JP2000121684A - 電子制御ユニット検査システム - Google Patents

電子制御ユニット検査システム

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JP2000121684A
JP2000121684A JP10290563A JP29056398A JP2000121684A JP 2000121684 A JP2000121684 A JP 2000121684A JP 10290563 A JP10290563 A JP 10290563A JP 29056398 A JP29056398 A JP 29056398A JP 2000121684 A JP2000121684 A JP 2000121684A
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Japan
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ram
inspection
control unit
electronic control
ecu
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JP10290563A
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English (en)
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Keiichi Osawa
敬一 大沢
Hiroyuki Enomoto
浩之 榎本
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Denso Corp
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Denso Corp
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Publication date
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECU(電子制御ユニット)における複数の
検査対象に対する検査結果を検査テスタ側に出力する際
の検査時間を短縮し検査効率を向上すること。 【解決手段】 ECU10における複数の検査対象とし
てのROM22の記憶内容、RAM23、入力回路40
及び出力回路60の動作状態に対する検査が実行され
る。この検査結果は一旦、RAM23内に格納された
後、ECU10側からまとめて検査テスタ100側に出
力される。そして、検査テスタ100でその出力内容に
基づきECU10の良否が判定される。即ち、ECU1
0における複数の検査対象に対する検査結果は一旦、R
AM23内に格納され、通信回路70を利用することで
まとめて検査テスタ100側に出力される。これによ
り、ECU10の検査時間が短縮され検査効率が向上さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両に搭
載される電子制御ユニットの出荷時における製品良否判
定を行うための電子制御ユニット検査システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御ユニットの出荷時の検査
の時間短縮、簡易化を目的として検査テスタより通常有
り得ない条件に対応する入力を電子制御ユニットに対し
て設定し、検査専用プログラムを起動させ、その仕様に
基づく入出力の検査を実行するものが知られている。こ
の際、検査専用プログラムの起動状態(以下、『検査モ
ード』という)では、RAMのR(Read:読出)/W(Wri
te:書込)チェックやROMのSUMチェック、入力端
子の位相チェックを他の出力端子等に置換えて出力、ま
たは既存の通信端子に出力し、検査テスタで電子制御ユ
ニットの良否判定を実行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のもの
では、電子制御ユニットにおける個々の検査対象に対す
る検査終了でその検査結果をリアルタイムに出力させ検
査テスタにより良否判定が実行されている。この手順と
しては、検査テスタによる条件設定→電子制御ユニット
の検査待ち→検査テスタによる電子制御ユニットの出力
結果取込み→検査テスタによる電子制御ユニットの良否
判定と、個々の検査対象毎に同様のシーケンスを繰返す
こととなり検査効率が悪いという不具合があった。
【0004】これに対処するため、複数の検査結果をま
とめて全てOK(良)のとき良品である旨の出力、一つ
でもNG(不良)のとき不良品である旨の出力を電子制
御ユニットから出力することが考えられる。しかし、検
査結果がNGであっても、不良箇所を特定できないとい
う問題が生じることとなる。また、個々の検査結果に対
して別々の出力端子を割当ててあとでまとめて判定する
ことも考えられるが、必要な検査項目の数に対して出力
端子の数が圧倒的に少ないため検査効率の向上を期待す
ることは無理であった。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、電子制御ユニットにおける複
数の検査対象に対する検査結果を検査テスタ側に出力す
る際の検査時間を短縮でき検査効率の向上可能な電子制
御ユニット検査システムの提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子制御ユニ
ット検査システムによれば、検査手段により電子制御ユ
ニットにおける複数の検査対象としてのROMの記憶内
