JP2000122659A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置

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JP2000122659A
JP2000122659A JP10297406A JP29740698A JP2000122659A JP 2000122659 A JP2000122659 A JP 2000122659A JP 10297406 A JP10297406 A JP 10297406A JP 29740698 A JP29740698 A JP 29740698A JP 2000122659 A JP2000122659 A JP 2000122659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンマーの鍵当接面に設けられるクッション
の取付作業を、熟練を要することなく、効率良くかつ適
切に行えるとともに、使用に伴うクッションの位置ずれ
や離脱を防止することができる電子楽器の鍵盤装置を提
供する。 【解決手段】 シャーシ2と、周囲に位置決め壁54を
立設した鍵当接面53を上面に有し、シャーシ2に回動
自在に支持された複数のハンマー4と、位置決め壁54
にはめ込んだ状態でハンマー4の鍵当接面53に貼り付
けられたクッション55と、シャーシ2に回動自在に支
持され、クッション55を介して複数のハンマー4の鍵
当接面53に上方から当接する複数の鍵3と、を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノなどに
用いられる電子楽器の鍵盤装置に関し、特に鍵と連動し
て回動するハンマーを備えるとともに、ハンマーの鍵当
接面にクッションを取り付けた鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の鍵盤装置は、回動自在の複数の
鍵と、鍵に連動して回動する複数のハンマーを備えてい
る。通常の鍵盤装置では、鍵は樹脂成形品などで構成さ
れ、その下面には、ハンマーを押圧するためのアクチュ
エータ部が設けられている。一方、ハンマーは、アコー
スティックピアノと同様のタッチ重さを付与するための
ものであり、樹脂成形品などから成る回動自在のハンマ
ー本体と、ハンマーに重量を付与するためにハンマー本
体に取り付けられた質量体を有している。ハンマー本体
の上面の一部は平坦な鍵当接面になっており、鍵当接面
に緩衝材から成るクッションが貼り付けられていて、こ
のクッションを介して、鍵のアクチュエータ部がハンマ
ーの鍵当接面に当接している。
【0003】この鍵盤装置では、押鍵時、鍵は下方に回
動し、ハンマーは、その鍵当接面に当接する鍵のアクチ
ュエータ部により押圧され、鍵と連動して回動すること
によって、タッチ重さを付与する。また、鍵当接面に取
り付けたクッションによって、鍵がハンマーを押圧する
際の衝撃が緩和されるとともに、両者の接触部であるア
クチュエータ部および鍵当接面の摩耗などが抑制され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の鍵盤装置では、クッションが手作業で取り付けられる
とともに、クッションの取付対象であるハンマーの鍵当
接面が単純な平坦面として構成されているので、その位
置決めを作業者が勘に頼って行わざるを得ない。このた
め、作業者が熟練していないと、クッションの位置決め
に時間を要するとともに、そのような作業をすべてのハ
ンマーに対して行わなければならないので、作業全体と
してかなりの時間ロスが生じてしまう。同じ理由から、
クッションが所定の取付位置からずれて不適切に取り付
けられるおそれがある。さらに、クッションは鍵当接面
に単純に貼り付けられているのに対し、クッションには
鍵のアクチュエータ部が擦れるように当接するので、鍵
盤装置の使用が進むにつれて、クッションの位置が次第
にずれてしまい、最終的には鍵当接面から離脱するなど
