JP2000121729A - マルチビーム・レーダ装置 - Google Patents

マルチビーム・レーダ装置

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JP2000121729A
JP2000121729A JP10288164A JP28816498A JP2000121729A JP 2000121729 A JP2000121729 A JP 2000121729A JP 10288164 A JP10288164 A JP 10288164A JP 28816498 A JP28816498 A JP 28816498A JP 2000121729 A JP2000121729 A JP 2000121729A
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circulators
circulator
antenna
antennas
terminal
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JP10288164A
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Hiroyuki Ishizaka
宏幸 石坂
Futoshi Kuroki
太司 黒木
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射する電磁波の方向を機械部品を用いずに
切替えられるようにし、小型化をはかり故障の少ない均
一な製品を安価に製造できるようにする。 【解決手段】 複数n個のアンテナ(A1、A2、……
An)に接続されたサーキュレータ(C1、C2、……
Cn)それぞれに磁界を印加するコイル(L1、L2、
……Ln)を設け、このコイルに流れる電流方向を個別
に設けたスイッチ(S1、S2、……Sn)により切替
え、サーキュレータ(C1、C2、……Cn)の信号回
転方向を印加する磁界の方向により反転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射される電磁波
の方向をスイッチにより切替えるマルチビーム・レーダ
装置の改良に関する。本発明は、自動車の車間距離測定
装置(もしくは警報装置)のために開発された装置であ
るが、これ以外にも広く利用することができる。
【0002】
【従来の技術】車両の前方を走行する他の車両との間の
距離を正確に測定し、車両速度に応じて適正な車間距離
を維持することができるように警報を発生する装置、あ
るいは走行速度を自動調節するオートクルーズ装置が普
及している。このための装置として、路上で70GHz
帯のレーダ用電磁波を送信することが認められることに
なり、この周波数帯域を利用したミリ波帯域のレーダ装
置が実用化されている。このための実用的な装置とし
て、自動車の前バンパー内に装備できるように、幅35
mm、奥行き30mm、厚さ10mm程度のケース内
に、アンテナおよび高周波回路を実装した装置を提供す
ることができるようになった。
【0003】レーダ装置は一つのアンテナから放射する
電磁波ビームをできるだけ鋭く設定して、その送信波お
よび受信波の効率を高くしてその感度を高くすることが
必要である。一方、電磁波ビームを鋭く設定すると、先
行する車両がそのビーム範囲から外れてしまい、先行車
両との車間距離を正しく認識することができないことに
なる。一般に高速道路などでは、正しい車間距離警報を
発生するには、約150m先を走行する車両を適正に識
別することが必要である。
【0004】このため、鋭い電磁波ビームを放射するこ
とができるアンテナを装備しておき、そのアンテナを水
平面内で左右に機械的に振ることにより、感知できる領
域を拡大するための装置が知られている。また、これを
機械的に行うのではなく、電磁的にその電磁波ビームを
左右に振るための装置も知られている。さらに別の構造
として、水平面内で電磁波ビームの放射方向がわずかに
異なる複数のアンテナを装備しておき、その複数のアン
テナを切替えることにより、感知できる領域を拡大する
ための装置も知られている(特許第2748063号公
報、1998年5月6日発行)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報開示の従来例
装置では、高周波回路と複数のアンテナとの接続を切替
えるようになっているので、そのスイッチは可動部分を