容、RAM、入力回路及び出力回路の動作状態に対する
検査が実行され、これらの検査結果は格納手段によりR
AM内に格納され、出力手段により電子制御ユニット側
からまとめて検査テスタ側に出力され、判定手段でその
出力内容に基づき電子制御ユニットの良否が判定され
る。即ち、電子制御ユニットにおける複数の検査対象に
対する検査結果は、一旦、RAM内に格納され、あとで
まとめて検査テスタ側に出力される。これにより、電子
制御ユニットの検査時間を短縮し検査効率を向上するこ
とができる。
【0007】請求項2の電子制御ユニット検査システム
では、検査手段にて最初にRAM自身の検査が実行され
ることで、まずRAM自身の信頼性が確保される。これ
により、RAM不良の際の電子制御ユニットの検査時間
の無駄をなくすことができると共に、この後、RAM内
に格納される検査対象に対する検査結果の信頼性を向上
することができる。
【0008】請求項3の電子制御ユニット検査システム
では、検査手段によるRAM自身の検査において、RA
Mの記憶領域における各値を破壊することなくかつ、そ
のアドレスに含まれる関連データとしてスタック値等も
破壊されることがない。これにより、検査テスタ側によ
る電子制御ユニット側の検査モードへのエントリ条件の
設定回数を減らすことができ、その分だけ検査時間を短
縮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【0011】図1において、10はECU(Electronic
Control Unit:電子制御ユニット)であり、ECU10
は主として、マイクロコンピュータ20、その電源回路
30、入力回路40、波形整形回路50、出力回路60
及び通信回路70からなる。マイクロコンピュータ20
は周知の中央処理装置としてのCPU21、制御プログ
ラムを格納したROM22、各種データを格納するRA
M23、I/O(Input-Output回路)24及びそれらを
接続するバスライン25等からなる論理演算回路として
構成されている。入力回路40は各種スイッチ等のディ
ジタル入力を取込むコンパレータや各種センサ電圧等の
アナログ入力を取込みディジタル変換するADC(アナ
ログ−ディジタル変換器)等からなる。
【0012】マイクロコンピュータ20は、車両の各種
状態を検出する各種スイッチ等のディジタル入力、各種
センサ電圧等のアナログ入力を入力回路40を介して取
込み、また、パルス入力を波形整形する波形整形回路5
0を介して読込む。そして、車両を最適に制御するよう
燃料噴射量、点火時期、変速段を演算し出力回路60に
出力する。更に、通信回路70は車両の通常制御では用
いられないが、修理工場等で必要に応じて車両の故障診
断や動作確認ができるようデータの送受信を行うための
ものである。
【0013】100は検査テスタであり、検査テスタ1
00はECU10の良否検査をするためのものであり、
図1に示すように、ECU10と接続される。検査テス
タ100は主として、マイクロコンピュータ110、電
源120、スイッチ回路130、定電圧発生器140、
負荷回路150、パルス発生器160及び通信回路17
0等からなる。マイクロコンピュータ110はマイクロ
コンピュータ20と同様、CPU111、ROM11
2、RAM113、I/O114及びバスライン115
等から構成されている。
【0014】この検査テスタ100は、ECU10が実
際の車両に搭載され接続されたときと同様に動作できる
よう全ての入出力が兼備えられ、任意に設定値を変更で
きるようになっている。電源120は車両に搭載される
バッテリ電源に相当し、ECU10の電源回路30にE
CU電源を供給する。また、スイッチ回路130はエア
コンスイッチAC信号、スタータスイッチSTA信号、
ブレーキスイッチSTP信号、テスト用スイッチTE1
信号等のディジタル入力をECU10側に出力する。そ
して、定電圧発生器140は冷却水温THW信号、吸気
圧PM信号、酸素濃度センサOX1信号、吸気温THA
信号等のアナログ入力をECU10側に出力する。更
に、負荷回路150は実際に車両に取付けられている#
1気筒及び#2気筒の燃料噴射用インジェクタに対応す
る出力端子#10及び出力端子#20、OX1センサ用
ヒータに対応する出力端子HT1、OX2センサ用ヒー
タに対応する出力端子HT2等が接続され、その電圧値
や電流値を測定する。また、ECU10側の出力回路6
0に負荷の断線検出回路が内蔵されているときには、そ
の回路の良否を測定できるよう実負荷は接続/非接続と
何れかを選択できるようになっている。そして、パルス
発生器160はクランク角センサからの機関回転数NE
信号、カム角センサからの気筒判別G信号、車速センサ
からの車速SPD信号等のパルス入力を疑似的に出力す
ることができる。更に、通信回路170はECU10側
の通信回路70と接続され、後述のECU10側へのデ
ータの出力要求や検査モードへのエントリ要求データ等
の送信、ECU10側からのデータの受信を行う。これ
らの検査テスタ100側の設定は全てマイクロコンピュ
ータ110にて総括して制御される。
【0015】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されているE
CU10のマイクロコンピュータ20内のCPU21に
おける製品良否判定の処理手順を示す図2のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0016】図2において、まず、ステップS101で
通常制御処理が実行される。この通常制御ルーチンは通
常実行されるルーチンであり、ECU10に入力される
各種センサ信号として冷却水温THW信号、吸気温TH
