JP2000121983A - レーザー走査装置 - Google Patents
レーザー走査装置Info
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- JP2000121983A JP2000121983A JP10299235A JP29923598A JP2000121983A JP 2000121983 A JP2000121983 A JP 2000121983A JP 10299235 A JP10299235 A JP 10299235A JP 29923598 A JP29923598 A JP 29923598A JP 2000121983 A JP2000121983 A JP 2000121983A
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- polygon mirror
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Abstract
(57)【要約】
【課題】単一のポリゴンミラー上の別々のミラー面で同
時に複数のレーザービームを偏向する際に、その各ミラ
ー面によって偏向されるビームの描画のタイミングがそ
れぞれ一致したレーザー走査装置を提供する。 【解決手段】複数の光源から放射された複数のビーム
を、複数のミラー面を持つ同一のポリゴンミラーの異な
るミラー面で同時に偏向し、ビームごとにそれぞれ走査
レンズ系を介して感光体ドラムに走査結像させる構成で
あって、前記各ビームが前記感光体ドラム上に走査結像
するタイミングが一致するように、前記ポリゴンミラー
に入射する前記各ビームが、対応するそれぞれの前記走
査レンズ系の光軸と成す角度を決められている構成とす
る。
時に複数のレーザービームを偏向する際に、その各ミラ
ー面によって偏向されるビームの描画のタイミングがそ
れぞれ一致したレーザー走査装置を提供する。 【解決手段】複数の光源から放射された複数のビーム
を、複数のミラー面を持つ同一のポリゴンミラーの異な
るミラー面で同時に偏向し、ビームごとにそれぞれ走査
レンズ系を介して感光体ドラムに走査結像させる構成で
あって、前記各ビームが前記感光体ドラム上に走査結像
するタイミングが一致するように、前記ポリゴンミラー
に入射する前記各ビームが、対応するそれぞれの前記走
査レンズ系の光軸と成す角度を決められている構成とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザープリンタ
ー等に応用されるレーザー走査装置に関するものであ
る。
ー等に応用されるレーザー走査装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、このようなレーザー走査装置
の分野では、例えば特開平４−３１３７７６号公報，特
開平５−１９５８６号公報に記載されている如く、単一
のポリゴンミラー上の別々のミラー面で同時に複数のレ
ーザービームを偏向し、別々の感光体に描画する事によ
り、カラー原稿の出力を高速に行う装置において、その
画像書き出しタイミングを決めるビーム検出器の数を減
らし、調整作業の容易化，装置の簡略化，信頼性の向上
を図る技術が提案されている。
の分野では、例えば特開平４−３１３７７６号公報，特
開平５−１９５８６号公報に記載されている如く、単一
のポリゴンミラー上の別々のミラー面で同時に複数のレ
ーザービームを偏向し、別々の感光体に描画する事によ
り、カラー原稿の出力を高速に行う装置において、その
画像書き出しタイミングを決めるビーム検出器の数を減
らし、調整作業の容易化，装置の簡略化，信頼性の向上
を図る技術が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、ポリゴンミラーの或ミラー面によって
偏向されるビームの描画のタイミングと、別のミラー面