の不具合が生じる。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、ハンマーの鍵当接面に設けられ
るクッションの取付作業を、熟練を要することなく、効
率良くかつ適切に行えるとともに、使用に伴うクッショ
ンの位置ずれや離脱を防止することができる電子楽器の
鍵盤装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の電子楽器の鍵盤装置は、シャーシと、周囲
に位置決め壁を立設した鍵当接面を上面に有し、シャー
シに回動自在に支持された複数のハンマーと、位置決め
壁にはめ込んだ状態でハンマーの鍵当接面に貼り付けら
れたクッションと、シャーシに回動自在に支持され、ク
ッションを介して複数のハンマーの鍵当接面に上方から
当接する複数の鍵と、を備えていることを特徴とする。
【0007】この電子楽器の鍵盤装置では、クッション
が、ハンマーの位置決め壁にはめ込んだ状態で鍵当接面
に貼り付けられるので、クッションを位置決め壁にはめ
込むだけで容易かつ適切に位置決めでき、したがって、
熟練を要することなく、クッションの取付作業を効率良
くかつ適切に行うことができる。また、鍵の当接によ
り、クッションには、これを鍵当接面に沿って摺動させ
るような力が作用するが、クッションの変位がこれをは
め込んだ位置決め壁で拘束されるので、使用に伴うクッ
ションの位置ずれや離脱を確実に防止することができ
る。
【0008】この場合、ハンマーは、樹脂成形品で構成
されたハンマー本体を有し、位置決め壁は、ハンマー本
体と一体に成形されていることが好ましい。
【0009】この構成によれば、位置決め壁がハンマー
のハンマー本体と一体に成形されるので、部品点数をま
ったく増やすことなく、したがって、コスト増を伴うこ
となく、上記のような作用を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を詳細に説明する。図1および図2は、本
発明の一実施形態による電子ピアノの鍵盤装置を示して
いる。この鍵盤装置1は、88鍵用のものであり、両図
に示すように、シャーシ2と、シャーシ2に回動自在に
取り付けられた白鍵3aおよび黒鍵3bから成る88個
の鍵3(両図には白鍵3aおよび黒鍵3bの各1個のみ
図示)と、鍵3ごとにシャーシ2に回動自在に取り付け
られた複数のハンマー4(両図に1個のみ図示)などを
備えている。
【0011】シャーシ2は、中央の6個の中間シャーシ
2a(図3に1個のみ図示)と、図4に示す最低音部用
シャーシ2bと、図5に示す最高音部用シャーシ2c
の、計8個のシャーシにより分割構成され、左右方向に
並んだ状態で棚板5上に支持されている。
【0012】中間シャーシ2aは、図3に示すように、
F鍵からE鍵までの1オクターブ分、計12個の鍵3
(7個の白鍵3aと5個の黒鍵3b)およびハンマー4
を支持するものであり、同じ寸法および形状を有し、同
一の金型で成形されたABS樹脂などの射出成形品で構
成されている。最低音部用および最高音部用シャーシ2
b、2cは、図4および図5に示すように、中間シャー
シ2aの一部として構成されている。より具体的には、
最低音部用シャーシ2bは、中間シャーシ2aを切断線
A−A’に沿って切断した右側の部分で構成されてい
る。一方、最高音部用シャーシ2cは、中間シャーシ2
aを切断線B−B’に沿って切断した左側の部分で構成
されている。
【0013】以上の計8個のシャーシ2は、図1に示す
ように、左右方向に延びる4本の連結バー6にねじ7で
固定され、連結バー6上に左右方向に並んだ状態で連結
されている。各連結バー6は、シャーシ2の左右方向の
全体に渡る長さの細長い1本のアングル状のものであ
り、例えば鋼板の曲げ加工によって形成されている。ま
た、前後方向に延びる補強用のリブ8がオクターブごと
に配置され(図1に1個のみ図示)、連結バー6間にね
じ9で固定されている。このリブ8は、例えば1枚の鋼
板を金型を用いて曲げプレス加工することによって、形
成されている。以上のように連結バー6で連結され、リ
ブ8で補強されたシャーシ2は、前後の連結バー6を介
して、ねじ10で棚板5に固定されている。