A信号、スタータスイッチSTA信号、機関回転数NE
信号、車速SPD信号、エアコンスイッチAC信号、ブ
レーキスイッチSTP信号等に基づき内燃機関の運転状
態を判断し、車両を最適に制御するための燃料噴射量、
点火タイミング、変速段等が出力される。次にステップ
S102に移行し、検査モードへのエントリ条件が成立
しているかが判定される。
【0017】このエントリ条件としては、通常制御では
あり得ない条件として例えば、NE=0〔rpm〕、S
PD=250〔km〕以上、−35〔℃〕≦THW≦−
25〔℃〕及びテスト用スイッチであるTE1=ON
(オン)が設定されている。このエントリ条件を満足す
るよう検査テスタ100を設定し、かつ検査テスタ10
0側からの通信要求にてECU10側は検査モードに突
入され、これ以降、通常制御ルーチンは実行されない。
ここで、検査モード中はテスト用スイッチTE1がON
条件にて常に、ウォッチドッグパルスWDCを4〔m
s〕おきに反転させており、検査モードを中断するには
テスト用スイッチTE1をOFF(オフ)とすることで
ウォッチドッグパルスWDCの反転を停止させCPU2
1に強制的にリセットをかけることにより行われる。
【0018】ステップS102の判定条件が成立せず、
即ち、検査モードへのエントリ条件を1つでも満足しな
いときにはステップS101に戻り、通常制御処理が実
行される。一方、ステップS102の判定条件が成立、
即ち、検査モードへのエントリ条件を全て満足するとき
にはステップS103に移行し、後述のRAMチェック
処理としてRAM23内の全記憶領域に対するR/Wチ
ェックが実行される。そして、ステップS104に移行
し、RAMチェックOKであるかが判定される。ステッ
プS104のRAMチェック処理の結果がNGであると
きには、ウォッチドッグパルスWDCの反転を停止させ
リセットさせて以降の検査を実行しないようにされる。
【0019】一方、ステップS104の判定条件が成
立、即ち、RAMチェックOKでRAM23が正常であ
るときにはステップS105に移行し、その結果がフラ
グ0に書込まれ保存される。次にステップS106に移
行して、ROMチェック処理としてROM22内の全記
憶領域のSUM(和)をとり、その下位2バイトの値が
ROM22内の予め設定済の値と等しいかが判定され、
その良否結果として正常のとき「1」、異常のとき
「0」がフラグ1に書込まれる。次にステップS107
に移行して、ROMチェックまで終了したことを検査テ
スタ100に伝えるため予めOFFしておいた#10端
子がONとされる。次にステップS108に移行して、
後述の出力チェック処理が実行される。次にステップS
109に移行して、後述の断線検出ポートチェック及び
GN波形モニタ処理が実行される。ここで、GN波形と
は機関回転数NE信号、上死点TDC(Top Dead Cente
r)信号及び気筒判別G信号の波形の総称である。次に
ステップS110に移行して、ECU10の検査結果と
してRAM23内の記憶領域に格納されているRAM値
が出力され本ルーチンを終了する。このようにして、E
CU10の検査が終了するとテスト用スイッチTE1が
OFFとされることでCPU21がリセットされる。
【0020】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されているE
CU10のマイクロコンピュータ20内のCPU21に
おける図2のステップS103のRAMチェックの処理
手順を示す図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0021】図3において、ステップS201では、ま
ず、RAM23の記憶領域における先頭アドレスがレジ
スタXに格納される。次にステップS202に移行し
て、レジスタAの値が「0」とされる。次にステップS
203に移行して、RAM23の記憶領域におけるレジ
スタXのアドレスに対応するRAM値であるRAM
(X)がレジスタBに格納される。次にステップS20
4に移行して、レジスタAの値がRAM23の記憶領域
におけるRAM(X)の値として格納される。次にステ
ップS205に移行して、レジスタAの値がRAM
(X)の値に等しいかが判定される。ステップS205
の判定条件が成立せず、即ち、レジスタAの値がRAM
(X)の値に等しくないときにはステップS206に移
行し、RAM23が異常であるとして本ルーチンを終了
する。
【0022】一方、ステップS205の判定条件が成
立、即ち、レジスタAの値がRAM(X)の値に等しい
ときにはステップS207に移行し、レジスタAが$F
Fに等しいかが判定される。なお、$は16進数を表
し、$FFは8ビット全てが1であり10進数では25
5である。ステップS207の判定条件が成立せず、即
ち、レジスタAの値が$FFに達していないときにはス
テップS208に移行し、レジスタAの値が「1」イン
クリメントされた後、ステップS204に戻り、同様な
処理が繰返し実行される。そして、ステップS207の
判定条件が成立、即ち、0〜$FFまでのR/Wチェッ
クが完了するとステップS209に移行し、レジスタB
に格納されているRAM(X)の値がRAM23の記憶
領域におけるレジスタXのアドレスに対応するRAM値
として戻される。このようにして、RAM23の記憶領
域のRAM値(スタック値を含む)を破壊することなく
R/Wチェックが実行される。このため、RAMチェッ
ク処理終了後の検査モードへの再エントリが不要となり
RAMチェック処理終了後に検査モードルーチンに正常
に戻ることが可能となる。
【0023】次にステップS210に移行し、レジスタ
Xに格納されているアドレスがRAM23の記憶領域に
