用い、塩化ビニル樹脂を全く含有しない組成
(4)の磁性塗料を用いた比較例4、比較例5、比較例
6、比較例7、比較例11、比較例15、及び比較例1
9では、Alの添加量にかかわらず、磁性塗料に溶剤分
離が生じ、良好な分散安定性を得ることができないこと
が判断できる。
【0077】また、Alの添加量Al/(Al+Si+
Sm)が25原子%未満であって、飽和磁化が143A
2/kgの強磁性金属粉末E又はFが用いられた比較
例8〜比較例15では、塩化ビニル樹脂を含有する組成
(1)(2)又は(3)の磁性塗料を用いても、強磁性
金属粉末の凝集が起こり、磁性塗料に溶剤分離が生じて
しまう。さらに、Alの添加量Al/(Al+Si+S
m)が46原子%を越える強磁性金属粉末Aが用いられ
た比較例1〜比較例4では、塩化ビニル樹脂を含有する
組成(1)(2)又は(3)の磁性塗料を用いても強磁
性金属粉末の保磁力及び角形比の値が低下しまう。
【0078】したがって、磁性塗料の分散安定性に優
れ、磁気特性に優れた磁気テープを得るためには、Al
の添加量Al/(Al+Si+Sm)が25原子%〜4
6原子%である強磁性金属粉末を用いて、極性基を有す
る塩化ビニル樹脂を20重量%以上含有する組成の磁性
塗料を用いることが必要であることがわかる。
【0079】次に、上述した実施例1の磁性層の厚みを
以下のように変えた磁気記録媒体実施例1a及び実施例
1b、比較例24及び比較例25を作製した。
【0080】実施例1a〜実施例1b 実施例1の磁性層の厚さをそれぞれ0.32μm、0.
45μmに形成した磁気記録媒体であり、これ以外は、
磁性塗料の作製方法、塗布方法、配向処理、バック層形
成等、比較例1と同様の手法により磁気テープを作製し
た。
【0081】比較例24〜比較例25 実施例1の磁性層の厚さをそれぞれ0.69μm、0.
95μmに形成した磁気記録媒体であり、これ以外は、
磁性塗料の作製方法、塗布方法、配向処理、バック層形
成等、比較例1と同様の手法により磁気テープを作製し
た。
【0082】評価 上述した実施例1、実施例1a及び実施例1bと比較例
24〜比較例25とをスペクトルアナライザ、発信器、
オシロスコープ、回転ドラム及び固定ヘッドからなる固
定ヘッド式電磁変換特性機の回転ドラムにテープ状に裁
断した磁気テープを張り付けて、キャリア信号から0.
2MHzはなれた周波数の出力をノイズレベルとして、
キャリア出力とノイズレベルの差C/Nを測定すること
により、各磁気記録媒体の電磁変換特性を評価した。な
お、測定条件は、ヘッド/テープ間の相対速度を3.8
m/secとし、キャリア信号を7.6MHz(波長
0.5μm)として測定を行った。その結果を表4に示
す。
【0083】
【表4】
【0084】表4の結果からわかるように、磁性層の厚
みが0.5μm以下の実施例1、実施例1a及び実施例
1bは、磁性層の厚みが0.5μm以上の比較例24〜
比較例25に比してC/Nが良好な数値を示しており、
電磁変換特性が改善されていることが判断できる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、飽和磁化143Am2/kgでAlの添加
量がAl/(Al+Si+Sm)が25原子%〜46原
子%である強磁性金属粉末と、極性基を有する塩化ビニ
ル樹脂を20重量%以上含有する結合剤とを用いて、厚
さ0.5μm以下の磁性層が形成されることから、磁性
塗料の分散安定性に優れ、かつ磁気特性や電磁変換特性
に優れた磁気記録媒体を得ることができる。その結果、
高密度記録領域においても良好な記録再生特性を発揮す
る磁気記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録媒体の縦断面図である。
【符号の説明】
1 磁気記録媒体,2 非磁性支持体,3 磁性層,4
下塗り層,5 バックコート層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に、飽和磁化が143A
    2/kg以上である強磁性金属粉末と結合剤とを主体
    とする磁性層が形成された磁気記録媒体において、 上記強磁性金属粉末は、遷移金属を主体とし、Al、S
    i及びSmが添加されかつAlの含有率Al/(Al+
    Si+Sm)が25原子%以上46原子%以下であり、 上記結合剤は、全結合剤のうち極性基を有する塩化ビニ
    ル系共重合体を20重量%以上含有し、 上記磁性層は、厚さが0.5μm以下に形成されたこと
    を特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記非磁性支持体上には、上記磁性層と
    の間に非磁性微粉末と結合剤とを主体とする下塗り層が
    塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記強磁性金属粉末は、Feを主体とす
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記強磁性金属粉末は、Fe−Co系合
    金強磁性粉末であることを特徴とする請求項3に記載の
    磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307342A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Toda Kogyo Corp Sm−Fe−N系磁性粒子粉末の製造法及びSm−Fe−N系磁性粒子粉末を含有するボンド磁石用樹脂組成物、ボンド磁石

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006307342A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Toda Kogyo Corp Sm−Fe−N系磁性粒子粉末の製造法及びSm−Fe−N系磁性粒子粉末を含有するボンド磁石用樹脂組成物、ボンド磁石
JP4662061B2 (ja) * 2005-03-31 2011-03-30 戸田工業株式会社 Sm−Fe−N系磁性粒子粉末の製造法及びSm−Fe−N系磁性粒子粉末を含有するボンド磁石用樹脂組成物、ボンド磁石

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