によって偏向されるビームの描画のタイミングがずれる
ため、同時に送られてくる画像信号を一時的に貯めてお
くバッファが必要になり、コストアップを招くという問
題があった。本発明は、このような問題に鑑み、単一の
ポリゴンミラー上の別々のミラー面で同時に複数のレー
ザービームを偏向する際に、その各ミラー面によって偏
向されるビームの描画のタイミングがそれぞれ一致した
レーザー走査装置を提供する事を目的とする。
ような構成では、ポリゴンミラーの或ミラー面によって
偏向されるビームの描画のタイミングと、別のミラー面
によって偏向されるビームの描画のタイミングがずれる
ため、同時に送られてくる画像信号を一時的に貯めてお
くバッファが必要になり、コストアップを招くという問
題があった。本発明は、このような問題に鑑み、単一の
ポリゴンミラー上の別々のミラー面で同時に複数のレー
ザービームを偏向する際に、その各ミラー面によって偏
向されるビームの描画のタイミングがそれぞれ一致した
レーザー走査装置を提供する事を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、複数の光源から放射された複数の光束
を、複数面を持つ同一の偏向器の異なる面で同時に偏向
し、光束ごとにそれぞれ走査レンズ系を介して被走査面
上に走査結像させる構成であって、前記各光束が前記被
走査面上に走査結像するタイミングが一致するように、
前記偏向器に入射する前記各光束が、対応するそれぞれ
の前記走査レンズ系の光軸と成す角度を決められている
構成とする。
に、本発明では、複数の光源から放射された複数の光束
を、複数面を持つ同一の偏向器の異なる面で同時に偏向
し、光束ごとにそれぞれ走査レンズ系を介して被走査面
上に走査結像させる構成であって、前記各光束が前記被
走査面上に走査結像するタイミングが一致するように、
前記偏向器に入射する前記各光束が、対応するそれぞれ
の前記走査レンズ系の光軸と成す角度を決められている
構成とする。
【０００５】また、前記複数の光源からの複数の光束を
二つの異なる面で同時に偏向する前記偏向器であるポリ
ゴンミラーと、その各面で偏向された各光束を前記被走
査面上に導く二つの前記走査レンズ系とを備え、その二
つの走査レンズ系の光軸が略一致しており、以下の条件
を満足する構成とする。 ａ＝１８０（１−２ｋ／ｎ） 但し、 ａ：前記ポリゴンミラーに入射する光束が、対応する前
記走査レンズ系の光軸と成す角度 ｎ：ポリゴンミラーの面数 ｋ：０＜ｋ≦ｎ／２なる自然数 である。
二つの異なる面で同時に偏向する前記偏向器であるポリ
ゴンミラーと、その各面で偏向された各光束を前記被走
査面上に導く二つの前記走査レンズ系とを備え、その二
つの走査レンズ系の光軸が略一致しており、以下の条件
を満足する構成とする。 ａ＝１８０（１−２ｋ／ｎ） 但し、 ａ：前記ポリゴンミラーに入射する光束が、対応する前
記走査レンズ系の光軸と成す角度 ｎ：ポリゴンミラーの面数 ｋ：０＜ｋ≦ｎ／２なる自然数 である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図１は、本発明の第
１の実施形態の概略構成を示す斜視図である。簡略化の
ため、感光体ドラム周辺の現像器や帯電チャージャー等
は図示を省略している。同図において、中央のプリンタ
ヘッドは、図示しないポリゴンモータの駆動を受けて等
速で回転するポリゴンミラー５を中心にして、４個のレ
ーザーダイオード１ａ〜１ｄ及び走査レンズ６ａ，６ｂ
等のレンズが、上記ポリゴンミラー５の回転軸を通って
シート搬送方向に直交する平面に関してそれぞれ対象的
な位置に配設されて構成される。
て、図面を参照しながら説明する。図１は、本発明の第
１の実施形態の概略構成を示す斜視図である。簡略化の
ため、感光体ドラム周辺の現像器や帯電チャージャー等
は図示を省略している。同図において、中央のプリンタ
ヘッドは、図示しないポリゴンモータの駆動を受けて等