おけるEND(最終)アドレスに等しいかが判定され
る。ステップS210の判定条件が成立せず、即ち、R
AM23の全記憶領域に対するRAMチェックが完了し
ていないときにはステップS211に移行し、レジスタ
Xに格納されているアドレスが「1」インクリメントさ
れた後、ステップS202に戻り、同様な処理が繰返し
実行される。そして、ステップS210の判定条件が成
立、即ち、RAM23の全記憶領域におけるRAMチェ
ックが完了するとステップS212に移行し、RAM2
3が正常であるとして本ルーチンを終了する。
【0024】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されているE
CU10のマイクロコンピュータ20内のCPU21に
おける図2のステップS108の出力チェックの処理手
順を示す図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0025】図4において、まず、ステップS301で
はブレーキスイッチSTPがONであるかが判定され
る。ステップS301の判定条件が成立せず、即ち、ブ
レーキスイッチSTPがOFFであるとき出力チェック
を実行するため、ステップS302に移行し、エアコン
スイッチACがONであるかが判定される。ステップS
302の判定条件が成立、即ち、エアコンスイッチAC
がONであるときにはステップS303に移行し、#1
気筒の燃料噴射用インジェクタに対応する出力端子#1
0がON、#2気筒の燃料噴射用インジェクタに対応す
る出力端子#20がOFF、OX(酸素濃度)1センサ
用ヒータに対応する出力端子HT1がON、OX2セン
サ用ヒータに対応する出力端子HT2がOFFとされ
る。次にステップS304に移行して、ECU内のAD
C(アナログ−ディジタル変換器)が起動され出力端子
HT1,HT2における負荷電流が計測される。次にス
テップS305に移行して、RAM23の記憶領域RA
M“1”,“2”に出力端子HT1,HT2における負
荷電流のA/D値が記憶された後、ステップS301に
戻り、同様の処理が実行される。
【0026】一方、ステップS302の判定条件が成立
せず、即ち、エアコンスイッチACがOFFであるとき
にはステップS306に移行し、ステップS303とは
逆に#1気筒の燃料噴射インジェクタに対応する出力端
子#10がOFF、#2気筒の燃料噴射インジェクタに
対応する出力端子#20がON、OX1センサ用ヒータ
に対応する出力端子HT1がOFF、OX2センサ用ヒ
ータに対応する出力端子HT2がONとされる。次にス
テップS307に移行して、ADCが起動され出力端子
HT1,HT2における負荷電流が計測される。次にス
テップS308に移行して、RAM23の記憶領域RA
M“3”,“4”に出力端子HT1,HT2における負
荷電流のA/D値が記憶された後、ステップS301に
戻り、同様の処理がブレーキスイッチSTPがONとな
るまで継続して実行される。ここで、出力端子のON/
OFFのパターンは、はんだブリッジのチェックを考慮
しECU10内で最もピッチが狭い箇所の端子で交互と
なるように設定されている。また、ECU10内で負荷
電流が計測されているときには該当するチャンネルCH
のADCが起動されることでON/OFFに対応して計
測された各負荷電流がA/D変換される。
【0027】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されているE
CU10のマイクロコンピュータ20内のCPU21に
おける図2のステップS109の断線検出ポートチェッ
ク及びGN波形モニタの処理手順を示す図5のフローチ
ャートに基づいて説明する。本実施例では、ECU10
側で断線検出ポート入力を読込んでRAM23に格納す
るタイミングと検査テスタ100側の負荷の接続/オー
プンとの同期を得るためにエアコンスイッチAC信号が
利用されている。また、はんだブリッジを考慮して全部
で3パターンのポート状態が読込まれRAM23に格納
される。なお、3パターンとしては全負荷接続状態、半
数オープン状態、逆の半数オープン状態であり、後述の
ようにカウンタの値によって設定される。
【0028】図5において、ステップS401では、初
期設定としてカウンタが「0」、全負荷がOFFとされ
る。次にステップS402に移行して、カウンタが
「0」であるかが判定される。ステップS402の判定
条件が成立、即ち、カウンタが「0」であるときにはス
テップS403に移行し、エアコンスイッチACがON
タイミングのときにはステップS404に移行し、RA
M23の記憶領域RAM“5”に断線検出のポート値と
して「0」または「1」が記憶される。ここで、対象の
負荷が5個あるときには1バイト中の5ビットにて表さ
れる。次にステップS405に移行して、カウンタが
「1」とされる。一方、ステップS403の判定条件が
成立せず、即ち、エアコンスイッチACがOFFタイミ
ングのときにはステップS404及びステップS405
がスキップされる。
【0029】次にステップS406に移行して、機関回
転数NEの波形がLo(Low:低レベル)からHi(Hig
h:高レベル)となる立上がりエッジであるかが判定さ
れる。ステップS406の判定条件が成立、即ち、機関
回転数NEの波形がLoからHiの立上がりエッジであ
るときにはステップS407に移行し、現在時刻がHi
エッジ時刻として記憶される。一方、ステップS406
の判定条件が成立せず、即ち、機関回転数NEの波形が
LoからHiの立上がりエッジでないときにはステップ
S407がスキップされる。
【0030】次にステップS408に移行して、機関回
転数NEの波形がHiからLoとなる立下がりエッジで