有する複雑な機械構造となる。このため装置も大型にな
らざるを得ない。また、高周波回路に設けたスイッチは
信号の減衰量が大きくなることから、送信電力を増大す
るなどの配慮が必要となり装置が大型化する原因ともな
る。
【0006】アンテナを1個または少数個として、アン
テナ自体を左右に振る構造のものも、相応の機械的な構
造を必要とし、信頼性を確保するために精密な加工が必
要である。このような構造の装置は、自動車に搭載する
には必ずしも適当な装置とならない。このような装置は
いずれも機械部品を伴い、部品点数が大きくなり高価に
なる。また、機械部品はその調整に大きい工数を必要と
して、均一な製品を安価に提供することにはならない。
【0007】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、機械的な可動部分のないマルチビーム・レーダ
装置を提供することを目的とする。本発明は、小型に構
成することができ、自動車に搭載するに好都合なマルチ
ビーム・レーダ装置を提供することを目的とする。本発
明は、装置が安定であり、故障が少ないマルチビーム・
レーダ装置を提供することを目的とする。本発明は、均
一な製品を安価に製造することができるマルチビーム・
レーダ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁波ビーム
の放射方向が水平面内でわずかに異なるように配置した
複数のアンテナそれぞれに、サーキュレータを接続し、
このサーキュレータに電磁石を用いて磁界を印加し、そ
の極性をスイッチにより切替え、サーキュレータの信号
回転方向を反転させ、アンテナからの電磁波ビームの放
射方向を順次切替えることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明は、放射方向が異なる複
数n個のアンテナ(A1,A2,・・・An)と、この
n個のアンテナがそれぞれそのアンテナ端子(a)に接
続されたn個のサーキュレータ(C1,C2,・・・C
n)とを備え、この複数のサーキュレータは一つの出力
端子(o)が次の入力端子(i)に順次縦続に接続され
るとともに、最初のサーキュレータ(C1)の入力端子
(i)には送信手段(G)の出力が接続され、最後のサ
ーキュレータ(Cn)の出力端子(o)には受信手段
(M)の入力が接続されたマルチビーム・レーダ装置に
おいて、前記n個のサーキュレータ(C1,C2,・・
・Cn)は印加される磁界の向きにより信号回転方向が
反転する構造であり、前記n個のサーキュレータ(C
1,C2,・・・Cn)にはそれぞれ個別に設けられた
磁界を印加するためのコイル(L1,L2,・・・L
n)と、このコイルに流れる電流方向を個別に切替える
スイッチ(S1,S2,・・・Sn)とを備えたことを
特徴とする。
【0010】前記スイッチは半導体スイッチを用いるこ
とが適当である。半導体スイッチは機械的な可動部分が
なく、この種の装置に適合する。
【0011】前記複数nは5であり、この5個のアンテ
ナ(A1〜A5)はその放射方向がいずれも一つの水平
面内にあり、かつ、その5個のアンテナの放射方向が順
に角度αづつ異なるように配置され、前記サーキュレー
タは、5個のうち1個づつその信号回転方向が入力端子
(o)からアンテナ端子(a)、アンテナ端子(a)か
ら出力端子(o)となり、他の4個はその信号回転方向
が入力端子(i)から出力端子(o)となるように前記
スイッチが順次設定されることが望ましい。
【0012】送信手段(G)から周波数変調されたレー
ダ信号(例えば77GHz)が送信されると、このレー
ダ信号は第一のサーキュレータ(C1)の入力端子
(i)に与えられる。この第一のサーキュレータ(C
1)の近傍に設けたコイル(L1)に電流を供給するス
イッチ(S1)がプラス側にあれば、コイル(L1)に
はプラスの電圧が印加され、サーキュレータ(C1)の
信号回転方向は時計まわりとなる。
【0013】したがってレーダ信号はアンテナ端子
(a)からアンテナ(A1)に達し空間に放射される。
空間に放射されたレーダ信号は先行する自動車などの目
標物に当たって反射し、アンテナ(A1)に戻される。
この反射したレーダ信号はサーキュレータ(C1)内で
時計まわりに伝搬し出力端子(o)に達する。
【0014】このとき他のスイッチ(S2、S3、……
Sn)はすべてマイナス側にあって、コイル(L2、L
3、……Ln)にはマイナスの電圧が印加されているの