速で回転するポリゴンミラー５を中心にして、４個のレ
ーザーダイオード１ａ〜１ｄ及び走査レンズ６ａ，６ｂ
等のレンズが、上記ポリゴンミラー５の回転軸を通って
シート搬送方向に直交する平面に関してそれぞれ対象的
な位置に配設されて構成される。
【０００７】各レーザーダイオード１ａ〜１ｄから射出
されたレーザービームＬａ〜Ｌｄは、それぞれ円筒状の
コリメータレンズ２ａ〜２ｄを通過する。そして、レー
ザービームＬｄは、反射ミラー３ｂで反射され、レーザ
ービームＬｃと主走査方向について同一のライン上を進
む光線となる。このとき、副走査方向については、若干
の角度差を持つようにしておく。そして、このように重
ね合わされた光線は、同一の第１シリンダレンズ４ｂを
通過して、ポリゴンミラー５の一つのミラー面で反射さ
れて偏向される。
されたレーザービームＬａ〜Ｌｄは、それぞれ円筒状の
コリメータレンズ２ａ〜２ｄを通過する。そして、レー
ザービームＬｄは、反射ミラー３ｂで反射され、レーザ
ービームＬｃと主走査方向について同一のライン上を進
む光線となる。このとき、副走査方向については、若干
の角度差を持つようにしておく。そして、このように重
ね合わされた光線は、同一の第１シリンダレンズ４ｂを
通過して、ポリゴンミラー５の一つのミラー面で反射さ
れて偏向される。
【０００８】偏向後のレーザービームＬｄ，Ｌｃは、走
査レンズ６ｂを通過した後、下側のレーザービームＬｄ
は、折り返しミラー８ｂ，９ｂ，１０ｂにより光路変更
され、第２シリンダレンズ１３ｄを介して感光体ドラム
１４ｄを露光走査し、一方の上側のレーザービームＬｃ
は、折り返しミラー７ｂ，１１ｂ，１２ｂに反射され、
第２シリンダレンズ１３ｃを介して感光体ドラム１４ｃ
を露光走査する。
査レンズ６ｂを通過した後、下側のレーザービームＬｄ
は、折り返しミラー８ｂ，９ｂ，１０ｂにより光路変更
され、第２シリンダレンズ１３ｄを介して感光体ドラム
１４ｄを露光走査し、一方の上側のレーザービームＬｃ
は、折り返しミラー７ｂ，１１ｂ，１２ｂに反射され、
第２シリンダレンズ１３ｃを介して感光体ドラム１４ｃ
を露光走査する。
【０００９】同様に、レーザービームＬａは、反射ミラ
ー３ａで反射され、レーザービームＬｂと主走査方向に
ついて同一のライン上を進む光線となって、それぞれ第
１シリンダレンズ４ａを通過し、ポリゴンミラー５の他
のミラー面で反射されて偏向される。この際、レーザー
ビームＬａ，Ｌｂは、ポリゴンミラー５に対して上記レ
ーザービームＬｄ，Ｌｃとは反対方向から入射している
ので、それらと反対方向に反射され、各走査ライン上で
の移動方向も逆となる。
ー３ａで反射され、レーザービームＬｂと主走査方向に
ついて同一のライン上を進む光線となって、それぞれ第
１シリンダレンズ４ａを通過し、ポリゴンミラー５の他
のミラー面で反射されて偏向される。この際、レーザー
ビームＬａ，Ｌｂは、ポリゴンミラー５に対して上記レ
ーザービームＬｄ，Ｌｃとは反対方向から入射している
ので、それらと反対方向に反射され、各走査ライン上で
の移動方向も逆となる。
【００１０】偏向されたレーザービームＬａ，Ｌｂは、
走査レンズ６ａを通過した後、下側のレーザービームＬ
ａは、折り返しミラー８ａ，９ａ，１０ａにより光路変
更され、第２シリンドリカルレンズ１３ａを介して感光
体ドラム１４ａを露光走査し、上側のレーザービームＬ
ｂは、折り返しミラー７ａ，１１ａ，１２ａに反射され
て、第２シリンドリカルレンズ１３ｂを介して感光体ド
ラム１４ｂを露光走査する。
走査レンズ６ａを通過した後、下側のレーザービームＬ
ａは、折り返しミラー８ａ，９ａ，１０ａにより光路変
更され、第２シリンドリカルレンズ１３ａを介して感光
体ドラム１４ａを露光走査し、上側のレーザービームＬ
ｂは、折り返しミラー７ａ，１１ａ，１２ａに反射され
て、第２シリンドリカルレンズ１３ｂを介して感光体ド
ラム１４ｂを露光走査する。