あるかが判定される。ステップS408の判定条件が成
立せず、即ち、機関回転数NEの波形がHiからLoと
なる立下がりエッジでないときにはステップS402に
戻り、同様の処理が繰返し実行される。そして、ステッ
プS408の判定条件が成立、即ち、機関回転数NEの
波形がHiからLoとなる立下がりエッジであるときに
はステップS409に移行し、Hiエッジ時刻が記憶済
であるかが判定される。ステップS409の判定条件が
成立せず、即ち、Hiエッジ時刻が記憶済でないときに
はステップS402に戻り、同様の処理が繰返し実行さ
れる。そして、ステップS409の判定条件が成立、即
ち、Hiエッジ時刻が記憶済であるときにはステップS
410に移行し、現在時刻からHiエッジ時刻が減算さ
れ求められたNEパルス時間がRAM23の記憶領域R
AM“8”に記憶されHiエッジ時刻が消去された後、
ステップS402に戻り、同様の処理が繰返し実行され
る。なお、ステップS406〜ステップS410では、
GN波形モニタとして機関回転数NE波形モニタについ
て述べたが、この他、GN波形モニタでは上死点TDC
信号や気筒判別G信号についても、同様にパルス幅を計
測しRAM23の所定の記憶領域に記憶される。
【0031】一方、402の判定条件が成立せず、即
ち、カウンタが「0」でないときにはステップS411
に移行し、カウンタが「1」であるかが判定される。ス
テップS411の判定条件が成立、即ち、カウンタが
「1」であるときにはステップS412に移行し、エア
コンスイッチACがOFFタイミングのときにはステッ
プS413に移行し、RAM23の記憶領域RAM
“6”に断線検出のポート値が記憶される。次にステッ
プS414に移行して、カウンタが「2」とされる。一
方、ステップS412の判定条件が成立せず、即ち、エ
アコンスイッチACがONタイミングのときはステップ
S413及びステップS414がスキップされる。次
に、上述のステップS406に移行し、同様の処理が実
行される。
【0032】一方、ステップS411の判定条件が成立
せず、即ち、カウンタが「2」であるときにはステップ
S415に移行し、エアコンスイッチACがONである
かが判定される。ステップS415の判定条件が成立せ
ず、即ち、エアコンスイッチACがOFFタイミングの
ときには上述のステップS406に移行し、同様の処理
が実行される。一方、ステップS415の判定条件が成
立、即ち、エアコンスイッチACがONタイミングとき
にはステップS416に移行し、RAM23の記憶領域
RAM“7”に断線検出のポート値が記憶される。次に
ステップS417に移行して、後述の入力チェック処理
が実行された後、本ルーチンを終了する。
【0033】このように、本実施例では、エアコンスイ
ッチAC信号のON←→OFFの変化を待つ時間を利用
し、ステップS406〜ステップS410のGN波形モ
ニタが実行されている。即ち、断線検出ポートチェック
とGN波形モニタとが並列的に処理されているため、全
処理時間の短縮が期待できる。
【0034】次に、上述の断線検出ポートチェック処理
による断線検出のポート値を得るための具体例として、
検査テスタ100側にVSV(Vacuum Switching Valv
e)による負荷を想定した回路における良否の判断につ
いて図6を参照して説明する。ここで、図6(a)は回
路構成を示し、図6(b)は図6(a)の回路による設
定条件とそれに対応する回路状態を示すテーブルであ
る。
【0035】図6(b)のテーブルに示すように、図6
(a)の回路構成において、出力Tr(トランジスタ)が
ONであるときには検査テスタ100側のスイッチSW
の接続(ON)/非接続(OFF)によらず断線検出ポ
ート入力はLoとなるため、回路状態の正常/断線を判
断することができない。一方、出力Tr がOFFである
ときには検査テスタ100側のスイッチSWの接続/非
接続に対応して断線検出ポート入力がHi/Loとなる
ことで回路状態の正常/断線が判断できるのである。つ
まり、出力Tr がOFFでスイッチSWが非接続のとき
断線検出ポート入力がLoであると、VSV負荷に対応
する回路が断線していると判断できるのである。
【0036】次に、上述のGN波形モニタ処理における
GN波形を得るための信号の流れについて図7を参照し
て説明する。
【0037】図7において、検査テスタ100から機関
回転数NE10°CA(Crank Angle:クランク角)信号
と気筒判別G信号とがECU10に入力されている。こ
こで、ECU10の通常制御処理では、入力された機関
回転数NE10°CA信号と気筒判別G信号とが波形整
形回路50、点火制御IC80によって機関回転数NE
30°CA信号、上死点TDC信号、気筒判別G信号に
変換された後、マイクロコンピュータ20にて噴射、点
火タイミングに必要なクランク角、気筒判別が行われて
いる。このため、検査テスタ100からの一定の機関回
転数相当の機関回転数NE10°CA信号及び気筒判別
G信号の入力に応じて機関回転数NE30°CA信号、
上死点TDC信号、気筒判別G信号の各パルス幅をEC
U10自身で算出することで回路の良否が判断できるの
である。
【0038】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されているE
CU10のマイクロコンピュータ20内のCPU21に
おける図5のステップS417の入力チェックの処理手
順を示す図8のフローチャートに基づき、図9を参照し
て説明する。ここで、図9は図8の入力チェック処理で
用いられているRAM値内容を示すテーブルである。
【0039】図8において、ステップS501で検査テ
スタからのRAM値出力要求が有るのを待ってステップ