で、サーキュレータ(C2、C3、……Cn)の信号回
転方向は反時計回りとなる。したがってサーキュレータ
(C2)の入力端子(i)に与えられたレーダ信号はそ
のまま出力端子(o)から次のサーキュレータ(C3)
の入力端子(i)に与えられ、以降同様に各サーキュレ
ータ内を時計まわりに伝搬し、最後にサーキュレータ
(n)の出力端子(o)から受信手段(M)に到達す
る。
【0015】スイッチ(S1、S2、……Sn)の切替
えはあらかじめ設定された周期で一つのスイッチだけを
順次プラス側にする切替制御信号にしたがって行われ
る。この電流方向を切替えるスイッチに半導体スイッチ
を用いることにより、無接点での切替えを行うことがで
き、かつオンまたはオフの制御信号を与える操作でスイ
ッチの切替えを容易に行うことができる。
【0016】本発明によるマルチビーム・レーダ装置を
自動車の車間距離測定装置もしくは警報装置として実装
する場合には、3個以上のアンテナ(A1〜An)を実
装することが望ましい。このn個のアンテナ(A1〜A
n)はレーダ信号を放射する方向がいずれも一つの水平
面内にあるように配列し、かつそれぞれのアンテナ(A
1〜An)から放射される電磁波ビームがその平面内で
順次連続するようにあらかじめ設定された角度αづつ異
なる位置に配置する。
【0017】この構成の場合には、サーキュレータのn
個のうちの1個のみを信号回転方向が入力端子(o)か
らアンテナ端子(a)、アンテナ端子(a)から出力端
子(o)となり、他の4個のサーキュレータは信号回転
方向が入力端子(i)から出力端子(o)になるスイッ
チング動作が順次行われるように制御プログラムを設定
する。これにより、車両前方に視認される走行車線の全
幅に向けて繰返し電磁波ビームを放射することができ
る。
【0018】このような構成にすることにより、電磁波
ビームを放射するアンテナを左右に振るための機械的な
可動部品は不要となり装置を小型に構成することができ
る。さらに、機械的可動部品がなくなることにより、故
障の発生を少なくすることができ、信頼性の高い均一な
製品を安価に製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例】次に、本発明実施例装置を図面に基づいて説
明する。図1は本発明実施例装置の要部の構成を示す
図、図2は本発明実施例装置にかかわる車間距離警報装
置の全体構成を示すブロック図である。本実施例は説明
をわかり易くするためにアンテナを3個備えた装置を例
に説明する。
【0021】本発明実施例装置は、アンテナ回路1と、
スイッチ回路2とが備えられ、アンテナ回路1には、放
射方向が異なる3個のアンテナA1、A2、A3と、こ
の3個のアンテナA1、A2、A3にそれぞれのアンテ
ナ端子aを介して接続された3個のサーキュレータC
1、C2、C3とが備えられる。この3個のサーキュレ
ータC1、C2、C3は一つの出力端子oが次の入力端
子iに順次縦続に接続されるとともに、最初のサーキュ
レータC1の入力端子iには送信手段Gの出力が接続さ
れ、最後のサーキュレータC3の出力端子oには受信手
段Mの入力が接続される。
【0022】さらに、本発明の特徴として、3個のサー
キュレータC1、C2、C3は印加される磁界の向きに
より信号回転方向が反転する構造に形成され、この3個
のサーキュレータC1、C2、C3には、それぞれ個別
に磁界を印加するコイルL1、L2、L3と、このコイ
ルL1、L2、L3に流れる電流方向を個別に切替える
スイッチS1、S2、S3とが備えられる。
【0023】スイッチS1、S2、S3は図面では機械
構造のスイッチで表示するが、実際には半導体スイッチ
が用いられる。3個のアンテナA1、A2、A3はその
反射方向がいずれも一つの水平面内にあり、かつその3
個のアンテナA1、A2、A3のうちのA2の放射方向
に対して他のアンテナA1、A2の放射方向がそれぞれ
−αおよび+αだけ異なる角度で配置される。
【0024】スイッチS1、S2、S3の切替えは、サ
ーキュレータC1、C2、C3の3個のうち1個のみそ
の信号回転方向が入力端子iからアンテナ端子a、アン
テナ端子aから出力端子oとなり、他の2個の信号回転
方向は入力端子iから出力端子oとなるように設定され
る。
【0025】受信手段Mはミキサを含み、このミキサに
は、送信手段Gの出力に設けられた方向性結合器Dから
分岐された高周波信号の一部が加えられ、受信信号と混
合することにより、その差信号が中間周波数信号として