【００１１】尚、同図の１５ａ，１５ｂは、フォトダイ
オードから成るＳＯＳ（Start Of Scan ）センサであ
り、それぞれミラー１６ａ，１６ｂに入射したレーザー
ビームの反射光を受光して、ＳＯＳ信号を発する。図示
しない制御部は、このＳＯＳ信号に基づき、各ビームの
主走査方向の画像書き出しのタイミング（水平同期）を
決定する。
オードから成るＳＯＳ（Start Of Scan ）センサであ
り、それぞれミラー１６ａ，１６ｂに入射したレーザー
ビームの反射光を受光して、ＳＯＳ信号を発する。図示
しない制御部は、このＳＯＳ信号に基づき、各ビームの
主走査方向の画像書き出しのタイミング（水平同期）を
決定する。
【００１２】このＳＯＳセンサが例えば同図に示すレー
ザービームＬａ，Ｌｄに対応する位置だけにしか設けら
れていないのは、上述のように、レーザービームＬｃは
レーザービームＬｄと、レーザービームＬｂはレーザー
ビームＬａと、それぞれ組となってポリゴンミラー５の
同一のミラー面で反射されて走査されるので、それぞれ
他の一方のレーザービームによるＳＯＳ信号を利用して
水平同期を取る事ができるからである。
ザービームＬａ，Ｌｄに対応する位置だけにしか設けら
れていないのは、上述のように、レーザービームＬｃは
レーザービームＬｄと、レーザービームＬｂはレーザー
ビームＬａと、それぞれ組となってポリゴンミラー５の
同一のミラー面で反射されて走査されるので、それぞれ
他の一方のレーザービームによるＳＯＳ信号を利用して
水平同期を取る事ができるからである。
【００１３】レーザービームＬａ〜Ｌｂの４つの光線
は、同一の画像を４色に分割してそれぞれ描画する。４
つの感光体ドラム１４ａ〜１４ｄ上にそれぞれ描かれた
画像は、最終的に再び重ね合わされて、一つの画像とさ
れる。この重ね合わせの都合上、６ａ，６ｂの二組の走
査レンズの光軸が一致するように、配置する事が望まし
い。図２は、その配置状態を模式的に示す平面図であ
る。上記二組の走査レンズの光軸が一致するように配置
するためには、同図（ｂ）に示すような、ポリゴンミラ
ー５の回転軸Ａを中心とした点対称の配置ではなく、同
図（ａ）に示すような、ポリゴンミラー５の回転軸Ａ及
び走査レンズ６ａ，６ｂのそれぞれの光軸６ａｘ，６ｂ
ｘに、直角に交わる直線であるｙ軸に対して、線対称の
配置が望ましい。
は、同一の画像を４色に分割してそれぞれ描画する。４
つの感光体ドラム１４ａ〜１４ｄ上にそれぞれ描かれた
画像は、最終的に再び重ね合わされて、一つの画像とさ
れる。この重ね合わせの都合上、６ａ，６ｂの二組の走
査レンズの光軸が一致するように、配置する事が望まし
い。図２は、その配置状態を模式的に示す平面図であ
る。上記二組の走査レンズの光軸が一致するように配置
するためには、同図（ｂ）に示すような、ポリゴンミラ
ー５の回転軸Ａを中心とした点対称の配置ではなく、同
図（ａ）に示すような、ポリゴンミラー５の回転軸Ａ及
び走査レンズ６ａ，６ｂのそれぞれの光軸６ａｘ，６ｂ
ｘに、直角に交わる直線であるｙ軸に対して、線対称の
配置が望ましい。
【００１４】但し、ポリゴンミラー５の回転方向は、例
えば同図に矢印で示すような一方向であり、線対称にな
っていないので、同図（ａ）に示すような場合は、上記
ＳＯＳセンサは、入射光であるレーザービームＬａ，Ｌ
ｂに対しては、その入射光に近い側に配置され、同じく
入射光であるレーザービームＬｃ，Ｌｄに対しては、そ
の入射光から遠い側に配置される事になる。
えば同図に矢印で示すような一方向であり、線対称にな
っていないので、同図（ａ）に示すような場合は、上記
ＳＯＳセンサは、入射光であるレーザービームＬａ，Ｌ
ｂに対しては、その入射光に近い側に配置され、同じく
入射光であるレーザービームＬｃ，Ｌｄに対しては、そ
の入射光から遠い側に配置される事になる。
【００１５】図３は、その入射光の角度算出のための説
明図である。ここでは、入射光としてのレーザービーム