S502に移行し、第1テーブルが要求されているかが
判定される。ステップS502の判定条件が成立、即
ち、第1テーブルが要求されているときにはステップS
503に移行し、通信端子から第1テーブルに基づくR
AM値が出力される(図9(a)参照)。一方、ステッ
プS502の判定条件が成立せず、即ち、第1テーブル
が要求されていないときにはステップS504に移行
し、通信端子から第2テーブルに基づくRAM値が出力
される(図9(b)参照)。このようにして、検査テス
タからのRAM値出力要求に応答し第1テーブルまたは
第2テーブルに割当てられているRAM値が全て出力さ
れる。
【0040】なお、出力されるRAM値はスイッチ入力
値(一部説明を省略)、A/D値、CPU21のROM
コード(プログラムNo.がROMに割当ててあるも
の)、これまでの検査にて格納された検査結果のRAM
値等である。また、2つのテーブルを備えているのは、
スイッチ入力等のON/OFFで2つの状態にてRAM
値の確認が必要なものとROMコードのように1回デー
タを確認すればよいものとがあるため、検査テスタにて
まずスイッチのON/OFFを設定し第1テーブルのデ
ータを要求しRAM値を確認した後、スイッチの状態を
反転させて第2テーブルのデータを要求するためであ
る。ここで、テーブルを1つにして2回共同じデータを
要求してもよいが無駄なデータを通信する分だけ検査時
間が長くなってしまう。また、1つのテーブルを用い先
頭から幾つのデータを通信するか検査テスタから指定で
きるようにしてもよい。このときには、図9に示すよう
に、2回読取る必要のあるものはテーブルの読始めの方
に設定するのが望ましい。
【0041】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されている検
査テスタ100のマイクロコンピュータ110内のCP
U111における製品良否判定の処理手順を示す図10
のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】図10において、まず、ステップS601
でエントリ条件が設定され通信回路170を介して検査
モード突入が要求される。このエントリ条件としては、
図2のステップS102で述べたECU10における通
常制御ではあり得ない条件である。次にステップS60
2に移行して、検査モードに突入後、ECU10側でR
AMチェック、ROMチェックが完了を示す出力#10
信号がONとなるまで待ってステップS603に移行す
る。ステップS603では、ECU10側で#10端子
がONされた後、各種入力スイッチの状態に応じて出力
をON/OFFさせる出力チェック処理(図4参照)が
実行されているので該当スイッチをON/OFFさせ、
該当する出力端子の電圧が測定される。
【0043】次にステップS604に移行して、出力電
圧が正常であるかが判定される。ステップS604の判
定条件が成立、即ち、ステップS603で測定された電
圧の全てが予め設定された電圧のそれぞれの規格内であ
れば正常であるとしステップS605に移行し、断線検
出ポートチェック(図6参照)、GN波形モニタ(図7
参照)の設定が行われる。次にステップS606に移行
して、通信回路170を介してRAM値の出力要求が行
われる。次にステップS607に移行して、全てのRA
M値が取込まれる。次にステップS608に移行して、
RAM値が正常であるかが判定される。ステップS60
8の判定条件が成立、即ち、ステップS607で取込ま
れた全てのRAM値が予め決められた規格内にあるとき
にはステップS609に移行し、ECU10が正常であ
るとして本ルーチンを終了する。
【0044】一方、ステップS604の判定条件が成立
せず、即ち、ステップS603で測定された電圧のうち
1つでも規格外であるとき、またはステップS608の
判定条件が成立せず、即ち、ステップS607で取込ま
れたRAM値のうち1つでも規格外であるときにはステ
ップS610に移行し、ECU10が異常であるとして
本ルーチンを終了する。
【0045】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されている検
査テスタ100のマイクロコンピュータ110内のCP
U111における出力チェックの処理手順を示す図11
のフローチャートに基づいて説明する。なお、この出力
チェックルーチンは、図4に示すECU10側の出力チ
ェックルーチンに連動し検査テスタ100側で操作され
る。
【0046】図11において、ステップS701では、
出力チェック移行直後における検査テスタ100側の設
定は、エアコンスイッチAC、ブレーキスイッチSTP
共にOFFであるため、図4に示すECU10側の出力
チェックルーチンでエアコンスイッチACがOFF設定
であるときの全ての出力端子の電圧が測定される。次に
ステップS702に移行して、エアコンスイッチACが
ONとされた後、ステップS703に移行し、#20端
子におけるフライバック電圧が測定される。ここで、フ
ライバック電圧とはコイル負荷のON→OFF時に発生
する逆起電力であり、このフライバック電圧を測定する
ことによってECU10側の出力Tr(トランジスタ)の
保護回路(フライバック電圧吸収回路)の良否が判定で
きるのである。次にステップS704に移行して、図4
に示すECU10側の出力チェックルーチンでエアコン
スイッチACがON設定であるときの全ての出力端子の
電圧が測定される。次にステップS705に移行して、
エアコンスイッチACがOFFとされた後、ステップS
706に移行し、#20端子におけるフライバック電圧
が測定される。
【0047】次にステップS707に移行して、測定値