【0014】シャーシ2には、後端部に鍵3を支持する
鍵用軸孔11が、中央部にハンマー4を支持するハンマ
ー用軸穴12が、さらに、前部およびハンマー用軸穴1
2の前後には、ハンマー4が通過する第1〜第3ハンマ
ー通過孔13a〜13cが、第1ハンマー通過孔13a
の後ろ側には、鍵3のストッパ部14が通過する鍵通過
孔15が、それぞれ鍵3ごとに形成されている。さら
に、シャーシ2には、第1ハンマー通過孔13aの前側
で各白鍵3aに相当する位置に白鍵用ガイド16aが、
鍵通過孔15の後ろ側で各黒鍵3bに相当する位置に黒
鍵用ガイド16bが、それぞれ立設されている。
【0015】また、図1に示すように、シャーシ2に
は、鍵3およびハンマー4の回動を規制するために、鍵
下限ストッパ17、ハンマー過回動防止ストッパ18、
ハンマー下限ストッパ19、およびハンマー上限ストッ
パ52が設けられている。鍵下限ストッパ17およびハ
ンマー過回動防止ストッパ18は、鍵通過孔15と黒鍵
用ガイド16bの間の同じ位置に、シャーシ2を挟むよ
うにしてシャーシ2の上面および下面にそれぞれ取り付
けられている。また、ハンマー下限ストッパ19は、前
側の連結バー6の下端部に取り付けられ、ハンマー上限
ストッパ52は、白鍵用ガイド16aの後ろ側に位置し
て、シャーシ2の下面に取り付けられている。これらの
ストッパ17〜19、52はいずれも、シャーシ2の左
右方向の全体にわたる1本の帯状の緩衝材、例えば、表
面にフェルトを貼り付けた発泡ウレタンなどで構成され
ている。
【0016】さらに、シャーシ2のハンマー用軸穴12
の後ろ側には、鍵3の押鍵情報を検出するための鍵スイ
ッチ20が設けられている。この鍵スイッチ20は、シ
ャーシ2にねじ止めされたプリント基板21と、その上
面に設けられたスイッチ本体22とを備えている。スイ
ッチ本体22は、シャーシ2の第3ハンマー通過孔13
cに下方から臨んでおり、プリント基板21を介して、
電子ピアノの発音を制御する制御装置(図示せず)に接
続されている。
【0017】鍵3(白鍵3aおよび黒鍵3b)は、例え
ばAS樹脂の射出成形品で構成されており、両側壁3c
(図1に一方のみ図示)と天壁3dから成り、底面が開
放している。鍵3の両側壁3cの後端部には、内方に突
出する突起23が形成されていて、この突起23がシャ
ーシ2の後端部の鍵用軸孔11に係合することによっ
て、鍵3がシャーシ2に回動自在に支持されている。ま
た、鍵3の突起23よりも前側の所定位置には、下面か
ら突出するアクチュエータ部29が形成されており、鍵
3の前部には、両側壁3cから下方に延びるフック状の
ストッパ部14が形成されている。
【0018】一方、ハンマー4は、前後方向に延びるハ
ンマー本体25と、ハンマー本体25の前端部の左右両
側に取り付けられた2枚の質量板26(図1に片側のも
ののみ図示)とで構成されている。ハンマー本体25
は、ABS樹脂の射出成形品などで構成され、図6に示
すように、その後端部には両側方に突出するピン状の突
起27が形成されていて、この突起27がシャーシ2の
ハンマー用軸穴12に係合することによって、ハンマー
4がシャーシ2に回動自在に支持されている。
【0019】ハンマー本体25の突起27よりも後ろ側
の部分は、スイッチ押圧部28を構成しており、このス
イッチ押圧部28の上面は矩形の平坦な鍵当接面53に
なっていて、その周囲には位置決め壁54が一体に立設
されている。位置決め壁54は、図6(d)に示すよう
に、前後の壁部54a、54bと、これらの左端から中
央側へ互いに間隔を隔てて延びる前後の左壁部54c、
54cと、前後の左壁部54c、54c間の間隙に対向
する右壁部54dとから構成されている。
【0020】鍵当接面53には、クッション55が取り
付けられている。このクッション55は、図7に示すよ
うに、例えば、発泡ウレタンなどから成る緩衝材55a
と、その表面に取り付けた滑性および耐摩耗性を有する
表面材55bとから成る2層構成を有し、鍵当接面53
とほぼ同じ寸法の矩形シート状にあらかじめ形成されて
いる。そして、クッション55は、図8に示すように、
位置決め壁54にはめ込まれ、位置決め壁54よりも若