Ｌａ〜Ｌｄとポリゴンミラー５との位置関係は、図２
（ａ）と同様である。そして、ポリゴンミラー５の回転
軸Ａ及び上記ｙ軸と直角に交わる軸をｘ軸とおく。これ
は、上記走査レンズの光軸と平行である。このとき、Ｓ
ＯＳセンサにより検出が行われるときの、ポリゴンミラ
ー面の角度を考える。
明図である。ここでは、入射光としてのレーザービーム
Ｌａ〜Ｌｄとポリゴンミラー５との位置関係は、図２
（ａ）と同様である。そして、ポリゴンミラー５の回転
軸Ａ及び上記ｙ軸と直角に交わる軸をｘ軸とおく。これ
は、上記走査レンズの光軸と平行である。このとき、Ｓ
ＯＳセンサにより検出が行われるときの、ポリゴンミラ
ー面の角度を考える。
【００１６】図３に示すように、入射光であるレーザー
ビームＬａ，Ｌｂ及びＬｃ，Ｌｄとｘ軸との成す角度を
それぞれａとし、その各入射光がポリゴンミラー５のミ
ラー面５ａ，５ｂでそれぞれ反射されてそれぞれＳＯＳ
光Ｌｓ，Ｌｓ′となり、図示しない各ＳＯＳセンサに入
射するときの、そのＳＯＳ光とｘ軸との成す角度をそれ
ぞれｓとすると、ミラー面５ａ，５ｂの各法線ｌ，ｌ′
とｘ軸との成す角度は、それぞれ（ａ＋ｓ）／２，１８
０＋（ａ−ｓ）／２と書く事ができる。
ビームＬａ，Ｌｂ及びＬｃ，Ｌｄとｘ軸との成す角度を
それぞれａとし、その各入射光がポリゴンミラー５のミ
ラー面５ａ，５ｂでそれぞれ反射されてそれぞれＳＯＳ
光Ｌｓ，Ｌｓ′となり、図示しない各ＳＯＳセンサに入
射するときの、そのＳＯＳ光とｘ軸との成す角度をそれ
ぞれｓとすると、ミラー面５ａ，５ｂの各法線ｌ，ｌ′
とｘ軸との成す角度は、それぞれ（ａ＋ｓ）／２，１８
０＋（ａ−ｓ）／２と書く事ができる。
【００１７】ポリゴンミラー５が正多角形であるとする
と、二つのＳＯＳセンサによりＳＯＳ光が同時に検出さ
れるための条件は、同図のミラー面５ａ，５ｂを含んだ
正多角形を構成できる事である。即ち、このときの条件
式は、面数をｎとすると、自然数ｋを用いて、以下のよ
うに書く事ができる。 ３６０−〔（ａ＋ｓ）／２＋｛１８０＋（ａ−ｓ）／
２｝〕＝３６０ｋ／ｎ
と、二つのＳＯＳセンサによりＳＯＳ光が同時に検出さ
れるための条件は、同図のミラー面５ａ，５ｂを含んだ
正多角形を構成できる事である。即ち、このときの条件
式は、面数をｎとすると、自然数ｋを用いて、以下のよ
うに書く事ができる。 ３６０−〔（ａ＋ｓ）／２＋｛１８０＋（ａ−ｓ）／
２｝〕＝３６０ｋ／ｎ
【００１８】この式を整理すると、 ａ＝１８０（１−２ｋ／ｎ） となる。ここで、ａの範囲を０≦ａ＜１８０とすると、
ｋの範囲は０＜ｋ≦ｎ／２となる。また、一般によく使
われるａの範囲は、６０≦ａ≦９０位であるが、これに
対応するｋの範囲はｎ／４≦ａ≦ｎ／３となる。この範
囲において、面数ｎに対する自然数ｋと角度ａの値を示
したものが以下の表である。
ｋの範囲は０＜ｋ≦ｎ／２となる。また、一般によく使
われるａの範囲は、６０≦ａ≦９０位であるが、これに
対応するｋの範囲はｎ／４≦ａ≦ｎ／３となる。この範
囲において、面数ｎに対する自然数ｋと角度ａの値を示
したものが以下の表である。
【００１９】
【表１】
【００２０】図４は、本発明の第２の実施形態の概略構
成を示す斜視図である。基本的な構成は、上記第１の実
施形態と同様であるが、ここではポリゴンミラー５や走
査レンズ６ａ，６ｂ等が二段になっており、レーザービ
ームＬａ〜Ｌｄは、それぞれ別の光路を通る構成であ
る。しかし、各段個々のポリゴンミラーについて見れ
ば、別々のミラー面に同時に描画用のビームが入射する
構成であり、第１の実施形態と同様にして書き出しのタ
イミングを一致させる事が可能である。
成を示す斜視図である。基本的な構成は、上記第１の実
施形態と同様であるが、ここではポリゴンミラー５や走
査レンズ６ａ，６ｂ等が二段になっており、レーザービ
ームＬａ〜Ｌｄは、それぞれ別の光路を通る構成であ
る。しかし、各段個々のポリゴンミラーについて見れ