が正常であるかが判定される。ステップS707の判定
条件が成立、即ち、全ての電圧測定値が予め決められた
規格内にあるときにはステップS708に移行し、ブレ
ーキスイッチSTPがONとされた後、ステップS70
9に移行し、後述の断線検出ポートチェック及びGN波
形モニタ処理が実行され本ルーチンを終了する。一方、
ステップS707の判定条件が成立せず、即ち、電圧測
定値のうち1つでも規格外であるときにはステップS7
10に移行し、ECU10が異常であるとして本ルーチ
ンを終了する。
【0048】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる電子制御ユニット検査システムで使用されている検
査テスタ100のマイクロコンピュータ110内のCP
U111における断線検出ポートチェック及びGN波形
モニタの処理手順を示す図12のフローチャートに基づ
き、図13を参照して説明する。ここで、図13は図1
2の断線検出ポートチェック及びGN波形モニタ処理で
用いられているパターン内容を示すテーブルである。な
お、この断線検出ポートチェック及びGN波形モニタル
ーチンは、図5に示すECU10側の断線検出ポートチ
ェック及びGN波形モニタルーチンに同期し検査テスタ
100側で動作される。また、本ルーチンにおけるステ
ップS801〜ステップS807までの各ステップ間で
GN波形モニタ処理が確実に終了されるためには、2周
期分(機関回転数NE=600〔rpm〕では200
〔ms〕)の時間が必要であり、各ステップは100
〔ms〕間隔(図示略)にて実行される。
【0049】図12において、ステップS801では、
機関回転数NE=600〔rpm〕に設定され、全負荷
接続(パターン1)とされる。この全負荷接続(パター
ン1)とは、図13に示すように、想定される負荷1〜
5が全接続状態のときである。次にステップS802に
移行して、エアコンスイッチACがONとされ、ECU
10側にポート値読込み要求が行われ、このときの結果
がECU10側のマイクロコンピュータ20内のRAM
23に記憶される(図5のステップS404参照)。次
にステップS803に移行して、負荷半数オープン(パ
ターン2)とされる。この負荷半数オープン(パターン
2)では、図13に示すように、想定される負荷1〜5
のうち負荷2,4がオープン状態とされる。なお、各負
荷のオープンのパターンとしては、はんだブリッジを考
慮し交互に設定されている。
【0050】次にステップS804に移行して、エアコ
ンスイッチACがOFFとされ、ECU10側にポート
値読込み要求が行われ、このときの結果がECU10側
のマイクロコンピュータ20内のRAM23に記憶され
る(図5のステップS413参照)。次にステップS8
05に移行して、負荷半数オープン(パターン3)とさ
れる。この負荷半数オープン(パターン3)では、図1
3に示すように、想定される負荷1〜5のうち負荷1,
3,5がオープン状態とされる。次にステップS806
に移行して、エアコンスイッチACが再びONとされ、
ECU10側にポート値読込み要求が行われ、このとき
の結果がECU10側のマイクロコンピュータ20内の
RAM23に記憶される(図5のステップS416参
照)。次にステップS807に移行して、ECU10側
に入力チェック要求が行われ、上述の図8のECU10
側による入力チェック処理の結果を出力させるようにし
て本ルーチンを終了する。
【0051】このように、本実施例の電子制御ユニット
検査システムは、ECU10のマイクロコンピュータ2
0で実行されるプログラムやデータを格納したROM2
2の記憶内容、各種データを格納するRAM23、入力
回路40及び出力回路60の動作状態を検査する図2、
図3、図4及び図5のプログラムを用いてECU10側
にて達成される検査手段と、前記検査手段で複数の検査
対象に対して実行された検査結果をRAM23内に格納
するECU10側にて達成される格納手段と、前記格納
手段によるRAM23内の検査結果をまとめて出力する
図8のプログラムを用いてECU10側にて達成される
出力手段と、前記出力手段による出力内容に基づきEC
U10の良否を判定する図10、図11及び図12のプ
ログラムを用いて検査テスタ100側にて達成される判
定手段とを具備するものである。
【0052】つまり、ECU10における複数の検査対
象としてのROM22の記憶内容、RAM23、入力回
路40及び出力回路60の動作状態に対する検査が実行
され、この検査結果はRAM23内に格納され、ECU
10側からまとめて検査テスタ100側に出力され、検
査テスタ100にてその出力内容に基づきECU10の
良否が判定される。即ち、ECU10における複数の検
査対象に対する検査結果は、一旦、RAM23内に格納
され、通信回路70を利用することでまとめて検査テス
タ100側に出力される。これにより、ECU10の検
査時間が短縮され検査効率が向上される。
【0053】また、本実施例の電子制御ユニット検査シ
ステムは、ECU10にて達成される検査手段が最初に
RAM23自身の検査を実行するものである。つまり、
RAM23が不良であるときには他の検査対象に対する
検査結果を幾ら格納しても信頼性がないのである。この
ため、最初にRAM23自身の検査が実行されること
で、RAM23不良の際のECU10の検査時間の無駄
がなくなると共に、この後、RAM23内に格納される
検査対象に対する検査結果の信頼性が向上される。
【0054】そして、本実施例の電子制御ユニット検査
システムは、ECU10にて達成される検査手段がRA
M23自身の検査に際し、所定アドレスのRAM23の
値をそのアドレスに含まれる関連データと共に順次、R