干上方に突出した状態で、図示しない両面テープなどを
用いて鍵当接面53に貼り付けられている。以上のよう
に構成されたハンマー4のスイッチ押圧部28は、シャ
ーシ2の第3ハンマー通過孔13cに臨み、鍵スイッチ
20のスイッチ本体22に上方から対向するとともに、
その鍵当接面53に、クッション55を介して、鍵3の
アクチュエータ部29が上方から当接している。
【0021】また、ハンマー本体25は、その中央部が
シャーシ2の第2ハンマー通過孔13bを上下に横切っ
てシャーシ2の下側を前方に延び、前部の左右の側面が
質量板26、26を取り付けるための、上方に向かって
テーパした取付面56、56になっていて、その前端に
はストッパ部30が前方に突出して形成されている。
【0022】一方、質量板26は、ハンマー4にアコー
スティックピアノと同様のタッチ重さを付与するための
ものであり、ハンマー本体25よりも比重の大きな鋼板
などで構成されている。図6(c)に示すように、質量
板26は、白鍵用質量板26aと、これよりも高さの低
い黒鍵用質量板26bで構成されている。そして、質量
板26は、その位置決め用凹部57とハンマー本体25
の取付面56に形成した位置決め用突起58との係合に
より位置決めされるとともに、質量板26およびハンマ
ー本体25のリベット孔(図示せず)に通した前後のリ
ベット59によって、ハンマー本体25の取付面56
に、質量板26、26間の間隔が上方に向かって狭くな
る状態で取り付けられている。
【0023】以上の構成により、鍵3が押鍵されると、
鍵3は、そのストッパ部14がシャーシ2の鍵通過孔1
5を通過しながら下方に回動するとともに、白鍵用ガイ
ド16aまたは黒鍵用ガイド16bにより、左右方向に
ぶれないように案内される。また、このときの鍵3の下
限位置は、その下面が鍵下限ストッパ17に当接するこ
とによって規制される(図2の状態)。
【0024】この鍵3の押鍵に伴い、ハンマー4は、ス
イッチ押圧部28が、鍵当接面53にクッション55を
介して当接する鍵3のアクチュエータ部29で押圧され
ることによって、上方(図1の時計方向)に回動する。
この場合、クッション55は、その緩衝材55aによ
り、鍵3による押圧の際の衝撃を緩和し、また、その表
面材55bにより、アクチュエータ部29および鍵当接
面53の摩耗を抑制するとともに、アクチュエータ部2
9の鍵当接面53上の滑らかな摺動を確保する。また、
ハンマー4が回動する際、質量板26は、シャーシ2の
第1ハンマー通過孔13cを通るとともに、白鍵用質量
板26aの場合には、第1ハンマー通過孔13cを越え
て、白鍵3aの両側壁3c間に入り込むようになってい
る(図2参照)。
【0025】そして、ハンマー4が所定角度まで回動し
たときに、そのストッパ部30がハンマー上限ストッパ
52に当接する(図2の状態)。鍵3の押鍵が弱打の場
合には、ハンマー4の上限位置は、ハンマー上限ストッ
パ52のみによって規制される。一方、鍵3が強打され
た場合には、ハンマー4は、ハンマー上限ストッパ52
を圧縮しながら上限位置を越えてさらに回動し、ハンマ
ー過回動防止ストッパ18に当接することによって、そ
れ以上の回動を阻止される。
【0026】また、このハンマー4の回動に伴い、その
スイッチ押圧部28が鍵スイッチ20のスイッチ本体2
2を押下し、オン動作させることによって、鍵3の押鍵
情報が検出され、その検出結果に応じて、制御装置によ
り電子ピアノの発音が制御される。
【0027】この状態から鍵3が離鍵されると、鍵3お
よびハンマー4はそれぞれの初期位置に復帰回動し、こ
のときのハンマー4の下限位置は、ストッパ部30がハ
ンマー下限ストッパ19に当接することによって規制さ
れ、鍵3の上限位置は、そのストッパ部14がハンマー
過回動防止ストッパ18に当接することによって規制さ
れる(図1の状態)。すなわち、この例では、ハンマー
過回動防止ストッパ18は、鍵3の上限位置を規制する
鍵上限ストッパとして兼用されている。
【0028】以上のように、本実施形態の鍵盤装置1に
よれば、クッション55が、ハンマー4の位置決め壁5