ば、別々のミラー面に同時に描画用のビームが入射する
構成であり、第１の実施形態と同様にして書き出しのタ
イミングを一致させる事が可能である。
【００２１】具体的に説明すると、同図において、中央
のプリンタヘッドは、図示しないポリゴンモータの駆動
を受けて等速で回転するポリゴンミラー５を中心にし
て、４個のレーザーダイオード１ａ〜１ｄ及び走査レン
ズ６ａ，６ｂ等のレンズが、上記ポリゴンミラー５の回
転軸を通ってシート搬送方向に直交する平面に関してそ
れぞれ対象的な位置に配設されて構成される。
のプリンタヘッドは、図示しないポリゴンモータの駆動
を受けて等速で回転するポリゴンミラー５を中心にし
て、４個のレーザーダイオード１ａ〜１ｄ及び走査レン
ズ６ａ，６ｂ等のレンズが、上記ポリゴンミラー５の回
転軸を通ってシート搬送方向に直交する平面に関してそ
れぞれ対象的な位置に配設されて構成される。
【００２２】各レーザーダイオード１ａ〜１ｄから射出
されたレーザービームＬａ〜Ｌｄは、それぞれ円筒状の
コリメータレンズ２ａ〜２ｄを通過する。そして、レー
ザービームＬｄは、反射ミラー３ｂで反射され、レーザ
ービームＬｃと主走査方向について同一のライン上を進
む光線となる。このとき、副走査方向については所定の
幅を持って二段の光路が形成される。そして、これらの
レーザービームＬｄ，Ｌｃは、それぞれ第１シリンダレ
ンズ４ｂの下段，上段を通過して、ポリゴンミラー５の
それぞれ下段，上段の一つのミラー面で反射されて偏向
される。
されたレーザービームＬａ〜Ｌｄは、それぞれ円筒状の
コリメータレンズ２ａ〜２ｄを通過する。そして、レー
ザービームＬｄは、反射ミラー３ｂで反射され、レーザ
ービームＬｃと主走査方向について同一のライン上を進
む光線となる。このとき、副走査方向については所定の
幅を持って二段の光路が形成される。そして、これらの
レーザービームＬｄ，Ｌｃは、それぞれ第１シリンダレ
ンズ４ｂの下段，上段を通過して、ポリゴンミラー５の
それぞれ下段，上段の一つのミラー面で反射されて偏向
される。
【００２３】偏向後のレーザービームＬｄ，Ｌｃは、そ
れぞれ走査レンズ６ｂの下段，上段を通過した後、下側
のレーザービームＬｄは、折り返しミラー８ｂ，９ｂ，
１０ｂにより光路変更され、第２シリンダレンズ１３ｄ
を介して感光体ドラム１４ｄを露光走査し、一方の上側
のレーザービームＬｃは、折り返しミラー７ｂ，１１
ｂ，１２ｂに反射され、第２シリンダレンズ１３ｃを介
して感光体ドラム１４ｃを露光走査する。
れぞれ走査レンズ６ｂの下段，上段を通過した後、下側
のレーザービームＬｄは、折り返しミラー８ｂ，９ｂ，
１０ｂにより光路変更され、第２シリンダレンズ１３ｄ
を介して感光体ドラム１４ｄを露光走査し、一方の上側
のレーザービームＬｃは、折り返しミラー７ｂ，１１
ｂ，１２ｂに反射され、第２シリンダレンズ１３ｃを介
して感光体ドラム１４ｃを露光走査する。
【００２４】同様に、レーザービームＬａは、反射ミラ
ー３ａで反射され、レーザービームＬｂと主走査方向に
ついて同一のライン上を進む光線となって、それぞれ第
１シリンダレンズ４ａの下段，上段を通過し、ポリゴン
ミラー５のそれぞれ下段，上段の他のミラー面で反射さ
れて偏向される。この際、レーザービームＬａ，Ｌｂ
は、ポリゴンミラー５に対して上記レーザービームＬ
ｄ，Ｌｃとは反対方向から入射しているので、それらと
反対方向に反射され、各走査ライン上での移動方向も逆
となる。
ー３ａで反射され、レーザービームＬｂと主走査方向に
ついて同一のライン上を進む光線となって、それぞれ第
１シリンダレンズ４ａの下段，上段を通過し、ポリゴン
ミラー５のそれぞれ下段，上段の他のミラー面で反射さ
れて偏向される。この際、レーザービームＬａ，Ｌｂ
は、ポリゴンミラー５に対して上記レーザービームＬ
ｄ，Ｌｃとは反対方向から入射しているので、それらと
反対方向に反射され、各走査ライン上での移動方向も逆
となる。