AM23内から一時的に別の場所に移し、検査完了の
後、RAM23の値及び関連データをアドレスに対応さ
せRAM23内に戻すものである。つまり、RAM23
自身の検査において、RAM23の記憶領域における各
値を破壊することなくかつ、そのアドレスに含まれる関
連データとしてスタック値等も破壊されることがない。
これにより、検査テスタ100側によるECU10側の
検査モードへのエントリ条件の設定回数を減らすことが
できるため、その分だけ検査時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムの全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムで使用されているEC
Uのマイクロコンピュータ内のCPUにおける製品良否
判定の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムで使用されているEC
Uのマイクロコンピュータ内のCPUにおけるRAMチ
ェックの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムで使用されているEC
Uのマイクロコンピュータ内のCPUにおける出力チェ
ックの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムで使用されているEC
Uのマイクロコンピュータ内のCPUにおける断線検出
ポートチェック及びGN波形モニタの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムの断線検出ポートチェ
ック処理における断線検出のポート値を得るための回路
構成を示すブロック図及びそれに対応する回路状態を示
すテーブルである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムのGN波形モニタ処理
におけるGN波形を得るための信号の流れを示すブロッ
ク図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る電子制御ユニット検査システムで使用されているEC
Uのマイクロコンピュータ内のCPUにおける入力チェ
ックの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図9は図8で用いられているRAM値内容を
示すテーブルである。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる電子制御ユニット検査システムで使用されている
検査テスタのマイクロコンピュータ内のCPUにおける
製品良否判定の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる電子制御ユニット検査システムで使用されている
検査テスタのマイクロコンピュータ内のCPUにおける
出力チェックの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図12は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる電子制御ユニット検査システムで使用されている
検査テスタのマイクロコンピュータ内のCPUにおける
断線検出ポートチェック及びGN波形モニタの処理手順
を示すフローチャートである。
【図13】 図13は図12で用いられているパターン
内容を示すテーブルである。
【符号の説明】
10 ECU(電子制御ユニット) 20 マイクロコンピュータ 21 CPU 22 ROM 23 RAM 40 入力回路 60 出力回路 70 通信回路 100 検査テスタ 170 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA00 AA07 AB02 AC03 AD05 AE08 AE12 AH01 2G036 AA22 AA26 AA27 BA36 CA01 5L106 DD24 DD25 9A001 BB03 BZ02 EZ05 KK37 LL05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御ユニットのマイクロコンピュー
    タで実行されるプログラムやデータを格納したROM
    (Read Only Memory:読出専用メモリ)の記憶内容、各
    種データを格納するRAM(Random Access Memory:書
    換自在なメモリ)、入力回路及び出力回路の動作状態を
    検査する検査手段と、 前記検査手段で複数の検査対象に対して実行された検査
    結果を前記RAM内に格納する格納手段と、 前記格納手段による前記RAM内の検査結果をまとめて
    出力する出力手段と、 前記出力手段による出力内容に基づき前記電子制御ユニ
    ットの良否を判定する判定手段とを具備することを特徴
    とする電子制御ユニット検査システム。
  2. 【請求項2】 前記検査手段は、最初に前記RAM自身
    の検査を実行することを特徴とする請求項1に記載の電
    子制御ユニット検査システム。
  3. 【請求項3】 前記検査手段は、前記RAM自身の検査
    に際し、所定アドレスのRAMの値を前記アドレスに含
    まれる関連データと共に順次、前記RAM内から一時的
    に別の場所に移し、検査完了の後、前記RAMの値及び
    前記関連データを前記アドレスに対応させ前記RAM内
    に戻すことを特徴とする請求項2に記載の電子制御ユニ
    ット検査システム。
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