出力端子IFから出力される。
【0026】このように構成された本発明実施例装置
は、図2に示すように、その出力端子IFに検波器3が
接続され、この検波器3からの出力が車間距離警報制御
回路4に接続される。この車間距離警報制御回路4から
はスイッチ回路2および送信手段Gに制御信号が出力さ
れ、警報を表示する警報表示装置5に警報信号が出力さ
れる。
【0027】図3(a)は本発明実施例装置のサーキュ
レータの構造を説明する部分平面図、(b)はその部分
側面図である。
【0028】サーキュレータC1、C2、C3は、空隙
11を挟んで対向する2枚のフェライト板12と、空隙
11の三方から突出するように配置された導波路13
と、コイルL1、L2、l3によりそれぞれ励磁され2
枚のフェライト板12の外側から空隙11に磁界を印加
する電磁石14とにより構成される。この電磁石14は
スイッチ回路2の切替えにともなって印加されるプラス
またはマイナスの電圧によりNS方向が逆転し、これに
よりこのサーキュレータを通過する信号の回転方向が設
定される。
【0029】三つの導波路13のうちの一つはアンテナ
端子aに接続され、他の二つは入力端子iおよび出力端
子oにそれぞれ接続される。フェライト板12はこの実
施例では直径3mm程度、厚さ1mm程度に形成され
た。
【0030】図4は本発明実施例装置の実装構造の一例
を示す斜視図である。このように本発明実施例装置は幅
35mm、奥行き30mm、厚さ10mm程度のケース
内に実装され、自動車の前バンパー内に装備される。図
5は本発明実施例装置を装備した車両による電磁波ビー
ムの放射状態を示したものである。
【0031】次に、このように構成された本発明実施例
装置による電磁波ビームの放射動作について説明する。
【0032】スイッチ回路2のスイッチS1、S2、S
3のそれぞれには車間距離警報制御回路4からスイッチ
切替えの制御信号が送出され、各スイッチS1、S2、
S3はその制御信号にしたがって切替え動作を行う。図
6はそのスイッチ切替えタイミングチャートの一例を示
したもので、三つのスイッチS1、S2、S3は周期t
(例えば数十ミリセカンド)でΔt(例えば数ミリセカ
ンド)のオン操作を行う。その切替えはS1−S2−S
3、S3−S2−S1の順で行われる。
【0033】ここで、送信手段Gが車間距離警報制御回
路4の制御にしたがって周波数変調した例えば77GH
zのレーダ信号を送信すると、このレーダ信号は第一の
サーキュレータC1の入力端子iに与えられる。サーキ
ュレータC1、C2、C3の近傍に設けられたコイルL
1、L2、L3にはスイッチS1、S2、S3の切替え
にともなってプラスまたはマイナスの電圧が印加され
る。
【0034】このとき、第一のサーキュレータC1に設
けられたコイルL1にマイナスの電圧が印加されていた
とすると、そのレーダ信号の回転方向は図1および図7
の矢印で示すように反時計まわりとなる。したがって、
その信号はそのまま出力端子oから第二のサーキュレー
タC2の入力端子iに導入される。
【0035】第二のサーキュレータC2の近傍に設けら
れたコイルL2にはプラスの電圧が印加されているとす
ると、その信号回転方向は図1および図7に矢印で示す
ように時計まわりになる。したがって導入されたレーダ
信号は端子aからアンテナA2に達し車両前方の空間に
放射される。空間に放射されたレーダ信号は先行車両に
当たって反射し、その反射波がアンテナA2に戻され
る。戻された反射波はサーキュレータC2の中で時計ま
わりに伝搬し出力端子oから第三のサーキュレータC3
の入力端子iに導入される。
【0036】第三のサーキュレータC3の近傍に設けら
れたコイルL3にはマイナスの電圧が印加されているの
で、その回転方向は第一のサーキュレータC1同様に反
時計まわりとなる。したがって導入されたレーダ信号は
そのまま出力端子oから受信手段Mに達する。
【0037】受信手段Mはこの入力信号に方向性結合器
Dから分岐された高周波信号の一部を加えて混合し、そ
の差信号を中間周波数信号として出力端子IFから検波
器3を経由して車間距離警報制御回路4に送出する。車
間距離警報制御回路4はこの中間周波数信号に変調され
たビート周波数を観測することにより、アンテナA2か
ら先行車両までの距離を演算する。
【0038】上記実施例装置はアンテナの数nが3であ
るとして説明したが、試験の結果、実用的にはn=5程
度が適当である。一つのアンテナのビームをさらに鋭く
設定して、この数nをさらに大きくすることにより、長