4にはめ込んだ状態で鍵当接面53に貼り付けられるの
で、クッション55を位置決め壁54にはめ込むだけで
容易かつ適切に位置決めでき、したがって、熟練を要す
ることなく、クッション55の取付作業を効率良くかつ
適切に行うことができる。また、鍵3のアクチュエータ
部29の当接により、クッション55には、これを鍵当
接面53に沿って摺動させるような力が作用するが、ク
ッション55の変位がこれをはめ込んだ位置決め壁54
で拘束されるので、使用に伴うクッション55の位置ず
れや離脱を確実に防止することができる。
【0029】また、位置決め壁54がハンマー4のハン
マー本体25と一体に成形されるので、部品点数をまっ
たく増やすことなく、したがって、コスト増を伴うこと
なく、上記のような効果を得ることができる。
【0030】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態で示した各構成要素の材質などは、あ
くまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更
することができる。また、実施形態は、本発明を電子ピ
アノに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、
シンセサイザなどの他のタイプの電子楽器に適用するこ
とも、もちろん可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電子楽器
の鍵盤装置は、ハンマーの鍵当接面に設けられるクッシ
ョンの取付作業を、熟練を要することなく、効率良くか
つ適切に行えるとともに、使用に伴うクッションの位置
ずれや離脱を防止することができるなどの効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電子ピアノの鍵盤装
置の離鍵状態における側断面図である。
【図2】図1の鍵盤装置の押鍵状態における側断面図で
ある。
【図3】中間シャーシの(a)平面図および(b)側断
面図である。
【図4】最低音部用シャーシの平面図である。
【図5】最高音部用シャーシの平面図である。
【図6】クッション取付前のハンマーの(a)平面図、
(b)前面図、(c)側面図および(d)部分拡大平面
図である。
【図7】クッションの(a)平面図および(b)側面図
である。
【図8】クッション取付後のハンマーの(a)部分拡大
平面図および(b)部分拡大側面図である。
【符号の説明】
1 鍵盤装置 2 シャーシ 3 鍵 4 ハンマー 25 ハンマー本体 53 鍵当接面 54 位置決め壁 55 クッション

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、 周囲に位置決め壁を立設した鍵当接面を上面に有し、前
    記シャーシに回動自在に支持された複数のハンマーと、 前記位置決め壁にはめ込んだ状態で前記ハンマーの前記
    鍵当接面に貼り付けられたクッションと、 前記シャーシに回動自在に支持され、前記クッションを
    介して前記複数のハンマーの前記鍵当接面に上方から当
    接する複数の鍵と、 を備えていることを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 前記ハンマーは、樹脂成形品で構成され
    たハンマー本体を有し、前記位置決め壁は、前記ハンマ
    ー本体と一体に成形されていることを特徴とする、請求
    項1に記載の電子楽器の鍵盤装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007212785A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd アップライトピアノのジャック動作規制装置
JP2008116759A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Yamaha Corp 鍵盤装置

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