【００２５】偏向されたレーザービームＬａ，Ｌｂは、
走査レンズ６ａの下段，上段を通過した後、下側のレー
ザービームＬａは、折り返しミラー８ａ，９ａ，１０ａ
により光路変更され、第２シリンドリカルレンズ１３ａ
を介して感光体ドラム１４ａを露光走査し、上側のレー
ザービームＬｂは、折り返しミラー７ａ，１１ａ，１２
ａに反射されて、第２シリンドリカルレンズ１３ｂを介
して感光体ドラム１４ｂを露光走査する。以下、第１の
実施形態と同様である。
走査レンズ６ａの下段，上段を通過した後、下側のレー
ザービームＬａは、折り返しミラー８ａ，９ａ，１０ａ
により光路変更され、第２シリンドリカルレンズ１３ａ
を介して感光体ドラム１４ａを露光走査し、上側のレー
ザービームＬｂは、折り返しミラー７ａ，１１ａ，１２
ａに反射されて、第２シリンドリカルレンズ１３ｂを介
して感光体ドラム１４ｂを露光走査する。以下、第１の
実施形態と同様である。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一のポリゴンミラー上の別々のミラー面で同時に複数
のレーザービームを偏向する際に、その各ミラー面によ
って偏向されるビームの描画のタイミングがそれぞれ一
致したレーザー走査装置を提供する事ができる。
単一のポリゴンミラー上の別々のミラー面で同時に複数
のレーザービームを偏向する際に、その各ミラー面によ
って偏向されるビームの描画のタイミングがそれぞれ一
致したレーザー走査装置を提供する事ができる。
【図１】本発明の第１の実施形態の概略構成を示す斜視
図。
図。
【図２】ポリゴンミラーと入射光と走査レンズの配置状
態を示す平面図。
態を示す平面図。
【図３】入射光の角度算出のための説明図。
【図４】本発明の第２の実施形態の概略構成を示す斜視
図。
図。
１ａ〜１ｄ レーザーダイオード ２ａ〜２ｄ コリメータレンズ ３ａ，３ｂ 反射ミラー ４ａ，４ｂ 第１シリンダレンズ ５ ポリゴンミラー ６ａ，６ｂ 走査レンズ ７ａ，７ｂ 折り返しミラー ８ａ，８ｂ 折り返しミラー ９ａ，９ｂ 折り返しミラー １０ａ，１０ｂ 折り返しミラー １１ａ，１１ｂ 折り返しミラー １２ａ，１２ｂ 折り返しミラー １３ａ〜１３ｄ 第２シリンダレンズ １４ａ〜１４ｄ 感光体ドラム １５ａ，１５ｂ ＳＯＳセンサ １６ａ，１６ｂ ミラー Ｌａ〜Ｌｄ レーザービーム
フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C362 AA49 BA50 BA51 BA53 BA83 BA86 DA03 DA09 2H045 AA01 BA22 BA34 CA93 5C072 AA03 AA05 BA02 DA02 HA06 HA13 HB08 HB11 HB13 QA14 XA05
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の光源から放射された複数の光束
を、複数面を持つ同一の偏向器の異なる面で同時に偏向
し、光束ごとにそれぞれ走査レンズ系を介して被走査面
上に走査結像させるレーザー走査装置であって、 前記各光束が前記被走査面上に走査結像するタイミング
が一致するように、前記偏向器に入射する前記各光束
が、対応するそれぞれの前記走査レンズ系の光軸と成す
角度を決められている事を特徴とするレーザー走査装
置。 - 【請求項２】 前記複数の光源からの複数の光束を二つ
の異なる面で同時に偏向する前記偏向器であるポリゴン
ミラーと、該各面で偏向された各光束を前記被走査面上
に導く二つの前記走査レンズ系とを備え、該二つの走査
レンズ系の光軸が略一致しており、以下の条件を満足す
る事を特徴とする請求項１に記載のレーザー走査装置； ａ＝１８０（１−２ｋ／ｎ） 但し、 ａ：前記ポリゴンミラーに入射する光束が、対応する前
記走査レンズ系の光軸と成す角度 ｎ：ポリゴンミラーの面数 ｋ：０＜ｋ≦ｎ／２なる自然数 である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10299235A JP2000121983A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | レーザー走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10299235A JP2000121983A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | レーザー走査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000121983A true JP2000121983A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17869905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10299235A Pending JP2000121983A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | レーザー走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000121983A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007240863A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置・光書込装置・画像形成装置 |
| JP2009086420A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Kyocera Mita Corp | 光走査装置 |
| JP2012252347A (ja) * | 2012-07-24 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置、光書込装置及び画像形成装置 |
| USRE45918E1 (en) | 2006-03-08 | 2016-03-08 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning apparatus, optical writing apparatus, and image forming apparatus |
-
1998
- 1998-10-21 JP JP10299235A patent/JP2000121983A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007240863A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置・光書込装置・画像形成装置 |
| USRE45918E1 (en) | 2006-03-08 | 2016-03-08 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning apparatus, optical writing apparatus, and image forming apparatus |
| JP2009086420A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Kyocera Mita Corp | 光走査装置 |
| JP2012252347A (ja) * | 2012-07-24 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置、光書込装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050614 |