い距離にわたって正確な識別を行うことができる装置が
得られる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のアンテナからの電磁波ビームを放射して前方を走査
するための機械的な可動部品が不要となり、装置を小型
化することができる。さらに、これにともなって故障の
発生を少なくすることができ、信頼性の高い均一な製品
を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置の要部の構成を示す図。
【図2】本発明実施例装置にかかわる車間距離警報装置
の全体構成を示すブロック図。
【図3】(a)は本発明実施例装置のサーキュレータの
構造を説明する部分平面図、(b)はその部分側面図。
【図4】本発明実施例装置の実装構造の一例を示す斜視
図。
【図5】本発明実施例装置を装備した車両による電磁波
ビームの放射状態を示す平面図。
【図6】本発明実施例装置のスイッチ切替えタイミング
チャートの一例を示す図。
【図7】本発明実施例装置のサーキュレータによる電磁
波ビーム放射動作を説明する図。
【符号の説明】
1 アンテナ回路 2 スイッチ回路 3 検波器 4 車間距離警報制御回路 5 警報表示装置 11 空隙 12 フェライト板 13 導波路 14 電磁石 A1、A2、A3 アンテナ C1、C2、C3 サーキュレータ D 方向性結合器 G 送信手段 IF、o 出力端子 M 受信手段 L1、L2、L3 コイル S1、S2、S3 スイッチ a アンテナ端子 i 入力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射方向が異なる複数n個のアンテナ
    (A1,A2,・・・An)と、このn個のアンテナが
    それぞれそのアンテナ端子(a)に接続されたn個のサ
    ーキュレータ(C1,C2,・・・Cn)とを備え、こ
    の複数のサーキュレータは一つの出力端子(o)が次の
    入力端子(i)に順次縦続に接続されるとともに、最初
    のサーキュレータ(C1)の入力端子(i)には送信手
    段(G)の出力が接続され、最後のサーキュレータ(C
    n)の出力端子(o)には受信手段(M)の入力が接続
    されたマルチビーム・レーダ装置において、 前記n個のサーキュレータ(C1,C2,・・・Cn)
    は印加される磁界の向きにより信号回転方向が反転する
    構造であり、 前記n個のサーキュレータ(C1,C2,・・・Cn)
    にはそれぞれ個別に設けられた磁界を印加するためのコ
    イル(L1,L2,・・・Ln)と、このコイルに流れ
    る電流方向を個別に切替えるスイッチ(S1,S2,・
    ・・Sn)とを備えたことを特徴とするマルチビーム・
    レーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチは半導体スイッチである請
    求項1記載のマルチビーム・レーダ装置。
  3. 【請求項3】 nは2以上であり、このn個のアンテナ
    (A1〜An)はその放射方向がいずれも一つの水平面
    内にあり、かつ、そのn個のアンテナの放射方向が順に
    角度αづつ異なるように配置され、 前記サーキュレータは、n個のうち1個づつその信号回
    転方向が入力端子(o)からアンテナ端子(a)、アン
    テナ端子(a)から出力端子(o)となり、他の4個は
    その信号回転方向が入力端子(i)から出力端子(o)
    となるように前記スイッチが順次設定される請求項2記
    載のマルチビーム・レーダ装置。
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JP2021039105A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 為升電装工業股▲分▼有限公司 車両レーダー装置及びそのシステム

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JP2021039105A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 為升電装工業股▲分▼有限公司 車両レーダー装置及びそのシステム
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